JP2009083803A - 建設機械におけるフロントグリル - Google Patents
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Abstract
【課題】機体前部にエンジンルームを設けると共に、エンジンルームの前方に作業装置を配した建設機械において、エンジンルームの前面の開口をフロントグリルで覆蓋するにあたり、エンジンルーム内のラジエータ等のメンテナンスを容易に行えるようにする。
【解決手段】フロントグリル13を、左右の扉体15L、15Rを用いて構成すると共に、該左右の扉体15L、15Rの左右外方側を、エンジンルーム4前面の開口4aの左右外縁部に開閉揺動自在に支持せしめて、両開き状態で開口4aを開閉する構成にした。
【選択図】図2
【解決手段】フロントグリル13を、左右の扉体15L、15Rを用いて構成すると共に、該左右の扉体15L、15Rの左右外方側を、エンジンルーム4前面の開口4aの左右外縁部に開閉揺動自在に支持せしめて、両開き状態で開口4aを開閉する構成にした。
【選択図】図2
Description
本発明は、ブルドーザ等の建設機械におけるフロントグリルの技術分野に属するものである。
建設機械のなかには、例えばブルドーザのように、機体前部にエンジンルームを設けると共に、該エンジンルームの前方にドーザ等の作業装置を装着したものがある。この様な建設機械では、一般的に、エンジンルームの前面にはフロントグリルが取り付けられていて、該グリルに形成された通風孔を通って、エンジンルーム内に収納されたエンジンやラジエータを冷却する冷却風が流通できるようになっている。
ところで、前記ブルドーザのようにエンジンルームの前方にドーザ等の作業装置が装着されているものでは、掘削や押土等の作業に伴い飛散する砂塵等によってラジエータのフィンが目詰まりしやしく、度々の清掃が必要となるが、該ラジエータの清掃は、前記フロントグリルを取外して行うことになる。
そこで、従来、フロントグリルを、清掃や点検等のメンテナンス時に取外すことができるように、ボルトによって機体側に着脱自在に取り付けたものが知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。
特開平2−259394号公報
実開平4−40122号公報
ところで、前記ブルドーザのようにエンジンルームの前方にドーザ等の作業装置が装着されているものでは、掘削や押土等の作業に伴い飛散する砂塵等によってラジエータのフィンが目詰まりしやしく、度々の清掃が必要となるが、該ラジエータの清掃は、前記フロントグリルを取外して行うことになる。
そこで、従来、フロントグリルを、清掃や点検等のメンテナンス時に取外すことができるように、ボルトによって機体側に着脱自在に取り付けたものが知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。
しかるに、前記フロントグリルをボルトによって機体側に着脱する作業は、手間がかかる許りか、ブルドーザ等の建設機械に設けられるフロントグリルは重いため、該重いフロントグリルを上げ下げしてエンジンルーム前面に取付けたり取外したりする作業は重労働であって、作業性に劣るという問題があり、ここに本発明が解決しようとする課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、機体前部にエンジンルームを設けると共に、該エンジンルームの前方に作業装置を配してなる建設機械において、前記エンジンルームの前面を開口し、該開口をフロントグリルで覆蓋するにあたり、該フロントグリルを、開口の左右外縁部に開閉揺動自在に支持されて両開き状態で開口を開閉する左右の扉体を用いて構成したことを特徴とする建設機械におけるフロントグリルである。
請求項1の発明とすることにより、メンテナンス時等においてエンジンルーム前面の開口を開閉する場合には、フロントグリルを構成する左右の扉体を開閉すれば良いことになり、而して、簡単且つ軽い操作でエンジンルーム前面の開口を開閉できることになって、作業性の向上に大きく貢献できる。しかも、フロントグリルを一枚の扉体を用いて構成した場合と比して、開閉時におけるエンジンルーム前面からの左右の扉体の突出量を約半分にすることができるから、エンジンルームの前方に作業装置が配されていても、該作業装置と左右の扉体とが干渉してしまうこを回避でき、而して、作業装置が扉体の開閉の邪魔になったり、扉体が作業装置に当接して損傷してしまうような不具合を、確実に回避することができる。
次に、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図において、1はブルドーザの機体本体であって、該機体本体1は、クローラ式の走行装置2、運転室3、エンジンルーム4等を備えて構成されるが、該エンジンルーム4は、機体本体1の前部に設けられていると共に、エンジンルーム4の前方には、機体本体1側に上下揺動自在に支持されるCフレーム5を介して、ブレード(本発明の作業装置に相当する)6が装着されている。そして、該ブレード6は、昇降シリンダ7の伸縮作動に基づいてCフレーム5と一体的に昇降すると共に、ブレード6とCフレーム5とはヒンジ部8を介して連結されていて、アングルシリンダ9の伸縮作動に基づくアングル作動、チルドシリンダ(図示せず)の伸縮作動に基づくチルド作動も行えるように構成されている。
一方、10は前記エンジンルーム4に収納されるエンジンであって、該エンジン10の前方には、エンジン10により駆動される冷却ファン11が配され、さらに該冷却ファン11の前方には、冷却ファン11から供給される冷却風でエンジン冷却水を冷却するラジエータ12が配されている。さらに、該ラジエータ12の前方には、エンジンルーム4の前面に開設された開口4aを覆蓋するフロントグリル13が配されているが、該フロントグリル13は複数の通風孔14を有していて、前記ラジエータ12を冷却した冷却風が、フロントグリル13の通風孔14を通って機外に流出されるようになっている。
前記フロントグリル13は、略左右対称形状の左右二枚の扉体15L、15Rを用いて構成されている。これら扉体15L、15Rは、左右上下の枠体16に、上下方向に所定間隔を存する状態で複数の羽板17が組み込まれたものであって、これら羽板17間に形成される間隙が、前記冷却風が流通する通風孔14になっている。
前記各扉体15L、15Rは、左右外方側の枠体16が、上下のヒンジ軸18を介して、開口4aの左右外縁部に開閉揺動自在に支持されていて、開口4aを両開き状態で開閉するように構成されている。そして、これら扉体15L、15Rを開くことで、ラジエータ12の点検や清掃、或いはエンジンルーム4内に収納される各種エンジン関連の機器装置(図示せず)のメンテナンス等を行えるようになっている。
さらに、19は右側扉体15Rの上下部に設けられるラッチ装置であって、該ラッチ装置19は、図5に示す如く、開口4aの上下外縁部に固設された係止突起20に係脱自在に係止する一対のラッチ爪19a、19bを備えている。そして、これらラッチ爪19a、19bは、右側扉体15Rを閉じることに伴い上記係止突起20に係止して、図示しないバネの作用で右側扉体15Rを閉状態に保持する一方、該ラッチ爪19a、19bと係止突起20との係止は、操作ノブ19cを操作することで解除されるようになっている。而して、右側扉体15Rは、該右側扉体15Rを閉じればラッチ装置19により自動的に閉状態に保持される一方、操作ノブ19cを操作して上記ラッチ装置19による閉状態保持を解除すれば、右側扉体15Rを開くことができるようになっている。
さらにまた、閉状態の左側扉体15Lおよび右側扉体15Rの左右内方側枠体16同士は、固定ボルト21によって固定できるようになっている。而して、前記ラッチ装置19により閉状態に保持された右側扉体15Rに固定ボルト21を用いて左側扉体15Lを固定することで、該左側扉体15Lも閉状態に保持されるようになっている。
尚、図中、22は各扉体15L、15Rを開閉するときに作業員が把持する把手である。
尚、図中、22は各扉体15L、15Rを開閉するときに作業員が把持する把手である。
叙述の如く構成された本形態において、エンジンルーム4は、機体本体1の前部に設けられていると共に、該エンジンルーム4の前面は開口4aしており、そして該開口4aは、通風孔14を有するフロントグリル13によって覆蓋されているが、該フロントグリル13は、左右の扉体15L、15Rを用いて構成されていると共に、これら左右の扉体15L、15Rは、左右外方側の枠体16が開口4aの左右外縁部にヒンジ軸18を介して開閉揺動自在に支持されていて、両開き状態で開口4aを開閉することになる。
この結果、メンテナンス時等にエンジンルーム4前面の開口4aを開閉したい場合には、フロントグリル13を構成する左右の扉体15L、15Rを開閉すれば良いことになって、簡単且つ軽い操作で開口4aを開閉できることになり、而して、作業性の向上に大きく貢献できる。
しかもこの場合、フロントグリル13は、左右二枚の扉体15L、15Rを用いて構成されているから、フロントグリルを一枚の扉体を用いて構成した場合と比して、開閉時におけるエンジンルーム4前面からの扉体15L、15Rの突出量を約半分にすることができる。この結果、エンジンルーム4の前方に、ブレード6や該ブレード6をCフレーム5に連結するためのヒンジ部8が配されていても、これらブレード6やヒンジ部8と開閉する左右の扉体15L、15Rとが干渉してしまうことを回避でき、而して、ブレード6やヒンジ部8が扉体15L、15Rの開閉の邪魔になったり、扉体15L、15Rがブレード6やヒンジ部8に当接して損傷してしまうような不具合を、確実に回避できる。
しかもこの場合、フロントグリル13は、左右二枚の扉体15L、15Rを用いて構成されているから、フロントグリルを一枚の扉体を用いて構成した場合と比して、開閉時におけるエンジンルーム4前面からの扉体15L、15Rの突出量を約半分にすることができる。この結果、エンジンルーム4の前方に、ブレード6や該ブレード6をCフレーム5に連結するためのヒンジ部8が配されていても、これらブレード6やヒンジ部8と開閉する左右の扉体15L、15Rとが干渉してしまうことを回避でき、而して、ブレード6やヒンジ部8が扉体15L、15Rの開閉の邪魔になったり、扉体15L、15Rがブレード6やヒンジ部8に当接して損傷してしまうような不具合を、確実に回避できる。
尚、本発明は、上記実施の形態に限定されないことは勿論であって、扉体を閉状態に保持するラッチ装置としては、前記図5に示したラッチ装置に限定されることなく、種々の構造のものを適宜用いることができる。また、本実施の形態では、右側扉体はラッチ装置により閉状態に保持される一方、左側扉体は右側扉体にボルト止めすることで閉状態に保持される構成になっているが、左側扉体についても、ラッチ装置で閉状態に保持する構成にすることもできる。さらに、ラッチ装置以外の各種手段、例えば錠装置等を用いて扉体を閉状態に保持する構成にすることも、勿論できる。
さらにまた、本発明は、ブレードが装着されたブルドーザに限定されることなく、各種作業装置が装着された建設機械に実施できることは、勿論である。
さらにまた、本発明は、ブレードが装着されたブルドーザに限定されることなく、各種作業装置が装着された建設機械に実施できることは、勿論である。
4 エンジンルーム
4a 開口
6 ブレード
13 フロントグリル
15L 左側扉体
15R 右側扉体
18 ヒンジ軸
4a 開口
6 ブレード
13 フロントグリル
15L 左側扉体
15R 右側扉体
18 ヒンジ軸
Claims (1)
- 機体前部にエンジンルームを設けると共に、該エンジンルームの前方に作業装置を配してなる建設機械において、前記エンジンルームの前面を開口し、該開口をフロントグリルで覆蓋するにあたり、該フロントグリルを、開口の左右外縁部に開閉揺動自在に支持されて両開き状態で開口を開閉する左右の扉体を用いて構成したことを特徴とする建設機械におけるフロントグリル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007259427A JP2009083803A (ja) | 2007-10-03 | 2007-10-03 | 建設機械におけるフロントグリル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007259427A JP2009083803A (ja) | 2007-10-03 | 2007-10-03 | 建設機械におけるフロントグリル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009083803A true JP2009083803A (ja) | 2009-04-23 |
Family
ID=40657762
Family Applications (1)
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JP2007259427A Pending JP2009083803A (ja) | 2007-10-03 | 2007-10-03 | 建設機械におけるフロントグリル |
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-
2007
- 2007-10-03 JP JP2007259427A patent/JP2009083803A/ja active Pending
Patent Citations (1)
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