JP4309186B2 - 熱交換装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、産業機械又は車両の機関に用いられる熱交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、建設機械などの産業機械又は車両の機関には図4に示す熱交換装置が用いられている。この熱交換装置2の本体部3には、インタークーラ、オイルクーラ、及びラジエータ等の複数の熱交換器4が並列配置され、これらは一まとめに矩形状の枠体7に収納されている。この枠体7は、上枠体としてのカバー8、及び下枠体及び側枠体を形成するフレーム6からなる。
【0003】
上記本体部3の後部には、冷却ファン(図示せず)によって吸引される風をガイドするためのファンシュラウド10が取り付けられている。また、各熱交換器4同士の間の隙間等には、シール材12が配置されている。
【0004】
この熱交換装置2に収納される熱交換器4は、その上下部にタンク部16,17が形成され、上タンク部16の上面部及び下タンク部17の下面部にそれぞれ固定ピン14,15が設けられている。上記熱交換装置2では、固定ピン14,15にラバー13を介在させ、上部のカバー8及びフレーム6の下面部にそれぞれ設けられた孔部9に、各固定ピン14,15を突入させて、熱交換器4を枠体7に固定するいわゆるラバーマウント形態の取り付け構造が採用されている。そして、熱交換器4の上端部の前部と後部には、それぞれ孔部19が設けられたブラケット18が固定されている。
【0005】
塵埃等の付着により上記熱交換装置2の掃除を行う場合には、先ず熱交換器4の配管及びカバー8を外し、次に作業者は係止突起を有する工具としてのフックを用い、この係止突起を上記ブラケット18の孔部19に差し込んで引き上げ、熱交換器4を脱着する。このとき、フレーム6及びファンシュラウド10等は車体に残したままで、熱交換器4の脱着が可能である。
【0006】
このように、上記熱交換装置2では、熱交換器4の脱着及び装着が行える形態を採用し、装置を分解して掃除等が行なえるようにしている。なお、特許文献1、特許文献2についても、建設機械等の機関に用いられる熱交換装置の取付け構造についての記載がある。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−38037号公報
【特許文献2】
特開2001−317356号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記熱交換装置2は機関に装備する必要から比較的スペースに制約されるものであり、特に個々の熱交換器4が並列に配置された熱交換装置では、各熱交換器間のスペースが狭く、加えてラバーマウント形態ではカバー8とフレーム6で上下部から挟んで固定する構造であるため、ブラケット18の取り付け場所及びその高さが十分取れないなどの制約があり、またブラケット18の取り付けの製造工程及びその費用も無視できない等の問題があった。また、特許文献1のラジエータの取り付け構造はブラケットを用いる形態であり、特許文献2には固定ボルトを用いたラジエータの取り付け構造が記載されているが、何れも脱着に関する形態について格別の便宜が図られたものではない。
【0009】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、省スペース化が図られるとともに経済性にも優れた熱交換装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
以上の技術的課題を解決するため、本発明に係る熱交換装置は、図1に示すように、上枠体8、下枠体及び側枠体からなる矩形状の枠体7内に収納される一又は複数種類の熱交換器4を、その上面部に突出形成された固定ピン34を上記上枠体8に設けた孔部9に突入させて固定する熱交換装置において、上記固定ピン34に、上記熱交換器4を引き抜いて脱着する工具を係止させる横向きの貫通孔36を設けた構成である。
【0011】
本発明に係る熱交換装置は、上記固定ピン34に設けた貫通孔36の直径を6mm以上の円形孔とした構成である。
【0012】
また、本発明に係る熱交換装置は、上記固定ピン34と上記上枠体8の孔部9との間にラバー13を介在させる一方、上記熱交換器4の下面部に固定ピン15を突出形成し、この固定ピン15にラバー13を介在させ上記下枠体に設けた孔部にこの固定ピン15を突入した構成である。
【0013】
本発明に係る熱交換装置は、上記上枠体8を除く他の枠体をそのまま固定した状態で、上記熱交換器4を引き抜いて脱着できる構成である。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る熱交換装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
この熱交換装置32の基本的な構造は上記図4に示す熱交換装置2と同様であり、同一の符号を付してここでの詳細な説明は省略する。
【0015】
この熱交換装置32は図1に示すように、産業機械或いは車両の機関等に用いられ、カバー8、フレーム6からなる矩形状の枠体7の内部には、インタークーラ、オイルクーラ、ラジエータ等の複数種類の個々の熱交換器4が横並びに並列配置されている。この枠体7の後部には冷却ファン(記載せず)によって吸引される風をガイドするためのファンシュラウド10が取り付けられている。また、各熱交換器4同士の間の隙間等には、シール材12が配置されている。
【0016】
図2は、上記熱交換装置32に収納される熱交換器4を示したものである。この熱交換器4は、上下部にタンク部16,17が設けられ、これらの間には放熱フィンが設けられたコア部42が形成されている。上タンク部16の上面部には左右の箇所にそれぞれ固定ピン34が突出形成されている。このように固定ピン34を2箇所に設けたのは、熱交換器4の固定を安定させるためである。さらに、各固定ピン34には前後向きに貫通した係止孔36が設けられている。この係止孔36は、ドリル等の穿孔器具を用いて開設する。
【0017】
下部のタンク部17にも、その下面部の左右の箇所にそれぞれ固定ピン15が突出形成されている。また、各タンク部16,17にはそれぞれホースの接続部46,47が設けられている。
【0018】
図3も同様に、上記熱交換装置32に収納される熱交換器4を示したものである。この熱交換器4は、上タンク部16の上面部の中央に冷却液を充填するキャップ部44が設けられている。そして、このキャップ部44の左右の部位にそれぞれ固定ピン34が突出形成され、各固定ピン34には前後向きに貫通した係止孔36が設けられている。また、下部のタンク部17にも、その下面部の左右の箇所にそれぞれ固定ピン15が突出形成されている。
【0019】
上記係止孔36は、前後方向に向けた円形の孔であり、直径は6mmに形成されている。なお、この係止孔36の方向は、前後以外に左右方向であってもよいが、要は作業に便利な向きに形成する。また、係止孔36の直径は6mm以上の円孔とするのが好ましい。これは、熱交換器4を引き抜き脱着する際に、この係止孔36に突入して係止させる作業用のフックの係止突起の直径が、6mm程度或いはこれ以上あれば強度が十分確保でき、このフックを係止可能にするためである。
【0020】
さて、建設機械等の産業機械は、特に塵埃等の多い環境での作業が多く、熱交換装置32に付着する塵埃も多い。このため、定期的に熱交換装置32の清掃が行われる。この清掃の際には、先ず熱交換装置32の上部のカバー8を外し、各熱交換器4に取り付けられている配管を外して、熱交換器4を脱着する。このとき、ファンシュラウド10は装着したままでも熱交換器4の脱着は可能である。
【0021】
ここで、作業者は引き抜き作業用のフックの係止突起を、熱交換器4の固定ピン34の係止孔36に突入して係止させ、そのまま熱交換器4を吊り上げて抜き取る。このとき、固定ピン34は左右の2箇所に設けられているので、両方にフックを係止させて吊り上げると、バランスよく熱交換器4を持ち上げることができる。
【0022】
そして、この取り出した熱交換器4について、塵埃の除去掃除等を行う。この掃除を終えると、作業者は再度フックを用いて熱交換器4を吊り上げ、熱交換装置32の元の位置に戻す。この際、熱交換器4の下面部に設けた固定ピン15にラバー13を被着介在させてフレーム6の下面部に設けた孔部に差し込んで固定する。熱交換器4の上部の固定ピン14についてもラバー13を介在させ上部のカバー8に設けられた孔部9に、固定ピン14を突入させて、熱交換器4を枠体7に固定する。
【0023】
従って上記実施の形態によれば、熱交換装置に収納される熱交換器に、脱着用のブラケットを設ける必要はなく、スペースに制約される熱交換装置にあって省スペース化に貢献し、またブラケットの取り付けの製造工程及びその費用も軽減でき経済性にも優れる。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る熱交換装置によれば、枠体内に収納される一又は複数種類の熱交換器を固定する固定ピンに、引き抜き工具を係止させる貫通孔を設けた構成としたから、スペースに制約される熱交換装置にあって省スペース化に貢献し、また熱交換器の製造工程及びその費用も軽減でき経済性にも優れるという効果がある。
【0025】
また、本発明に係る熱交換装置によれば、固定ピンに設けた貫通孔の直径を6mm以上の円形孔としたから、引き上げ時の強度が十分に確保されるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る熱交換装置の分解斜視図である。
【図2】実施の形態に係り、熱交換装置に収納される一の熱交換器を示す図である。
【図3】実施の形態に係り、熱交換装置に収納される他の熱交換器を示す図である。
【図4】従来例に係る熱交換装置を示す図である。
【符号の説明】
4 熱交換器
7 枠体
8 上枠体(カバー)
9 孔部
13 ラバー
34 固定ピン
36 貫通孔(係止孔)

Claims (4)

  1. 上枠体、下枠体及び側枠体からなる矩形状の枠体内に収納される一又は複数種類の熱交換器を、その上面部に突出形成された固定ピンを上記上枠体に設けた孔部に突入させて固定する熱交換装置において、
    上記固定ピンに、上記熱交換器を引き抜いて脱着する工具を係止させる横向きの貫通孔を設けたことを特徴とする熱交換装置。
  2. 上記固定ピンに設けた貫通孔の直径を6mm以上の円形孔としたことを特徴とする請求項1に記載の熱交換装置。
  3. 上記固定ピンと上記上枠体の孔部との間にラバーを介在させる一方、上記熱交換器の下面部に固定ピンを突出形成し、この固定ピンにラバーを介在させ上記下枠体に設けた孔部にこの固定ピンを突入したことを特徴とする請求項1又は2に記載の熱交換装置。
  4. 上記上枠体を除く他の枠体をそのまま固定した状態で、上記熱交換器を引き抜いて脱着できることを特徴とする請求項1、2、又は3に記載の熱交換装置。
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