JP2007125912A - 作業車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業者が、前記走行機体の外側方から、前記注入側油管及び前記排出側油管の分離または接続作業を簡単に実行でき、前記オイルクーラの組立作業性及びメンテナンス作業性等を向上できるようにした作業車両を提供するものである。
【解決手段】走行機体にエンジン及び油圧式無段変速機等を搭載し、前記走行機体の前部シャーシに、前車輪と、前記油圧式無段変速機等の作動油を冷却するためのオイルクーラとを配置してなる作業車両において、前記前部シャーシの左右いずれか一方の外側方に、前記オイルクーラの注入側油管接続部及び排出側油管接続部を突出させ、前記オイルクーラの注入側油管接続部及び排出側油管接続部に、油管継ぎ手を介して、注入側油管及び排出側油管を着脱可能に連結しているものである。
【選択図】図10

Description

本発明は、農作業に使用されるトラクタ又は土木作業に使用されるホィルローダ等の作業車両に係り、より詳しくは、走行車輪に走行動力を伝達するための油圧式無段変速機等の油圧装置に関するものである。
従来、一般に、前記したトラクタ又はホィルローダ等の作業車両において、左右の走行車輪に動力伝達するに際しては、前記作業車両における走行機体に搭載したエンジンから動力伝達されるミッションケースの変速機構を介して左右の走行車輪に対して出力するように構成している。
この場合、従来の作業車両においては、その走行機体にクラッチハウジング及びミッションケースを配設し、このミッションケースに油圧式無段変速機及び変速ギヤ機構を設け、前記無段変速機に前記エンジンからの動力を入力し、前記無段変速機から前記変速ギヤ機構を介して前記走行車輪に動力伝達するという構成にしている (例えば、特許文献1参照)。また、前車輪を配置する前記走行機体の前部シャーシに、前記走行機体に搭載した前記無段変速機等の油圧機器の作動油を冷却するためのオイルクーラを配置する技術も公知である(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−211776号公報 特開2001−163064号公報
前記従来技術は、左右の前記前部シャーシの間にオイルクーラを配置し、前記オイルクーラに油圧ポンプを接続させる注入側油管と、前記オイルクーラに前記油圧機器を接続させる排出側油管とを、ラジエータの下方側を介して、当該ラジエータの前後方向に延設していたから、左右の前記前部シャーシの間に前記オイルクーラの油管接続部が組み付けられ、前記オイルクーラに前記注入側油管及び前記排出側油管を接続したり分離する作業が面倒であった。例えば左右の前記前部シャーシ間の前記オイルクーラを脱着する場合、作業者が前記前部シャーシの下から上向き姿勢になって前記注入側油管及び前記排出側油管の分離または接続作業を行う必要があり、前記オイルクーラを取外す際に、前記オイルクーラ内の作動油が前記作業者に漏下する等の問題がある。また、作業者が前記前部シャーシの上から前記オイルクーラを取外す場合、前記オイルクーラの上方側の前記前部シャーシに組み付けられている部品も取外す必要があった。
本発明の目的は、作業者が、前記走行機体の外側方から、前記注入側油管及び前記排出側油管の分離または接続作業を簡単に実行でき、前記オイルクーラの組立作業性及びメンテナンス作業性等を向上できるようにした作業車両を提供するものである。
前記目的を達成するため、請求項1に係る発明の作業車両は、走行機体にエンジン及び油圧式無段変速機等を搭載し、前記走行機体の前部シャーシに、前車輪と、前記油圧式無段変速機等の作動油を冷却するためのオイルクーラとを配置してなる作業車両において、前記前部シャーシの左右いずれか一方の外側方に、前記オイルクーラの注入側油管接続部及び排出側油管接続部を突出させ、前記オイルクーラの注入側油管接続部及び排出側油管接続部に、油管継ぎ手を介して、注入側油管及び排出側油管を着脱可能に連結しているものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の作業車両において、前記エンジンの前方のラジエータの前面に前記オイルクーラの蛇行形パイプ部を固設し、前記蛇行形パイプ部の両端側に前記注入側油管接続部及び排出側油管接続部を形成しているものである。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の作業車両において、前記前部シャーシの上下幅内に前記油管継ぎ手を配置し、前記前部シャーシの外側面に沿わせて、前記走行機体の後方に向けて、前記注入側油管及び排出側油管を延設しているものである。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の作業車両において、前記走行機体の側面から左右方向に向けて左右のステップフレームを突出し、前記前部シャーシと略同じ高さの前記ステップフレームに向けて前記排出側油管を延設し、前記オイルクーラに前記排出側油管を介して高圧用オイルフィルタを接続し、前記ステップフレームの下面側に前記高圧用オイルフィルタを配置しているものである。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の作業車両において、前記高圧用オイルフィルタを配置した側と反対側の前記ステップフレームの下側に低圧用オイルフィルタを配置し、前記低圧用オイルフィルタを設けた側と同じ側の前記エンジンの側面に油圧ポンプを配置し、前記低圧側オイルフィルタに低圧側油管を介して前記油圧ポンプを接続し、前記油圧ポンプを設けた側と同じ側の前記走行機体の側面に沿わせて前記低圧側油管を延設しているものである。
請求項1に係る発明によれば、走行機体にエンジン及び油圧式無段変速機等を搭載し、前記走行機体の前部シャーシに、前車輪と、前記油圧式無段変速機等の作動油を冷却するためのオイルクーラとを配置してなる作業車両において、前記前部シャーシの左右いずれか一方の外側方に、前記オイルクーラの注入側油管接続部及び排出側油管接続部を突出させ、前記オイルクーラの注入側油管接続部及び排出側油管接続部に、油管継ぎ手を介して、注入側油管及び排出側油管を着脱可能に連結しているものであるから、前記前部シャーシの外側面に前記注入側油管接続部及び排出側油管接続部を露出させるように配置でき、作業者が前記走行機体の外側方に位置して、前記走行機体の外側方から前記油管継ぎ手を着脱できる。そのため、前記注入側油管及び前記排出側油管の分離または接続作業を簡単に実行でき、前記オイルクーラの組立作業性及びメンテナンス作業性等を向上できるものである。
請求項2に係る発明によれば、前記エンジンの前方のラジエータの前面に前記オイルクーラの蛇行形パイプ部を固設し、前記蛇行形パイプ部の両端側に前記注入側油管接続部及び排出側油管接続部を形成しているものであるから、前記前部シャーシの上面側に前記ラジエータを介して前記オイルクーラを略直立状にコンパクトに配置でき、前記蛇行形パイプ部の支持手段として前記ラジエータを利用して前記オイルクーラの取付け構造を簡単に構成できるものである。
請求項3に係る発明によれば、前記前部シャーシの上下幅内に前記油管継ぎ手を配置し、前記前部シャーシの外側面に沿わせて、前記走行機体の後方に向けて、前記注入側油管及び排出側油管を延設しているものであるから、前記前部シャーシの外側面を利用して前記油管継ぎ手及び前記注入側油管及び排出側油管をコンパクトに設置でき、例えば前車輪の操舵機構等から離れた位置に前記注入側油管及び排出側油管を支持できるものである。
請求項4に係る発明によれば、前記走行機体の側面から左右方向に向けて左右のステップフレームを突出し、前記前部シャーシと略同じ高さの前記ステップフレームに向けて前記排出側油管を延設し、前記オイルクーラに前記排出側油管を介して高圧用オイルフィルタを接続し、前記ステップフレームの下面側に前記高圧用オイルフィルタを配置しているものであるから、前記走行機体の前後方向に向けて前記排出側油管を略直線的に延設でき、前記排出側油管の配管構造を簡単に構成できるものである。
請求項5に係る発明によれば、前記高圧用オイルフィルタを配置した側と反対側の前記ステップフレームの下側に低圧用オイルフィルタを配置し、前記低圧用オイルフィルタを設けた側と同じ側の前記エンジンの側面に油圧ポンプを配置し、前記低圧側オイルフィルタに低圧側油管を介して前記油圧ポンプを接続し、前記油圧ポンプを設けた側と同じ側の前記走行機体の側面に沿わせて前記低圧側油管を延設しているものであるから、前記走行機体の前後方向に向けて前記低圧側油管を略直線的に延設でき、前記低圧側油管の配管構造を簡単に構成できるものである。
以下、本発明の実施の形態を、作業車両としての農作業用トラクタに適用した場合の図面について説明する。図1はトラクタの側面図、図2は同走行機体の平面図、図3は同走行機体の後半部の拡大平面図、図4は同走行機体のステップフレームの周辺部の拡大平面図、図5はオペレータが操作するペダル等の斜視図、図6はミッションケース及びミッション前面ケースの断面側面図、図7はミッション前面ケースの前面説明図、図8は油圧回路図、図9は走行機体の低面図である。
図1乃至図2に示されるように、トラクタ1は、走行機体2を左右一対の前車輪3と同じく左右一対の後車輪4とで支持し、前記走行機体2の前部に搭載したエンジン5にて前記両後車輪4及び両前車輪3を駆動することにより、前後進走行するように構成されている。走行機体2は、前バンパ6及び前車軸ケース7を有するエンジンフレーム8と、エンジン5から出力された動力を継断するためのメインクラッチ9を有するクラッチハウジング10と、エンジン5の回転を適宜変速して前記両後車輪4及び両前車輪3に伝達するためのミッションケース11と、クラッチハウジング10にミッションケース11を連結するためのミッション前面ケース12と、クラッチハウジング10の外側面から外向きに突出するように着脱可能に装着される左右一対のステップフレーム13とからなる。
なお、エンジンフレーム8の後端側がエンジン5の左右外側面に連結されている。エンジン5の後面側にはクラッチハウジング10の前面側が連結されている。クラッチハウジング10の後面側には、ミッション前面ケース12を介してミッションケース11の前面側が連結されている。また、前車軸ケース7は、進行方向に貫通させたローリング軸276を介して、エンジンフレーム8に連結されている(図9参照)。したがって、左右の前車輪3の接地圧に差が生じた場合、前車軸ケース7がローリング軸276回りに回動し、左右の前車輪3が上下動して、左右の前車輪3の接地圧が略等しく維持されることになる。
エンジン5はボンネット14にて覆われる。また、クラッチハウジング10の上面には、操縦コラム15が立設されている。前記両前車輪3を左右に動かすことによってかじ取りするようにした操縦ハンドル16が操縦コラム15の上面側に配置されている。ミッションケース11の上面には、操縦座席17が配置されている。左右一対のステップフレーム13の上面には、平坦な床板18がそれぞれ設けられている。両前車輪3は、前車軸ケース7を介してエンジンフレーム8に取付けられている。また、両後車輪4は、図3にも示す如く、前記ミッションケース11に対して、当該ミッションケース11の外側面から外向きに突出するように着脱可能に装着される後車軸ケース11aを介して取付けられている。なお、両後車輪4の上面側は、左右のリヤフェンダ4aにて覆われている。
前記ミッションケース11の上面には、前記走行機体2の後部に連結される耕うん機等の作業機19を昇降動するための油圧式の作業機用昇降機構20が着脱可能に取付けられている。さらに、前記ミッションケース11の後側面には、作業機19に駆動力を伝えるためのPTO軸21が後向きに突出するように設けられている。作業機19は、ミッションケース11の後部に、一対の左右のロワーリンク22及び1本のトップリンク23からなる3点リンク機構24を介して連結されている。作業機用昇降機構20の左右のリフトアーム20aがリフトリンクを介して左右のロワーリンク22に連結され、作業機用昇降機構20を作動させた場合、作業機19が昇降動することになる。
ミッション前面ケース12の前側面には、後述する静油圧式無段変速機(HST)25が配置されている。静油圧式無段変速機25は、クラッチハウジング10の後部に内設されている。メインクラッチ9から後ろ向きに突出する主動軸26を介して、前記エンジン5の回転を無段変速機25に伝達し、次いで、無段変速機25からの出力を後述する副変速ギヤ機構59にて適宜変速して、前記両後車輪4及び両前車輪3に伝達することになる。一方、主動軸26からの前記エンジン5の回転は、PTO伝動軸62a及びPTOワンウェイクラッチ62bを介してPTO出力用減速ギヤ機構62に伝達され、そのPTO出力用減速ギヤ機構62にて適宜減速されて、PTO軸21に伝達されることになる。
次に、図4及び図5を参照して、操縦座席17のオペレータが操作する操縦部の構造を説明する。操縦座席17の前方の床板から突出する操縦コラム15より左方には、メインクラッチ9を切断作動するためのクラッチペダル31が配置されている。クラッチペダル31には、メインクラッチ9を切断させるクラッチ切り機構31aと、メインクラッチ9を接続状態に維持するクラッチ入りバネ31bとが連結されて、クラッチ入りバネ31bによってクラッチペダル31が初期位置に維持されることになる。
一方、操縦コラム15より右方には、左右の後車輪制動用ブレーキ機構32を作動させる単一のブレーキペダル33と単一の駐車ブレーキレバー34とが配置されている。ブレーキペダル33には、左右のブレーキロッド32aを介して左右の後車輪制動用ブレーキ機構32が連結されて、ブレーキペダル33の操作によってブレーキ機構32が作動し、左右の後車輪4が制動されることになる。また、駐車ブレーキレバー34の操作によってブレーキペダル33が踏込み位置に維持され、オペレータがブレーキペダル33から足を離しても、後車輪4の制動が継続されることになる。
なお、クラッチハウジング10の底部の外側には、ブレーキ操作軸受部261が鋳造加工にて一体的に形成されている。ブレーキ操作軸受部261には、ブレーキ操作軸262が回動自在に軸支されている(図6参照)。ブレーキペダル33にブレーキ操作軸262を介して左右のブレーキロッド32aを連結している。また、ブレーキ操作軸262にはクラッチペダル31のペダルアーム基部を回動可能に被嵌している(図5参照)。
また、操縦コラム15より右方には、無段変速機25の変速操作用トラニオンアーム35を作動させる前進ペダル36及び後進ペダル37と、前進ペダル36を操作位置に維持するクルーズレバー38とが配置されている。前進ペダル36及び後進ペダル37には、変速リンク機構35aを介してトラニオンアーム35が連結され、前進ペダル36または後進ペダル37の足踏み操作によって無段変速機25が前進側の変速動作または後進側の変速動作を行うことになる。
図6及び図7を参照して、クラッチハウジング10、ミッション前面ケース12、ミッションケース11の構造を説明する。クラッチハウジング10の内部は、前後に分割するようにハウジング内壁50にて仕切られて、クラッチハウジング10の内部にハウジング前室51及びハウジング後室52が形成されている。ミッション前面ケース12の内部は、前後に分割するように前面壁53にて仕切られて、ミッション前面ケース12の内部に前面ケース前室54及び前面ケース後室55が形成されている。ミッションケース11の内部は、前後に分割するようにミッション内壁56にて仕切られて、ミッションケース11の内部にミッション前室57及びミッション後室58が形成されている。
ハウジング後室52と前面ケース前室54とによって形成された閉鎖空間には、前面壁53の前側に配置された無段変速機25が内設されている。前面ケース後室55とミッション前室57とによって形成された閉鎖空間には、副変速ギヤ機構59及び前車輪駆動機構60が内設されている。ミッション後室58の内部には、後車輪用差動ギヤ機構61及びPTO出力用減速ギヤ機構62が内設されている。また、ハウジング後室52及び前面ケース前室54に無段変速機25が内設され、上述したミッション前面ケース12の前面壁53に無段変速機25が複数のボルトによって着脱可能に固設されている。
なお、ミッション前面ケース12の前面壁53には、前面ケース前室54と前面ケース後室55とを連通したPTO伝動用の貫通孔が形成されている。無段変速機25の後面側から後方の前面ケース後室55内にPTO駆動軸231が突出されている。前面ケース後室55の内部において、PTO駆動軸231の後端側が、PTO伝動軸62aの前端側に、カップリング232を介して、軸芯線方向に着脱可能に連結されている。
次に、無段変速機25の主変速構造について説明する。無段変速機25は、変速用油圧ポンプ63と、この油圧ポンプ63にて作動する変速用油圧モータ64とからなる(図7参照)。ハウジング前室51には、ハウジング内壁50の貫通穴50aを介して無段変速機25の変速入力軸65の前端側が突出されている。その変速入力軸65の前端側には、カップリング66を介して主動軸26が連結されている。前面ケース後室55の内部には、無段変速機25の主変速出力軸67が突出されている。その主変速出力軸67には、スプラインを介して主変速出力ギヤ68が被嵌されている。副変速ギヤ機構59のカウンタ軸69にはカウンタ入力ギヤ70が被嵌されている。主変速出力ギヤ68にはカウンタ入力ギヤ70が歯合されている。主変速出力軸67からの無段変速出力は、主変速出力ギヤ68及びカウンタ入力ギヤ70を介して、カウンタ軸69に伝えられることになる。
次に、副変速ギヤ機構59について説明する。カウンタ軸69には、副変速用1速(低速)カウンタギヤ71と、副変速用2速(中速)カウンタギヤ72とが一体的に形成されている。また、カウンタ軸69には、副変速用3速(高速)カウンタギヤ73がスプラインを介して被嵌されている。また、副変速ギヤ機構59には、1速カウンタギヤ71に噛合させる副変速用1速出力ギヤ74と、2速カウンタギヤ72に噛合させる副変速用2速出力ギヤ75と、3速カウンタギヤ73に噛合させる副変速用3速出力ギヤ76とが備えられている。副変速ギヤ機構59の副変速出力軸77には、1速出力ギヤ74及び3速出力ギヤ76が回転自在に被嵌されている。副変速出力軸77には、この軸線方向にスライド可能で一体的に回転する副変速スライダ78がスプラインを介して被嵌されている。2速出力ギヤ75が副変速スライダ78に一体的に形成されている。
したがって、副変速スライダ78を副変速シフタ79の操作によって移動させることにより、2速出力ギヤ75が2速カウンタギヤ72に噛合されることになる。一方、1速出力ギヤ74または3速出力ギヤ76には、1速用クラッチ爪80または3速用クラッチ爪81を介して副変速スライダ78が副変速レバー(図示省略)の操作にて選択的に連結される。即ち、副変速出力軸77の回転は、1速出力ギヤ74及び2速出力ギヤ75及び3速出力ギヤ76によって低速・中速・高速の3段階に変速されることになる。
一方、副変速出力軸77の後端側は、ミッション後室58に突出されている。また、副変速出力軸77の後端側には、後車輪用差動ギヤ機構61に回転力を伝えるためのピニオンギヤ82が一体的に形成されている。副変速出力軸77からの動力は、ピニオンギヤ82及び差動ギヤ機構61を介して左右の後車輪4に伝えられることになる。
次に、前車輪駆動機構60について説明する。副変速出力軸77の前端側には、四駆用小径ギヤ83及び四駆用大径ギヤ84を介して前車輪駆動機構60の前車輪用駆動取出し軸85が連結されている。前面ケース後室55に突出した前車輪用駆動取出し軸85の後端側には、回転自在に被嵌させる四駆用大径ギヤ84と、該四駆用大径ギヤ84を前車輪用駆動取出し軸85に係脱可能に係止するための前車輪用出力クラッチ86とが配置されている。なお、前車輪用駆動取出し軸85の中間部及び後端側は前面壁53に支持されている。
また、前車輪用駆動取出し軸85の前端側は、前面ケース前室54の内部に突出されている。前車輪用駆動取出し軸85の前端側には、第1自在軸継ぎ手250を介して前車輪用伝動軸88の後端側が連結されている。前車輪用伝動軸88の前端側が走行機体2の前側に向けて延長されて、前車輪用伝動軸88の前端側から前車軸ケース7を介して前車輪3に駆動力が伝えられることになる。前車輪用伝動軸88には、合成樹脂パイプ製のシャフトカバー89が被嵌され、前車輪用伝動軸88がシャフトカバー89にて保護されることになる。
図7に示されるように、無段変速機25と変速リンク機構35aとの間に後述する前車輪用駆動取出し軸85を配置している。即ち、油圧式無段変速機25は、正面視で走行機体2の右側方に向けて傾斜させてミッション前面ケース12に固設しているから、油圧式無段変速機25の右側面と変速リンク機構35aとの間のミッション前面ケース12に、前車輪用駆動取出し軸85を設置するためのスペースを簡単に確保できる。
したがって、進行方向に向かって走行機体2の右側に配置された変速リンク機構35aと、油圧式無段変速機25の右側に配置したトラニオンアーム35の下端側とを、互いに接近させて、クラッチハウジング10の右側壁を挟んで対向させて配設できる。且つ、油圧式無段変速機25の右側面とトラニオンアーム35の上端側とを互いに接近でき、油圧式無段変速機25にトラニオンアーム35を支持するためのトラニオン軸を短尺に形成できることになる。
なお、鋳物製のクラッチハウジング10の底部のカバー挿入孔258に、シャフトカバー89の一端側の蛇腹形挿入部を着脱可能に係止する一方、前車軸ケース7の後面側の入力軸ケース7aに、合成ゴム製ブーツ255を介してシャフトカバー89の他端側を連結している。したがって、上述した前車輪用駆動取出し軸85から前車軸ケース7に、シャフトカバー89内の前車輪用伝動軸88を介して前車輪3への駆動力が伝えられることになる。
図8は本実施形態のトラクタ1の油圧回路200を示し、後述するように、エンジン5の回転力により作動する作業機用油圧ポンプ94及びチャージ用油圧ポンプ95を備える。チャージ用油圧ポンプ95は、パワーステアリング用の操向制御弁201を介して操縦ハンドル16によるパワーステアリング用の複動式の操向油圧シリンダ202に接続する。また、作業機用油圧ポンプ94は、作業機用昇降機構20における単動式の昇降油圧シリンダ203に作動油を供給するための昇降用油圧切換弁204に接続している。
したがって、オペレータがポジションレバー205を操作して、昇降用油圧切換弁204を切換えて、昇降油圧シリンダ203を作動させ、リフトアーム20aを回動させることにより、ロワーリンク22を介して作業機19が上昇または下降されることになる。
図8に示すように、上述した油圧無段変速機25の可変容量形の変速用油圧ポンプ63と、この油圧ポンプ63から吐出される高圧の作動油にて作動する定容量形の変速用油圧モータ64とは、閉ループ油路207を介してそれらの吸入側及び吐出側が接続されている。変速入力軸65を介して駆動される変速用油圧ポンプ63の斜板208を、前進ペダル36または後進ペダル37または主変速レバー(図示省略)にて角度調節することにより、変速用油圧モータ64を介して駆動される主変速出力軸67の回転数が変更されることになる。
上述した油圧回路200には、図8に示すように、リリーフ弁や流量調整弁、チェック弁、オイルクーラ、オイルフィルタ等を備えている。作業機用油圧ポンプ94及びチャージ用油圧ポンプ95の吸入側には、低圧ラインフィルタ209を介して、作動油タンクとしてのミッションケース11の内部のストレーナ210を接続させる。チャージ用油圧ポンプ95の吐出側には、パワーステアリング用の操向制御弁201を配置したチャージ油路211が接続されている。チャージ油路211は、操向制御弁201、及びチェック弁212,213等を介して、閉ループ油路207に接続される。エンジン5を作動中、チャージ用油圧ポンプ95からの作動油が閉ループ油路207に常に補充されることになる。
パワーステアリング用の操向制御弁201のタンクポート側と閉ループ油路207とは、チャージ油路211によって接続されている。操向制御弁201と閉ループ油路207とを接続する途中のチャージ油路211中には、パイプ式オイルクーラ214と、当該オイルクーラ214の下流側に接続される高圧ラインフイルタ215とが配置されている。高圧ラインフイルタ215の下流側と、チェック弁212,213との間のチャージ油路211を、リリーフ弁216を介してミッションケース11に接続させている。チャージ用油圧ポンプ95から閉ループ油路207に供給するためのチャージ油路211の作動油が余った場合、チャージ油路211の作動油がリリーフ弁216を介してミッションケース11に戻されることになる。
即ち、ミッションケース11の内部の作動油は、チャージ用油圧ポンプ95、パイプ式オイルクーラ214、高圧ラインフイルタ215、及びリリーフ弁216を介して、ミッションケース11の内部とチャージ油路211とに循環されることになる。したがって、ミッションケース11の内部の作動油は、チャージ油路211の途中のパイプ式オイルクーラ214によって適宜温度に冷却され、且つ高圧ラインフイルタ215によって除塵され、ミッションケース11の内部に戻されることになる。
図2に示されるように、上述した低圧ラインフイルタ209は、進行(前進)方向に向かって機体左側の左ステップフレーム13の下面側に、フィルタ取付フレーム217を介して着脱可能に配置されている。上述した高圧ラインフイルタ215は、進行(前進)方向に向かって機体右側の右ステップフレーム13の下面側に、フィルタ取付ブラケット218を介して着脱可能に配置されている。上述した作業機用油圧ポンプ94及びチャージ用油圧ポンプ95は、進行(前進)方向に向かって機体左側の左エンジンフレーム8近傍のエンジン5の外側面に配置したポンプケース219に内設されている。
一方、図2及び図11に示されるように、上述した操向制御弁201は、クラッチハウジング10の上面に配置したパワーステアリング用のユニットケース220に内設されている。チャージ油路211の一部を形成するための第1高圧配管221は、機体左側の左エンジンフレーム8に沿って延設されて、チャージ用油圧ポンプ95と操向制御弁201とに接続される。一方、作業機用油圧ポンプ94及びチャージ用油圧ポンプ95の吸込み側とミッションケース11とに接続した低圧配管222は、機体左側の左エンジンフレーム8等の走行機体2の左側に沿って延設されている。低圧配管222の延設途中には低圧フィルタ209が接続されている。
他方、図2及び図8に示されるように、エンジン5の前方のエンジンフレーム8の上面には、水冷用のラジエータ226が載置されている。ラジエータ226の前面には、パイプ式オイルクーラ214がボルト等によって着脱可能に配置されている。チャージ油路211の一部を形成するための第2高圧配管223、第3高圧配管224、第4高圧配管225が、進行方向に向かって機体右側の右エンジンフレーム8等の走行機体2の右側に沿って延設されている。第2高圧配管223は、操向制御弁201とパイプ式オイルクーラ214とに接続される。第3高圧配管224は、パイプ式オイルクーラ214と高圧ラインフイルタ215とに接続される。第4高圧配管225は、高圧ラインフイルタ215と無段変速機25(閉ループ油路207)とに接続される。
次に、図9乃至図15を参照して、本発明の実施形態を説明する。上述したエンジン5の前面部には冷却フアン227が配置され、当該冷却フアン227の吸気作用により、走行車体2の前側の外気が、パイプ式オイルクーラ214及びラジエータ226を介して、エンジン5側に取り込まれる。即ち、パイプ式オイルクーラ214及びラジエータ226等が、前記冷却フアン227によってオイルクーラ214の前側から取り込んだ外部からの空気によって冷却されることになる。
図14に示されるように、パイプ式オイルクーラ214は、オイルクーラ本体としての蛇行形パイプ部263と、当該蛇行形パイプ部263の両端に一端側を連結する注入側パイプ部264及び排出側パイプ部265とからなる。エンジンフレーム8の上面側のラジエータ設置台266の開口部267,268に、ラジエータ設置台266の上面側から下面側に向けて、注入側パイプ部264及び排出側パイプ部265の他端側を貫通している。注入側パイプ部264の他端側に、油管継ぎ手269を介して、第2高圧配管223を着脱可能に連結する。また、排出側パイプ部265の他端側に、油管継ぎ手270を介して、第3高圧配管224を着脱可能に連結する。なお、油管継ぎ手270は、3本のボルト及び1つのナットを利用した締結構造であるが、ワンタッチ着脱式のカップリング形継ぎ手にて形成してもよい。
上述した蛇行形パイプ部263の背面側には、横長の略平行な上取付フレーム271及び下取付フレーム272を固設し、ラジエータ設置台266に略垂直に立設したラジエータ226の前面に、各2本のボルト273にて、上取付フレーム271及び下取付フレーム272を締結する。また、横長の排出側パイプ部265に取付板274を固設し、ラジエータ226の前面の下部にボルト275にて取付板274を締結する。ラジエータ226の前面に5本のボルト273,275を介してパイプ式オイルクーラ214を着脱可能に配置している。
図10、図14、図15に示されるように、進行(前進)方向に向かって右側のエンジンフレーム8の外側面の近傍で、エンジンフレーム8の上下幅内に、各油管継ぎ手269,270と、第2高圧配管223及び第3高圧配管224とを配置している。即ち、上述した前車軸ケース7がローリング支点軸276を介してエンジンフレーム8に回動可能に配置され、左右の前車輪3の接地圧が略等しくなるように、エンジンフレーム8下端の左右のストッパ277の規制範囲内で前車軸ケース7を回動させる構造において、エンジンフレーム8の外側面にパイプ係止具278をボルト279にて着脱可能に固設し、パイプ係止具278に第2高圧配管223及び第3高圧配管224の延設途中部を支持させ、エンジンフレーム8の側面に沿わせて第2高圧配管223及び第3高圧配管224を延設している。
したがって、ストッパ277より高位置に、各油管継ぎ手269,270と、第2高圧配管223及び第3高圧配管224とが配置され、仮に前車軸ケース7が回動しても、第2高圧配管223及び第3高圧配管224に前車軸ケース7が当接することがない。前車軸ケース7及びエンジンフレーム8が、各油管継ぎ手269,270と、第2高圧配管223及び第3高圧配管224とを保護することになる。
上記の記載及び図2、図10、図14から明らかなように、走行機体2にエンジン5及び油圧式無段変速機25等を搭載し、走行機体2の前部シャーシとしてのエンジンフレーム8に、前車輪3と、油圧式無段変速機25等の作動油を冷却するためのオイルクーラ214とを配置してなる作業車両において、エンジンフレーム8の左右いずれか一方の外側方に、オイルクーラ214の注入側油管接続部としての注入パイプ部264及び排出側油管接続部としての排出側パイプ部265を突出させ、オイルクーラ214の注入パイプ部264及び排出側パイプ部265に、油管継ぎ手269,270を介して、注入側油管としての第2高圧配管223及び排出側油管としての第3高圧配管224を着脱可能に連結しているものであるから、エンジンフレーム8の外側面に注入パイプ部264及び排出側パイプ部265を露出させるように配置でき、作業者が走行機体2の外側方に位置して、走行機体2の外側方から油管継ぎ手269,270を着脱できる。そのため、第2高圧配管223及び第3高圧配管224の分離または接続作業を簡単に実行でき、オイルクーラ214の組立作業性及びメンテナンス作業性等を向上できる。
上記の記載及び図10、図14から明らかなように、エンジン2の前方のラジエータ226の前面にオイルクーラ214の蛇行形パイプ部263を固設し、蛇行形パイプ部263の両端側に注入パイプ部264及び排出側パイプ部265を形成しているものであるから、エンジンフレーム8の上面側に前記ラジエータ226を介してオイルクーラ214を略直立状にコンパクトに配置でき、蛇行形パイプ部263の支持手段としてラジエータ226を利用してオイルクーラ214の取付け構造を簡単に構成できる。
上記の記載及び図10、図15から明らかなように、エンジンフレーム8の上下幅内に油管継ぎ手269,270を配置し、エンジンフレーム8の外側面に沿わせて、走行機体2の後方に向けて、第2高圧配管223及び第3高圧配管224を延設しているものであるから、エンジンフレーム8の外側面を利用して油管継ぎ手269,270及び第2高圧配管223及び第3高圧配管224をコンパクトに設置でき、例えば前車輪3の操舵機構(操向油圧シリンダ202及びこれに接続した油圧ホース)等から離れた位置に第2高圧配管223及び第3高圧配管224を支持できる。
上記の記載及び図9、図10、図12から明らかなように、走行機体2の側面から左右方向に向けて左右のステップフレーム13を突出し、エンジンフレーム8と略同じ高さの前記ステップフレーム13に向けて第3高圧配管224を延設し、オイルクーラ214に第3高圧配管224を介して高圧用オイルフィルタとしての高圧ラインフィルタ215を接続し、ステップフレーム13の下面側に高圧ラインフィルタ215を配置しているものであるから、走行機体2の前後方向に向けて第3高圧配管224を略直線的に延設でき、第3高圧配管224の配管構造を簡単に構成できる。
上記の記載及び図2、図9、図11から明らかなように、高圧ラインフィルタ215を配置した側と反対側の前記ステップフレーム13の下側に低圧ラインフィルタ209を配置し、低圧ラインフィルタ209を設けた側と同じ側のエンジン5の側面のポンプケース219内にチャージ用油圧ポンプ95を配置し、低圧ラインフィルタ209に低圧側油管としての低圧配管222を介してチャージ用油圧ポンプ95を接続し、チャージ用油圧ポンプ95を設けた側と同じ側の走行機体2の側面に沿わせて低圧配管222を延設しているものであるから、走行機体2の前後方向に向けて低圧配管222を略直線的に延設でき、低圧配管222の配管構造を簡単に構成できる。
図10乃至図13を参照してオイルフィルタとしての高圧ラインフィルタ215の取付け構造を説明する。上述したステップフレーム13の後面側に側面視L形の取付け座板280の垂直端側を熔接にて固設する。ステップフレーム13から後方に向けて突出した取付け座板280の水平端側の下面に、フィルタ取付ブラケット218の略水平な上面をボルト281にて着脱可能に締結する。ステップとしてのステップフレーム13の下面側に、取付け座板280を介して、フィルタ取付ブラケット218の略水平な上面を連結している。
図13に示されるように、フィルタ取付ブラケット218の進行方向に向かって左側面の注入ポート282に、パイプジョイント283を介して、上述した第3高圧配管224の一端側を連結する。フィルタ取付ブラケット218の上面側の排出ポート284に、パイプジョイント285を介して、上述した第4高圧配管225の一端側を連結する。フィルタ取付ブラケット218の底部にドレンポート286を形成し、該ドレンポート286にボルト形ドレンキャップ287を着脱可能に螺着している。
図13に示されるように、高圧ラインフィルタ215は、第3高圧配管224からの作動油をろ過するための円筒形のフィルタ本体215aと、該フィルタ本体215aを内設するためのフィルタケース215bとからなる。フィルタ取付ブラケット218の略円形の正面側に、横向き姿勢のフィルタケース215bを着脱可能に螺着している。ステップフレーム13の略水平な下面と、フィルタ本体215aの円筒形の中心線とを、側面視で略平行に形成している。なお、走行機体2の前後方向の中心線に対し、フィルタ本体215aの円筒形の中心線が略平行になるように、フィルタケース215bにフィルタ本体215aを内設している(図10参照)。
フィルタ取付ブラケット218に固設したフィルタケース215bの底部よりドレンポート286が低い位置に配置されて、ドレンポート286からドレンキャップ287を離脱した場合、フィルタケース215b内の作動油がドレンポート286から流出することになる。したがって、フィルタ本体215aを交換する場合、フィルタケース215bを外す前に、フィルタケース215b内の作動油をドレンポート286から抜取ることによって、フィルタケース215bを外した際に、フィルタケース215b内の作動油が漏下することがない。また、フィルタ本体215aの交換作業と、フィルタケース215b内の作動油をドレンポート286から抜取る抜取り作業とを、ステップフレーム13の機外側方の略同じ場所で行える。前記交換作業と抜取り作業とを、作業者が殆ど移動することなく実行できる。作業者が前記抜取り作業を忘れて、前記交換作業が行われるのを防止できる。
図16に示されるように、注入側パイプ部264と油管継ぎ手269との間に、注入側バルブ288を接続する。また、排出側パイプ部265と油管継ぎ手270との間に、排出側バルブ289を接続する。油管継ぎ手269,270を取外す場合、先ず注入側バルブ288及び排出側バルブ289を閉状態に切換ることによって、油管継ぎ手269,270を取外しても、注入側パイプ部264または排出側パイプ部265からオイルクーラ214内の作動油が漏下しない。したがって、オイルクーラ214、または第2高圧配管223、または第3高圧配管224を分解する場合、オイルクーラ214からの作動油漏れを防止できるから、オイルクーラ214と、第2高圧配管223または第3高圧配管224とを簡単に分離でき、オイルクーラ214または各配管223,224の分解作業性を向上できる。
なお、上述した、蛇行形パイプ部263、注入側パイプ部264及び排出側パイプ部265は、銅合金または鉄合金またはアルミニューム合金等の熱伝導良好な金属パイプにて形成している。また、金属パイプにて形成した第1乃至第4高圧配管221,223,224,225、の直径に比べ、合成樹脂パイプまたは金属パイプまたはそれらの各パイプの組合せにて形成する低圧配管222の直径を約2倍以上の大きさに形成している。
トラクタの全体側面図である。 トラクタの走行機体の平面図である。 同走行機体の後半部の拡大平面図である。 同走行機体のステップフレームの周辺部の拡大平面図である。 オペレータが操作するペダル等の斜視図である。 ミッションケース及びミッション前面ケースの断面側面図である。 ミッション前面ケースの前面説明図である。 油圧回路図である。 走行機体の底面図である。 オイルクーラ及び高圧ラインフィルタ等の側面図である。 低圧ラインフィルタ及び高圧ラインフィルタ等の側方下方からの斜視図である。 低圧ラインフィルタ及び高圧ラインフィルタ等の後方上方からの斜視図である。 ステップフレーム及び高圧ラインフィルタ等の斜め後方上方からの斜視図である。 オイルクーラ等の斜め前方上方からの斜視図である。 オイルクーラ等の斜め前方下方からの斜視図である。 オイルクーラ及び油管継ぎ手等の側面図である。
符号の説明
2 走行機体
3 前車輪
5 エンジン
8 エンジンフレーム(前部シャーシ)
13 ステップフレーム
25 油圧式無段変速機
95 チャージ用油圧ポンプ
209 低圧ラインフィルタ(低圧用オイルフィルタ)
214 オイルクーラ
215 高圧ラインフィルタ(高圧用オイルフィルタ)
222 低圧配管(低圧側油管)
223 第2高圧配管(注入側油管)
224 第3高圧配管(排出側油管)
226 ラジエータ
263 蛇行形パイプ部
264 注入側パイプ部(注入側油管接続部)
265 排出側パイプ部(排出側油管接続部)
269,270 油管継ぎ手

Claims (5)

  1. 走行機体にエンジン及び油圧式無段変速機等を搭載し、前記走行機体の前部シャーシに、前車輪と、前記油圧式無段変速機等の作動油を冷却するためのオイルクーラとを配置してなる作業車両において、
    前記前部シャーシの左右いずれか一方の外側方に、前記オイルクーラの注入側油管接続部及び排出側油管接続部を突出させ、
    前記オイルクーラの注入側油管接続部及び排出側油管接続部に、油管継ぎ手を介して、注入側油管及び排出側油管を着脱可能に連結していることを特徴とする作業車両。
  2. 前記エンジンの前方のラジエータの前面に前記オイルクーラの蛇行形パイプ部を固設し、前記蛇行形パイプ部の両端側に前記注入側油管接続部及び排出側油管接続部を形成していることを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
  3. 前記前部シャーシの上下幅内に前記油管継ぎ手を配置し、前記前部シャーシの外側面に沿わせて、前記走行機体の後方に向けて、前記注入側油管及び排出側油管を延設していることを特徴とする請求項2に記載の作業車両。
  4. 前記走行機体の側面から左右方向に向けて左右のステップフレームを突出し、前記前部シャーシと略同じ高さの前記ステップフレームに向けて前記排出側油管を延設し、前記オイルクーラに前記排出側油管を介して高圧用オイルフィルタを接続し、前記ステップフレームの下面側に前記高圧用オイルフィルタを配置していることを特徴とする請求項3に記載の作業車両。
  5. 前記高圧用オイルフィルタを配置した側と反対側の前記ステップフレームの下側に低圧用オイルフィルタを配置し、前記低圧用オイルフィルタを設けた側と同じ側の前記エンジンの側面に油圧ポンプを配置し、前記低圧側オイルフィルタに低圧側油管を介して前記油圧ポンプを接続し、前記油圧ポンプを設けた側と同じ側の前記走行機体の側面に沿わせて前記低圧側油管を延設していることを特徴とする請求項4に記載の作業車両。
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