JP2011088571A - 作業車両のフロント補器の配置構成 - Google Patents
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Abstract
【課題】作業車両において、エンジンの前方にラジエータ、コンデンサ、オイルクーラバッテリ等の補器を配設するにあたり、バッテリを低位に配置し、冷却風による補器の冷却効果を高める。
【解決手段】ミッションケース2から前方へ延出している前側フレーム22には、その後側部にエンジンEを搭載し、その前側部にはラジエータ23、インタークーラ24、オイルクーラ25、コンデンサ26等の補器を配設し、前記前側フレーム22の前側端部に前方へ突出するように連設している凹状フレーム22d間にバッテリ21を落し込むように配設し、前記補器類の高さに比較してバッテリ21の高さを著しく低位になるように構成し、前記エンジンEと前記補器類との間に冷却ファン15を配設したことを特徴とする作業車両のフロント補器の配置構成とする。
【選択図】図2
【解決手段】ミッションケース2から前方へ延出している前側フレーム22には、その後側部にエンジンEを搭載し、その前側部にはラジエータ23、インタークーラ24、オイルクーラ25、コンデンサ26等の補器を配設し、前記前側フレーム22の前側端部に前方へ突出するように連設している凹状フレーム22d間にバッテリ21を落し込むように配設し、前記補器類の高さに比較してバッテリ21の高さを著しく低位になるように構成し、前記エンジンEと前記補器類との間に冷却ファン15を配設したことを特徴とする作業車両のフロント補器の配置構成とする。
【選択図】図2
Description
本発明は、乗用型作業車両のフロント補器の配置構成に関する。
作業車両のフロント補器の配置構成において、左右一対の機体フレーム上に配設されるエンジンの前方に組み付けられるフロント艤装品の取付構造であって、ラジエータ、シュラウド、バッテリ、コンデンサ、オイルクーラ等を取付プレート上に配設したものは、公知である(特許文献1)。
背景技術のものは、左右一対の機体フレーム上にはエンジンの前方に位置するようにラジエータ、シュラウド、バッテリ、コンデンサ、オイルクーラ等のフロント補器を組み付けるにあたり、機体フレーム上にラジエータ、シュラウド、コンデンサ、オイルクーラ等のフロント補器を取り付け、それら補器の前方にバッテリを配設し、補器の前側下半分を覆うように構成されている。従って、バッテリに邪魔されてこれら補器の下半分にはエンジンに流れる冷却風が当たりにくく、冷却効果が上がらないという不具合があった。そこで、本発明はこのような不具合を解消しようとするものである。
前述した課題を解決するために、次のように構成する。
請求項1の発明は、ミッションケース(2)から前方へ延出している前側フレーム(22)には、その後側部にエンジン(E)を搭載し、その前側部にはラジエータ(23)、インタークーラ(24)、オイルクーラ(25)、コンデンサ(26)等の補器を配設し、前記前側フレーム(22)の前側端部に前方へ突出するように連設している凹状フレーム(22d)間にバッテリ(21)を落し込むように配設し、前記補器類の高さに比較してバッテリ(21)の高さを著しく低位になるように構成し、前記エンジン(E)と前記補器類との間に冷却ファン(15)を配設したことを特徴とする作業車両のフロント補器の配置構成である。
請求項1の発明は、ミッションケース(2)から前方へ延出している前側フレーム(22)には、その後側部にエンジン(E)を搭載し、その前側部にはラジエータ(23)、インタークーラ(24)、オイルクーラ(25)、コンデンサ(26)等の補器を配設し、前記前側フレーム(22)の前側端部に前方へ突出するように連設している凹状フレーム(22d)間にバッテリ(21)を落し込むように配設し、前記補器類の高さに比較してバッテリ(21)の高さを著しく低位になるように構成し、前記エンジン(E)と前記補器類との間に冷却ファン(15)を配設したことを特徴とする作業車両のフロント補器の配置構成である。
請求項2の発明は、前記インタークーラ(24)とオイルクーラ(25)を正面視で前記冷却ファン(15)の回転中心から離れた周辺部に対向して配置し、インタークーラ(24)とオイルクーラー(25)との間を導風板(26)で仕切り、該導風板(26)の前側端部に風量調節用の調節ガイド板26aを設けたことを特徴とする請求項1に記載の作業車両のフロント補器の配置構成である。
請求項1の発明は、後側のインタークーラ(24)、オイルクーラ(25)、コンデンサ(26)等の補器に対して、前側のバッテリ(21)を著しく低い位置に配設しているので、バッテリ(21)の上面を通って冷却風の後方への流れを良くなり、インタークーラ(24)、オイルクーラ(25)、コンデンサ(26)の冷却効果を高めることができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明の前記効果に加えて、調節ガイド板26aを調節することにより、インタークーラ(24)側あるいはオイルクーラー(25)の冷却を必要とする側に多くの冷却風を送り、冷却効果を高めることができる。
以下、図面に基づいてこの発明を農業用トラクタに施した実施例について説明する。
トラクタTは、図1に示すように、車体前側部のボンネット1内にエンジンEを設け、エンジンEの回転動力をミッションケース2内の変速装置を経由して左右前輪3,3及び左右後輪4,4へ伝達している。
トラクタTは、図1に示すように、車体前側部のボンネット1内にエンジンEを設け、エンジンEの回転動力をミッションケース2内の変速装置を経由して左右前輪3,3及び左右後輪4,4へ伝達している。
また、前記ミッションケース2の後側上部には、作業機昇降用の油圧シリンダ(図示省略)を内装しているシリンダケース(図示省略)を設け、シリンダケースの後部にリフトアーム7,7を上下回動自在に軸架し、油圧シリンダのピストンの伸縮作動により、リフトアーム7,7を上下回動するように構成している。また、前記ミッションケース2の後側部には、上部リンクと左右下部リンクとからなる三点リンク機構(図示省略)を設けて、各種作業機を連結するように構成している。
また、エンジンEの後方には、ハンドルコラム(図示省略)を立設し、ハンドルコラムの上部にステアリングハンドル(図示省略)を軸支している。ミッションケース2の上側にはフロア(図示省略)を設け、フロア上には前進ペダル、後進ペダル、左右ブレーキペダル、クラッチペダル、アクセルペダルを設けている。
次に、図2〜図4に基づきボンネット2内の補器やバッテリ21の配置構成について説明する。
ミッションケース2の前側部から前側フレーム22を前方へ延出している。この前側フレーム22を左右フレーム22a,22bと、左右フレーム22a、22bの前側端部を連結する左右方向の連結フレーム22cとにより構成している。この前側フレーム22にはマスト(図示省略)を立設してボンネット1を開閉自在に取り付け、前側フレーム22の後側部にエンジンEを搭載している。前側フレーム22の前側部には、エンジンEの前方に位置するようにラジエータ23を設け、その前側上部にインタークーラ24を、その前下部にオイルクーラ25を設け、その前方にコンデンサ26を配設している。
ミッションケース2の前側部から前側フレーム22を前方へ延出している。この前側フレーム22を左右フレーム22a,22bと、左右フレーム22a、22bの前側端部を連結する左右方向の連結フレーム22cとにより構成している。この前側フレーム22にはマスト(図示省略)を立設してボンネット1を開閉自在に取り付け、前側フレーム22の後側部にエンジンEを搭載している。前側フレーム22の前側部には、エンジンEの前方に位置するようにラジエータ23を設け、その前側上部にインタークーラ24を、その前下部にオイルクーラ25を設け、その前方にコンデンサ26を配設している。
また、前側フレーム22の連結フレーム22cの前側部に左右方向同幅の凹状フレーム22dを前方へ突出するように一体的に連設し、この凹状フレーム22dに略同じ高さのバッテリ21を落し込むように載置し、凹状フレーム22dからバッテリ21が突出しないように配設している。そして、このバッテリ21の上にヘッドライト27、エアークリーナ28を配設し、凹状フレーム22dの前側部をフロントバンパ30で被覆している。また、エンジンEとラジエータ23の間には冷却ファン15を設けている。
しかして、冷却ファン15が回転すると、冷却ファン15の中心部には弱風が後方へ向けて流れ、冷却ファン15の周辺部には強風が後方へ向けて流れながら、ラジエータ23、インタークーラ24、オイルクーラ25、コンデンサ26等の補器を冷却し、エンジンEを冷却する。
前記構成によると、凹状フレーム22dにはバッテリ21を落し込むようにして低い位置に配設した、バッテリ21の上面をインタークーラ24、オイルクーラ25、コンデンサ26等の補器や冷却ファン15よりも低く配置することができ、冷却風の流れを良くなり、インタークーラ24、オイルクーラ25、コンデンサ26の冷却効果を高めることができる。
また、インタークーラ24、オイルクーラ25、コンデンサ26等を正面視で冷却ファン15の回転中心部から上下左右に離れた周辺部に対向配置することにより、冷却効果を高めることができる。
また、ラジエータ23の前方上部はキャビン14内に冷却用のインタークーラ24を配設し、前方下部には油圧装置のオイル冷却用のオイルクーラ25を配設し、このインタークーラ24とオイルクーラ25との間を、導風板26で仕切り、導風板26の前側端部に調節ガイド板26aを設け、冷却風を上方あるいは下方に案内し、冷却能力に余裕のある側の冷却風を少なく、冷却の必要な側に多くの冷却風を送り、冷却効果を高めるようにしている。
また、インタークーラ24、オイルクーラ25に温度センサ(図示省略)を設け、前記調節ガイド板26aを調節モータ29により上下回動調節可能に構成している。しかして、温度センサによりインタークーラ24及びオイルクーラ25の温度が検出されてコントローラ(図示省略)に入力されると、コントローラの切り替え指令により、検出温度の高い側に冷却風を多くなるように調節ガイド板26aが調節される切替制御がなされる。
次に、図4及び図5に基づきパワーステアリング用の油圧切替手段31の配置構成について説明する。
ミッションケース2の後側上部にキャビン14に搭載し、キャビン14内にはステアリングハンドル36、ステアリング軸37を配設している。ミッションケース2における前側部のエンジンEの後方部位で且つキャビン14の前方外側に、左右ブラケット32,32をそれぞれ独立状に上方へ突出するようにボルト・ナットで着脱自在に取り付けている。この左右ブラケット32,32の上方にはボンネット1取付用のマスト33をまたがるように載置してボルト・ナットで固着している。マスト33にボンネット1の後側上端部を左右方向のピンで開閉自在に支持している。
ミッションケース2の後側上部にキャビン14に搭載し、キャビン14内にはステアリングハンドル36、ステアリング軸37を配設している。ミッションケース2における前側部のエンジンEの後方部位で且つキャビン14の前方外側に、左右ブラケット32,32をそれぞれ独立状に上方へ突出するようにボルト・ナットで着脱自在に取り付けている。この左右ブラケット32,32の上方にはボンネット1取付用のマスト33をまたがるように載置してボルト・ナットで固着している。マスト33にボンネット1の後側上端部を左右方向のピンで開閉自在に支持している。
左右ブラケット32,32の下部に後方へ向けて延出するようにブラケット34を取り付け、このブラケット34にパワーステアリング用の油圧切替手段31を取り付け、油圧切替手段31の後方へ突出している接続軸部31aをステアリング軸37に接続し、油圧切替手段31の前側部から前方に突出している油圧作動部(図示省略)を、ピットマンアーム(図示省略)、ドラグロッド(図示省略)等に連動連結し、左右前輪3,3を操舵するように構成している。
前記構成によると、ステアリング軸37の延長線上近傍に油圧切替手段31を配設することができ、ステアリング軸37の折れ角を少なくし、多段のギヤ伝動としないため、ステアリングハンドル36の操作加重を軽減できる。また、キャビン14内に油圧切替手段31を配設していないので、油圧流動音等の騒音を軽減することができる。また、左右ブラケット32,32を分割可能で且つ上端部をボンネット1取付用のマスト33で着脱自在に連結しているので、油圧切替手段31を強固に支持しながら、左右一方のブラケット32をミッションケース2から取り外すことにより、比較的狭い場所での油圧切替手段31の組立て作業やメンテナンス作業を容易に行なうことができる。
次に、図6に基づきミッションケース2への油圧装置のサクションフィルタの配置構成について説明する。
ミッションケース2を前側ミッションケース2aと後側ミッションケース2bとに分割しこれらを連結した構成とし、後側ミッションケース2bには左右後車軸(図示省略)を軸架し、左右後輪4,4へ動力を伝達している。この後側ミッションケース2bの前側下端部を前側ミッションケース2aより下方へ突出するように構成し、この突出部に油圧パイプ42を連結してオイルを流入可能にし、油圧パイプ42に3方向式の切替コック43を設けている。油圧パイプ42の先端側をサクションフィルタ41、連結油圧パイプ44を経由して油圧ポンプ(図示省略)に接続している。
ミッションケース2を前側ミッションケース2aと後側ミッションケース2bとに分割しこれらを連結した構成とし、後側ミッションケース2bには左右後車軸(図示省略)を軸架し、左右後輪4,4へ動力を伝達している。この後側ミッションケース2bの前側下端部を前側ミッションケース2aより下方へ突出するように構成し、この突出部に油圧パイプ42を連結してオイルを流入可能にし、油圧パイプ42に3方向式の切替コック43を設けている。油圧パイプ42の先端側をサクションフィルタ41、連結油圧パイプ44を経由して油圧ポンプ(図示省略)に接続している。
また、切替コック43を油圧パイプ42の長手方向に交差する前後方向の軸回りに回動可能に構成し、図6(B)に示すように、油圧パイプ42の連通している通常運転状態、図6(C)に示すように、油圧パイプ42を閉鎖したオイル抜き取り状態、図6(D)に示すように、油圧パイプ42を閉鎖したサクションフィルタ41側からのオイル抜き取り状態に、切り替えできるようにしている。
また、後側ミッションケース2bにはガード板46を取り付け、油圧パイプ42及びサクションフィルタ41を保護している。このガード板46を構成する基端側ガード板46aの内側部を後側ミッションケース2bの下面に取り付け、基端側ガード板46aの先端側を油圧パイプ42の下方を通して側方へ延出し、その先端部から上方へ屈折するように先端側ガード板42bを立ち上げてサクションフィルタ41の側方に臨ませ、その先端部を油圧パイプ42で支持している。また、この基端側ガード板42aの中途部からコックガード板42cを立ち上げて切替コック43の後側部に臨ませ、作業時の作物との接触を防止し、切替コック43の不用意な回動を防止している。
また、切替コック43の近傍には切替コック43の通常のオイル連通状態を検出する判定リミットスイッチ47を設け、判定リミットスイッチ47が切替コック43の通常のオイル連通状態を検知しなければ、エンジンEの始動回路がONしないようにし、油圧ポンプの空回し運転を防止している。
次に、図7〜図9に基づき燃料タンク51について説明する。
トラクタTのキャビン14の下方部位で、且つ、ミッションケース2の左右両側に左右燃料タンク51,51を配設している。この左右燃料タンク51,51の例えば左燃料タンク51に給油口51aを設け、他方の右燃料タンク51の後側部には燃料ゲージ53を出し入れ自在に設けている。また、左右燃料タンク51,51の下部を連結ホース52で連結して燃料を左右に流動可能にし、連結パイプ52の左右中間部に配設した燃料吸い込み部52aから燃料ポンプ(図示省略)に燃料を供給するようにしている。
トラクタTのキャビン14の下方部位で、且つ、ミッションケース2の左右両側に左右燃料タンク51,51を配設している。この左右燃料タンク51,51の例えば左燃料タンク51に給油口51aを設け、他方の右燃料タンク51の後側部には燃料ゲージ53を出し入れ自在に設けている。また、左右燃料タンク51,51の下部を連結ホース52で連結して燃料を左右に流動可能にし、連結パイプ52の左右中間部に配設した燃料吸い込み部52aから燃料ポンプ(図示省略)に燃料を供給するようにしている。
前記構成によると、機体の左右両側に左右燃料タンク51,51を配設したので、タンクの容量を増やすことができる。また、左右方向の傾斜地を走行する場合にも、燃料の偏りを防止し燃料を安定して供給することができる。また、左右一方の燃料タンク51に給油口51aを、他方の燃料タンク51に燃料ゲージ53を設けたので、燃料ゲージ53側の燃料タンク51の燃料の液面の揺れを小さくし、給油量を正確に把握することができる。
また、図7(B)に示すように、左右燃料タンク51,51を連結パイプ52で連通するにあたり、連結パイプ52の左右中央部で且つ燃料吸い込み部52aの燃料投入側の燃料タンク51寄りに、一方向にのみ開口する弁54を設けている。しかして、給油口51aには左燃料タンク51側から右燃料タンク51側への一方向にのみ燃料が流れ、反対方向へは流れないので、左右方向の傾斜地でも左右一側の燃料タンク51への燃料の偏りを防止し、燃料を円滑に供給することができる。
次に、図8及び図9について説明する。
ミッションケース2に左右燃料タンク51,51を取り付けるにあたり、左右載置フレーム55,55に左右燃料タンク51,51をそれぞれ載置し、押えバンド56,…により支持している。左右載置フレーム55,55の内側前後から連結フレーム55a,…を中央寄りに突出し、連結フレーム55a,…の内側端部をミッションケース2の左右側部にボルト・ナットで取り付けている。しかして、左右燃料タンク51,51の地上高さを高くすることができ、圃場での左右燃料タンク51,51による作物の倒伏を防止することができる。
ミッションケース2に左右燃料タンク51,51を取り付けるにあたり、左右載置フレーム55,55に左右燃料タンク51,51をそれぞれ載置し、押えバンド56,…により支持している。左右載置フレーム55,55の内側前後から連結フレーム55a,…を中央寄りに突出し、連結フレーム55a,…の内側端部をミッションケース2の左右側部にボルト・ナットで取り付けている。しかして、左右燃料タンク51,51の地上高さを高くすることができ、圃場での左右燃料タンク51,51による作物の倒伏を防止することができる。
次に、図10に基づき左右燃料タンク51,51からのエンジンEへの燃料供給構成について説明する。
左右燃料タンク51,51を連結パイプ52で連結して燃料連通状態とし、左右燃料タンク51,51からフィルタ61、燃料ポンプ62、開閉弁63を経由して、エンジンEにそれぞれ燃料を供給し、エンジンEからの余剰燃料を連結パイプ52から燃料タンクに還元するように構成している。
左右燃料タンク51,51を連結パイプ52で連結して燃料連通状態とし、左右燃料タンク51,51からフィルタ61、燃料ポンプ62、開閉弁63を経由して、エンジンEにそれぞれ燃料を供給し、エンジンEからの余剰燃料を連結パイプ52から燃料タンクに還元するように構成している。
また、ミッションケース2に設けた左右傾斜センサ64で機体の左右傾斜状態を検出し、コントローラ(図示省略)に検出傾斜情報が送られる。すると、左右水平検出状態では、左右双方の燃料ポンプ62、開閉弁63をON状態として、左右燃料タンク51,51の双方から燃料を供給する。左下り傾斜検出の場合には、左側の燃料ポンプ62、開閉弁63だけをON状態とし、左燃料タンク51からだけから燃料を供給する。また、右下り傾斜検出の場合には、右側の燃料ポンプ62、開閉弁63だけをON状態とし、右燃料タンク51からだけから燃料を供給する制御がなされる。従って、左右傾斜状態でも燃料を安定してエンジンEに供給することができる。
次に、図11について説明する。左燃料タンク51の左側部にはタンク保護カバー58をヒンジ58aにより上下回動自在に支持し、折り畳み支持具59を伸長してタンク保護カバー58を側方へ突出支持し、燃料の入ったポリタンク60をタンク保護カバー58に載置し、燃料を楽に供給できるようにしたり、また、折り畳み支持具59を折り畳み、タンク保護カバー58を燃料タンク51の側面に沿わせ、左燃料タンク51を保護するようにしている。
次に、図12について説明する。
合成樹脂製の燃料タンク51の給油口51aの外周には、キャップ51b締め付け用のねじ溝51cを構成し、給油口51aの内部には係止溝71a付きの係止板71を一体構成している。そして、キャップ51bの係止突起51b1を係止板71の係止溝71aを通して下方へ位置させ、キャップ51bのねじ部と給油口51aのねじ溝51cとを回転させて締め付ける。そして、燃料タンク51に取り付けている錠前(図示省略)でキャップ51bに施錠し回り止めをしている。
合成樹脂製の燃料タンク51の給油口51aの外周には、キャップ51b締め付け用のねじ溝51cを構成し、給油口51aの内部には係止溝71a付きの係止板71を一体構成している。そして、キャップ51bの係止突起51b1を係止板71の係止溝71aを通して下方へ位置させ、キャップ51bのねじ部と給油口51aのねじ溝51cとを回転させて締め付ける。そして、燃料タンク51に取り付けている錠前(図示省略)でキャップ51bに施錠し回り止めをしている。
前記構成によると、キャップ51bを回転不能にして取り外し不能としており、燃料の盗難を防ぐことができる。また、給油口51aの内部に係止溝71a付きの係止板71を一体構成したので、部品点数を少なくすることができる。
次に、図13について説明する。
ミッションケース2の後側部にはシリンダケース75を設け、シリンダケース75の後側上部に左右リフトアーム7,7を回動自在に軸支し、左右リフトアーム7,7に左右リフトロッド76,76を連結し、後部作業機を昇降するように構成している。また、シリンダケース75の上部左右中央部に外部油圧取出用の油圧制御弁77を配設し、例えば、機体前部に設けたフロントローダ等の作業機を昇降するようにしている。また、油圧制御弁77の後方に3点リンク機構を構成するトップリンク78を上下回動自在に支持している。そして、トップリンク78にはロックレバー79を設け、前記油圧制御弁77の上部左右中央部から上方へ突出するようにトップリンクホルダ80を設け、トップリンクホルダ80によりロックレバー79を着脱自在に支持している。
ミッションケース2の後側部にはシリンダケース75を設け、シリンダケース75の後側上部に左右リフトアーム7,7を回動自在に軸支し、左右リフトアーム7,7に左右リフトロッド76,76を連結し、後部作業機を昇降するように構成している。また、シリンダケース75の上部左右中央部に外部油圧取出用の油圧制御弁77を配設し、例えば、機体前部に設けたフロントローダ等の作業機を昇降するようにしている。また、油圧制御弁77の後方に3点リンク機構を構成するトップリンク78を上下回動自在に支持している。そして、トップリンク78にはロックレバー79を設け、前記油圧制御弁77の上部左右中央部から上方へ突出するようにトップリンクホルダ80を設け、トップリンクホルダ80によりロックレバー79を着脱自在に支持している。
前記構成によると、油圧制御弁77の上部左右中央部から上方へ突出するようにトップリンクホルダ80を設けたので、左右両側部の左右外部油圧取出ポート77a,77aの邪魔にならないようにトップリンク68を支持することができる。
また、シリンダケース75の例えば左リフトアーム7の軸支部近傍に、ブラケット82を設け、このブラケット82に、リフトアーム昇降位置検出用のリフトアーム位置センサ83、機体の左右傾斜検出用の左右スロープセンサ84、機体の左右傾斜姿勢を調節する水平シリンダの伸縮状態を検出するストローク検出センサ85、牽引負荷検出用のドラフト検出センサ86を取り付けている。前記構成によると、多数の検出センサを単一のブラケット82に取り付けることができ、構成を簡単化しコストの低減を図ることができ、また、センサハーネスを集中配置することができる。
次に、セミクローラ型トラクタの操作パネルの表示構成について説明する。
左右前輪3,3と後車軸に装着したクローラ走行装置とで走行するセミクローラ型のトラクタにおいて、牽引力荷重の増大により、クローラ走行装置が歯飛び駆動状態となると表示装置の表示し、オペレータに知らそうとするものである。
左右前輪3,3と後車軸に装着したクローラ走行装置とで走行するセミクローラ型のトラクタにおいて、牽引力荷重の増大により、クローラ走行装置が歯飛び駆動状態となると表示装置の表示し、オペレータに知らそうとするものである。
セミクローラ型のトラクタにおいて、牽引荷重が増大した第一段階には、牽引負荷検出用のドラフト検出センサ86の検出値が過負荷基準値より大きくなると、操作パネルの表示画面のマルチアイに点滅する注意表示をし、リフトアームを適宜上昇し牽引負荷の軽減をするようにしている。
このような第一段階の荷重軽減措置にもかかわらず、クローラ走行装置の芯金が駆動スプロケットを飛び越えて駆動されるときには、第二段階の措置として、表示画面のマルチアイに更に強い表示をしてオペレータに注意を促すようにしている。
即ち、左右ドラフトセンサ86,86が通常の走行荷重の例えば2倍程度の走行荷重を検出し、クローラ走行装置の歯飛び駆動が生じたとき、即ち、左右ドラフトセンサ86,86が高い荷重の検出をし、次いで一瞬荷重が抜け、その直後に高い荷重を検出した場合には、コントローラは歯飛び駆動と判定し、表示装置のマルチアイに更に強い注意表示をし、オペレータに作業条件の変更を促すものである。
また、第二段階で左右ドラフトセンサ86,86がクローラ走行装置の歯飛び駆動を検出した場合には、コントローラの指令により、トラクタの主クラッチを切り作業を一時中断し、マルチアイに更に強い注意表示をするようにしてもよい。
E エンジン
2 ミッションケース
15 冷却ファン
21 バッテリ
22 前側フレーム
22d 凹状フレーム
23 ラジエータ
24 インタークーラ
25 オイルクーラ
26 コンデンサ
2 ミッションケース
15 冷却ファン
21 バッテリ
22 前側フレーム
22d 凹状フレーム
23 ラジエータ
24 インタークーラ
25 オイルクーラ
26 コンデンサ
Claims (2)
- ミッションケース(2)から前方へ延出している前側フレーム(22)には、その後側部にエンジン(E)を搭載し、その前側部にはラジエータ(23)、インタークーラ(24)、オイルクーラ(25)、コンデンサ(26)等の補器を配設し、前記前側フレーム(22)の前側端部に前方へ突出するように連設している凹状フレーム(22d)間にバッテリ(21)を落し込むように配設し、前記補器類の高さに比較してバッテリ(21)の高さを著しく低位になるように構成し、前記エンジン(E)と前記補器類との間に冷却ファン(15)を配設したことを特徴とする作業車両のフロント補器の配置構成。
- 前記インタークーラ(24)とオイルクーラ(25)を正面視で前記冷却ファン(15)の回転中心から離れた周辺部に対向して配置し、インタークーラ(24)とオイルクーラー(25)との間を導風板(26)で仕切り、該導風板(26)の前側端部に風量調節用の調節ガイド板26aを設けたことを特徴とする請求項1に記載の作業車両のフロント補器の配置構成。
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JP2009244664A JP2011088571A (ja) | 2009-10-23 | 2009-10-23 | 作業車両のフロント補器の配置構成 |
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