JP2020150917A - 乗用作業車 - Google Patents

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【課題】走行車体に対してモアー装置が上昇した状態であるのと同様な位置で維持するための姿勢維持機構を構造簡単に構成しようとするものである。【解決手段】左右一対の後リンクの一端部が、車体フレーム1に設けた左右一対の取付ブラケット30が備える支点軸31に枢支連結され、後リンク24の夫々が、リンク上昇位置とリンク下降位置と、にわたって上下揺動可能に構成され、取付ブラケット30に対する後リンク24の相対姿勢をリンク上昇位置で連結固定可能な姿勢維持部3が、支点軸31とは別の位置で、取付ブラケット30と後リンク24の連結箇所に設けられ、姿勢維持部3では、左右一対の後リンク24のそれぞれに、左側の取付ブラケット30に対する左連結部50Lと、右側の取付ブラケット30に対する右連結部50Rと、が一体に形成されている。【選択図】図5

Description

本発明は、ミッドマウント式のモアー装置を吊り下げ支持可能なリンク機構と、走行車体の後部に備えた昇降操作機構に対してリンク機構を連係させる連係機構と、が備えられた乗用作業車に関する。
上記のような乗用作業車に関する従来技術としては、下記[1]に示すものがある。
[1]トラクタにミッドマウント式のモアー装置を備え、そのモアー装置の昇降作動を、走行機体の後部に備えた昇降操作機構の作動に連動させられるようにした乗用作業車(特許文献1参照)。
特開2009−225765号公報(段落番号「0015」、及び「図1」,「図3」)
上記特許文献1に記載のものにおいては、モアー装置を取り外して走行する場合などに、次のような問題があった。つまり、モアー装置を吊り下げ支持可能なリンク機構や、昇降操作機構に対してリンク機構を連係させる連係機構が、走行の邪魔にならないようにするには、リンク機構や、昇降操作機構を、走行車体から完全に取り外してしまうか、走行車体に対してモアー装置が上昇した状態であるのと同様な位置で維持する必要がある。
この場合、リンク機構や、昇降操作機構を、走行車体から完全に取り外してしまうには、脱着に多大な手数を要する。走行車体に対してモアー装置が上昇した状態であるのと同様な位置で維持するには、姿勢維持機構が必要となる。
このような姿勢維持機構として、特許文献1に記載のものにおいては、リンク機構として左右個別に備えた後リンクや、その後リンクを車体フレームに固定するための左右個別の取付ブラケットなどを用いている。
本発明は、走行車体に対してモアー装置が上昇した状態であるのと同様な位置で維持するための姿勢維持機構を構造簡単に構成しようとするものである。
本発明における乗用作業車の特徴は、ミッドマウント式のモアー装置を走行車体に吊り下げ支持可能なリンク機構と、前記走行車体の後部に備えた昇降操作機構に対して前記リンク機構を連係させる連係機構と、が備えられた乗用作業車であって、前記リンク機構に、左右一対の前リンクと、左右一対の後リンクと、が備えられ、左右一対の前記後リンクの一端部が、前記走行車体の車体フレームに設けた左右一対の取付ブラケットが備える支点軸に枢支連結され、前記後リンクの夫々が、前記支点軸とは反対側の端部を前記車体フレームに近づけるように上昇させたリンク上昇位置と、前記車体フレームから下方へ離れたリンク下降位置と、にわたって上下揺動可能に構成され、前記取付ブラケットに対する前記後リンクの相対姿勢を前記リンク上昇位置で連結固定可能な姿勢維持部が、前記支点軸とは別の位置で、前記取付ブラケットと前記後リンクの連結箇所に設けられているとともに、前記姿勢維持部では、左右一対の前記後リンクのそれぞれに、左側の前記取付ブラケットに対する左連結部と、右側の前記取付ブラケットに対する右連結部と、が一体に形成されていることである。
本発明によれば、姿勢維持部において、左右一対の後リンクのそれぞれに、左側の取付ブラケットに対する左連結部と、右側の取付ブラケットに対する右連結部と、が一体に形成されているので、左右の後リンクを左側の取付ブラケットに対しても、右側の取付ブラケットに対しても取り付け可能となる。つまり、後リンクとしては、左連結部と右連結部が一体に形成された一種類の後リンクを用いるだけで、左側の取付ブラケットに対しても、右側の取付ブラケットに対しても、後リンクを支障なく取り付けることができる。
その結果、部品点数の削減を図ることによる低コスト化、及び左右の組間違いを避けて、組み付け分解時の作業工数を削減できるなどの利点がある。
上記構成において、前記姿勢維持部が、前記取付ブラケットに対する前記後リンクの連結箇所で、前記支点軸から離れた位置の前記取付ブラケットに形成されたブラケットピン孔と、前記後リンクに形成された複数個のリンクピン孔と、そのリンクピン孔のうちの一つと前記ブラケットピン孔にわたって挿通可能な連結ピンと、を備えたものであると好適である。
本構成によれば、後リンクに形成された複数個のリンクピン孔のうちの一つを、取付ブラケットの左右何れか一方のブラケットピン孔に対応するリンクピン孔とし、他の一つを、取付ブラケットの左右何れか他方のブラケットピン孔に対応するリンクピン孔として用いるようにすることができる。
これによって、後リンクの左右兼用が可能となり、構造の簡素化を図り易い。
乗用作業車の左側面図である。 モアー装置を取り付けたリンク下降位置の後リンクと連係機構を示す側面図である。 モアー装置を取り外したリンク上昇位置の後リンクと連係機構を示す側面図である。 後リンクと連係機構を示す平面図である。 取付ブラケットと後リンクの連結箇所を示す分解斜視図である。
以下、本発明の実施の形態の一例を図面の記載に基づいて説明する。
尚、本実施形態での説明における前後方向及び左右方向は、特段の説明がない限り、次のように記載している。つまり、本発明を適用した乗用作業車において、走行機体の作業走行時における前進側の進行方向(図1,図4における矢印F参照)が「前」、後進側への進行方向(図1,4における矢印B参照)が「後」、その前後方向での前向き姿勢を基準としての右側に相当する方向(図4における矢印R参照)が「右」、同様に左側に相当する方向(図4における矢印L参照)が「左」である。
〔全体構成〕
図1に示すように、本実施形態で例示する乗用作業車の一例であるトラクタは、車体フレーム1の前半部に原動部を備え、車体フレーム1の後半部に搭乗運転部を形成している。そして、原動部の左右に駆動可能な操舵輪としての前輪1Fを配備し、搭乗運転部の左右に制動可能な駆動輪としての後輪1Rを配備することにより、4輪駆動型に構成されている。
車体フレーム1は、前フレーム部6の後部に水冷式のディーゼルエンジン(以下、エンジンと称する)7を連結し、このエンジン7の後下部にクラッチハウジング8を連結している。クラッチハウジング8の後部に、中間フレーム部9を介してトランスミッションケース(以下、T/Mケースと称する)10を連結することにより、トラクタの前後のほぼ全体にわたるモノコック構造に構成されている。
原動部は、ボンネット11により形成したエンジンルームに、エンジン7及びラジエータ12などを配備して構成している。搭乗運転部には、前輪操舵用のステアリングホイール13及び運転座席14などを配備している。
エンジン7からの動力は、クラッチハウジング8の内部に備えた主クラッチ(図示せず)などを介して、T/Mケース10の前部に連結した静油圧式無段変速装置(以下、HSTと称する)15の入力軸(図示せず)に伝達している。HST15の出力軸(図示せず)からの動力を、走行用として、T/Mケース10の内部に備えたギヤ式変速装置(図示せず)に伝達し、ギヤ式変速装置からの動力を、T/Mケース10の内部において前輪駆動用と後輪駆動用とに分岐している。
前輪駆動用の動力は、T/Mケース10の内部から左右の前輪1Fにわたる前輪伝動系(図示せず)を介して左右の前輪1Fに伝達している。後輪駆動用の動力は、T/Mケース10の内部から左右の後輪1Rにわたる後輪伝動系(図示せず)を介して左右の後輪1Rに伝達している。
一方、HST15の入力軸からの動力を、作業用として、T/Mケース10の内部に備えた作業伝動系(図示せず)を介して、T/Mケース10の後端部に備えた後向きの第一動力取出軸16と、T/Mケース10の底部に備えた前向きの第二動力取出軸17とに伝達している。
図示は省略するが、主クラッチ、HST、及び、ギヤ式変速装置などは、搭乗運転部に装備したクラッチペダル、主変速レバー、及び、副変速レバーなどに操作連係している。つまり、クラッチペダル、主変速レバー、及び、副変速レバーなどを操作することにより、エンジン動力の断続、前後進の切り換え、無段変速操作、及び、有段変速操作などを行うことができる。
図1、図2、及び図3に示すように、T/Mケース10の後部には、その内部に備えたリフトシリンダ(図示せず)の作動によって上下揺動する左右一対のリフトアーム18、及び、これらのリフトアーム18の上下揺動に連動して上下方向に昇降揺動する昇降リンク機構19(昇降操作機構に相当する)、などを備えている。リフトシリンダには単動型の油圧シリンダを採用している。昇降リンク機構19は、ロータリ耕耘装置やプラウなどの作業装置(図示せず)の着脱を可能にする左右一対の下部リンク20などを備えて構成している。
つまり、昇降リンク機構19にロータリ耕耘装置又はプラウなどの作業装置を連結装備することにより、その作業装置を、トラクタの後部に昇降可能に装備することができ、リフトシリンダの作動によって昇降させることができる。そして、その作業装置が、ロータリ耕耘装置などのようにトラクタからの動力によって作動する駆動型である場合には、その作業装置の入力軸(図示せず)を、外部伝動軸(図示せず)などを介して第一動力取出軸16に連結することにより、第一動力取出軸16から取り出した作業用の動力を作業装置に伝達して作業装置を作動させることができる。
図示は省略するが、リフトシリンダは、搭乗運転部に備えた昇降レバーの操作に基づいて、リフトシリンダに対するオイルの流れを切り換える切換弁が、油圧ポンプからのオイルをリフトシリンダに供給する供給状態に切り換わると、油圧ポンプからのオイルによって作業装置を上昇させる伸長状態に切り換わる。昇降レバーの操作に基づいて、切換弁が、リフトシリンダ内のオイルを排出する排出状態に切り換わると、作業装置の重量などによって作業装置を下降させる収縮状態に切り換わる。昇降レバーの操作に基づいて、切換弁が、リフトシリンダに対するオイルの給排を停止する給排停止状態に切り換わると、作業装置を昇降停止させる伸縮停止状態に切り換わる。
〔モアー装置〕
図1に示すように、トラクタにおける左右の前輪1Fと左右の後輪1Rとの間の下腹部(以下、トラクタの下腹部と称する)には、ミッドマウント式の作業装置の一例であるミッドマウントモアー(以下、モアー装置と称する)21を装備している。
モアー装置21は、三枚のブレード(図示せず)によって刈り取った草を、各ブレードの回転に伴って発生する搬送風により、モアーデッキ25における前上部の搬送経路(図示せず)を通して、右端の排出口(図外)から外部に排出するサイドディスチャージ仕様に構成されている。
車体フレーム1とモアー装置21との間には、モアー装置21を昇降可能に吊り下げ支持するモアーリンク機構22(リンク機構に相当する)を介装している。
モアーリンク機構22は、後下がり傾斜姿勢で車体フレーム1の前部からモアー装置21の前端部にわたる左右一対の前リンク23、及び、後下がり傾斜姿勢で車体フレーム1の前後中間部からモアー装置21の後部にわたる左右一対の後リンク24、などを備えて、モアー装置21を所定の刈り取り姿勢で昇降させる平行リンク形式に構成している。左右の後リンク24は、連係機構4を介して昇降リンク機構19の左右の下部リンク20に連係している。
〔連係機構〕
図1、及び図2乃至図4に示すように、連係機構4は、車体フレーム1(機体固定部に相当する)に回動可能に装備した左右向きの回動軸26の軸心(左右方向の横軸心に相当する)回りで上下揺動可能に構成された中間連結体40と、その中間連結体40の前側に連結される第一連結体41と、中間連結体40の後側に連結された第二連結体42と、を備えている。
中間連結体40は、側面視でベルクランク状に形成され、中間位置の屈曲部分が回動軸26に固定されている。回動軸26近くから前側に延出された第一腕部40Aの延出端部に、第一連結体41が連結されている。回動軸26近くから、第一腕部40Aよりも後方側へ延出された第二腕部40Bの延出端部に、第二連結体42が連結されている。
第一連結体41の中間連結体40に連結された側とは反対側の端部が、後リンク24に連結されている。この第一連結体41と後リンク24との連結は、後リンク24に形成された連結孔24aと、第一連結体41に形成された連結孔41aとに連結ボルト(図示せず)を挿通することによって行われる。
したがって、連結ボルトを取り外すことによって、第一連結体41と後リンク24との連結が解除される。
第二連結体42はロッド部材によって構成され、中間連結体40に連結された側とは反対側の端部が、T/Mケース10の後部に備えた左右一対の連動アーム27に接続されている。
左右の連動アーム27は、対応する下部リンク20の支軸28に相対揺動可能に外嵌している。左右の連動アーム27の上部には、左右の後リンク24の重量などによって、昇降リンク機構19の対応する下部リンク20の上縁に対して上方から片当たりする当接片27aが屈曲形成されている。
〔姿勢維持部〕
図2乃至図5に示すように、車体フレーム1外側に左右一対の取付ブラケット30が設けられている。この取付ブラケット30が備える支点軸31に、左右一対の後リンク24の一端部(前端部)が枢支連結されている。
そして、取付ブラケット30、及び後リンク24の一端部には、取付ブラケット30に対する後リンク24の相対姿勢をリンク上昇位置で連結固定可能な姿勢維持部3が設けられている。この姿勢維持部3は、支点軸31の軸心に対する法線方向で、支点軸31からは離れる別の位置において、取付ブラケット30と後リンク24の連結箇所に設けられている。
姿勢維持部3は、取付ブラケット30に設けた固定側連結部3Aと、後リンク24に設けた可動側連結部3Bと、を備えている。可動側連結部3Bは、後リンク24に連設された左連結部50L、及び右連結部50Rを備えている。左連結部50Lは左側の取付ブラケット30に対して連結される部位であり、右連結部50Rは右側の取付ブラケット30に対して連結される部位である。これらの左連結部50L、及び右連結部50Rは、後リンク24の一端部に一体に形成されている。
具体的には、取付ブラケット30に設けた固定側連結部3Aは、取付ブラケット30の横外側板部32に形成したブラケットピン孔32aである。このブラケットピン孔32aは、取付ブラケット30に備えた支点軸31から下方へ離れた位置に形成されている。
左右の後リンク24の一端部(前端部)に設けた左連結部50L、及び右連結部50Rには、複数個のリンクピン孔51,52が形成されている。このリンクピン孔51,52は、取付ブラケット30に備えた支点軸31から離れた位置に存在する。
つまり、後リンク24に形成された複数個のリンクピン孔51,52のうち、左側の取付ブラケット30に装着された状態で、支点軸31から下方へ離れて位置するリンクピン孔51が左連結部50Lに形成されている。そして、この左側の取付ブラケット30に装着された状態の後リンク24の支点軸31から上方へ離れて位置するリンクピン孔52が右連結部50Rに形成されている。
したがって、上記の後リンク24をリンク上昇位置で左側の取付ブラケット30に連結固定するには、取付ブラケット30の横外側板部32に形成されたブラケットピン孔32aと、後リンク24の左連結部50Lに形成されたリンクピン孔51を合致させた状態とする。この状態で、横側方から連結ピン53を挿入し、その連結ピン53の挿入端部に存在する止めピン孔53aにベータピン54を挿す。
これにより、後リンク24がリンク上昇位置で取付ブラケット30に連結固定され、連結ピン53が挿入状態を維持される。ベータピン54を引き抜いて連結ピン53をブラケットピン孔32aから抜き出せば、後リンク24は再び支点軸31周りで自由揺動可能に支持される。
上記の後リンク24と同一構造の後リンク24を、右側の取付ブラケット30に連結するには、後リンク24の左右を反転させて取付ブラケット30に連結すればよい。
つまり、後リンク24の右連結部50Rが支点軸31よりも下方に位置する状態で取付ブラケット30に装着することで、ブラケットピン孔32aとリンクピン孔52とにわたって連結ピン53を挿通させることができる。このとき、後リンク24の左連結部50Lは、支点軸31よりも上方に位置する状態となるが、支点軸31よりも上方の取付ブラケット30には、ブラケットピン孔32aが存在しない。したがって、右側の後リンク24は、取付ブラケット30に対して、右連結部50Rでリンク上昇位置に連結固定された状態となる。
取付ブラケット30は、ブラケットピン孔32aが形成される横外側板部32の他、車体フレーム1に連結固定される最内側板部33と、横外側板部32と最内側板部33の間に位置する中間板部34と、を備えている。
上記後リンク24において、支点軸31が挿通される連結孔24aは、後リンク24の一端部に一体形成されたボス24bの内部に形成されている。
ボス24bの軸線方向の長さは、取付ブラケット30の横外側板部32と、中間板部34と、の離間距離に相当する長さを有している。したがって、横外側板部32と中間板部34の間に挟まれた状態に位置するボス24bは、筒軸線方向での移動を制限された状態に装着される。
〔別実施形態の1〕
上記の実施形態では、後リンク24に備える左連結部50L、及び右連結部50Rとして、夫々一つのリンクピン孔51,52を備えた構造のものを例示したが、必ずしもこの構造に限定されるものではない。
例えば、左連結部50Lに複数個のリンクピン孔51を備え、右連結部50Rにも複数個のリンクピン孔52を備えた構造を採用したものであってもよい。このように構成すれば、複数個のリンクピン孔51,52のいずれかを選択することで、リンク上昇位置の高さを変更することも可能である。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
〔別実施形態の2〕
上記の実施形態では、取付ブラケット30の横外側板部32に一つのブラケットピン孔32aを設けて固定側連結部3Aを構成した構造のものを例示したが、必ずしもこの構造に限定されるものではない。
例えば、ブラケットピン孔32aを複数個設けて、固定側連結部3Aが複数箇所に存在するように構成してもよい。この場合にも、リンク上昇位置の高さを変更することも可能である。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
本発明に係る乗用作業車は、ミッドマウント式の作業装置を着脱可能に備え、かつ、バックホーなどの後部作業装置を連結可能なトラクタや乗用草刈機などの、各種の乗用作業車に適用することができる。
1 車体フレーム
3 姿勢維持部
4 連係機構
19 昇降操作機構
21 モアー装置
22 リンク機構
24 後リンク
30 取付ブラケット
31 支点軸
32a ブラケットピン孔
50L 左連結部
50R 右連結部
51,52 リンクピン孔
53 連結ピン

Claims (2)

  1. ミッドマウント式のモアー装置を走行車体に吊り下げ支持可能なリンク機構と、
    前記走行車体の後部に備えた昇降操作機構に対して前記リンク機構を連係させる連係機構と、が備えられた乗用作業車であって、
    前記リンク機構に、左右一対の前リンクと、左右一対の後リンクと、が備えられ、
    左右一対の前記後リンクの一端部が、前記走行車体の車体フレームに設けた左右一対の取付ブラケットが備える支点軸に枢支連結され、
    前記後リンクの夫々が、前記支点軸とは反対側の端部を前記車体フレームに近づけるように上昇させたリンク上昇位置と、前記車体フレームから下方へ離れたリンク下降位置と、にわたって上下揺動可能に構成され、
    前記取付ブラケットに対する前記後リンクの相対姿勢を前記リンク上昇位置で連結固定可能な姿勢維持部が、前記支点軸とは別の位置で、前記取付ブラケットと前記後リンクの連結箇所に設けられているとともに、
    前記姿勢維持部では、左右一対の前記後リンクのそれぞれに、左側の前記取付ブラケットに対する左連結部と、右側の前記取付ブラケットに対する右連結部と、が一体に形成されている乗用作業車。
  2. 前記姿勢維持部が、前記取付ブラケットに対する前記後リンクの連結箇所で、前記支点軸から離れた位置の前記取付ブラケットに形成されたブラケットピン孔と、前記後リンクに形成された複数個のリンクピン孔と、そのリンクピン孔のうちの一つと前記ブラケットピン孔にわたって挿通可能な連結ピンと、を備えたものである請求項1記載の乗用作業車。
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