JP2012000018A - 草刈装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】田植機の走行部1の後部に取り付けられる機台21と、該機台21上に搭載されるエンジン22と、該エンジン22により駆動され前記機台21上に搭載される油圧ポンプ23と、該油圧ポンプ23に作動油を供給し前記機台21上に搭載される作動油タンク24と、前記走行部1の後部に昇降リンク機構5を介して連結され、前記油圧ポンプ23からの圧油により駆動される刈取機構25とを備えるものとする。
【選択図】図2
Description
特許文献1における草刈装置は、田植機の昇降リンク機構の後部に設けたヒッチに連結フレームを装着し、該連結フレームの左右一端からブームやアームやブームシリンダやアームシリンダ等を備える昇降アーム機構を延設し、該昇降アーム機構の先端に刈取機構が配置され、前記連結フレームの左右他端側には作動タンクとバランスウエイトが配置されていた。そして、刈取機構の刈刃を駆動する油圧モータは油圧ポンプからの圧油により作動され、該油圧ポンプは連結フレームに取り付けられ、該油圧ポンプは伝動軸(PTO軸)からの動力により駆動される構成となっていた。
また、油圧ポンプはPTO軸により駆動される構成であったために、走行速度を変速したり進行方向を変更したりするために、走行クラッチ(主クラッチ)を「切」とした場合には、油圧ポンプが停止し、草刈装置も停止することとなり、走行クラッチを「切」とした場所では刈り残しが発生していた。つまり、田植機は走行クラッチを「切」として停止すると、植付装置も停止させる構成としていたので、PTO軸の回動も停止され、PTO軸に油圧ポンプを連結して駆動する構成とすると、走行クラッチを「切」とすると油圧ポンプも停止することになり作業ができない構成となっていた。
また、田植機のPTO軸は走行速度に同期(車速連動)する構成となっていたために、低速走行では刈取機構の刈刃の回転数も低下し、刈取作業を行うために必要な回転数が得られず、きれいに刈り取ることができない場合があった。
また、刈取機構と走行部の駆動源が異なるため、つまり、別々のエンジンで駆動するため、走行部が水田を走行して負荷がかかった場合でも安定して草刈作業を行うことができる。
また、リンク機構の後部に作動油タンクや油圧ポンプ等の重量物を搭載する構造でないため、小型の田植機であっても、草刈装置を装着することが可能となり、田植機の汎用性も向上することができる。
また、刈取機構の昇降は、田植機の走行部が備える昇降リンク機構により昇降するため、別途、昇降用の油圧シリンダや操作部材や油圧切換手段等が不要となり、構造が簡単となり、コスト低減化も図れる。
草刈装置20は、田植機の走行部1の後部に取り付けられた機台21と、該機台21上に搭載される作業用のエンジン22と、該エンジン22により駆動され前記機台21上に搭載される油圧ポンプ23と、該油圧ポンプ23に作動油を供給し前記機台21上に搭載される作動油タンク24と、前記走行部1の後部に昇降リンク機構5と前後回動平行リンク機構60を介して連結され、前記油圧ポンプ23からの圧油により駆動される刈取機構25等を備える。
前記エンジン3は前記機体フレーム2の前部上に搭載され、変速した後に前輪6および後輪7に伝える。但し、走行用のエンジン3は機体の前後中途部に配置する構成であってもよい。
ミッションケース4は変速装置を収納し、エンジン3からの動力を変速し、ミッションケース4の前部から伝動機構を介してフロントアクスルケース12に変速後の動力を伝達して前輪6・6を駆動し、ミッションケース4の後部から左右のリヤアクスルケース8・8に変速後の動力を伝達して後輪7・7を駆動する。
前記回動アーム53の下部は前記下リンク52に固設され、回動アーム53の上部は油圧シリンダ54の一端に連結される。該油圧シリンダ54の他端は機体フレーム2に連結される。回動アーム53の上部と下連結ピン57との間には補強フレーム58が介装されて補強されている。
但し、油圧ポンプ23は図6に示すように、走行部1のエンジン3の出力軸から直接駆動するように取り付けた油圧ポンプ23aとしたり、ミッションケース4に油圧ポンプ23bを取り付けて、ミッションケース4への入力軸から駆動される構成としたりすることもできる。この場合、油圧ポンプ23a・23bは、走行部1の油圧シリンダ54等を駆動する油圧ポンプ(チャージポンプ)と共用することができ、または、チャージポンプと別体として二連の油圧ポンプとすることもできる。このように構成することにより、機台21上には作動油タンク24のみ取り付けるだけでよく、更に構成を簡単にでき、コスト低減化も図れる。
また、油圧ポンプ23は、図7に示すように、エンジン22の代わりに電動のモータ95により駆動する構成とすることができる。この場合、走行部1に装着するバッテリから電力を得てもよいが、電力が不足する場合には機台21上にモータ95と該モータ95に電力を供給するバッテリ96を搭載する構成とすることもできる。この場合、エンジン22を搭載するよりも、取り扱いが簡単で、騒音や振動等を低減することが可能となる。
そして、上プレート55bと中間プレート55cの上辺の略中途部には固定孔が開口され、上プレート55bと中間プレート55cの間に後横方向リンク62の一端上面に固設した回動固定板66が嵌入され、後横方向リンク62の一端上面に固設した回動固定板66の調節孔66aと前記固定孔に固定ピン67を挿入して、前横方向リンク61と後横方向リンク62の角度を固定できるようにしている。前記回動固定板66は、平面視半円状に構成され、円の中心に軸孔が開口され、軸孔を中心に円弧に沿って一定間隔をおいて調節孔66a・66a・・・が複数開口されている。なお、前記円の中心の軸孔は前記枢支軸65の軸孔と一致させている。
上板部63aは、平面視で前側が短い上辺、後側が長い下辺の略台形状に形成されている。下板部63bは平面視略三角形状に構成され、上板部63aの左側と略同形状に構成して、上板部63aと平行に配設される。縦板部63cは矩形状の板体で上板部63aの左右中途部下面と下板部63bの右辺とに前後垂直方向に固設される。側板部63dは上板部63aの右側辺から下方に曲げられて、縦板部63cと平行に配設される。
こうして、連結ブラケット55と前横方向リンク61と後横方向リンク62と刈取取付ブラケット63により平行リンクを構成し、前横方向リンク61と後横方向リンク62の回動角度を変更しても、刈取機構25は常に前方を向く構成としている。
上下揺動リンク機構40の上部の枢支部の構成を説明する。前記縦板部63cと側板部63dの前後にそれぞれ左右方向に軸孔が開口され、上下揺動リンク機構40の前縦リンク41の上部と後縦リンク42の上部を枢支軸43・44により枢支する構成としている。
こうして、刈取取付ブラケット63と前縦リンク41と後縦リンク42と下ブラケット45により平行リンク機構が構成され、下ブラケット45に取り付けられる刈取機構25を上下略水平の状態で揺動させることが可能となる。
刈取機構25は左右の刈取カバー72L・72Rと、該刈取カバー72L・72R内にそれぞれ収納される左右の刈刃と、該刈刃を回転駆動する油圧モータ32と、前後のゲージ輪73・74等を備える。但し、刈取機構25の構成は限定するものではなく、刈刃は1枚でも3枚以上でもよく、また、刈刃はブレード式に限定するものではなく、バリカン式やリール式等であってもよい。
乗用管理機80は周知の4輪型の走行部83を備えており、機体フレーム84の前部上に走行用および作業用のエンジン85を載置し、機体フレーム84前下部に前輪86を支承し、後下部に後輪87を支承している。機体フレーム84前後中途部上にステアリングハンドルや座席等からなる操縦部88が配置される。
また、機体フレーム84の後部上に作動油タンク24が載置される。但し、油圧ポンプ23および作動油タンク24は機台21上に載置固定して、機台21を機体フレーム84上の任意位置に固定できるようにして、ユニットとして着脱可能に構成することもできる。
前記後昇降リンク機構81の後部に、または、前昇降リンク機構82の前部に連結ブラケット55が着脱可能に構成される。但し、前述の簡易着脱式の簡易ヒッチ97により連結ブラケット55を取り付ける構成としてもよい。
このように構成することにより、乗用管理機80が備えるエンジン85により刈取機構25を作動させることが可能となり、構造の簡素化およびコスト低減化が図れ、油圧ポンプ23や作動油タンク24も支持フレーム29や取付ステー21a等を必要とせず、容易に機体フレーム84上に取り付けることができる。そして、前後回動平行リンク機構60や上下揺動リンク機構40や刈取機構25は、乗用管理機80が備える後昇降リンク機構81または前昇降リンク機構82により昇降可能となり、昇降機構の構成を簡単にでき、昇降およびPTOの操作手段も共用できて、コスト低減化も図れるのである。特に、前昇降リンク機構82に刈取機構25を取り付ける構成の場合には、作業者は前方を向きながら刈取作業を行うことができるため、作業性を向上することができ、前後重量バランスも向上できる。
また、前後回動平行リンク機構60を回動することにより、刈取機構25の左右位置を変更できるようになる。このとき、平行リンクにより構成しているため刈取機構25の前後方向の向きは変わることがないため、刈取取付ブラケット63に刈取機構25の左右方向の向きを調節する部材を設ける必要がなく、安価で構造を簡単にできる。
2 機体フレーム
5 昇降リンク機構
8 リヤアクスルケース
10 座席
21 機台
22 エンジン
23 油圧ポンプ
24 作動油タンク
25 刈取機構
26 操作具取付ブラケット
27 刈取レバー
32 油圧モータ
Claims (3)
- 田植機の走行部の後部に取り付けられる機台と、
該機台上に搭載されるエンジンと、
該エンジンにより駆動され前記機台上に搭載される油圧ポンプと、
該油圧ポンプに作動油を供給し前記機台上に搭載される作動油タンクと、
前記走行部の後部に昇降リンク機構を介して連結され、前記油圧ポンプからの圧油により駆動される刈取機構とを備えることを特徴とする草刈装置。 - 前記機台は走行部の機体フレームとリヤアクスルケースに着脱可能に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の草刈装置。
- 前記機台の左右一側前部に操作具取付ブラケットを配置し、走行部の座席近傍に前記油圧ポンプからの圧油の送油方向を切り換え操作する操作具を配置することを特徴とする請求項1または2に記載の草刈装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010135590A JP2012000018A (ja) | 2010-06-14 | 2010-06-14 | 草刈装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012000018A true JP2012000018A (ja) | 2012-01-05 |
Family
ID=45532742
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010135590A Pending JP2012000018A (ja) | 2010-06-14 | 2010-06-14 | 草刈装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2012000018A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN112106511A (zh) * | 2020-10-23 | 2020-12-22 | 山东农业大学 | 一种液压行走割草机器人 |
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-
2010
- 2010-06-14 JP JP2010135590A patent/JP2012000018A/ja active Pending
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