JP3153905U - 乗用草刈機 - Google Patents
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Abstract
Description
図6は従来の草刈機の基本構成を説明する図であり、この草刈機100では、機体フレーム101の前部に前輪102が備えられ、後部に後輪103が備えられ、機体フレーム101の上にシート104が備えられ、機体フレーム101に刈刃105が吊り下げられている。
シート104に座った作業者が、手で昇降レバー112を引き上げると、鎖113が緊張してカッタハウジング109が上昇する。このように、昇降レバー112を上げ下げすることで、カッタハウジング109の高さ、すなわち刈刃105が高さ(地上高)を調節することができる。
そして、昇降レバー112には、鎖113、パンタグラフリンク機構110、カッタハウジング109、刈刃105の重量が加わる。そのため、昇降レバー112には、大きな下向き力が加わる。
作業者の負担を軽くするために、昇降レバー112を長くし、引張りバネ114を加える必要がある。
しかし、引張りバネ114の引き力が小さいと、昇降レバー112は重いままとなる。
前記機体フレームに上下に揺動する揺動フレームを備え、この揺動フレームの前端に前記刈刃を備え、前記揺動フレームの後端に且つ前記刈刃による偶力と釣り合う位置に前記エンジンを備えていることを特徴とする。
前記エンジンと前記刈刃との間に、前記エンジンで駆動される水平軸と、この水平軸で駆動され前記刈刃を回転させる垂直軸と、これらの水平軸及び垂直軸を回転自在に支えるボックスとからなるギヤケースが設けられ、
前記揺動フレームは、機体長手方向に延びる左ビーム及び右ビームを備えており、前記ギヤケースが、前記左ビームと右ビームを結ぶクロスメンバーの形態で前記揺動フレームに固定されていることを特徴とする。
したがって、請求項1によれば、作業者の負担が小さく、草刈機のコストダウンを図ることができる技術が提供される。
一般に、ミッションのケースは機体フレームに固定される。すると、揺動側のエンジンと非揺動側のミッションとを繋ぐ駆動系の長さが変化する。
図1に示されるように、乗用草刈機10は、前部に前輪11及びステアリングハンドル12を備え、後部に後輪13及びエンジン14を備え、後輪13の斜め上に作業者が座るシート15を備え、前後方向中央の下部にカッタハウジング16を備えてなり、作業者は座ったままで草刈り作業が行える乗用作業機である。
門型パイプ32に、E字溝35が設けられているレバー保持プレート36が設けられる。E字溝35は刈刃高さ調節レバー(図1、符号19)を係合する部材である。E字溝35の3個の横溝を、上溝37、中溝38、下溝39と呼ぶ。
図3に示されるように、ミッションのケース42から、長い円筒部45L、45Rが左右に延びており、これらの円筒部45L、45Rの中心を、後輪車軸である駆動軸46L、46Rが貫通している。駆動軸46L、46Rは回転するが、円筒部45L、45Rはミッションのケース42から延びた非回転部材である。
第1ベルト51は、第1クラッチ用プーリ55を上昇させると、緊張し動力を伝達し、駆動軸46L、46Rを回して、機体を前進又は後進させる。
また、第1クラッチ用プーリ55を下げると、第1ベルト51がルーズになり、動力は伝わらなくなり、機体は停止する。
図4に示すように、乗用草刈機10は、機体フレーム27の前部に前輪11を備え、機体フレーム27の後部に後輪13を備え、機体フレーム27の前後中央に草を刈る刈刃59及び作業者が座るシート15を備え、エンジン14により後輪13及び刈刃59を回転させることで、走行及び草刈りを行うことができる作業機である。
カッタハウジング16やギヤケース50を含む刈刃59周りの質量をW1、車軸(駆動軸46L)から刈刃59(正確には刈刃側の重心)までの距離をD1とすると、図反時計廻りの偶力はW1×D1となる。
エンジン14の質量をW2、車軸(駆動軸46R)からエンジン14(正確にはエンジン側の重心)までの距離をD2とすると、図時計廻りの偶力はW2×D2となる。
2つの偶力が、釣り合っているため、作業者は、小さな力で刈刃高さ調節レバー19を上げ下げして、揺動フレーム43を揺動させることができる。
刈刃高さ調節レバー19を中溝38に嵌めると、図5(a)に示すように、刈刃59が前下がりになる。前下がりの先端における刈刃59の地上高をH1とする。この地上高H1で、刈草の丈が決定される。
また、乗用草刈機は、実施例では四輪車であるが、前輪が1個の三輪車であってもよい。
Claims (5)
- 機体フレームの前部に前輪を備え、前記機体フレームの後部に後輪を備え、前記機体フレームの前後中央に草を刈る刈刃及び作業者が座るシートを備え、エンジンにより前記後輪及び刈刃を回転させることで、走行及び草刈りを行う乗用草刈機において、
前記機体フレームに上下に揺動する揺動フレームを備え、この揺動フレームの前端に前記刈刃を備え、前記揺動フレームの後端に且つ前記刈刃による偶力と釣り合う位置に前記エンジンを備えていることを特徴とする乗用草刈機。 - 前記揺動フレームの揺動中心は、前記後輪の車軸中心であることを特徴とする請求項1記載の乗用草刈機。
- 前記エンジンと前記後輪との間に、走行に係るギヤ比を変更するミッションが設けられ、このミッションのケースが、前記揺動フレームに固定され、前記機体フレームに揺動可能に取付けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の乗用草刈機。
- 前記揺動フレームは、機体長手方向に延びる左ビーム及び右ビームを備えており、
前記エンジンと前記刈刃との間に、前記エンジンで駆動される水平軸と、この水平軸で駆動され前記刈刃を回転させる垂直軸と、これらの水平軸及び垂直軸を回転自在に支えるボックスとからなるギヤケースが設けられ、
前記揺動フレームは、機体長手方向に延びる左ビーム及び右ビームを備えており、前記ギヤケースが、前記左ビームと右ビームを結ぶクロスメンバーの形態で前記揺動フレームに固定されていることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の乗用草刈機。 - 前記ギヤケースの上面は、前記揺動フレームの上面より上に突出しており、このようなギヤケースの上面に、アタッチプレートが取付けられ、このアタッチプレートに、前記作業者が操作して前記揺動フレームを揺動させ前記刈刃の高さを調節する刈刃高さ調節レバーが取付けられていることを特徴とする請求項4記載の乗用草刈機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009004808U JP3153905U (ja) | 2009-07-10 | 2009-07-10 | 乗用草刈機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009004808U JP3153905U (ja) | 2009-07-10 | 2009-07-10 | 乗用草刈機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3153905U true JP3153905U (ja) | 2009-09-24 |
Family
ID=54858099
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009004808U Expired - Lifetime JP3153905U (ja) | 2009-07-10 | 2009-07-10 | 乗用草刈機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3153905U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023109646A1 (zh) * | 2021-12-15 | 2023-06-22 | 南京泉峰科技有限公司 | 骑乘式割草设备 |
-
2009
- 2009-07-10 JP JP2009004808U patent/JP3153905U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2023109646A1 (zh) * | 2021-12-15 | 2023-06-22 | 南京泉峰科技有限公司 | 骑乘式割草设备 |
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