JP5378104B2 - 歩行型管理機 - Google Patents

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Description

本願発明は、オペレータが操向ハンドルを握って歩きながら操向操作する歩行型管理機に関するものである。
一般に、歩行型管理機は、機体に搭載されたエンジンと、機体の下方に前後に並べて配置された車輪及び耕耘機構と、機体の上部に設けられた操向ハンドルとを備えている。車輪は側面視で機体の直下に位置している。耕耘機構は機体の下方で且つ車輪よりも機体から遠い側に位置している。操向ハンドルは進行方向の前後に向き変更可能な構成になっている。すなわち、操向ハンドルは、耕耘機構の上方側に延びるハンドル正姿勢と、耕耘機構から離れる上方側に延びるハンドル逆姿勢とに姿勢変更可能に構成されている(例えば特許文献1及び2等参照)。
この種の歩行型管理機において、例えばネギといった農作物の根元部に土を被せる覆土作業や、土を盛り上げて農作物を植える畝を形成する溝上げ・畝立て作業等(以下、揚土作業という)を行う際は、操向ハンドルをハンドル逆姿勢にして耕耘機構を進行方向前側においた状態で、耕耘機構の耕耘爪を正回転(圃場に対して車輪側に向かう回転)させながら圃場を前進することにより、土を跳ね上げて掘り起こしている。
実開平2−134801号公報 特開平7−308102号公報
ところで、揚土作業に際して、耕耘爪の正回転(圃場に対して車輪側に向かう回転)による耕耘力は、耕耘機構ひいては機体を後方斜め上向きに跳ね上げる方向に作用する(耕耘機構が圃場に対して浮き気味になる)。このため、オペレータは、ハンドル逆姿勢の操向ハンドルを上方に引き上げながら歩行型管理機を前進させることによって、耕耘機構の浮き上がりを防止せざるを得ない。かかる操作は極めて重労働であり、前記従来の歩行型管理機では揚土作業での負担が大きいのであった。
また、揚土作業後は、歩行型管理機の姿勢を、耕耘機構が圃場から離れた前上がりの状態にした上で、隣り合う畝の間から歩行型管理機を脱出させることになる。しかし、この場合は、車輪のみが接地して歩行型管理機を支持する状態になるため、歩行型管理機が進行方向左右にふらつき易い。一旦ふらついた歩行型管理機の姿勢を立て直すのは、腕力の要る操作であるから厄介であり、特に非力なオペレータにとっては過大な負担になるのであった。
そこで、本願発明は上記の問題を解消した歩行型管理機を提供することを技術的課題とするものである。
請求項1の発明は、機体(1)に搭載された動力源(7)と、前記機体(1)の下方に前後に並べて配置された左右一対の走行部(2)及び耕耘機構(3)と、前記機体(1)の上部にハンドル正姿勢とハンドル逆姿勢とに向き変更可能に設けられた操向ハンドル(4)とを備え、前記ハンドル正姿勢では前記走行部(2)、前記耕耘機構(3)の順に進行方向前後に位置させ、前記ハンドル逆姿勢では前記耕耘機構(2)、前記走行部(3)の順に進行方向前後に位置させる歩行型管理機であって、前記機体(1)のうち前記走行部(2)を挟んで前記耕耘機構(3)と反対側の端部には、前記操向ハンドル(4)をハンドル逆姿勢にすると共に前記耕耘機構(3)を進行方向前側にして進行する際に接地して前記走行部(2)と共に前記機体を移動可能に支持する補助体(40)が昇降調節可能で且つ前記両走行部(2)の間に位置するように取り付けられているというものである。
請求項2の発明は、請求項1に記載した歩行型管理機において、前記補助体(40)には、これを地面に対して押さえ付けるためのダンパー手段(53)を備えているというものである。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載した歩行型管理機において、前記補助体(40)には、隣り合う畝の間にある溝床の残耕を均すための残耕処理板(54)が着脱可能に取り付けられているというものである。
前述の通り、揚土作業に際して、耕耘爪の正回転による耕耘力は、耕耘機構ひいては機体を後方斜め上向きに跳ね上げる方向に作用する(耕耘機構が圃場に対して浮き気味になる)。これに対して請求項1の発明によれば、機体(1)に搭載された動力源(7)と、前記機体(1)の下方に前後に並べて配置された左右一対の走行部(2)及び耕耘機構(3)と、前記機体(1)の上部にハンドル正姿勢とハンドル逆姿勢とに向き変更可能に設けられた操向ハンドル(4)とを備え、前記ハンドル正姿勢では前記走行部(2)、前記耕耘機構(3)の順に進行方向前後に位置させ、前記ハンドル逆姿勢では前記耕耘機構(2)、前記走行部(3)の順に進行方向前後に位置させる歩行型管理機であって、前記機体(1)のうち前記走行部(2)を挟んで前記耕耘機構(3)と反対側の端部には、前記操向ハンドル(4)をハンドル逆姿勢にすると共に前記耕耘機構(3)を進行方向前側にして進行する際に接地して前記走行部(2)と共に前記機体を移動可能に支持する補助体(40)が昇降調節可能で且つ前記両走行部(2)の間に位置するように取り付けられているから、前記補助体(40)の存在が前記耕耘機構(3)を浮き気味にする力(前記耕耘機構(3)ひいては前記機体(1)を後方斜め上向きに跳ね上げる力)を打ち消すことになる。このため、オペレータは、ハンドル逆姿勢の前記操向ハンドル(4)を持ち上げるように掴まずとも、前記耕耘機構(3)を浮き上がらせることなく、軽い力で揚土作業を実行できることになる。従って、揚土作業での負担を軽減できるという効果を奏する。
また、揚土作業後は、歩行型管理機の姿勢を、前記耕耘機構(3)が圃場から離れた前上がりの状態にした上で、隣り合う畝の間から歩行型管理機を脱出させることになるが、この場合は、前記走行部(2)と前記補助体(40)とが接地して歩行型管理機を支持する複数点支持の状態になるから、歩行型管理機の姿勢を安定させ易く、進行方向左右へのふらつきを抑制できるという効果を奏する。また、仮に歩行型管理機がふらついたりしても、接地点が多い分だけ姿勢の立て直しが簡単になるという利点もある。
請求項2の発明によると、請求項1に記載した歩行型管理機において、前記補助体(40)には、これを地面に対して押さえ付けるためのダンパー手段(53)を備えているから、揚土作業時に、前記操向ハンドル(4)に必要以上の下向き荷重を掛けたとしても、前記ダンパー手段(53)の作用によって前記走行部(2)と前記補助体(40)との接地状態が維持されることになる。従って、前記走行部(2)まで浮き上がって歩行型管理機が前記補助体(40)のみの1点で支持されるのを確実に抑制できるという効果を奏する。
請求項3の発明によると、請求項1又は2に記載した歩行型管理機において、前記補助体(40)には、隣り合う畝の間にある溝床の残耕を均すための残耕処理板(54)が着脱可能に取り付けられているから、前記補助体(40)の高さ調節をすれば、前記残耕処理板(54)の高さ位置を同時に調節できることになる。しかも、前記補助体(40)自体が前記残耕処理板(54)の昇降調節機構の役割を兼ねているので、前記残耕処理板(54)専用の昇降調節機構を別途設けたりする必要がない。従って、部品点数も少なくて済み、製造コストの低減に寄与できるという効果を奏する。
ハンドル正姿勢時の歩行型管理機を示す側面図である。 ハンドル正姿勢時の歩行型管理機を示す平面図である。 ハンドル逆姿勢時の歩行型管理機を示す側面図である。 ハンドル逆姿勢時の歩行型管理機を示す平面図である。 補助支持体及び残耕処理板の要部拡大側面図である。 補助支持体及び残耕処理板の拡大正面図であり、(a)は二輪状態、(b)は一輪状態を示す図である。
以下、本願発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
(1).歩行型管理機の概略
まず、主に図1〜図4を参照しながら、歩行型管理機の概略について説明する。図1〜図4に示すように、実施形態の歩行型管理機は、走行部としての左右一対の車輪2(図1及び図3では左側のみ示す)にて支持された機体1に、圃場を耕すためのロータリ式の耕耘機構3を備えている。左右両車輪2と耕耘機構3とは進行方向前後に並べて配置されている。左右両車輪2は機体1の直下に位置している。耕耘機構3は機体1の下方で且つ車輪2よりも機体1から遠い側に位置している(図1及び図3参照)。従って、平面視において左右両車輪2の一部は機体1に隠れるが、耕耘機構3の上面側は機体1に隠れることなく露出する(図2及び図4参照)。
機体1の上部には、進行方向の前後に向き変更可能に構成された操向ハンドル4が設けられている。実施形態では、機体1上部にあるハンドル台5に、操向ハンドル4の基部が水平回動可能に取り付けられている。このため、操向ハンドル4は、耕耘機構3の上方側に延びるハンドル正姿勢(図1の実線状態参照)と、耕耘機構3から離れる上方側に延びるハンドル逆姿勢(図3の実線状態参照)とに姿勢変更可能になっている。実施形態の歩行型管理機では、オペレータによる操向ハンドル4の左右の操作量に応じて、機体1自体の向きが変更される。
機体1を構成する機体フレーム6に、動力源としてのエンジン7とミッションケース8とが搭載されている。ミッションケース8は機体フレーム6から下方に突出していて、ミッションケース8の下部には、左右両側に外向き突出する車軸9が回転可能に軸支されている。車軸9の左右端部に走行部としての車輪2がそれぞれ取り付けられている。図示は省略するが、ミッションケース8内には、エンジン7からの動力を適宜変速する動力変速機構が収容されている。エンジン7からの動力は、ミッションケース8内の動力変速機構を経由して車軸9に伝達され、車軸9を介して左右両車輪2を回転駆動させるように構成されている。
耕耘機構3は、ミッションケース8のうちエンジン7と反対側の端部に、ヒッチ10を介して着脱可能に装着されている。実施形態の耕耘機構3は、ミッションケース8の上部に動力伝達可能に連結される動力中継ケース11と、動力中継ケース11の一側面に上下回動可能に取り付けられた入力ケース12と、入力ケース12から下向きに延びる縦長筒状の耕耘ケース13と、耕耘ケース13の下端部にあるギヤケース14に回転可能に軸支された横向きの耕耘出力軸15と、耕耘出力軸15に装着された複数の耕耘爪16とを備えている。耕耘ケース13は、ヒッチ10に支持されるリヤフレーム17を上下に貫通している。リヤフレーム17には、耕耘爪16群を上方から覆うロータリカバー18が取り付けられている。
図示は省略するが、ミッションケース8の上部にはPTO軸が突出している。エンジン7からの動力は、PTO軸を起点に、動力中継ケース11内のスプロケット及びチェン、入力ケース12内の傘歯車機構、耕耘ケース13内のドライブ軸、並びにギヤケース14内の傘歯車機構を通じて耕耘出力軸15に伝達され、耕耘出力軸15を介して耕耘爪16群を回転駆動させるように構成されている。耕耘爪16群を回転駆動させながら歩行型管理機を走行させることによって、耕耘作業が実行される。
ロータリカバー18は、リヤフレーム17の下面に固定された中央カバー19(図2及び図4参照)と、中央カバー19の左右両側にヒンジ21を介して跳ね上げ回動可能に取り付けられた横カバー20とを備えている。各横カバー20の上面に取り付けられた枢支バー21に、スイングアーム22の基端側が回動可能に枢着されている。リヤフレーム17上に立設された調節支柱23と左右両スイングアーム22の先端側とは、その交点(重なり合う箇所)においてノブねじ24及びナット25で固定されている。ノブねじ24及びナット25を緩めた場合は、左右両スイングアーム22の先端側が調節支柱23に沿った上下方向にスライド可能になり、左右両横カバー20を同時に上げ下げしてその跳ね上げ角度を調整できる。ノブねじ24及びナット25を締め付けた場合は、左右両横カバー20を所定の跳ね上げ角度に固定できる。
リヤフレーム17のうちヒッチ10と反対側の端部には、路上走行時に耕耘爪16群の路面との接触を防止する尾輪体26が昇降調節可能に取り付けられている。実施形態では、リヤフレーム17のうちヒッチ10と反対側の端部に、上下に貫通する挿通穴(図示せず)付きのボス部材27が固着されている。ボス部材27の挿通穴に、尾輪調節ロッド28が上下スライド可能に差し込まれている。尾輪調節ロッド28の下部側に固定された支持アーム29に、尾輪30が回転可能に取り付けられている。尾輪調節ロッド28のボス部材27からの下向き突出長さを適宜調節した状態で、ボス部材27の側面から押さえボルト31をねじ込んで圧接させることにより、尾輪調節ロッド28がボス部材27に昇降不能に固定され、尾輪30の高さ位置が無段階(連続的)に変更・設定されることになる。
(2).補助輪体の詳細構造
次に、図1〜図4に加えて、図5及び図6を参照しながら、補助支持体としての補助輪体40の詳細構造について説明する。図1〜図5に示すように、機体1のうち車輪2を挟んで耕耘機構3と反対側の端部には、耕耘機構3を進行方向前側にして進行する際に接地して車輪2と共に機体を支持する補助輪体40が昇降調節可能に取り付けられている。実施形態では、機体フレーム6のうちミッションケース8と反対側の端部に、断面コ字の二股状に形成されたホルダブラケット41が固着されている。ホルダブラケット41における上下一対の平板部42には、上下方向の同心状に位置する差し込み穴が貫通形成されている。上下両平板部42の差し込み穴に、高さ調節ロッド43が上下スライド可能に差し込まれている。この場合、上下両差し込み穴は角穴状(例えば六角穴)に形成されており、これに対応して高さ調節ロッド43も角柱状(例えば六角柱)に形成されている。つまり、高さ調節ロッド43は、ホルダブラケット41に対して上下スライドのみ可能で、長手軸心回りに回動できなくなっている。
高さ調節ロッド43の下端側には、正面視門形の枢支ブラケット44が取り付けられている。枢支ブラケット44における左右一対の側板部46には、横長の支軸47が着脱可能に装架されている。当該支軸47には、左右一対の補助輪48が回転可能に被嵌されている。この場合、支軸47のうち左右の側板部46から更に外向きに突出した部分に、抜け止め用の止めピン49を装着することによって、支軸47が枢支ブラケット44に対して抜け不能で且つ取り外し可能に構成されている。また、各補助輪48の回転中心部には、円筒状のハブ部50が補助輪48の一側面側に突出するように設けられている。左右両補助輪48の支軸47に対する装着順を変えるか、又は左右両補助輪48の支軸47に対する装着向きを反転させることによって、左右両補助輪48間の配置間隔を広狭調節し得るように構成されている(図6(a)(b)参照)。従って、圃場状況や作業内容等に応じて、左右一対の補助輪48をほぼ一輪状態に並べてセットしたり、それぞれ離間した二輪状態にセットしたりできることになる。
高さ調節ロッド43の上部側には、複数個の係止穴51が高さ調節ロッド43の長手方向に沿って適宜間隔で穿設されている。高さ調節ロッド43のホルダブラケット41からの下向き突出長さを適宜調節した状態で、ホルダブラケット41の上平板部42の直上に位置する係止穴51にストッパピン52を差し込み固定することにより、高さ調節ロッド43がホルダブラケット41に下降不能に装着され、左右両補助輪48の高さ位置が段階的に変更・設定されることになる。
高さ調節ロッド43の外周のうちホルダブラケット41の下平板部42と枢支ブラケット44の基部45との間には、ダンパー手段としての圧縮ばね53が被嵌されている。枢支ブラケット44及び左右両補助輪48は、圧縮ばね53の弾性付勢力にてホルダブラケット41から離れる下方向に押圧付勢されている。そして、枢支ブラケット44、左右両補助輪48及び高さ調節ロッド43(補助輪体40)は、圧縮ばね53の弾性に抗して上方にスライド可能な状態になっている。このため、操向ハンドル4をハンドル逆姿勢にして耕耘機構3を進行方向前側においた状態で進行する揚土作業時に、操向ハンドル4に必要以上の下向き荷重を掛けたとしても、圧縮ばね53の弾性に抗して、高さ調節ロッド43のホルダブラケット41からの下向き突出長さが短くなり、車輪2と補助輪体40との接地状態(3点支持状態)が維持される。従って、車輪2まで浮き上がって歩行型管理機が補助輪体40のみの1点で支持されるのを確実に抑制できることになる。
図2及び図4に詳細に示すように、補助輪体40における左右一対の補助輪48、及び高さ調節ロッド43は、平面視で機体1の左右方向中央を通って支軸47と直交する仮想中心線Aを挟んだ両側に位置している。ここで、機体1の左右方向中央とは、機体1の進行方向と平行な前後方向であって、機体1の質量中心である重心の箇所やその近傍を意味している。なお、尾輪30も平面視で仮想中心線A上に位置している。
図1〜図6に示すように、補助輪体40には、隣り合う畝Fの間にある溝床Bの残耕を均すための残耕処理板54が着脱可能に取り付けられている。実施形態では、枢支ブラケット44の基部45に、車輪2に向けて突出する取付けステー55が固定されている一方、残耕処理板54における補助輪体40側の側面に、取付けステー55に被嵌される取付けホルダ56が突設されている。補助輪体40側の取付けステー55に残耕処理板54側の取付けホルダ56を被嵌した状態で、これら55,56をボルト及びナットにて締結することにより、残耕処理板54が補助輪体40に着脱可能に構成されている。なお、残耕処理板54の左右幅は、左右一対の車輪2の間に収まる大きさに設定されている(図6(a)(b)参照)。
このように、昇降調節可能な補助輪体40に残耕処理板54を着脱可能に取り付けるので、高さ調節ロッド43の下向き突出長さを調節すれば、残耕処理板54の高さ位置を同時に調節できることになる。しかも、補助輪体40自体が残耕処理板54の昇降調節機構の役割を兼ねているので、残耕処理板54専用の昇降調節機構を別途設けたりする必要がない。従って、部品点数も少なくて済み、製造コストの低減に寄与できる。
(3).まとめ
以上の構成において、図3に示すように揚土作業を行う場合は、ロータリカバー18における両横カバー20を跳ね上げ状態に保持すると共に、高さ調節ロッド43のホルダブラケット41からの下向き突出長さを適宜調節して、高さ調節ロッド43をホルダブラケット41に下降不能にセットする(左右両補助輪48の高さ位置を設定する)。そして、操向ハンドル4をハンドル逆姿勢にして耕耘機構3を進行方向前側においた状態で、耕耘機構3の耕耘爪16群を正回転(図3の矢印T方向参照、圃場に対して車輪2側に向かう回転)させながら圃場を進むことにより、土を跳ね上げて掘り起こし、歩行型管理機の進行方向左右に畝Fを形成する。
ここで、揚土作業に際して、耕耘爪16群の正回転(図3の矢印T方向参照)による耕耘力は、前述の通り、耕耘機構3ひいては機体1を後方斜め上向きに跳ね上げる方向に作用する。すなわち、耕耘機構3が圃場に対して浮き気味になる。これに対して実施形態では、機体1のうち車輪2を挟んで耕耘機構3と反対側の端部に、耕耘機構3を進行方向前側にして進行する際に接地して車輪2と共に機体1を支持する補助輪体40が昇降調節可能に取り付けられているから、補助輪体40の存在が耕耘機構3を浮き気味にする力(耕耘機構3ひいては機体1を後方斜め上向きに跳ね上げる力)を打ち消すことになる。このため、オペレータは、ハンドル逆姿勢の操向ハンドル4を持ち上げるように掴まずとも、耕耘機構3を浮き上がらせることなく、軽い力で揚土作業を実行できることになる。従って、揚土作業での負担を軽減できるという効果を奏する。
また、揚土作業後は、歩行型管理機の姿勢を、耕耘機構3が圃場から離れた前上がりの状態にした上で、隣り合う畝Fの間から歩行型管理機を脱出させることになるが、この場合は、左右一対の車輪2と補助輪体40とが接地して歩行型管理機を支持する3点支持の状態になるから、歩行型管理機の姿勢を安定させ易く、進行方向左右へのふらつきを抑制できるという効果を奏する。仮に歩行型管理機がふらついたりしても、接地点が多い分だけ姿勢の立て直しが簡単になる。特に図4に示すように、各車輪2と補助輪体40とを結ぶ平面視V字状の仮想破線Gの内側領域に歩行型管理機の重心が位置すれば、歩行型管理機の姿勢を安定にできるから、左右一対の車輪2での2点支持の状態と比べて、歩行型管理機の走行安定性が高いのは明らかである。
更に、補助輪体40を地面に接地させれば(自立させれば)、補助輪体40と左右両車輪2とで歩行型管理機を安定的に支持できる。すなわち、補助輪体40をいわゆるスタンドとして利用できる(補助輪体40自体にスタンドの役割を担わせることができる)。従って、別途スタンドを設けたりする必要がなく、部品点数も少なくて済み、製造コストの低減に寄与できる。
なお、路上走行等をするに際しては、圧縮ばね53の弾性に抗して、高さ調節ロッド43のホルダブラケット41からの下向き突出長さを最短状態に引き上げてから、高さ調節ロッド43をホルダブラケット41に下降不能にセットし、補助輪体40及び残耕処理板54を接地しない状態に保持しておけばよい。
(4).その他
本願発明は、前述の実施形態に限らず、様々な態様に具体化できる。例えば補助輪体40の昇降調節機構は例えば送りねじを利用したものでもよい。ダンパー手段は圧縮ばね53に限らず、エアシリンダや油圧方式のもの、トーションバー方式のものなど、様々のものを採用できる。また、補助支持体としては、前述の補助輪体40に限らず、そり状のものを使用したりしてもよい。車輪2は左右一対に限らず、単輪であってもよい。動力源はエンジン7に限らず、電動モータ等でもよい。その他、各部の構成は図示の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。
1 機体
2 車輪
3 耕耘機構
4 操向ハンドル
6 機体フレーム
9 車軸
16 耕耘爪
17 リヤフレーム
18 ロータリカバー
20 横カバー
40 補助輪体
41 ホルダブラケット
43 高さ調節ロッド
44 枢支ブラケット
47 支軸
48 補助輪
53 ダンパー手段としての圧縮ばね
54 残耕処理板

Claims (3)

  1. 機体(1)に搭載された動力源(7)と、前記機体(1)の下方に前後に並べて配置された左右一対の走行部(2)及び耕耘機構(3)と、前記機体(1)の上部にハンドル正姿勢とハンドル逆姿勢とに向き変更可能に設けられた操向ハンドル(4)とを備え、前記ハンドル正姿勢では前記走行部(2)、前記耕耘機構(3)の順に進行方向前後に位置させ、前記ハンドル逆姿勢では前記耕耘機構(2)、前記走行部(3)の順に進行方向前後に位置させる歩行型管理機であって、
    前記機体(1)のうち前記走行部(2)を挟んで前記耕耘機構(3)と反対側の端部には、前記操向ハンドル(4)をハンドル逆姿勢にすると共に前記耕耘機構(3)を進行方向前側にして進行する際に接地して前記走行部(2)と共に前記機体を移動可能に支持する補助体(40)が昇降調節可能で且つ前記両走行部(2)の間に位置するように取り付けられている、
    歩行型管理機。
  2. 前記補助体(40)には、これを地面に対して押さえ付けるためのダンパー手段(53)を備えている、
    請求項1に記載した歩行型管理機。
  3. 前記補助体(40)には、隣り合う畝の間にある溝床の残耕を均すための残耕処理板(54)が着脱可能に取り付けられている、
    請求項1又は2に記載した歩行型管理機。
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