JP4533402B2 - 乗用型田植機 - Google Patents
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Description
本発明は乗用型田植機において、地面(耕盤)の比較的小さな凹凸をサスペンション機構による右及び左の後輪の昇降によって吸収する利点を残しながら、地面(耕盤)の比較的大きな凹凸も無理なく吸収することができるように構成することを目的としている。
本発明の第1特徴は、左右一対の前輪及び後輪、ならびに運転座席を備えた走行機体の後側に、苗植付け装置を装備した乗用型田植機であって、
左右の後輪を支持する支持ケースの上方側で、かつ前記運転座席の下側に、機体の前後軸芯周りに上下に揺動自在で機体の前後軸芯から右及び左に延出された支持アームを備えるとともに、前記支持アームの右側部にサスペンション機構を介して右の後輪を支持させ、前記支持アームの左側部にサスペンション機構を介して左の後輪を支持させて、右及び左の後輪を昇降自在に構成し、
前記サスペンション機構よりも弱いバネにより、前記支持アームを機体と平行な姿勢に付勢するように構成してあることを特徴とする。
請求項1の特徴によると、水田の作業走行や路上走行等において、地面(耕盤)の比較的小さな凹凸がサスペンション機構による右及び左の後輪の昇降によって吸収されるようにすることができて、右及び左の後輪の駆動力が地面(耕盤)に適切に伝達されるようにすることができる。
請求項1の特徴によれば、地面に比較的大きな凹凸があると、支持アームが揺動するようにして、支持アームの揺動により右の後輪を大きく上昇させ、左の後輪を大きく下降させることにより(支持アームの揺動により左の後輪を大きく上昇させ、右の後輪を大きく下降させることにより)、地面(耕盤)の比較的大きな凹凸を吸収して、右及び左の後輪の駆動力が地面(耕盤)に適切に伝達されるようにすることができる。
本発明の第1特徴によると、水田の作業走行や路上走行等において、地面(耕盤)の比較的小さな凹凸がサスペンション機構による右及び左の後輪の昇降によって吸収され、地面(耕盤)の比較的大きな凹凸が支持アームの揺動による右及び左の後輪の昇降によって吸収されるようになり、右及び左の後輪の駆動力が地面(耕盤)に適切に伝達されるようにすることができて、乗用型田植機の走行性能を向上させることができた。
本発明の第2特徴は、本発明の第1特徴の乗用型田植機において次のように構成することにある。
前記支持アームとサスペンション機構との接続部分において、前記支持アームに対するサスペンション機構の傾斜が吸収されるように構成してある。
図1から図9に、参考形態として、本発明の乗用型田植機と同じ基本構造を備えた乗用型田植機を示す。
図1及び図2に示すように、右及び左の前輪1、右及び左の後輪2で支持された機体の後部に1本のトップリンク3及び2本のロアリンク4が上下に揺動自在に支持され、トップリンク3及びロアリンク4を昇降駆動する油圧シリンダ5が備えられており、トップリンク3及びロアリンク4の後部に苗植付装置6が支持されて、乗用型田植機が構成されている。
図3及び図5に示すように、機体の後部に右及び左の支持フレーム20が上下向きに固定され、支持フレーム20に亘って横フレーム21が連結されており、支持フレーム20の下部の機体左右方向の横軸芯P2周りに、ロアリンク4が上下に揺動自在に支持されている。支持フレーム20に亘って支持軸22が架設され、油圧シリンダ5のシリンダ側のブラケット5aが支持軸22の機体左右方向の横軸芯P3周りに上下に揺動自在に支持されており、油圧シリンダ5のピストンロッドがロアリンク4の先端に接続されている。油圧シリンダ5のシリンダ側のブラケット5aの外側において、トップリンク3が支持軸22の機体左右方向の横軸芯P3周りに上下に揺動自在に支持されている。これにより、油圧シリンダ5が収縮作動すると、トップリンク3及びロアリンク4が上方に揺動駆動されて、苗植付装置6が上昇駆動される。油圧シリンダ5が伸長作動すると、トップリンク3及びロアリンク4が下方に揺動駆動されて、苗植付装置6が下降駆動される。
次に、右及び左の前輪1、右及び左の後輪2の支持構造について説明する。
図1に示すように、機体の前部に前車軸ケース7が固定され、前車軸ケース7の右及び左の端部に右及び左の前輪1が操向自在に支持されている。機体の後部の機体左右方向の横軸芯P1周りに、右及び左の支持ケース8が独立に上下に揺動自在に支持され、右及び左の支持ケース8が後方に延出されて、右及び左の支持ケース8の後部に右及び左の後輪2が支持されている。エンジン(図示せず)の動力が、静油圧式無段変速装置(図示せず)及びギヤ変速式の副変速装置(図示せず)を介して、右及び左の前輪1、右及び左の後輪2に伝達されている。
次に、油圧シリンダ5により苗植付装置6が田面Gから所定高さを越えて上昇駆動されると、右及び左の支持ケース8(右及び左の後輪2)が下降駆動される構造について説明する。
図3及び図5に示すように、トップリンク3の機体左右方向の横軸芯P6周りに、正面視でH字状の切換部材32が前後に揺動自在に支持され、切換部材32の上部にローラー33が回転自在に支持されている。トップリンク3の機体左右方向の横軸芯P6周りに、正面視でU字状の操作部材34が前後に揺動自在に支持され、トッグル機能を備えたバネ35が切換部材32と操作部材34とに亘って接続されている。トップリンク3の機体左右方向の横軸芯P7周りに、操作レバー36が前後に揺動自在に支持され、操作部材34と操作レバー36とに亘って連係ロッド37が接続されている。
図8(イ)に示すように、操作レバー36を作動位置に操作した状態で、昇降レバ−39を上昇位置に操作して、油圧シリンダ5により苗植付装置6が田面Gから所定高さを越えて上昇駆動され、右及び左の支持ケース8(右及び左の後輪2)が下降駆動された状態において、図8(ロ)に示すように、操作レバー36を解除位置に操作すると、操作部材34が後方に揺動操作されて、バネ35が機体左右方向の横軸芯P6を越えて後方に移動するが、ロ−ラー33が操作アーム24のピン24aに押圧されているので、切換部材32は後方に揺動操作されない。
図10及び図11に示すように、前述の操作アーム24及びサスペンション機構25(図3及び図5参照)が廃止されている。機体の前後軸芯P8周りに揺動自在に支持アーム48が支持され、支持アーム48が機体の前後軸芯P8から右及び左に延出されている。支持アーム48の右側部と右の支持ケース8のブラケット8aとに亘って、サスペンション機構49(ゴム又は金属バネ)が接続され、支持アーム48の左側部と左の支持ケース8のブラケット8aとに亘って、サスペンション機構49(ゴム又は金属バネ)が接続されている。
48 支持アーム
49 サスペンション機構
P8 機体の前後軸芯
Claims (2)
- 左右一対の前輪及び後輪、ならびに運転座席を備えた走行機体の後側に、苗植付け装置を装備した乗用型田植機であって、
左右の後輪を支持する支持ケースの上方側で、かつ前記運転座席の下側に、機体の前後軸芯周りに上下に揺動自在で機体の前後軸芯から右及び左に延出された支持アームを備えるとともに、前記支持アームの右側部にサスペンション機構を介して右の後輪を支持させ、前記支持アームの左側部にサスペンション機構を介して左の後輪を支持させて、右及び左の後輪を昇降自在に構成し、
前記サスペンション機構よりも弱いバネにより、前記支持アームを機体と平行な姿勢に付勢するように構成してあることを特徴とする乗用型田植機。 - 前記支持アームとサスペンション機構との接続部分において、前記支持アームに対するサスペンション機構の傾斜が吸収されるように構成してある請求項1記載の乗用型田植機。
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