JPH06329055A - 管理田植機の地上高調節装置 - Google Patents

管理田植機の地上高調節装置

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JPH06329055A
JPH06329055A JP5124513A JP12451393A JPH06329055A JP H06329055 A JPH06329055 A JP H06329055A JP 5124513 A JP5124513 A JP 5124513A JP 12451393 A JP12451393 A JP 12451393A JP H06329055 A JPH06329055 A JP H06329055A
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JP
Japan
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rear axle
rear wheel
case
shaft
ground clearance
Prior art date
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Pending
Application number
JP5124513A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Kuroiwa
二三男 黒岩
Kenji Iwanaga
憲二 岩永
Yasuhiro Miyauchi
康弘 宮内
Yukinori Imai
征典 今井
Minoru Matsuoka
実 松岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP5124513A priority Critical patent/JPH06329055A/ja
Publication of JPH06329055A publication Critical patent/JPH06329055A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 管理田植機の地上高を調節するに当り、機体
に対して後輪を最下げ位置にしたときに下方への突出部
位をなくし、作物との接触を防止する。 【構成】 リヤアクスルケース19の左右両端に伸縮案
内枠21,21の下端部を固着する。伸縮案内枠21に
機体の後方向へ下降するガイド溝23を斜設する。この
ガイド溝23は伸縮案内枠21の最下端位置まで設けて
あり、このガイド溝23にリヤアクスル軸25を挿入し
て支持させる。リヤアクスル軸25を屈曲して下方へ延
設し、延設されたリヤアクスル軸の下端部25aにリヤ
ホイルケース29を取り付けて、油圧シリンダ27にて
リヤアクスル軸25を上下動自在にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は管理田植機に関するもの
であり、特に、後輪の地上高調節装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、乗用管理機は作物を跨いで走行で
きるように、機体の地上高が高く形成されている。機体
の地上高が高いと重心が上がるため、乗用管理機はホイ
ルベースを長くして安定化を図っている。一方、田植機
は移植作業に於いて地上高はそれほど必要ではなく、隣
接作業で小回りを重視するためホイルベースを短くして
ある。管理作業と移植作業を一台の動力農機で兼用する
場合、フロントアクスル及びリヤアクスルの高さを調整
して機体の地上高を変更している。
【0003】図11は従来の管理田植機の地上高調節装
置を示し、リヤアクスル1にスプロケット2を装着し、
後輪3の中心軸4にスプロケット5を嵌着して、双方の
スプロケット2,5をチェーン6にて連結する。チェー
ンケース7はギヤケース8にボルト締めされており、ボ
ルトを外せば該チェーンケース7はリヤアクスル1を中
心に前後に揺動できる。
【0004】同図中左側の後輪3は、チェーンケース7
がリヤアクスル1の下方へ回動した位置に固定されてお
り、リヤアクスル1の地上高が高位置になっている。こ
れに対して、同図中右側の後輪3は、チェーンケース7
がリヤアクスル1の前方へ回動した位置に固定されてお
り、リヤアクスル1の地上高が低位置になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の管理田植機の地
上高調節装置は、チェーンケース7を回動して後輪3の
中心軸4を上下動し、リヤアクスル1の地上高を変化さ
せているが、後輪3の中心軸4にスプロケット5を装着
してあるため、後輪3を最下げ位置にしたときに中心軸
4の下方にチェーンケース7の下端部が突出する。従っ
て、管理田植機が圃場を走行中に、下方に突出したチェ
ーンケース7の下端部が作物に接触し、作物を傷損する
虞がある。
【0006】また、後輪を上下にスライド自在にした構
成も知られているが、斯かる場合も、後輪を最下げ位置
にしたときに後輪の支持部がスライド部から下方へ突出
し、前述と同様に突出部位が作物に接触する。そこで、
管理田植機の地上高を調節するに当り、機体に対して後
輪を最下げ位置にしたときに下方への突出部位をなく
し、作物との接触を防止するために解決すべき技術的課
題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたものであり、リヤアクスルケース
の左右両端に伸縮案内枠の下端部を固着し、該伸縮案内
枠に機体の後方向へ下降するガイド溝を伸縮案内枠の最
下端位置まで斜設し、このガイド溝にリヤアクスル軸を
挿入して支持するとともに、該リヤアクスル軸を夫々油
圧シリンダにて上下動自在にし、更に、該リヤアクスル
軸を屈曲して下方へ延設し、延設したリヤアクスル軸の
下端部にリヤホイルケースを取り付けたことを特徴とす
る管理田植機の地上高調節装置を提供するものである。
【0008】
【作用】左右の伸縮案内枠に設けられたガイド溝には、
リヤアクスル軸を挿入して支持してあり、油圧シリンダ
の伸縮によってリヤアクスル軸は左右のガイド溝を上下
にスライドする。リヤアクスル軸がガイド溝の最下部ま
で下降すれば、屈曲して下方へ延設されたリヤアクスル
軸の下端部も下降し、リヤホイルケースに取り付けた後
輪が最下げ位置となる。然るとき、リヤホイルケースは
伸縮案内枠の下端部より下側に位置し、リヤホイルケー
スから下方には何ら突起物が存在しない。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図10に
従って詳述する。図1は管理田植機の側面を示したもの
であり、機体11の前部にステアリングをはじめとする
操縦装置12を設け、主フレーム13にエンジン14を
載設してフード15を蓋装する。主フレーム13の前部
にミッションケース16を設け、該ミッションケース1
6の左右両側に前輪17,17を取り付けるとともに、
主フレーム13の後方に後輪18,18を設ける。
【0010】図2及び図3はリヤアクスルケース19の
要部を示し、該リヤアクスルケース19の中央部に前後
方向へローリング軸20を突設し、該リヤアクスルケー
ス19の左右両側に伸縮案内枠21,21の下端部を固
着する。前記主フレーム13の後端部には逆U字形の取
付具22を固設してあり、リヤアクスルケース19のロ
ーリング軸20をこの取付具22へ挿入して回転自在に
取り付ける。従って、リヤアクスルケース19はローリ
ング軸20を中心に左右へローリング自在となり、圃場
走行中の凹凸による機体11へのショックを軽減でき
る。
【0011】前記伸縮案内枠21,21の上部は機体1
1の前方へ傾斜しており、夫々の外側面に機体11の後
方へ下降するガイド溝23,23を斜設する。ガイド溝
23,23は伸縮案内枠21,21の最下端位置まで設
けられており、伸縮案内枠21,21の内部にスライド
片24,24を挿入し、左右のリヤアクスル軸25,2
5をガイド溝23,23へ挿入してスライド片24,2
4の外側面に固着する。
【0012】伸縮案内枠21,21の上端部にはステー
26,26を立設してあり、左右夫々のステー26,2
6に油圧シリンダ27,27を枢着する。該油圧シリン
ダ27,27のシリンダロッド27a,27aは、前記
リヤアクスル軸25,25の前側部に固設されたブラケ
ット28,28に連結する。更に、前記リヤアクスル軸
25,25を屈曲して下方へ延設し、クランク形に延設
したリヤアクスル軸の下端部25a,25aにリヤホイ
ルケース29,29を取り付ける。左右夫々のリヤホイ
ルケース29,29には後輪18,18を軸着する。
【0013】而して、前記油圧シリンダ27,27を伸
縮すればリヤアクスル軸25,25が押し引きされ、ス
ライド片24,24に支持されながらリヤアクスル軸2
5,25はガイド溝23,23に沿って斜めに上下動す
る。従って、リヤホイルケース29,29及び後輪1
8,18も上下動し、リヤアクスルケース19の地上高
が変化する。図2及び図3に於いて、右側の後輪18は
最上げ位置の状態を示し、左側の後輪18は最下げ位置
の状態を示している。
【0014】図1は、左右の油圧シリンダ27,27が
収縮してリヤアクスル軸25,25が上方へ引き上げら
れた状態を示し、後輪18,18を最上げ位置にして機
体11の地上高が低位置になっている。前記リヤホイル
ケース29,29には、左右のプロペラ軸30,30を
介してミッションケース16から動力が伝達される。図
示されたように機体11の地上高が低位置の状態では、
田植えなどの移植作業を行う。
【0015】図4は、左右の油圧シリンダ27,27が
伸長してリヤアクスル軸25,25が下方へ押し下げら
れた状態を示し、後輪18,18を最下げ位置にして機
体11の地上高が高位置になっている。二点鎖線で示す
後輪18,18の最上げ状態と比較して、実線で示す後
輪18,18の最下げ状態では、前記リヤアクスル軸2
5が斜めに移動するため、ホイルベースが延長される。
【0016】このとき、リヤホイルケース29,29も
後下方へ移動するため、ミッションケース16とリヤホ
イルケース29,29との距離が長くなるが、前記プロ
ペラ軸30,30は中間位置で二分割されており、スプ
ライン嵌合によって伸縮自在となっている。従って、前
記伸縮案内枠21,21のガイド溝23,23に沿って
リヤアクスル軸25,25が後方へ下降した場合であっ
ても、該プロペラ軸30,30が伸長してリヤホイルケ
ース29,29へ確実に動力を伝達できる。
【0017】斯くして、機体11の地上高が高位置とな
り、作物を跨いで走行しながら管理作業を行う。然ると
きは、ホイルベースが長くなり、重心が高い状態であっ
ても機体11は安定して走行できる。また、後輪18,
18を最下げ位置に移動した状態では、リヤホイルケー
ス29,29から下方には何ら突起物が存在せず、突出
部の接触によって作物が傷損することを防止できる。
【0018】ここで、当該管理田植機は、機体11に対
して前輪17,17及び後輪18,18の双方を上下動
させて地上高を調節するだけではなく、何れか一方の車
輪のみを上下動させてもよい。例えば、四輪駆動の管理
田植機が図5に示すように畔31を乗り越える場合、畔
31が高いと前輪17,17が矢印A方向に空転して、
機体11の前進が困難になる。然るとき、図6に示すよ
うに前記油圧シリンダ27,27を伸長し、後輪18,
18と機体11とを引き離せば、機体11の重心が矢印
Bのように前方へ移動し、前輪17,17の接地力が増
加して畔31を上り始める。斯くして、図7に示すよう
に前輪17,17が畔31を乗り越えて、機体11は前
進することができる。
【0019】図8及び図9は、リヤホイルケース29へ
の動力伝達手段の他の実施例を示し、伸縮案内枠32に
インナーフレーム33を内嵌し、インナーフレーム33
の下部にリヤホイルケース29を取り付けるとともに、
油圧シリンダ34の伸縮によってインナーフレーム33
を上下動自在にする。また、インナーフレーム33の内
側に外軸35及び内軸36をスプライン嵌合にてスライ
ド自在に挿入し、外軸35の上端部をカサ歯車37を介
して前記プロペラ軸30に接続するとともに、内軸36
の下端部をリヤホイルケース29の歯車装置38に接続
する。
【0020】従って、プロペラ軸30の駆動力は、外軸
35と内軸36を介してリヤホイルケース29に伝達さ
れる。そして、油圧シリンダ34が伸長してインナーフ
レーム33が伸縮案内枠32から引き出され、リヤアク
スルケース19に対して後輪18が最下げ位置になった
場合、前記外軸35に対して内軸36が下降して駆動力
をリヤホイルケース29へ伝達する。即ち、後輪18が
上下動するときにプロペラ軸30を上下動させることな
く動力を伝達でき、後輪18を最下げ位置にした場合で
あっても、プロペラ軸30が作物に接触してこれを傷損
することがない。
【0021】図10は地上高調節装置の他の実施例を示
したものであり、伸縮案内枠39にインナーフレーム4
0を内嵌し、インナーフレーム40の上部に雌螺子部4
1を設ける。この雌螺子部41には雄螺子部を刻設した
回転軸42を螺合してあり、該回転軸42の上端にウォ
ームホイル43を嵌着してウォーム軸44を噛合させ
る。前記伸縮案内枠39は機体11の左右に設けられて
おり、モーター等によって左右のウォーム軸44,44
を同時に駆動すれば、左右のウォームホイル43,43
及び回転軸42,42が回転して、左右のインナーフレ
ーム40,40が同時に略同一寸法だけ移動する。即
ち、左右の後輪18,18は同時に上下動し、且つ、そ
の移動量は左右等しくなる。また、ウャームホイル43
とウォーム軸44を噛合させてあるため、インナーフレ
ーム40に荷重が加わった状態であっても自動下がり現
象が発生することはない。
【0022】尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない
限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該
改変されたものに及ぶことは当然である。
【0023】
【発明の効果】本発明は上記実施例に詳述したように、
左右の伸縮案内枠のガイド溝に沿ってリヤアクスル軸が
移動し、後輪が上下動するように形成してあるため、機
体の地上高を簡易迅速に調節することができる。前記ガ
イド溝は斜設されているため、後輪を下げ位置にしたと
きはホイルベースが延長されて、機体の重心が高くなる
にも拘わらず安定した走行姿勢が得られる。
【0024】また、前記ガイド溝は伸縮案内枠の最下端
位置まで斜設されているため、機体に対して後輪を最下
げ位置にしたときに、リヤホイルケースから下方には何
ら突起物が存在せず、当該管理田植機の走行中に作物と
の接触がなく、管理作業時の作物保護に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である管理田植機を示し、機
体が低位置の状態の側面図。
【図2】リヤアクスルケースの要部を示す背面図。
【図3】リヤアクスルケースの要部を示す斜視図。
【図4】管理田植機の機体が高位置の状態を示す側面
図。
【図5】管理田植機が畔を乗り越える状態を示す解説
図。
【図6】管理田植機が畔を乗り越える状態を示す解説
図。
【図7】管理田植機が畔を乗り越える状態を示す解説
図。
【図8】他の実施例を示す伸縮案内枠の側面図。
【図9】他の実施例を示す伸縮案内枠の要部縦断背面
図。
【図10】他の実施例を示す伸縮案内枠の一部切欠側面
図。
【図11】従来の管理田植機の要部背面図。
【符号の説明】
19 リヤアクスルケース 21 伸縮案内枠 23 ガイド溝 25 リヤアクスル軸 25a 下端部 27 油圧シリンダ 29 リヤホイルケース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今井 征典 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 松岡 実 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リヤアクスルケースの左右両端に伸縮案
    内枠の下端部を固着し、該伸縮案内枠に機体の後方向へ
    下降するガイド溝を伸縮案内枠の最下端位置まで斜設
    し、このガイド溝にリヤアクスル軸を挿入して支持する
    とともに、該リヤアクスル軸を夫々油圧シリンダにて上
    下動自在にし、更に、該リヤアクスル軸を屈曲して下方
    へ延設し、延設したリヤアクスル軸の下端部にリヤホイ
    ルケースを取り付けたことを特徴とする管理田植機の地
    上高調節装置。
JP5124513A 1993-05-26 1993-05-26 管理田植機の地上高調節装置 Pending JPH06329055A (ja)

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