JP3275345B2 - 歩行型の畑作用苗移植機 - Google Patents

歩行型の畑作用苗移植機

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JP3275345B2
JP3275345B2 JP03913392A JP3913392A JP3275345B2 JP 3275345 B2 JP3275345 B2 JP 3275345B2 JP 03913392 A JP03913392 A JP 03913392A JP 3913392 A JP3913392 A JP 3913392A JP 3275345 B2 JP3275345 B2 JP 3275345B2
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伸 渡部
義勝 青木
木下  栄一郎
主幸 鈴木
竹本  雅浩
環 久保
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、走行車体に苗植装置
を設けた歩行型の畑作用苗移植機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】山間地の圃場で等高線に沿って苗を移植
するとき、走行車体の左右の車輪の高さを変更して苗植
装置の左右の姿勢を修正するものが、特公平2−412
85号公報で提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来のものは、
圃場の傾斜に応じてオペレータが手動操作で左右の車輪
の高さを変更するようになっている。従って、運転の途
中に傾斜角度が変化すると、これに対応することが容易
に行えず、苗が傾斜して移植される。また、走行車体の
左右の傾きを変えて苗植装置の左右の姿勢を修正するの
で、大きな動力が必要である。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するため、上下動自在に左右車輪3,3を設けた
走行車体1に苗載台7の苗を圃場に移植する苗植杆8を
1条分のみ設けた苗植装置5を装備してなる畑作用苗移
植機において、接地センサ69の圃場面の検出により左
右車輪3,3を上下動させて苗の植付深さを制御、走
行車体1に対して苗植装置5を前記1条分の苗植杆8と
左右方向で同じ位置に設けた前後方向の軸X回りに回動
可能に設、苗植装置5の左右傾斜を検出するセンサ6
8にて駆動機構64を働かせて前後方向の軸X回りに苗
植装置5の傾斜姿勢を制御する構成とすると共に、走行
車体1側からハンドル71を支持して設けたことを特徴
とする歩行型の畑作用苗移植機とした。
【0005】
【作用】この畑作用苗移植機は、走行車体1により自走
し、苗植杆8を1条分のみ設けた苗植装置5により苗載
台7の苗を圃場に1条に植付けいく。苗植装置5の高さ
は、接地センサ69の圃場面の検出により左右車輪3,
3を上下動させて修正され、苗植装置5の左右傾斜姿勢
は、苗植装置5の左右傾斜を検出するセンサ68にて駆
動機構64を働かせて前後方向の軸X回りに苗植装置5
の傾斜姿勢を制御することで修正される。また、作業者
がハンドル71を把持して左右に操作することにより、
機体の進行方向を修正したり変更したりすることができ
る。
【0006】
【発明の効果】この発明により、苗植装置5の高さは、
接地センサ69の圃場面の検出により左右車輪3,3を
上下動することで修正するので、その修正機構をコンパ
クトに構成でき、且つ、苗植装置5の左右傾斜姿勢は、
走行車体1の傾斜姿勢はそのままで苗植装置5の左右傾
斜を検出するセンサ68にて駆動機構64を働かせて前
後方向の軸X回りに苗植装置5の傾斜姿勢を制御するこ
とで修正するので、その駆動機構64の駆動力が小さい
ものでよく機械の小型化に貢献できる。更に、前後方向
の軸Xを1条分の苗植杆8と左右方向で同じ位置に設け
ているので、前後 方向の軸X回りの苗植装置5の左右傾
斜姿勢の制御により苗植杆8があまり上下方向に移動せ
ず、接地センサ69の圃場面の検出による左右車輪3,
3の上下動により苗植杆8の高さを適確に修正すること
ができる。
【0007】従って、苗植装置5の高さは左右車輪3,
3を上下動することで修正し、苗植装置5の左右傾斜姿
勢は前後方向の軸X回りに苗植装置5の傾斜姿勢を制御
することで修正するから、これら苗植装置5の2つの要
因による姿勢修正を分担して行なうことができて、良好
な苗の移植作業が行なえる。そして、走行車体1側から
ハンドル71を支持して設けているので、苗植装置5の
左右傾斜姿勢の制御により移動することがなく、機体の
進行方向の修正又は変更を適確に且つ容易に行うことが
できる。
【0008】
【実施例】つぎに、この発明の実施例を説明する。図1
のように、走行車体1は、前後にそれぞれ1対の車輪
2,2および3,3を備え、左右の車輪2,2および
3,3が等高線に沿うように設けられた畝Aを又いでそ
れぞれの車輪2,2および3,3が谷間Bに位置し、先
端のエンジン4の動力で後方の車輪3,3が駆動されて
前進するようになっている。苗植装置5は、歯車箱6、
その上で左右に往復移動する苗載台7、および、先端
が、横から見て上下に長い楕円形の軌道で旋回し、下降
中に苗載台7の後端を通ってその上の苗の1株分を取り
出し、その苗を畝Aの頂上に移植する苗植杆8で構成さ
れている。そして、この歯車箱6が走行車体1の後端
に、前後方のローリング軸Xの回りに回動するように取
付けられている。尚、図3に示すように、前記苗植杆8
は、ロ−リング軸Xと左右方向で同じ位置に設けられて
いる。
【0009】図2のように、横杆9の中央がエンジン4
の下のフレーム10に前後方向のピン11で揺動自在に
取付けられている。左右一対の支脚12,12がその上
端を横杆9の両端に回動自在に取り付けられ、それぞれ
の下端から外側に車軸13,13が伸び、それぞれの車
軸13,13に前記の車輪2,2が取り付けられてい
る。横杆14が横杆9の下方にこれと平行に配置され、
その両端がそれぞれの支脚12,12の中間部に回動自
在に取付けられ、左右の車輪2,2がフレーム10に対
して、平行してそれぞれ逆方向に上下するようになって
いる。
【0010】図1および図3のように、歯車箱15がエ
ンジン4の後に固定され、これから筒16が後方に伸び
ている。減速機17が歯車箱15内に設けられ、エンジ
ン4の回転が遠心クラッチ18を介して伝達されるよう
に出来ている。左右一対の筒19,19が筒16の中間
から横に伸び、外端に下向のシリンダ20,20が一体
に設けられている。下端筒21,21がそれぞれのシリ
ンダ20,20に摺動自在に取付けられ、それぞれの下
端に車軸22,22が支架され、その突端に前記の車輪
3,3が固定されている。
【0011】軸23が減速機17から後に伸びその後端
の傘歯車24に傘歯車25が咬み合い、これに固定され
て軸26が筒19,19内に配置されている。傘歯車2
7,27が軸26の両端に固定され、これに咬み合って
いる傘歯車28,28から軸29,29が下に伸び、そ
れぞれの下端部に軸30,30の上端部が摺動自在に係
合している。軸30,30の下端の傘歯車31,31が
車軸22,22の内端の傘歯車32,32に咬み合い、
エンジン4の動力がこれらの伝動機構を経て車輪3,3
に伝達されるようになっている。そして、シリンダ2
0,20に対するオイルの給排で筒21,21が上下す
ると、軸29,29,30,30が伸縮し、車輪3,3
が上下するようになっている。
【0012】筒33が歯車箱6から前に突出し、その先
端が前後方向のローリング軸Xの回りに回動するように
筒16の後端に挿し込まれている。株間変速機34が歯
車箱6内に設けられている。傘歯車35が傘歯車25に
咬み合い、これから後に伸びる軸36と株間変速機34
から前に伸びる軸37とが安全クラッチ38で連結され
ている。そして、この安全クラッチ38は、つぎのよう
に構成され、苗植装置5に過負荷が働くと、滑って動力
伝達を遮断するようになっている。すなわち、軸37の
先端に板が固定され、軸36の後端に摺動自在に取付け
られた板がばねで上記の板側に押圧され、それぞれの板
の対向面に設けた穴に球を設けている。従って、負荷が
正常なときは球が動力を伝達しているが、これが過大に
なると、球がばねを押して穴から外れ、前後の板が滑る
ようになっている。
【0013】軸39が株間変速機34から後に伸びてそ
の後端の傘歯車40が傘歯車41に咬み合い、横軸42
が回転するようになっている。歯輪43が横軸42の左
端に固定され、これとリードカム軸44の歯輪45とに
チエン46が巻き掛けられ、リードカム47が回転する
ようになっている。このリードカム47に係合する移動
子が苗載台7の裏面に接続し、リードカム47の回転
で、苗載台7が左右に往復するように出来ている。
【0014】ケース48が歯車箱6の左側から斜後上に
伸び、その右側に第1旋回ケース49が回転自在に取付
けられている。第2旋回ケース50の一端が第1旋回ケ
ースの右側に回転自在に取付けられ、その他端の右側に
植付ケース51が回転自在に取付けられている。第1旋
回ケース49と一体の歯輪52と横軸42の歯輪53と
にチエン54が巻き掛けられ、第1旋回ケース49が、
図1で時計方向に回転するようになっている。その回転
中心に位置する太陽歯車55が第2旋回ケース50と1
体の遊星歯車56に中間歯車57を介して咬み合い、第
1旋回ケース49の突端で反時計方向に回るようになっ
ている。そして、第1旋回ケース49が上下に向ってい
るときには第2旋回ケース50がその突端から更に上下
に伸び、前後に向っているときには折りたたまれるよう
に前後に向うように出来ている。
【0015】第2旋回ケース50の回転中心に位置する
歯車58が中間歯車59を介して植付歯車60に咬み合
い、この植付歯車60に前記の植付ケース51が固定さ
れていて、第1旋回ケース49と第2旋回ケース50が
旋回するとき、同じ姿勢を保って旋回するようになって
いる。走行車体1の左右の中央部に位置する前記の苗植
杆8がこの植付ケース51の前部に下向に取り付けられ
ている。第2旋回ケース50と1体のカム61が植付ケ
ース51内に位置し、上記のようにして苗植杆8の先端
が上下に長い楕円形の軌道で1回転すると、このカム6
1が植付ケース51内で1回転するようになっている。
そして、このカム61が植付ケース51との回転にもと
づいて左右の苗植杆8を開閉したり、その腹部の押出子
62を上下させるように出来ている。従って、苗植杆8
の先端は、下降するとき、左右に移動している苗載台7
の後端を通過する。このとき、押出子61が上に位置
し、これまで開いていた左右の苗植杆8が閉じて苗の1
株分を掴む。このまま畝Aの上面に下降し、左右の苗植
杆8が開くと同時に押出子62が下ってその苗を土中に
植え込む。つづいて、上昇するとき、押出子62が上
る。この運動を反復して苗を移植するように出来てい
る。
【0016】なお、株間変速機34で軸39の回転速度
を変えると、苗植杆8の回転速度が変わるが、車輪3,
3の回転速度は変わらないので、前後の苗の植付間隔、
すなわち、株間が変化するようになっている。筒16と
筒33の接合部に駆動装置63がつぎのように設けられ
ている。駆動機構としてのモータ64が筒16の後端部
に取付けられ、これから後に突出している歯車65が筒
33の先端部のリング歯車66に咬み合っている。台6
7がケース48の中間から後に伸び、その上に垂直セン
サ68が取付けられ、基準を越えて苗植装置5が左右方
向に傾斜すると、信号を発してモータ64を駆動し、歯
車65がリング歯車66を回してその傾きを復原させる
ように出来ている。
【0017】接地センサとしての滑り板69が歯車箱6
の下腹部に設けられ、畝Aの上面を滑走するようになっ
ている。従って、谷Bに対して畝Aの上面に高低がある
と、この滑り板69が前部の横軸回りに回動する。する
と、この回動で、弁が切り換ってシリンダ20,20に
対してオイルを供給或は排出し、車輪3,3を上下さ
せ、苗植杆8による苗の植付深さを一定に保つようにな
っている。
【0018】支柱70が筒16の後端部の右横から斜後
上に伸び、その上端に、ハンドル71や操作レバー72
が設けられている。従って、ハンドル71は、支柱70
を介して走行車体1側から支持されて設けられた構成と
なっている。以上のように、この移植機は、苗植装置5
の高さは、左右の車輪3を駆動昇降することで修正する
ので、その修正機構をコンパクトに構成でき、なお且
つ、苗植装置5の高さ苗植装置5の左右傾斜姿勢は、走
行車体1の傾斜駆動はせず苗植装置5の傾斜駆動をする
ことにより修正するので、その修正機構の駆動力を小さ
くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】苗移植機(左側の後車輪を取り外した状態)の
側面図。
【図2】苗移植機の一部の正面図。
【図3】苗移植機の伝動機構を示す平面図。
【符号の説明】
1 走行車体 3 左右車輪 5 苗植装置 7 苗載台 8 苗植杆 64 駆動機構(モータ) 68 センサ(垂直センサ) 69 接地センサ(滑り板)71 ハンドル X ローリング軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹本 雅浩 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社 技術部内 (72)発明者 久保 環 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社 技術部内 審査官 小野 忠悦 (56)参考文献 特開 平2−238807(JP,A) 特開 平3−280804(JP,A) 実開 平3−102808(JP,U) 特公 平2−41285(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01C 11/00 - 11/02 303 A01C 11/02 320

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下動自在に左右車輪3,3を設けた走
    行車体1に苗載台7の苗を圃場に移植する苗植杆8を
    条分のみ設けた苗植装置5を装備してなる畑作用苗移植
    機において、接地センサ69の圃場面の検出により左右
    車輪3,3を上下動させて苗の植付深さを制御、走行
    車体1に対して苗植装置5を前記1条分の苗植杆8と左
    右方向で同じ位置に設けた前後方向の軸X回りに回動可
    能に設、苗植装置5の左右傾斜を検出するセンサ68
    にて駆動機構64を働かせて前後方向の軸X回りに苗植
    装置5の傾斜姿勢を制御する構成とすると共に、走行車
    体1側からハンドル71を支持して設けたことを特徴と
    する歩行型の畑作用苗移植機。
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