JP2881904B2 - 苗植機等の走行装置 - Google Patents
苗植機等の走行装置Info
- Publication number
- JP2881904B2 JP2881904B2 JP3048190A JP3048190A JP2881904B2 JP 2881904 B2 JP2881904 B2 JP 2881904B2 JP 3048190 A JP3048190 A JP 3048190A JP 3048190 A JP3048190 A JP 3048190A JP 2881904 B2 JP2881904 B2 JP 2881904B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wheel
- shaft
- wheel transmission
- transmission case
- swing arm
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Transplanting Machines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、苗植機等の走行装置に関する。
(従来の技術、及び発明が解決しようとする課題) 苗植機や、農作業管理機等にあっては、所定幅の畝や
溝等の幅に合せた走行幅にするために、左右一対の車輪
幅の変更調節を行う形態にあっては、車体の高さを変更
するようにすると構成が複雑となるばかりでなく、これ
らの操作も煩雑となる。
溝等の幅に合せた走行幅にするために、左右一対の車輪
幅の変更調節を行う形態にあっては、車体の高さを変更
するようにすると構成が複雑となるばかりでなく、これ
らの操作も煩雑となる。
(課題を解決するための手段) この発明は、車体1に軸装された車輪伝動軸2の回り
に揺動アーム3を揺動自在に設け、該揺動アーム3の揺
動により先端側に車輪6を設けた車輪伝動ケース4が揺
動して車高を変更調節するようにした走行装置におい
て、前記揺動アーム3と前記車輪伝動ケース4とが一体
的に揺動するように両者3、4を連繋する横方向の車輪
調節軸5を設け、前記車輪伝動ケース4を該車輪調節軸
5方向へ移動調節自在に設けてなる苗植機等の走行装置
の構成とする。
に揺動アーム3を揺動自在に設け、該揺動アーム3の揺
動により先端側に車輪6を設けた車輪伝動ケース4が揺
動して車高を変更調節するようにした走行装置におい
て、前記揺動アーム3と前記車輪伝動ケース4とが一体
的に揺動するように両者3、4を連繋する横方向の車輪
調節軸5を設け、前記車輪伝動ケース4を該車輪調節軸
5方向へ移動調節自在に設けてなる苗植機等の走行装置
の構成とする。
(作用) 本発明の走行装置は、車輪伝動軸2の回転によって車
輪伝動ケース4内の伝動機構を経て車輪6を駆動し、車
体1を走行させる。車高の変更調節は該車輪伝動軸2回
りに揺動アーム3を揺動制御することによって行われ、
この揺動アーム3の揺動によって車輪調節軸5を介して
車輪伝動ケース4が車輪伝動軸2回りに揺動し、この車
輪伝動ケース4が下動すると車高が高くなり、上動する
と車高が低くなる。
輪伝動ケース4内の伝動機構を経て車輪6を駆動し、車
体1を走行させる。車高の変更調節は該車輪伝動軸2回
りに揺動アーム3を揺動制御することによって行われ、
この揺動アーム3の揺動によって車輪調節軸5を介して
車輪伝動ケース4が車輪伝動軸2回りに揺動し、この車
輪伝動ケース4が下動すると車高が高くなり、上動する
と車高が低くなる。
又、車輪6を横方向へ移動調節するときは、車輪調節
軸5方向へ車輪伝動ケース4を移動させて行う。
軸5方向へ車輪伝動ケース4を移動させて行う。
(発明の効果) このように、車高を調節する揺動アーム3と車輪伝動
ケース4とを一体的に揺動するように連繋する車輪調節
軸5方向に前記車輪伝動ケース4を移動調節自在にした
ものであるから、揺動アーム3と該揺動アーム3を揺動
させるための車高変更調節装置との位置関係を変化させ
ずに車輪伝動ケース4を横方向に移動させることがで
き、この車輪伝動ケース4の横方向への移動調節機構を
簡単化することができると共に、車輪伝動ケース4を円
滑に移動調節することができる。
ケース4とを一体的に揺動するように連繋する車輪調節
軸5方向に前記車輪伝動ケース4を移動調節自在にした
ものであるから、揺動アーム3と該揺動アーム3を揺動
させるための車高変更調節装置との位置関係を変化させ
ずに車輪伝動ケース4を横方向に移動させることがで
き、この車輪伝動ケース4の横方向への移動調節機構を
簡単化することができると共に、車輪伝動ケース4を円
滑に移動調節することができる。
(実施例) 図例において、車体1は、左右一対の車輪6と、後部
の補助軸7とで接地支持して走行するもので、車体1上
には、前端部からエンジン8、ミッションケース9、油
圧ポンプ10やリフトシリンダ11等からなる車高変更調節
装置12、苗を収容して繰出供給する苗タンク13、この苗
タンク13の後端部に繰出される苗を保持して下方の土壌
面へ挿植する苗植付装置14、及び操縦ハンドル15等を配
置している。
の補助軸7とで接地支持して走行するもので、車体1上
には、前端部からエンジン8、ミッションケース9、油
圧ポンプ10やリフトシリンダ11等からなる車高変更調節
装置12、苗を収容して繰出供給する苗タンク13、この苗
タンク13の後端部に繰出される苗を保持して下方の土壌
面へ挿植する苗植付装置14、及び操縦ハンドル15等を配
置している。
車輪伝動軸2は、ミッションケース9から左右両側方
へ突出されて、駆動軸15からサイドクラッチ16を経て伝
動される構成である。この駆動軸15には回転自在の入力
ギヤ17、伝動ギヤ18、及び一体回転の変速ギヤ19等を設
け、入力ギヤ17はエンジン8からウォームギヤによって
伝動している。この駆動軸15に平行の中間軸20は、該伝
動ギヤ18によって伝動され、変速ギヤ19へ伝動すると共
に、動力取出軸21をギヤ22で伝動する構成としている。
上記苗タンク13、及び苗植付装置14等は、この動力取出
軸21からチエン伝動等によって連動する構成としてい
る。
へ突出されて、駆動軸15からサイドクラッチ16を経て伝
動される構成である。この駆動軸15には回転自在の入力
ギヤ17、伝動ギヤ18、及び一体回転の変速ギヤ19等を設
け、入力ギヤ17はエンジン8からウォームギヤによって
伝動している。この駆動軸15に平行の中間軸20は、該伝
動ギヤ18によって伝動され、変速ギヤ19へ伝動すると共
に、動力取出軸21をギヤ22で伝動する構成としている。
上記苗タンク13、及び苗植付装置14等は、この動力取出
軸21からチエン伝動等によって連動する構成としてい
る。
揺動アーム3は、ミッションケース9の左右両側部に
おいて、車輪伝動軸2を軸受けするボス部23回りに回動
自在に設け、この揺動アーム3の一端部には、車輪調節
軸5を固定し、他端部には、車高変更調節装置12のロッ
ド24を連結している。又、外側端の揺動アーム3は、車
輪伝動軸2の先端部に対してベアリング25で回動自在に
設け、車輪調節軸5の先端部に対しては一体的に固定し
た構成としている。
おいて、車輪伝動軸2を軸受けするボス部23回りに回動
自在に設け、この揺動アーム3の一端部には、車輪調節
軸5を固定し、他端部には、車高変更調節装置12のロッ
ド24を連結している。又、外側端の揺動アーム3は、車
輪伝動軸2の先端部に対してベアリング25で回動自在に
設け、車輪調節軸5の先端部に対しては一体的に固定し
た構成としている。
左右の各車輪伝動ケース4は、基部にスプロケット26
を回転自在にして設け、先端部には車輪6の車軸27を回
転自在に設け、伝動チエン28を掛け渡して伝動する構成
としている。該スプロケット26は、車輪伝動軸2に対し
てスプライン嵌合させて、軸方向へ移動自在とし、該車
輪伝動ケース4の基部には、このスプロケット26の肩部
に対して回動自在に軸受嵌合させている。又、車輪調節
軸5には所定間隔のピン孔28を設け、このピン孔28と、
車輪伝動ケース4の中央部に通して設けた摺動パイプ29
のピン孔30とに亘って、固定ピン31を差込んで、車輪伝
動ケース4の軸方向の移動位置を固定する構成としてい
る。38は車輪伝動軸2を覆う伸縮カバーである。
を回転自在にして設け、先端部には車輪6の車軸27を回
転自在に設け、伝動チエン28を掛け渡して伝動する構成
としている。該スプロケット26は、車輪伝動軸2に対し
てスプライン嵌合させて、軸方向へ移動自在とし、該車
輪伝動ケース4の基部には、このスプロケット26の肩部
に対して回動自在に軸受嵌合させている。又、車輪調節
軸5には所定間隔のピン孔28を設け、このピン孔28と、
車輪伝動ケース4の中央部に通して設けた摺動パイプ29
のピン孔30とに亘って、固定ピン31を差込んで、車輪伝
動ケース4の軸方向の移動位置を固定する構成としてい
る。38は車輪伝動軸2を覆う伸縮カバーである。
車高変更調節装置12は、左右の車輪6の上下位置と共
に、補助輪7の上下位置をも連動して行う構成としてい
る。リフトシリンダ11の伸縮によって前後移動される貢
杆32の左右両端部と、前記揺動アーム3との間をロッド
24で連結し、このリフトシリンダ11の伸出によって貢杆
32が後方へ移動されると、左右のロッド24、揺動アーム
3、車輪調節軸5等を介して、車輪伝動ケース4が、車
輪6部を下方へ回動するように連動して、車高を高くす
る。
に、補助輪7の上下位置をも連動して行う構成としてい
る。リフトシリンダ11の伸縮によって前後移動される貢
杆32の左右両端部と、前記揺動アーム3との間をロッド
24で連結し、このリフトシリンダ11の伸出によって貢杆
32が後方へ移動されると、左右のロッド24、揺動アーム
3、車輪調節軸5等を介して、車輪伝動ケース4が、車
輪6部を下方へ回動するように連動して、車高を高くす
る。
又、この貢杆32の両端部は、補助輪7の支軸アーム33
を一体とするアーム34にロッド35で連結し、この補助輪
7を車輪6と同方向へ回動する構成としている。36はこ
の支軸アーム33の回動支軸である。又、この支軸アーム
33はアーム34のボス部に対してセットピン37等で着脱自
在に設けている。38は伸縮調節杆で、リフトシリンダ11
に対する貢杆32の傾斜角度を適宜に変更調節すると設
け、左右の車輪6の高低差を制御することができる。
を一体とするアーム34にロッド35で連結し、この補助輪
7を車輪6と同方向へ回動する構成としている。36はこ
の支軸アーム33の回動支軸である。又、この支軸アーム
33はアーム34のボス部に対してセットピン37等で着脱自
在に設けている。38は伸縮調節杆で、リフトシリンダ11
に対する貢杆32の傾斜角度を適宜に変更調節すると設
け、左右の車輪6の高低差を制御することができる。
苗植付装置14に挿苗位置の前位には、土壌面を滑走す
るセンサ38を設け、このセンサ38の上下動によって油圧
ポンプ10からリフトシリンダ11への油圧回路に設けるリ
フト制御弁を制御連動し、車体1の土壌面からの高さを
ほぼ一定に維持するように制御する。39は苗植付後の土
壌面を培土する培土器である。
るセンサ38を設け、このセンサ38の上下動によって油圧
ポンプ10からリフトシリンダ11への油圧回路に設けるリ
フト制御弁を制御連動し、車体1の土壌面からの高さを
ほぼ一定に維持するように制御する。39は苗植付後の土
壌面を培土する培土器である。
エンジン8の駆動によって、入力ギヤ17が伝動され、
伝動ギヤ18から、中間軸20、変速ギヤ19、駆動軸15、サ
イドクラッチ16、車輪伝動軸2、スプロケット26、チエ
ン28、及び車軸27等を経由して車輪6を駆動し、走行す
る。又、該中間軸20からギヤ22、動力取出軸21等を経由
して、後方の苗タンク13が苗植付装置14等を連動する。
伝動ギヤ18から、中間軸20、変速ギヤ19、駆動軸15、サ
イドクラッチ16、車輪伝動軸2、スプロケット26、チエ
ン28、及び車軸27等を経由して車輪6を駆動し、走行す
る。又、該中間軸20からギヤ22、動力取出軸21等を経由
して、後方の苗タンク13が苗植付装置14等を連動する。
又、油圧ポンプ10の駆動によって、センサ38が土壌面
の高さの変化を検出すると、リフト制御弁が制御され
て、リフトシリンダ11が伸縮されて、揺動アーム3が車
輪伝動軸2回りに回動されて、車輪伝動ケース4が上下
動され、車輪6の上下動によって車高が変更制御され
る。これと同時に補助輪7も上下動制御される。
の高さの変化を検出すると、リフト制御弁が制御され
て、リフトシリンダ11が伸縮されて、揺動アーム3が車
輪伝動軸2回りに回動されて、車輪伝動ケース4が上下
動され、車輪6の上下動によって車高が変更制御され
る。これと同時に補助輪7も上下動制御される。
左右の車輪6の間隔や、位置を変更するときは、固定
ピン31を抜いて、車輪伝動ケー4を車輪伝動軸2及び車
輪調節軸5に沿って移動し、所定の位置を選択すると、
固定ピン31をピン孔28,30に挿通して固定する。
ピン31を抜いて、車輪伝動ケー4を車輪伝動軸2及び車
輪調節軸5に沿って移動し、所定の位置を選択すると、
固定ピン31をピン孔28,30に挿通して固定する。
図はこの発明の一実施例を示すもので、第1図は平面
図、第2図は側面図、第3図は一部の拡大断面図であ
る。 (符号の説明) 1……車体 2……車輪伝動軸 3……揺動アーム 4……車輪伝動ケース 5……車輪調節軸
図、第2図は側面図、第3図は一部の拡大断面図であ
る。 (符号の説明) 1……車体 2……車輪伝動軸 3……揺動アーム 4……車輪伝動ケース 5……車輪調節軸
フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−912(JP,U) 実開 昭53−124515(JP,U) 実開 昭58−50616(JP,U) 実公 昭48−31443(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01C 11/02 333
Claims (1)
- 【請求項1】車体1に軸装された車輪伝動軸2の回りに
揺動アーム3を揺動自在に設け、該揺動アーム3の揺動
により先端側に車輪6を設けた車輪伝動ケース4が揺動
して車高を変更調節するようにした走行装置において、
前記揺動アーム3と前記車輪伝動ケース4とが一体的に
揺動するように両者3、4を連繋する横方向の車輪調節
軸5を設け、前記車輪伝動ケース4を該車輪調節軸5方
向へ移動調節自在に設けてなる苗植機等の走行装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3048190A JP2881904B2 (ja) | 1990-02-09 | 1990-02-09 | 苗植機等の走行装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3048190A JP2881904B2 (ja) | 1990-02-09 | 1990-02-09 | 苗植機等の走行装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03232408A JPH03232408A (ja) | 1991-10-16 |
JP2881904B2 true JP2881904B2 (ja) | 1999-04-12 |
Family
ID=12305033
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3048190A Expired - Fee Related JP2881904B2 (ja) | 1990-02-09 | 1990-02-09 | 苗植機等の走行装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2881904B2 (ja) |
-
1990
- 1990-02-09 JP JP3048190A patent/JP2881904B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03232408A (ja) | 1991-10-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2881904B2 (ja) | 苗植機等の走行装置 | |
JP3573611B2 (ja) | 施肥ノズル装置 | |
JP2002046661A (ja) | ハンド農作業機、及びハンド苗植作業機 | |
JP3116357B2 (ja) | 農作業機 | |
JP4560908B2 (ja) | 農作業機 | |
JP3168997B2 (ja) | 農作業機 | |
JP3169018B2 (ja) | 農作業機 | |
JP3143374B2 (ja) | 畝間走行装置 | |
JP3239273B2 (ja) | 歩行型野菜移植機の操向装置 | |
JP3520196B2 (ja) | 車両の輪距調整装置 | |
US4567836A (en) | Transplanter mounting attachment for a harvester | |
JP4362923B2 (ja) | 苗植機 | |
JP3233145B2 (ja) | 苗植機 | |
JPS627041Y2 (ja) | ||
JPH0125532Y2 (ja) | ||
JPS6113396Y2 (ja) | ||
JP3275345B2 (ja) | 歩行型の畑作用苗移植機 | |
JPS6245978Y2 (ja) | ||
JP2000296790A (ja) | 三輪式の乗用型管理作業車 | |
JPS6031927Y2 (ja) | 高架形管理機 | |
KR20240096984A (ko) | 밭두둑 성형기용 주행장치 | |
JPH11289823A (ja) | 苗移植機 | |
JPH0327379Y2 (ja) | ||
JPH0223888Y2 (ja) | ||
JPS6031928Y2 (ja) | 高架型管理機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |