JPH10150809A - 移動農機 - Google Patents

移動農機

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JPH10150809A
JPH10150809A JP30823096A JP30823096A JPH10150809A JP H10150809 A JPH10150809 A JP H10150809A JP 30823096 A JP30823096 A JP 30823096A JP 30823096 A JP30823096 A JP 30823096A JP H10150809 A JPH10150809 A JP H10150809A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle body
traveling vehicle
seedling
weight
bridge
Prior art date
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Pending
Application number
JP30823096A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirokazu Naka
弘和 仲
Hitoshi Yamazaki
仁史 山崎
Kazuhiro Takegawa
和弘 竹川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP30823096A priority Critical patent/JPH10150809A/ja
Publication of JPH10150809A publication Critical patent/JPH10150809A/ja
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  • Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行車体の重心を移動させる装置をブリッジ
を活用して簡潔に構成する。 【解決手段】 作業機器2が後に装着された走行車体1
の前端部にウエイト19を有するブリッジ15の後端が
横軸16の回りに回動するように取付けられ、その回動
でウエイト19が前後に移動して重心の位置が変化する
とともに水平状態に倒れるとオペレータが畦に行き来す
る踏板となる移動農機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、乗用型の走行車
体の後部に作業機器が装着されたリヤマウント式の移動
農機に用いるものである。
【0002】
【従来の技術】乗用型の走行車体(トラクタを含む)の
後部に苗植装置や耕耘装置などの作業機器が装着されて
移動農機がリヤマウント式に構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】リヤマウント式の移動
農機は、重心が後に位置し、前上りの傾斜地で作業する
ときや、畦を登って圃場から出るようなときなどに、前
輪が浮き上って危険な場合がある。この発明は、オペレ
ータが畦との間を行き来するブリッジを用いてその危険
の解消を図るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、作業機器2が後に装着された走行車体
1の前端部にウエイト19を有するブリッジ15の後端
が横軸16の回りに回動するように取付けられ、その回
動でウエイト19が前後に移動して重心の位置が変化す
るとともに水平状態に倒れるとオペレータが畦に行き来
する踏板となる移動農機とした。
【0005】
【実施例】つぎにこの発明の実施例を説明する。走行車
体1の後部に苗植装置(作業機器)2が装着されてリヤ
マウント式の田植機(移動農機)となっている。走行車
体1がつぎのように構成されている。フレーム3の前後
に主歯車箱4と一対の後輪歯車箱5が設けられている。
それぞれ一対の前輪6と後輪7が主歯車箱4の両横とそ
れぞれの後輪歯車箱5の外側に配置され、フレーム3の
上に固定されたエンジン8の動力でこれらが水田の耕盤
上で回転し、走行車体1が進行するように出来ている。
ボックス型のカバー9でエンジン8が被われ、その上に
座席10が設けられてその走行車体1が乗用型に構成さ
れている。その前の操作ボックス11の上にステアリン
グハンドル12が設けられ、その操作で前輪6が操縦さ
れて走行車体1の進路が変るようになっている。上から
見て、コ字型の枠13が主歯車箱4とフレーム3の上に
設けられ、その上にフロア14が張られている。
【0006】上から見てU字型の枠15aに横桟15b
が固定されて(図2)ブリッジ15となり、枠15aの
基部が横軸16で枠13の前部に揺動自在に取付けられ
ている。アーム17が枠15aと一体に設けられ、油圧
シリンダ18aから突出したピストンロッド18bがこ
れに接続し、油圧シリンダ18aに油を供給したり、そ
の油を排出したりすると、ブリッジ15が水平方向に倒
れたり、垂直方向に起立したりするようになっている。
そして、それぞれおよび中間の位置で油を止めると、そ
の姿勢が保たれるようになっている。
【0007】ウエイト19が枠15aの前端に設けら
れ、ブリッジ15の前記の揺動で前後に移動して走行車
体1の重心の位置が変化するように出来ている。従っ
て、油圧シリンダ18aの作動でブリッジ15を水平方
向に倒すと、これを踏板にしてオペレータが畦とフロア
14の間を行き来することができ(走行車体1の前端が
畦に対向して近寄っている)るとともに、ウエイト19
が前に移動して走行車体1の重心の位置が前側に移動す
る。そのブリッジ15を起立させると、起立した角度に
応じてウエイト19が後に移動し、走行車体1の重心の
位置が後側に移動する。
【0008】走行車体1の前後方向の傾斜角に応じてウ
エイト19が自動的に前後に移動するように構成する
と、安定性が向上する。すなわち、角度センサ20が枠
13に設けられ、走行車体1の前後方向の傾斜角を制御
装置21に入力するように出来ている。制御装置21
は、その入力に応じて油圧シリンダ18aに出力(弁の
開閉)し、ピストンロッド18aをつぎのように出没さ
せるようになっている。走行車体1が基準値を越えて前
上りに傾斜すると、ウエイト9を前方に移動させる。走
行車体1が基準値を越えて後上りに傾斜すると、ウエイ
トを後方に移動させる。また、走行車体1の傾斜が基準
値の範囲内にあると、ウエイト9を上記の中間に位置さ
せる。
【0009】走行車体1の前後方向の傾斜に応じてウエ
イトを前記のように自動的に移動させるとともに、その
走行速度を制限するように設けると、安全性がさらに向
上する。すなわち、HST(油圧式変速機)22がエン
ジン8と車輪6,7間の伝導経路に設けられ、操作ボッ
クス11の左に設けた操作杆23を直立させると、その
出力が中立となって前輪6と後輪7の回転が停止し、そ
の操作杆23の上端を前に押し倒すと、その出力が正転
となって前輪6と後輪7が正転して走行車体1を前進さ
せるとともに、操作杆23の傾斜が大きくなるように従
ってその前進速度が大きくなるように出来ている。な
お、操作杆23が中間まで押し倒された間を「低速
域」、それから先を「高速域」とする。また、中立の位
置にある操作杆23を後に引き倒すと、HST22の出
力が逆転となって走行車体1が後進するように出来てい
る。油圧シリンダ24aから突出したピストンロッド2
4bの先が操作杆23に連結されている。
【0010】そして、図3のように、走行車体1の前
後方向の傾斜角が前下りのA角から前上りのB角の第1
領域内においては、その傾斜角に応じて、前記のよう
に、ウエイト19が前後に移動し、走行車体1が前上
りのB角からC角の範囲の第2領域に傾斜すると、角度
センサ20からの入力で制御装置21が油圧シリンダ2
4aに出力し、操作杆23が前進で高速域にあると、こ
れをピストンロッド24bが低速域に引き戻して走行車
体1の前進速度を低下させ、走行車体1が前上りのC
角からD角の範囲の第3領域に傾斜すると、前進の位置
にある操作杆23をピストンロッド24bが中立の位置
に引き戻して走行車体1の前進を止めるように設けられ
ている。
【0011】支柱25がフレーム3の後部から上に伸
び、上下で平行なリンク26の両端がこれと後の昇降枠
27に取付けられている。油圧シリンダ28aがフレー
ム3に取付けられ、ピストンロッド28bがこれから斜
後上に突出し、上のリンク26と一体のアーム29とそ
の突端が接続し、油圧シリンダ28aに油を供給する
と、ピストンロッド28bが突出して昇降枠27が上昇
し、その油をタンクに戻すと、ピストンロッド23bが
引き戻されて昇降枠27が下降するように出来ている。
【0012】苗植装置2がつぎのように構成されてい
る。苗植歯車箱30が前後方向のローリング軸31でそ
の回りに揺動自在に昇降枠27に取付けられている。一
対の植付フレーム32が苗植歯車箱30から後に伸び、
それぞれの後端の両横に回転ケース33が設けられてい
る。一対の植付杆34がそれぞれの回転ケース33に設
けられている。
【0013】断面がL字型の苗受板35が植付フレーム
32に横向に固定されている。一対の支柱36がそれぞ
れの植付フレーム32の前端から斜前上に伸び、それぞ
れの突端のスライダーと苗受板35の前部で苗載台37
が左右に移動自在に支持されている。横移動棒38がエ
ンジン8の動力で左右に往復駆動されるように苗植歯車
箱30に設けられ、その両端と苗載台37が杆39で連
結されて苗載台38が左右に往復移動するようになって
いる。苗載台38は、一対の両側壁と中間の隔壁で区画
されて4枚のマット苗が横並びに載り、それぞれの後端
が苗受板35上に突出して前記のように左右に移動す
る。エンジン8の動力が苗植歯車箱30内から植付フレ
ーム32内を通って回転ケース33に到達し、これが中
央の軸の回りに反時計方向に回ると、その中の遊星歯車
で植付杆34が同じような姿勢を保って同方向に旋回す
るようになっている。そして、下降の初期にそれぞれの
先端が苗受板35の苗取口を通って1株分の苗を欠ぎ取
り、下端で泥面に移植する。
【0014】3個のフロート40が横並びに配置され、
走行車体1の前進で泥面を滑走するようになっている。
中央のフロート40は、前端の左右に張出部40aを有
するとともに、側部のフロート40は、前端の内側に張
出部40aを有し、これらの張出部40aが上記の滑走
で、苗が移植される泥面を予め整地するようになってい
る。
【0015】除草剤散布装置がつぎのように構成されて
いる。液状の除草剤が入ったタンク41が中央のフロー
ト40の後部の上に配置され、下面のノズル42からそ
の除草剤を、そのフロート40後で泥面に散布するよう
に出来ている。左の植付フレーム32に取付板43が固
定され、これに回動自在に取付けて支杆44の上部が右
に折れ曲ってその突端にタンク41が固定されている。
従って、除草剤の散布を止めて支杆44を時計方向に9
0度回すと、苗載台37の後部が解放される。苗載台3
7上の苗は、苗押え杆で上から押されており、残留した
苗を取り除くようなとき、苗押え杆による苗押えを人為
的に解除するが、上記の構成によると、苗載台37の後
部が開放されるのでその解除が容易に行なわれる。
【0016】
【効果】以上のように、この発明によると、オペレータ
が畦に行き来するブリッジを用いて走行車体の重心位置
を調整できる特徴がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を施した田植機の側面図
【図2】その平面図
【図3】その1部の側面図
【図4】その1部の背面図
【符号の説明】
1 走行車体 2 作業機器(苗植装置) 15 ブリッジ 16 横軸 19 ウエイト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業機器2が後に装着された走行車体1
    の前端部にウエイト19を有するブリッジ15の後端が
    横軸16の回りに回動するように取付けられ、その回動
    でウエイト19が前後に移動して重心の位置が変化する
    とともに水平状態に倒れるとオペレータが畦に行き来す
    る踏板となる移動農機。
JP30823096A 1996-11-19 1996-11-19 移動農機 Pending JPH10150809A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30823096A JPH10150809A (ja) 1996-11-19 1996-11-19 移動農機

Applications Claiming Priority (1)

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JP30823096A JPH10150809A (ja) 1996-11-19 1996-11-19 移動農機

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Publication Number Publication Date
JPH10150809A true JPH10150809A (ja) 1998-06-09

Family

ID=17978504

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30823096A Pending JPH10150809A (ja) 1996-11-19 1996-11-19 移動農機

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007000148A (ja) * 2006-08-18 2007-01-11 Iseki & Co Ltd 移動農機
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