JP3360878B2 - 乗用田植機の植付部 - Google Patents

乗用田植機の植付部

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、乗用田植機の植付部に
関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、乗用田植機の一形態として、走行
部の後方に植付部を昇降リンク機構を介して昇降自在、
かつ、前後方向の軸線廻りにローリング自在に連結し、
同植付部をローリング制御手段によりローリング制御可
能としたものがある。 【0003】そして、ローリング制御手段は、昇降リン
ク機構の後端に複動型のローリングシリンダを横架し、
同ローリングシリンダのピストンロッドの両端を左右幅
方向に張出し状に伸延させて、同ピストンロッドの両端
をそれぞれ苗載台にステーを介して連動連結して、シリ
ンダロッドの左右幅方向への摺動制御に連動して植付部
をローリング制御することができるようにしている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した乗
用田植機は、次のような問題点を有している。 【0005】すなわち、ローリングシリンダのピストン
ロッドの両端は、苗載台にステーを介して連動連結して
いるが、かかるステーは、取付場所によっては、植付部
を非植付作業位置に上昇させた際に、走行部の後車輪等
に干渉することがあるために、同ステーの取付場所が限
定されている。 【0006】また、このように、取付場所を限定された
ステーがあるために、施肥装置等の重量物を走行部と植
付部との間に配設する空間がなくなり、そのために、施
肥装置等を植付部の直後方に配置しなければならなくな
り、機体全体の重量バランスを悪くしている。 【0007】 【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、走
行部の後方に植付部を昇降リンク機構を介して昇降自
在、かつ、前後方向の軸線廻りにローリング自在に連結
し、同植付部をローリング制御手段によりローリング制
御可能とした乗用田植機において、植付部に苗載台支持
用の左右一対の支柱を立設し、両支柱の上端部に、左右
幅方向に伸延させて形成したガイドレールを介して苗載
台を左右幅方向に摺動自在に支持し、同ガイドレールよ
りも下方位置で、かつ、両支柱と苗載台との間に形成さ
れる空間内に、ローリング制御手段のローリングシリン
ダと連動連結するためのローリング用連結フレームを配
置すると共に、同ローリング用連結フレームは左右幅方
向に伸延させて形成して、両支柱の中途部間に上記ガイ
ドフレームと略平行に横架したことを特徴とする乗用田
植機の植付部を提供するものである。 【0008】 【作用】苗の植付作業を行なう際には、走行部を走行さ
せて植付部を牽引しながら、同植付部により苗の植付け
を行なうものであり、植付部は、ローリング制御手段に
よりローリング制御、すなわち、走行部が耕盤の凹凸に
より傾斜姿勢となった場合にも植付部は圃場面に対して
水平姿勢を保つように姿勢制御して、苗の植付深さを一
定に保つようにしている。 【0009】この際、植付ミッションケース上に立設し
た苗載台支持用の支柱と、植付ミッションケース上に載
置した苗載台との間に形成される空間内にローリング連
結用フレームを横架して配置し、同フレームとローリン
グ制御手段の一部を形成するローリングシリンダとを連
動連結して、同ローリングシリンダによるローリング制
御動作に連動して植付部をローリング制御するようにし
ており、ローリング用連結フレームは、苗載台支持用の
支柱と苗載台との間に形成されるデッドスペース内に配
置しているために、走行部と植付部との間に広いスペー
スを確保することができる。 【0010】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。 【0011】図1に示すAは乗用田植機であり、同乗用
田植機Aは、自走可能な走行部1の後方に植付部20を昇
降リンク機構50により昇降自在に連結している。 【0012】走行部1は、図1に示すように、車体フレ
ーム2の前部にエンジン3を搭載し、車体フレーム2の
後部にミッションケース4を配設し、同ミッションケー
ス4の前方位置にフロントアクスルケース5を介して水
田走行用の左右側前輪6,6を取付けると共に、前記ミ
ッションケース4の後方位置にリヤアクスルケース7を
介して水田走行用の左右側後輪8,8を取付けている。 【0013】そして、前記エンジン2等を覆うボンネッ
ト9の両側に予備苗載台10,10 を取付けると共に、ステ
ップ11を形成する車体カバー12によって前記ミッション
ケース4等を覆い、前記車体カバー12の上部に運転席13
を取付けて、その運転席13の前方位置で前記ボンネット
9の後部に操向ハンドル14を設けている。15は主変速レ
バー、16は植付昇降兼変速レバーである。 【0014】植付部20は、図1及び図2に示すように、
植付ミッションケース21の左右側方にそれぞれ植付ケー
ス22,22 を一定の間隔を開けて配置すると共に、植付ミ
ッションケース21と両植付ケース22,22 とを伝動軸ケー
ス23,23 を介して連動連設し、各ケース21,22,22の後端
部に一方向に等速回転させるロータリケース24をそれぞ
れ取付け、各ロータリケース24の回転軸芯を中心に対称
位置に一対の植付爪25,25 を取付けている。26はセンタ
ーフロート、27はサイドフロート、28は施肥装置、29は
薬剤散布装置である。 【0015】そして、植付ミッションケース21の前壁よ
り図1及び図2に示すように、入力軸30を前方へ向けて
突出させ、同入力軸30と走行部1に配設したミッション
ケース4との間に伝動軸31を介設して、同伝動軸31を介
して植付ミッションケース21に動力を伝達可能としてい
る。 【0016】また、植付ミッションケース21と左右側植
付ケース22,22 の上には、図1及び図2に示すように、
苗載台32を前高後低の傾斜状態にて載置し、同苗載台32
の前側上端部に左右幅方向に伸延させて形成したガイド
レール33を横架して、同ガイドレール33に、植付ミッシ
ョンケース21より上方へ立上げて形成した中央部支柱34
の上端部と、左右側植付ケース22,22 より上方へ立上げ
て形成した左右側支柱35,35 の上端部とを、それぞれガ
イドローラ(図示せず)を介して左右幅方向に摺動自在
に連結する一方、上記ケース21,22,22上に横架した下部
レール36に苗載台32の下端部を左右幅方向に摺動自在に
支持させている。 【0017】上記した三本の各支柱34,35,35の上部間に
は、図2〜図6に示すように、本発明の要旨をなすロー
リング用連結フレーム37を横架しており、同ローリング
用連結フレーム37は、特に、図5及び図6に示すよう
に、左右幅方向に伸延する矩形パイプ状に形成して、前
記ガイドレール33よりも下方位置で、かつ、中央部支柱
34と苗載台32との間に形成される空間96内に配置すると
共に、左右側支柱35,35の各上部に左右側端部37a,37aを
それぞれ左右側取付ブラケット97,97を介して取付け
て、上記ガイドフレール33と略平行に横架し、しかも、
ローリング用連結フレーム37の中途部は、中央部支柱3
4に、同中央部支柱34の直後方において中央部取付ブラ
ケット98を介して取付けている。 【0018】そして、左右側取付ブラケット97,97 は、
図3及び図5に示すように、それぞれ左右側支柱35,35
に内側方へ向けて固設した側面視断面コ字状の固定側ブ
ラケット97a,97a と、同固定側ブラケット97a,97a に連
結ボルト97b,97b により内側方へ向けて連結した側面視
断面コ字状の連結側ブラケット97c,97c とから形成して
おり、固定側ブラケット97a は前方へ向けて開口状に固
定する一方、連結側ブラケット97c は後方へ向けて開口
状に連結し、同連結側ブラケット97c の開口部にローリ
ング用連結フレーム37の左右側端部37a,37a を嵌入させ
て取付けるようにしている。 【0019】また、中央部取付ブラケット98は、図5及
び図6に示すように中央部支柱34に左側方へ向けて固設
した側面視断面コ字状の固定側ブラケット98a と、同固
定側ブラケット98a に連結ボルト98b により連結した平
面視断面コ字状の連結側ブラケット98c とから形成して
おり、固定側ブラケット98a は前方へ向けて開口状に固
設する一方、連結用ブラケット98c は後方へ向けて開口
状に連結し、同連結側ブラケット98c の上端面上にロー
リング用連結フレーム37の中途部を載置している。 【0020】このようにして、ローリング用連結フレー
ム37には、後述するローリング制御手段80の一部を形成
するローリングシリンダ72や左右一対のローリングシリ
ンダ補助用バネ90,91 を連結して、同ローリングシリン
ダ72によるローリング制御動作に連動して植付部20をロ
ーリング制御するようにしており、ローリング用連結フ
レーム37は、苗載台支持用の支柱34,35,35と苗載台32と
の間に形成されるデッドスペースとしての空間96内に配
置して、走行部1と植付部20との間に広いスペースを確
保することができるようにしている。 【0021】そして、走行部1と植付部20との間に確保
した広いスペース内に施肥装置等の重量物を配置するこ
とができるようにして、機体全体の重量バランスを良好
にし、苗の植付作業や施肥作業等の能率を向上させるこ
とができるようにしている。 【0022】植付ミッションケース21の前端部には、図
1及び図3に示すように、植付側ヒッチ部40を設けてお
り、同植付側ヒッチ部40は、植付ミッションケース21の
前端部にヒッチ台41を固設し、同ヒッチ台41の中央部よ
りローリング支軸42を前方へ向けて突設すると共に、同
ローリング支軸42の直上方位置と直下方位置とに、それ
ぞれ上・下側ローリング抑制ピン43,44 を前方へ向けて
突設して構成している。 【0023】昇降リンク機構50は、図1に示すように、
車体フレーム2の後端部に立設した取付フレーム51にト
ップリンク52の前端と左右一対のロワリンク53,53 の前
端をそれぞれ上下回動自在に連結する一方、リンク側ヒ
ッチ部54に各リンク52,53,53の後端を上下回動自在に連
結すると共に、同リンク側ヒッチ部54に車体フレーム2
の後部に設けた昇降用シリンダ55を昇降作動リンク56を
介して連動連結している。 【0024】そして、リンク側ヒッチ部54は、図3及び
図4に示すように、前側ヒッチ形成体57と後側ヒッチ形
成体58とをそれぞれ上下方向に伸延する矩形筒状に形成
して、前後に連設し、前側ヒッチ形成体57の上端に門型
のリンク連結ブラケット59を取付け、同リンク連結ブラ
ケット59にトップリンク52の後端部を枢支ピン60により
枢支して連結する一方、前側ヒッチ形成体57の左右側壁
下部にそれぞれリンク連結体61,61 を左右幅方向に突設
して、各リンク連結体61,61 に左右側ロワリンク53,53
の後端部を枢支ピン62,62 により枢支して連結してい
る。57a はトップリンク挿入孔である。 【0025】また、後側ヒッチ形成体58は、図3及び図
4に示すように、上端部58a を上記リンク連結ブラケッ
ト59よりも上方位置まで伸延させ、同上端部58a にシリ
ンダ取付台63を取付ける一方、下端部にボス部64を設
け、同ボス部64の直上方に位置する後側ヒッチ形成体58
の後壁に上側ピン受部65を設けると共に、ボス部64の直
下方に位置する後側ヒッチ形成体58の下端部に下側ピン
受部66を設けて、各ピン受部65,66 に前記植付側ヒッチ
部40に設けた上・下側ローリング抑制ピン43,44をそれ
ぞれ嵌合している。 【0026】そして、下側ピン受部66は、図7及び図8
に示すように、後側ヒッチ形成体58の下部後壁58b に、
左右幅方向に伸延する横長のガイド孔58c を形成すると
共に、同下部後壁58b に上記ガイド孔58c の下側縁部と
一部前後位置に重合するローリング抑制体66a を取付
け、同ローリング抑制体66a の上端縁部に下方へ凹状の
円弧面としたピン受面66b を形成し、同ピン受面66b に
下側ローリング抑制ピン44の周面を当接させている。66
c は取付ボルトである。 【0027】そして、ローリング抑制板66a は、硬質ウ
レタンゴム等のゴム材により成形しており、同ローリン
グ抑制体66a に形成したピン受面66b の摩擦係数μは、
図7に示すローリング抑制ピン44の最大ローリング角度
をθとした場合、μ>sinθとなるように設定してい
る。 【0028】このようにして、ローリング抑制ピン44が
ピン受面66b の中心部付近(植付部20が略水平姿勢の場
合)では、同ピン受面66b がローリング抑制ピン44に作
用する摩擦による抑制力が小さく、ピン受面66b の中心
部より左右外側方へ離れる程抑制力が大きくなるように
して、植付部20のローリング動作の過度の応答を抑制し
て、植付部20の姿勢を略水平に精度良く安定させること
ができるようにしている。 【0029】シリンダ取付台63は、図3及び図4に示す
ように、矩形筒状に形成した前記後側ヒッチ形成体58の
上端部58a に上方より下半部を嵌入させて取付けた支持
体70と、同支持体70の前側上半部に取付けたシリンダ取
付用ケース71とから形成しており、シリンダ取付用ケー
ス71は、左右側が開口する筒状に形成して、同ケース71
内に複動型のローリングシリンダ72を挿通すると共に、
同ケース71にローリングシリンダ72のシリンダ本体72a
の中央部を前後方向に軸芯が向いたシリンダ支軸73によ
り枢支し、同シリンダ本体72a より左右幅方向にそれぞ
れ向けてピストンロッド72b を伸延させて、図2にも示
すように、同ピストンロッド72b の両端と前記ローリン
グ用連結フレーム37の左右側部とをそれぞれ連結ロッド
74,74 を介して連結している。75は、シリンダ本体72a
の右側端に取付けたバルブケース、76は取付けボルトで
ある。 【0030】このようにして、ローリングシリンダ72の
ピストンロッド72b を左右幅方向へ摺動動作させること
により、植付部20をボス部64を中心にローリング動作さ
せることができるようにしている。 【0031】ここで、ローリング制御手段80は、上記ロ
ーリングシリンダ72と、走行部1の後部に設けた左右傾
斜速度(傾斜動作の速度又は加速度)検出用の角速度セ
ンサ81と、植付ミッションケース20に設けた植付部左右
傾斜角度検出用の水平センサ82と、入力側に上記各セン
サ81,82 を接続すると共に、出力側にローリングシリン
ダ72をバルブケース75を介して接続した制御部83とを具
備している。 【0032】そして、かかるローリング制御手段80で
は、角速度センサ81と水平センサ82の検出結果に基づい
て制御部83がローリングシリンダ72をファジィ推論によ
って自動制御して、植付部20の左右傾斜を修正して、圃
場面に対して植付部20を略水平に保持させることができ
るようにしている。 【0033】前記シリンダ取付用ケース71の天井壁に
は、図2〜図4に示すように、バネ支持体85を前上方へ
向けて立上げ、同バネ支持体85の上端部に、左右幅方向
に伸延するバネ連結体86の中途部を左右幅方向に取付け
位置調節自在に取付け、同バネ連結体86の左右側端部
と、前記ガイドレール33の左右側端部に取付けた連結ブ
ラケット33a,33a との間に、左右一対の中立復帰用バネ
87,87 をそれぞれ介設している。88は取付けボルト、89
は取付け位置調節用孔である。 【0034】ローリング用連結フレーム37の左右側部と
バネ支持体85との間には、図2〜図4に示すように、そ
れぞれ左右一対のローリングシリンダ補助用バネ90,91
を介設しており、左右一対のローリングシリンダ補助用
バネ90,91 は、各内側端部90a,91a をバネ支持体85の左
右側下部に連結する一方、各外側端91b,91b を前記連結
ロッド74,74 より上方へ突設したバネ連結用ブラケット
92,92 に連結ロッド90c,91c を介して連結している。 【0035】このようにして、左右一対のローリングシ
リンダ補助用バネ90,91 により、ローリングシリンダ72
に作用する荷重負担を軽減し、同ローリングシリンダ72
が故障した場合や、ローリング制御手段80の姿勢変更検
出部である角速度センサ81や水平センサ82が走行部の姿
勢変更動作を検出できない不感帯領域において、ローリ
ングシリンダ72が作動しない場合には、植付部20を走行
部1に対して中立位置に自動復帰させることができるよ
うにしている。 【0036】しかも、左右一対のローリングシリンダ補
助用バネ90,91 は、ローリングシリンダ72よりも上方位
置に配置して、植付部20のローリング中心位置であるロ
ーリング支軸42よりも可及的上方位置にて、モーメント
を利用してローリング規制機能を果すようにして、両ロ
ーリングシリンダ補助用バネ90,91 のバネ定数を可及的
に小さくすると共に、バネ自体の小型化を図ることがで
きるようにしている。 【0037】しかも、本実施例では、図2に示すよう
に、植付ミッションケース20の入力軸30の回転方向aが
時計方向であることから、同入力軸30の転動力を相殺す
ることができるように、右側のローリングシリンダ補助
用バネ91のバネ定数を左側のローリング制御用バネ90の
バネ定数よりも大きく設定している。 【0038】さらに、本実施例では、図4に示すよう
に、ローリングシリンダ72の中心部を軸支するシリンダ
支軸73を、ローリング支軸42の中心を通る仮想垂直線C
よりも一定幅Wだけ右側方(図4では向って左側方)へ
偏位させると共に、同ローリングシリンダ72のシリンダ
本体72a の右側端にバルブケース75を取付けて、上記右
側のローリングシリンダ補助用バネ91との協働により入
力軸30の転動力を相殺するようにしている。 【0039】このようにして、入力軸30をa方向に回動
させた際にも、入力軸30の転動力を相殺して植付部20を
水平姿勢に保持させることができるようにし、ローリン
グ制御手段80による植付部20の水平制御を正確に行なえ
るようにして、植付部20による植付作業性能を向上させ
ることができるようにしている。 【0040】図9は、他の実施例としての下側ピン受部
66の構造を示しており、ローリング抑制体66a のピン受
面66b にバネ鋼66d を張設している。 【0041】このようにして、バネ鋼66d によりピン受
面66b の摩耗を防止すると共に、植付部20のローリング
抑制機能を良好に果すようにしている。 【0042】図10及び図11は、もう一つの他の実施
例としての下側ピン受部66の構造を示しており、ローリ
ング抑制体66a をガイド孔58c の上縁部と一部前後位置
に重合させて取付け、同ローリング抑制体66a の下端面
に形成したピン受面66b にローリング抑制ピン44の周面
を当接させている。 【0043】この場合も、植付部20のローリング動作の
過度の応答を抑制して、植付部20の姿勢を略水平に精度
良く安定させることができるようにしている。 【0044】 【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得ら
れる。 【0045】すなわち、本発明では、植付部に苗載台支
持用の左右一対の支柱を立設し、両支柱の上端部に、左
右幅方向に伸延させて形成したガイドレールを介して苗
載台を左右幅方向に摺動自在に支持し、同ガイドレール
よりも下方位置で、かつ、両支柱と苗載台との間に形成
される空間内に、ローリング制御手段のローリングシリ
ンダと連動連結するためのローリング用連結フレームを
配置しているため、走行部と植付部との間に広いスペー
スを確保することができる。しかも、ローリング用連結
フレームは左右幅方向に伸延させて形成して、両支柱の
中途部間に上記ガイドフレームと略平行に横架している
ため、同ローリング用連結フレームにより左右一対の支
柱を補強することができて、両支柱による苗載台の支持
機能を良好に確保することができる。 【0046】そのために、かかるスペース内に施肥装置
等の重量物を配置することができて、機体全体の重量バ
ランスを良好にすることができ、苗の植付作業や施肥作
業等の能率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る植付部を具備する乗用田植機の側
面図。 【図2】同植付部の正面図。 【図3】要部の側面図。 【図4】同要部の正面図。 【図5】ローリング用連結フレームの取付構造を示す平
面図。 【図6】同ローリング用連結フレームの取付構造を示す
断面側面図。 【図7】ローリング抑制ピンを受けるピン受部の正面説
明図。 【図8】同ピン受部の断面側面図。 【図9】他の実施例としてのピン受部の断面側面図。 【図10】もう一つの他の実施例としてのピン受部の正
面説明図。 【図11】同ピン受部の断面側面図。 【符号の説明】 A 乗用田植機 1 走行部 20 植付部 30 昇降リンク機構 37 ローリング用連結フレーム

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 走行部の後方に植付部を昇降リンク機構
    を介して昇降自在、かつ、前後方向の軸線廻りにローリ
    ング自在に連結し、同植付部をローリング制御手段によ
    りローリング制御可能とした乗用田植機において、植付部に苗載台支持用の左右一対の支柱を立設し、両支
    柱の上端部に、左右幅方向に伸延させて形成したガイド
    レールを介して苗載台を左右幅方向に摺動自在に支持
    し、同ガイドレールよりも下方位置で、かつ、両支柱と
    苗載台との間に形成される空間内に、ローリング制御手
    段のローリングシリンダと連動連結するためのローリン
    グ用連結フレームを配置すると共に、同ローリング用連
    結フレームは左右幅方向に伸延させて形成して、両支柱
    の中途部間に上記ガイドフレームと略平行に横架した
    とを特徴とする乗用田植機の植付部。
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