JPH0728829Y2 - 農機の高さ姿勢制御機体フレーム構造 - Google Patents

農機の高さ姿勢制御機体フレーム構造

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JPH0728829Y2
JPH0728829Y2 JP1988042924U JP4292488U JPH0728829Y2 JP H0728829 Y2 JPH0728829 Y2 JP H0728829Y2 JP 1988042924 U JP1988042924 U JP 1988042924U JP 4292488 U JP4292488 U JP 4292488U JP H0728829 Y2 JPH0728829 Y2 JP H0728829Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 開示技術は、刈取機等の農機の湿田等に於ける作業時
に、ハンドルを含めて機体フレームの最適高さ姿勢を所
定に自在に制御する機体フレーム構造に関する。
〈従来の技術〉 周知の如く、刈取機等の農機の圃場に於ける農作業は極
めて重要であり、しかも、当該作業は気候的に左右され
易く、したがって、著しく短期間で所定の作業を行う必
要から効率良く行う必要があり、しかも、年間稼動率が
低いために、経済的に見合うような農機の必要性から必
ずしも全自動的な高価で複雑な農機が提供されていると
は限らず、例えば、刈取機に於いてはその車輪がエンジ
ン、ミッション、チエンケースを介して走行するように
はされているものの、現実には繰向作業等はハンドルを
介して作業者の歩行により行われるような態様が採用さ
れている。
而して、例えば、第3図に示す様な農機としての刈取機
1に於いては、その機体フレーム2、ビーム2′にエン
ジン3、ミッション4、チエンケース5により車輪9を
回転させ、フロート6上に前処理部7や結束部8等を有
してハンドル10によりステアリングを行って走行するよ
うにされているが、乾田や湿田等の圃場条件による作業
性の相違から、刈取機1の高さ姿勢を最適作業に向くよ
うに機体フレーム2を調整する必要があり、圃場に対し
車輪9を上げるには機体フレーム2を相対的に下げ、車
輪9を下げるには逆に機体フレーム2を上げるようにさ
れており、特に、刈取機1が旋回性能や湿田性を上げる
べく一輪式の刈取機とされているような態様では、機体
が安定し難い等の点から機体フレーム2の高さ姿勢制御
がより適切に求められていた。
〈考案が解決しようとする課題〉 而して、在来態様における一輪式の刈取機等の農機に於
いては、ビーム2′に対するチエンケース5等を有段的
にボルトの抜き差しにより人手作業を介し機体フレーム
2の高さ姿勢制御調節を行っていたために、著しく作業
性が悪く、特に、湿田に於ける人手作業では足場条件が
悪く、機体重量が思い等の点から高さ姿勢調整作業がし
難いという難点があり、例えば、ビーム2′と車輪9の
相対間隙が調整されて高さ姿勢制御がなされても、ハン
ドルの高さ姿勢調整がなされず、したがって、各種農作
業を行うに際しては無理な姿勢が強いられて作業がし辛
いという不都合さがあった。
〈考案の目的〉 この考案の目的は上述従来技術に基づく農機の湿田等の
圃場に於ける機体フレームやハンドルの高さ姿勢調整制
御の問題点を解決すべき技術的課題とし、当該高さ姿勢
が必要に応じてスムーズに行え、結果的に、作業者の作
業姿勢が最適に得られるようにして農産業における機械
化技術利用分野に益する優れた農機の高さ姿勢制御機体
フレーム構造を提供せんとするものである。
〈課題を解決するための手段・作用〉 上述目的に沿い先述実用新案登録請求の範囲を要旨とす
るこの考案の構成は前述課題を解決するために、湿田や
乾田等の圃場条件に応じて刈取機等の農機の機体フレー
ム高さ姿勢調整制御を行うに際し、ハンドルに設けたレ
バー等を操作してラチェット式のクラッチを介しチエン
ケースのビームに対する間隙調整を有段的、或いは、無
段的に行って機体フレーム、及び、ハンドルの最適高さ
姿勢調整を行い、而して、車輪とビームの相対間隙の調
整がなされるに際し、チエンケースに一体的に設けたサ
ブフレームをハンドルに連係させて、ビームのみならず
ハンドルも、そして、機体フレームをも随伴的に一体的
に高さ姿勢調整が行え、これにより、刈取機等の農機が
乾田や湿田等の圃場条件に対して最適高さ姿勢にされる
ようにして全ての農作業がスムーズ、且つ、高能率裡に
行えるようにした技術的手段を講じたものである。
〈実施例〉 次に、この考案の実施例を第1,2図に基づいて説明すれ
ば以下の通りである。尚、第3図と同一態様部分は同一
符号を用いて説明するものとする。
第1図に示す基本的態様において、1は農機としての一
輪車式の刈取機で、その機体フレーム2のビーム2′の
後端には従来態様と同じくエンジン3、及び、ミッショ
ン4が設けられ、チエンケース5を介して一輪式の車輪
9に動力が伝達されて所定に走行されるようにされた湿
田性が良い刈取機の態様であり、所定の前処理部7、及
び、結束部8がフロート6′の上に設けられ、所定に作
動するようにされている。
而して、当該刈取機1に於いては一輪式の車輪9が湿田
性を向上するべくエア圧が所定に低くされており、乾田
と湿田に対する作業者の作業姿勢、及び、前処理部7が
浮き上がったり前屈みになることを避けるようにされて
いる。
而して、チエンケース5に側面視円弧状のサブフレーム
11の下端が固設されて、機体フレーム2のビーム2′に
固設したネジピン14に円弧状のサブフレームの円弧状の
長溝13が係合し、該ビーム2′が下がる姿勢、即ち、車
輪9が上げられる状態、そして、逆にビーム2′が上げ
られ、即ち、相対的に車輪9が下げられる所定の高さ姿
勢でネジピン14が締め付け固定されて、機体フレーム2
の高さ姿勢調整制御がなされるようにされている。
而して、この考案においては、ハンドル10に設けた下向
きのリンク15の下端がサブフレーム11の上端にピン枢支
されて、ビーム2′の車輪9に対する相対高さ姿勢調整
制御に応動して機体フレーム2に於けるハンドル10の高
さ姿勢も随伴的に自動調整されて、作業者によるハンド
ル10を介しての操向作業等が最適姿勢で行われるように
されている。
上述構成において、圃場に於ける刈取機1の湿田や乾田
に於ける農作業に際しての機体フレーム2の高さ姿勢調
整制御がなされて、サブフレーム11の長溝13とビーム
2′のネジピン14の係合により、該ビーム2′と車輪9
の相対高さが調整固定されると、これに随伴してリンク
15を介しハンドル10もビーム2′に対し昇降して最適高
さ姿勢に調整され、操向等が最適になされる。
そのため、機体フレーム2の高さ姿勢調整制御とハンド
ル10の高さ姿勢調整制御が一体的になされることが出
来、湿田等に於ける圃場条件の悪い所でも支障なく調整
作業を行うことが出来る。
而して、機体フレーム2と車輪9との相対高さ姿勢調整
制御については、第2図に示す実施例の様に、ハンドル
10の下側に昇降旋回用のレバー16を設け、その先端には
ビーム2′に設けたラチェット式のワンウエイクラッチ
17を介し、ピニオン18を設けて円弧状のサブフレーム1
1′の円弧状のラック19に噛み合わせ、湿田や乾田に於
ける機体フレーム2の高さ姿勢に際してはレバー16を反
復して昇降旋回動させることにより、てこの原理により
ラチェット式のワンウエイクラッチ17を介してピニオン
18がラック19に係合し、サブフレーム11′をしてチエン
ケース5と共に一体的にミッション4を中心に旋回動し
て車輪9を昇降させ、最適高さ姿勢調整後ハンドル10の
下に設けられたレバー20によりワイヤケーブル21を介し
ビーム2′に設けたスリーブ22のスライド自在なピン23
を進退させて、サブフレーム11′の所定段数のピン穴24
に挿脱させて軽い力で高さ姿勢調整固定を行うようにす
ることが出来る。
又、機体フレーム2の昇降については、上述第2図に示
す実施例の様にレバー16による人手作業を介しての操作
ばかりではなく、車輪9にかかる荷重を従来の如くカン
チレバー式ではなく両持ちタイプにして、左右のバラン
スを分散させるようにして安定させると共に、外力によ
り昇降裡に高さ姿勢調整制御することが出来、油圧モー
タの作動はハンドル10に併設した所定のレバー等により
調整をして行うことが出来る。
又、機体フレーム2全体が車輪9に対する高さ姿勢調整
制御を行うと共にフロート6′を含めて機体全体がバラ
ンス良く高さ姿勢調整制御出来、その後の農作業が乾田
に於いても湿田に於いても最適にスムーズに行われるよ
うにすることが出来る。
尚、この考案の実施態様は上述各態様に限るものでない
ことは勿論であり、例えば、適用対象の農機は刈取機ば
かりでなく、乾田や湿田に於ける機体フレームの車輪に
対する相対的な高さ姿勢の調整制御を必要とする車輪を
有する農機には全て適用可能である等種々の態様が採用
可能である。
〈考案の効果〉 以上、この考案によれば、基本的に旋回性や操向性の良
好な乾田や湿田に対する農作業を行う一輪式の刈取機等
の農機において、車輪とハンドルが一定関係にあり機体
フレームを車輪に対し円弧状のサブフレームを介してレ
バーによりラチェット式のクラッチで相対昇降させて高
さ姿勢の調整制御を行うに際し、ハンドルを随伴的に高
さ姿勢調整制御が出来るために単に乾田や湿田に於ける
農作業が安定した姿勢でその作業がスムーズに行われる
ばかりでなく、ハンドル操作等の人力操作において作業
者が歩行しながら最適姿勢でハンドルを操作することが
出来るという優れた効果が奏される。
したがって、一輪式の刈取機等の種々の条件から、一部
人手作業によらざるを得ないような農機において、湿田
等の作業条件の悪い場合でも人手作業によるレバーの旋
回動操作により高さ姿勢調整作業がバランス良く、安全
にスムーズに行えるという優れた効果が奏される。
そして、全ての農作業が作業者にとり最適姿勢で行われ
るために、作業能率が良いばかりでなく安全性も高く、
バランスのとれた操作がスムーズに行われるために疲労
等も生じないという効果もある。
而して、機体フレームの高さ姿勢が調整制御されるに伴
って自動的にハンドルの高さ姿勢調整制御が行われるた
めに、機体フレームの高さ姿勢調整制御とハンドルの高
さ姿勢調整制御が別個に行われずに済み、高さ姿勢調整
作業が一回で全て行われるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1〜2図はこの考案の実施例の説明図であり、第1図
は1実施例の模式概略側面図、第2図は他の実施例の要
部拡大模式側面図、第3図は農機としての刈取機の機構
斜視図である。 2′…ビーム、10…ハンドル、4…ミッション、5…チ
エンケース、9…車輪、1…農機、2…機体フレーム、
18…ラチェット(ギヤ)、19…ラック、16…レバー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビームにハンドルが連結されると共にミッ
    ションを介してチエンケースにより車輪を装備している
    農機の機体フレームが高さ姿勢制御自在にされている構
    造において、上記車輪とハンドルが一定位置関係にあ
    り、而して機体フレームがサブフレームを介してレシー
    バによりラチェット式のクラッチで相対高さ姿勢変位自
    在に配設されていることを特徴とする農機の高さ姿勢制
    御機体フレーム構造。
JP1988042924U 1988-04-01 1988-04-01 農機の高さ姿勢制御機体フレーム構造 Expired - Lifetime JPH0728829Y2 (ja)

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JPH01146828U JPH01146828U (ja) 1989-10-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5224449Y2 (ja) * 1971-07-10 1977-06-03
JPS62157681U (ja) * 1986-03-29 1987-10-06
JPS632432U (ja) * 1986-06-24 1988-01-09

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JPH01146828U (ja) 1989-10-11

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