JPH0444030Y2 - - Google Patents

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JPH0444030Y2
JPH0444030Y2 JP1986164684U JP16468486U JPH0444030Y2 JP H0444030 Y2 JPH0444030 Y2 JP H0444030Y2 JP 1986164684 U JP1986164684 U JP 1986164684U JP 16468486 U JP16468486 U JP 16468486U JP H0444030 Y2 JPH0444030 Y2 JP H0444030Y2
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JP
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height adjustment
adjustment pedal
output shaft
pedal
reducer case
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JP1986164684U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は草刈機の駆動車輪支持構造に関する。
(従来の技術) エンジンを搭載し、後方にオペレータ用ハンド
ルを起設した機体の下方にカツターハウジングを
備え、該カツターハウジングの後方に駆動車輪を
配設し、エンジン動力が伝達される出力軸を機体
後部に軸承し、駆動車輪を軸承する減速機ケース
を該出力軸を支点として揺動自在に機体後部側に
枢着し、該減速機ケース側には高さ調整ペダルを
揺動自在に枢着するとともに、機体側には該高さ
調整ペダルを上下複数段の位置で係脱可能に保持
する係合部を設けた草刈機は公知であつた。そし
て従来は高さ調整ペダルを係合部側に押し付ける
ばねと、減速機ケースを下方に押し付けて駆動車
輪に対し機体を上方へ押し付けるためのバランサ
ーばねとを別個に必要としていた。
(考案が解決しようとする問題点) このように従来は機能が異なる二本のばねを別
個に必要とするため、部品点数が多く、その取付
作業も面倒なものになつていた。
そこで本考案の目的は、高さ調整ペダルを係合
部側に押し付ける機能と減速機ケースを下方に押
し下げる機能とを一本のばねで行うことができ、
部品点数の削減並びに取付作業の簡素化が図れる
ようにした草刈機の駆動車輪支持構造を提供する
にある。
(問題点を解決するための手段) 以上の目的を達成すべく本考案は、減速機ケー
ス21の後部側に出力軸11を軸承し、前記減速
機ケース21の前部側に駆動車輪7,7を固設し
た車軸16を軸承し、前記出力軸11と前記車軸
16とをチエーン20等の伝達手段で結合し、高
さ調整ペダル26を減速機ケース21の前部側に
揺動自在に枢着して後上方に延出する一方、この
高さ調整ペダル26の前方の機体2側には高さ調
整ペダル26を上下複数段の位置で係脱可能に保
持する係合部33を設け、更にこの高さ調整ペダ
ル26の減速機ケース21側に対する枢着点25
より下方部位と機体2後部側の出力軸11より下
方部位との間に一本の引張ばね31を架設したこ
とを特徴とする。
(作用) 先ず高さ調整ペダル26が減速機ケース21側
との枢着点25より下方部位でその後方から引張
ばね31により引張されているため、高さ調整ペ
ダル26は枢着点25廻りに前方へ押圧付勢され
て係合部33との係合状態がロツクされている。
そしてオペレータが引張ばね31の付勢に抗し
て高さ調整ペダル26を片足で踏み込んで押し下
げると、係合状態が解除され、次に手でハンドル
8を上下させると、高さ調整ペダル26と一体に
減速機ケース21が引張ばね31により押し下げ
方向の力を受けながら機体2に対し相対的に上下
し、適宜の高さ位置で高さ調整ペダル26から足
を離せば、再び引張ばね31の付勢により係合部
33に対して高さ調整ペダル26がロツク状態と
なる。
このように引張ばね31は、高さ調整ペダル2
6を前方の係合部33に押し付ける機能と、減速
機ケース21を押し下げて駆動車輪7に対し機体
2を押し上げる機能とを一本で具備するものとな
る。
(実施例) 以下に添付図面を基に実施例を説明する。
第1図及び第2図は草刈機の概略側面図と概略
平面図を示し、エンジン1を搭載した機体2下方
にはカツターハウジング6が設けられ、このカツ
ターハウジング6内にはエンジン動力で駆動され
て略水平回転するブレードが収納され、その後方
の左右には駆動車輪7,7が備えられる。そして
機体2後部には後方へ延出するオペレータ用ハン
ドル8が起設され、また機体2前部の中央には前
方に大きく延出するアーム部9が固設され、その
先端には案内車輪10が備えられる。
第3図乃至第5図に示すように機体2には後方
に突出する左右のフレーム3,3が設けられ、こ
のフレーム3,3の後端間にはエンジン動力が伝
達される出力軸11が軸受12,12を介して回
転自在に横架され、14はサブミツシヨンケース
であり、出力軸11の左端部はフレーム3から突
出してその突出端には駆動スプロケツト15が固
設される。左右の駆動車輪7,7を両端に固設し
た車軸16は出力軸11と平行、且つその前方に
配置され、且つ車軸16の左端寄りには従動スプ
ロケツト17が固設され、この従動スプロケツト
17と駆動スプロケツト15にはチエーン20が
装着される。
そして車軸16の中間部は左右の軸受18,1
8を介して車軸管19内に回転自在に軸承され、
この車軸管19の左端部にはチエンスプロケツト
機構を覆う減速機ケース21が前部で固設され、
また車軸管19の右端部には支持プレート22が
前部で固設される。減速機ケース21は出力軸1
1の左側の軸受12とフレーム3間に介装したカ
ラー13の外周に回転自在に組込まれ、これによ
り減速機ケース21は後部で機体2後部側に対し
出力軸11を支点として揺動自在に枢着される。
また支持プレート22は右側のフレーム3の外側
に出力軸11と同軸線上に突設した支軸23の外
周に回転自在に組込まれ、これにより支持プレー
ト22も後部で機体2後部側に対し出力軸11廻
りに揺動自在に枢着される。
以上において、車軸管19の中間部上にブラケ
ツト24を固設し、このブラケツト24に高さ調
整ペダル26の下端部を枢着ピン25にて揺動自
在に枢着する一方、右側のフレーム3の後端下面
部には内側へ突出するブラケツト4を固設し、出
力軸11より下方に位置するこのブラケツト4と
高さ調整ペダル26の下端部で減速機ケース21
に対する枢着点、即ち枢着ピン25より下方部位
との間に引張コイルばね31を架設する。高さ調
整ペダル26はプレート製で、下端部から上方へ
起立する中間部にかけてその前面には上下複数段
5(図示では4個)の係合溝27……が形成さ
れ、その上部には前方へ突出するストツパ部28
が形成され、更にストツパ部28より上方部分は
斜め後上方に屈曲されてグリツプ部29となつて
いる。斯かる高さ調整ペダル26の前方にはロツ
クピン32を配設し、即ち左方のフレーム3,3
間に架設されたクロスプレート5の後端にロツク
ピン32を固設する。ロツクピン32は二股状の
前部でクロスプレート5の後端下面に固設され、
後部は上方に起立してその上端間は係合部をなす
横杆部33で連続し、この横杆部33は前記係合
溝27……の一つと係脱自在である。またロツク
ピン32内には高さ調整ペダル26を囲む二股状
の振れ止め部材34が挿入され、この振れ止め部
材34は前端部で前記クロスプレート5の後端上
面に固設されている。
次に高さ調整の操作について説明する。
先ず第3図のように高さ調整ペダル26の係合
溝27……の一つにロツクピン32の横杆部33
が係合している場合において、高さ調整ペダル2
6は枢着ピン25より下位の下端部でその後方の
引張コイルばね31により引張されているため、
係合溝27部分は下方の枢着ピン25廻りに前方
へ押圧付勢され、これにより横杆部33に対する
係合溝27の係合状態がロツクされている。
そして高さ調整を行う場合は、オペレータは引
張コイルばね31の付勢に抗して高さ調整ペダル
26のペダル部29を片足で踏み込んで押し下
げ、これによりロツクピン32との係合を解除し
たまま、両手でハンドル8,8を持ち上げたり、
押し下げると、第3図中に仮想線で示すように引
張コイルばね31により引張された高さ調整ペダ
ル26が機体2と相対的に上方、或いは下方に移
動し、これと一体の車軸管19と減速機ケース2
1及び支持プレート22は引張コイルばね31に
より押し下げ方向の力を受けながら出力軸11廻
りに上下に揺動する。従つて車軸16両端の駆動
車輪7,7も同様に揺動し、適宜の位置でペダル
部29から足を離せば、再び横杆部33に対して
引張コイルばね31の付勢により一つの係合溝2
7が係合し、ロツク状態となる。
尚、前方の案内車輪10についても適宜の高さ
調整機構が付設されており、これにより草の刈り
高さが調整される。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、草刈機におい
て、駆動車輪を前部側に軸承する減速機ケースを
後部で機体後部側に対しエンジン動力が伝達され
る出力軸廻りに揺動自在に枢着し、この減速機ケ
ースの前部側に高さ調整ペダルを揺動自在に枢着
して後上方に延出し、この高さ調整ペダルの前方
の機体側には高さ調整ペダルを上下複数段の位置
で係脱可能に保持する係合部を設けるとともに、
この高さ調整ペダルの減速機ケースに対する枢着
点より下方部位と機体後部側の出力軸より下方部
位との間に一本の引張ばねを架設したため、高さ
調整ペダルを前方の係合部側に押し付ける機能と
減速機ケースを押し下げて駆動車輪に対し機体を
押し上げる機能とを一本の引張ばねで兼備するこ
とができ、更に引張ばねの大部分を減速機ケース
の範囲内に納めることができるので駆動車輪支持
部の小型化を図ることができ、従つて部品点数の
削減と取付作業の簡素化をも達成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は草刈機の概略側面図と同平
面図、第3図は本構造部の透視的側面図、第4図
及び第5図はその破断平面図と同背面図である。 尚、図面中、1はエンジン、2は機体、3はフ
レーム、5はクロスプレート、6はカツターハウ
ジング、7は駆動車輪、8はハンドル、11は出
力軸、15は駆動スプロケツト、17は従動スプ
ロケツト、20はチエーン、16は車軸、19は
車軸管、21は減速機ケース、22は支持プレー
ト、25は枢着ピン、26は高さ調整ペダル、2
7は係合溝、31は引張ばね、33は係合部であ
る。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 エンジンを搭載し、後方にオペレータ用ハンド
    ルを起設した機体の下方にカツターハウジングを
    備え、該カツターハウジングの後方に駆動車輪を
    配設し、エンジン動力が伝達される出力軸を機体
    後部に軸承し、駆動車輪を軸承する減速機ケース
    を該出力軸を支点として揺動自在に機体後部側に
    枢着し、該減速機ケース側には高さ調整ペダルを
    揺動自在に枢着するとともに、機体側には該高さ
    調整ペダルを上下複数段の位置で係脱可能に保持
    する係合部を設けた草刈機において、 前記減速機ケースの後部側に前記出力軸を軸承
    し、前記減速機ケースの前部側に前記駆動車輪を
    固設した車軸を軸承し、前記出力軸と前記車軸と
    をチエーン等の伝達手段で結合し、 該減速機ケースの前部側に前記高さ調整ペダル
    を枢着して該高さ調整ペダルを後上方へ延出し、 該高さ調整ペダルの前方に前記係合部を配置す
    るとともに、 該高さ調整ペダルの前記減速機ケース側に対す
    る枢着点より下方部位と機体後部側の前記出力軸
    より下方部位との間に一本の引張ばねを架設した
    こと、 を特徴とする草刈機の駆動車輪支持構造。
JP1986164684U 1986-10-27 1986-10-27 Expired JPH0444030Y2 (ja)

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JPS6368726U JPS6368726U (ja) 1988-05-09
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