JP2544665Y2 - 操縦ハンドルのクラッチ操作装置 - Google Patents

操縦ハンドルのクラッチ操作装置

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JP2544665Y2
JP2544665Y2 JP3111291U JP3111291U JP2544665Y2 JP 2544665 Y2 JP2544665 Y2 JP 2544665Y2 JP 3111291 U JP3111291 U JP 3111291U JP 3111291 U JP3111291 U JP 3111291U JP 2544665 Y2 JP2544665 Y2 JP 2544665Y2
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JP
Japan
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clutch
arm
finger
handle
operating device
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JP3111291U
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JPH04118886U (ja
Inventor
宣弘 井手
聡 森田
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ATECS CORP
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ATECS CORP
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、管理機や運搬車等の操
縦ハンドルに設けるクラッチ操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】操縦ハンドルを持って操向操作を行う歩
行型の管理機や運搬車においては、操縦ハンドルを持っ
たままで走行クラッチの入切を行えるようにすることが
考えられている。このようなものとして、例えば、特開
昭64−32932号公報には、操縦ハンドルのグリッ
プ部を握ったままで主クラッチの入切操作が指で操作可
能にしたクラッチレバーを設ける構造が示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記の公知構造は、主
クラッチとクラッチレバーとをワイヤーやリンク等で連
動して、リンクがデッドポイントを越えて移動してクラ
ッチの入切状態に切り換るようにしているので、ワイヤ
ーの伸びやリンクの連結部のガタ等により、クラッチレ
バーの揺動範囲が操縦ハンドルのグリップ部を握ったま
までの指操作可能範囲を越えてしまって操作しづらくな
ったり、リンクがデッドポイントを越え難くなってクラ
ッチの入切位置の保持が不安定になることがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本考案では、ク
ラッチ1に連結した連結ロッド2を回動アーム3に枢支
連結し、この回動アーム3に突設した係合具5をハンド
ル6のグリップ部7を持った状態で指操作可能にした手
指操作レバー8に連動した駆動アーム9の係合部10に
係合させて手指操作レバー8の回動操作で回動アーム3
デッドポイントDPを越えて揺動すべくした操縦ハン
ドルのクラッチ操作装置において、前記係合具5に当接
して回動アーム3の回動範囲を規制する回動範囲調節具
11を駆動アーム9に設けて構成した。
【0005】
【考案の作用及び効果】前記構成によれば、クラッチ1
に連結した連結ロッド2を枢支連結した回動アーム3が
デッドポイント(DP)を越えることでクラッチ入切状
態に保持されるのであるが、この回動アーム3の回動範
囲を、手指操作レバー8に連動して直接回動アーム3を
回動させる駆動アーム9に設けた回動範囲調節具11で
調節するので、デッドポイント(DP)を僅かに越える
微妙な調整が正確に行え、手指操作レバー8の回動範囲
も操縦ハンドル6のグリップ部7を握ったままで指操作
可能な範囲に納めることができ、良好なクラッチ操作感
を保持できることになる。
【0006】
【実施例】次に、本考案の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。この実施例は、一輪管理機で、機体の中央
部にはギヤボックス13を設け、このギヤボックス13
から前方に向けて支台14を突設し、この支台14上に
原動機15を搭載し、この原動機15からベルト16伝
動によって動力をギヤボックス13に伝達している。ギ
ヤボックス13に枢支したクラッチアーム17の先端に
枢支したクラッチローラ18がベルト16を押圧するこ
とによって動力を伝達し、該ローラ18がベルト16か
ら離れることによって動力の伝達を断つようにしてベル
トテンションクラッチ1を構成している。
【0007】ギヤボックス13から前下方に向け伝動ケ
ース19を設け、この伝動ケース19の下端部に車輪2
0を装着し、走行駆動するようにしている。ギヤボック
ス13の後部には作業機取付フレーム21を後方に向け
て取り付け、この作業機取付フレーム21に伝動ケース
22、ロータリカバー23、抵抗棒24を取り付けてい
る。伝動ケース22上部とギヤボックス13との間は中
間伝動ケース25により連結し、伝動ケース22の下端
側出力軸26には作業機であるロータリー27を装着し
ている。
【0008】ギヤボックス13の上部には取付ベース2
8を介して左右後上方に向けて分岐した杆状操縦ハンド
ル6,6を突設している。右側のハンドル6の先端グリ
ップ部7近くに取付板29を内下方へ向けて突設してい
る。この取付板29には前後に枢支軸4,30を立設
し、前側の支軸4には回動アーム3を枢支し、後側の支
軸30には駆動アーム9を枢支している。
【0009】回動アーム3には、前記テンションクラッ
チ1のクラッチアーム17に連結したインナーワイヤー
31を連結した円弧状の連結杆2を枢支32し、略中央
で突出させたピン33にローラ5を回転自在に遊嵌して
いる。尚、ローラ5が本考案の係合具に相当する。駆動
アーム9には、そのボス部37にグリップ部7の近くに
伸びる手指操作レバー8を固着し、前記回動アーム3の
ピン33に遊嵌したローラ5を嵌合する長溝10を先端
部に形成し、先端側に起立片34を固着し、この起立片
34にローラ5へ当接させるボルト11を螺着して回動
範囲を調節するようにしている。尚、長溝10とボルト
11が本考案の駆動アーム9の係合部と回動範囲調節具
それぞれ相当する。
【0010】アウターワイヤー35の先端と枢支軸4の
中心を結ぶ線がデッドポイント(DP)で、連結杆2
と回動アーム3の枢支軸32がこのデッドポイント(D
P)を越えることによって、インナーワイヤー31の引
張力によって回動アーム3の回動停止位置が安定するの
であるが、その位置は、ローラ5とボルト11の先端が
当接する位置で決まる。36は取付板29の上方を覆う
カバーでハンドル杆6に取り付けている。
【0011】テンションクラッチ1を入れる操作を行う
には、手指操作レバー8がハンドル6のグリップ部7下
方に位置しており、左右のグリップ部6,6を両手で保
持した状態で右手の親指以外の4本の指を伸ばして手指
操作杆8の先端を上方へ押し上げれば、駆動アーム9が
下方へ回動て長溝10が回動アーム3のローラ5を押
下げて回動アーム3を回動してこの回動アーム3に連
結した連結杆2を介してインナーワイヤー31が引か
れ、クラッチアーム17のローラ18がベルト16に押
し付けられて動力の伝達状態となる。このクラッチ入れ
操作中に、回動アーム3連結する連結杆2の枢支軸3
2がデッドポイント(DP)を越えるとインナーワイヤ
ー31の引張力によって手指操作レバー8がさらに回動
しようとするが、ローラ5の外周にボルト11の先端が
当接することで最大回動位置が規制される。
【0012】 テンションクラッチ1を切る場合にも同様
に左右のハンドル6,6の両グリップ部7,7を両手で
握ったままで、右手の親指で手指操作レバー8の先端を
押し下げれば、クラッチ入と逆の連動作用によってテ
ンションクラッチ1のローラ18がベルト16から離れ
て動力の伝達が断たれることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部の側面図であり、クラッチの切り状態を示
す。
【図2】一部の側面図であり、クラッチの入り状態を示
す。
【図3】図2におけるA−A断面図である。
【図4】全体側面図である。
【符号の説明】
1 クラッチ 2 連結ロッド 3 回動アーム 4 枢支軸 5 係合具 6 ハンドル 7 グリップ部 8 手指操作レバー 9 駆動アーム 10 係合部 (DP) デッドポイント 11 回動調節具

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クラッチ(1)に連結した連結ロッド
    (2)を回動アーム(3)に枢支連結し、この回動アー
    ム(3)に突設した係合具(5)をハンドル(6)のグ
    リップ部(7)を持った状態で指操作可能にした手指操
    作レバー(8)に連動した駆動アーム(9)の係合部
    (10)に係合させて手指操作レバー(8)の回動操作
    で回動アーム(3)デッドポイント(DP)を越えて
    揺動すべくした操縦ハンドルのクラッチ操作装置におい
    て、前記係合具(5)に当接して回動アーム(3)の回
    動範囲を規制する回動範囲調節具(11)を駆動アーム
    (9)に設けたことを特徴とする操縦ハンドルのクラッ
    チ操作装置。
JP3111291U 1991-04-05 1991-04-05 操縦ハンドルのクラッチ操作装置 Expired - Lifetime JP2544665Y2 (ja)

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JPH04118886U JPH04118886U (ja) 1992-10-23
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