JPS6013738Y2 - 耕うん機におけるバランス移動装置 - Google Patents

耕うん機におけるバランス移動装置

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JPS6013738Y2
JPS6013738Y2 JP16639079U JP16639079U JPS6013738Y2 JP S6013738 Y2 JPS6013738 Y2 JP S6013738Y2 JP 16639079 U JP16639079 U JP 16639079U JP 16639079 U JP16639079 U JP 16639079U JP S6013738 Y2 JPS6013738 Y2 JP S6013738Y2
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JP
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axle
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axle case
tiller
swing
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JP16639079U
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JPS5683580U (ja
Inventor
和夫 大島
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三菱農機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、機体の前後重心位置を変えることができる歩
行型耕うん機に係り、詳しくはその揺動可能な車軸ケー
スに用いられるバランススプリングに関する。
一般に、歩行型耕うん機は、作業中にロータリの跳ね上
りを阻止して容易に耕うん作業を行なえるように、機体
後方に重心位置が設定されている。
このため、耕うん機を回向するに際して、ノ\ンドルに
より機体後方を持ち上げてロータリを圃場から引き抜く
のに、運転者はきわめて大きな重量を支えなければなら
ず、疲労の原因になると共に、特に非力な婦女子の作業
を困難にしていた。
そこで、ミッションケースに対し車軸ケースを揺動自在
に設け、該車軸ケースを、その揺動の両端にてストッパ
ー及びロック装置により固定して、通常の耕うん作業時
は機体後方に重心を位置させ、また回向時には重心を前
方に移動させ、回向を容易にした歩行型耕うん機が提案
されている。
ところで、該耕うん機は、重心を後方に位置して通常の
耕うん作業を行なう場合、第9図に示すように、車軸ケ
ース20は立上り位置θ□にあるが、この場合、車軸ケ
ース20の揺動中心を構成する中間軸16に対し、車軸
22は僅かに後方に位置し、従って車軸22に作用する
機体重量Wに基づく車軸ケース20の回動力P1は僅か
である。
また、重心を前方に移動して回向する場合、第10図に
示すように、車軸ケース20は後方に傾斜した傾斜位置
θ2にあり、この場合、車軸22は中間軸16に対し大
きく後方に位置し、従って重量Wに基づく車軸ケース2
0の回動力P2は大きくなる。
このように、傾斜位置θ2より立上り位置θ1に車軸ケ
ース20を揺動する場合、大きな回動力P2に抗さなけ
ればならないので、第11図に示すように、回動力Pの
直線よりも若干下側に位置する平行線Sで、かつ反対方
向に作用するようにバランススプリングが車軸ケース2
0と機体との間に張設されている。
しかし、耕うん機は、圃場状態又は使用車輪の径によっ
ては、回向時にハンドルを大きく持ち上げて、機体を大
きく傾斜しなければならず、この車軸ケース20の立上
り位置での機体前傾により、車軸ケース20はθ2より
も大きい角度θ3になる。
このため、更に大きい回動力P3が作用するが、バラン
ススプリングの張力はθ2での張力S2のままであり、
運転者は相当な加圧、引張力を要求された。
本考案は、上述事情により、ハンドルに所定量揺動自在
に補助ハンドルを設け、該補助ハンドルと車軸ケースと
をバランススプリングを介して連結することにより、機
体の前傾角度にかかわらず、僅かな力で車軸ケース20
を揺動することができる耕うん機にわけるバランス移動
装置を提供することを目的とするものである。
以下、図面に沿って、本考案の実施例を説明する。
歩行型耕うん機1は、第1図に示すように、左右の駆動
車輪2.2で懸架されている機体3を有している。
機体3の前部にはエンジン5が搭載され、またその中程
にはベルト伝動装置6を介してエンジン5より動力伝達
されているミッション7が配設され、更にその後方には
ハンドル9が延設されており、また機体5の後方でハン
ドル9の下方にはロータリ10が装着・固定されている
ミッション7は、第3図に示すように、ミッションケー
ス11で覆われており、ケース11には駆動ギヤ12が
固定されているサイドクラッチ軸13が回動自在に支持
されている。
クラッチ軸13には駆動ギヤ12の両側で、該ギヤ12
に係合するように付勢され、かつサイドクラッチレバ−
14(第1図)により該係合を解除し得る左右のサイド
クラッチギヤ15,15が回転自在に支持されており、
ギヤ15.15はそれぞれ左右の中間軸16.16にス
プライン結合し、かつカラー17で位置決めされている
中間ギヤ18.18にそれぞれ常時噛合している。
中間軸16はミッションケース11の左右に突出して延
びており、該突出部でそれぞれギヤ19.19がスプラ
イン結合されていると共に、該中間軸16を中心に揺動
自在に、車軸ケース20.20が軸受21によりその突
出筒部20 at 20 aを軸支されてミッションケ
ース11に支持されている。
更に、ケース20.20には左右の車軸22.22が回
転自在に支持されており、車軸22.22には前記ギヤ
19.19と噛合している車軸ギヤ23.23がスプラ
イン結合されている。
また、車軸ケース20.20はそれぞれ蓋部20b、2
0bと共働して各ギヤ19.23を覆っていると共に、
ミッションケース11の下方において突出連結部20C
920Cがそれぞれ延設されており、両突出連結部20
c、20cはその先端の合せフランジ部20d、20d
で互に結合され、従って左右車軸ケース2◎、20は一
体に揺動する。
更に、車軸ケース20.20の上部に形成された突起2
0e、20eには、第2図に示すように、バランススプ
リング24.24が連結されており、該スプリング24
の他端はボーデンワイヤー25が連結されている。
ボーデンワイヤー25は、第5図及び第6図に示すよう
に、ハンドル9に枢支されたループ状の補助ハンドル2
6のラグ26aに連結されており、また補助ハンドル2
6はガイド27の長さlの長孔27aに案内され、その
揺動範囲を制限されている。
従って、通常、補助ハンドル26は長孔27a端に当接
する立上り位置にあり、この際、第11図に示すように
、2本合計したバランススプリング24.24の張力S
は機体重量Wに基づく車軸ケース20の回動力Pの直線
よりも若干下側に位置する平行線になるように設定され
ている。
また、第4図に示すように、車軸ケース20.20のそ
れぞれ前後側面には両ケース20.20を連結するよう
にロックシャフト29.30が固定されている。
一方、第7図及び第8図に示すように、機体3の車軸ケ
ース20,20の前後にはロックアーム31.32がそ
れぞれ枢支されており、各アーム31.32はスプリン
グ33.35でそれぞれケース20のロックシャフト2
9.30に当接するように付勢されている。
また、各ロックアーム31.32の先端はロックシャフ
ト29.30に係合し得ると共に、他端はベルクランク
状の一方のリンク36.37先端に設けられたロックピ
ン39.40に係合シ、ローフアームの回動を阻止し得
る。
また、ベルクランク状の他方のリンク41.42はそれ
ぞれボーデンワイヤー43.44を介してハンドル9の
前記補助ハンドル26に沿うように設けられた揺動操作
レバー45に連結していると共に、戻しスプリング46
.47が張設されている。
更に、ミッションケース11の下部の前後にはその突出
量を調節自在に螺合されているボルトよりなるストッパ
ー49.50が設けられており、ストッパー49.50
は前記両車軸ケース20.20の合せフランジ部20d
に当接して車軸ケース20の揺動位置、即ち第7図に示
すようにミッションケース11との連結部を構成する中
間軸に対し車軸22が僅かな角度θ1だけ後方に位置し
た立上り位置か、又は第8図に示すように太きく02後
方に傾斜した傾斜位置になるように規制している。
本考案は以上のような構成を有するので、通常の耕うん
作業時には、エンジン5の回転がベルト伝動装置6を介
してミッション7に伝達され、更にミッション7の駆動
ギヤ12、左右のサイドクラッチギヤ15,15及び中
間ギヤ18を介して中間軸16に伝達され、更にギヤ1
9.23を介して車軸22.22に伝達され、車輪2を
駆動して耕うん機1を走行すると同時に、ロータリ10
にも動力伝達され、耕うん作業を行なう。
この際、第2図実線及び第7図に示すように、突出連結
部20cの合せフランジ部20dが前方ストッパー49
に当接し、また後方ロックシャフト30が後方ロックア
ーム32の先端に係合し、かつアーム32は他端がロッ
クピン40に当接して回動を阻止されているので、車軸
ケース20は中間軸16が車軸22の垂直線よりも僅か
θ1に前方にあるが、重心Gは車軸22の軸線よりも僅
かに後方に作用する立上り位置に固定されている。
ついで、耕うん機1を枕地において回向する際、揺動操
作レバー45を上方へ回動すると、ボーデンワイヤー4
3は弛められ、またボーデンワイヤー44は戻しスプリ
ング47に抗して引っ張られて、前方ロックピン39が
ロックアーム29端に当接するように回動付勢されると
共に、後方ロックピン40がロックアーム32から外さ
れるように回動される。
これにより、車軸22の垂直線は車軸ケース20の揺動
中心である中間軸16よりも僅かに後方に位置しており
、かつ車軸ケース20はバランススプリング24により
その回動角度にかかわらず、常に一定した僅かな回動力
が作用するようにバランスされており、適度ρスピード
で、車軸ケース20は第2図鎖線及び第8図に示すよう
に回動され、機体3は車軸22に対し前方に移動する。
そして、合せフランジ部20dが後方ストッパー50に
当接すると同時に、前方ロックアーム31の先端がロッ
クシャフト29に係合し、車軸ケース20は傾斜位置に
固定される。
この状態では中間軸16は車軸22垂線に対し大きくθ
2前方に移動しており、従って重心Gも車軸22の前方
に作用腰運転者は操作レバー45と共に補助ハンドル2
6を持ち上げることにより、ロータリ10を容易に引き
上げることができる。
更に、耕うん機1の回向が終了し、再び耕うん作業を開
始するには、まず補助ハンドル26をガイド27に案内
して距離1だけ下方に回動する。
すると、ボーデンワイヤー25を介してバランススプリ
ング24が引っ張られ、耕うん機1が前方に大きく傾斜
している場合は、該機体3の傾斜に基づく回動力P3の
増加に対しバランスするように、また機体があまり前方
に傾斜していない場合は、機体重量に基づく回動力P2
に打ち勝って、車軸ケース20を付勢する。
ついで、補助ハンドル26に重合して、揺動操作レバー
45を下方へ回動すると、ロックピン39によるロック
アーム31のロック作用が解除され、車軸ケース20を
前方への揺動が可能となる。
これにより、バランススプリング24の補助ハンドル2
6により増加された張力に基づき自動的に、又はバラン
ス26を持って機体3の前進を阻止することに基づく駆
動車輪2の駆動反力により、車軸ケース20は第7図に
示す立上り位置に揺動される。
そして、ロックアーム32がロックシャフト30に係合
すると同時に、合せフランジ部20dが前方ストッパー
49に当接し、従って車軸ケース20はストッパー49
及びロックアーム32により挟持され、確実に固定され
る。
以上説明したように、本考案によれば、バランススプリ
ング24を補助ハンドル26に連結したので、車軸ケー
ス20を立上り位置θ1から傾斜位置θ2に揺動し、重
心を前方に移動して機体3を回向させる場合は、機体重
量Wに基づく回動力P1により自動的に移動させるもの
でありながら、車軸ケース20を傾斜位置θ2から立上
り位置θ1に揺動し、重心を後方に移動して通常の耕う
ん作業する場合、機体3の前傾角度にかかわらず、僅か
な力で車軸ケース20を揺動することができる。
即ち、機体3が前方に大きく傾斜している場合は、機体
重量に基づく回動力P3にバランスして、僅かな力で機
体の前進を阻止することに基づく駆動車輪2の駆動反力
により、また機体3があまり傾斜していない場合は、回
動力P2に打ち勝って、補助ハンドル26の操作により
自動的に、車軸ケース20を揺動することができる。
更に、上述バランススプリング24の操作は揺動操作レ
バー45に沿って設けられた補助ハンドル26によりレ
バー45と共に、操作することにより行なわれるので、
ロック装置31〜45の操作と同時に行なうことができ
、操作が簡単である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が適用されている歩行型耕うん機を示す
側面図、第2図はその車軸ケースの揺動状態を示す概略
側面図、第3図は第1図■−■線による断面図、第4図
は第1図IV−IV線による断面図、第5図はハンドル
部分の平面図、第6図はその側面図、第7図は車軸ケー
スが立上った状態を示す側面図、第8図はその傾斜した
状態を示す側面図、第9図は車軸ケースの立上り状態の
力関係を示す図、第10図はその傾斜状態の図、第11
図は車軸ケースの角度変化による機体重量に基づく回動
力とバランススプリング張力の関係を示す図である。 1・・・・・・歩行型耕うん機、3・・・・・・機体、
11・・・・・・ミッションケース、16・・・・・・
中間軸、20・・・・・・車軸ケース、22・・・・・
・車軸、24・・・・・・バランススプリング、26・
・・・・・補助ハンドル、31〜45・・・・・・ロッ
ク装[1,49,50−−−−−−ストッパー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ミッションケースに対し車軸ケースを、中間軸を中心に
    揺動自在に設け、また該車軸ケースの揺動を、車軸が前
    記中間軸に対し常に後方に位置するようにストッパーで
    規制し、更に該車軸ケースの揺動の両端にて該ケースを
    ロック装置により固定して、機体の前後重心位置を変更
    できるように構成した歩行型耕うん機において、ハンド
    ルに所定量揺動自在に補助ハンドルを設け、該補助ハン
    ドルと前記車軸ケースとをバランススプリングを介して
    連結し、かつ該バランススプリングを、補助ハンドルの
    通常位置にて、機体重量に基づく車軸ケースの回動力よ
    り僅かに小さい力で反対方向に付勢するように設定する
    と共に、補助ノ1ンドルの操作位置にて、機体の前方傾
    斜による車軸ケースの回動力に略々バランスするように
    強い付勢力が作用するように構成した耕うん機における
    バランス移動装置。
JP16639079U 1979-11-30 1979-11-30 耕うん機におけるバランス移動装置 Expired JPS6013738Y2 (ja)

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JPS5683580U JPS5683580U (ja) 1981-07-06
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