JPH08142702A - 歩行型移動農機 - Google Patents

歩行型移動農機

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Publication number
JPH08142702A
JPH08142702A JP28390994A JP28390994A JPH08142702A JP H08142702 A JPH08142702 A JP H08142702A JP 28390994 A JP28390994 A JP 28390994A JP 28390994 A JP28390994 A JP 28390994A JP H08142702 A JPH08142702 A JP H08142702A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch lever
lever
auxiliary
auxiliary clutch
main clutch
Prior art date
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Pending
Application number
JP28390994A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Takeda
伸一 竹田
Hiroshi Nishikawa
宏 西川
Naotaka Kanai
直孝 金井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Publication of JPH08142702A publication Critical patent/JPH08142702A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 歩行型移動農機において、機体後進時の不測
の事態に迅速に対応できるようにする。 【構成】 ハンドル10に、走行クラッチレバー11に
近接する状態で横軸芯周りに前後方向に揺動操作自在な
補助クラッチレバー14を中立復帰状態で設けるととも
に、その補助クラッチレバー14の基端部に、前記走行
クラッチレバー11と一体化された操作リンク18を一
方向に押圧して前記走行クラッチレバー11を切り位置
に操作するカム部材20を設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、歩行型耕耘機や歩行型
芝刈機などの歩行型移動農機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の歩行型移動農機は、特開平5‐1
31956号公報に示されるように、操縦ハンドルに、
横軸芯周りに入り位置と切り位置の2位置に操作自在な
主クラッチレバーを設け、この主クラッチレバーとは別
に、機体後進時の不測の事態などに対処する為に、主ク
ラッチ操作用の補助クラッチレバーを設けて、機体後進
時に前記補助クラッチレバーに身体の一部が触れれば、
或いは、手によって補助クラッチレバーを前方に揺動操
作すれば、機体を緊急停止させることができるようにな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の補助クラッチレ
バーは、機体前後方向の一方、つまり、前方への揺動操
作のみによってしか機体を停止することができない構造
となっていた為、とっさのとき、手で操作する場合に、
補助クラッチレバーを前方に操作しなければならず、誤
って後方に操作すると機体を緊急停止させることができ
ず、未だ改善の余地があった。
【0004】本発明は、補助クラッチレバーに手が触れ
れば即座に機体を緊急停止させることができるようにす
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の特徴構成は、操縦ハンドルに横軸芯周りに入
り位置と切り位置の2位置に切換え操作自在な主クラッ
チレバーを設けてある歩行型移動農機において、前記操
縦ハンドルに、主クラッチ操作用の補助クラッチレバー
を横軸芯周りに前後方向に揺動操作自在に、且つ、前後
方向の中間に中立復帰可能に設け、前記主クラッチレバ
ーの基端部に該主クラッチレバーと一体的に揺動する操
作リンクを設けるとともに、前記補助クラッチレバーの
基端部に該補助クラッチレバーの前方又は後方への揺動
操作に伴って前記操作リンクを一方向に接当押圧するカ
ム部材を設けて、前記補助クラッチレバーの前方又は後
方への揺動操作に伴って前記主クラッチレバーを切り位
置に操作可能に構成してある。
【0006】
【作用】図2に示すように、補助クラッチレバー14を
機体前方に揺動操作すると、主クラッチレバー11と一
体化された操作リンク18が、接当カム部材22の下部
によって時計回転方向に押圧されて、主クラッチレバー
11が後方の主クラッチ切り位置に操作されることとな
る。
【0007】また、補助クラッチレバー14を機体後方
に揺動操作すると、主クラッチレバー11と一体化され
た操作リンク18が、接当カム部材22の上部によって
時計回転方向に押圧されて、主クラッチレバー11が後
方の主クラッチ切り位置に操作されることとなる。
【0008】
【発明の効果】このように、補助クラッチレバーを前方
又は後方の何れか一方に操作すれば、機体を停止させる
ことができるので、結果として、補助クラッチレバーに
触れれば機体を停止させることができ、とっさの場合の
緊急停止が確実なものとなる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を歩行型耕耘機に付い
て説明する。
【0010】図1は、歩行型耕耘機の全体を示し、この
歩行型耕耘機は、エンジン1から主クラッチとしてのベ
ルトテンションクラッチ2を介して走行ミッションケー
ス3の入力軸4に伝動し、その入力軸4から走行ミッシ
ョンケース3の他側壁に設けた静油圧式無段変速装置5
に伝動して、その静油圧式無段変速装置5から走行ミッ
ションケース3内のギア式変速装置並びに左右一対の操
向クラッチを介して左右車輪6に動力を伝達するととも
に、前記入力軸4から分岐した動力をPTO変速装置に
伝動して、そのPTO変速装置のPTO軸からチェーン
伝動装置7を介してロータリケース8内のチェーン伝動
装置に伝動してロータリ耕耘装置9を駆動可能に構成し
てある。
【0011】図4に示すように、走行ミッションケース
3から延出された操縦ハンドル10の左側のハンドル杆
10aに、前記ベルトテンションクラッチ2を切り操作
可能な主クラッチレバーとしてのハンドレバー11と、
指によって操作可能なフィンガーレバー12が設けられ
ており、右側のハンドル杆10bに、前記静油圧式無段
変速装置5を指によって操作可能なフィンガー式の変速
レバー13が設けられている。そして、左右一対のハン
ドル杆10a,10bに跨がって前記ベルトテンション
クラッチ2を切り操作可能な補助クラッチレバー14が
設けられている。また、グリップの下方に左右操向クラ
ッチレバー15a,15bが設けられている。
【0012】図2に示すように、前記主クラッチレバー
としてのハンドレバー11は、支点P1 周りに前方に操
作するとクラッチ入り、後方に操作するとクラッチ切り
操作可能に支点ブラケット16に枢支されるとともに、
前記フィンガーレバー12は、支点P3 周りに揺動可能
に支点ブラケット16に枢支された支点リンク17の遊
端に支点P4 を中心に揺動可能に枢支されており、この
フィンガーレバー12の前方延出部12aがハンドレバ
ー11と一体揺動する操作リンク18の一端に枢支連結
されている。そして、この図2に示すように、ハンドレ
バー11が前方に操作された「クラッチ入り」状態で
は、フィンガーレバー12がハンドルグリップより下方
位置にあり、この状態でハンドルを握っている左手の親
指以外の指でフィンガーレバー12を引き上げ操作する
と、図3に示すように、ハンドレバー11がデッドポイ
ントPを越えて、つまり、ハンドレバー11とレリーズ
ワイヤ19とを連結する円弧状リンク20とハンドレバ
ー11との連結点aが、アウターワイヤ19aの固定点
bとハンドレバー11との揺動支点P1 とを結ぶ仮想延
長線(デッドポイント)Pを越えて「クラッチ切り」位
置まで揺動される。また、この「クラッチ切り」状態で
は、フィンガーレバー12がハンドルグリップより上方
位置にあり、この状態でハンドルを握っている左手の親
指でフィンガーレバー12を押し下げ操作すると上記
「クラッチ入り」状態に切り換えることができるのであ
る。
【0013】前記補助クラッチレバー14は、支点ブラ
ケット16に支点P2 周りに前後方向に揺動可能に支持
されるとともに、バネ21によって常に前後方向の中間
に中立復帰可能に付勢されている。そして、図2に示す
「クラッチ入り」状態において、この補助クラッチレバ
ー14を前方又は後方に揺動操作すると、ハンドレバー
11に一体化した操作リンク18の他端部18aが補助
クラッチレバー14の基端部に設けたカム部材22の下
部又は上部によって図中時計方向に押圧操作され、ハン
ドレバー11がデッドポイントPを越えて「クラッチ切
り」位置まで揺動されるようになっている。つまり、ハ
ンドレバー11の基端部に設けた操作リンク18と補助
クラッチレバー14の基端部に設けたカム部材22とか
らなる接当連係機構Cを介して補助クラッチレバー14
の前方又は後方への揺動操作に伴って前記ハンドレバー
11を切り位置に操作可能に構成してある。
【0014】このように、ベルトテンションクラッチ2
はハンドレバー11によって入り切り操作できる他に、
ハンドル4を両手で握ったままフィンガーレバー12に
よる指操作によっても入り切り操作でき、かつ、機体後
進時に車輪6の駆動反力によってハンドルを押さえきれ
なくなってハンドル10が上方に持ち上げられて、前記
ハンドレバー11又はフィンガーレバー12で操作でき
なくなった場合などのとっさの場合、補助クラッチレバ
ー14の前方又は後方への操作によっても切り操作する
ことができるのである。
【0015】図5に示すように、前記変速レバー13
は、ラチェット機構23並びにレリーズワイヤ24を介
して静油圧式無段変速装置5の斜板を操作するトラニオ
ン軸に装着のトラニオンアーム5aと連係されており、
前記変速レバー13の下方向への操作に伴ってラチェッ
ト機構23の爪車23aを1ピッチ毎に回転操作して前
記静油圧式無段変速装置5を有段階に前進増速側に操作
可能に構成してある。
【0016】前記ラチェット機構23は、爪車23aを
一方向に回転操作する押し爪23bと爪車の逆転を阻止
する逆転防止爪23cとから構成されており、前記押し
爪23bは、変速レバー13に揺動自在に、且つ、巻き
バネを介して爪車23a側に付勢された状態で装着され
ている。そして、レバーガイドに変速レバー13が上方
側に復帰操作されてくると前記押し爪23bを爪車23
aから離間させるストッパー29を設けてある。他方、
前記逆転防止爪23cは、レバーガイド下面の縦軸30
に外嵌の筒状ブラケット25に横軸芯X周りに上方に揺
動自在に枢支され、巻きバネを介して下方に付勢されて
いるとともに、下方への揺動がストッパー26によって
規制されている。
【0017】従って、前記変速レバー13を下方に揺動
操作すると、押し爪23bが巻きバネを介して自動的に
爪車23aに係合するとともに、変速レバー13の下方
への揺動操作に伴って爪車23aが時計方向に回転さ
れ、逆転防止爪23cが、一旦、横軸芯X周りに上方に
揺動操作された後、1ピッチ送りされた後の爪と係合さ
れることとなる。そして、変速レバー13の下方への押
圧を解除すると、前記変速レバー13は基端部に設けた
巻きバネによって上方に復帰操作されることとなる。
【0018】前記変速レバー13の横側部に減速用レバ
ー27が設けられており、前記減速用レバー27は前記
逆転防止爪23cを縦軸30周りに揺動操作して爪車2
3aとの係合を解除可能に構成してある。前記減速用レ
バー27と前記逆転防止爪23cとは、減速用レバー2
7の先端に設けたローラ27aと逆転防止爪23cの側
面に設けたカム23dとの接当によって行なわれるよう
になっている。そして、前記筒状ブラケット25は、巻
きバネを介して減速用レバー27側に接当付勢されてい
る。
【0019】従って、前記減速用レバー27を下方に揺
動操作すると、レバー27先端のローラ27aがカム2
3dを横方向に押圧し、逆転防止爪23cが縦軸30周
りに回動して爪車23aとの係合が解除される。
【0020】このように、前記静油圧式無段変速装置5
は、前進増速のみ操作可能で、前記変速レバー13によ
って有段階に操作可能、減速用レバー27によって段階
的又は減速用レバー24を下方に押し続けることによっ
て一気に減速操作可能に構成されている。
【0021】〔別実施例〕前記静油圧式無段変速装置5
を操作するに当たって、図8に示すように、ネジ送り式
機構28を介して無段階に操作可能に構成しても良い。
斯かる場合、螺軸28aのコマ28bにインジケータ2
8cを設けて操作位置を見易くしておくと良い。
【0022】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】歩行型耕耘機の全体側面図
【図2】主クラッチの入り状態を示す縦断側面図
【図3】主クラッチの切り状態を示す縦断側面図
【図4】ハンドルの平面図
【図5】ラチェット機構を示す縦断側面図
【図6】ラチェット機構を示す横断平面図
【図7】減速用レバー先端の縦断正面図
【図8】別実施例を示す縦断側面図
【符号の説明】
10 操縦ハンドル 11 主クラッチレバー 14 補助クラッチレバー 18 操作リンク 22 カム部材 P1 主クラッチレバーの横軸芯 P2 補助クラッチレバーの横軸芯

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操縦ハンドル(10)に横軸芯(P1
    周りに入り位置と切り位置の2位置に切換え操作自在な
    主クラッチレバー(11)を設けてある歩行型移動農機
    において、前記操縦ハンドル(10)に、主クラッチ操
    作用の補助クラッチレバー(14)を横軸芯(P2 )周
    りに前後方向に揺動操作自在に、且つ、前後方向の中間
    に中立復帰可能に設け、前記主クラッチレバー(11)
    の基端部に該主クラッチレバー(11)と一体的に揺動
    する操作リンク(18)を設けるとともに、前記補助ク
    ラッチレバー(14)の基端部に該補助クラッチレバー
    (14)の前方又は後方への揺動操作に伴って前記操作
    リンク(18)を一方向に接当押圧するカム部材(2
    2)を設けて、前記補助クラッチレバー(14)の前方
    又は後方への揺動操作に伴って前記主クラッチレバー
    (11)を切り位置に操作可能に構成してある歩行型移
    動農機。
JP28390994A 1994-11-18 1994-11-18 歩行型移動農機 Pending JPH08142702A (ja)

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JP28390994A JPH08142702A (ja) 1994-11-18 1994-11-18 歩行型移動農機

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JP28390994A Pending JPH08142702A (ja) 1994-11-18 1994-11-18 歩行型移動農機

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JP (1) JPH08142702A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100418397C (zh) * 2004-09-02 2008-09-17 本田技研工业株式会社 割草机
JP2010146505A (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 Honda Motor Co Ltd クラッチ操作装置

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CN100418397C (zh) * 2004-09-02 2008-09-17 本田技研工业株式会社 割草机
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