JP2557032Y2 - 歩行型作業車の変速クラッチ安全装置 - Google Patents

歩行型作業車の変速クラッチ安全装置

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JP2557032Y2
JP2557032Y2 JP1990122965U JP12296590U JP2557032Y2 JP 2557032 Y2 JP2557032 Y2 JP 2557032Y2 JP 1990122965 U JP1990122965 U JP 1990122965U JP 12296590 U JP12296590 U JP 12296590U JP 2557032 Y2 JP2557032 Y2 JP 2557032Y2
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JP
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clutch
lever
shift
clutch lever
safety
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JP1990122965U
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道也 遠藤
長谷川  満
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、耕耘機、ティラー、田植機、バインダー等
の歩行型作業車の変速クラッチ安全装置に関するもので
ある。
【従来の技術及び解決すべき課題】
ティラー等の歩行型作業車において、エンジンの出力
軸とミッションケースの入力軸間に異径の2連プーリか
らなる2連伝動ベルト装置を設け、該伝動ベルト装置に
走行変速するためにダブルテンション式の変速クラッチ
装置を装備し、変速クラッチレバーの傾動操作で変速ク
ラッチを高速、低速又は中立状態に切換えるように構成
したものが提供されており、また、このようなものにお
いて、安全性を高めるためオペレータが操向ハンドルか
ら手を放すと変速クラッチが中立位置に復帰して機体が
自動的に停止するようにした所謂デッドマンズクラッチ
を備えた作業車も提案されている。 しかし、変速クラッチレバーと、デッドマンズクラッ
チのための安全クラッチレバー及びブレーキレバーの3
つのレバーを連係構成し、ブレーキレバーを入側に操作
すると変速クラッチが切れ、また、その状態では変速ク
ラッチレバーが高速又は低速いずれの側にも操作できな
いようにしたものは未だ提供されていない。
【課題を解決するための手段】
そこで、本考案は、上記のような実状に鑑み安全性を
一層高めるべく創案されたものであって、ダブルテンシ
ョン式変速クラッチを、変速クラッチレバーの操作で高
速、低速又は中立状態に切換え得るようにした歩行型作
業車において、操向ハンドルの握り部近傍に握持力を解
除することにより変速クラッチを中立状態に復帰させる
安全クラッチレバーを設け、これら変速クラッチ、変速
クラッチレバー、安全クラッチレバーを連動させるに、
変速クラッチレバーに設けたプレートにより変速クラッ
チ作動用の一対のテンションアームを選択作動させ、ま
た安全クラッチレバーに設けたクラッチアームにより前
記変速クラッチレバーのプレートを変速位置に保持し、
また保持を解除するようにすると共に、更に安全クラッ
チレバーの連係部にはブレーキレバーを設け、該ブレー
キレバーを入側に操作すると変速クラッチが切れ、ブレ
ーキレバーが入状態にあるときは変速クラッチが中立状
態に保持されるように、該中立状態で前記クラッチアー
ムとプレートとを係合保持するように構成したことを要
旨とするものである。
【作用】
変速クラッチレバー9が高速位置にあるとき、ブレー
キレバー27を切位置から入位置に傾動操作すると、該ブ
レーキレバー27と一体のバー28が安全クラッチレバー12
を下方に押下げるため、クラッチアーム16の上部ピン17
によるプレート21の規制作用が解除され、テンションア
ーム23がテンションクラッチワイヤ26に引張られ反時計
方向に回動し、変速クラッチレバー9を中立位置に戻す
ものであるが、その際下部ピン18がプレート21を支軸9b
を中心にして時計方向に回動させ変速クラッチレバー9
を高速位置から中立位置に迅速確実に復帰させるもので
ある。この状態では変速クラッチレバー9の高速側への
移動は下部ピン18により、また低速側への移動は中間ピ
ン19により規制される。 また、変速クラッチレバー9が低速位置にあるときは
プレート21が反時計方向に回動しようとするのを上部ピ
ン17で規制しているが、ブレーキレバー27を入れると、
クラッチアーム16が時計方向に回動して上部ピン17によ
るプレート21の規制作用が解除され、テンションアーム
22がテンションクラッチワイヤ25に引張られ時計方向に
回動し、変速クラッチレバー9を中立位置に戻すもので
あるが、その際中間ピン19が変速クラッチレバー9の下
端を押し上げプレート21を支軸9bを中心にして反時計方
向に回動させ、変速クラッチレバー9を高速位置から中
立位置に、上記と同様迅速確実に復帰させその位置に保
持させる。 また、上記安全クラッチレバー12の下方回動によりト
グルスプリング31がX位置からY位置に支点越えするた
め、ブレーキレバー27は入状態に保持される。
【実施例】
図面には歩行型作業車としてティラー1が例示されて
おり、エンジン2の出力軸3とミッションケース(図示
せず)の入力軸4間には2連プーリ5,5a、6,6a及び伝動
ベルト7,7a及び各ベルト7,7aに対応するタイトプーリ8,
8aからなる2連ベルト伝動装置が装備され、変速クラッ
チレバー9の傾動操作によりタイトプーリ8,8aを切換作
動させて車速を高速、低速、中立(停止)に変速するダ
ブルテンション式の変速クラッチKが採用されている。 そして、操向ハンドル10の握り部10a近傍には変速ク
ラッチレバー9よりも後方に位置させて、握持力を解除
することにより弾機11を有する連係機構Mを介して変速
クラッチKを中立状態に復帰させる安全クラッチレバー
12が設けられている。即ち、ループ状の操向ハンドル10
の形状に合せて平面視略コ字形状の安全クラッチレバー
12の左右基端ボス部12aがブラケット13,13aを介し操向
ハンドル10に突設の支軸14,14aに回動自在に支持され、
該安全クラッチレバー12の一側基端寄りとブラケット13
に固設のクラッチケース15下端部には引張り弾機11が張
設され、該弾機11により安全クラッチレバー12は常時下
方(クラッチ切側)に付勢されており、弾機11に抗して
安全クラッチレバー12の先端部を操向ハンドル10の下面
に接触する位置近傍まで持上げるとクラッチKが入り、
安全クラッチレバー12を操向ハンドル10と一緒に握った
ままではクラッチKが入状態に保持されるようになって
いる。前記安全クラッチレバー12の基端部には側面視に
おいて略扇形状のクラッチアーム16が一体に固定され、
該クラッチアーム16には後述のプレートに対向し且つ該
プレートの回動軌跡に交差した状態で変速クラッチレバ
ー回動規制用の上部ピン17と下部ピン18が一体に固着さ
れ、またプレートの回動による変速クラッチレバー9下
端面の移動軌跡上に位置して中間ピン19が突設され、ま
た、クラッチケース15にはクラッチアーム16の回動規制
用のピン(ストッパ)Sが突設されている。 このように変速クラッチレバー回動規制用のピンを2
個以上設けてあるので、1本の安全クラッチレバー12で
変速クラッチレバー9を高速、低速位置のみならず中立
位置にも安定状態で保持することが可能となっており、
このためエンジン駆動状態での走行停止時に変速クラッ
チレバー9が中立姿勢に保持されずにフリーの状態のま
ま後述のクラッチアーム22,23の間で動いてカタカタ異
音を発する等の不都合が確実に解消されるよう配慮して
いる。 一方、変速クラッチレバー9と一体のボス部9aは支軸
9bに対し回動自在に嵌合しており、またボス部9aには支
軸20aを介しローラ20を軸支したプレート21がクラッチ
アーム16の一側に位置して固着されており、ローラ20が
支軸22′を中心に挟状に回動するテンションアーム22、
23に固設のピン22a,23aに当接してテンションクラッチ
ワイヤ25,26を作動させるようになっていて、前記弾機1
1、クラッチアーム16、ピン17,18,19、プレート21等に
より安全クラッチレバー12と変速クラッチレバー9との
連係機構Mが構成されている。 また、変速クラッチKが入時のとき、変速クラッチレ
バー9とテンションアーム22,23の支軸9b,22′を結んだ
線Z−Zと平行な線W−Wに対するピン22a,23aの角度
θがθ>0となるように構成され、安全クラッチレバー
12から手を放すと変速クラッチレバー9が中立状態に自
動的に復帰するようになっており(第6図、第7図参
照)、電気的な機構よりも構造簡単で安価なデッドマン
ズクラッチに構成されている。 さて、前記変速クラッチレバー9と安全クラッチレバ
ー12の連係部近傍にはブレーキレバー27が配設されてい
て、ブレーキレバー27を入側に操作すると変速クラッチ
Kが切れ、ブレーキレバー27が入状態にあるときには変
速クラッチKが中立状態に保持されるよう変速クラッチ
K、安全クラッチレバー12及びブレーキレバー27が関連
構成されている。 即ち、ブレーキレバー27の基端ボス部27aは安全クラ
ッチレバー12の左側支軸14aに回動自在に支持され、基
端ボス部27aには立上り上端部を夫々反対方向に折曲し
たバー28,29が上方に向け一体に突設され、バー29と操
向ハンドル10の中途部下方に固着した取付金具30間には
トグルスプリング31が第10図X状態で張設され、該トグ
ルスプリング31によりブレーキレバー27は常時前方に傾
斜したブレーキ切側に付勢されている。そしてブレーキ
レバー27をスプリング31に抗して後方のブレーキ入側に
傾動させると、バー28が安全クラッチレバー12の上面に
当接して安全クラッチレバー12を下方に押下げ変速クラ
ッチKが切れると共にトグルスプリング31が第10図に示
すように支軸14aの支点越えをしてY状態となるため、
引張り弾機11の弾力と相俟ってブレーキレバー27をブレ
ーキ入位置に、安全クラッチレバー12をクラッチ切位置
に夫々保持するようになっている。 また、この状態では変速クラッチレバー9の高速側へ
の操作は下部ピン18により、また低速側への操作は中間
ピン19により夫々規制されるため中立位置に保持される
ようになっている(第9図参照)。第12図に示すものは
連係機構M′のクラッチアーム16′及びプレート21′を
前記の実施例とは異る形状にしたものであり、また、第
13図に示すものはクラッチケース15とブレーキレバー27
の配設位置を前記本実施例のものとは逆にしたものであ
る。
【考案の効果】
本考案は、上記のように構成したので、安全クラッチ
レバーをハンドル握り部近傍で握持しない限り機体は走
行しないものであり、また、該安全クラッチレバーの握
持力を解除すると変速クラッチレバーは自動的に中立位
置となって、走行部への動力伝達が遮断され機体は停止
するとともに、特に、ブレーキレバーを入側に操作する
と、変速クラッチが切れると同時にブレーキ作用が働き
緊急停止を可能として安全であるが、該ブレーキ入状態
においては、変速クラッチレバーと安全クラッチレバー
との連係機構が係合し、変速クラッチレバーの高速側又
は低速側いずれの側への操作も規制されるため、誤操作
を防止して安全性を一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は操向ハンドル部を切欠いたティラーの側面図、
第2図はベルトテンションクラッチ機構の側面図、第3
図は要部の平面図、第4図はクラッチケースの内部構造
を示す平面図、第5図乃至第8図は変速クラッチレバー
と安全クラッチレバーの連係機構を示すもので、第5図
は変速クラッチが中立状態の側面図、第6図は同じく高
速状態の側面図、第7図同じく低速状態の側面図、第8
図はクラッチアームの回動規制用ストッパを付設した連
係機構の側面図、第9図乃至第13図は安全クラッチレバ
ーとブレーキレバーを関連構成した要部の構造を示すも
ので、第9図は変速クラッチが中立状態の側面図、第10
図は同じく高速状態の側面図、第11図は同じく低速状態
の側面図、第12図は他の実施例を示す要部の側面図、第
13図はクラッチケースを操向ハンドルの左側にブレーキ
レバーを操向ハンドルの右側に配設した例の平面図であ
る。 9…変速クラッチレバー、10…操向ハンドル、11…弾
機、12…安全クラッチレバー、16…クラッチアーム、17
…上部ピン、18…下部ピン、19…中間ピン、21…プレー
ト、22,23…クラッチアーム、27…ブレーキレバー、K
…変速クラッチ、M,M′…安全クラッチレバーと変速ク
ラッチレバーの連係機構。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダブルテンション式変速クラッチを、変速
    クラッチレバーの操作で高速、低速又は中立状態に切換
    え得るようにした歩行型作業車において、操向ハンドル
    の握り部近傍に握持力を解除することにより変速クラッ
    チを中立状態に復帰させる安全クラッチレバーを設け、
    これら変速クラッチ、変速クラッチレバー、安全クラッ
    チレバーを連動させるに、変速クラッチレバーに設けた
    プレートにより変速クラッチ作動用の一対のテンション
    アームを選択作動させ、また安全クラッチレバーに設け
    たクラッチアームにより前記変速クラッチレバーのプレ
    ートを変速位置に保持し、また保持を解除するようにす
    ると共に、更に安全クラッチレバーの連係部にはブレー
    キレバーを設け、該ブレーキレバーを入側に操作すると
    変速クラッチが切れ、ブレーキレバーが入状態にあると
    きは変速クラッチが中立状態に保持されるように、該中
    立状態で前記クラッチアームとプレートとを係合保持す
    るように構成したことを特徴とする歩行型作業車の変速
    クラッチ安全装置。
JP1990122965U 1990-11-22 1990-11-22 歩行型作業車の変速クラッチ安全装置 Expired - Lifetime JP2557032Y2 (ja)

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