JPH0532858U - 歩行型作業機 - Google Patents

歩行型作業機

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JPH0532858U
JPH0532858U JP8079591U JP8079591U JPH0532858U JP H0532858 U JPH0532858 U JP H0532858U JP 8079591 U JP8079591 U JP 8079591U JP 8079591 U JP8079591 U JP 8079591U JP H0532858 U JPH0532858 U JP H0532858U
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JP
Japan
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speed change
continuously variable
grip
arms
speed
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Application number
JP8079591U
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English (en)
Inventor
芳雄 冨山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小回り旋回走行性に優れ、操縦ハンドルの共
握り操作で各後輪の相対速度変更や逆転駆動操作が可能
で操縦安全性に優れた歩行型作業機を提供する。 【構成】 左右後輪を各別に、中立状態から前後進方向
夫々に無段変速自在な無段変速装置H,Hを介して駆動
するよう構成するとともに、任意位置で摩擦固定自在な
変速操作具の操作に連動する左右の操作部材27,27
と、前記各無段変速装置H,Hの変速アーム25,25
とをバネ28を介して追従操作自在に連係し、かつ、前
記変速アーム25,25を、前記変速操作具31による
設定速度にかかわらず、握り操作によって、各別に後進
側に操作自在な左右一対の補助操作具34,34を設
け、前記各補助操作具34,34の近傍に、前進操作域
からの握り操作において前記中立位置から後進側への操
作を牽制し、前記握り操作と異なる指操作によって牽制
作用を解除する操作牽制機構14を設けてある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、歩行型作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記歩行型作業機において、従来では、変速後の動力により各後輪を一体的に 回転駆動して直進走行するよう構成するとともに、片方の後輪への伝動を断って 、機体旋回走行を行うよう構成するのが一般的であった(例えば、実開平3−1 9157号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記従来構造を歩行型芝刈機に用いる場合、片側後輪のみの駆動に よる旋回走行では、車体が比較的大きな旋回半径で旋回作動するので、芝刈り作 業における刈り残しが生じることがあり、又、狭い箇所において芝刈り作業する ような場合には、円滑に旋回できず、切り返しをしながら旋回しなければならな い等の欠点があった。 そこで、上記したような欠点を解消するものとして、左右各後輪を各別に正逆 転駆動自在な無段変速装置を用いて駆動する構造が考えられるが、このような構 成にすると、各変速装置の変速操作を左右一対の変速操作具で行う必要がある。 歩行型作業機では、作業走行中には安全面から両手で操縦ハンドルを握りながら 操縦するので左右の変速操作具は指による握り操作になるが、この場合、中立位 置から正逆方向に操作するのが困難となる問題が生じる。 本考案は上記不具合点を解消することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の特徴構成は、左右後輪を各別に、中立状態から前後進方向夫々に無段 変速自在な無段変速装置を介して駆動するよう構成するとともに、任意位置で摩 擦固定自在な変速操作具の操作に連動する左右の操作部材と、前記各無段変速装 置の変速操作アームとをバネを介して追従操作自在に連係し、かつ、前記変速操 作アームを、前記変速操作具による設定速度にかかわらず、各別に後進側に操作 自在な左右一対の補助操作具を設け、前記各補助操作具の近傍に、前進操作域か らの握り操作において前記中立位置から後進側への操作を牽制し、前記握り操作 と異なる指操作によって牽制作用を解除する操作牽制機構を設けてある点にある 。
【0005】
【作用】
左右後輪を同速度で同一方向に駆動することで直進走行でき、同一回転駆動状 態で左右後輪に速度差を付けることで緩い旋回走行を行える。そして、左右後輪 を逆転させることで、後輪中央位置を旋回中心とする小半径旋回が可能となり、 作業性が向上する。しかも、変速操作具を操作して任意位置で保持させることで 、左右変速装置の変速操作アームが略同量操作され、直進状態での前進速度を設 定できる。左右の補助操作具を1方向に操作することで、各変速操作アームを、 各別に、上記前進設定速度から減速さらに後進側に操作できる。 又、前進走行状態から補助操作具を握り操作しても、操作牽制機構により、前 進速度の減速のみが行われ、連続的に中立状態を越えて後進側に誤って過剰操作 されることがない。後進させる場合には、補助操作具の握り操作と異なる指操作 、例えば親指操作で上記牽制を解除するので、機体進行方向の設定が操縦者の意 思に確実に沿わせることができる。
【0006】
【考案の効果】
従って、小回り旋回走行が可能で作業性に優れたものでありながら、1個の操 作具により前進速度を設定した後、走行中は左右ハンドルを握りながら安定した 操縦が行えることになり、又、各後輪の相対速度差を付ける操作、あるいは逆転 駆動操作は補助操作具の1方向の操作により行えるので、操縦ハンドルとの指に よる共握り操作で対応でき、操縦安全性が確保できることになった。 しかも、緊急に車体を停止させたいような場合、慌てて強く握り過ぎて機体が 後進するといった不具合が生じることがなく、緊急時の安全性を確保できること になった。
【0007】
【実施例】
以下、実施例を図面に基いて説明する。 図1、図7に芝刈機を示している。この芝刈機は、左右一対の機体フレーム1 ,1を機体前後に亘って配設するとともに、機体後部において各機体フレーム1 ,1に亘り、エンジン搭載フレーム2を架設して、このエンジン搭載フレーム2 上にエンジン3を搭載支持してある。エンジン3の下方側に左右後輪4,4を配 備し、機体フレーム1の前端部に左右前輪5,5を配備するとともに、前輪5と 後輪4との間に機体下腹部にモーア6を装着してある。又、前記エンジン3の下 方側に一対の静油圧式無段変速装置H,Hを並列配備し、各無段変速装置H,H により左右後輪4,4を各別に駆動するよう構成し、左右前輪5,5は夫々縦軸 芯周りで自由回動自在な遊転車輪に構成してキャスター形式に構成してある。左 右各機体フレーム1,1からエンジン3の上方を通過する状態で立設した正面視 門形の支持フレーム7上に運転座席8を載置支持して、エンジン3の上方空間に 運転座席8を配設してある。この運転座席8の前方側のモーア6の上方側には運 転部ステップ9を設けて乗用操縦部Aを構成してある。
【0008】 又、この芝刈機は機体後部に歩行操縦を可能とする歩行操縦部Bを設けてある 。前記エンジン搭載フレーム2の後部側に立設した燃料タンク16の支持部材1 7の左右両側部から左右一対のハンドル杆18を後方上方に延設して、前記歩行 操縦部Bを構成してある。即ち、平坦な芝地において芝刈り作業する際には、作 業者は運転座席8に着座して楽に作業でき、傾斜地や段差部の乗り越え時等にお いては、機体から降りて歩行操縦を行うことができ、作業状況に応じて、作業を 快適に行えるようにしてある。
【0009】 前記エンジン3の縦向き出力軸3aから伝動ベルト19を介してモーア6に動 力を伝える一方、他の伝動ベルト20により各無段変速装置H,Hの夫々の入力 軸21,21に動力を伝えるよう伝動系を構成してある。そして、各無段変速装 置H,Hは、運転部ステップ9に設けた操作ペダル22の踏み込み操作により、 両変速装置H,Hが中立状態から同量づつ前進側に変速操作されるよう構成する とともに、運転座席8の左右両側部に配設した揺動操作レバー23,23の操作 により前記操作ペダル22により設定される前進速度から夫々各別に後進側に変 速操作できるよう変速操作系を構成してある。詳述すると、図3に示すように、 各無段変速装置H,Hの変速操作軸24,24に取付けた変速アーム25,25 と各揺動操作レバー23,23にリンク機構26を介して連動連結してある。又 、変速アーム25,25の回動軸芯と同一軸芯周りで相対回動自在な操作アーム 27,27(操作部材の一例)を枢支し、各操作アーム27,27と各変速アー ム25,25とを引っ張りバネ28を介して連動連係し、操作アーム27,27 の操作に伴って変速アーム25,25が追従作動されるよう構成してある。 前記各操作アーム27,27は、連係ロッド29を介して一体操作自在に連動 連結してあり、かつ、前記操作ペダル22にリンク機構30を介して連動連結し てある。各操作アーム27,27は、変速アーム25,25が中立位置から前進 側に変更操作する作動領域で揺動するよう揺動範囲を規制してあり、操作ペダル 22はバネにより常に中立位置側に復帰付勢するよう構成してある。又、揺動操 作レバー23,23は、後方側に揺動操作することにより、前記追従操作用引っ 張りバネ28のバネ力に抗して、各変速アーム25,25を前進減速側、更に後 進側にまで操作可能にその操作範囲を設定してある。
【0010】 従って、前記操作ペダル22により前進側への直進走行最高速度を設定し、左 右揺動操作レバー23,23によって、左右後輪4,4の速度を各別に減速並び に逆転させることができるようにして、旋回操作を可能とし、左右後輪4,4の 中間位置を旋回中心とする小回り旋回走行も行えるようにして旋回時の刈り残し を少なくできるよう構成してある。
【0011】 前記各操作アーム27,27は、歩行操縦部Bに設けた速度設定レバー31( 変速操作具の一例)によっても操作可能に構成してある。つまり、一方の操作ア ーム27と速度設定レバー31とをリンク機構32を介して連動連係し、このリ ンク機構途中には、皿バネ式摩擦保持機構33を介装し、任意操作位置で位置保 持できるようにしてある。尚、乗用操縦形態の場合には、前記皿バネ式摩擦保持 機構33による保持力が掛からないように連係を断つ断続機構10を設けてある 。図4、図5に示すように、リンク機構中の揺動アーム11と同一軸芯周りで揺 動する揺動アーム12とを抜き差し自在なピン13により一体揺動自在に連結す るとともに、ピン13の抜き外しにより連係を解除できるようにして前記断続機 構10を構成してある。 そして、各変速アーム25,25は、歩行操縦部Bに設けた左右握り操作レバ ー34,34(補助操作具の一例)によっても操作可能に構成してある。つまり 、各変速アーム25,25と各握り操作レバー34,34とをリンク機構35を 介して連動連係してある。そして、歩行操縦部Bの握り操作レバー34を操作す る際には、乗用運転部Aにおける揺動操作レバー23が連動して揺動することが ないよう融通を設けて、握り操作が楽に行えるようにしてある。詳述すると、図 2に示すように、揺動操作レバー23側の連係リンク36、握り操作レバー34 側の連係リンク37及び変速アーム25側の連係リンク38の夫々を連係する揺 動部材39に、揺動操作レバー23側の連係リンク36と握り操作レバー34側 の連係リンク37の連係部分に揺動方向に沿う長孔40を形成し、握り操作レバ ー34をハンドル杆18と共握り操作することで後進側に操作される際には、揺 動操作レバー23側の連係リンク36は長孔融通により作動が阻止されるように してある。
【0012】 前記握り操作レバー34,34の近傍に、前進操作域からの握り操作において 中立位置から後進側への操作を牽制し、前記握り操作と異なる指操作によって牽 制作用を解除する牽制部材14(操作牽制機構の一例)を設けてある。詳述する と、握り操作レバー34,34は、ハンドル杆18に固設のブラケット15に横 軸芯X1周りで回動自在に枢支してあり、それに連係されるリンク37を屈曲し て、この屈曲部が係合する長孔41を形成した牽制部材14を前記枢支点X1と 異なる支点X2でブラケット15に枢支してある。そして、前記長孔41は鉤形 に成形され、非操作状態からの握り操作の際には、接当部42により中立位置で 位置規制されるよう構成してある。そして、後進側に切り換えるときは、牽制部 材14を親指により押し込み操作して中立位置から更に後進側に握り操作が可能 な状態に設定できるようにしてある。
【0013】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を容易にするために符号を記 すが、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】芝刈機の全体側面図
【図2】変速操作系の側面図
【図3】原動部の平面図
【図4】断続機構の側面図
【図5】断続機構の側面図
【図6】操作系の斜視図
【図7】芝刈機の平面図
【符号の説明】
4,4 後輪 14 操作牽制機構 25,25 変速アーム 27,27 操作部材 28 バネ 31 変速操作具 34,34 補助操作具 H,H 無段変速装置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右後輪(4),(4)を各別に、中立
    状態から前後進方向夫々に無段変速自在な無段変速装置
    (H),(H)を介して駆動するよう構成するととも
    に、任意位置で摩擦固定自在な変速操作具(31)の操
    作に連動する左右の操作部材(27),(27)と、前
    記各無段変速装置(H),(H)の変速アーム(2
    5),(25)とをバネ(28)を介して追従操作自在
    に連係し、かつ、前記変速アーム(25),(25)
    を、前記変速操作具(31)による設定速度にかかわら
    ず、握り操作によって、各別に後進側に操作自在な左右
    一対の補助操作具(34),(34)を設け、前記各補
    助操作具(34),(34)の近傍に、前進操作域から
    の握り操作において前記中立位置から後進側への操作を
    牽制し、前記握り操作と異なる指操作によって牽制作用
    を解除する操作牽制機構(14)を設けてある歩行型作
    業機。
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