JP2596509Y2 - 移動農機における走行クラッチレバー装置 - Google Patents

移動農機における走行クラッチレバー装置

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JP2596509Y2
JP2596509Y2 JP1991077562U JP7756291U JP2596509Y2 JP 2596509 Y2 JP2596509 Y2 JP 2596509Y2 JP 1991077562 U JP1991077562 U JP 1991077562U JP 7756291 U JP7756291 U JP 7756291U JP 2596509 Y2 JP2596509 Y2 JP 2596509Y2
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JP
Japan
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clutch
clutch lever
lever
handle
parking brake
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JP1991077562U
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JPH0520919U (ja
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長谷川  満
道也 遠藤
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、移動農機における走行
クラッチレバー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、農用運搬車において一本の操作レ
バーにより操行クラッチと駐車ブレーキの両方を操作で
きるようにしたものは実開昭54−175728号公報
により既に知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記従来のも
のは走行クラッチにおける操作の安全性が配慮されてい
ないと共に、該走行クラッチ及び駐車ブレーキの切換操
作時に別途ストッパを切 換操作する必要があり、構成が
複雑となるばかりか操作が煩雑となる欠陥があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本考案は、上記
課題を解決することを目的としたものであって、ハンド
ルと該ハンドルに前後回動自在に枢着したクラッチレバ
とを夫々ループ状に形成し、クラッチレバーを後方に
回動しハンドルと重合させて把持することにより走行ク
ラッチが入りとなり、該把持を解除すると走行クラッチ
の切方向付勢力でクラッチレバーが一定範囲前方に復帰
回動して走行クラッチが切りとなり、該切位置からクラ
ッチレバーを更に前方に回動させると駐車ブレーキが作
動状態に保持されるように、クラッチレバーの枢着部に
設けた一対のブラケットを該クラッチレバーの前方又は
後方への回動操作で押圧連動すべく配設し、前方に連動
するブラケットを駐車ブレーキに、又後方に連動するブ
ラケットを主クラッチに夫々ワイヤ等の連結手段を介し
て連結し、クラッチレバーを前方へ回動操作すると支点
越えするようにすると共に、該クラッチレバーの下端部
には補助レバーを設け、駐車ブレーキの作動時に該補助
レバーがハンドルの把持部近傍に位置するように構成
たことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】ハンドルの上方に設けたクラッチレバーを、機
体の後方に傾倒操作してハンドルとともに一体に把持す
ることにより、該クラッチレバーはハンドル一側端部に
設けられたクラッチ用ブラケットを後方に押圧回動し、
該ブラケットに連結されたワイヤを緊張させ、該ワイヤ
の他端部に連結されたテンションアームと一体なテンシ
ョンプーリを動力伝達用ベルトに押し付けることにより
走行動力を伝達するが、その状態でクラッチレバーから
手を放すと該ワイヤがクラッチレバーの回動軸に対し支
点越えをしていない為に該レバーは走行クラッチの切り
位置に自動的に復帰して走行動力の伝達が断たれるもの
であり、走行操作の安全性が一段と高められると共に、
停止位置から更にクラッチレバーを機体の前方に傾倒操
作すると、該クラッチレバーはハンドルの他側端部に設
けた駐車ブレーキ用ブラケットを前方に押圧回動させ、
該駐車ブレーキ用ブラケットに連結されている駐車ブレ
ーキワイヤが緊張されて駐車ブレーキが入り状態になる
が、この状態で手を放しても駐車ブレーキ用ワイヤはク
ラッチレバーの回動軸に対し支点越えをしている為に、
駐車ブレーキは入ったままの状態で保持される。また、
駐車ブレーキを解除する際はクラッチレバーに設けた補
助レバーがハンドル把持部の近傍に位置しているため、
これを操作することにより簡単に解除することができ
る。
【0006】
【実施例】本考案の構成を、図1乃至図4に示した一実
施例について説明する。耕耘機の機体10は、図に示す
ように、エンジンフレーム2及びハンドル3を構成する
ハンドルフレーム4、エンジン1、ミッションケース
5、左右の走行車輪6L,6R及びロータリ7を備えて
いる。エンジンフレーム2上にはエンジン1を搭載して
おり、またその後部はミッションケース5にボルトによ
り固定されている。
【0007】そして、ミッションケース5の八字状ケー
ス部の先端部分にそれぞれ走行車輪6L,6R及びロー
タリ7が装着されており、またハンドルフレーム4の後
方にはループ状のハンドル3を構成している。そして、
該ハンドル3にはデッドマンクラッチを構成するクラッ
チレバー8と左右のサイドクラッチレバー9L,9Rと
が配設されている。
【0008】クラッチレバー8はハンドル3と同様にル
ープ状に構成されており、作業時にはオペレータがクラ
ッチレバー8とハンドル3とを同時に保持することによ
り機体を走行させるようになっている。そして、耕耘機
10を左方向又は右方向へ回向する際は、ハンドル3を
持ち上げてロータリ7を耕面から離し、そして左サイド
クラッチレバー9L又は右サイドクラッチレバー9Rを
操作して回転半径を制御すると共にハンドル3を左又は
右に回すことにより左方向又は右方向へ回行する。
【0009】そして、走行時にクラッチレバー8を機体
後方に傾倒操作してハンドル3と同時に保持することに
より、ループ状のハンドル3の左側方下端に突出してい
る回動軸15を支点として回動するクラッチ用ブラケッ
ト11の上端を該クラッチレバー8の下端面が押圧して
該クラッチ用ブラケット11を機体10下方に回動さ
せ、該クラッチ用ブラケット11に連結されている走行
クラッチ用ワイヤ13を緊張させて、ベルト伝動装置1
9に設けられたテンションアーム20を機体10上方に
回動させて該テンションアーム20の先端部に設けられ
たテンションプーリ21をベルト22に押圧させること
によって該ベルト22を緊張させ、走行車輪6L,6R
に動力を伝達して走行するようにしている。そして、前
記テンションアーム20はワイヤ23によって常時下方
に付勢されており、24はクラッチレバー8を放した時
テンションアーム20が勢い良く下がってベルトカバー
25に当たるのを防ぐストッパーである。ところで、ク
ラッチ入り時において、クラッチワイヤ13の作用線A
はクラッチレバー8の回動軸15よりも若干上方に位置
するように配設されており、回動軸15に対し支点越え
しないのでクラッチレバー8から手を離すと、該クラッ
チレバー8はテンションアーム20の切り方向付勢力に
より切り位置まで自動復帰しクラッチは切れて動力伝達
は断たれる。
【0010】また、該切り状態となったクラッチレバー
8を更に機体前方に傾倒操作すると、該ループ状のハン
ドル3の右側方下端に設けられた回動軸16を支点とし
て回動する駐車ブレーキ用ブラケット12と一体なピン
17の端面を、該レバー8の上端面が押圧しながら前方
に回動させて、該駐車ブレーキ用ブラケット12に連結
された駐車ブレーキワイヤ14を緊張させることによっ
て駐車ブレーキ14Aが入り、そして該ハンドル3上に
設けられたストッパー18によって該レバー8の機体前
方へのそれ以上の回動が規制されるようになっている。
ところで、駐車ブレーキ入り時において、駐車ブレーキ
用ワイヤ14の作用線Aはクラッチレバー8の回動軸1
6より若干上方に位置するように配設されている。即
ち、該クラッチレバー8を機体前方へ傾倒操作して、駐
車ブレーキ14Aを入れた後はワイヤ14の回動軸16
に対する支点越えにより、クラッチレバー8から手を放
しても駐車ブレーキ14Aは入ったままの状態で保持さ
れる。
【0011】また、クラッチレバー8の下端部には補助
レバー8′が設けられており、上記駐車ブレーキ14A
の入り操作によって補助レバー8′はハンドル3の把持
部近傍下方に位置するので、該レバー8’を押圧操作す
れば簡単に駐車ブレーキ14Aの解除を行うことができ
る。
【0012】
【考案の効果】以上説明した通り、本願発明によれば、
走行クラッチと駐車ブレーキを一本のクラッチレバーで
操作できるようにしたものでありながら、該クラッチレ
バーがハンドルと同じくループ状に形成されており、ク
ラッチレバーを後方に回動しハンドルと重合させて把持
することにより走行クラッチが入りとなり、該把持を解
除するとクラッチレバーが前方に復帰回動して走行クラ
ッチが切れるようにしたものであるから、走行クラッチ
の切り操作を極めて容易迅速に行うことができ、緊急時
等における機体停止を適切に行なって走行操作の安全性
を高めると共に、ハンドル及びクラッチレバーがループ
状であるため把持し易く運転操作が容易であり、また、
前記の如くクラッチレバーの把持を解除し走行クラッチ
を切りにした状態でクラッチレバーを前方に回動操作す
れば駐車ブレーキが作動状態に保持されるので駐車ブレ
ーキの操作も簡単となる。勿論、走行中に駐車ブレーキ
による一時停止も可能であるが、特に駐車時のブレーキ
解除は、駐車ブレーキの作動時にクラッチレバーと連動
して補助レバーがハンドルの把持部近傍に位置するよう
にしてあるため、該補助レバーを手元で押圧操作するだ
けでよく、解除操作が一段と容易となって作業能率を高
揚させるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ループハンドルのA方向矢視図である。
【図2】ループハンドルのB方向矢視図である。
【図3】ループハンドルを上方から見た平面図である。
【図4】移動農機の側面図である。
【符号の説明】
3 ハンドル 8 走行クラッチレバー 11 クラッチ用ブラケット 12 駐車ブレーキ用ブラケット 13 走行クラッチワイヤ 14 駐車ブレーキワイヤ 17 ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60K 23/02 B60K 41/24

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドルと該ハンドルに前後回動自在
    に枢着したクラッチレバーとを夫々ループ状に形成し、
    クラッチレバーを後方に回動しハンドルと重合させて
    持することにより走行クラッチが入りとなり、該把持を
    解除すると走行クラッチの切方向付勢力でクラッチレバ
    ーが一定範囲前方に復帰回動して走行クラッチが切り
    なり、該切位置からクラッチレバーを更に前方に回動さ
    せると駐車ブレーキが作動状態に保持されるように、ク
    ラッチレバーの枢着部に設けた一対のブラケットを該ク
    ラッチレバーの前方又は後方への回動操作で押圧連動す
    べく配設し、前方に連動するブラケットを駐車ブレーキ
    に、又後方に連動するブラケットを主クラッチに夫々ワ
    イヤ等の連結手段を介して連結し、クラッチレバーを前
    方へ回動操作すると支点越えするようにすると共に、該
    クラッチレバーの下端部には補助レバーを設け、駐車ブ
    レーキの作動時に該補助レバーがハンドルの把持部近傍
    に位置するように構成したことを特徴とする移動農機に
    おける走行クラッチレバー装置。
JP1991077562U 1991-08-30 1991-08-30 移動農機における走行クラッチレバー装置 Expired - Lifetime JP2596509Y2 (ja)

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JP6853127B2 (ja) * 2017-06-28 2021-03-31 株式会社クボタ 歩行型作業機

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JPH0232508Y2 (ja) * 1980-07-28 1990-09-04
JPS6185228A (ja) * 1984-09-30 1986-04-30 Iseki & Co Ltd 農作業機における走行クラツチとブレ−キの操作装置

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