JPH11321388A - 乗用管理作業車の駐車ブレーキ - Google Patents

乗用管理作業車の駐車ブレーキ

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JPH11321388A
JPH11321388A JP12998798A JP12998798A JPH11321388A JP H11321388 A JPH11321388 A JP H11321388A JP 12998798 A JP12998798 A JP 12998798A JP 12998798 A JP12998798 A JP 12998798A JP H11321388 A JPH11321388 A JP H11321388A
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JP
Japan
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parking brake
main clutch
clutch pedal
lever
brake lever
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Pending
Application number
JP12998798A
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English (en)
Inventor
Mitsuhiko Tanji
光彦 丹治
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行変速レバーと主クラッチペダルと連動さ
せ、該主クラッチペダルを踏み込むことにより前記走行
変速レバーを中立位置に回動させるように構成した油圧
式無段変速装置を装着する乗用管理機において、駐車レ
バーの掛け忘れを防止する事を課題とする。 【解決手段】 駐車ブレーキレバー101に係合体10
1cを設けて、駐車ブレーキ作動範囲で前記主クラッチ
ペダル16を踏み込まれた状態で前記係合体に保持可能
に構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用管理作業車の
駐車ブレーキの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、乗用管理作業車は、エンジン
からの動力を油圧式無段変速装置に伝えて、該油圧式無
段変速装置によって変速して走行装置に動力を伝えて走
行する構成をとっている。この走行速度の調節は前記油
圧式無段変速装置のトラニオンアームを回動することに
よって、該油圧式無段変速装置の油圧ポンプの斜板の角
度が変更し、該油圧ポンプからの吐出量を変更し、油圧
モータの出力回転を無段階に変更している。そして、運
転操作部に設けた走行変速レバーが前記トラニオンアー
ムと連動連結されている。また、該乗用管理作業車の運
転席付近には主クラッチペダルが設けられており、該主
クラッチペダルを踏み込むことによりエンジンより油圧
式無段変速装置への動力伝達を断絶可能に構成せてい
る。該乗用管理作業車の運転席付近には、駐車ブレーキ
レバーが配設されており、該駐車ブレーキレバーにより
該乗用管理作業車の走行輪に制動力を加えることが可能
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の乗用管
理作業車においては、主クラッチおよび走行変速レバー
と駐車レバーが独立しており、該駐車レバーを解除せず
該乗用管理作業車を走行させることが可能であり、駐車
レバーの解除を忘れて、そのまま作業を行った場合に
は、制動機構に過大な負荷を掛け該制動機構の耐久性を
低下させる可能性がある。また、上記の駐車レバーを解
除せず該乗用管理作業車を走行させることにより、エン
ジンおよび油圧式無段変速装置に大きな負担を掛け、該
エンジンおよび油圧式無段変速装置の耐久性を低下させ
る可能性がある。また、該乗用管理作業車を保管する場
合に、主クラッチを接続した状態で長期間駐車するとク
ラッチの摩擦板同士が密着してしまい、該主クラッチの
断絶が困難になる可能性がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。すなわち、請求項1に記載した如
く、走行変速レバーと主クラッチペダルと連動させ、該
主クラッチペダルを踏み込むことにより前記走行変速レ
バーを中立位置に回動させる機構を設け、油圧式無段変
速装置を装着する乗用管理作業車において、駐車ブレー
キレバーに係合体を設けて、駐車ブレーキ作動範囲で前
記主クラッチペダルを踏み込まれた状態で前記係合体に
保持可能に構成した。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を説明
する。図1は腹部に中耕ロータリを装着し下降させた状
態の乗用管理機の全体側面図、図2は乗用管理機の前部
を示す側面図、図3は乗用管理機の側面断面図、図4は
主クラッチペダルおよび走行変速レバーの連動機構を示
す要部側面図、図5は同じく平面図、図6は走行変速レ
バーの連動機構を示す要部側面図、図7は同じく平面
図、図8は駐車ブレーキレバーの構成を示す側面図であ
る。
【0006】まず、本発明に係わる三輪型乗用管理機の
全体構成を図1、図2により説明する。三輪型乗用管理
機において、前後方向に延びた機体フレーム1の後部に
運転部Bが配され、該機体フレーム1の後端部にはエン
ジン6が搭載され、ミッションケース51によって走行
変速し、該ミッションケース51の下部に配するリアア
クスルケース4より後輪駆動ケース5を介して後輪3・
3が駆動される。
【0007】前記ミッションケース51からは機体フレ
ーム1内に配置した動力伝達軸を介して前輪2に動力を
伝達する構成とし、該機体フレーム1の前部にはフロン
トケース7を設け、該フロントケース7下部に鉛直方向
を軸芯として左右回動可能に前輪駆動ケース8を装着
し、該前輪駆動ケース8に一輪の前輪2を支持して駆動
できるようにして、三輪駆動車を構成している。尚、前
記フロントケース7上部はカバー30で被装されてい
る。
【0008】また、前記エンジン6はボンネット10に
よって被装され、該ボンネット10の前方にはミッショ
ンケース51及び後輪3を被装する車体カバー11が配
され、該車体カバー11上には運転席12が載置され、
該運転席12前方の機体フレーム1上にはステアリング
コラム13が立設されている。該ステアリングコラム1
3の上部より上方にはステアリングハンドル14が突出
され、該ステアリングコラム13の右側部には図示せぬ
アクセルレバーが突出されるとともに、ステアリングコ
ラム13下部側方にサイドクラッチペダル16が配置さ
れている。
【0009】また、前記前輪2と後輪3との間の腹部に
は作業機装着装置29が配される。該作業機装着装置2
9は図2、図3に示すように、前記機体フレーム1の前
下部(フロントケース7の後方位置)に、左右一対のブ
ラケット18・18が下方に突出され、該ブラケット1
8・18の上下に支持軸169・170が横架されてい
る。上方の支持軸169の両端部に上リンク19・19
の前部が枢支され、下方の支持軸170両端部に下リン
ク20・20前部が枢支されている。前記上リンク19
・19は機体フレーム1の左右幅に略等しい間隔に設け
られている。該上リンク19を機体フレーム1の側方に
位置するまで上昇回動させることができ、作業機26を
持ち上げられるようにしている。更に、上リンク19と
下リンク20の途中部には連結アーム160によって連
結され、平行リンクが構成されている。
【0010】また、前記ブラケット18・18に昇降シ
リンダ22の基部が枢支され、該昇降シリンダ22のロ
ッド先端は前記下リンク20・20の途中部と前記連結
アーム160下端を連結した連結ピン163に枢支さ
れ、該昇降シリンダ22が平行リンクの左右方向の中央
位置に介装されるようにしている。
【0011】前記上リンク19の後端と下リンク20の
後端に装着部材であるヒッチ21が枢支され、該ヒッチ
21に作業機26が係止される。図1に示すように、該
ヒッチ21からは棒状のツールバー23が左右方向に延
出され、該ツールバー23の中央部と左右側部に、取付
け位置を変更可能に複数の作業機26を装着できるよう
にし、複数条の管理作業を行えるようにしている。尚、
作業機26としてはロータリ耕耘機、雑草を取り除く熊
手形状のレーキ等が配置できる。
【0012】また、前記ツールバー23の左右方向中央
位置には動力入力ケース36が固設されており、該動力
入力ケース36の入力軸には、前記ミッションケース5
1下部より前方に突出されたPTO軸35からユニバー
サルジョイント、PTO伝動軸37を介して動力が伝達
される。前記動力入力ケース36から、側方に動力軸3
8・38が突出され、該動力軸38が作業機26として
の各ロータリ耕耘機のチェーンケース25上部内に挿入
され、ロータリ耕耘機に動力が伝達されるのである。
【0013】更に、前記ヒッチ21の後面に機体フレー
ム1側に係止するための係止体44(図2)が固設さ
れ、また、前記ステアリングコラム13直前方の機体フ
レーム1の下部にステー140・140を下方に突出
し、該ステー140・140下端部に回動アーム142
・142の上端部が枢支され、回動アーム142・14
2の他端部に係止ピン141が外側方に突出して軸支さ
れている。該係止ピン141の一側端部に操作杆143
の前端部が枢支され、操作杆143の後端が前記ステア
リングコラム13下部の側方に略前後に摺動自在に支持
されている。
【0014】そして、作業機26を最上位置まで上昇さ
せて、前記操作杆143を前方に摺動操作して、回動ア
ーム142が下方へ回動され、係止ピン141が係止体
144の下方に移動し、係止体44と係止ピン141と
が係合され、作業機26を腹部に配した状態で移動する
場合に、作業機26を最上昇位置に確実に保持すること
ができるようにしている。
【0015】次に、本発明の前記機体フレーム1につい
て、図1〜図3を用いて説明する。前記機体フレーム1
は、前後方向に長く筒状に形成され、ステアリングコラ
ム13を立設した前後方向略中央位置におて、前部フレ
ーム1aと後部フレーム1bとを連結し、この連結部下
方に作業機26を位置させ、更に後部フレーム1bの後
端部にエンジンフレーム1cが固定されて、機体フレー
ム1を構成している。
【0016】前記エンジンフレーム1cは水平状に配設
されて、前端が取付プレート31を介して後部フレーム
1bに固設され、該エンジンフレーム1cの後上部にエ
ンジン6が載置され、エンジンフレーム1cの前部にミ
ッションケース51が載置されている。前記ミッション
ケース51より側方に突出したリアアクスルケース4
は、エンジンフレーム1cの側面に固定した側部フレー
ム32上に支持されている。更に、エンジンフレーム1
c側部の前後途中部より上方にフレーム33・33を立
設し、該フレーム33・33上に門型のガイドフレーム
34が固設され、運転席12上方にキャノピー52が取
付けられている。
【0017】また、前記後部フレーム1bは、断面視で
前下方が開放された「コ」字状に形成され、後部フレー
ム1bの後端部をミッションケース51の直前方に位置
させている。前記後部フレーム1b内には、ミッション
ケース51の上部より前方に突出される出力軸よりユニ
バーサルジョイントを介して第一動力伝達軸9aと連結
されて、該第一動力伝達軸9aは前高後低に配置され、
さらに前記ミッションケース51の下部より前記PTO
軸35が突出されている。該PTO軸35にユニバーサ
ルジョイント、PTO伝動軸37を介して作業機26に
動力が伝達され、該PTO伝動軸37は伸縮可能に構成
されて、作業機26を昇降させたときに伸縮して突っ張
らないようにしながら動力の伝達を可能とし、上昇させ
た時には「コ」字状に形成された後部フレーム1b内に
収納されるようにしている。
【0018】更に、前記後部フレーム1bには、下部左
右両側に図示せぬステップが形成されて、その外周部に
はパイプ体を屈曲した枠体41が設けられ補強し、ステ
ップの側部より乗降できるようにしている。また、前記
枠体41後部より前上方にアームレスト50が立設され
ている。
【0019】また、前記前部フレーム1aは筒状に形成
されて、前記第一動力伝達軸9aの前部がユニバーサル
ジョイントを介して第二動力伝達軸9c後部に連結さ
れ、該第二動力伝達軸9cは前部フレーム1aと後部フ
レーム1bの連結部の内側に回転自在に支持されてその
前後両側にユニバーサルジョイントを配置している。該
第二動力伝達軸9c前部はユニバーサルジョイントを介
して第三動力伝動軸9bの後部に連結されて、該第三動
力伝動軸9bは前部フレーム1a内に収容している。該
前部フレーム1a及び後部フレーム1bをフロントケー
ス7に動力を伝達する伝動軸のケースとし、前輪駆動ケ
ース8を介して前輪2を駆動するようにしている。
【0020】更に、前記前部フレーム1a内には、操向
用の回動軸43が支持され、該操向用の回動軸43後部
が、ジョイント軸46を介してステアリングハンドル1
4の操作軸45下部に連動連結され、ステアリングハン
ドル14を回動することで、回動軸45・43等を介し
てフロントケース7、前輪駆動ケース8とともに前輪2
を操向回動するようにしている。
【0021】次に本発明における、走行変速レバー61
および主クラッチペダル16の作動機構について説明す
る。図4乃至図7において、後部フレーム1bの側部に
主クラッチペダル16が配設されており、前記エンジン
フレーム1cの前部付近に変速走行レバー61が配設さ
れている。主クラッチペダル16は後部フレーム1bの
左側方において、該後部フレーム1bに機体左右方向に
配設された支持杆91に回動自在に枢支されており、該
主クラッチペダル16に溶接固定されたアームが主クラ
ッチロッド81の前端に接続されている。該主クラッチ
ペダル16に溶接固定されたアームは、前記主クラッチ
ペダル16を操縦者が踏み込むことにより前方方向に回
動した位置で保持されている。
【0022】主クラッチロッド81は後部フレーム1b
の内部において、左側に配設されており、該主クラッチ
ロッド81の後端は、クラッチワイヤ88のインナーワ
イヤの前端に接続されると共に、エンジンフレーム1c
左側に配設した中立保持アーム82の上端に接続されて
いる。また、該クラッチワイヤ88のアウタワイヤはエ
ンジンフレーム1cに固設された図示しないフレームに
固設されている。該クラッチワイヤ88の後端におい
て、該クラッチワイヤ88のインナーワイヤはエンジン
6の下部に配設されたクラッチレバー89に接続されて
おり、該クラッチワイヤ88のアウタワイヤはエンジン
フレーム1cに固設されたステーに固設されている。
【0023】該クラッチレバー89は、ミッションケー
ス51内のクラッチ機構に接続しており、該クラッチレ
バー89が下方に回動することにより、エンジン6より
ミッションケース51への駆動力の伝達を絶つ構成にな
っている。該構成により、主クラッチペダル16を操縦
者が踏み込むことにより、前記クラッチワイヤ88のイ
ンナワイヤが前方に摺動され、前記エンジン6下部のク
ラッチレバー89を下方に回動し、エンジン6よりミッ
ションケース51への駆動力の伝達を絶つことが可能に
構成されている。
【0024】前記中立保持アーム82の下端は、エンジ
ンフレーム1cに固設したステーに挿嵌し回動自在に支
持される軸の左端部に固設しており、該軸の右端部には
アーム82bの下端が固設されており、該アーム82b
の上端には付勢ロッド86の前端が接続されている。該
付勢ロッド86の後端は付勢バネ87の前端が接続され
ており、該付勢バネ87の後端は機体フレームに固設し
た図示しないステーに固定されている。これにより、該
アーム82bを付勢バネ87により後方に付勢してい
る。このため、アーム82bおよび中立保持アーム82
が後方に回動するように付勢される構成になっている。
また、前記主クラッチペダル16は上記構成により上方
に回動するように付勢されるが、該主クラッチペダル1
6が踏み込まれていない状態において、操縦者が操作し
易い高さに位置するように図示しないストッパが設けら
れており、該主クラッチペダル16の上方への回動量を
規制可能に構成されている。
【0025】該中立保持アーム82の前方には機体左右
方向にシャフト83が配設されている。該シャフト83
は後部フレーム1bの後端に固設されたステーに回動自
在に支持されており、該シャフト83には当接アーム8
5が固設されている。該当接アーム85は略「く」の字
型に構成されており、前記中立保持アーム82の前方に
位置するように配設されている。該当接アーム85の上
端および下端は、前記中立保持アーム82に当接可能に
構成されており、中立保持アーム82の前方への回動に
伴い該当接アーム85が前記シャフト83と共に一定位
置回動する構成になっている。また、当接アーム85の
上端および下端が同時に中立保持アーム82に当接する
位置において、後述する走行変速レバー61およびHS
T変速装置のトラニオンアーム66が中立位置になるよ
うに該当接アーム85の位置が調節されている。
【0026】走行変速レバー61は、前記エンジンフレ
ーム1c前部上方に配設されており、該走行変速レバー
61の基部はエンジンフレーム1cに固設された図示し
ないステーに回動自在に支持されている。該走行変速レ
バー61の下部にはステーが固設されており、該ステー
にはロッド62の後端が接続している。該ロッド62の
前端は前下方向に延出されており、アーム63の後端に
接続している。該アーム63の前端は前記シャフト83
が固設されており、アーム63の回動により該シャフト
83を回動可能に構成している。
【0027】また、シャフト83にはアーム64の下端
が固設されており、該シャフト83の回動に伴い回動す
る構成になっている。アーム64の上端にはロッド65
の前端が接続されており、該ロッド65は後方に延出す
ると共に後端を前記ミッションケース51に配設された
HST変速装置のトラニオンアーム66に接続してい
る。該トラニオンアーム66を回動することにより、前
記ミッションケース51に配設されたHST変速装置に
よる出力調整を行うことが可能である。
【0028】上記構成において、シャフト83には前記
中立保持アーム82に当接可能に構成された当接アーム
85および走行変速レバー61にロッド62を介して接
続しているアーム63、HST変速装置のトラニオンア
ーム66にロッド62を介して接続しているアーム64
が固設されている。また、該中立保持アーム82には前
記クラッチロッド81を介して主クラッチペダル16が
接続しており、クラッチワイヤ88を介してエンジン6
のクラッチレバー89が接続されている。このため、主
クラッチペダル16を操縦者が踏み込むことにより、エ
ンジン6のクラッチを作動させると共に、中立保持アー
ム82を前方に回動させ前記当接アーム85の上端およ
び下端が該中立保持アーム82に当接するように当接ア
ーム85を回動させ、該当接アーム85に固設したシャ
フト83を回動し、該シャフト83に固設したアーム6
3・64を回動し、走行変速レバー61およびトラニオ
ンアーム66を中立位置に回動させることが可能であ
る。
【0029】次に図8において、駐車ブレーキレバー1
01について説明する。駐車ブレーキレバー101は前
記主クラッチペダル16の側方に配設されており、該駐
車ブレーキレバー101を解除位置に保持した場合に
は、該駐車ブレーキレバー101に干渉しない位置に配
設されている。後部フレーム1b下部には支持杆102
が固設されており、該支持杆102は後部フレーム1b
下部より延出され端部が機体左右方向に平行に構成され
ている。該駐車ブレーキレバー101の下部(基部)は
ボス部101bに固設されており、該ボス部101bに
おいて支持杆102が挿嵌されており、該支持杆102
により該駐車ブレーキレバー101が機体前後方向に回
動自在に枢支されている。また、この他に前記後部フレ
ーム1bにステーを固設し、該ステーより機体左右方向
に平行に設けた支持杆を突設し、前記駐車ブレーキレバ
ー101を支持することも可能である。
【0030】該駐車ブレーキレバー101のボス部10
1bの上には、側面視フック状に形成したプレートによ
って係合体101cが形成され、該係合体101cの開
口部が下方に位置するように溶接固定されている。この
ため、駐車ブレーキレバー101が解除位置に保持され
た状態において主クラッチペダル16を踏み込み、該主
クラッチペダル16を下方に回動し、該駐車ブレーキレ
バー101を後方に回動し、前記主クラッチペダル16
を該係合体101cにより係止可能に構成している。な
お、該係合体101cの形状は主クラッチペダル16を
係止可能であれば良く上記の限りでは無い。
【0031】該駐車ブレーキレバー101の下端にはブ
レーキロッド103の前端が接続されており、該ブレー
キロッド103は図示しない後輪3・3を制動するブレ
ーキ機構に接続している。該ブレーキ機構は前記ブレー
キロッド103を前方に摺動する事により後輪3・3を
制動する構成になっている。このため、駐車ブレーキレ
バー101を後方に可動することにより、該駐車ブレー
キレバー101の下端が前方に回動する。このため、該
駐車ブレーキレバー101下端に接続したブレーキロッ
ド103を前方に摺動し、前記ブレーキ機構を作動さ
せ、前記後輪3・3が制動される構成になっている。
【0032】上記構成において、主クラッチペダル16
を踏み込み下方に回動させた後に、駐車ブレーキレバー
101を後方に回動することにより、該駐車ブレーキレ
バー101により前記主クラッチペダル16を下方に回
動した状態で保持可能である。前述の如く主クラッチペ
ダル16を下方に回動することにより、走行変速レバー
61およびトラニオンアーム66が中立位置に回動さ
れ、該主クラッチペダル16が該回動位置において保持
されるため、走行変速レバー61およびトラニオンアー
ム66を中立位置に保持可能である。また、該駐車ブレ
ーキレバー101を主クラッチペダル16を保持すべく
後方に回動することにより、前記後輪3・3を制動可能
である。即ち、該主クラッチペダル16を踏み込み下方
に回動させた後に、該駐車ブレーキレバー101を後方
に回動することにより、走行変速レバー61及びトラニ
オンアーム66を中立位置に保持すると共に、後輪3・
3を制動可能である。また、駐車ブレーキレバー101
により主クラッチペダル16を係止することにより該駐
車ブレーキレバー101が主クラッチペダル16の係止
位置に保持される。即ち駐車ブレーキレバー101を後
方に回動し保持するためには該主クラッチペダル16を
下方に回動する必要がある。
【0033】このため、乗用管理作業車を駐車する場合
に主クラッチペダル16を踏み込み主クラッチペダル1
6を下方に回動させた後に駐車ブレーキレバー101を
後方に回動し乗用管理作業車を駐車する構成になるた
め、主クラッチの動力の伝達が途絶えると同時にHST
変速装置のトラニオンアーム66が中立位置に保たれ、
後輪3・3に対して制動力が掛かるため、前記乗用管理
作業車が動き出す可能性が無い。駐車している乗用管理
作業車のエンジンを掛ける際にも、主クラッチペダル1
6を踏み込むことによって、駐車ブレーキレバー101
は戻し側の付勢力によって元の位置に戻り、主クラッチ
の動力の伝達が途絶えると同時にHST変速装置のトラ
ニオンアーム66が中立位置に保たれ、後輪3・3に対
して制動力が掛かっているため乗用管理作業車が動き出
す可能性が無く、主クラッチペダル16を離して走行す
る時に、駐車ブレーキが制動された状態で保持されるこ
ともないのである。また、駐車ブレーキレバー101を
後方に回動し、後輪3・3を制動する場合に、主クラッ
チペダル16を踏み込みにより、主クラッチの動力の伝
達が途絶え、走行変速レバー61が中立位置に保持され
るため、主クラッチの切り忘れや、走行変速レバー61
を中立位置に保持する事を忘れるなどの可能性が無く、
エンジン6に負担を掛ける可能性が減少する。このた
め、エンジン6の耐久性を向上可能である。
【0034】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。すなわち、請求項1に記
載した如く、走行変速レバーと主クラッチペダルと連動
させ、該主クラッチペダルを踏み込むことにより前記走
行変速レバーを中立位置に回動させる機構を設け、油圧
式無段変速装置を装着する乗用管理機において、駐車ブ
レーキレバーに係合体を設けて、駐車ブレーキ作動範囲
で前記主クラッチペダルを踏み込まれた状態で前記係合
体に保持可能に構成したので、駐車ブレーキレバーを作
動させる場合においてのみ、主クラッチおよび走行変速
レバーと駐車レバーを連動させることが可能である。こ
のため、該駐車レバーを解除せず該乗用管理作業車を走
行させる可能性が無く、制動機構に過大な負荷を掛け該
制動機構の耐久性を低下させる可能性が無い。また、上
記の駐車レバーを解除せず該乗用管理作業車を走行させ
ることにより、エンジンおよび油圧式無段変速装置に大
きな負担を掛け、該エンジンおよび油圧式無段変速装置
の耐久性を低下させる可能性が無い。これにより、エン
ジンおよび油圧式無段変速装置、制動機構が過大な負荷
にさらされる可能性が減少し、該エンジンおよび油圧式
無段変速装置、制動機構の耐久性を向上可能である。ま
た、乗用管理作業車を駐車する場合に主クラッチペダル
を踏み込み、主クラッチペダルを下方に回動させた後に
駐車ブレーキレバーを後方に回動し乗用管理作業車を駐
車する構成になるため、主クラッチの動力の伝達が途絶
えると同時にHST変速装置のトラニオンアームが中立
位置に保たれ、後輪に対して制動力が掛かるため、前記
乗用管理作業車が動き出す可能性が無い。駐車している
乗用管理作業車のエンジンを掛ける際にも、主クラッチ
の動力の伝達が途絶えると同時にHST変速装置のトラ
ニオンアームが中立位置に保たれ、後輪に対して制動力
が掛かっているため乗用管理作業車が動き出す可能性が
無い。また、駐車ブレーキレバーを後方に回動し、後輪
を制動する場合に、主クラッチペダル16を踏み込みに
より、主クラッチの動力の伝達が途絶え、走行変速レバ
ーが中立位置に保持されるため、主クラッチの切り忘れ
や、走行変速レバーを中立位置に保持する事を忘れるな
どの可能性が無く、エンジンに負担を掛ける可能性が減
少する。このため、エンジンの耐久性を向上可能であ
る。また、該乗用管理作業車を保管する場合に、主クラ
ッチを断絶した状態で駐車ブレーキをかけることが容易
に可能であり、該状態において長期間駐車することが可
能であり、クラッチの摩擦板同士が圧着して、該主クラ
ッチの断絶が困難になることが無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】腹部に中耕ロータリを装着し下降させた状態の
乗用管理機の全体側面図である。
【図2】乗用管理機の前部を示す側面図である。
【図3】乗用管理機の側面断面図である。
【図4】主クラッチペダルおよび走行変速レバーの連動
機構を示す要部側面図である。
【図5】同じく平面図である。
【図6】走行変速レバーの連動機構を示す要部側面図で
ある。
【図7】同じく平面図である。
【図8】駐車ブレーキレバーの構成を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1 機体フレーム 2 前輪 3 後輪 7 フロントケース 16 主クラッチペダル 26 作業機 61 走行変速レバー 66 トラニオンアーム 81 クラッチロッド 82 中立保持アーム 85 当接アーム 88 クラッチワイヤ 89 クラッチレバー 101 駐車ブレーキレバー 101c 係合体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行変速レバーと主クラッチペダルと連
    動させ、該主クラッチペダルを踏み込むことにより前記
    走行変速レバーを中立位置に回動させる機構を設け、油
    圧式無段変速装置を装着する乗用管理作業車において、
    駐車ブレーキレバーに係合体を設けて、駐車ブレーキ作
    動範囲で前記主クラッチペダルを踏み込まれた状態で前
    記係合体に保持可能に構成したことを特徴とする乗用管
    理作業車の駐車ブレーキ。
JP12998798A 1998-05-13 1998-05-13 乗用管理作業車の駐車ブレーキ Pending JPH11321388A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012237201A (ja) * 2011-05-10 2012-12-06 Kubota Corp 作業機のエンジン制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012237201A (ja) * 2011-05-10 2012-12-06 Kubota Corp 作業機のエンジン制御装置

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