JPS5819974Y2 - 運搬車兼用型ハ−ベスタ− - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、走行車体の荷台上に脱穀装置を着脱自在に搭
載固定しえる様に構成しである運搬車兼用型ハーベスタ
−に関し、運搬車輌として用いる場合とバーベンターに
用いる場合との夫々に適応した容易な操縦操作が行なえ
る様に構成することを目的とする。

普ず、本考案の実施例を説明する。

（第１，２図参照） 走行うローラ１，１を設けである走行車体２の上面部を
荷台３に構成し、この荷台３上に、ボルト４・・・によ
って脱穀装置５を着脱自在に搭載固定し得る様に構威し
である。

そして、前記走行車体２の１端部にはエンジン６と走行
ミッション１を搭載し、これらを操作するアクセルレバ
−８、変速操作レバー９、操向レバー１０，１０並びに
ＰＴＯ軸１１の駆動停止クラッチ操作用レバー１２をこ
の走行車体２の１端部で巾方向１側寄りに、前後両方向
から操作し得る様に設けて、操作部１３を構成しである
。

そして、この操作部１３と荷台３の間で走行車体２の前
記操作部１３を設けた側の巾方向１側寄りに、座席１４
を、前記操作部１３に向かって着座し得る様に設けであ
る。

そしてこの操作部１３の荷台３側とは反対方向前方から
走行車体２の巾方向の前記操作部１３を設けた側とは反
対側の１側寄りにかけて、追従走行用のハンドル枠Ａを
設けである。

即ち、座席１４から見ると、座席１４のすぐ前方に操作
部１１があり、座席１４及び操作部１旦の前方からこれ
らの設置方向とは走行車体２の巾方向の他側寄りの側方
にかけてハンドル枠Ａが配設しである。

この様に構成して、前記操作部１３から他端側に向いて
、この操作部１３を設けた側の走行車体２近くにて作業
者がハンドル枠Ａに手をかけて追従歩行する第１姿勢（
図中実線で示す。

）と、前記座席１４に着座して、前記第１姿勢とは逆姿
勢に向いた第２姿勢（図中一点鎖線で示す。

）との夫々において、前記操縦部１３を作業者が操作し
得る様に構成しである。

なお、前記操向レバー１０．１０から連出したワイヤー
１５．１５と、走行ミッション１の操向操作部とを連係
するに、前記ワイヤー１５．１５の端部に、伸縮自在で
伸び方向に付勢すべくスプリング１６を内装した筒体１
７を設けである。

この様にして、レバー１０の戻り操作を前記スプリング
１６の付勢力で行なわせると共に、前記筒体１７にて、
スプリング１６に泥が噛み込１れるのを防止しである。

（第３図参照）そして、変速操作レバー９による変速操
作の態様は、歩行操縦する第１姿勢にて圃場内走行に適
した低速前進一段変速と、後進三段変速となる様に構成
し、もって、搭乗操縦する第２姿勢では三段変速で高速
前進し得る様に構成しである。

この様に構成して、作業者の活動性が高い状態で操作し
得る第１姿勢にてハーベスタ−として用いれる様に、又
、作業者の前方視界が前記第１姿勢より犬なる第２姿勢
にて運搬車として用いれる様に構成しである。

なお、変速操作態様は、第１姿勢にて前進三段変速、後
進第一変速する様に構成するものも良い。

なお、第１姿勢で歩行操縦する場合、荷台３の前端に上
下に回動自在に排土板１８を枢支し、スプリング１９に
よる不安定切換え機能にて、走行車体Ｚの前方を前方下
方に傾斜して覆う排土姿勢（第４図実線で示す。

）と、荷台３の前方を覆うサイドフレーム姿勢（第４図
破線で示す。

）との二姿勢に変更し得る様に構成して、運搬車、ハー
ベスタ−の他に堆肥、ワラ、あるいは雪等を寄せ集める
ための小型ドーザ−としても用いれる様に構成するもの
も良きことである。

（第４図参照）なお、前記排土板１８の姿勢変更は姿勢
変更操作レバー２０にて行ない得る様（こ構成しである
。

以上要するに、本考案は、走行車体２の荷台３上に脱穀
装置５を着脱自在に搭載固定しえる様に構成しである運
搬車兼用型ハーベスタ−において、前記走行車体２の前
後方向１端部で巾方向１側寄りに設けである操作部１３
を、この１端部から他端部に向いて追従歩行する第１姿
勢と、この逆方向に向いて搭乗する第２姿勢との両姿勢
において作業者が操作しえる様に構成するべく、前記操
作部１３と荷台３の間で走行車体２の前記操作部１３を
設けた側の巾方向１側寄りに座席１４を設けると共に、
前記操作部１３の荷台３側とは反対方向前方から走行車
体２の前記操作部１３を設けた側とは反対側の１側寄り
ｌこかけて追従走行用の固定式ハンドル枠Ａを設けであ
ることを特徴とする運搬車兼用型／’％−ベスターであ
る。

ハーベスタ−として用いる場合には操縦作業と共に、殻
稈を脱穀装置に供給する作業をも行なわなければならず
、これらを同時に行なうことは極めて困難であるために
、作業者は常に両作業に迅速に従事できる活動性のある
走行姿勢であることが有利できる。

又、運搬車として用いる場合には、１つには操縦の安全
性が最も要求され、そして、この安全性の主たる要因は
作業者の前方視界を確保すること、そして、作業者が常
に略同姿勢で前方を監視し得ることにあり、もう一つに
は操縦席への乗降が容易であることが要求される。

よって、上記第１姿勢をハーベスタ−として用いる場合
の操縦姿勢とすることにより、追従歩行用の固定式ハン
ドル枠を握って追従歩行している作業者は前方に位置す
る脱穀装置に容易に殻稈を供給することができるので、
上記第１の要求を満たし、又上記第２姿勢を運搬車とし
て用いる場合の操縦姿勢とすることにより、どんなに背
の高い物を搭載したとしても作業者の前方視界がそのた
めにさえぎられるという幣害が発生せず、加えて操縦席
が走行車体の巾方向−側寄りに位置し、かつ、ハンドル
枠が乗降箇所近くに位置していないので操縦席への乗降
が極めて容易であり、もって上記第２の要求をも満たす
ことができるに至った。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係る運搬車兼用型ハーベスタ−の実施例
を示し、第１図は全体を示す側面図、第２図は全体を示
す平面図、第３図は要部の一部を示す縦断側面図、第４
図は他の実施例を示す側面図である。 ２・・・・・・走行車体、３・・・・・・荷台、５・・
・・・・脱穀装置、１３・・・・・・操作部、１４・・
・・・・座席、Ａ・・曲追従走行用の固定式ハンドル枠
。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 走行車体２の荷台３上に脱穀装置５を着脱自在に搭載固
   定しえる様に構成しである運搬車兼用型ハーベスタ−に
   おいて、前記走行車体２の前後方向１端部で巾方向ｌ側
   寄りに設けである操作部１３を、この１端部から他端部
   に向いて追従歩行する第１姿勢と、この逆方向に向いて
   搭乗する第２姿勢との両姿勢において作業者が操作しえ
   る様に構成するべく、前記操作部１３と荷台３の間で走
   行車体２の前記操作部１３を設けた側の巾方向１側寄り
   に座席１４を設けると共に、前記操作部１３の荷台３側
   とは反対方向前方から走行車体２の前記操作部１３を設
   けた側とは反対側の１側寄りにかけて追従走行用の固定
   式ハンドル枠Ａを設けであることを特徴とする運搬車兼
   用型ハーベスタ−０