JPH0810596Y2 - ハンドガイドローラの安全装置 - Google Patents

ハンドガイドローラの安全装置

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JPH0810596Y2
JPH0810596Y2 JP7664790U JP7664790U JPH0810596Y2 JP H0810596 Y2 JPH0810596 Y2 JP H0810596Y2 JP 7664790 U JP7664790 U JP 7664790U JP 7664790 U JP7664790 U JP 7664790U JP H0810596 Y2 JPH0810596 Y2 JP H0810596Y2
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JP
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lever
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hand guide
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洋三 末澤
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はハンドガイドローラの安全装置に係わり、
特に操作ハンドルと一緒に握って操作するレバーを、緊
急時離すことにより前後進レバーが中立位置に戻りロー
ラが進行を停止するようにしたハンドガイドローラの安
全装置に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、ハンドガイドローラ(特に振動ローラ)にお
いては、進行方向の変更をするための舵取り装置を設け
ていないために、運転員が人力で進行方向の変更ができ
るように非常に長い主ハンドルを設け、該主ハンドルの
先端部分に輪型の操作ハンドルを設けている。また、操
作ハンドル位置は運転員が操作しやすいように路面から
1m前後の位置に設けてあり、運転操作を容易にするため
に該操作ハンドル近くに、前後進レバー等の制御機構を
集中して設けている。従って運転員は操作ハンドルを握
りハンドガイドローラの前進方向を向いて位置し歩行し
ながら各種操作ができるようになっている。
従来の型式のハンドガイドローラにおいては、このよ
うな構成のため、ローラ後進作業時に、もし、誤って運
転員が転倒した時には、ローラの操作ハンドルの位置が
前記の如く路面上1m程度と高く、さらに前後進レバー等
が主ハンドルの上側にあり、路面側から操作する事が全
く考慮されていないために、転倒した位置より前後進レ
バーを中立停止位置に切替え操作することができず、後
進するローラの下敷きになって重大事故を生じる恐れが
あった。また、ローラ後進作業時に、後側の障害物(築
壁,建物,塀等)に気がつかず、障害物に挟まれそうに
なった時に咄嗟に前後進レバーが操作できず、ローラと
障害物の間に挟まれるという恐れもあった。
そこで、既に特開昭58-73602号公報には、運転員が転
倒した状態で主ハンドルの下側に設けた保護具を操作す
ることによって、前後進レバーを後進位置より中立停止
位置まで移動できるようにしたものが開示されていると
共に、運転員が障害物に挟まれた時、運転員に接触する
と前後進レバーをローラの後進にともなって中立停止位
置に戻す安全環を主ハンドルの先端にレバーと一体に設
けたものが開示されている。
一方、実開昭56-46606号公報には、既に操作ハンドル
の他に副把柄を設け、操作ハンドルと副把柄を握って運
転操作を行い、緊急時、運転員の手が副把柄から離れる
だけで、副把柄がばねの弾力で操作ハンドルから離間
し、即ち、ラチェット状の係止具と止金具が外れて、振
動ローラの油圧ポンプに一体に形成された中立復帰装置
(制御片,2つの当接具,軸等から形成される)を付勢す
る引張りばねの付勢力で前後進レバーが中立停止位置に
戻ると共に斜板操作レバーも中立停止位置となるものが
開示されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記特開昭58-73602号公報のものは、
前進走行時、運転員が病気で倒れたりした場合、前進走
行を中立停止位置に戻す機構がないので、安全面に問題
が残る。
また、実開昭56-46606号公報のものは、副把柄を離す
だけで中立停止位置に戻るので、安全ではあるが、斜板
操作レバー側におおががりな中立戻し装置を設けている
ので、構造が複雑であり、連杆が多く使用されているの
で、確実性に問題が残る。
本考案は上記の点に鑑み創案されたもので、操作ハン
ドルと一緒に握って操作するレバーを離すだけで、前後
進レバーが中立停止位置に戻ってローラの走行を止める
装置であって、構造が簡単で確実に操作されるハンドガ
イドローラの安全装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕 上記課題を解決するため、本考案においては、主ハン
ドルの一側に可変油圧ポンプのコントロールレバーと連
繋して取着され、前・後進及び中立停止の切換えを行う
前後進レバーと、該前後進レバーの近傍に回動可能に互
いに噛合して取着される一対の歯車と、該一対の一方の
歯車と連動するボス部に取着され固定側に引張られたス
プリングにより絶えず閉方向に付勢される第1のピン体
と、他方の歯車と連動するボス部に取着され連結ロッド
を介して絶えず前記スプリングの付勢力を保持するレバ
ーに連繋される第2のピン体と、該第1,第2のピン体に
レバー開放時、両側から当接押圧されアームを介して前
記前後進レバーの枢支部に取着され前記前後進レバーを
前・後進位置から中立停止位置に戻す復帰伝動体とから
なることを特徴とする。
〔作用〕
この考案によれば、緊急時、操作ハンドルと一緒に握
っていたレバーを開放するだけで、スプリングの付勢力
によって、一対の歯車が一対のピン体を閉方向に回動し
て、第1のピン体または第2のピン体が前後進レバーの
復帰伝動体に当接押圧して確実に前後進レバーを前・後
進位置から中立停止位置に戻すので、ハンドガイドロー
ラの走行が確実に停止される。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づき詳細に説明す
る。
図面の第1図はハンドガイドローラの操作ハンドル廻
りの斜視図、第2図は同じく正面図、第3図は同じく平
面図、第4図はハンドガイドローラの全体平面図、第5
図は同じく全体正面図である。
第4図及び第5図にハンドガイド型の振動ローラAを
示す。
車体1の中央にはエンジン2が搭載され、該エンジン
2の出力軸からの回転駆動を可変油圧ポンプ3に伝達し
て、図示しない油圧モータと走行駆動用の伝達機構(ギ
ヤ等からなる)を介して転圧輪4,5を駆動させると共
に、前記油圧ポンプ3の出力側からベルト等の伝達機構
を介して偏心ウェイトを取着した起振軸を回転させて振
動を発生させるようになっている。なお、6は散水タン
ク,7はオイルタンク,8は燃料タンク,9はラジェータ,10
はエアクリーナである。
第4図及び第5図に示す如く、車体1の一側には主ハ
ンドル11が延在され、その先端に操作ハンドル12が設け
られている。前記主ハンドル11の先端にはコントロール
ボックス13が設けられ、前後進レバー14とエンジンスロ
ットルレバー15とが装備されている。第4図に示すごと
く、前後進レバー14と可変油圧ポンプ3の斜板のコント
ロールレバー16の間には連動ケーブル17が繋がってい
て、前・後進及び中立停止の切換えを行うようになって
いる。
第1図乃至第3図に示す如く、前後進レバー14の基部
のレバー14の回動中心にはアーム18を介してピン状の復
帰伝動体19が枢支されている。前後進レバー14の回動範
囲はコントロールボックス13に取着されたストッパ20a,
20bにより規制され、この回動範囲に従って復帰伝動体1
9も回動する。前後進レバー14の右側(第2図におい
て)近傍には、回動可能に互いに噛合された一対の歯車
21,22が枢支されている。上側(第2図において)の歯
車21と共に連動されるボス部21aの上部には、固定側の
コントロールボックス13のストッパ20bの下部のブラケ
ット23にその一端を架渡されたスプリング24の他端を掛
止するブラケット21bが取着され、絶えず歯車21を前後
進レバー14側に反時計廻りに付勢している。また、前記
ボス部21aのブラケット21bの反時計側には第1のピン体
25が設けられている。
そして、下側(第2図において)の歯車22と共に連動
されるボス部22aの下部には連結ロッド26の一端が取着
され、その他端が操作ハンドル12の下元側下部に延在さ
れている。操作ハンドル12の手元側下部には、ボス部が
操作ハンドル内に嵌入される円形のブラケット27を介し
て縦長のレバー28の基部が偏心して回動可能に枢支され
ていて、前記スプリング24の付勢力をレバー28を操作ハ
ンドル12と一緒に握ることにより保持するようになって
いる。そして、その操作力は円形のブラケット27の回動
中心に近づくほど、即ち、レバー28が操作ハンドル12の
手元に近づくほど軽い力で保持できるようになってい
る。前記下側の歯車22と共に連動するボス部22aの連結
ロッド26の取着部より時計方向側には第2のピン体29が
設けられている。
前記第1のピン体25及び第2のピン体29の間には、前
記復帰伝動体19の回動範囲がおさまっており、レバー28
開放時、両側から一方のピン体が前記復帰伝動体19に当
接押圧し、前後進レバー14をスプリング24の付勢力によ
って前・後進位置から中立停止位置に確実に戻すように
構成されている。
このように構成すると、運転員は、前進時又は後進
時、例えば転倒したり、障害物とローラの間に挟まれそ
うになったりした緊急時、操作ハンドル12と一緒に握っ
ていたレバー28を開放するだけで、スプリング24の付勢
力によって、一対の歯車21,22が閉方向に回動して、第
1のピン体25又は第2のピン体が前後進レバー14の復帰
伝動体19に当接押圧して確実に前後進レバー14を前・後
進位置から中立停止位置にもどすので、振動ローラの走
行が確実に停止され、運転員は安全快適に作業に従事す
ることができる。
なお、本考案は上記実施例に限定されることはなく、
考案の思想を逸脱しない範囲内において種種の改変並び
に実施態様をとりうることは勿論である。
〔考案の効果〕
以上説明した如く、本考案のハンドガイドローラの安
全装置によれば、ローラ走行中、身に危険を感じた等の
緊急時、操作ハンドルと一緒に握っているレバーを離す
だけで、前後進レバーが中立停止位置に復帰するので、
ローラの走行を停止することができ、運転員は安全快適
に作業をすることができる。前後進レバーを中立停止位
置に戻す機構は、一対の歯車と、歯車を互いに一対のピ
ン体を介して閉方向に回動させる方向に付勢して復帰伝
動体を中立に戻すように作用するスプリングと、スプリ
ングの付勢力に抗して歯車を保持する操作ハンドルと一
緒に運転員が握るレバーという簡単な構成を採用したの
で、確実に作動することができ、安価に生産することが
できる。
【図面の簡単な説明】
図面の第1図はハンドガイドローラの操作ハンドル廻り
の斜視図、第2図は同じく正面図、第3図は同じく平面
図、第4図はハンドガイドローラの全体平面図、第5図
は同じく全体正面図である。 11……主ハンドル 12……操作ハンドル 14……前後進レバー 19……復帰伝動体 21,22……歯車 24……スプリング 25……第1のピン体 26……連結ロッド 28……レバー 29……第2のピン体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】主ハンドルの一側に可変油圧ポンプのコン
    トロールレバーと連繋して取着され、前・後進及び中立
    停止の切換えを行う前後進レバーと、該前後進レバーの
    近傍に回動可能に互いに噛合して取着される一対の歯車
    と、該一対の一方の歯車と連動するボス部に取着され固
    定側に引張られたスプリングにより絶えず閉方向に付勢
    される第1のピン体と、他方の歯車と連動するボス部に
    取着され連結ロッドを介して絶えず前記スプリングの付
    勢力を保持するレバーに連繋される第2のピン体と、該
    第1,第2のピン体にレバー開放時、両側から当接押圧さ
    れアームを介して前記前後進レバーの枢支部に取着され
    前記前後進レバーを前・後進位置から中立停止位置に戻
    す復帰伝動体とからなることを特徴とするハンドガイド
    ローラの安全装置。
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