JP3356379B2 - 歩行型作業車における操作装置 - Google Patents

歩行型作業車における操作装置

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JP3356379B2 JP28267396A JP28267396A JP3356379B2 JP 3356379 B2 JP3356379 B2 JP 3356379B2 JP 28267396 A JP28267396 A JP 28267396A JP 28267396 A JP28267396 A JP 28267396A JP 3356379 B2 JP3356379 B2 JP 3356379B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、田植機等の歩行型
作業車における操作装置に係り、詳しくはクラッチを入
切操作するクラッチレバーの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種、歩行型作業車における操作装置
の従来例として、例えば本件出願人の出願に係る特開平
8−196118号公報に示す技術が知られている。こ
の従来技術によれば、歩行型田植え機のハンドルの近傍
に設けられた作業クラッチレバーや走行クラッチレバー
等の手動操作レバーの他に、図13に示すように、ハン
ドル36の握り部36aに手指で操作し得る手元操作レ
バー18を設けており、この手元操作レバー18と前記
手動操作レバーとの二系統からクラッチ操作を可能とし
ている。
【0003】この手元操作レバー18は、カバーケース
21に覆われた内部に、クラッチを入位置と切位置に操
作することが可能で、かつクラッチの入位置に向けて常
時付勢されている操作レバー部18aと、この操作レバ
ー部18aをクラッチの切位置に保持することが可能な
ロック手段(図示せず)と、このロック手段によるロッ
ク状態を解除し得る解除レバー部18bとを備えてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
の手元操作レバー18によると、クラッチの入操作と切
操作の双方の動作を重視したものとなっていたため、前
記操作レバー部18aと解除レバー部18bとは、該手
元操作レバー18を操作する手指(例えば親指)からは
略々同じ距離位置に配置されており、このため操作性に
劣るという課題があった。
【0005】すなわち、クラッチ切位置に保持された状
態の前記操作レバー部18aを、前記解除レバー部18
bにより解除するときの操作荷重はそれほど大きくない
ため、好ましくは手指のできるだけ近くに配置してお
き、一方、クラッチを入位置から切位置に操作するため
の操作レバー部18aの操作荷重はかなり大きく、特に
切操作終了段階における操作荷重はかなり重いものであ
るため、このときの操作荷重をできるだけ軽くすること
が必要である。そのためには、操作レバー部18aの取
付位置が手指から多少離れていたとしても、操作性の点
で優れたものであることが望まれている。
【0006】この発明は、斯かる課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、ハンドル握
り部に手指で操作し得る手元操作レバー設け、該手元操
作レバーに所定形状の延長アームを取付けることによ
り、操作性の向上を図った歩行型作業車における操作装
置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、機体(4)後方にハンドル(36)を延
設し、該ハンドル(36)部分に、作業クラッチレバー
又は走行クラッチレバー等の手動操作レバー(2,5)
を備えてなる、歩行型作業車(1)において、前記ハン
ドル(36)の握り部(36a)に、手指で操作し得る
手元操作レバー(18)を設け、該手元操作レバー(1
8)は、回動支点(23)を中心として回動操作するこ
とによりクラッチの入位置及び切位置に操作可能でかつ
入位置に向けて付勢されている操作レバー部(18a)
と、該操作レバー部(18a)を前記入又は切位置に保
持し得るロック手段(27,30)と、該ロック手段
(27,30)を解除し得る解除レバー部(18b)
と、を有し、更に、前記操作レバー部(18a)に、該
操作レバー部(18a)に固定される固定部(64)
と、該固定部(64)に対し平面視前記ハンドル握り部
(36a)側に屈曲して偏位しかつ該ハンドル握り部
(36a)後方に向けて高くなるように傾斜した立上げ
部(66)と、を有する延長レバー(62)を取り付け
た、ことを特徴とする。
【0008】また、本発明は、前記延長レバー(62)
は、クラッチの操作開始状態においては前記ハンドル握
り部(36a)に対し所定角度(θ)傾斜して該ハンド
ル握り部(36a)から離間した回動開始位置にあり、
クラッチの操作終了状態においては所定量回動して前記
ハンドル握り部(36a)に沿う略々平行な回動終了位
置となる、ことを特徴とする。
【0009】(作用)以上の発明特定事項により、本発
明において、歩行型作業車(1)は、機体(4)の後方
にハンドル(36)が延設され、該ハンドル(36)部
分に、作業クラッチレバー又は走行クラッチレバー等の
手動操作レバー(2,5)を備えていると共に、前記ハ
ンドルの握り部(36a)には、手指で操作し得る手元
操作レバー(18)が設けられている。
【0010】前記手元操作レバー(18)は、手指操作
により回動支点(23)を中心として回動することで、
クラッチの入位置及び切位置に操作可能でかつスプリン
グ(24)等により入位置に向けて常時付勢されている
操作レバー部(18a)と、この操作レバー部(18
a)をクラッチの入位置又は切位置に保持することので
きるロック手段(27,30)と、このロック手段(2
7,30)を解除して前記操作レバー部(18a)を元
の位置に復帰させ得る解除レバー部(18b)とを有し
ている。
【0011】更に、前記操作レバー部(18a)には所
定形状の延長レバー(62)が取り付けられ、この延長
レバー(62)は、前記操作レバー部(18a)に固定
される固定部(64)と、この固定部(64)に対し平
面視において前記ハンドル握り部(36a)側にクラン
ク状に屈曲して偏位し、かつハンドル握り部(36a)
の後方に向けて高くなるように傾斜した立上げ部(6
6)とを有している。
【0012】そして、この延長レバー(62)により、
クラッチの操作開始状態においては該延長レバー(6
2)は、ハンドル握り部(36a)に対し所定角度
(θ)傾斜してハンドル握り部(36a)から離間した
回動開始位置にあり、また、クラッチの操作終了状態に
おいては、該クラッチの操作開始位置から所定量回動し
て前記ハンドル握り部(36a)に沿う略々平行な回動
終了位置となって、操作荷重が軽減されると共に操作性
の向上が図られる。
【0013】なお、上述したカッコ内の符号は図面を参
照するために示すものであって、本発明の構成をなんら
限定するものではない。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
の形態について説明する。なお、前述した従来例と同一
又は相当する部材には、同一の符号を付して説明する。
【0015】図1は、本発明が適用された歩行型田植え
機の側面図を示すもので、この歩行型田植え機1は、機
体4の前方にエンジン31、ミッションケース32およ
びフレーム33等を有しており、機体4の後方には傾斜
するようにハンドル36が延設されていると共に、左右
方向に摺動自在に苗載せ台37が設けられている。ま
た、この苗載せ台37の下端部分には植付け杆38が配
設されている。更に、前記フレーム33の下方には、後
方の揺動支点11aを中心に揺動自在の土圧感知体とし
てのフロート11が懸架されている。そして、このフロ
ート11は田面の土圧を感知して機体高さを検知する機
体高さ検知機構を構成している。
【0016】また、前記ミッションケース32を貫通し
てその左右両端側から出力軸39が突設され、更にこの
出力軸39の両端には、これを中心に揺動自在のチェー
ンケース6,6が支持され、かつこれらチェーンケース
6,6の先端には水田車輪7,7が支持されている。
【0017】そして、機体4の前方において、エンジン
31とミッションケース32に固定されたバンパ部材4
2との間には、機体高さ調節用の油圧シリンダ9が配設
されていて、この油圧シリンダ9により、出力軸39を
中心としてチェーンケース6を回動させることにより水
田車輪7,7を上下動させて、苗の植え付け深さがほぼ
一定になるようにしている。
【0018】更に、ハンドル36部分に設けられたコン
トロールパネル50には、手動操作レバーとしての植え
付けクラッチレバー2または走行クラッチレバー5が配
置されていて、この手動操作レバー2,5は、中間リン
ク軸17を介して植え付けクラッチまたは走行クラッチ
等の各種クラッチ(図示せず)に連繋されている。ま
た、ハンドル36の左右の握り部36aには、夫々左右
のサイドクラッチレバー52,52が配設されている。
なお、図中、符号53は主変速レバーである。
【0019】そして、前記コントロールパネル50の案
内溝に沿って摺動可能な前記植え付けクラッチレバー2
と走行クラッチレバー5は、夫々ハンドル36の下部に
ブラケットを介して回動自在に支持されたプレート5
9,59にワイヤ60,60を介して伝達されている。
また、前記プレート59,59から、植え付けクラッチ
用ロッド13と走行クラッチ用ロッド16が機体4の前
方に延びていて、更に左右サイドクラッチレバー52,
52からそれぞれ延びているワイヤは、ハンドル36と
ハンドルフレーム40内を通って下方に導かれた後、フ
レーム33に沿って前方に導かれている。更に、前記苗
載せ台37の下方には下部操作パネル51が配設されて
いて、この下部操作パネル51には植え付け深さ調節レ
バー54が設けられている。
【0020】ここで本発明は、前記ハンドル36の握り
部36aに、手指で操作し得る手元操作レバーを設け、
該手元操作レバーは、回動支点を中心として回動操作す
ることによりクラッチの入位置及び切位置に操作可能で
かつ入位置に向けて付勢されている操作レバー部と、該
操作レバー部を前記入又は切位置に保持し得るロック手
段と、該ロック手段を解除し得る解除レバー部と、を有
していることを特徴としている。
【0021】図3に示すように、ハンドル36の握り部
36aに、親指にて押し込みまたは横方向にスライドさ
せて入切操作可能な手元操作レバー18が設けられてい
る。この手元操作レバー18は、下方(矢印C方向)に
押し込むことにより植え付けクラッチを切位置に操作可
能な操作レバー部18aと、後述のロック機構により切
位置にロックされた操作レバー部18aを入位置に解除
するために横方向(矢印D方向)にスライド操作可能な
解除レバー部18bとを有している。
【0022】すなわち、前記手元操作レバー18は、ブ
ラケット22によりハンドル36の握り部36aの近傍
に取り付けられていて、操作レバー部18aにはワイヤ
25が固着されている。この操作レバー部18aは下方
に係合凹部27を有していて、枢軸23により回動自在
に軸着されていると共に、スプリング24により常に図
の反時計方向に付勢されている。一方、この操作レバー
部18aに対向するように解除レバー部18bが、前記
ブラケット22の取り付け部から突設されたL金具28
にピン29によって回動可能に軸着されている。この解
除レバー部18bは、先端部が二又状を成す一方に前記
係合凹部27に係合し得る係合凸部30を有し、他方に
ロック解除用のピン35が植設されていて、このピン3
5にワイヤ34の心線34aが取り付けられている。
【0023】以上において、手元操作レバー18を操作
してクラッチを切状態にするには、前記操作レバー部1
8aをスプリング24の付勢力に抗して矢印C方向に押
し下げ、その係合凹部27を解除レバー部18bの係合
凸部30に係合させる。この係合により、操作レバー部
18aは復帰することなくその状態が保持されると共
に、ワイヤ25は引っ張られた状態となってクラッチは
切状態となる。
【0024】また、クラッチを入状態にするには二つの
方法がある。その一つは、解除レバー部18bを矢印D
方向に移動操作して、係合凹部27と係合凸部30との
係合を解く。これにより、操作レバー部18aはスプリ
ング24の付勢力で矢印C方向と反対方向に復帰すると
共に、ワイヤ25への張力はなくなってクラッチは入状
態となる。また、もう一つは、植え付けクラッチレバー
2を入位置に操作することにより、これと連動して手元
操作レバー18のロックを解除する方法である。すなわ
ち、植え付けクラッチレバー2を入位置に操作すると、
ワイヤ34の心線34aが引っ張られ、これにより解除
レバー部18bはピン29を中心として矢印E方向に回
転し、係合凹部27と係合凸部30との係合が解かれ、
操作レバー部18aが復帰してクラッチが入状態とな
る。
【0025】次に、本発明は、前記操作レバー部18a
に、該操作レバー部18aに固定される固定部と、該固
定部に対し平面視前記ハンドル握り部36a側に屈曲し
て偏位しかつ該ハンドル握り部36a後方に向けて高く
なるように傾斜した立上げ部と、を有する延長レバーを
取り付けたことを特徴としている。
【0026】すなわち、前述した図3及び図4〜図7に
示すように、前記手元操作レバー18の操作レバー部1
8aには延長レバー62が取り付けられており、この延
長レバー62は、前記操作レバー部18aに固定される
固定部64と、該固定部64に対し平面視一側(ハンド
ル握り部36a側)にクランク状に屈曲して偏位し、か
つハンドル握り部36aの後方に向けて高くなるように
傾斜した立上げ部66とを有している。
【0027】前記固定部64は平板状をなし、その底部
側には前記操作レバー部18aを上方から包み込むため
の抉り部68が形成され、また表面側の略々中央部には
皿ネジの取付け穴70が形成されている。そして、前記
延長レバー62を取り付けるには、前記操作レバー部1
8aを上方から覆うように抉り部68を介して固定部6
4を載置し、1本の皿ネジ72と1個のナット74とで
両者を固定する。この場合、前記抉り部68は長円形を
なしているので、この抉り部68により延長レバー62
の回り止めとなっている。また、前記立上げ部66は、
この固定部64から後方に向けて一体的に連接され、そ
の後端部には円板状の指タッチ面66aが形成されてい
る。
【0028】図8及び図9は、前記手元操作レバー18
がハンドル36に取り付けられた状態を示している。同
図で明らかなように、前記延長レバー62における立上
げ部66は、固定部64に対して平面視前記ハンドル握
り部36a側に屈曲して偏位しており、また、クラッチ
の切操作開始状態(図9のイの位置)においては、前記
立上げ部66は、ハンドル握り部36aに対し所定角度
θだけ傾斜して該ハンドル握り部36aから離間した回
動開始位置にある。また、クラッチの切操作終了状態
(図9のロの位置)においては、前記立上げ部66は、
前記位置から所定量回動して前記ハンドル握り部36a
に沿う略々平行な回動終了位置となる。
【0029】すなわち、クラッチの切操作開始時におい
ては、ワイヤ25を引っ張る方向に延長レバー62を操
作する必要があると共に、切操作開始時の引張力は小さ
くて足りるため、前記立上げ部66の後端の指タッチ面
66aはハンドル握り部36aから離間した位置にあっ
ても良く、一方、クラッチの切操作終了時においては、
大きな引張力を必要とするため、前記立上げ部66の後
端の指タッチ面66aをハンドル握り部36aに沿う略
々平行な位置にして、該指タッチ面66aを上方から強
い力で押し込めるようにしている。
【0030】図10〜図11は、前記手元操作レバー1
8と植付けクラッチとを結ぶ歩行型田植え機の全体図を
示している。ここで、図12を参照しながら、前記手元
操作レバー18から植付けクラッチの操作部までの接続
状態を説明する。
【0031】すなわち、前記手元操作レバー18には、
ワイヤ25,34が接続されていて、一方のワイヤ25
は、ハンドルフレーム40に設けられた固定金具41を
介して下部操作パネル51近傍まで伸長され、そこでピ
ン26により回動アーム19に回動可能に軸着されてい
る。また、他方のワイヤ34は、手動操作レバー(2,
5)に接続されている。
【0032】前記回動アーム19は、中継手段としての
前記中間リンク軸17に一体的に固着されていて、この
中間リンク軸17は、その中途部に爪クラッチ17a,
17bを有すると共に、中継リンク20が一体的に固着
されている。また、この中継リンク20には植え付けク
ラッチ用ロッド13の一端が連結されていて、この植え
付けクラッチ用ロッド13の他端は植え付けクラッチの
操作部14に接続されている。
【0033】更に、前記中継リンク20には、アウター
チューブ21に挿通されたワイヤ60の一端が連結され
ていて、このワイヤ60の他端は前記コントロールパネ
ル50の植え付けクラッチレバー2に接続されている。
こうして、手元操作レバー18の操作により、植え付け
クラッチが入切操作される。なお、説明は省略するが、
前記爪クラッチ17a,17bの作用により、手元操作
レバー18が植え付けクラッチの入または切のいずれの
位置にあっても、前記植え付けクラッチレバー2の操作
が優先するようになっている。
【0034】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。
【0035】歩行型田植え機で田面への植え付け作業を
行うには、例えばハンドル36の握り部36aに設けら
れた手元操作レバー18の操作レバー部18aを押下
し、植え付けクラツチを切位置にした状態で走行クラッ
チレバー5を入位置に操作する。すると、機体側方に延
びているワイヤ60、走行クラッチ用ロッド16等を介
して走行クラッチ操作部が操作され、走行クラッチが接
続状態となる。
【0036】次いで、前記手元操作レバー18の解除レ
バー部18bをロック解除方向に操作すると、操作レバ
ー部18aに接続されたワイヤ25により、中間リンク
軸17と中継リンク20、更には植え付けクラッチ用ロ
ッド13を介して植え付けクラツチ操作部が操作され、
植え付けクラッチが接続状態となる。これにより、歩行
型田植え機は水田車輪7が駆動されて走行すると共に、
植え付け杆38が回動して植え付け作業が行われる。
【0037】このとき、前記手元操作レバー18を操作
する際、操作レバー部18aに取り付けられた延長レバ
ー62が、クラッチの切操作開始状態においてはハンド
ル握り部36aから離間した回動開始位置にあるため、
指が引っ掛かり易い状態でかつ延長レバー62の指タッ
チ面66aに付与される力は小さい力(後方への引張
力)で足り、また、クラッチの切操作終了状態において
は、延長レバー62は前記ハンドル握り部36aに沿う
略々平行な回動終了位置になるため、該延長レバー62
の指タッチ面66aを上方から下方に向け大きな力で押
し下げることができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、ハ
ンドルの握り部に、手指で操作し得る手元操作レバーを
設け、この操作レバー部に、平面視前記ハンドル握り部
側に屈曲して偏位しかつ該ハンドル握り部後方に向けて
高くなるように傾斜した立上げ部を有する延長レバーを
取り付けたことにより、クラッチの操作荷重を軽減する
ことができ、操作性を向上することができる。また、前
記延長レバーの取付構造は簡単であるので、組立性が容
易でありコストダウンを図ることができる。
【0039】また、本発明は、前記延長レバーは、クラ
ッチの操作開始状態においては、前記ハンドル握り部に
対し所定角度傾斜して該ハンドル握り部から離間した回
動開始位置にあり、クラッチの操作終了状態において
は、所定量回動して前記ハンドル握り部に沿う略々平行
な回動終了位置となるようにしたので、クラッチの操作
開始段階では指が引っ掛かり易く、また大きな力を必要
とするクラッチの操作終了段階ではハンドル握り部の極
手元で操作することができ、取扱性を向上することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】歩行型田植え機の側面図である。
【図2】歩行型田植え機の平面図である。
【図3】手元操作レバーの分解斜視図である。
【図4】手元操作レバーの側面図である。
【図5】延長レバーの外観斜視図である。
【図6】(a)は延長レバーの平面図であり、(b)は
その正面図である。
【図7】(a)は延長レバーの正面図であり、(b)は
その正面図である。
【図8】手元操作レバーの取り付け状態の平面図であ
る。
【図9】手元操作レバーの取り付け状態の側面図であ
る。
【図10】歩行型田植え機における植付けクラッチ接続
状態の平面図である。
【図11】歩行型田植え機における植付けクラッチ接続
状態の側面図である。
【図12】手元操作レバー及び手動操作レバーと中間リ
ンク軸との連繋状態を示す図である。
【図13】従来の歩行型田植え機の手元操作レバーを示
す図である。
【符号の説明】
1 歩行型田植え機 2 植え付けクラッチレバー 4 機体 5 走行クラッチレバー 14 植え付けクラッチ操作部 17 中間リンク軸 18 手元操作レバー 18a 操作レバー部 18b 解除レバー部 20 中継リンク 23 枢軸 24 スプリング 25 ワイヤ 27 係合凹部 30 係合凸部 34 ワイヤ 34a 心線 35 ピン 36 ハンドル 36a ハンドル握り部 62 延長レバー 64 固定部 66 立上げ部 66a 指タッチ面 68 抉り部 70 皿ネジ取付け穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石田 洋司 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番 地1 三菱農機株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−196118(JP,A) 実開 平2−103832(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01C 11/02 B60K 23/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体後方にハンドルを延設し、該ハンド
    ル部分に、作業クラッチレバー又は走行クラッチレバー
    等の手動操作レバーを備えてなる、歩行型作業車におい
    て、 前記ハンドルの握り部に、手指で操作し得る手元操作レ
    バーを設け、 該手元操作レバーは、回動支点を中心として回動操作す
    ることによりクラッチの入位置及び切位置に操作可能で
    かつ入位置に向けて付勢されている操作レバー部と、該
    操作レバー部を前記入又は切位置に保持し得るロック手
    段と、該ロック手段を解除し得る解除レバー部と、を有
    し、 更に、前記操作レバー部に、該操作レバー部に固定され
    る固定部と、該固定部に対し平面視前記ハンドル握り部
    側に屈曲して偏位しかつ該ハンドル握り部後方に向けて
    高くなるように傾斜した立上げ部と、を有する延長レバ
    ーを取り付けた、ことを特徴とする歩行型作業車におけ
    る操作装置。
  2. 【請求項2】 前記延長レバーは、クラッチの操作開始
    状態においては前記ハンドル握り部に対し所定角度傾斜
    して該ハンドル握り部から離間した回動開始位置にあ
    り、クラッチの操作終了状態においては所定量回動して
    前記ハンドル握り部に沿う略々平行な回動終了位置とな
    る、 ことを特徴とする請求項1記載の歩行型作業車における
    操作装置。
JP28267396A 1996-10-24 1996-10-24 歩行型作業車における操作装置 Expired - Fee Related JP3356379B2 (ja)

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