JPH08196118A - 歩行型作業車における操作装置 - Google Patents

歩行型作業車における操作装置

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JPH08196118A
JPH08196118A JP837595A JP837595A JPH08196118A JP H08196118 A JPH08196118 A JP H08196118A JP 837595 A JP837595 A JP 837595A JP 837595 A JP837595 A JP 837595A JP H08196118 A JPH08196118 A JP H08196118A
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JP
Japan
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lever
clutch
operation lever
hand
planting
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JP837595A
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English (en)
Inventor
Yoshio Ishitobi
芳夫 石飛
Takashi Funo
隆 布野
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 手動操作レバーと手元操作レバーを設け、手
動操作レバーによる操作を優先させて操作性の向上を図
る。 【構成】 機体4後方のハンドル36の近傍に、作業ク
ラッチレバー2又は走行クラッチレバー5等の手動操作
レバーを設け、この手動操作レバーを中間リンク軸17
を介してクラッチに連繋する。また、前記ハンドル36
の握り部36aに手指で操作し得る手元操作レバー18
を設け、この手元操作レバー18を前記中間リンク軸1
7に連繋する。そして、前記手動操作レバー2,5と手
元操作レバー18とを、手動操作レバー2,5の操作が
手元操作レバー18の操作に優先してクラッチが入切さ
れるように連繋している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、田植機等の歩行型作業
車における操作装置に係り、詳しくはクラッチレバーの
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種、歩行型作業車における操作装置
の従来例として、例えば特開平4−303025号公報
に示す技術が知られている。この従来例においては、図
7に示すように、ハンドル101の近傍に、植え付けク
ラッチレバー103等を支持するレバーボックス102
と、前記植え付けクラッチレバー103等と連繋され、
かつハンドル101の握り部101a近傍に設けられた
指クラッチレバー108とを備えており、この指クラッ
チレバー108は左右のハンドル101の近傍にそれぞ
れ設けられていて、植え付けクラッチレバー103等に
対し前記指クラッチレバー108をそれぞれ連繋させる
構成を有している。
【0003】すなわち、詳しくは、ハンドル101の下
側背面に設けられたレバーボックス102に、植え付け
クラッチレバー103、主クラッチレバー104、油圧
レバー105が枢支されていて、前記植え付けクラッチ
レバー103には湾曲した連結板106が取り付けら
れ、この連結板106にバネ107を介して苗植え付け
体等を駆動する駆動部のクラッチが切り換えられるよう
に連繋されている。一方、ハンドル101の握り部10
1aの近傍に、指クラッチレバー108が軸109を介
して軸支され、前記指クラッチレバー108に連結した
回動アーム110にインナワイヤ111の一端が連結さ
れ、その他端が前記連結板106に連繋され、インナワ
イヤ111はアウタチューブ112に挿通,支持されて
いる。
【0004】そして、植え付けクラッチレバー103を
入位置にした状態で、指クラッチレバー108を作業者
の親指で下方に押し込むと、回動アーム110、インナ
ワイヤ111を介して連結板106が回動され、植え付
けクラッチレバー103が切位置に移動されるようにな
っている。
【0005】また、前記指クラッチレバー108に連結
したワイヤを、油圧装置に直接連繋させ、前記油圧レバ
ー105とは別に油圧装置のバルブを切り換えるように
した実施例も示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
の歩行型作業車によれば、ハンドル101の握り部10
1aに指クラッチレバー108を設けるために、レバー
操作部より別系で握り部101aまで連結接続したり、
あるいはクラッチ側から別系でハンドル101まで接続
する手段を用いているため、いずれの場合も構造が複雑
であった。
【0007】また、従来のワイヤ構造であると、ハンド
ルと操作レバー側またはクラツチ側の一方から別部材を
設けて別クラツチ等を形成するものであると共に、クラ
ッチの中継部としてクラッチ元部またはクラッチ操作部
のいずれかから分岐させていたので、構造が複雑となり
製造コストが高くなるという課題があった。
【0008】更に、植え付けクラッチレバー等と指クラ
ッチレバーとの二系統からの操作が可能であるので、操
作ミスが生じるおそれがあった。
【0009】この発明は、斯かる課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、手動操作レ
バーの他に手元操作レバーを設けると共に、手動操作レ
バーによる操作を優先させることで、操作性と作業性の
向上を図った歩行型作業車における操作装置を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、機体(4)後方にハンドル(36)を延
設し、該ハンドル(36)部分に、作業クラッチレバー
(2)又は走行クラッチレバー(5)等の手動操作レバ
ーを備えてなる歩行型作業車において、前記ハンドル
(36)の握り部(36a)に、手指で操作し得る手元
操作レバー(18)を設け、前記手動操作レバー(2,
5)と手元操作レバー(18)とを、手動操作レバー
(2,5)の操作が手元操作レバー(18)の操作に優
先するように連繋してなることを特徴としている。
【0011】前記手元操作レバー(18)は、クラッチ
の入位置及び切位置に操作可能でかつ入位置に向けて付
勢されている操作レバー部(18a)と、該操作レバー
部(18a)を前記切位置に保持し得るロック手段(2
7,30)と、該ロック手段(27,30)を解除し得
るロック解除レバー部(18b)と、を有し、前記操作
レバー部(18a)が前記入位置にある場合、前記手動
操作レバー(2,5)が前記クラッチの入位置及び切位
置に操作し得るように、該操作レバー部(18a)を前
記手動操作レバー(2,5)に連繋し、かつ該手動操作
レバー(2,5)の切位置から入位置への操作により前
記ロック手段(27,30)が解除されるように、該ロ
ック手段(27,30)を前記手動操作レバー(2,
5)に連繋してなることを特徴としている。
【0012】
【作用】以上の構成により、本発明によれば、作業クラ
ッチレバー(2)や走行クラッチレバー(5)等の手動
操作レバーの他に、ハンドル(36)の握り部(36
a)に手指で操作し得る手元操作レバー(18)を設
け、しかもこれら手動操作レバー(2,5)と手元操作
レバー(18)のうち、手動操作レバー(2,5)の操
作が手元操作レバー(18)の操作に優先するように連
繋構成したので、手動操作レバー(2,5)と手元操作
レバー(18)の二系統からのクラッチ操作が可能であ
ると共に、常に手動操作レバー(2,5)による操作が
優先してクラッチが入切されることになるので、作業者
は操作パターンを気にすることなく作業することがで
き、取扱い性ならびに作業性が向上し、操作ミスも防止
されるという利点を有する。
【0013】なお、上述したカッコ内の符号は図面を参
照するために示すものであって、本発明の構成をなんら
限定するものではない。
【0014】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の実施例を説明す
る。
【0015】図1は、この発明の歩行型作業車としての
歩行型田植え機の側面図を示すもので、機体4の前方に
エンジン31、ミッションケース32およびフレーム3
3等を有しており、機体4の後方には傾斜するようにハ
ンドル36が延設されていると共に、左右方向に摺動自
在に苗載せ台37が設けられている。また、この苗載せ
台37の下端部分には植付け杆38が配設されている。
更に、前記フレーム33の下方には後方の揺動支点11
aを中心に揺動自在の土圧感知体としてのフロート11
が懸架されている。そして、このフロート11は田面の
土圧を感知して機体高さを検知する機体高さ検知機構を
構成している。また、前記ミッションケース32を貫通
してその左右両端側から出力軸39が突設され、更にこ
の出力軸39の両端には、これを中心に揺動自在のチェ
ーンケース6,6が支持され、かつこれらチェーンケー
ス6,6の先端には水田車輪7,7が支持されている。
【0016】そして、機体4の前方において、エンジン
31とミッションケース32に固定されたバンパ部材4
2との間には、機体高さ調節用の油圧シリンダ9が配設
されていて、この油圧シリンダ9により、出力軸39を
中心としてチェーンケース6を回動させることにより水
田車輪7,7を上下動させて、苗の植え付け深さがほぼ
一定になるようにしている。更に、ハンドル36部分に
設けられたコントロールパネル50には、手動操作レバ
ーとしての植え付けクラッチレバー2または走行クラッ
チレバー5が配置されていて、この手動操作レバーは中
間リンク軸17を介して植え付けクラッチまたは走行ク
ラッチ等の各種クラッチ(図示せず)に連繋されてい
る。また、ハンドル36の左右の握り部36aには、夫
々左右のサイドクラッチレバー52,52が配設されて
いる。なお、図中、符号53は主変速レバーである。
【0017】そして、前記コントロールパネル50の案
内溝に沿って摺動可能な植え付けクラッチレバー2と走
行クラッチレバー5は、夫々ハンドル36の下部にブラ
ケットを介して回動自在に支持されたプレート59,5
9にワイヤ60,60を介して伝達されている。また、
前記プレート59,59から植え付けクラッチ用ロッド
13と走行クラッチ用ロッド16が機体4の前方に延び
ていて、更に左右サイドクラッチレバー52,52から
それぞれ延びているワイヤ61,61は、ハンドル36
とハンドルフレーム40内を通って下方に導かれた後、
フレーム33に沿って前方に導かれている。更に、前記
苗載せ台37の下方には下部操作パネル51が配設され
ていて、この下部操作パネル51には植え付け深さ調節
レバー54が設けられている。
【0018】ここで本発明は、前記ハンドル36の握り
部36aに、手指で操作し得る手元操作レバーを設け、
前記手動操作レバー(2,5)と手元操作レバーとを、
手動操作レバー(2,5)の操作が手元操作レバーの操
作に優先するように連繋してなることを特徴としてい
る。
【0019】すなわち、図2に示すように、ハンドル3
6の握り部36aに、親指にて押し込みまたは横方向に
スライドさせて入切操作可能な手元操作レバー18が設
けられている。この手元操作レバー18は、下方(矢印
C方向)に押し込むことにより植え付けクラッチを入位
置に操作可能な操作レバー部18aと、この入位置にロ
ックされた操作レバー部18aを切位置に解除するため
に横方向(矢印D方向)にスライド操作可能なロツク解
除レバー部18bとを有している。
【0020】この手元操作レバー18にはワイヤ25,
34が接続されていて、一方のワイヤ25は、ハンドル
フレーム40に設けられた固定金具41を介して下部操
作パネル51近傍まで伸長され、そこでピン26により
回動アーム19に回動可能に軸着されている。また、他
方のワイヤ34は、後述するように、手動操作レバー
(2,5)に接続されている。
【0021】前記回動アーム19は、中継手段としての
前記中間リンク軸17に一体的に固着されていて、この
中間リンク軸17は、その中途部に爪クラッチ17a,
17bを有すると共に、中継リンク20が一体的に固着
されている。また、この中継リンク20には植え付けク
ラッチ用ロッド13の一端が連結されていて、この植え
付けクラッチ用ロッド13の他端は植え付けクラッチに
接続されている。
【0022】更に、前記中継リンク20には、アウター
チューブ21に挿通されたワイヤ60の一端が連結され
ていて、このワイヤ60の他端は前記コントロールパネ
ル50の植え付けクラッチレバー2に接続されている。
【0023】そして、前記爪クラッチ17a,17bの
作用により、手元操作レバー18が植え付けクラッチの
入または切のいずれの位置にあっても、前記植え付けク
ラッチレバー2の操作が優先するようになっている。
【0024】これを、図3(a)(b)に基づいて説明
すると、図3(a)は手元操作レバー18の操作により
植え付けクラッチを切位置に保持した爪クラッチ17
a,17bの位相関係を示している。なお、爪クラッチ
17bはスプリング等により常時a方向に付勢されてい
るものとする。
【0025】先ず、手元操作レバー18を切位置に設定
すると、図3(a)に示すように、手元操作レバー18
に接続されている側の爪クラッチ17aが矢印A方向に
所定角度回転し、これに噛み合う爪クラッチ17bが同
方向に回転させられてy軸(基準線)まで到達し、これ
で植え付けクラッチが切状態となる。この状態で、例え
ば植え付けクラッチレバー2の操作により植え付けクラ
ッチを入位置に操作するには、爪クラッチ17b(及び
爪クラッチ17a)を矢印Aと反対方向に回転させて爪
クラッチ17bをy軸(基準線)から離してやれば良
い。
【0026】このためには、図4に示すように、植え付
けクラッチレバー2を支点43を中心として矢印a方向
に揺動させて、鎖線位置まで移動させる。すると、ワイ
ヤ34内の心線34aが矢印b方向に引っ張られ、手元
操作レバー18のロックが解除される(これについては
後述する)。こうして、手元操作レバー18に接続され
ている側の爪クラッチ17aが、爪クラッチ17bと共
に図3(a)の矢印Aと反対方向に回転してy軸(基準
線)から離れ、植え付けクラッチが入状態となる。
【0027】次に、手元操作レバー18を入位置に設定
した場合は、図3(b)に示すように、爪クラッチ17
aが矢印B方向に所定角度回転し、これに噛み合う爪ク
ラッチ17bも常時a方向に付勢されているため爪クラ
ッチ17aと共に回転してy軸(基準線)から離れ、植
え付けクラッチが入状態となる。この状態で、植え付け
クラッチレバー2を切位置に操作すると、爪クラッチ1
7bが矢印Bと反対方向に回転してy軸(基準線)に到
達し、植え付けクラッチが切状態となる。なお、植え付
けクラッチレバー2を切位置に操作した状態では、手元
操作レバー18を操作することで入位置に設定すること
はできない。
【0028】以上のように、本実施例では、手動操作レ
バー(2,5)の操作が手元操作レバー18の操作に優
先するように連繋されている。
【0029】図5は、手元操作レバー18の分解斜視図
であり、この手元操作レバー18はブラケット22によ
りハンドル36の握り部36aの近傍に取り付けられて
いて、操作レバー部18aにはワイヤ25が固着されて
いる。この操作レバー部18aは下方に係合凹部27を
有していて、枢軸23により回動自在に軸着されている
と共に、スプリング24により常に図の反時計方向に付
勢されている。一方、この操作レバー部18aに対向す
るようにロック解除レバー部18bが、前記ブラケット
22の取り付け部から突設されたL金具28にピン29
によって回動可能に軸着されている。このロック解除レ
バー部18bは、先端部が二又状を成す一方に前記係合
凹部27に係合し得る係合凸部30を有し、他方にロッ
ク解除用のピン35が植設されていて、このピン35に
ワイヤ34の心線34aが取り付けられている。
【0030】以上において、手元操作レバー18を操作
してクラッチを入状態にするには、前記操作レバー部1
8aをスプリング24の付勢力に抗して矢印C方向に押
し下げ、その係合凹部27をロック解除レバー部18b
の係合凸部30に係合させる。この係合により、操作レ
バー部18aは復帰することなくその状態が保持される
と共に、ワイヤ25は引っ張られた状態となってクラッ
チは入状態となる。
【0031】次に、クラッチを切状態にするには二つの
方法がある。その一つは、ロック解除レバー部18bを
矢印D方向に移動操作して、係合凹部27と係合凸部3
0との係合を解く。これにより、操作レバー部18aは
スプリング24の付勢力で矢印C方向と反対方向に復帰
すると共に、ワイヤ25への張力はなくなってクラッチ
は切状態となる。また、もう一つは、植え付けクラッチ
レバー2を入位置に操作することにより、これと連動し
て手元操作レバー18のロックを解除する方法である。
すなわち、植え付けクラッチレバー2を入位置に操作す
ると、ワイヤ34の心線34aが引っ張られ、これによ
りロック解除レバー部18bはピン29を中心として矢
印E方向に回転し、係合凹部27と係合凸部30との係
合が解かれ、操作レバー部18aが復帰してクラッチが
切状態となる。
【0032】図6は、手元操作レバー18を走行クラッ
チの入切操作に適用した実施例を示す。この実施例で
は、中間リンク軸17に中継リンク20’が一体的に固
着されていて、この中継リンク20’には走行クラッチ
用ロッド16の一端が連結されていて、その他端は走行
クラッチに接続されている。
【0033】また、前記中継リンク20’には、アウタ
ーチューブ21’に挿通されたワイヤ60’の一端が連
結されていて、このワイヤ60’の他端は前記コントロ
ールパネル50の走行クラッチレバー5に接続されてい
る。
【0034】そして、爪クラッチ17a,17bの作用
により、前記と同様にして、手元操作レバー18が走行
クラッチの入切のいずれの位置にあっても、前記走行ク
ラッチレバー5にて走行クラッチを入位置及び切位置に
操作し得るようになっている。
【0035】なお、以上説明した実施例では、手元操作
レバー18を植え付けクラッチと走行クラッチの入切操
作に適用した場合について説明したが、これに限らず、
例えば前記と同様の手段により、油圧クラッチの入切操
作に適用することもできる。また、手元操作レバー18
の取り付け位置もハンドル36の握り部36aに限定さ
れることなく、自由に選択することもできる。
【0036】次に、本実施例の作用を説明する。
【0037】歩行型田植え機で植え付け作業を行うに
は、例えば走行クラッチレバー5を入位置に操作して、
機体側方に延びているワイヤ60、走行クラッチ用ロッ
ド16等を介して走行クラッチ操作部を操作し、走行ク
ラッチを接続状態にすると共に、ハンドル36の握り部
36aに設けた手元操作レバー18を押下して入位置に
操作する。すると、操作レバー部18aに接続されたワ
イヤ25により、中間リンク軸17と中継リンク20、
更には植え付けクラッチ用ロッド13を介して植え付け
クラツチ操作部を操作し、植え付けクラッチを接続状態
にする。これにより、歩行型田植え機は水田車輪7が駆
動されて走行すると共に、植え付け杆38が回動して植
え付け作業を行う。このとき、手元操作レバー18の入
切位置に拘らず、植え付けクラッチレバー2により植え
付けクラッチを優先的に操作することもできる。
【0038】なお、フロート11の土圧感知に基づき田
面に対して機体4が一定高さになるように上げ位置、下
げ位置および中立位置に切り換えられ、油圧シリンダ9
により水田車輪7,7を上下動して自動的に機体高さが
制御される。
【0039】次いで、枕地に至った歩行型田植え機を旋
回する際は、走行クラッチレバー5を切ると、植え付け
クラツチが切状態となって植え付け杆38の回動が停止
する。この場合、手元操作レバー18の入切位置に拘ら
ず常に手動操作レバー(5)の操作が優先するので、操
作ミスをするおそれがない。
【0040】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、手
動操作レバーの他に手元操作レバーを設けたので、作業
者は手動操作レバーと手元操作レバーの二系統からのク
ラッチ操作により操作を行うことができる。
【0041】また、常に手動操作レバーによる操作が手
元操作レバーに優先してクラッチが入切されることにな
るので、作業者は操作パターンを気にすることなく作業
することができ、操作ミスを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】歩行型田植え機の側面図である。
【図2】手動操作レバー、手元操作レバーと中間リンク
軸との連繋状態を示す図である。
【図3】図2のIII−III方向に沿う矢視図であ
り、(a)は植え付けクラッチが切位置にあるときの位
相関係を示し、(b)は植え付けクラッチが入位置にあ
るときの位相関係を示す図である。
【図4】植え付けクラッチレバーと手元操作レバーとの
連繋状態を示す図である。
【図5】手元操作レバーの分解斜視図である。
【図6】手動操作レバー、手元操作レバーと中間リンク
軸との連繋状態の他の実施例を示す図である。
【図7】従来の歩行型田植え機の指クラッチレバーを示
す図である。
【符号の説明】
2 植え付けクラッチレバー 4 機体 5 走行クラッチレバー 13 植え付けクラッチ用ロッド 16 走行クラッチ用ロッド 17 中間リンク軸 17a 爪クラッチ 17b 爪クラッチ 18 手元操作レバー 18a 操作レバー部 18b ロック解除レバー部 20 中継リンク 22 ブラケット 23 枢軸 24 スプリング 25 ワイヤ 27 係合凹部 30 係合凸部 34 ワイヤ 34a 心線 35 ピン 36 ハンドル 36a 握り部 41 固定金具 43 支点 50 コントロールパネル 51 下部操作パネル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体後方にハンドルを延設し、該ハンド
    ル部分に、作業クラッチレバー又は走行クラッチレバー
    等の手動操作レバーを備えてなる、歩行型作業車におい
    て、 前記ハンドルの握り部に、手指で操作し得る手元操作レ
    バーを設け、 前記手動操作レバーと手元操作レバーとを、手動操作レ
    バーの操作が手元操作レバーの操作に優先するように連
    繋してなる、 歩行型作業車における操作装置。
  2. 【請求項2】 前記手元操作レバーは、クラッチの入位
    置及び切位置に操作可能でかつ入位置に向けて付勢され
    ている操作レバー部と、該操作レバー部を前記切位置に
    保持し得るロック手段と、該ロック手段を解除し得るロ
    ック解除レバー部と、を有し、 前記操作レバー部が前記入位置にある場合、前記手動操
    作レバーが前記クラッチの入位置及び切位置に操作し得
    るように、該操作レバー部を前記手動操作レバーに連繋
    し、 かつ該手動操作レバーの切位置から入位置への操作によ
    り前記ロック手段が解除されるように、該ロック手段を
    前記手動操作レバーに連繋してなる、 請求項1記載の歩行型作業車における操作装置。
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