JPS63304916A - 乗用芝刈機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は小型、簡易な形式として乗用芝刈機に関するも
のである。

（従来の技術） エンジン動力でカッタを回転させ、草や芝を刈り取る助
力式芝刈機は従来から知られており、歩行型のものは例
えば実開昭５９−１５６４３２号の如く四輪を備え、こ
の間にカッタを収納したカッタハウジングを設け、ハウ
ジング上にエンジンを配設し、エンジン動力でカッタを
回転駆動し、草や芝を刈り取る。この例は駆動輪を備え
ずハンドルを押しながら移動させるタイプで、駆動輪を
備えるものもある。

乗用型としては実開昭６１−２８３２８号が知られ、従
来のこの種のものはこの例で明らかなように小型のトラ
クタタイプで四輪を備え、エンジンをフレーム前部に搭
載し、車体の下にカッタ、カッタハウジングを設け、エ
ンジンはボンネットで覆われ、小型の自動車に類似する
。

（発明が解決しようとする問題点） 以上の従来技術の歩行型のものは腰を曲げた姿勢でハン
ドルを把持し、芝刈機を穆勤させるのでつかれ易く、従
って面積のある程度大きい車面や芝面の刈り取り作業を
行う場合、作業者に負担がかかる。

上記した歩行型芝刈機はコストは安価であるが以上のよ
うな不利があり、一方、乗用芝刈機は小型トラクタや小
型自動車の如く大型となり、特にトラクタや自動車と同
様に車体にエンジンをｆ＆載して外板で周りを囲むので
外形が大きくなり、小面積の草、芝刈りには向かず、又
上記の如くなので一台当りのコストも極めて高いものと
ならざるを得ない。

本発明は以上の如き問題点に鑑みなされたもので、その
目的とする処は、小型、簡易な形式で乗用によって草刈
、芝刈が行い得るようにし、乗用タイプでありながら歩
行型に近い寸法、簡易な構造で作業者が楽に、安易に草
刈、芝刈を行い得るようにした乗用芝刈機を提供するに
ある。

（問題点を解決するための手段） 以上の問題点を解決するための手段は、側面視略アーチ
型のフレームの前部に前輪を設け、後部に左右二輪から
なる後輪を設け、前輪を操向するバーハンドルをフレー
ム前部に設け、フレームの後上部に鞍乗型シートを設け
るとともに、フレームの下方で前後輪間には芝刈用カッ
タ及びこれを覆うカッタハウジングを設け、該カッタハ
ウジングにカッタ駆動用、走行用の動力源をなすエンジ
ンを一体的に設けたことにあり、又前記カッタハウジン
グにエンジンを一体的に設けたことにある。

（上記手段による作用） 上記手段によれば、フレームがアーチ型で前後に車輪を
、この間にカッタ、カッタハウジングを配設し、前部に
ハンドルを、後部にシートを設けるので歩行型のものと
寸法が大差なく、小型スクータと大差ない寸法で乗用の
芝刈機が構成できる。

（実施例） 次に本発明の好適する一実施例を添付図面を参照しつつ
詳述する。

第１図は芝刈機１の正面斜視図を、第２図は同外観側面
図を、第３図は縦断側面図を、第４図は説明的平面図を
示す。

芝刈機１のフレーム２は側面視略逆凹型のアーム状をな
し、第３図の如く前部、中間部がゆるく前下傾し、後部
が水平な一本のバイブ材からなるバックボーン状のフロ
ントメンバ３と、フロントメンバ３の後部左右に垂下さ
れた正（背）固視門型のリヤメンバ４とからなる。フロ
ントメンバ３のゆるく前下傾した前部、中間部からなる
前半部３ａ前端にはへラドチューブ５を固設し、これに
若干上傾する如くハンドルボスト６を起設し、ハンドル
ボスト６上方にバ一式のハンドル７を設け、ハンドル７
の軸部７ａはハンドルボスト６に縦通せるステアリング
シャフト８に連結する。フロントメンバ３の前部にはボ
ックス状ブラケット９を設けてヘッドチューブ５下部を
囲み、ブラケット９の左右に配設した左右の前輪１０．
１０のナックルｔｔ、ｘｉとステアリングシャフト８と
をロッド１２，１２で夫々連結し、ハンドル７の左右へ
の操向をシャフト８とロッド１２，１２を介して前輪１
０．１０に伝へ操舵を行い、従って前輪１０．１０は操
向輪をなす。

フロントメンバ３の後半部３ｂは略水平に後方に延び、
この上にシート１３を配設し、正（背）固視門型のリヤ
メンバ４の上の横部４ａは後半部３ｂにクロスメンバ等
を介して連結され、横部４ａの両側端から垂下した左右
の脚部４ｂ、４ｂの下部間には車＠１４を回転自在に横
架支承する。かかる脚部４ｂ、４ｂの外側に導出した両
端１４ａ、１４ａには駆動輪をなす左右の後輪１５．１
５を取付支持する。従って本実施例は四輪車の型態をな
す。以上のフロントメンバ３及びリヤメンバ４の左右の
脚部４ｂ、４ｂの上部間にはカバー１６を設けて外側を
覆う。

以上の前、後輪１０，１０，１５．１５の間でフレーム
２の下方には下向き開放した偏平な円板状で逆深皿状の
カッタハウジング１７を配設し、これの上壁１７ａの中
央部にボス部１７ｂを設けたカッタ＠ｌ１１８を軸受２
０を介して回転自在に縦通垂下し、該軸１８下端にカッ
タ１９を取付保持せしめる。カッタハウジング１７は第
３図で明示した如く周辺部のカッタブレード部１９ａの
幅に相当する上方に口出する溝１７ｃを環状に備え、溝
１７ｃは後方の一側、即ち第４図の如くカッタ１９０回
転方向を第４図の平面視で軸１８を中心にして時計方向
とすればこの方向の後方に延びる排出ダクト２１に接続
し、ダクト２１の前部２１ａは溝１７ｃのカッタ回転方
向の後方且つ上方に延出された排出ガイド部１７ｄの開
放された後部に接続され、中間部２１ｂをリヤフレーム
４の左右の脚部４ｂ、４ｂ間の空間に通して上傾させ、
ダクト２１の後部の刈芝排出口２１ｃを後上傾させてリ
ヤフレーム４の後方に付設したグラスバッグ２２に連通
開放せしめる。

カッタハウジング１７の前半部上にはエンジン２３を載
置固定し、エンジン２３はクランクシャフト縦置のバー
チカルエンジンとし、下位のクランクケース２３ａから
垂下した出力軸２４を溝１７ｃの上壁よりも一段下った
中央部の上壁１７ａ上に臨む。エンジン２３の上部はカ
バー２５で覆われ、カバ−２５後部内には燃料タンク２
６を配設し、カバ−２５上部の右側にはりコイルスター
タップ２７を配設し、リコイルスタータノブ２７はフレ
ームのフロントメンバ３の前半部の中間部の右下方に右
後方を向くように設けられ、作業者示シートに座して右
手を下に延ばし、右の後方に該ノブ２７を引張して始動
操作を行い得るようにした。

前記したフレームリヤメンバ４の左右の脚部４ｂ、４ｂ
の一方、例えば左側のものの内側にはブラケット２８を
内方に突設し、該ブラケット２８にはミッションケース
２９を取付支持せしめ、ミッションケース２９は既述の
エンジン２３は別体に離間して設けられることとなる。

ミッションケース２９の上部には車軸１４と平行する出
力＠１１３０を備え、これにプーリ３１を固着し、一方
、車軸１４にはプーリ３２固着し、プーリ３１．３２間
にベルト３３を壱回し、ミッションの出力を車軸１４に
伝へ、後輪１５．１５を駆動する。

エンジン２３からカッタ１９、ミッションケース２９へ
の動力伝達系は以下に述べる如くで、エンジン２３の垂
下した出力軸２４下端に、プーリ３４を固設し、既述の
カッタ軸１８上端にプーリ３５を固設するとともに、ミ
ッションケース２９下方に垂下した入力軸３６にプーリ
３７を固設し、これらプーリ３４，３５．３７にベルト
３８を巻回し、かかるベルト３８の一部にガイドプーリ
３９、テンションプーリ４０を架は渡してプーリ３４の
出力がプーリ３５，３７に確実に伝達し得る如くし、プ
ーリ３９．４０はカッタハウジング１７上に支持させる
。かくしてカッタ１９及び後輪１５．１５は駆動される
こととなる。

ところでカッタハウジング１７上の左右にはシート１３
に座乗した作業者の足載せ用ステップ４１．４１を設け
る。

カッタハウジング１７はフレーム２に対して上下動自在
、即ち刈り高さ調整自在に設けられている。

第２図に示す如〈実施例ではフレーム２のフロントメン
バ３の前端に垂下設置したブラケット９の左右後方にス
テイ４２を延設し、これに略し型のリンク４３の中点を
枢着４３　ａ　Ｌ／、一方、カッタハウジング１７の前
部上左右にはステイ４４を起設し、これの上端をリンク
４３の一端４３ｂに枢着４３ｃする。フレームリヤメン
バ４の左右の脚部４ｂ、４ｂから前方にステイ４５を延
出し、これにＴ字型リンク４６の中点を枢着４６ａし、
リンク４６の三本の脚の一つ４６ｂの先端をカッタハウ
ジング１７の後部上左右に起設したスティ４７の上端に
枢着４６ｃする。

フレームリヤメンバ４の左右のｌｌ１部４ｂ、４ｂの一
方、実施例では左側のものの中間上部外側面にシフトパ
ターンの如きガイド長孔４８ａを備えるガイド板４８を
突設し、これに操作レバー４９を上下に通し、レバー４
９はガイド板４８下方の基部を脚部４ｂ側に枢着４９ａ
し、ガイド板４８　。

から上方に突出した先部にはノブ４９ｂを備える。操作
レバー４９の下端を直線状リンク５０の′後端５０ａに
枢着５０ｂし、リンク５０の前端５０ｃを既述のＴ型リ
ンク４６の上方に延びた片４６ｄ先端に枢着５０ｄし、
リンク４６の下方に延びた片４６ｅと前部の既述のＬ型
リンク４３の他端４３ｄとをロッド５１で連結し、ロッ
ド５１の両端はリンク４３の端部４３ｄとリンク４６の
片４６ｅと°を夫々枢着５１ａ、５１ｂされている。

以上において、操作レバー４９をガイド板４８の長孔４
８ａの係合部から外し、これによりレバー４９は前後に
揺動可能となり、前後への操作でレバー４９は枢着部４
９ａを支点として揺動し、リンク５０を介してＴ型リン
ク４６は中点４６ａを支点として揺動し、カッタハウジ
ング１７の後部は上下動する。一方、リンク４６はロッ
ド５１を介してリンク４３に連結され、従フてリンク４
６の揺動はロッド５１を介してリンク４３に伝えられ、
リンク４３を中点４３ａを支点にして揺動させ、この結
果カッタハウジング１７の前部は後部と連動して等食上
下動する。かくして芝、草の刈り高さを調整することが
できる。

以上の芝刈機１はシート１３上に作業者が座し、足をス
テップ４１．４１上に載せてバーハンドル７を把持し、
従って二輪車の如く運転操作し、リコイルスタータノブ
２７を右後方に引いてエンジン２３を始動させ、エンジ
ン２３の動力でカッタ１９を回転させて芝を刈り取り、
一方、駆動輪１５．１５をエンジン２３で駆動し、刈り
高さ調整はレバー４９を操作して既述の如く行い、運転
操作は二輪車と全く同じである。

第５図は前記実施例の変更実施例で、本実施例ではエン
ジン２３のミッションケース２９への出力をドライブシ
ャフト１３８で行った例で、カッタハウジング１７が上
下動するのでドライブシャフト１３８とミッション２９
の入力軸１３６とをユニバーサルジヨイント１５２で連
結した。他の部分は前記実施例と同一なので同一部分に
は同一符号を付し、詳細な説明は省略した。

第６図は本発明の第２実施例を示す。

前記した実施例は前二輪を備える四輪車タイプであった
が本実施例は前一輪の三輪車タイプとしたものである。

フレーム前部に逆Ｕ字状のフォーク部材２０９を垂下設
置し、これに−輪の前輪２１０を車軸２１１を介して転
勤自在に支持し、フォーク部材２０９はハンドルボスト
６を縦通せるステアリングシャフトに連結し、ハンドル
７の操向で前輪２１０を左右に動かし、操向し得るよう
にしたもので、本実施例ではブラケット２４２をフレー
ム側から垂下し、他の部分は前記実施例と同様なので同
一部分には同一符号を付し、詳細な説明は省略した。

（発明の効果） 以上で明らかな如く本発明によれば、フレームをアーチ
状とし、前後に車輪を設け、前後の車輪間にカッタ及び
これを覆うカッタハウジングを設け、フレームに鞍乗型
のシートを設け、ハンドルをバ一式とし、カッタハウジ
ングにエンジンを支持せしめて芝刈機を構成したので、
小型、簡易な二輪車と大差ない寸法で乗用芝刈機を得る
ことができ、従来の歩行型芝刈機と大差ない寸法で乗用
タイプの芝刈機を得ることができ、芝刈作業の容易化が
図れ、又従来の大型の乗用芝刈機では過分な逆面の芝刈
が楽に行えるとともに、芝刈機はフレームがアーチ状で
エンジンを歩行型と同様にカッタハウジングに設けるの
でフレーム構造も簡単化し、歩行型芝刈機と大差ないコ
ストで乗用芝刈機が提供することができ、従来全くない
小型で低価格の実用性、作業性に優れた乗用芝刈機を得
ることができる等多大の利点がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は第１実
施例に係る乗用芝刈機の正面斜視図、第２図は同側面図
、第３図は同縦断側面図、第４図は同説明的平面図、第
５図は変更実施例の側面図、第６図は第２実施例の前面
斜視図である。 尚、図面中、１は芝刈機、１０，１５，２１０は前後輪
、２はフレーム、７はハンドル、１３はシート、１７は
カッタハウジング、１９はカッタ、２３はエンジンであ
る。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）側面視略アーチ型のフレームの前部に前輪を設け
   、後部に左右二輪からなる後輪を設け、前輪を操向する
   バーハンドルをフレーム前部に設け、フレームの後上部
   に鞍乗型シートを設けるとともに、フレームの下方で前
   後輪間には芝刈用カッタ及びこれを覆うカッタハウジン
   グを設け、該カッタハウジングにカッタ駆動用、走行用
   の動力源をなすエンジンを一体的に設けたことを特徴と
   する乗用芝刈機。
2. （２）前記エンジンを一体化し、カッタを覆い、且つこ
   れを保持するカッタハウジングを高さ調整自在とした前
   記特許請求の範囲第１項の乗用芝刈機。