JP5867496B2 - 建設機械 - Google Patents

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Description

本発明はエンジンその他のメンテナンス作業を行うための足場をエンジンルームの直前方に設けたショベル等の建設機械に関するものである。
ショベルを例にとって背景技術を説明する。
ショベルは、図13,14に示すようにクローラ式の下部走行体1上に上部旋回体2が、地面に対して鉛直となる軸のまわりに旋回自在に搭載され、この上部旋回体2の前部にブーム3、アーム4、バケット5、及びこれらを作動させる油圧アクチュエータ(ブーム、アーム、バケット各シリンダ)6,7,8を備えた作業用のアタッチメント9が装着されて構成される。
上部旋回体2は、基台としてのアッパーフレーム10に各種機器、設備が設けられて構成される。
すなわち、アッパーフレーム後部に、ボンネット11によって上面が開閉されるエンジンルーム12が設けられ、このエンジンルーム12に、動力源としてのエンジン13と、その関連機器(ラジエータ14、冷却ファン15、油圧ポンプ16等)が設置される。
一方、エンジンルーム12よりも前方において、左右一側(通常は左側。以下、この場合で説明する)にキャビン17が設置される。
この明細書において、「前後」「左右」は、キャビン17内に着座したオペレータから見た方向性をいい、「左右方向」はアッパーフレーム幅方向を意味する。
アッパーフレーム10におけるキャビン17と反対側(右側)において、エンジンルーム12の前方に、作動油を貯留する作動油タンク18と、燃料を貯留する燃料タンク19が図示のように前後に並設される(以下、この場合で説明するが、左右に並設される場合もある)。
さらに、エンジン13をはじめとするエンジンルーム内機器その他のメンテナンスを行うための足場20が、エンジンルーム12の直前方においてアッパーフレーム幅方向の中間部に設けられるとともに、作動油タンク18の前方に、メンテナンス要員を足場20に導くための階段状のメンテナンス通路P1が設けられている。
図14中、21はアッパーフレーム左側においてエンジンルーム12とキャビン17の間に設置されたエアクリーナである。
メンテナンス通路P1は、アッパーフレーム前端部に設けられた踏み板22と、一〜複数段(図では2段の場合を例示している。以下、この場合で説明する)の昇降ステップ23,24によって構成されている。
両昇降ステップ23,24は、通常、搭載設備の上面を利用して形成される。たとえば第1段昇降ステップ23はツールボックス25の上面カバーによって、第2段昇降ステップ24は燃料タンク19の上面またはその上面カバーによってそれぞれ形成される。
なお、図14において、足場20を他と区別するために斜線を付して示している。
このような足場20を備えたショベルは特許文献1〜3に示されている。
特開2010−47975号公報 特開2010−150835号公報 特許第5106711号公報
ショベルによっては、図14に示すように、メンテナンスを必要とする機器(要メンテナンス機器。たとえば油圧アクチュエータの作動を制御するコントロールバルブ。以下、この場合で説明する)26が足場20の下方に設置され、このコントロールバルブ26のメンテナンスを上方から行いたい場合がある。
この場合、足場20を脱着可能に設置し、メンテナンス時に取外してコントロールバルブ26の上方空間をメンテナンス空間として開放する構成をとることになる。
ところが、足場20を脱着式とすると、次の問題が生じる。
エンジンルーム12の前面側には、エンジンルーム12を区画形成するための仕切り壁27が設けられるため、足場20は後端がこの仕切り壁27と近接する状態で設けられる。
ここで、足場20を脱着するために、足場20の後端と仕切り壁27との間に一定の隙間28が必要となる。
このため、仕切り壁27を伝って流下してきた雨水や洗浄水が隙間28を通って足場20の下方空間に浸入し、コントロールバルブ26及び同バルブ用配管に降りかかって錆付き等の悪影響を与えることになる。
そこで本発明は、脱着式の足場構造をとりながら、仕切り壁と足場後端との間の隙間から足場下方空間への水の浸入を防止することができる建設機械を提供するものである。
上記課題を解決する手段として、本発明においては、下部走行体上に上部旋回体を旋回自在に搭載し、この上部旋回体の基台となるアッパーフレームの後部に、エンジンとその関連機器が収容されるエンジンルームを、前面側が仕切り壁によって仕切られた状態で設ける一方、上記エンジンルームの直前方にメンテナンス作業用の足場を設ける建設機械において、上記足場の下方に、メンテナンスが必要な要メンテナンス機器を設置する一方、上記足場の、少なくとも上記要メンテナンス機器の上方空間を覆う部分を、脱着足場として上記仕切り壁との間に隙間が形成される状態で脱着可能に取付け、かつ、上記仕切り壁の上記脱着足場の後方に位置する部分を後方に凹ませて凹み部分を形成するとともに、上記脱着足場の後端部に、上方からの水を受けて排出する樋状部を上記隙間に沿って設け、この樋状部を、上記隙間の下方に位置するように上記凹み部分に挿入したものである。
この構成によれば、仕切り壁伝いに流下して隙間から落下する、あるいは直接、隙間に侵入する雨水や洗浄水を脱着足場の樋状部で受けて排出することができるため、足場下方に設置された要メンテナンス機器を水から保護し、錆付き等の悪影響を回避することができる。
本発明において、上記足場を、前側の第1足場体と、上記脱着足場としての後側の第2足場体とに分割するとともに、上記要メンテナンス機器を上記第2足場体の下方に設置し、上記第2足場体の後端部に上記樋状部を設けるのが望ましい(請求項2〜4)。
この構成によれば、とくに足場が大型、大重量となる場合に、要メンテナンス機器のメンテナンス時に第2足場体のみを脱着すればよいため、凹み部分に対する樋状部の抜き差しを含めた同足場体の脱着作業が容易となる。
この場合、上記第1足場体及び上記足場体を、凸部と凹部が前後方向に交互に並ぶ波板状に形成し、上記第2足場体の後端部を溝型に曲げ加工して上記樋状部を一体に設けるのが望ましい(請求項3)。
こうすれば、両足場体の強度を高めることができる一方、第2足場体の波板加工時に同時に樋状部を加工できるため、加工コストが安くてすむ。
また、請求項3の構成において、上記第2足場体の後端部において、上記凸部の後側壁を断面L字形に曲げ加工し、かつ、その後端を後上がりの傾斜状に突出させることによって上記樋状部を形成するのが望ましい(請求項4)。
こうすれば、樋状部に樋機能を果たすのに必要な深さを確保しながら、樋状部後端を傾斜させることで、凹み部分に対して樋状部が抜き差しし易くしなるため第2足場体の脱着作業が一層容易となる。
本発明によると、脱着式の足場構造をとりながら、仕切り壁と足場後端との間の隙間から足場下方空間への水の浸入を防止することができる。
本発明の実施形態にかかるショベルの上部旋回体の斜視図である。 同、平面図である。 同、一部断面側面図である。 図2のIV−IV線断面図である。 図3の足場部分の拡大図である。 図3の状態から第2足場体を取外して第1足場体上に重ねた状態の図5相当図である。 第1及び第2両足場体の分解斜視図である。 両足場体の組み付け時の状態の斜視図である。 図4の丸囲いイ部分の拡大図である。 図5の丸囲いロ部分の拡大図である。 本発明の他の実施形態を示す図10相当図である。 本発明のさらに別の実施形態を示す図10相当図である。 本発明の適用対象であるショベル及び従来技術を示す概略側面図である。 同、平面図である。
本発明の実施形態を図1〜図12によって説明する。
実施形態はショベルを適用対象としている。
実施形態において、次の点は図13,14に示す従来技術と同じである。
(A) 下部走行体上に上部旋回体2が地面に対して鉛直となる軸のまわりに旋回自在に搭載される点。
(B) 上部旋回体2は、基台としてのアッパーフレーム10上に各種機器、設備が設けられて構成される点。
(C) アッパーフレーム10の後部に、ボンネット11によって開閉されるエンジンルーム12が設けられ、このエンジンルーム12に動力源としてのエンジン13と、その関連機器(ラジエータ14、冷却ファン15、油圧ポンプ16等)が設置される点。
(D) エンジンルーム12よりも前方の左側にキャビン17が設置される点。
(E) アッパーフレーム10におけるキャビン17と反対側(右側)において、エンジンルーム12の前方に、作動油を貯留する作動油タンク18が設置される点。
なお、図1において、便宜上、キャビン17を仮想線で示している。
実施形態においては、燃料を貯留する燃料タンク19が、アッパーフレーム10におけるキャビン17の後方(キャビン17とエンジンルーム12の間)に設置され、この燃料タンク19上に、エンジン吸気を濾過するエアクリーナ21が配置されている。
いいかえれば、図13,14に示す従来技術においてアッパーフレーム右側に並設されていた作動油、燃料両タンク18,19が、実施形態ではアッパーフレーム10上で左右両側に、相対向する状態で振り分けて配置されるとともに、燃料タンク19とエアクリーナ21が立体配置されている。
これにより、作動油タンク18の前方、すなわち、後述するメンテナンス通路P2の下方に燃料タンク分の空きスペースが創出され、ここに、追加される他の設備、たとえば液体還元剤タンク、もしくはハイブリッド機用のバッテリ、またはその双方を設置できるように構成されている。
また、アッパーフレーム右側に前後方向のスペースの余裕が生まれることにより、作動油タンク18の平面形状を、図示のように左右方向寸法が前後方向寸法よりも小さい長方形とする、あるいはそのような向きに設置することが可能となる。
これにより、両タンク18,19間のスペースを広くとることが可能となる。
これを前提として、エンジン13をはじめとするエンジンルーム内機器その他のメンテナンスを行うための足場29が、エンジンルーム12の直前方において作動油、燃料両タンク18,19間に設けられるとともに、この足場29の下方における前後方向の中心よりも後側に要メンテナンス機器としてのコントロールバルブ26が設置されている。
一方、作動油タンク18の前方に、メンテナンス要員を足場29に導くための、足場29に通じるメンテナンス通路P2が設けられている。
メンテナンス通路P2は、アッパーフレーム前端部に設けられた踏み板30と、一〜複数段(図では2段の場合を例示している。以下、この場合で説明する)の昇降ステップ31,32によって構成されている。
図1,2中、33,34はメンテナンス通路P2に沿って通路右側端部に設けられた移動補助のための下段、上段両手摺りである。
足場29について詳述する。
この実施形態では、前記のように作動油、燃料両タンク18,19間のスペースを拡大し得ることから、足場29の幅寸法を広くとることが可能となる。その結果、足場29全体が大型化、重量化する。
足場29は、これを前提として、第1足場体35と、請求項1でいう「脱着足場」としての、コントロールバルブ26の上方空間(メンテナンス空間)を覆う第2足場体36とが前後に並設されて構成され、コントロールバルブ26のメンテナンス時に第2足場体36が取外されて上方空間が開放されるように構成されている。
両足場体35,36は、ほぼ台形状の凸部と凹部が前後方向に交互に並び、かつ、図6に示すように互いの凸部と凹部が嵌合して上下積層状態となり得る波板状に形成されている。
なお、通常、両足場体35,36の凸部上面に、ゴムシート等からなる滑り止め部材(図示しない)が貼着される。
この両足場体35,36の支持構造として、図4,9に示すように作動油、燃料両タンク18,19の相対向する側面に断面L字形の足場ブラケット37が前後方向に水平に取付けられ、第1足場体35が前側、第2足場体36が後側、つまりコントロールバルブ26の上方に位置する状態でそれぞれの左右両端部が足場ブラケット37にたとえばボルト、ナットによって取付けられる。図9中、37aは足場ブラケット37をタンク18,19に取付けるためにタンク18,19に突設されたボスである。
これにより、両足場体35,36が両端支持状態で前後に相隣接して、かつ、第2足場体36が脱着可能な状態で両タンク18,19間に取付けられる。
ここで、図5,8に示すように、第1足場体35の後端部と第2足場体36の前端部は、後者を上にして重なり合い、この重なり部分の左右複数個所でたとえばボルト、ナットによって脱着可能に連結されている。
また、図9に示すように、第2足場体36の左端と燃料タンク19の間、及び右端と作動油タンク18の間にそれぞれ、第2足場体36の脱着時に手指を掛けるための隙間(以下、「横隙間」という)38が設けられている。いいかえれば、この横隙間38が形成されるように第2足場体36の幅寸法が設定されている。
なお、この横隙間38は、左側または右側のみに設けてもよい。
ところで、第2足場体36が脱着されることから、図5,10に示すように同足場体36の後端と、エンジンルーム12の前面側に設けられた仕切り壁39との間に、第2足場体36の脱着に必要な隙間(以下、「後隙間」という)40が形成される。
このため、雨水や洗浄水(以下、雨水等という)が仕切り壁伝いに流下して、あるいは直接、後隙間40からコントロールバルブ26に降りかかって錆付き等の悪影響を与えるおそれがある。
そこで、所謂「雨仕舞い」として次の構成がとられている。
図7,8,10に示すように、第2足場体36の後端部に樋状部41が後隙間40に沿って設けられている。
この樋状部41は、第2足場体36の後端部を溝型に曲げ加工することによって同足場体36に一体に設けられている。より具体的には、第2足場体後端部において、凸部の後側壁を断面L字形に曲げ加工し、かつ、その後端部分41a(図10のみに符号を付している)を後上がりの傾斜状に突出させることによって形成されている。
一方、エンジンルーム前面側の仕切り壁39が、第2足場体36の直後部で後方に凹み形成され(図5,6,10中の42はこの凹み部分である)、樋状部41が後隙間40の下方に位置するように凹み部分42に挿入されている。
なお、樋状部41は、図7,8に示すように第2足場体36の全幅に亘って設けてもよいし、コントロールバルブ26等に雨水等が降りかかる可能性のある範囲のみに設けてもよい。
また、樋状部41に左右方向の勾配を持たせてもよいし、ショベル全体の傾きによって勾配を得るようにしてもよい。
上記構成において、コントロールバルブ26のメンテナンス時には、図5中に二点鎖線で示すように第2足場体36を持ち上げて、正確には樋状部41を凹み部分42から抜くために後に引きながら上方に持ち上げて取外す。
これにより、コントロールバルブ26の真上の空間がメンテナンス空間として開放される。
取外した第2足場体36は、図6に示すように第1足場体35の上に、互いの凸部と凹部が嵌合する状態で積層し、これを足場としてコントロールバルブ26のメンテナンスを上方から行う。
メンテナンス後は、逆の手順、操作で第2足場体36を原位置に再設置する。
上記構成によると、次の効果を得ることができる。
1) 後隙間40から足場下方に浸入しようとする雨水等(図10中に矢印及び黒点で示す)が樋状部41に受けられて足場29の左右一端(または両端)側に排出されるため、雨水等によってコントロールバルブ26及びその配管が錆付き等の悪影響を受けるおそれがなくなる。
2) 足場29を第1及び第2両足場体35,36に前後二分割するとともに、コントロールバルブ26を第2足場体36の下方に設置しているため、実施形態のように足場29が大型、大重量となる場合に、コントロールバルブ26のメンテナンス時に第2足場体36のみを脱着すればよいことから、凹み部分42に対する樋状部41の抜き差しを含めた同足場体36の脱着作業が容易となる。
3) 両足場体35,36を波板状に形成し、第2足場体36の後端部を溝型に曲げ加工して樋状部41を一体に設けているため、両足場体35,36の強度を高めることができる一方、第2足場体36の波板加工時(プレス加工時)に同時に樋状部41を加工することができる。このため、加工コストが安くてすむ。
4) 第2足場体36の後端部において、凸部の後側壁を断面L字形に曲げ加工し、かつ、その後端部分41aを後上がりの傾斜状に突出させることによって樋状部41を形成しているため、樋状部41に樋機能を果たすのに必要な深さを確保しながら、樋状部後端部分41aを傾斜させることで、凹み部分42に対して樋状部41が抜き差しし易くしなる。このため第2足場体の脱着作業が一層容易となる。
また、分割足場構造によって次の効果を得ることができる。
i) コントロールバルブ26のメンテナンス時に、その上方のメンテナンス空間を覆う第2足場体36のみを脱着すればよいため、基本的効果として、足場全体を脱着する場合と比較して脱着作業、ひいてはメンテナンス作業が簡単で労力が少なくてすむ。
とくに、実施形態では、足場29全体が大型化、重量化するため、これを二分割することによる上記効果が顕著となる。
すなわち、足場29を広くしたいという要請と、メンテナンス時の足場29の脱着を簡単にしたいという、相反する二つの要請に応えることができる。
ii) 第2足場体36のみを取外すため、残った第1足場体35によってメンテナンス作業に必要な足場を確保できるとともに、足場全体を取外す場合のように過大な空間が空いてかえって作業しづらくなったり、取外した足場の置き場所に困ったりすることもない。
iii) 取外した第2足場体36を残った第1足場体35上に、互いの凸部と凹部が嵌合する状態で積み重ねるため、第2足場体36がずれ動くおそれがなく、安全に作業できるとともに、第2足場体36の置き場所を別途確保する必要がない。
iv) 第2足場体36の前端部が第1足場体35の後端部に上から重なる状態で両足場体35,36を並設して足場29を構成するため、第2足場体36が上にあってすぐ脱着できる状態であること、及び両足場体35,36を重ね部分で一括して取付けることができることにより、足場29の組立及び第2足場体36の脱着が簡単となる。
v) 第2足場体36の脱着時に、図9二点鎖線で示すように横隙間38に手指を掛けることができるため、同足場体36の脱着がさらに容易となる。
また、横隙間38によって雨水や洗浄水の水はけが良くなる。
他の実施形態
(1) 上記実施形態では、樋状部41の後端部分41aを後上がりに傾斜させたが、図11に示すように後端部分41aを垂直に立ち上げてもよい。
(2) 仕切り壁39の凹み部分42に関して、図5,6,10には、足場下方空間を後方に広げるという目的もあって、樋状部41を後隙間40の下方に位置させるのに必要な寸法以上に深くかつ広範囲で凹ませた場合を例示しているが、図11,12に示すように凹み部分42を、樋状部41が後隙間下方に位置するのに必要十分な深さと広さで凹ませてもよい。
(3) 図12に示すように、樋状部41を第2足場体36とは別体に形成し、同足場体36の後端に溶接等によって取付けてもよい。
(4) コントロールバルブ26が足場下方の左右片側に設置される場合は、足場29を、コントロールバルブ上方の足場体を含めた左右複数の足場体に分割して、各足場体を、別途設けた足場架台上に取付ける構成をとり、コントロールバルブ上方の足場体を脱着部分としてその後端部に樋状部41を設けてもよい。
あるいは、要メンテナンス機器が足場下方の広い範囲に分散して設置される場合等には、足場29全体を一体として脱着可能に取付け、その後端部に樋状部41を形成してもよい。
(5) 本発明はショベルに限らず、エンジンルームの直前方にメンテナンス用の足場が設けられ、かつ、足場下方に要メンテナンス機器が設置される他の建設機械にも広く適用することができる。
1 下部走行体
2 上部旋回体
12 エンジンルーム
13 エンジン
26 要メンテナンス機器としてのコントロールバルブ
29 足場
35 1足場体
36 脱着足場としての第2足場体
39 仕切り壁
40 足場と仕切り壁の間の隙間
41 樋状部
41a 樋状部の後端部分
42 凹み部分

Claims (4)

  1. 下部走行体上に上部旋回体を旋回自在に搭載し、この上部旋回体の基台となるアッパーフレームの後部に、エンジンとその関連機器が収容されるエンジンルームを、前面側が仕切り壁によって仕切られた状態で設ける一方、上記エンジンルームの直前方にメンテナンス作業用の足場を設ける建設機械において、上記足場の下方に、メンテナンスが必要な要メンテナンス機器を設置する一方、上記足場の、少なくとも上記要メンテナンス機器の上方空間を覆う部分を、脱着足場として上記仕切り壁との間に隙間が形成される状態で脱着可能に取付け、かつ、上記仕切り壁の上記脱着足場の後方に位置する部分を後方に凹ませて凹み部分を形成するとともに、上記脱着足場の後端部に、上方からの水を受けて排出する樋状部を上記隙間に沿って設け、この樋状部を、上記隙間の下方に位置するように上記凹み部分に挿入したことを特徴とする建設機械。
  2. 上記足場を、前側の第1足場体と、上記脱着足場としての後側の第2足場体とに分割するとともに、上記要メンテナンス機器を上記第2足場体の下方に設置し、上記第2足場体の後端部に上記樋状部を設けたことを特徴とする請求項1記載の建設機械。
  3. 上記第1足場体及び上記足場体を、凸部と凹部が前後方向に交互に並ぶ波板状に形成し、上記第2足場体の後端部を溝型に曲げ加工して上記樋状部を一体に設けたことを特徴とする請求項2記載の建設機械。
  4. 上記第2足場体の後端部において、上記凸部の後側壁を断面L字形に曲げ加工し、かつ、その後端を後上がりの傾斜状に突出させることによって上記樋状部を形成したことを特徴とする請求項3記載の建設機械。
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