JP5845158B2 - 建設機械 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば車体フレーム上の熱交換装置に対して着脱可能な防塵ネットを備えた油圧ショベル等の建設機械に関する。
一般に、建設機械の代表例としての油圧ショベルは、自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に設けられた上部旋回体と、該上部旋回体の前,後方向の前側に俯仰動可能に設けられた作業装置とにより構成されている。
上部旋回体は、支持構造体を形成し前側に作業装置が取付けられる旋回フレームと、前記作業装置との重量バランスをとるために該旋回フレームの後側に設けられたカウンタウエイトと、該カウンタウエイトの前側に位置して前記旋回フレーム上に設けられたエンジンと、該エンジンを動力源として回転することにより左,右方向の外側から外部の空気を冷却風として吸込む冷却ファンと、該冷却ファンが外気を吸込むときの流入側に位置して前記旋回フレームに設けられ前枠と後枠を有する支持枠体内に冷却風によってエンジン冷却水を冷却するラジエータ、作動油を冷却するオイルクーラ等の熱交換要素を収容した熱交換装置と、前記カウンタウエイトの前面側と前記熱交換装置を構成する前記支持枠体の後枠との間に上部旋回体の幅方向に延びて立設された後仕切カバーとを備えている。
一方、熱交換装置に流入する冷却風の流入側で、かつ該熱交換装置を形成する支持枠体の下側には、ネット受枠が設けられている。さらに、熱交換装置に流入する冷却風の流入側に対面する位置には、下端がネット受枠に支持された状態で防塵ネットが設けられている。この防塵ネットは、熱交換装置の上流側を覆うことによりラジエータ等に塵埃、虫等の異物が詰まるのを防止している。
ここで、熱交換装置の周囲には、エアクリーナ、バッテリ等の機器類、これらに接続された配管、配線類が多く配置されているから、熱交換装置に対し、その正面から防塵ネットを着脱することは困難である。そこで、従来技術による油圧ショベルでは、防塵ネットを取付けるときに、熱交換装置の上側から防塵ネットを差込み、この防塵ネットの下端をネット受枠に挿入する構成としている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−74700号公報
ところで、昨今の油圧ショベルは、エンジン、油圧ポンプの高出力化に伴ってエンジン冷却水、作動油等の温度が高くなる傾向にあるから、熱交換装置を大型化(大容量化)して対応している。一方で、上部旋回体は、狭い作業現場でも作業できるように、小型化が図られている。具体的には、カウンタウエイトは、下部走行体の車幅内に収まるように、幅方向の中間部から左,右方向の両側が前側に湾曲した円弧状ウエイト部となって熱交換装置側に延びている。このために、熱交換装置は、限られた設置スペースで高い冷却効率が得られるように、上,下方向の寸法を大きくして容量を拡大している。
これにより、防塵ネットの取付作業時には、この防塵ネットを上側から差込んで取付けるときに、熱交換装置の下側の奥まった位置に配置されたネット受枠を目視できない場合があり、防塵ネットの下端をネット受枠に簡単に挿入することができない。しかも、上,下方向に長尺な防塵ネットは、差込むときにがたつき易く、周囲の部材に干渉した場合には損傷することも考えられる。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、防塵ネットを上側から差込んで取付けるときに、防塵ネットの下端をネット受枠に向けて正確に案内することができ、防塵ネットの取付作業性を向上できるようにした建設機械を提供することにある。
本発明による建設機械は、車体の支持構造体を形成し前側に作業装置が取付けられる車体フレームと、前記作業装置との重量バランスをとるために該車体フレームの後側に設けられ前記車体の幅方向の中間部から左,右方向の両側が前側に湾曲した円弧状ウエイト部となったカウンタウエイトと、該カウンタウエイトの前側に位置して前記車体フレーム上に設けられた原動機と、該原動機を動力源として回転することにより左,右方向の外側から外部の空気を冷却風として吸込む冷却ファンと、該冷却ファンが外気を吸込むときの流入側に位置して前記車体フレームに設けられ前枠と後枠を有する支持枠体内に冷却風によって流体を冷却する熱交換要素が収容された熱交換装置と、前記カウンタウエイトの前面側と該熱交換装置を構成する支持枠体の後枠との間に前記車体の幅方向に延びて立設された後仕切カバーとを備えてなる。
そして、上述した課題を解決するために、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記後仕切カバーは、前記熱交換装置の前記支持枠体の後枠から前記車体フレームの幅方向外側で、かつ前側に向くように斜め前側に傾斜して延び、前記カウンタウエイトの円弧状ウエイト部の前面に沿って内端側より外端側が前側に向くように傾斜して配置され、前記熱交換装置に流入する冷却風の流入側で、かつ熱交換装置を形成する支持枠体の下側には、ネット受枠を設け、前記熱交換装置に流入する冷却風の流入側に対面する位置には、前記熱交換装置の支持枠体に沿って下側に差込まれ、前記ネット受枠に支持された状態で前記支持枠体に取付けられる防塵ネットを設け、前記後仕切カバーには、前記ネット受枠の後端と対応する位置で上,下方向に延び前記防塵ネットを前記支持枠体に沿って下側へと前記ネット受枠に挿入するときに前記防塵ネットを案内する防塵ネットガイドを設ける構成としたことにある。
請求項2の発明は、前記防塵ネットガイドは、前記後仕切カバーの前面に取付けられる取付部と、該取付部の端縁から屈曲して延び前記防塵ネットの後端を支持するネット支持部とにより構成し、前記防塵ネットガイドのネット支持部と前記後仕切カバーの前面との間でなす角度を鋭角に形成する構成としたことにある。
請求項3の発明が採用する構成の特徴は、前記後仕切カバーは、前記カウンタウエイトの円弧状ウエイト部の前面に沿って内端側より外端側が前側に向くように傾斜して配置し、前記熱交換装置に流入する冷却風の流入側で、かつ熱交換装置を形成する支持枠体の下側には、ネット受枠を設け、前記熱交換装置に流入する冷却風の流入側に対面する位置には、前記ネット受枠に支持された状態で防塵ネットを設け、前記後仕切カバーには、前記ネット受枠の後端と対応する位置で上,下方向に延び前記防塵ネットを前記ネット受枠に挿入するときに前記防塵ネットを案内する防塵ネットガイドを設け、前記ネット受枠は、前記支持枠体の前枠と後枠との間を水平方向に延びて設けられた底面部と、前記防塵ネットの下端を冷却風の流れ方向に位置決めするために前記防塵ネットの下端を挟む位置で前記底面部から上側に立上った複数の立上り部とにより構成し、これら複数の立上り部は、前記防塵ネットの下端を位置決めし易いように千鳥状に配置する構成としたことにある。
請求項1の発明によれば、後仕切カバーは、熱交換装置の支持枠体の後枠から車体フレームの幅方向外側で、かつ前側に向くように斜め前側に傾斜して延び、カウンタウエイトの円弧状ウエイト部の前面に沿って内端側より外端側が前側に向くように傾斜して配置され、熱交換装置に流入する冷却風の流入側で、かつ熱交換装置を形成する支持枠体の下側には、ネット受枠を設け、熱交換装置に流入する冷却風の流入側に対面する位置には、該ネット受枠に支持された状態で防塵ネットを設けている。この上で、後仕切カバーには、前記ネット受枠の後端と対応する位置で上,下方向に延び前記防塵ネットを前記支持枠体に沿って下側へと前記ネット受枠に挿入するときに前記防塵ネットを案内する防塵ネットガイドを設ける構成としている。
これにより、熱交換装置の上側から防塵ネットを差込んで取付けるときには、該防塵ネットの後端を防塵ネットガイドに沿わせることにより、防塵ネットの下端をネット受枠に向けて案内することができる。
従って、防塵ネットの取付作業時に、熱交換装置の下側に設けたネット受枠を目視できない場合でも、防塵ネットの下端をネット受枠に簡単に挿入することができる。一方、この差込み作業時には、防塵ネットが周囲の部材に干渉するのを防止できる。この結果、防塵ネットをネット受枠に向けて正確に案内することができ、防塵ネットの取付作業性を向上することができる。さらに、防塵ネットは、後端を防塵ネットガイドに沿わせるだけでよいから、前側を自由状態にすることができ、防塵ネットを差込むときに容易に取扱うことができる。
請求項2の発明によれば、防塵ネットガイドは、後仕切カバーの前面に取付けられる取付部と、該取付部の端縁から屈曲して延び防塵ネットの後端を支持するネット支持部とにより構成している。この上で、防塵ネットガイドのネット支持部と後仕切カバーの前面との間でなす角度を鋭角に形成している。
これにより、防塵ネットの後端は、後仕切カバーの前面に押付けるだけで、該後仕切カバーの前面と防塵ネットガイドのネット支持部とが形成する角隅位置まで移動させることができ、この角隅位置では、防塵ネットの後端は、防塵ネットガイドのネット支持部と後仕切カバーの前面との間に挟んで冷却風の流れ方向に位置決めすることができる。
請求項3の発明によれば、ネット受枠は、支持枠体の前枠と後枠との間を水平方向に延びて設けられた底面部と、防塵ネットの下端を冷却風の流れ方向に位置決めするために防塵ネットの下端を挟む位置で前記底面部から上側に立上った複数の立上り部とにより構成している。さらに、これら複数の立上り部は千鳥状に配置しているから、各立上り部で防塵ネットの下端を直接的に挟む場合に比較し、各立上り部間に防塵ネットの下端を簡単に挿入でき、防塵ネットを容易に位置決めすることができる。
本発明の実施の形態に係る油圧ショベルを示す正面図である。 作業装置の一部と外装カバーとを省略した状態の油圧ショベルを示す拡大平面図である。 エンジン、熱交換装置、防塵ネット等を搭載した旋回フレームを示す平面図である。 熱交換装置、ネット受枠、防塵ネット、各仕切カバー、防塵ネットガイド等を示す要部拡大の平面図である。 熱交換装置、ネット受枠、防塵ネット、後仕切カバー等を図2中の矢示V−V方向から見た要部拡大の外観斜視図である。 防塵ネットを上側から差込んでいる状態を図5と同様位置から見た要部拡大の外観斜視図である。 熱交換装置のインタクーラ、ネット受枠、防塵ネット、後仕切カバー、防塵ネットガイド等を図5中の矢示VII−VII方向から見た要部拡大の断面図である。 ネット受枠を単体で拡大して示す外観斜視図である。 ネット受枠と防塵ネットの下端部との取付関係を図8中の矢示IX−IX方向から見た拡大断面図である。 後仕切カバーと防塵ネットガイドを拡大して示す外観斜視図である。 本発明の第1の変形例によるネット受枠を単体で示す外観斜視図である。 図11中の矢示XII−XII方向から見たネット受枠の拡大断面図である。
以下、本発明の実施の形態に係る建設機械の代表例として、エンジンを搭載した油圧ショベルを例に挙げ、図1ないし図10に従って詳細に説明する。
図1において、1は建設機械としてのクローラ式の油圧ショベルを示している。この油圧ショベル1は、自走可能なクローラ式の下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回可能に搭載され、該下部走行体2と共に車体を形成する上部旋回体3と、該上部旋回体3の前,後方向の前側に俯仰動可能に設けられ土砂の掘削作業等を行う作業装置4とにより構成されている。
ここで、油圧ショベル1は、上部旋回体3が下部走行体2の車幅内にほぼ収まる小旋回機として構成されている。図2に示す如く、この場合の上部旋回体3は、少なくとも後側が下部走行体2の車幅内にほぼ収まるように略円形状をなし、全体としてコンパクトに形成されている。
5は上部旋回体3の支持構造体を形成する車体フレームとしての旋回フレームである。図3に示す如く、この旋回フレーム5は、前,後方向に延びる厚肉な鋼板等からなる底板5Aと、該底板5A上に立設され、左,右方向に所定の間隔をもって前,後方向に延びた左縦板5B、右縦板5Cと、該各縦板5B,5Cの左,右方向の外側に間隔をもって配置され、前,後方向に延びた左サイドフレーム5D,右サイドフレーム5Eと、前記底板5A、各縦板5B,5Cから左,右方向に張出し、その先端部に前記左,右のサイドフレーム5D,5Eを支持する複数本の張出しビーム5Fとにより構成されている。図2に示すように、各縦板5B,5Cの前側には、作業装置4が俯仰動可能に取付けられ、後側には後述のエンジン8等が搭載されている。
6は旋回フレーム5の左前側に搭載されたキャブである(図1、図2参照)。このキャブ6は、オペレータが搭乗するもので、内部にはオペレータが着座する運転席、走行用の操作レバー、作業用の操作レバー(いずれも図示せず)等が配設されている。
7は旋回フレーム5の後部に取付けられたカウンタウエイトである。このカウンタウエイト7は、作業装置4との重量バランスをとるもので、円弧状をした重量物として形成されている。このカウンタウエイト7は、上部旋回体3の幅方向(左,右方向)の中間部に位置する中央ウエイト部7Aと、該中央ウエイト部7Aから左,右方向の両側に向け前側に湾曲して延びた左,右の円弧状ウエイト部7B,7Cとにより構成されている。
左側の円弧状ウエイト部7Bは、その前面7B1が左,右方向の外側に向け前側に傾斜したほぼ平らな傾斜面となっている。カウンタウエイト7は、旋回動作時でも上部旋回体3の後側が下部走行体2の車幅内にほぼ収まるように、旋回中心に近い位置に配置されている。
8は旋回フレーム5の後側に設けられた原動機としてのエンジンで、該エンジン8は、左,右方向に延在する横置き状態に搭載されている。このエンジン8の左側には、例えば冷却ファン8Aが設けられ、該冷却ファン8Aは、エンジン8を動力源として回転駆動されることにより、左,右方向の外側から外気を冷却風として吸込み、後述する熱交換装置11のラジエータ13、オイルクーラ14、インタクーラ15に供給するものである。一方、エンジン8の前側に設けられた排気マニホールド8Bには、排気ガスを利用してエンジン8の各気筒内に空気を強制的に送り込むための過給機8Cが設けられている。さらに、エンジン8の内部には、冷却水が流通するウォータジャケット(図示せず)が設けられ、このウォータジャケットはラジエータ13に接続されている。
9はエンジン8の右側に設けられた油圧ポンプである。この油圧ポンプ9は、エンジン8によって駆動されることにより、後述の作動油タンク21から供給される作動油を昇圧(加圧)して吐出するものである。一方、各種アクチュエータを駆動して戻される作動油は、後述のオイルクーラ14によって冷却された後に作動油タンク21に戻される。
10はキャブ6の後側から側方に亘って旋回フレーム5に設けられた外装カバーである。この外装カバー10は、旋回フレーム5上に搭載されたエンジン8、油圧ポンプ9、熱交換装置11等を覆うものである。外装カバー10は、エンジン8の冷却ファン8Aが回転駆動されたときに、側面ドア10Aから外気を冷却風として流入させ、各部を冷却して暖まった冷却風を外部に流出させるものである。
11はエンジン8の冷却ファン8Aに対面するように旋回フレーム5の後側に設けられた熱交換装置を示している。この熱交換装置11は、温度上昇した各種の流体を冷却風により冷却するものである。図4に示すように、熱交換装置11は、後述の支持枠体12、ラジエータ13、オイルクーラ14、インタクーラ15等により構成されている。
12は熱交換装置11の外枠をなす支持枠体である。この支持枠体12は、エンジン8の冷却ファン8Aによる冷却風の流れ方向と直交する方向、即ち、本実施の形態のように左,右方向に延在する横置き状態に搭載されたエンジン8では、上部旋回体3の前,後方向が横幅方向となるように配置されている。この支持枠体12は、ラジエータ13、オイルクーラ14、インタクーラ15等を取囲んで支持する枠構造体として形成されている。
図4、図6に示すように、支持枠体12は、ラジエータ13、オイルクーラ14等を前,後方向から挟む状態で設けられた前枠12A、後枠12Bと、該各枠12A,12Bの上側位置で該各枠12A,12B間を連結する上枠12Cと、前記各枠12A,12Bの下側位置で該各枠12A,12B間を連結する下枠(図示せず)と、冷却ファン8Aを取囲んで設けられたエンジン8側のファンカバー12Dとにより構成されている。そして、支持枠体12は、例えば各枠12A,12Bの下部等が旋回フレーム5の張出しビーム5Fにボルト止めされている。支持枠体12には、冷却風の流入側で、かつ支持枠体12の下側に、後述のネット受枠16が取付けられている。
13は支持枠体12内に設けられた熱交換要素の1つとなるラジエータである。このラジエータ13は、支持枠体12内のカウンタウエイト7側(後側)寄りに位置し、エンジン8の冷却ファン8Aによる冷却風の流れ方向に対し直交するように、旋回フレーム5の前,後方向を横幅方向として配置されている。ラジエータ13は、エンジン8を冷却して温度上昇したエンジン冷却水を冷却するもので、エンジン8のウォータジャケットに接続されている。
14は支持枠体12内にラジエータ13と並列に設けられた熱交換要素の1つとなるオイルクーラである。このオイルクーラ14は、支持枠体12内のキャブ6側(前側)寄りに位置し、ラジエータ13とほぼ同一の平面をなすように配置されている。オイルクーラ14は、温度上昇した作動油を冷却するもので、制御弁装置(図示せず)、作動油タンク21等に接続されている。
15はラジエータ13、オイルクーラ14を挟んで冷却ファン8Aと反対側に設けられた熱交換要素の1つとなるインタクーラである。このインタクーラ15は、エンジン8の過給機8Cから流入する吸気を冷却してエンジン8の吸気側に向け流出するものである。インタクーラ15は、ラジエータ13とオイルクーラ14の上側位置に対面して配置されている。インタクーラ15は、流入側がエンジン8の過給機8Cに接続され、流出側がエンジン8の吸気側に接続されている。
このように構成された熱交換装置11は、支持枠体12、ラジエータ13、オイルクーラ14、インタクーラ15等が後述の防塵ネット17等と一緒に、例えば1つの組立ユニットとして旋回フレーム5上に取付けられている。熱交換装置11には、例えばインタクーラ15の下側の空きスペースにコンデンサ、燃料クーラ等を配置することもできる。
16は熱交換装置11に設けられたネット受枠である(図6参照)。このネット受枠16は、後述の防塵ネット17の下端部17Dを位置決め状態で支持するものである。ネット受枠16は、熱交換装置11に流入する冷却風の流入側で、かつ熱交換装置11の支持枠体12を形成する前枠12A、後枠12Bの下側に亘り前,後方向に延びて設けられている。ネット受枠16は、図6、図8に示すように、前枠12Aと後枠12Bとの間を水平方向に延びて設けられた長板からなる底面部16Aと、例えば該底面部16Aの長さ方向の範囲をほぼ等間隔で3分割したときに、長さ方向の両側位置に設けられた外側立上り部16Bと、該各外側立上り部16B間となる底面部16Aの中央位置に設けられた内側立上り部16Cとにより構成されている。
ここで、底面部16Aは、外側立上り部16Bと内側立上り部16Cとの間が主な受承部となり、この受承部で防塵ネット17の下端部17Dを下側から支持するものである。一方、外側立上り部16Bとは、冷却風の流れ方向の流入側、即ち、ラジエータ13、オイルクーラ14から離間した部位をいう。さらに、内側立上り部16Cとは、冷却風の流れ方向の下流側、即ち、ラジエータ13、オイルクーラ14に近い部位をいう。これにより、2個の外側立上り部16Bと1個の内側立上り部16Cは、長さ方向に互い違いとなる千鳥に配置することができ、防塵ネット17の下端部17Dを容易に位置決めすることができる。
さらに、外側立上り部16Bは、底面部16Aの左,右方向の外側となる先端部から屈曲して立上って形成されている。この外側立上り部16Bは、上側に向け内側立上り部16Cから離間する方向、即ち、左,右方向の外側に向け角度αで傾斜している(図9参照)。この外側立上り部16Bの傾斜角度αは、図9に二点鎖線で示すように、防塵ネット17の下端部17Dが当接したときに、底面部16A側に円滑に案内できる角度、例えば5°〜50°、好ましくは10°〜30°程度に設定されている。これにより、外側立上り部16Bと内側立上り部16Cとは、防塵ネット17の下端部17Dを挟む間隔を上側に向け広く形成し、防塵ネット17の下端部17Dが挿入されるときの受口を広くている。
内側立上り部16Cは、例えばL字状に折り曲げた板体を溶接手段等を用いて底面部16A上に固着することにより形成されている。この内側立上り部16Cは、外側立上り部16Bとの間隔寸法が防塵ネット17の下端部17Dが大きくがたつくことなく収めることができる寸法となるように配置され、この位置に外側立上り部16Bとほぼ平行に設けられている。内側立上り部16Cは、冷却風に押されて防塵ネット17の下端部17Dがずれないように、底面部16Aからほぼ垂直に立上っている。
これにより、ネット受枠16は、防塵ネット17の下端部17Dを外側立上り部16Bと内側立上り部16Cとの間に挟んだ状態で底面部16A上に支持することにより、防塵ネット17の下側部分を熱交換装置11に流入する冷却風の流入側に対面する位置に固定的に配置することができる。しかも、ネット受枠16は、防塵ネット17を上側から差込んで取付けるときに、該防塵ネット17が変形していたり、がたついたりしても、外側立上り部16Bの傾斜によって防塵ネット17の下端部17Dを正しい位置に案内することができる。
17は熱交換装置11に取付け、取外し可能に設けられた防塵ネットである。この防塵ネット17は、熱交換装置11に流入する冷却風の流入側に対面する位置、即ち、熱交換装置11を挟んでエンジン8の冷却ファン8Aと反対側に位置してラジエータ13、オイルクーラ14、インタクーラ15と対面して配置されている。防塵ネット17は、冷却ファン8Aによって吸込まれた冷却風中の塵埃、虫等を捕らえるものである。
図6等に示すように、防塵ネット17は、ラジエータ13、オイルクーラ14、インタクーラ15に流入する冷却風の流入側に対面する正面位置と、インタクーラ15の上方位置とを覆うことができるように、上,下方向に延びつつ、上側部分をほぼ直角に折り曲げることにより逆L字状に形成されている。防塵ネット17は、前側に位置して上側部分がほぼ直角に屈曲した前端部17Aと、後側に位置して上側部分がほぼ直角に屈曲し、該前端部17Aと間隔をもって平行に配置された後端部17Bと、前記前端部17Aの上側端部と後端部17Bの上側端部とを連結した上端部17Cと、前記前端部17Aの下側端部と後端部17Bの下側端部とを連結した下端部17Dと、該各端部17A〜17D内を覆うように設けられた網目部17Eとにより構成されている。
防塵ネット17は、前,後方向の幅寸法が熱交換装置11を構成する支持枠体12の各枠12A,12B間の間隔寸法とほぼ同じ寸法に設定されている。一方、防塵ネット17の高さ寸法は、ネット受枠16の底面部16Aから支持枠体12の上枠12Cまでの高さ寸法とほぼ同じ寸法に設定されている。
ここで、熱交換装置11の周囲には、エアクリーナ、バッテリ等と、これらに接続された配管、配線類等(いずれも図示せず)が多く配置されているから、防塵ネット17は、熱交換装置11の上側から下側に向けて差込むように取付ける構造となっている。即ち、作業者は、防塵ネット17を熱交換装置11の冷却風の流入側に配置し、支持枠体12に沿って下側に差込み、下端部17Dをネット受枠16に挿入する。この状態で、各種固定具を用いて上端部17Cを支持枠体12の上枠12Cに固定することにより、熱交換装置11に防塵ネット17を取付けることができる。
18は熱交換装置11の前側に位置して左,右方向に延びて設けられた前仕切カバーである。この前仕切カバー18は、エンジン8、熱交換装置11の前側を覆うことにより、冷却風の流れを円滑にすると共に、温度上昇した空気がキャブ6側に流れ出るのを防止している。
19はカウンタウエイト7を構成する左側の円弧状ウエイト部7Bの前面7B1側と熱交換装置11を構成する支持枠体12の後枠12Bとの間に、車体の幅方向に延びて立設された後仕切カバーを示している。この後仕切カバー19は、前仕切カバー18と前,後方向で対面するように左,右方向に延び、防塵ネット17の後端部17Bと隣接した位置に配置されている。後仕切カバー19は、支持枠体12の後枠12Bから旋回フレーム5の左サイドフレーム5Dの後部に向け、内端側より外端側が前側に向くように斜め前側に傾斜して延びた縦長な長方形状の板体として形成されている。後仕切カバー19は、円弧状ウエイト部7Bの前面7B1に沿って配置された傾斜板として形成されている。
ここで、後仕切カバー19は、図7に示すように、その前面19Aが防塵ネット17に対して鋭角に傾斜している。一方、後仕切カバー19の左,右方向の外側には、下側に位置して取付ブラケット19Bが設けられ、該取付ブラケット19Bは、旋回フレーム5の左サイドフレーム5D後部に取付けることができる。さらに、後仕切カバー19には、例えばリレー等の電気部品、エンジン冷却水のリザーバタンク、グリースガン等(いずれも図示せず)が取付けられている。
20は後仕切カバー19の前面19Aに設けられた防塵ネットガイドを示している。この防塵ネットガイド20は、ネット受枠16の後端と対応する位置、即ち、後述のネット支持部20Bがネット受枠16の内側立上り部16Cとほぼ同じ左,右方向位置となるように配置されている。防塵ネットガイド20は、図7、図10に示すように、上,下方向に長尺な板体を、幅方向のほぼ中央位置を折曲線として折曲げることにより形成されている。これにより、防塵ネットガイド20は、前記折曲線を挟んで一方側が取付部20Aとなり、他方側がネット支持部20Bとなっている。
防塵ネットガイド20の取付部20Aとネット支持部20Bとの間の折曲角度は、鈍角に設定されている。防塵ネットガイド20は、その取付部20Aが後仕切カバー19の前面19Aに溶接等の固着手段を用いて固着されている。これにより、防塵ネットガイド20は、そのネット支持部20Bと後仕切カバー19の前面19Aとの間でなす角度を鋭角に形成することができる。一方、防塵ネットガイド20の上,下方向の長さ寸法は、ラジエータ13、オイルクーラ14、防塵ネット17の上,下方向寸法とほぼ同じ寸法に設定されている。
さらに、防塵ネットガイド20は、そのネット支持部20Bが取付け状態の防塵ネット17と熱交換装置11との間に延びている。この場合、ネット支持部20Bは、ネット受枠16の内側立上り部16Cとほぼ同じ左,右方向位置に配置されている。従って、防塵ネットガイド20のネット支持部20Bは、防塵ネット17の後端部17Bを熱交換装置11側から支持することができ、防塵ネット17の撓みや振動を抑えることができる。
ここで、後仕切カバー19の前面19Aと防塵ネットガイド20のネット支持部20Bとの間の角隅でなす角度を鋭角に設定している。この角隅位置を鋭角にしたことにより、防塵ネット17を上側から差込んで取付けるときに、防塵ネット17の下端部17Dをネット受枠16に向けて案内することができる。この場合、後仕切カバー19の前面19Aと防塵ネットガイド20のネット支持部20Bとの間の角度β(図7参照)は、例えば30°〜60°、好ましくは40°〜50°程度に設定されている。
このように構成した防塵ネットガイド20は、図7中に二点鎖線で示すように、防塵ネット17を後側にずらして後端部17Bを前述した角隅位置に配置することにより、この後端部17Bを後仕切カバー19の前面19Aと防塵ネットガイド20のネット支持部20Bとに当接させることができる。これにより、防塵ネット17は、左,右方向に位置決めした状態で、上,下方向に移動させることができる。従って、防塵ネット17を上側から差込んで取付けるときに、前記角隅位置に後端部17Bを沿わせることにより下端部17Dをネット受枠16に向けて案内することができる。
さらに、防塵ネット17は、その後端部17Bを防塵ネットガイド20等に沿わせるだけでよいから、前端部17A側は自由状態にすることができる。これにより、防塵ネット17を差込むときのクリアランスを大きくとることができ、下端部17Dをネット受枠16に容易に差込むことができる。
なお、21は油圧ポンプ9の前側に位置して旋回フレーム5上に設けられた作動油タンク(図2参照)で、該作動油タンク21は、油圧ポンプ9に供給する作動油を貯えるものである。22は作動油タンク21の左,右方向の外側に隣接して設けられた燃料タンクを示している。
本実施の形態による油圧ショベル1は上述の如き構成を有するもので、次に、この油圧ショベル1の動作について説明する。
まず、オペレータは、キャブ6に搭乗して運転席に着座する。この状態で走行用のレバーを操作することにより、下部走行体2を駆動して油圧ショベル1を前進または後進させることができる。一方、オペレータは、作業用のレバーを操作することにより、作業装置4等を動作させて土砂の掘削作業等を行うことができる。
油圧ショベル1を稼動しているときには、エンジン8の冷却ファン8Aにより外装カバー10の側面ドア10A等から外部の空気を流入させ、この空気を冷却風として熱交換装置11のラジエータ13、オイルクーラ14、インタクーラ15に供給することにより、それぞれを流れる流体を冷却することができる。
一方、防塵ネット17は、ラジエータ13、オイルクーラ14、インタクーラ15の冷却風の流入側を覆うことにより、冷却風中の塵埃、虫等を捕捉し、ラジエータ13、オイルクーラ14、インタクーラ15に塵埃、虫等が付着、堆積するのを防止することができる。
次に、防塵ネット17に付着した塵埃等を除去するために、防塵ネット17を脱着する場合の作業について述べる。防塵ネット17を取外す場合は、該防塵ネット17の上端部17Cを固定している固定具を外し、防塵ネット17を上側に引き抜くことにより熱交換装置11から取外すことができる。
一方、防塵ネット17の清掃が完了したら、該防塵ネット17を熱交換装置11の上側に配置し、該熱交換装置11の冷却風の流入側を覆うように防塵ネット17を下側に向けて差込む。このときに、防塵ネット17は、その後端部17Bを後仕切カバー19の前面19Aと防塵ネットガイド20のネット支持部20Bとの間の角隅に押付けつつ、下側に差込むことにより、防塵ネット17の下端部17Dをネット受枠16に向けて案内することができる。一方、ネット受枠16は、防塵ネット17の下端部17Dを挟んで支持する外側立上り部16Bを外側に向けて傾斜させているから、下端部17Dが多少位置ずれしていても、この下端部17Dを外側立上り部16Bに沿わせて正確な位置に配置することができる。このようにして、防塵ネット17を熱交換装置11の冷却風の流入側に配置したら固定具を用いて支持枠体12に固定する。
かくして、本実施の形態によれば、後仕切カバー19は、内端側より外端側が前側に向くように傾斜して配置し、熱交換装置11に流入する冷却風の流入側で、かつ熱交換装置11を形成する支持枠体12の下側には、ネット受枠16を設け、熱交換装置11に流入する冷却風の流入側に対面する位置には、前記ネット受枠16に支持された状態で防塵ネット17を設ける。この上で、後仕切カバー19には、前記ネット受枠16の後端と対応する位置で上,下方向に延び前記防塵ネット17をネット受枠16に挿入するときに前記防塵ネット17を案内する防塵ネットガイド20を設ける構成としている。
これにより、熱交換装置11の上側から防塵ネット17を差込んで取付けるときに、該防塵ネット17の後端部17Bを防塵ネットガイド20および後仕切カバー19に沿わせることにより、防塵ネット17の下端部17Dをネット受枠16に向けて案内することができる。
従って、防塵ネット17の取付作業時に、例えば熱交換装置11の下側に設けたネット受枠16を目視できない場合でも、防塵ネット17の下端部17Dをネット受枠16に簡単に挿入することができる。一方、この差込み作業時には、防塵ネット17が周囲の部材に干渉するのを防止できる。
この結果、防塵ネット17をネット受枠16に向けて正確に案内することができ、防塵ネット17の取付作業性を向上することができる。さらに、防塵ネット17は、後端部17B側を防塵ネットガイド20に沿わせるだけでよいから、前端部17A側を自由状態にすることができる。これにより、防塵ネット17を差込むときの横幅方向のクリアランスを大きくとることができ、防塵ネット17の取付作業をより簡単に行うことができる。
一方、防塵ネットガイド20は、後仕切カバー19の前面19Aに取付けられる取付部20Aと、該取付部20Aの端縁から屈曲して延び防塵ネット17の後端部17Bを支持するネット支持部20Bとにより構成している。この上で、防塵ネットガイド20の支持部20Aと後仕切カバー19の前面19Aとの間でなす角度を鋭角に形成している。
これにより、防塵ネット17の後端部17Bは、後仕切カバー19の前面19Aに押付けるだけで、後仕切カバー19の前面19Aと防塵ネットガイド20のネット支持部20Bとの間の角隅位置まで移動させることができ、この角隅位置では防塵ネット17の後端部17Bは、防塵ネットガイド20のネット支持部20Bと後仕切カバー19の前面19Aとの間に挟んで冷却風の流れ方向に位置決めすることができる。
一方、ネット受枠16は、支持枠体12の前枠12Aと後枠12Bとの間を水平方向に延びて設けられた底面部16Aと、防塵ネット17の下側を冷却風の流れ方向に位置決めするために防塵ネット17の下端部17Dを挟む位置で前記底面部16Aから上側に立上った複数の立上り部16B,16Cとにより構成している。この場合、これら複数の立上り部16B,16Cは、千鳥状(互い違い)に配置しているから、各立上り部16B,16Cで防塵ネット17の下端部17Dを直接的に挟む場合に比較し、各立上り部16B,16C間に防塵ネット17の下端部17Dを簡単に挿入でき、防塵ネット17を容易に位置決めすることができる。
さらに、ネット受枠16を構成する外側立上り部16Bと内側立上り部16Cのうち、外側立上り部16Bを外側に傾斜させることにより、防塵ネット17の下端部17Dを挟む間隔を上側に向け広く形成している。これにより、各立上り部16B,16Cは、防塵ネット17の下端部17Dが挿入されるときの受口を広くすることができ、より一層容易に防塵ネット17を位置決めすることができる。しかも、防塵ネット17を取付けるときに、その下端部17Dが位置ずれした場合でも、傾斜した外側立上り部16Bは所定の取付位置に案内することができる。
なお、実施の形態では、ネット受枠16は、水平方向に延びた底面部16Aの長さ方向の範囲をほぼ等間隔で3分割したときに、長さ方向の両側位置に外側立上り部16Bを設け、該各外側立上り部16B間に内側立上り部16Cを設けることにより、3個の立上り部16B,16Cを設けた場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば図11、図12に示す変形例のように構成してもよい。即ち、変形例によるネット受枠31は、底面部31Aの全長に亘って外側立上り部31Bを設け、外側立上り部31Bに対面する1箇所または複数個所、例えば両端側の2箇所に内側立上り部31Cを設ける構成としてもよい。ネット受枠は、防塵ネット17の下端部17Dを挟んで支持できる構造であればよく、これらの構造、立上がり部の個数に限るものではない。
実施の形態では、エンジン8を左,右方向に延在する横置き状態で旋回フレーム5に搭載し、油圧ポンプ9をエンジン8の右側に配置し、熱交換装置11をエンジン8の左側に配置した場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限るものではなく、エンジン8を左,右方向で反転させ、これに応じて油圧ポンプ9をエンジン8の左側に配置し、熱交換装置11をエンジン8の右側に配置する構成としてもよい。
一方、実施の形態では、熱交換装置11にラジエータ13とオイルクーラ14とインタクーラ15とを設けた場合を例示している。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば熱交換装置11にラジエータ13とオイルクーラ14だけを設ける構成としてもよい。また、熱交換装置11にラジエータ13だけを設ける構成とすることもできる。一方、空調装置のコンデンサ、燃料クーラ等を配置する構成としてもよい。
さらに、実施の形態では、建設機械としてクローラ式の油圧ショベル1を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えばホイール式の下部走行体を備えた油圧ショベルに適用してもよい。さらに、例えば油圧クレーン、ホイールローダ等の他の建設機械にも広く適用できるものである。
1 油圧ショベル(建設機械)
2 下部走行体(車体)
3 上部旋回体(車体)
4 作業装置
5 旋回フレーム(車体フレーム)
7 カウンタウエイト
7A 中央ウエイト部
7B 左側の円弧状ウエイト部
7B1 前面
7C 右側の円弧状ウエイト部
8 エンジン(原動機)
8A 冷却ファン
11 熱交換装置
12 支持枠体
12A 前枠
12B 後枠
13 ラジエータ(熱交換要素)
14 オイルクーラ(熱交換要素)
15 インタクーラ(熱交換要素)
16,31 ネット受枠
16A,31A 底面部
16B,31B 外側立上がり部
16C,31C 内側立上がり部
17 防塵ネット
17A 前端部
17B 後端部
17C 上端部
17D 下端部
19 後仕切カバー
20 防塵ネットガイド
20A 取付部
20B ネット支持部
β 後仕切カバーの前面と防塵ネットガイドのネット支持部との間の角度

Claims (3)

  1. 車体の支持構造体を形成し前側に作業装置が取付けられる車体フレームと、
    前記作業装置との重量バランスをとるために該車体フレームの後側に設けられ前記車体の幅方向の中間部から左,右方向の両側が前側に湾曲した円弧状ウエイト部となったカウンタウエイトと、
    該カウンタウエイトの前側に位置して前記車体フレーム上に設けられた原動機と、
    該原動機を動力源として回転することにより左,右方向の外側から外部の空気を冷却風として吸込む冷却ファンと、
    該冷却ファンが外気を吸込むときの流入側に位置して前記車体フレームに設けられ前枠と後枠を有する支持枠体内に冷却風によって流体を冷却する熱交換要素が収容された熱交換装置と、
    前記カウンタウエイトの前面側と該熱交換装置を構成する支持枠体の後枠との間に前記車体の幅方向に延びて立設された後仕切カバーとを備えてなる建設機械において、
    前記後仕切カバーは、前記熱交換装置の前記支持枠体の後枠から前記車体フレームの幅方向外側で、かつ前側に向くように斜め前側に傾斜して延び、前記カウンタウエイトの円弧状ウエイト部の前面に沿って内端側より外端側が前側に向くように傾斜して配置され
    前記熱交換装置に流入する冷却風の流入側で、かつ熱交換装置を形成する支持枠体の下側には、ネット受枠を設け、
    前記熱交換装置に流入する冷却風の流入側に対面する位置には、前記熱交換装置の支持枠体に沿って下側に差込まれ、前記ネット受枠に支持された状態で前記支持枠体に取付けられる防塵ネットを設け、
    前記後仕切カバーには、前記ネット受枠の後端と対応する位置で上,下方向に延び前記防塵ネットを前記支持枠体に沿って下側へと前記ネット受枠に挿入するときに前記防塵ネットを案内する防塵ネットガイドを設ける構成としたことを特徴とする建設機械。
  2. 前記防塵ネットガイドは、前記後仕切カバーの前面に取付けられる取付部と、該取付部の端縁から屈曲して延び前記防塵ネットの後端を支持するネット支持部とにより構成し、
    前記防塵ネットガイドのネット支持部と前記後仕切カバーの前面との間でなす角度を鋭角に形成する構成としてなる請求項1に記載の建設機械。
  3. 車体の支持構造体を形成し前側に作業装置が取付けられる車体フレームと、
    前記作業装置との重量バランスをとるために該車体フレームの後側に設けられ前記車体の幅方向の中間部から左,右方向の両側が前側に湾曲した円弧状ウエイト部となったカウンタウエイトと、
    該カウンタウエイトの前側に位置して前記車体フレーム上に設けられた原動機と、
    該原動機を動力源として回転することにより左,右方向の外側から外部の空気を冷却風として吸込む冷却ファンと、
    該冷却ファンが外気を吸込むときの流入側に位置して前記車体フレームに設けられ前枠と後枠を有する支持枠体内に冷却風によって流体を冷却する熱交換要素が収容された熱交換装置と、
    前記カウンタウエイトの前面側と該熱交換装置を構成する支持枠体の後枠との間に前記車体の幅方向に延びて立設された後仕切カバーとを備えてなる建設機械において、
    前記後仕切カバーは、前記カウンタウエイトの円弧状ウエイト部の前面に沿って内端側より外端側が前側に向くように傾斜して配置し、
    前記熱交換装置に流入する冷却風の流入側で、かつ熱交換装置を形成する支持枠体の下側には、ネット受枠を設け、
    前記熱交換装置に流入する冷却風の流入側に対面する位置には、前記ネット受枠に支持された状態で防塵ネットを設け、
    前記後仕切カバーには、前記ネット受枠の後端と対応する位置で上,下方向に延び前記防塵ネットを前記ネット受枠に挿入するときに前記防塵ネットを案内する防塵ネットガイドを設け、
    前記ネット受枠は、前記支持枠体の前枠と後枠との間を水平方向に延びて設けられた底面部と、前記防塵ネットの下端を冷却風の流れ方向に位置決めするために前記防塵ネットの下端を挟む位置で前記底面部から上側に立上った複数の立上り部とにより構成し、これら複数の立上り部は、前記防塵ネットの下端を位置決めし易いように千鳥状に配置する構成としたことを特徴とする建設機械。
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