JP4061063B2 - 建設機械 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ラジエータ,オイルクーラ,アフタクーラ,凝縮機等の冷却装置を有するホイルローダ,油圧クレーン,ブルドーザ、油圧ショベル,その他の建設機械に関する。
【0002】
【従来の技術】
建設機械には、例えばダム,トンネル,道路,上下水道等の土砂の掘削作業や建造物等の解体作業等を行なう油圧ショベルがある。
上記油圧ショベルは、下部走行体,上記下部走行体上に旋回可能に枢支された上部旋回体,上記上部旋回体の前部に設けられた作業装置とから構成されている。
【0003】
上記の上部旋回体には通常作業機のオペレータ室用のキャブが設けられているが、ミニ油圧ショベルには上記キャブがなくオペレータが着席するシートだけのものがある。
更に、上部旋回体のフレーム上には、エンジン,油圧ポンプ,冷却装置,バッテリ,コントロールバルブ,燃料タンク,作動油タンク等が設けられている。
【0004】
上記建設機械は、上記下部走行体による走行,上記上部旋回体による旋回,上記作業装置による掘削等の作業を行なうが、上記の作業は油圧モータ,油圧シリンダから構成される油圧アクチュエータによって行なわれる。
又、エンジンにより作動する上記油圧ポンプにより油圧が上記アクチュエータに供給されるように構成されている。
【0005】
又、上記冷却装置としては、エンジンの近傍の位置し、エンジンからの冷却水を冷却するラジエータ、下部走行体、作業装置を動作させるための作動油を冷却するためのオイルクーラ等の第1冷却装置と、上記第1冷却装置の上流側に重合するように配設し、エンジンに配設された過給機からの圧縮空気を冷却するアフタクーラ等の第2冷却装置を有している。そして、上記第1冷却装置,第2冷却装置には,それぞれ流入配管、流出配管が接続され、これらの配管は各冷却装置,エンジンの周囲に配管されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の建設機械である油圧ショベルでは、複数の冷却装置を配設しているので、上記冷却装置に接続される流入配管,流出配管などの多くの配管が上記冷却装置,エンジン等の周囲に配設されているので、上記エンジン等の周囲は、これらの上記配管を配設するためのスペースが必要である。
【0007】
このため、上記カウンタウエイトを後方に移動して上記エンジンの周囲のスペースを広げようとすることも考えられが、上記カウンタウエイトを後方ヘ移動した分だけ、上記上部旋回体が旋回するとき回転半径(旋回半径)が大きくなり作業性能が低減する。
上記のように、上記油圧ショベルでは、できるだけ上記旋回半径を小さくなるように構成しているから、上記エンジンの周囲に確保できるスペースに限度がある。
【0008】
従って、上記配管を配設するためには、他の機器の配置の変更や他の機器を小型化にする必要があり、組立作業性,メンテナンス作業性の低下,コストの上昇を増大させることになる。
本発明は、上記のような課題に鑑み創案されたもので、遮蔽部材により部材間及び配管の貫通孔の遮蔽性能を向上せしめ、又エンジンの左右方向のいずれか一方の側に配設された上記冷却装置を効果的に冷却した冷却空気を、有機的に効果的に導入して上記エンジンルーム,エンジン,過給機等を効果的に冷却すると共に上記建設機械の小型化を図り、又上記配管収容部に遮蔽部材を装着して上記冷却装置の冷却後の冷却風が冷却空気の導入側に逆流するのを防止するようにした、建設機械の機能を有機的且つ総体的に改良した建設機械を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このため、請求項1記載の本発明の建設機械は、建設機械の前側に作業装置が設けられたフレームと、上記フレームの上記建設機械の後側に左右方向に延びる横置きに搭載されたエンジンと、上記作業装置とバランスさせるために上記フレームの後端部に取付けられたカウンタウエイトと、上記エンジンの上記左右方向の一方側に位置して設けられ、複数個の熱交換器のうちの少なくともいずれか2つを上記建設機械における前後方向に並列に配設されてなる第1冷却装置と、上記複数個の熱交換器のうちの残りの少なくともいずれか1つの熱交換器からなる第2冷却装置とをそなえ、上記第1冷却装置と上記第2冷却装置とが直列に重合するように配設された冷却装置と、上記冷却装置の上記建設機械における前後方向のいずれか一方の外側部に接続され上記建設機械における上下方向に並列に配列された上記流体用の配管としての流入側配管及び流出側配管と、上記流入側配管及び上記流出側配管のうち少なくともいずれか一方が貫通されると共に2部材間を遮蔽する遮蔽部材とを備え、上記遮蔽部材は、上記配管の貫通する貫通孔が2分割され、上記2分割された貫通孔の一方の部分を有し上記2部材のうちの一方の部材に取付けられ、上記2分割された貫通孔の他方の部分に対向する自由端に上記配管が挿入できる切欠きを有する第1遮蔽部材と、上記2分割された貫通孔の他方を有し上記他方の部材に取付けられ、上記一方の部材に対向する自由端に上記配管が挿入できる切欠きを有する第2遮蔽部材とを備え、上記第1遮蔽部材及び第2遮蔽部材が上記貫通方向に互いに重合するように配設されていることを特徴としている。
【0010】
請求項2記載の本発明の建設機械は、請求項1記載の構成において、上記遮蔽部材を貫通する上記配管の貫通孔を複数個有するように構成されることを特徴としている
【0013】
請求項記載の本発明の建設機械は、請求項1又は2記載の構成において、流体用の配管としての上記エンジンの吸気用エアクリーナの配管と上記流入側配管及び上記流出側配管とが上記建設機械における上下方向に並列になるように配設されたことを特徴としている。
【0014】
請求項記載の本発明の建設機械は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の構成において、上記流入側配管及び上記流出側配管が上記第1冷却装置の上記建設機械における前後方向のいずれかの外側を通って上記第2冷却装置に接続されたことを特徴としている。
【0016】
請求項記載の本発明の建設機械は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の構成において、上記カウンタウエイトの上記建設機械における前側と上記冷却装置の上記建設機械における後側との間に配管収容部が設けられ、上記配管収容部は上記流入側配管及び上記流出側配管をいずれも収容することを特徴としている。
【0017】
請求項記載の本発明の建設機械は、請求項記載の構成において、上記流入側配管及び上記流出側配管と上記カウンタウエイトの上記配管収容部との間に配設され上記配管収容部への流体の還流を防止するための上記遮蔽部材を備えたことを特徴としている。
請求項7記載の本発明の建設機械は、請求項5又は6記載の構成において、上記冷却装置の外周側に設けられる上記第1遮蔽部材と上記カウンタウエイトの上記配管収容部に設けられる上記第2遮蔽部材とが別体に形成されていることを特徴としている。
請求項記載の本発明の建設機械は、請求項1〜7のいずれか1項に記載の構成において、上記遮蔽部材は、上記冷却装置の外周側壁とエンジンカバー又は上記外周側壁に対向する上記建設機械の上部旋回体側部材とのうちの少なくともいずれか一方に取付けられていることを特徴としている。
【0019】
請求項記載の本発明の建設機械は、請求項1〜8のいずれか1項に記載の構成において、上記冷却装置の上記建設機械における後側と上記カウンタウエイトとの間に配設される上記流入側配管及び上記流出側配管の少なくとも一部分を扁平管で構成したことを特徴としている。
請求項1記載の建設機械は、請求項記載の構成において、上記流入側配管及び上記流出側配管の上記扁平部の少なくとも一部分が上記冷却装置の外周側壁と上記カウンタウエイトとの間に配設されるように構成されていることを特徴としている。
請求項1記載の本発明の建設機械は、請求項3〜10のいずれか1項に記載の構成において、上記流入側配管及び上記流出側配管はアフタクーラの配管であることを特徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
第1実施形態を図1〜図6について説明する。
図1は本実施形態の関連技術にかかる遮蔽部材を示すもので、(A)は2部材間に取付けられた流通管を貫通する貫通孔を有する遮蔽部材を示す概略説明図、(B)は図1(A)遮蔽部材の変形例を示す概略説明図、図2は本実施形態にかかる遮蔽部材を示す概略説明図、図3は建設機械のカウンタウエイトの斜視図を示す概略説明図、図4は図3の矢印4YAの側面図を示す概略説明図、図5は図4の5YA−5YA線に沿う矢視断面図を示す概略説明図、図6は図5に示す部分遮蔽部材の概略斜視図である。
【0022】
図1に示したように2部材である一方の部材102及び他方の部材104の間で当接するように、それぞれ上記両部材にボルトBTにより取付けられた第1遮蔽部材GS1、第2遮蔽部材GS2が設けられている。上記遮蔽部材は流通管の貫通孔110が2分割され上記流通管を挟持するように配設されている。
流通管を貫通させると共に2部材間を遮蔽する遮蔽部材GSにおいて、上記流通管の貫通する貫通孔110が2分割され上記2部材102,104のうちのいずれか一方の部材に取付けられる第1遮蔽部材GS1と、上記分割された他方の部材に取付けられる第2遮蔽部材GS2を備えているので、上記の2部材102,104のうちの一方の部材に第1及び第2の遮蔽部材GS1,GS2のいずれか一方と上記流通管を取付けた後,他方の部材に取付けられた上記他方の遮蔽部材GSを容易に取付けることができ、遮蔽性能を向上することができる。
【0023】
上記遮蔽部材GSを貫通する上記流通管の貫通孔110複数個有するように構成してもよく、上記遮蔽部材GSは上記流通管の位置決めができ、組立て,分解時等が容易になり整備性を向上することができる。
又、上記2部材102,104のうちの少なくともいずれか一方の部材に設けられ流通管を収容する配管収容部60を有し、上記配管収容部60内に上記第1及び第2遮蔽部材GS1,GS2のうちの少なくともいずれか一方を取付けることができるので、上記流通管の位置決めができ、組立て,分解時等が容易になり整備性を向上することができる。
【0024】
次に、図2を用いて本実施形態の遮蔽部材を説明する。本実施形態の遮蔽部材は、流体用の配管が貫通されると共に2部材間を遮蔽する遮蔽部材において、上記配管の貫通する貫通孔が2分割され、上記2分割された部分の一方の部分を有し上記2部材のうちの一方の部材102に取付けられ、上記2分割された部分の他方の部分に対向する自由端106に上記流通管が挿入できる切欠き106aを有する上記第1遮蔽部材GS1と、上記2分割された部分の他方を有し上記他方の部材104に取付けられ、上記一方の部材に対向する自由端108に上記配管が挿入できる切欠き108aを有する上記第2遮蔽部材GS2とを備え、上記第1及び第2遮蔽部材GS1,GS2が上記貫通方向に互いに重合するように配設された遮蔽部材GSであり、上記の遮蔽部材GS1GS2の重合により、更に強固に遮蔽性を向上することができる。
また、図3に示した部分遮蔽部材GSPがカウンタウエイト10に適用された場合であり図3図4に示したようにカウンタウエイト10の凹部状に形成された配管収容部60に接着,両面テープ,ボルト止め等の取付手段で取付けられている。また、図5,図6に示したように部分遮蔽部材GSPは外形形状が略台形形状に構成され対応個所に上記の取付手段等により取付けられるものである。
【0025】
記遮蔽部材GSを建設機械に適用した実施形態を図7〜図17について説明する。
図7は上記遮蔽部材GSを建設機械としての油圧ショベルに適用した場合を示すもので、油圧ショベルの側面を示す概略側面図、図8は図7の2A−2A線に沿う前方からの矢視縦断面を示す概略説明図、図9は図8の配管の構成を示すもので、(A)は図8矢印9Aの平面図を示す概略説明図、(B)は図9(A)の矢印9Bの側面を示す概略説明図、(C)は図9(A)の矢印9Cの正面図を示す概略説明図、図10は図8の実施形態の変形例を示すもので、冷却装置の配管がカウンタウエイトの前側に配設された場合の図7の4A−4A線後側からの矢視縦断面図を示す概略説明図、図11は図10の矢印11Aの平面図を示す概略説明図、図12は図11の9A−9A線に沿う断面を示す概略説明図、図13は図11の矢印13Aの側面図を示す概略説明図、図14は図11の流入側配管,流出側配管の配管状態を示す要部の概略拡大説明図、図15は図14の流入側配管,流出側配管と配管収容部との相互位置を示す概略説明図、図16は図11の矢印16Aの斜視図を示す第1冷却装置のラジエータ側面に取付けられた流入側配管,流出側配管を部分的に扁平管で構成された状態を示す概略説明図、図17は図16の扁平管の分解した状態を示す概略説明図である。
図7に示したように、建設機械である、例えば油圧ショベルPは、上部旋回体2と下部走行体4と作業装置6とから構成されている。
上記の上部旋回体2の前端部にはオペレータ室用のキャブ8が設けられ、後端部にはカウンタウエイト10が設けられ、更に上部旋回体2のフレーム上には、図8,図11に示したように油圧ショベルPのカウンタウエイト10に於ける前側に冷却装置室CRとエンジンルーム13とが設けられている。
【0026】
上記の上部旋回体2は、構成部材である旋回フレーム5と、旋回フレーム5の上記建設機械における前部左側に配設されるキャビン8と、上記旋回フレーム5の後側に取り付けられたカウンタウエイト10とによって主要の構成をなしており、上記旋回体5の上記の前側は掘削作業を行うための上記作業装置6が配設されている。上記の旋回フレーム5は,図に示したように上記油圧ショベルPの前後方向に略平行に配設された左右のセンタフレーム12,12と、センタフレーム12,12の左右方向の外側に配設されたサイドフレーム14,14と、上記の各センタフレーム12と各サイドフレーム14とを接続する複数本のビーム16等によって構成されている。そして旋回フレーム5の下側にはエンジンカバーのアンダカバー18により覆われている。
【0027】
又、センタフレーム12,12の上記後端部は、図11,図12に示したように上記油圧ショベルPの後方に突出し、カウンタウエイト10を支持するカウンタウエイト10の取付部12aとなっている。又、図8,図11に示したように上記旋回フレーム5上に設けられる機械室,エンジンルーム13等を区画するカバー100は、サイドフレーム14,14に沿って上記前後方向に延設され上向きに配設された側部カバー24,24と、上記の各側部カバー24の上端部側を覆うように略水平方向に延設され中央に開口部27Aが形成される上部カバー26と、この上部カバー26の開口部27Aを覆うように上部カバー26に開閉自在に設けられたエンジンカバー28とにより主要の構成をなしている。そして、上記の側部カバー24,上部カバー26には複数本のスリットで構成される空気流通口24a,26aがそれぞれ設けられている。
【0028】
又、図11に示したように各センタフレーム12の後側に上記の左右方向に延びる横置きに塔載されるた原動機である、例えばエンジン32の左側には冷却ファン34が取付けられ、上記の右側にはエンジン32によって駆動され、図7に示したように下部走行体4,作業装置6などに設けられた各アクチュエータに作動油を供給する油圧ポンプ36が取付けられている。
【0029】
又、エンジン32にはターボ過給器40が設けられ、このターボ過給器40は駆動側のタービン室がエキゾーストマニホールドと配管39を介してマフラM側のエンジン排気管に接続されている。そして、冷却ファン34はエンジン32により回転駆動され、カバー100内に吸気口24a,26a等を介して外気を吸込み、この外気を冷却風としてアフタクーラ44,オイルクーラ46,ラジエータ48に向け供給するものである。
【0030】
又、カバー100内に設けられた冷却装置であるラジエータ48は、冷却ファン34の油圧ショベルPにおける左側に隣接する位置で、図10に示したように旋回フレーム5のビーム16,16上にボルト止BTめされている。そして、ラジエータ48はアッパタンク48aとロアタンク48bが配管RTを介してエンジン32のウオータジャケットに接続され、これによりエンジン32との間で循環するエンジン冷却水の放熱部HTで熱交換して冷却風中に放出し、このエンジン冷却水を冷却する。
【0031】
又、第1冷却装置R1は、上記のラジエータ48と上記建設機械Pにおける前後方向に、並列に配設されて取付けられたオイルクーラ46で構成されており、このオイルクーラ46はアッパタンク46aが下部走行体4,作業装置6等の各アクチュエータの戻り配管に接続され、ロアタンク46bが配管46LがコントロールバルブCVを介して作動油タンクに接続されている。これにより、オイルクーラ46は作動油の熱を放熱部HTで放出することによって、この作動油を冷却するものである。
【0032】
又、ラジエータ48及びオイルクーラ46からなる第1冷却装置R1の上記建設機械Pにおける、更に建設機械Pにおける左側に設けられた第2冷却装置R2としてのアフタクーラ44は建設機械Pにおける上記後側(カウンタウエイト10側)の下方に位置する流入側タンク43Tと,上方に位置する流出側タンク45Tと、各タンク間に設けられ、複数本の細管,放熱フィンからなる放熱部HTとによって構成されている。又上記流入側タンク43Tには、図に示したように流入パイプ43aが流入ホース43hを介してエンジン32側に延びてターボ過給器40に接続されている。更に流出側タンク45Tには,流出パイプ45aが流出ホース45hを介してエンジン32のインテークマニホールドに接続されている。
【0033】
又、アフタクーラ44の流入側配管及び流出側配管43,45は、図8,図9に示したようにエンジンルーム13の前側隔壁ERFの前方の外側に配設されている場合を示している。そして流入側及び流出側配管43,45は建設機械Pにおける上下方向に並列になるように配設されており、建設機械Pの前後方向に上記流入側及び流出側配管43,45を並列に配設した場合に比較して上記配管一本分の直径の長さにすることができるので、上記の上部旋回体2の旋回半径を短くなり建設機械Pをコンパクトに構成することができる。
【0034】
更に、エンジン32の吸気用のエアクリーナ41が、図9,図10に示したように冷却装置Rと重合するように、建設機械Pの左側に配設され、上記流入側及び流出側配管43,45の上方を通過してエンジンルーム13の前側隔壁ERFを遮蔽部材GSを介して貫通してエンジンルーム13内に入りターボ過給器40に接続されている配管41Aと流入配管43及び流出側配管45との建設機械Pの上下方向の、図9に示したように配設されており上記各々の配管43,45,41を建設機械Pの前後方向に並列に配設する場合に比較して略1/3の長さにでき、上部旋回体2の回転半径を小さくできる。
【0035】
上記実施形態では、上記各配管43,45,41AをエンジンルームERの前側隔壁ERFの前側に配設したが、これに限られるものではなく、図10,図11に示したようにカウンタウエイト10の前面と冷却装置Rの後側との間に配設しても、上記と同様の作用効果を奏することができる。
そして、アフタクーラ44は、オイルクーラ46,ラジエータ48の油圧ショベルPにおける前後方向の長さよりも長くなるように形成され、流入側タンク43Tの流入パイプ43aと流出側タンク45Tの流出パイプ45aはオイルクーラ46,ラジエータ48の上記前後方向のいずれか一方の外側に配置されるようにして流入パイプ43a,流出パイプ45aを各々流入タンク43T,流出タンク45Tに油圧ショベルPの左右方向に向けて取付けられるようにしてもよい。この構成により流入パイプ43a,流出パイプ45aは、アフタクーラ44の後側で突出する部分が少なくとも減少するので上記上部旋回体の旋回半径を少なくすることができる。又、図13に示したようにアフタクーラ44は流入及び流出タンク43T,45Tに設けられたブラケット43b、45bを介してラジエータ48,オイルクーラ46にボルトBT止めされている。
【0036】
そして、アフタクーラ44はエンジン32のターボ過給器40によって圧縮された空気を流入ホース43hを介して流入側タンク43T内に流入させ放熱部HTに流通させることにより、この圧縮空気を冷却し、流出側タンク45Tから流出ホース45hを介してエンジン32のインテイクマニホールドに供給されるものである。
【0037】
上記の図10,図11に示した実施形態ではカウンタウエイト10に配管収容部60を備えない通常のカウンタウエイト10で説明したものであるが、配管収容部60がある場合でもエアクリーナ41をカウンタウエイト10の前面に上記配管43,45,41Aを配置してもよい。
即ち、エンジン32のターボ過給器40とアフタクーラ44とを接続する流入ホース43hは、一端側がターボ過給器40の従動側のタービン室に接続されており、他端側が流入側タンク43Tの流入パイプ43aに接続されている。そして流入ホース43hはラジエータ48,オイルクーラ46の油圧ショベルPにおける後側の外側を通るように配設され、その少なくとも一部分はカウンタウエイト10に形成された配管収容部であるホース収容部60内に収容されている。
【0038】
又、アフタクーラ44とエンジン32とを接続する流出配管であるこの流出ホース45hは一端が流出側タンク45Tの流出パイプ45aに接続され、他端側がエンジン32のインテイクマニホールドに接続されている。そして、流出ホース45hは流入ホース43hの同一側に位置してラジエータ48の油圧ショベルPにおける後側の外側を通るように配設されている。
【0039】
そして、流入ホース43h,流出ホース45hは、ラジエータ48の上記前後方向の上記の外側を通るように構成されているので、従来装置のラジエータ48、オイルクーラ46の上側に配設されていた流入ホース43h,流出ホース45h等の部材がなくなることにより、ラジエータ48、オイルクーラ46等からなる冷却装置R全体の高さが低くすることができるので、そして図9に示したようにエアクリーナ41及びその配管41Aはアフタクーラ44の上部とラジエータ48の上部との間の高さを通過するように構成されており、ラジエータ48,オイルクーラ46の上側の形状を、図,図10に示した略平面板状のエンジンカバー28のように単純な形状にすることができる。
【0040】
又、上記ラジエータ48,オイルクーラ46のうちの少なくといずれか一方の冷却装置R1の外周側の側壁と上記エンジンカバー28又は上記外周側の側壁に対向する上記上部旋回体2の構成部材(上部旋回体の床部材から立設されるフレームやカウンタウエイト10等の構成部材)とのうちの少なくともいずれか一方に取付けられた上側の上側遮蔽部材GSが設けられており、上記冷却装置を通った冷却流体が上流側に逆流しないようになっている。
【0041】
そして上記配管が通るカウンタウエイト10の凹部であるホース収容部部分又はホース収容部分のうち、ホースが通過する部分を除いてウレタン・ラバー等によりシールを行ない熱い空気の還流を防いでいる。
又、旋回フレーム5の油圧ショベルPにおける後端部に取付けられたカウンタウエイト10は中空の密閉構造をなすウエイトカバー33と,ホース収容部60を形成するホース収容箱31と,ウエイトカバー33内に充填された重量調整材49とにより構成されている。
【0042】
又、上側の上側遮蔽部材GSは接着材,両面接着部材,ボルト止め等の取付手段FSで取付けられている。
そして、エンジンカバー28内面に設けられた上側遮蔽部材GSは、ラジエータ48の上側からホース等が取り除かれることにより、エンジンカバー28の下側に単純な形状を有する平板形状に形成されている。これにより、エンジンカバー28を開閉したときには、上側遮蔽部材GSをラジエータ48に沿って密着させて冷却風の上流側への再循環を確実に防止できる上に、接触などによる損傷に対する耐久性を高めることができる。
【0043】
又、この遮蔽部材GSは、図11、図9に示した上記実施形態の場合にも適用して同様の作用効果を奏している。
又、そして本実施形態の場合には、旋回フレーム5の油圧ショベルPにおける後端部に取付けられたカウンタウエイト10は、図12に示したように中空の密閉構造をなすウエイトカバー33と,ホース収容部60を形成するホース収容箱31と,ウエイトカバー33内に充填された重量調整材49とにより構成されている。
【0044】
又、カウンタウエイト10の外殻であるウエイトカバー33は、図12に示したように、彎曲した後面部33A,上面部33B,下面部33C,左側面部33D, 右側面部33Eによって前側に開口する箱上に形成された箱体32の前側開口を閉塞するように、箱体32に溶接された蓋板37とによって主要構成をなしている。
【0045】
又、ウエイトカバー33の左右に離間して、箱体32の下面部33Cと蓋板37とにわたって溶接された一対のセンタフレーム嵌合箱12c,12cは、油圧ショベルPにおける前側と下側に向け開口する直方体状の空間を構成している。そして、各フレーム嵌合箱12c,12cにより形成された直方体状の空間には、センタフレーム12のウエイト取付部12aが嵌合し、一体的にボルトBT止めされている。
【0046】
又、蓋板37の中間高さ位置から上側よりに設けられたホース収容箱31は、後面28A,下面28C,左側面28D,右側面28E,上側面28Bからなり、蓋板37に設けられた開口37aにそれぞれ溶接され、ホース収容箱31を構成している。
これにより、ホース収容箱31は、箱体32との間に前側に向けて開口し、上記左右方向に延びる横長の配管収容部としてのホース収容部60を構成している。
【0047】
そして、ホース収容部60は、エンジン32のターボ過給器40とアフタクーラ44とを接続する流入ホース43h,流出ホース45h流入パイプ43a,流出パイプ45a等の少なくとも一部分を収容することにより、カウンタウエイト10を油圧ショベルPにおける後方に移動させることなく、流入ホース43hをラジエータ48,オイルクーラ46の上記の後方向の外側に設けることを可能としている。
【0048】
又、ウエイトカバー33の内部に充填された重量調整材49は、例えば鉄屑,コンクリート,バッテリ等からなり、これらの充填量,充填割合は作業装置6の型式等によって適宜設定されるものである。
又、図16,図17示したように偏平部は上記とは異なる他の部位に設けられる凝縮器71の配管に使用しても上記と同様の作用効果を奏することができるものであるが、以下アフタクーラ44の配管について説明する。
【0049】
即ち、アフタクーラ44の配管43P,45Pは、図16,図17に示したように、アフタクーラ44の上記配管43P,45Pが、図2〜5に示したようにウレタンゴム,ガラスウール等の弾性力のある遮蔽部材GSを貫通し上記の冷却装置Rの上流側から下流側に跨って配設される冷却装置Rの側部に設けられる配設部PLを上記配管が通過する上記配管43P,45Pの一部を扁平部PLに構成している。この扁平部は、図16,図17に示したように扁平管55(扁平管部55a,55b)に形成して、この扁平管55の外形寸法の厚みを略上記の円形状の流入及び流出パイプ43a,45aの直径Dよりも小さくなるように構成している。
【0050】
そして、図16,図17に示す扁平管55は、ラジエータ48の側面の近傍に配設し、本実施形態ではラジエータ48の側部又はカウンタウエイト10の配管収容部60に設けられた上記の配設部PLに上記遮蔽部材GSである第2遮蔽部材GS2,ボルトBK1,ナットBK2で構成される取付手段FSによりラジエータ48の側部に取付けられている。
【0051】
上記第1冷却装置R1の建設機械Pにおける前側は、エンジンルーム13の前側隔壁ERF,アンダカバー18,エンジンカバー28との間に上記の遮蔽部材GSが配設されている。又、第1遮蔽部材GS1及び第2遮蔽部材GS2一体に構成してもよく、2分割型にして、そのいずれか一方の半分を、例えば上記のカウンタウエイト10に設けられるホース収容部60に上記のように取付手段FSにより配設するようにしてもよい。
【0052】
又、図17に示したように上記分割された配管の端部のそれぞれの上記扁平管部55a,55bに嵌合され上記両扁平管部55a,55bを連結する扁平管継手57が設けられている。
又、上記の両扁平管部55a,55bは、一端部が上記分割されたそれぞれの円筒状の配管43P,45P管状の端部に嵌合され他端部が上記扁平管形状に形成されるように異形ジョイント55A,55Bとして構成してもよい。上記扁平管55a,55bは流入パイプ43a、流出パイプ45a又は流入ホース43h,流出ホース45hで構成してもよい。
【0053】
そして、扁平管55を上記複数の冷却装置のいずれかの建設機械における後方の側部と上記油圧ショベルの上部旋回体の上記構成部材の,例えばカウンタウエイト10とのうちの少なくともいずれか一方に、図16,図17に示したように着脱自在の取付手段FSを介して着脱自在に取付けられる。
従って、上記実施形態では、図17に示したように異形ジョイント55A,55Bを介して略円形状の配管43P,45Pとを連結されるように構成されているので、これにより上記デットスペースが寸法h1からh2に減少できる。そして、図16の場合には配管43P,45Pがラジエータ18の片側だけに配設されているので、更に両側に配設する場合の半分の長さ、即ちh2/2の長さのデッドスペースに減少させることができる。又、上記配管43P,45Pも上記扁平管で構成するようにしてもよい。
【0054】
本実施形態に油圧ショベルPは上記のように構成されているので、エンジン32により油圧ポンプ36を駆動することにより、油圧ポンプ36から下部走行体4,作業装置6の各アクチュエータに圧油を供給し、下部走行体4を走行させたり、作業装置6を作動させ土砂の掘削作業を行なうものである。一方、エンジン32の運転時には、エンジン32によって冷却ファン34が回転駆動され吸気口24,26のスリット24a,26aから外部の空気を冷却風としてカバー100内に吸込み、この冷却風をアフタクーラ44,オイルクーラ46,ラジエータ48に供給し、吸入空気,作動油,エンジン冷却水を冷却し、上部カバー26,アンダカバー18cから排出口18c,26bから排出される。
【0055】
又、ラジエータ48を通過して高温となった冷却風は、その一部がラジエータ48の上側,下側,左右側を通って上流側に回り込もうとするが、上記の遮蔽部材GSが高温の冷却風の回り込みを防止する。このときに、上側遮蔽部材GSはラジエータ48の上側に密着しているから、冷却風が逆流して再循環するのを効果的に防止することができる。
【0056】
上記のように、本実施形態によれば、エンジン32とアフタクーラ44とを接続する流入ホース43h,流出ホース45hを、ラジエータ48,オイルクーラ46の油圧ショベルPにおける後方向に外側を通じて配設されているから、従来装置のラジエータ48、オイルクーラ46の上側に配設されていた上記の流入及び流出ホースを取り除くことができる。
【0057】
これにより、冷却装置全体の高さ小さくすることができ、冷却装置装置を覆うカバー100のエンジンカバー28を低くすることができるから、キャビン8からの後方視界を良好にすることができ、作業性を向上することができる。又、ラジエータ48に対応してエンジンカバー28内に設けられた上側の遮蔽部材GSの形状を単純な形状にすることができるから、上記上側の遮蔽部材GSをラジエータ48に沿って密着させることができ、冷却風の再循環を確実に防止して、ラジエータ48、オイルクーラ46、アフタクーラ44による冷却効率を向上することができ、上側の遮蔽部材GSを単純な形状とすることで製造コストを低減できる上に、損傷等に対する耐久性を向上することができる。
【0058】
一方、エンジン32とアフタクーラ44とを接続する流入ホース43h,流出ホース45hがラジエータ48,オイルクーラ46の上記の後方向の外側を通して配設したので、流入ホース43h,流出ホース45hがラジエータ48、オイルクーラ46から上記前後方向に突出する。しかし、上記本実施形態では、上記後側に突出した流入ホース43h,流出ホース45h等の上記配管を、カウンタウエイト10に形成された配管収容部であるホース収容部60内に収容することができるから、カウンタウエイト10を後方に移動することなく、流入ホース43hを配設するためのスペースを確保することができ、流入ホース43hを余裕を持って配管することができる。
【0059】
この結果、カウンタウエイト10の後退による旋回半径の増大を防止でき、油圧ショベルPの作業性能を向上せしめることができる。又その他の機器を余裕をもってレイアウトすることができるから、組立て作業性及びメンテナンス作業性を向上できる上に、製造コストを低減することができる。
なお、上記実施形態では、第2冷却装置R2としてのアフタクーラ44を例にあげて説明したが、本発明はこれに限らず、例えば第2交換器R2として空気調整装置のコンデンサ71等を適用してもよい。
【0060】
又、本実施形態では、カウンタウエイト10は中空の密閉構造をなすウエイトカバー33と,ウエイトカバ−33内に充填された重量調整材49等によって構成し、上記のウエイトカバー33にホース収容箱31を溶接することによりホース収容部60を形成した場合を例に挙げて説明したが、本発明これに限らず、例えばカウンタウエイト10が鋳造によって成型された一体物である場合には、成型の段階でホース収容部60を設けるようにすればよい。
【0061】
又、上記の本実施形態では、流入ホース43hをカウンタウエイト10に形成したホース収容60内に収容するものとして説明したが、エンジン32の向きが左右方向が反対方向に向けて配設する場合でも上記と同様の作用効果を奏することができる。
又、上記実施形態では、図2に示したようにカウンタウエイト10の前側に横置きに配設されたエンジン32の、建設機械Pにおける左方向に設けられた上記の前後方向に並設されたラジエータ48,オイルクーラ46を分離して、分離したオイルクーラ46をキャブ8と上記のラジエータ48との間に配設し,このオイルクーラ46に重合するようにオイルクーラ用冷却ファンを配設するような場合でも、上記実施形態と同様にコンパクトに上記建設機械Pを作ることができる。
【0062】
【発明の効果】
以上、詳述したように、請求項1記載の本発明の遮蔽部材によれば、上記第1遮蔽部材及び第2遮蔽部材により上記の2部材,配管,遮蔽部材の取付け及び分解並びにそのメンテナンスが容易になり遮蔽効果を向上することができる。
また、上記第1遮蔽部材及び第2遮蔽部材が上記貫通方向に互いに重合することにより、上記配管の位置決めがよくなり、更に強固に遮蔽性能を向上することができる。
また、上記カウンタウエイトを後方へ移動させることなく、配管を余裕をもって配設することができると共に、上記冷却装置の上記配管の上記遮蔽部材による遮蔽性能を向上することができる。そして、上記カウンタウエイトの後退による旋回半径の増大を防止でき、この油圧ショベルの作業性能を向上することができる。また、他の機器も余裕をもってレイアウトすることができるから、組立て作業性,メンテナンスの作業性を向上できる上、製造コストを低減することができる。
また、上記ラジエータ,オイルクーラ等の第1冷却装置、アフタクーラ等の第2冷却装置に冷却風を流通させることにより、これらの冷却装置の冷媒を冷却することができる。
【0063】
請求項2記載の本発明の遮蔽部材によれば、上記配管の間隔が維持できると共に、位置決めができ遮蔽性能を向上せしめ、上記配管の配設作業の効率化ができる
【0067】
請求項記載の本発明の建設機械によれば、上記建設機械の上部旋回体の回転半径の長さが小さくなり、狭い工事現場での作業が容易になる。
【0068】
請求項記載の本発明の建設機械によれば、上記ラジエータ,オイルクーラ等の第1冷却装置、アフタクーラ等の第2冷却装置冷却風を流通させることにより、これらの冷却装置の冷媒を冷却することができる。
【0072】
請求項記載の本発明の建設機械によれば、上記流入側配管,流出配管を上記冷却装置の後方向の外側を通すことにより、上記流入配管,流出配管が上記冷却装置から上記建設機械における前後方向及び左右方向に突出するようになるが、上記カウンタウエイトに設けられた配管収容部内に収容することができるから上記カウンタウエイトを後方へ移動させることなく、この配管を余裕をもって配設することができる。
【0073】
これにより、上記カウンタウエイトの後退による旋回半径の増大を防止でき、この油圧ショベルの作業性能を向上することができる。又他の機器を余裕をもってレイアウトすることができるから、組立て作業性,メンテナンスの作業性を向上できる上、製造コストを低減することができる
【0074】
請求項記載の本発明の建設機械によれば、上記冷却装置を冷却して高温になった冷却風が上記配管収容部の上記遮蔽部材GSにより上流側への還流を防止されるため、効果的な冷却を行なうことができる。
【0075】
請求項7記載の本発明の建設機械によれば、必要に応じて上記遮蔽部材を一体又は別体に構成して冷却効果を増大させると共に,上記遮蔽部材の着脱を容易にしてシール性能とシール状況の調整を向上させることができる。
請求項記載の本発明の建設機械によれば、上記冷却装置を冷却して高温になった冷却風が上記配管収容部の上記遮蔽部材GSにより上流側への還流を防止されるため、効果的な冷却を行なうことができる。
【0078】
請求項記載の本発明の建設機械によれば、上記カウンタウエイトの後退による旋回半径の増大を防止でき、この油圧ショベルの作業性能を向上することができる。又上記流入配管及び流出配管が上記扁平管にした分だけ上記建設機械の前後方向の長さを短くでき,コンパクトに製造コストの低減を図ることができる。
請求項10記載の本発明の建設機械によれば、上記カウンタウエイトの後退による旋回半径の増大を防止でき、この油圧ショベルの作業性能を向上することができる。又他の機器を余裕をもってレイアウトすることができるから、組立て作業性,メンテナンスの作業性を向上できる上、製造コストを低減することができる。
請求項11記載の本発明の建設機械によれば、上記アフタクーラの冷却効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態の関連技術にかかる遮蔽部材を示すもので、(A)は2部材間に取付けられた流通管を貫通する貫通孔を有する遮蔽部材を示す概略説明図、(B)は図1(A)遮蔽部材の変形例を示す概略説明図である。
【図2】 本実施形態にかかる遮蔽部材を示す概略説明図である。
【図3】 建設機械のカウンタウエイトの斜視図を示す概略説明図である。
【図4】 図3の矢印4YAの側面図を示す概略説明図である。
【図5】 図4の5YA−5YA線に沿う矢視を示す概略説明図である。
【図6】 図5に示す部分遮蔽部材の概略斜視図である。
【図7】 本実施形態上記遮蔽部材を建設機械である油圧ショベルに適用した場合を示すもので、油圧ショベルの側面を示す概略側面図である。
【図8】 図7の2A−2A線に沿う前方からの矢視縦断面を示す概略説明図である。
【図9】 図8の配管の構成を示すもので、(A)は図8矢印9Aの平面図を示す概略説明図、(B)は図9(A)の矢印9Bの側面を示す概略説明図、(C)は図9(A)の矢印9Cの正面図を示す概略説明図である。
【図10】 図8の実施形態の変形例を示すもので、冷却装置の配管がカウンタウエイトの前側に配設された場合の図7の4A−4A線後側からの矢視断面を示す概略説明図である。
【図11】 図10の矢印11Aの平面図を示す概略説明図である。
【図12】 図11の9A−9A線に沿う断面を示す概略説明図である。
【図13】 図11の矢印13Aの側面図を示す概略説明図である。
【図14】 図11の流入配管,流出配管の配管状態を示す要部の概略拡大説明図である。
【図15】 図14の流入配管,流出配管と配管収容部との相互位置を示す概略説明図である。
【図16】 図11の矢印16Aの斜視図を示す第1冷却装置のラジエータ側面に取付けられた流入配管,流出配管を部分的に扁平管で構成された状態を示す概略説明図である。
【図17】 図16の扁平管の分解した状態を示す概略説明図である。
【符号の説明】
2 上部旋回体
4 下部走行体
5 旋回フレーム
6 作業装置
8 キャビン
10 カウンタウエイト
12 センタフレーム
12a 取付部
14 サイドフレーム
16 ビーム
24 側部カバー
26 上部カバー
28 エンジンカバー
31 ホース収容箱
32 エンジン
34 冷却ファン
36 油圧ポンプ
40 過給器
43T 流入側タンク
44 アフタクーラ
45T 流出側タンク
46 オイルクーラ
48 ラジエータ
49 重量調整材
55 扁平管
60 配管収容部(ホース収容部)
100 カバー
102 部材
104 部材
106 自由端
106a 切欠き
108a 切欠き
108 自由端
110 貫通孔
CR 冷却装置室
FS 取付手段
GS 遮蔽部材
GS1 第1遮蔽部材
GS2 第2遮蔽部材
R 冷却装置

Claims (11)

  1. 建設機械の前側に作業装置が設けられたフレームと、
    上記フレームの上記建設機械の後側に左右方向に延びる横置きに搭載されたエンジンと、
    上記作業装置とバランスさせるために上記フレームの後端部に取付けられたカウンタウエイトと、
    上記エンジンの上記左右方向の一方側に位置して設けられ、複数個の熱交換器のうちの少なくともいずれか2つを上記建設機械における前後方向に並列に配設されてなる第1冷却装置と、上記複数個の熱交換器のうちの残りの少なくともいずれか1つの熱交換器からなる第2冷却装置とをそなえ、上記第1冷却装置と上記第2冷却装置とが直列に重合するように配設された冷却装置と、
    上記冷却装置の上記建設機械における前後方向のいずれか一方の外側部に接続され上記建設機械における上下方向に並列に配列された流体用の配管としての流入側配管及び流出側配管と、
    上記流入側配管及び上記流出側配管のうち少なくともいずれか一方が貫通されると共に2部材間を遮蔽する遮蔽部材とを備え
    上記遮蔽部材は、
    上記配管の貫通する貫通孔が2分割され、
    上記2分割された貫通孔の一方の部分を有し上記2部材のうちの一方の部材に取付けられ、上記2分割された貫通孔の他方の部分に対向する自由端に上記配管が挿入できる切欠きを有する第1遮蔽部材と、上記2分割された貫通孔の他方を有し上記他方の部材に取付けられ、上記一方の部材に対向する自由端に上記配管が挿入できる切欠きを有する第2遮蔽部材とを備え、
    上記第1遮蔽部材及び第2遮蔽部材が上記貫通方向に互いに重合するように配設されている
    ことを特徴とする、建設機械。
  2. 上記遮蔽部材を貫通する上記配管の貫通孔を複数個有するように構成されることを特徴とする、請求項1記載の建設機械
  3. 体用の配管としての上記エンジンの吸気用エアクリーナの配管と上記流入側配管及び上記流出側配管とが上記建設機械における上下方向に並列になるように配設されたことを特徴とする、請求項1又は2記載の建設機械。
  4. 上記流入側配管及び上記流出側配管が上記第1冷却装置の上記建設機械における前後方向のいずれかの外側を通って上記第2冷却装置に接続されたことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の建設機械。
  5. 記カウンタウエイトの上記建設機械における前側と上記冷却装置の上記建設機械における後側との間に配管収容部が設けられ、上記配管収容部は上記流入側配管及び上記流出側配管をいずれも収容することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の建設機械。
  6. 上記流入側配管及び上記流出側配管と上記カウンタウエイトの上記配管収容部との間に配設され上記配管収容部への流体の還流を防止するための上記遮蔽部材を備えたことを特徴とする、請求項記載の建設機械。
  7. 上記冷却装置の外周側に設けられる上記第1遮蔽部材と上記カウンタウエイトの上記配管収容部に設けられる上記第2遮蔽部材とが別体に形成されていることを特徴とする、請求項5又は6記載の建設機械。
  8. 上記遮蔽部材は、上記冷却装置の外周側壁とエンジンカバー又は上記外周側壁に対向する上記建設機械の上部旋回体側部材とのうちの少なくともいずれか一方に取付けられていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の建設機械。
  9. 上記冷却装置の上記建設機械における後側と上記カウンタウエイトとの間に配設される上記流入側配管及び上記流出側配管の少なくとも一部分を扁平管で構成したことを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の建設機械。
  10. 上記流入側配管及び上記流出側配管の上記扁平部の少なくとも一部分が上記冷却装置の外周側壁と上記カウンタウエイトとの間に配設されるように構成されていることを特徴とする、請求項記載の建設機械。
  11. 上記流入側配管及び上記流出側配管はアフタクーラの配管であることを特徴とする、請求項3〜10のいずれか1項に記載の建設機械。
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