JP2009155906A - 建設機械の燃料冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のエンジンを搭載する建設機械におけるエンジンからの戻り燃料の温度上昇を、少ない部品点数で抑えることができる建設機械の燃料冷却装置を提供する。
【解決手段】旋回体上に載置された少なくとも2つのエンジン24と、これらのエンジン24に供給される燃料を備蓄した燃料タンク30とを備えた建設機械の燃料冷却装置であって、前記一方のエンジン24からの余剰燃料を前記燃料タンク30側に戻す第1の燃料戻し管37と、前記他方のエンジン24からの余剰燃料を前記燃料タンク30側に戻す第2の燃料戻し管39と、前記第1の燃料戻し管37の途中に設けられ、前記第1及び第2の燃料戻し管37,39中の燃料温度相当分の熱交換容量を有する熱交換器36とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、主に油圧ショベル等の建設機械における燃料の温度上昇を抑えるための燃料冷却装置に係り、更に詳しくは、2基のエンジンを備えた建設機械の燃料冷却装置に関するものである。
建設機械の1つである油圧ショベルには、様々な運転質量のものがある。例えば、運転質量が数百トン程度となる大型のものにおいては、その掘削バケットの容量及びその掘削バケットを備える多関節アームの重量が大きくなるため、原動機として、2基のディーゼルエンジンを搭載しているものがある(例えば、特許文献1参照。)。
この種の大型の建設機械においては、エンジンの各種性能を満足するために様々な条件が設定されている。その中の1つに、エンジンに供給される燃料の温度条件を設定する場合がある。このために、それぞれのエンジンからの戻り燃料は、それぞれの燃料リターン配管の経路上に設けた熱交換器によって冷却してから、燃料タンクに戻す構成とするのが一般的である。また、燃料を効率よく冷却するために、熱交換器に送風用ファンを設ける場合もある。
特開2004−257000号公報(段落0027、図2)
上述した複数のエンジンを有する建設機械においては、掘削バケット及びその掘削バケットを備える多関節アーム等を操作するための油圧シリンダや油圧モータ等を有する作動油系統を備えている。この作動油系統には、高温になった作動油を冷却するための作動油熱交換器が設けられている。そして、作動油熱交換器には、冷却風を通過させるためのファンが備えられているため、燃料冷却用の熱交換器を、前述の作動油熱交換器の前に設置すれば、燃料冷却専用のファンを設置する必要はないが、上述した複数のエンジンを有する大型の建設機械においては、種々の機器が本体上に搭載さるため、作動油熱交換器がエンジンの近くに設置されず、エンジンから離れた位置に設置される場合がある。
このように、作動油熱交換器がエンジンから離れた位置に設置される場合に、燃料戻り配管を、上記の作動油熱交換器まで導くとすると、燃料戻り配管が長くなり、その配管の圧損が高くなるため、エンジンの燃料戻りポートでの圧力が、エンジンの搭載条件を満たすことが困難となる。
この点を解決するためには、それぞれのエンジンから燃料タンクに戻る配管経路上で、燃料タンク付近に専用の熱交換器と冷却用ファンとを共に設置する事が多い。この場合、部品点数が増加し、製品原価のみでなくメンテナンスに関わるコストも高くなるという問題がある。
本発明は、上述の事柄に基づいてなされたもので、複数のエンジンを搭載する建設機械におけるエンジンからの戻り燃料の温度上昇を、少ない部品点数で抑えることができる建設機械の燃料冷却装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1の発明は、旋回体上に載置された少なくとも2つのエンジンと、これらのエンジンに供給される燃料を備蓄した燃料タンクとを備えた建設機械の燃料冷却装置であって、前記一方のエンジンからの余剰燃料を前記燃料タンク側に戻す第1の燃料戻し管と、前記他方のエンジンからの余剰燃料を前記燃料タンク側に戻す第2の燃料戻し管と、前記第1もしくは第2の燃料戻し管のいずれか一方の管の途中に設けられ、前記第1及び第2の燃料戻し管中の燃料温度相当分の熱交換容量を有する熱交換器とを備える。
また、第2の発明は、旋回体上の右及び左側後方部にそれぞれ載置された第1及び第2のエンジンと、前記旋回体上にける前記第1のエンジンと第2のエンジン間に載置された燃料タンクと、前記旋回体上の右側前方部に配置された冷却ファン付の作動油クーラとを備えた建設機械の燃料冷却装置であって、前記第1のエンジンからの余剰燃料を前記燃料タンク側に戻す第1の燃料戻し管と、前記第2のエンジンからの余剰燃料を前記燃料タンク側に戻す第2の燃料戻し管と、前記第1もしくは第2の燃料戻し管のいずれか一方の管の途中でかつ前記作動油クーラ部分に配置され、前記第1及び第2の燃料戻し管中の燃料温度相当分の熱交換容量を有する熱交換器とを備える。
更に、第3の発明は、旋回体上の右及び左側後方部にそれぞれ載置された第1及び第2のエンジンと、前記旋回体上にける前記第1のエンジンと第2のエンジン間に載置された燃料タンクと、前記旋回体上の右側前方部に配置した作動油クーラとを備えた建設機械の燃料冷却装置であって、前記第1のエンジンからの余剰燃料を前記燃料タンク側に戻す第1の燃料戻し管と、前記第2のエンジンからの余剰燃料を前記燃料タンク側に戻す第2の燃料戻し管と、前記第1の燃料戻し管の途中でかつ前記作動油クーラ部分に配置され、前記第1及び第2の燃料戻し管中の燃料温度相当分の熱交換容量を有する熱交換器とを備える。
また、第4の発明は、第1乃至第3の発明のいずれかにおいて、前記熱交換器は、前記第1及び第2の燃料戻し管中の燃料温度相当分を熱交換する冷却表面積を有する。
更に、第5の発明は、第4の発明において、前記熱交換器は、少なくとも2つの熱交換器を備え、並列又は直列に連結されている。
また、第6の発明は、第4の発明において、前記熱交換器は、1つの熱交換器である。
本発明によれば、複数のエンジンを搭載する建設機械におけるエンジンからの戻り燃料の温度上昇を、少ない部品点数で抑えることができるので、製品原価及びそのメンテナンスに関わるコストを低減することができ。また、燃料冷却用の熱交換器は1つで良いので、建設機械本体上への機器配置の自由度が増し、レイアウト設計を簡略化することができる。
以下、本発明の建設機械の燃料冷却装置の実施の形態を図面を用いて説明する。
図1乃至図5は本発明の燃料冷却装置の一実施の形態を備えた建設機械を示すもので、図1は本発明の燃料冷却装置の一実施の形態を備えた建設機械の左側面図、図2は本発明の燃料冷却装置の一実施の形態を備えた建設機械の右側面図、図3は図1に示す本発明の燃料冷却装置の一実施の形態を備えた建設機械における旋回体の平面図、図4は本発明の燃料冷却装置の一実施の形態を構成する熱交換器の一例を示す正面図である。
図1は本発明の燃料冷却装置の一実施の形態を備えた建設機械の一例として大型油圧ショベルの全体構造を表す左側面図であるが、油圧ショベルが図1に示す状態にて操作者が運転席に着座した場合における操作者の前側(図1中左側)、後側(図1中右側)、左側(図1中紙面に向かって手前側)、右側(図1中紙面に向かって奥側)を、単に前側、後側、左側、右側と称する。
図1及び図2において、1は大型の油圧ショベルであり、2は走行手段である無限軌道履帯(クローラ)、3はこの無限軌道履帯2を左・右両側にそれぞれ備えた走行体、4は走行体3の上部に旋回可能に搭載された旋回体、5はこの旋回体4の基礎下部構造をなす旋回フレーム、6はこの旋回フレーム5上の前方部に上下方向に回動可能に(俯仰動可能に)取り付けられた多関節型のフロント装置、7は旋回フレーム5上の左側前方部に配設された運転室、8はこの運転室7の下方に配設され制御盤(図示せず)等を収納する運転室ベッド、9は旋回フレーム5上に配設され各種機器(詳細は後述)を収納する機械室、10は旋回フレーム5上に設けられ操作者及び作業者が通行可能な通路、11は旋回フレーム5上の後方部に取り付けられたカウンタウエイトであり、このカウンタウエイト11はフロント装置6との重量バランスをとるようになっている。
12は略H字形状のトラックフレーム、13はこのトラックフレーム12の左・右両側の後端近傍にそれぞれ回転自在に支持された駆動輪、14は駆動輪13を駆動する走行用油圧モータである。また、15はトラックフレーム12の左・右両側の前端近傍にそれぞれ回転自在に支持された従動輪(アイドラ)であり、この従動輪15は無限軌道履帯2を介し駆動輪13の駆動力で回転される。前記走行体3は、これらトラックフレーム12、左・右駆動輪13,13、左・右走行用油圧モータ14,14、左・右従動輪15,15を備えている。
16は基端部が旋回フレーム5に回動可能に接続されたブーム、17はこのブーム16の先端部に回動可能に接続されたアーム、18はこのアーム19の先端に回動可能に接続されたバケットであり、前記フロント装置6はこれらブーム16、アーム17、及びバケット18を備えている。そして、ブーム16、アーム17、及びバケット18は、それぞれブーム用油圧シリンダ19、アーム用油圧シリンダ20、及びバケット用油圧シリンダ21により動作する。
図3は、図1に示す本発明の燃料冷却装置の一実施の形態を備えた建設機械における旋回体の平面図で、上記機械室9内の各種機器の配置をも併せて表してある。なお、図3において、便宜上、フロント装置6及び機械室9の上部は図示していない。22は旋回体4の左側(図3中下側)に配設された建屋、23は旋回体4の右側(図3中上側)に配設された建屋であり、上記機械室9はこれら左側建屋22及び右側建屋23で構成されている。
24は左側建屋22及び右側建屋23の後方側(図2中右側)領域に前後方向にそれぞれ配置された右側及び左側のエンジン(原動機)である。25はこのエンジン24の後方側に配置されたラジエータ、26はエンジン24の後方側に取り付けられたラジエータ用冷却ファンであり、このラジエータ用冷却ファン26がエンジン26駆動され、生起した冷却風をラジエータ26に供給する。
27は各エンジン24の前方側(図3中左側)に配置された複数の油圧ポンプ、8は油圧ポンプ27とエンジン24との間にそれぞれ設けた減速機である。油圧ポンプ27はエンジン24により駆動され、複数の油圧アクチュエータ(上記走行用油圧モータ14、旋回用油圧モータ、上記ブーム用油圧シリンダ19、上記アーム用油圧シリンダ20、上記バケット用油圧シリンダ21等)に圧油を供給するようになっている。29はエンジン24と油圧ポンプ27との間に設けられた隔壁であり、この隔壁29によってエンジン24側(図3右側)からの高温の空気が油圧ポンプ27側(図3中左側)に流入しないようになっている。
30はエンジン24の燃料を貯留しまたエンジン24からの余剰燃料を受入れる燃料タンクで、左側建屋22と右側建屋23との間に配置されている。31は油圧ポンプ27の作動油を貯留する作動油タンクで、燃料タンク30の前方で左側建屋22と右側建屋23との間に配置されている。32は燃料タンク30及び作動油タンク31の前方側に配置されたコントロールバルブ装置であり、油圧ポンプ27から複数の油圧アクチュエータへの圧油の流れを制御するようになっている。
33A,33Bは右側建屋23の前方側領域に配置した作動油熱交換器、33Cは右側建屋23の前方側に配置した作動油熱交換器、34A〜34Cはこれらの作動油熱交換器33A〜33Cにそれぞれ付設した冷却ファンであり、この冷却ファン34A〜34Cがモータ駆動され、生起した冷却風を各作動油熱交換器33A〜33Cに供給する。これにより、作動油熱交換器33A〜33Cは複数の油圧アクチュエータからの戻り油を冷却風と熱交換し、作動油タンク31に環流するようになっている。35Aは作動油熱交換器34Aの前面側に配置した左側の減速機28の減速機油熱交換器、35Bは作動油熱交換器34Cの前面側に配置した右側の減速機28の減速機油熱交換器で、減速機油熱交換器35A,35Bは、各冷却ファン34A,34Cからの冷却風により、冷却される。
36は右側のエンジン25からの戻り燃料を冷却する燃料熱交換器で、この燃料熱交換器36は、図2に示すように作動油熱交換器33Aの前面側に配置されており、冷却ファン34Aで生起される冷却風を受ける。この燃料熱交換器36の入口側には、右側のエンジン24からの戻り燃料を取り込むための戻り燃料用入口配管37(2点鎖線で表示)が連結されている。燃料熱交換器36の出口側には、冷却後の燃料を燃料タンク30に戻すための戻り燃料用出口配管38(2点鎖線で表示)が連結されている。燃料熱交換器36は、右側のエンジン24及び左側のエンジン24からの戻り燃料の温度上昇分を冷却するための冷却容量を有している。
39は左側のエンジン24からの戻り燃料を燃料タンク30に直接的に戻すための戻り燃料配管(2点鎖線で表示)で、この戻り燃料配管39から燃料タンク30に戻された戻り燃料は、燃料タンク30内で、前述した燃料熱交換器36で冷却されて、燃料タンク30に戻された戻り燃料と混合されて冷却される。40は燃料タンク30内の燃料を各エンジン24に供給する燃料供給配管(2点鎖線で表示)である。
前述した燃料熱交換器36は、右側のエンジン24及び左側のエンジン24からの戻り燃料の温度上昇分を冷却するための冷却容量を有しているが、その具体的な構成を、図4を用いて説明する。この図4において、図1乃至図3に示す符号と同符号のものは同一部分又は相当する部分である。
燃料熱交換器36は、2つの熱交換器36A,36Bを有している。更に具体的に述べると、熱交換器36は、例えば、右側のエンジン24からの戻り燃料の温度上昇分を冷却する冷却容量を有する熱交換器36Aと、左側のエンジン24からの戻り燃料の温度上昇相当分を冷却する冷却容量を有する熱交換器36Bで構成されている。これらの熱交換器36Aと熱交換器36Bとは、熱交換器36Aの出口と熱交換器36Bの入口を連結する連結管41によって、直列に連結されている。
熱交換器36Aと熱交換器36Bは、旋回フレーム5上に組付けた上枠42A、下枠42B、及び2つの縦枠42Cに上下方向に配置されて固定されている。
次に、上述した本発明の燃料冷却装置の一実施の形態を説明する。
燃料タンク30内の燃料は、燃料タンク30の下部に設置した燃料サクションポートから各エンジン24に供給される。右側のエンジン24からの戻り燃料は、戻り燃料用入口配管37を通して熱交換器36Aに流入する。この熱交換器36Aに流入した右側のエンジン24からの戻り燃料は、冷却ファン34Aで生起される冷却風を受けて冷却された後、更に、連結管41によって熱交換器36Bに流入する。この熱交換器36Bは、左側のエンジン24からの戻り燃料の温度上昇分を燃料タンク30内で相殺するように、右側のエンジン24からの戻り燃料を更に冷却する。
この冷却された戻り燃料は、戻り燃料用出口配管38によって燃料タンク30に戻される。一方、左側のエンジン24からの戻り燃料は、戻り燃料配管39によって燃料タンク30に直接戻される。左側のエンジン24からの戻り燃料は、熱交換器を通していないため、温度上昇した状態で、戻り燃料配管39によって燃料タンク30に直接戻されるが、燃料タンク30には、熱交換器36によって左側のエンジン24からの戻り燃料の上昇分を相殺するように冷却された右側のエンジン24からの戻り燃料が戻されている。
このため、左側のエンジン24からの戻り燃料は、燃料タンク30内で、前述した燃料熱交換器36で冷却されて、燃料タンク30に戻された戻り燃料と混合されて冷却される。これにより、各エンジン24に供給される燃料の温度上昇を抑えることができ、排ガス対策にも貢献することができる。
上述した本発明の実施の形態によれば、複数のエンジンを搭載する建設機械におけるエンジン24からの戻り燃料の温度上昇を、少ない部品点数で抑えることができるので、製品原価及びそのメンテナンスに関わるコストを低減することができ。また、燃料冷却用の熱交換器は1つで良いので、建設機械本体上への機器配置の自由度が増し、レイアウト設計を簡略化することができる。
図5は本発明の燃料冷却装置の他の実施の形態を示すもので、この図において、図4と同符号のものは同一部分又は相当する部分であるので、その詳細な説明を省略するが、この実施の形態は、図4に示す上下に配置した熱交換器36Aと熱交換器36Bとを、連結管41A,41Bによって、並列に連結したものである。
この実施の形態においても、前述した実施の形態と同様に、複数のエンジンを搭載する建設機械におけるエンジン24からの戻り燃料の温度上昇を、少ない部品点数に抑えることができるので、製品原価及びそのメンテナンスに関わるコストを低減することができ。また、燃料冷却用の熱交換器は1つで良いので、建設機械本体上への機器配置の自由度が増し、レイアウト設計を簡略化することができる。
図6は、本発明の燃料冷却装置の更に他の実施の形態を示すもので、この図において、図4と同符号のものは同一部分又は相当する部分であるので、その詳細な説明を省略するが、この実施の形態は、図4に示す熱交換器36Aと熱交換器36Bとを前後方向に並設し、熱交換器36Aと熱交換器36Bとを、図4と同様に熱交換器36Aの出口と熱交換器36Bの入口を連結する連結管41によって、直列に連結したものである。
この実施の形態においても、前述した実施の形態と同様な効果を得ることができる。また、この部分の高さ制限を要求される場合に有効である。
図7は、本発明の燃料冷却装置の他の実施の形態を示すもので、この図において、図5及び図6と同符号のものは同一部分又は相当する部分であるので、その詳細な説明を省略するが、この実施の形態は、熱交換器36Aと熱交換器36Bとを図6に示すように前後方向に並設し、熱交換器36Aと熱交換器36Bとを、図5と同様に連結管41A,41Bによって、並列に連結したものである。
この実施の形態においても、前述した実施の形態と同様な効果を得ることができる。また、この部分の高さ制限を要求される場合に有効である。
図8は、本発明の燃料冷却装置の更に他の実施の形態を示すもので、この図において、図1乃至図7と同符号のものは同一部分又は相当する部分であるので、その詳細な説明を省略するが、この実施の形態は、図4に示す熱交換器36Aと熱交換器36Bとを一体にし、1つの熱交換器に構成したものである。
この実施の形態においても、前述した実施の形態と同様に、複数のエンジンを搭載する建設機械におけるエンジン24からの戻り燃料の温度上昇を、少ない部品点数で抑えることができるので、製品原価及びそのメンテナンスに関わるコストを低減することができ。また、燃料冷却用の熱交換器は1つで良いので、建設機械本体上への機器配置の自由度が増し、レイアウト設計を簡略化することができる。また、熱交換器が1つとなるので、その固定部品を削減することができる。
本発明の燃料冷却装置の一実施の形態を備えた建設機械の左側面図である。 本発明の燃料冷却装置の一実施の形態を備えた建設機械の右側面図である。 図1に示す本発明の燃料冷却装置の一実施の形態を備えた建設機械における旋回体の平面図である。 本発明の燃料冷却装置の一実施の形態を構成する熱交換器の一例を示す正面図である。 本発明の燃料冷却装置の一実施の形態を構成する熱交換器の他の例を示す正面図である。 本発明の燃料冷却装置の一実施の形態を構成する熱交換器の更に他の例を示す正面図である。 本発明の燃料冷却装置の一実施の形態を構成する熱交換器の他の例を示す正面図である。 本発明の燃料冷却装置の一実施の形態を構成する熱交換器の更に他の例を示す正面図である。
符号の説明
1 大型の油圧ショベル
2 無限軌道履帯
3 走行体
4 旋回体
5 旋回フレーム
6 多関節型のフロント装置
7 運転室
8 運転室ベッド
9 機械室
22 左側建屋
23 右側建屋
24 エンジン
27 油圧ポンプ
28 減速機
30 燃料タンク
31 作動油タンク
33A〜34C 作動油熱交換器
34A〜34C 冷却ファン
35A,35B 減速機油熱交換器
36 燃料熱交換器
36A,36B 燃料熱交換器
37 戻り燃料用入口配管
38 戻り燃料用出口配管
39 戻り燃料配管
40 燃料供給配管

Claims (6)

  1. 旋回体上に載置された少なくとも2つのエンジンと、これらのエンジンに供給される燃料を備蓄した燃料タンクとを備えた建設機械の燃料冷却装置であって、
    前記一方のエンジンからの余剰燃料を前記燃料タンク側に戻す第1の燃料戻し管と、
    前記他方のエンジンからの余剰燃料を前記燃料タンク側に戻す第2の燃料戻し管と、
    前記第1もしくは第2の燃料戻し管のいずれか一方の管の途中に設けられ、前記第1及び第2の燃料戻し管中の燃料温度相当分の熱交換容量を有する熱交換器と、
    を備えたことを特徴とする建設機械の燃料冷却装置。
  2. 旋回体上の右及び左側後方部にそれぞれ載置された第1及び第2のエンジンと、前記旋回体上にける前記第1のエンジンと第2のエンジン間に載置された燃料タンクと、前記旋回体上の右側前方部に配置された冷却ファン付の作動油クーラとを備えた建設機械の燃料冷却装置であって、
    前記第1のエンジンからの余剰燃料を前記燃料タンク側に戻す第1の燃料戻し管と、
    前記第2のエンジンからの余剰燃料を前記燃料タンク側に戻す第2の燃料戻し管と、
    前記第1もしくは第2の燃料戻し管のいずれか一方の管の途中でかつ前記作動油クーラ部分に配置され、前記第1及び第2の燃料戻し管中の燃料温度相当分の熱交換容量を有する熱交換器と、
    を備えたことを特徴とする建設機械の燃料冷却装置。
  3. 旋回体上の右及び左側後方部にそれぞれ載置された第1及び第2のエンジンと、前記旋回体上にける前記第1のエンジンと第2のエンジン間に載置された燃料タンクと、前記旋回体上の右側前方部に配置した作動油クーラとを備えた建設機械の燃料冷却装置であって、
    前記第1のエンジンからの余剰燃料を前記燃料タンク側に戻す第1の燃料戻し管と、
    前記第2のエンジンからの余剰燃料を前記燃料タンク側に戻す第2の燃料戻し管と、
    前記第1の燃料戻し管の途中でかつ前記作動油クーラ部分に配置され、前記第1及び第2の燃料戻し管中の燃料温度相当分の熱交換容量を有する熱交換器と、
    を備えたことを特徴とする建設機械の燃料冷却装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の建設機械の燃料冷却装置において、
    前記熱交換器は、前記第1及び第2の燃料戻し管中の燃料温度相当分を熱交換する冷却表面積を有することを特徴とする建設機械の燃料冷却装置。
  5. 請求項4に記載の建設機械の燃料冷却装置において、
    前記熱交換器は、少なくとも2つの熱交換器を備え、並列又は直列に連結されていることを特徴とする建設機械の燃料冷却装置。
  6. 請求項4に記載の建設機械の燃料冷却装置において、
    前記熱交換器は、1つの熱交換器であることを特徴とする建設機械の燃料冷却装置。
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