JP3481871B2 - 建設機械 - Google Patents

建設機械

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JP3481871B2
JP3481871B2 JP30785598A JP30785598A JP3481871B2 JP 3481871 B2 JP3481871 B2 JP 3481871B2 JP 30785598 A JP30785598 A JP 30785598A JP 30785598 A JP30785598 A JP 30785598A JP 3481871 B2 JP3481871 B2 JP 3481871B2
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    • E02F9/08Superstructures; Supports for superstructures
    • E02F9/0858Arrangement of component parts installed on superstructures not otherwise provided for, e.g. electric components, fenders, air-conditioning units
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
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  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ラジエー
タ、オイルクーラ、インタクーラ等の熱交換器を備えた
建設機械に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、建設機械としては油圧ショベル
等の旋回式建設機械が知られており、この油圧ショベル
は、下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に設けら
れた上部旋回体とを備えている。
【0003】また、上部旋回体は、前側に作業装置が設
けられた旋回フレームと、該旋回フレームの後側に左,
右方向に延びる横置き状態に搭載されたエンジンと、前
記作業装置とバランスさせるために前記旋回フレームの
後端部に取付けられたカウンタウェイトと、前記エンジ
ンの左,右方向の一方側に設けられた熱交換器とによっ
て大略構成されている(例えば、実開平2−90321
号公報等)。
【0004】ここで、熱交換器としては、エンジンの近
傍に位置し、該エンジンからの冷却水を冷却するラジエ
ータ、下部走行体、作業装置を動作させるための作動油
を冷却するオイルクーラ等の第1の熱交換器と、該第1
の熱交換器の上流側に重なるように位置し、エンジンに
設けられた過給器からの圧縮空気を冷却するインタクー
ラ等の第2の熱交換器とがある。そして、第1の熱交換
器,第2の熱交換器には、それぞれ流入配管,流出配管
が接続され、これらの配管は各熱交換器、エンジンの周
囲で取り回されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による油圧ショベルでは、複数の熱交換器を設け
ているから、これらの熱交換器に接続される流入配管、
流出配管等の多くの配管がエンジン、熱交換器等の周囲
に配設される。このため、エンジン、熱交換器等の周囲
には、これらの配管を取り回すためのスペースが必要と
なる。
【0006】そこで、カウンタウェイトを後方に移動し
てエンジン、熱交換器の周囲のスペースを広げることが
考えられるが、この場合には、カウンタウェイトを後方
に移動させた分だけ、上部旋回体が旋回するときの回転
半径(旋回半径)が大きくなってしまうから、油圧ショ
ベルの作業性能が低下するという問題がある。
【0007】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、カウンタウェイトを後
方に移動させることなく熱交換器に配管を接続でき、作
業性能を向上できるようにした建設機械を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による建設機械
は、前側に作業装置が設けられたフレームと、該フレー
ムの後側に左,右方向に延び横置き状態に搭載された
エンジンと、前記作業装置とバランスさせるために前記
フレームの後端部に取付けられ前面側が前記エンジンと
対向した状態で左,右方向に延びたカウンタウェイト
と、前記エンジンの左,右方向の一方側に位置して設け
られた第1の熱交換器と、該第1の熱交換器を挟んで前
記エンジンと反対側に位置し該第1の熱交換器の厚さ方
向に重ねて設けられた第2の熱交換器とを有している。
【0009】 上述した課題を解決するために、請求項
1の発明が採用する構成の特徴は、第1の熱交換器の幅
方向前側を通って第2の熱交換器に接続された第1の流
体配管と、カウンタウェイトを利用して設けられ、第1
の熱交換器の幅方向後側を通って第2の熱交換器に接続
された第2の流体配管とを備え、該第2の流体配管は、
前記カウンタウェイト内を左,右方向に延びる構成とし
たことにある。
【0010】このように構成したことにより、第2の流
体配管を第1の熱交換器の幅方向後側を通して第2の熱
交換器に接続した場合でも、第1の熱交換器とカウンタ
ウェイトとの間には配管を通すためのスペースを必要と
しないから、カウンタウェイトを第1の熱交換器の幅方
向後側に近接して配置することができ、建設機械の車体
長さを短くすることができる。
【0011】また、請求項2の発明のように、第1の熱
交換器はエンジンからの冷却水を冷却するラジエータま
たは作動油を冷却するオイルクーラとし、第2の熱交換
器はエンジンに設けられる過給器からの圧縮空気を冷却
するためのインタクーラとしてもよい。
【0012】 請求項3の発明によると、第2の熱交換
器と第2の流体配管との間は、別個の管体を用いて接続
したことにある。これにより、組立時には第2の熱交換
器と第2の流体配管とを管体を介して容易に接続するこ
とができる。
【0013】請求項4の発明は、カウンタウェイトは、
中空に形成された箱体と、該箱体内に充填された重量物
とによって構成し、第2の流体配管は前記箱体内を左,
右方向に延びて設けられ、両端側が前記箱体の前面板に
流入側接続口,流出側接続口として開口したパイプ部材
によって構成したことにある。
【0014】このように構成したことにより、第2の流
体配管を形成するパイプ部材のほぼ全体をカウンタウェ
イトの箱体内に収めることができ、カウンタウェイトを
第1の熱交換器に近接した位置に配設することができ
る。
【0015】請求項5の発明は、カウンタウェイトは、
中空に形成された箱体と、該箱体内に充填された重量物
とによって構成し、第2の流体配管は、前記箱体の前面
板外面に左,右方向に離間して設けられた流入側接続
口,流出側接続口と、前記箱体内を左,右方向に延びて
設けられ、前面板内面との間に該流入側接続口と流出側
接続口とを連通する連通路を画成した枠部材とによって
構成したことにある。
【0016】このように構成したことにより、流入側接
続口と流出側接続口とに亘り箱体の前面板内面に枠部材
を固着することによって第2の流体配管を形成すること
ができる。また、第2の流体配管のほぼ全体をカウンタ
ウェイトの箱体内に収めることができ、カウンタウェイ
トを第1の熱交換器に近接した位置に配設することがで
きる。
【0017】請求項6の発明は、カウンタウェイトは、
中空に形成された箱体と、該箱体内に充填された重量物
とによって構成し、第2の流体配管は、前記箱体の上面
板と前記重量物の上面との間に画成された空間部と、前
記箱体の前面板外面に左,右方向に離間して設けられ、
該空間部に連通した流入側接続口,流出側接続口とによ
って構成したことにある。
【0018】このように構成したことにより、箱体内に
重量物を充填したときに該重量物の上面と箱体の上面板
との間に画成される空間部を利用して第2の流体配管を
形成することができる。また、第2の流体配管のほぼ全
体をカウンタウェイトの箱体内に収めることができ、カ
ウンタウェイトを第1の熱交換器に近接した位置に配設
することができる。
【0019】請求項7の発明は、カウンタウェイトは少
なくとも前面、後面、上面および下面を有する鋳造体に
よって形成し、第2の流体配管は鋳造体をなしたカウン
タウェイトの内部を中空穴として左,右方向に延びて形
成され、両端側が前記前面に流入側接続口,流出側接続
口として開口した中空通路によって構成したことにあ
る。
【0020】このように構成したことにより、カウンタ
ウェイトを鋳造するときに第2の流体配管を構成する中
空通路を一緒に成形することができ、該第2の流体配管
を容易に設けることができる。また、第2の流体配管の
ほぼ全体をカウンタウェイトの外形寸法内に収めること
ができ、カウンタウェイトを第1の熱交換器に近接した
位置に配設することができる。
【0021】請求項8の発明は、カウンタウェイトは少
なくとも前面、後面、上面および下面を有する鋳造体に
よって形成し、第2の流体配管は、前記カウンタウェイ
トの前面に左,右方向に延びて凹設された凹陥溝と、該
凹陥溝との間に通路を画成し、左,右方向の両側に該通
路に連通する流入側接続口,流出側接続口が設けられた
閉塞板とによって構成したことにある。
【0022】 このように構成したことにより、カウン
タウェイトの成形時に前面に凹設された凹陥溝を覆うよ
うに閉塞板を固着することにより、第2の流体配管を容
易に設けることができる。しかも、第2の流体配管のほ
ぼ全体をカウンタウェイトの外形寸法内に収めることが
でき、カウンタウェイトを第1の熱交換器に近接した位
置に配設することができる。さらに、請求項9の発明に
よると、第2の流体配管は、カウンタウェイト内を前面
側に位置して左,右方向に延びる構成としている。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
建設機械として油圧ショベルを例に挙げ、添付図面に従
って詳細に説明する。
【0024】まず、図1ないし図4は本発明の第1の実
施の形態を示すに、1は下部走行体、2は該下部走行体
1上に旋回可能に搭載された上部旋回体で、該上部旋回
体2は、構造体をなす旋回フレーム3と、該旋回フレー
ム3の前部左側に設けられたキャブ4と、前記旋回フレ
ーム3の後側に取付けられた後述のカウンタウェイト1
7とによって大略構成され、前記旋回フレーム3の前側
には土砂の掘削作業等を行なうための作業装置5が設け
られている。
【0025】ここで、旋回フレーム3は、図2に示す如
く、ほぼ平行に配設されたセンタフレーム6,6(片方
のみ図示)と、該各センタフレーム6の左,右方向の外
側に設けられたサイドフレーム7,7(片方のみ図示)
と、各センタフレーム6と各サイドフレーム7とを連結
する複数本の張り出しビーム8,8等とによって構成さ
れ、旋回フレーム3の下側はアンダカバー9によって覆
われている。
【0026】10は旋回フレーム3上に設けられ、該旋
回フレーム3上に機械室を画成する建屋カバーで、該建
屋カバー10は、サイドフレーム7,7に沿って前後方
向に延び上向きに立設された側面カバー11,11と、
該各側面カバー11の上端側を覆うように水平方向に延
び中央に開口部12Aが形成された上面カバー12とに
よって大略構成されている。
【0027】13は上面カバー12に設けられたエンジ
ンカバーで、該エンジンカバー13は、開口部12Aを
開閉するもので、上面カバー12に回動可能に取付けら
れている。
【0028】14は建屋カバー10内に設けられ、各セ
ンタフレーム6の後側に左,右方向に延びる横置き状態
に搭載されたエンジンで、該エンジン14の左側には冷
却ファン15が取付けられ、右側には油圧ポンプ(図示
せず)が取付けられている。ここで、前記冷却ファン1
5は、エンジン14によって回転駆動されることによ
り、建屋カバー10内に外気を吸込み、この外気を冷却
風としてインタクーラ24、オイルクーラ21、ラジエ
ータ20に向け順次供給するものである。
【0029】16はエンジン14に設けられたターボ過
給器16で、該ターボ過給器16は、駆動側のタービン
室がエキゾーストマニホールドとマフラに接続され、従
動側のタービン室が後述の流入配管28とエアクリーナ
からの吸気ホース(いずれも図示せず)に接続されてい
る。そして、ターボ過給器16は、エンジン14の排気
によって回転駆動されることにより、圧縮した空気をイ
ンタクーラ24等を介してエンジン14の吸気側に供給
するものである。
【0030】17は旋回フレーム3の各センタフレーム
6後端部に取付けられ、作業装置5とバランスをとるカ
ウンタウェイトで、該カウンタウェイト17は、図3、
図4に示すように、ほぼ平坦に形成された前面板18
A、後方に向けて突出した円弧状の後面板18B、左,
右の側面板18C,18C、上面板18Dおよび下面板
18Eによって中空に形成された箱体をなすウェイトカ
バー18と、該ウェイトカバー18内に充填されたコン
クリート、切削金属片(切粉)等の重量物19とによっ
て構成されている。また、ウェイトカバー18の前面板
18Aには、上部側寄りで左,右方向に離間した位置に
取付穴18A1 ,18A1 が形成されている。
【0031】 20は建屋カバー10内に設けられた
1の熱交換器をなすラジエータで、該ラジエータ20
は、冷却ファン15の左側に隣接する位置で、図3に示
す如く、旋回フレーム3の張り出しビーム8,8上にボ
ルト止めされている。そして、ラジエータ20は、エン
ジン14のウォータジャケット(図示せず)に接続さ
れ、該エンジン14との間で循環するエンジン冷却水の
熱を熱交換して冷却風中に放出し、このエンジン冷却水
を冷却するものである。
【0032】21はラジエータ20の左側に重ねて取付
けられた第1の熱交換器をなすオイルクーラで、該オイ
ルクーラ21は、下部走行体1、作業装置5等のアクチ
ュエータから戻り配管(図示せず)を介して供給される
作動油の熱を放出して冷却するもので、冷却された作動
油は作動油タンク(図示せず)に戻される。
【0033】22はオイルクーラ21の左面に重ねて設
けられた防塵ネットで、該防塵ネット22は、比較的大
きな塵埃等の異物がオイルクーラ21、ラジエータ20
に詰って堆積するのを防止するもので、オイルクーラ2
1の前,後方向(幅方向)両端部に上,下方向に延びて
設けられた断面略L字状のガイド部材23,23間に保
持されている。
【0034】24はオイルクーラ21、ラジエータ20
を挟んでエンジン14と反対側に位置してオイルクーラ
21の厚さ方向に重ねて設けられた第2の熱交換器とし
てのインタクーラで、該インタクーラ24は、後側(カ
ウンタウェイト17側)に位置する流入側タンク25
と、前側(キャブ4側)に位置する流出側タンク26
と、該各タンク25,26間に設けられ、複数本の細
管、放熱フィンからなる放熱部27とによって大略構成
されている。また、流入側タンク25には、流入側の接
続配管25Aが後側に延びて設けられ、該接続配管25
Aは後述の流入配管28の流出側接続口28Bに接続さ
れている。
【0035】さらに、流出側タンク26は、オイルクー
ラ21、ラジエータ20よりも前側に突出し、その突出
部位にはオイルクーラ21、ラジエータ20の幅方向前
側をエンジン14側に延びる流出側の接続配管26Aが
設けられている。
【0036】そして、インタクーラ24は、エンジン1
4のターボ過給器16によって圧縮された空気を流入配
管28を介して流入側タンク25内に流入させ、この圧
縮空気を放熱部27で流通させることによって冷却する
もので、冷却された圧縮空気は流出側タンク26から流
出配管29を介してエンジン14のインテイクマニホー
ルドに供給される。
【0037】28はエンジン14のターボ過給器16と
インタクーラ24とを接続する第2の流体配管をなす流
入配管で、該流入配管28は、図4に示す如く、カウン
タウェイト17の外形をなすウェイトカバー18の前面
板18A内面に沿うように左,右方向に向けて延びて設
けられている。また、流入配管28の左,右両側は前側
に屈曲し、前面板18Aの各取付穴18A1 をそれぞれ
貫通して流入側接続口28A,流出側接続口28Bを形
成している。
【0038】このように、流入配管28は、ほぼコ字状
に折り曲げられたパイプ部材をカウンタウェイト17を
利用して設けることにより、流入側接続口28A,流出
側接続口28Bを除く殆どの部分がカウンタウェイト1
7内に収まっている。なお、流入配管28は、その両側
が前面板18Aの取付穴18A1 に挿通された状態で、
該前面板18Aに溶接等の固着手段によって固着されて
いる。
【0039】そして、流入配管28は、上流側となる右
側に位置する流入側接続口28Aが後述のゴムホース3
0を介してターボ過給器16の従動側のタービン室に接
続され、下流側となる左側に位置する流出側接続口28
Bが流入側タンク25の接続配管25Aにゴムホース3
0を介して接続されている。これにより、流入配管28
は、ラジエータ20、オイルクーラ21の幅方向後側を
通るように取り回されている。
【0040】29はインタクーラ24とエンジン14と
を接続する第1の流体配管をなす流出配管で、該流出配
管29は上流側が流出側タンク26の接続配管26Aに
ゴムホース30を介して接続され、他端側がエンジン1
4のインテイクマニホールドに接続されている。そし
て、流出配管29は流入配管28の反対側に位置し、ラ
ジエータ20、オイルクーラ21の幅方向前側を通して
取り回されている。
【0041】30,30,…はターボ過給器16と流入
配管28の流入側接続口28Aとの間、インタクーラ2
4の流入側タンク25の接続配管25Aと流入配管28
の流出側接続口28Bとの間、流出側タンク26の接続
配管26Aと流出配管29との間等を接続し、これらの
部材と別個に設けられた管体としての複数のゴムホース
で、該各ゴムホース30は可撓性を有する管として形成
されている。そして、ゴムホース30は、例えば作業
時、組立時等にインタクーラ24の接続配管25Aと流
入配管28の流入側接続口28Aとの間に相対的なずれ
が生じた場合でも、ずれに応じて変形することによりこ
のずれを許容することができる。
【0042】本実施の形態による油圧ショベルは上述の
如き構成を有するもので、エンジン14によって油圧ポ
ンプを駆動することにより、該油圧ポンプから下部走行
体1、作業装置5の各アクチュエータに圧油を供給し、
下部走行体1を走行させたり、作業装置5を俯仰動させ
て土砂の掘削作業を行なったりする。
【0043】一方、エンジン14の運転時には、該エン
ジン14によって冷却ファン15が回転駆動され、外部
の空気を冷却風として建屋カバー10内に吸込み、この
冷却風をインタクーラ24、オイルクーラ21、ラジエ
ータ20に順次供給し、吸入空気、作動油、エンジン冷
却水を冷却する。
【0044】一方、冷却風中には多くの塵埃等の異物が
混入しているが、この異物を防塵ネット22によって捕
らえることができ、塵埃等の堆積によってオイルクーラ
21、ラジエータ20による冷却効率が低下するのを防
止することができる。しかも、防塵ネット22に捕らえ
た異物を除去する場合には、防塵ネット22を上方に引
き抜くことにより異物の除去作業を容易に行なうことが
できる。
【0045】このように本実施の形態によれば、エンジ
ン14のターボ過給器16とインタクーラ24の流入側
タンク25とを接続する流入配管28をカウンタウェイ
ト17を利用して設けると共に、流入配管28をカウン
タウェイト17内にほぼ収める構成としている。これに
より、ラジエータ20、オイルクーラ21とカウンタウ
ェイト17との間から配管をなくすことができ、カウン
タウェイト17をラジエータ20、オイルクーラ21に
近接して配設できるから、上部旋回体2の前,後方向の
長さ寸法を短くして旋回半径を小さくすることができ、
油圧ショベルの作業性能を向上することができる。
【0046】しかも、流入配管28をラジエータ20、
オイルクーラ21の幅方向後側を通して取り回し、流出
配管29をラジエータ20、オイルクーラ21の幅方向
前側を通して取り回しているから、ラジエータ20、オ
イルクーラ21の上側から配管をなくすことができる。
これにより熱交換装置全体の高さ寸法を低くすることが
できるから、建屋カバー10のエンジンカバー13を低
くすることができ、キャブ4からの後方視界を良好にし
て、作業性、安全性を高めることができる。
【0047】また、流入配管28をカウンタウェイト1
7内を通すことにより、流入配管を固定するためのクラ
ンプ等を省略することができ、組立作業性の向上、コス
トの低減を図ることができる。
【0048】さらに、流入配管28内を流通する圧縮空
気の熱を大きな表面積を有するカウンタウェイト17側
に逃すことができるから、圧縮空気を効率よく冷却する
ことができる。また、インタクーラ24を小型化するこ
とができる。
【0049】また、流入配管28は1本のパイプ部材を
折り曲げて形成しているから、該流入配管28は、カウ
ンタウェイト17内の所望の位置に固着するだけで容易
に配設することができ、組立作業性の向上、コストの低
減等を図ることができる。
【0050】一方、防塵ネット22を清掃するときに
は、簡単に防塵ネット22を引き抜くことができ、防塵
ネット22の清掃作業を容易にして、作業性を向上する
ことができる。
【0051】次に、図5および図6は本発明の第2の実
施の形態を示すに、本実施の形態の特徴は、第2の流体
配管は、箱体の前面板外面に左,右方向に離間して設け
られた流入側接続口,流出側接続口と、箱体内を左,右
方向に延びて設けられ、前面板内面との間に該流入側接
続口と流出側接続口とを連通する連通路を画成した枠部
材とによって構成したことにある。なお、本実施の形態
では、前述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同
一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0052】41は第1の実施の形態による流入配管2
8に代えて用いられた本実施の形態による第2の流体配
管をなす流入配管で、該流入配管41は、図6に示す如
く、ウェイトカバー18の前面板18A外面に左,右方
向に離間して設けられた接続口をなす流入側接続筒4
2,流出側接続筒43と、ウェイトカバー18内を左,
右方向に延びて設けられ、前面板18A内面に固着され
た断面コ字状の角枠部材44とによって構成され、該角
枠部材44は、前面板18A内面との間に前記流入側接
続筒42と流出側接続筒43とを連通する連通路45を
画成している。
【0053】そして、流入配管41は、流入側接続筒4
2がエンジン14のターボ過給器16に接続され、流出
側接続筒43がインタクーラ24の流入側タンク25に
接続される。
【0054】かくして、このように構成される本実施の
形態においても、前述した第1の実施の形態とほぼ同様
の作用効果を得ることができるが、特に、本実施の形態
では、カウンタウェイト17の一部をなすウェイトカバ
ー18の前面板18Aを利用して流入配管41を容易に
形成することができ、また、流入配管41を構成する部
品形状を簡略化することができる。
【0055】次に、図7および図8は本発明の第3の実
施の形態を示すに、本実施の形態の特徴は、第2の流体
配管は、箱体の上面板と重量物の上面との間に画成され
た空間部と、箱体の前面板外面に左,右方向に離間して
設けられ、該空間部に連通した流入側接続口,流出側接
続口とによって構成したことにある。なお、本実施の形
態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成要素に
同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0056】51は第1の実施の形態によるカウンタウ
ェイト17に代えて用いられた本実施の形態によるカウ
ンタウェイトで、該カウンタウェイト51は、前記第1
の実施の形態によるカウンタウェイト17とほぼ同様
に、前面板52A、後面板52B、左,右の側面板52
C,52C、上面板52Dおよび下面板52Eからなる
箱体としてのウェイトカバー52と、該ウェイトカバー
52内に充填された重量物53とによって構成されてい
る。
【0057】しかし、本実施の形態によるカウンタウェ
イト51は、前記ウェイトカバー52の前面板52Aに
形成された左,右の取付穴52A1 ,52A1 が、第1
の実施の形態による取付穴18A1 よりも上,下方向の
上側に形成されている点と、重量物53の充填量が、図
8に示すように第1の実施の形態による重量物19と比
較して少ない点で第1の実施の形態と相違している。
【0058】54は第1の実施の形態による流入配管2
8に代えて用いられた本実施の形態による第2の流体配
管をなす流入配管で、該流入配管54は、ウェイトカバ
ー52の上面板52Dと重量物53の上面53Aとの間
に画成された空間部55と、ウェイトカバー52の前面
板52Aに位置して取付穴52A1 ,52A1 に固着さ
れ、該空間部55に連通した接続口をなす流入側接続筒
56,流出側接続筒57とによって構成されている。
【0059】そして、流入配管54は、流入側接続筒5
6がエンジン14のターボ過給器16に接続され、流出
側接続筒57がインタクーラ24の流入側タンク25に
接続される。
【0060】かくして、このように構成される本実施の
形態においても、前記各実施の形態とほぼ同様の作用効
果を得ることができるが、特に、本実施の形態では、重
量物53の上面53Aとウェイトカバー52の上面板5
2Dとの間に形成される空間部55を利用して流入配管
54を構成することができるから、流入配管54の構成
を簡略化でき、組立作業性の向上し、製造コストを低減
することができる。
【0061】次に、図9および図10は本発明の第4の
実施の形態を示すに、本実施の形態の特徴は、カウンタ
ウェイトは少なくとも前面、後面、上面および下面を有
する鋳造体によって形成し、第2の流体配管は鋳造体を
なしたカウンタウェイトの内部を中空穴として左,右方
向に延びて設けられ、両端側が前記前面に流入側接続
口,流出側接続口として開口した中空通路によって構成
したことにある。なお、本実施の形態では、前述した第
1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、
その説明を省略するものとする。
【0062】61は第1の実施の形態によるカウンタウ
ェイト17に代えて用いられた本実施の形態によるカウ
ンタウェイトで、該カウンタウェイト61は、前面61
A、後面61B、左,右の側面61C,61C、上面6
1Dおよび下面61Eを有する鋳造体によって形成され
ている。ここで、鋳造体をなすカウンタウェイト61
は、例えば鋳鉄を鋳型内で鋳込むことにより鋳造品とし
て製造されている。
【0063】62は第1の実施の形態による流入配管2
8に代えて用いられた本実施の形態による第2の流体配
管をなす流入配管で、該流入配管62は、図10に示す
ように、カウンタウェイト61の前面61Aの上部側寄
りで左,右方向に離間して位置し、前側に向けて突出し
た接続口をなす流入側接続筒63,流出側接続筒64
と、カウンタウェイト61の内部を中空穴として前面6
1Aに沿って左,右方向に延びて形成され、左,右両側
が前側に屈曲してそれぞれ流入側接続筒63,流出側接
続筒64内に開口した中空通路65とによって構成され
ている。
【0064】そして、流入配管62は、流入側接続筒6
3がエンジン14のターボ過給器16に接続され、流出
側接続筒64がインタクーラ24の流入側タンク25に
接続される。
【0065】かくして、このように構成される本実施の
形態においても、前述した各実施の形態とほぼ同様の作
用効果を得ることができるが、特に、本実施の形態で
は、カウンタウェイト61を成形するときに流入配管6
2を一緒に成形することができるから、より一層構成を
簡略化でき、組立作業性の向上、製造コストの低減等を
図ることができる。
【0066】次に、図11および図12は本発明の第5
の実施の形態を示すに、本実施の形態の特徴は、カウン
タウェイトは少なくとも前面、後面、上面および下面を
有する鋳造体によって形成し、第2の流体配管は、カウ
ンタウェイトの前面に左,右方向に延びて凹設された凹
陥溝と、該凹陥溝との間に通路を画成し、左,右方向の
両側に該通路に連通する流入側接続口,流出側接続口が
設けられた閉塞板とによって構成したことにある。な
お、本実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同
一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略する
ものとする。
【0067】71は第1の実施の形態によるカウンタウ
ェイト17に代えて用いられた本実施の形態によるカウ
ンタウェイトで、該カウンタウェイト71は、前面71
A、後面71B、上面71Cおよび下面71Dを有する
鋳造体によって形成されている。ここで、本実施の形態
によるカウンタウェイト71は、図12に示すように、
後面71Bが前面71Aの左,右両端まで延びる円弧を
もって形成されており、これにより、第1の実施の形態
に形成されていた側面(側面板)は省略されている。
【0068】72は第1の実施の形態による流入配管2
8に代えて用いられた本実施の形態による第2の流体配
管をなす流入配管で、該流入配管72は、カウンタウェ
イト71の前面71Aの上部側寄りを左,右方向に延び
て凹設された凹陥溝73と、該凹陥溝73を閉塞するよ
うに前面71Aに固着され、該凹陥溝73との間に空気
通路75を画成した閉塞板74とによって大略構成さ
れ、該閉塞板74には左,右方向の両側に位置し、前記
空気通路75に連通すると共に前側に突出して接続口を
なす流入側接続筒76,流出側接続筒77が一体的に設
けられている。
【0069】そして、流入配管72は、流入側接続筒7
6がエンジン14のターボ過給器16に接続され、流出
側接続筒77がインタクーラ24の流入側タンク25に
接続される。
【0070】かくして、このように構成される本実施の
形態においても、前述した各実施の形態とほぼ同様の作
用効果を得ることができる。
【0071】なお、各実施の形態では、第2の熱交換器
としてインタクーラ24を例に挙げて説明したが、本発
明はこれに限らず、例えば第2の熱交換器として空気調
和装置のコンデンサ等を適用してもよい。
【0072】また、図5、図6に示す第2の実施の形態
では、枠部材として断面コ字状の角枠部材44を用いた
場合を例に挙げて説明したが、これに替えて、例えば断
面半円弧状の円枠部材、断面く字状の三角枠部材等の他
の枠部材を用いてもよい。
【0073】また、図11、図12に示す第5の実施の
形態では、鋳造体をなしたカウンタウェイト71の前面
71Aに凹陥溝73を凹設し、前面71Aに該凹陥溝7
3を閉塞するように閉塞板74を固着することにより流
入配管72を形成した場合を例に挙げて説明したが、本
発明はこの構成に限るものではなく、第5の実施の形態
による流入配管72の構成を、例えば第1の実施の形態
で述べたウェイトカバー18と重量物19とからなるカ
ウンタウェイト17に適用してもよい。
【0074】この場合には、ウェイトカバー18の前面
18Aにプレス加工、溶接加工等によって凹陥溝を形成
し、前面18Aに該凹陥溝を閉塞するように閉塞板74
を固着する構成とすればよい。
【0075】また、図11、図12に示す第5の実施の
形態では、カウンタウェイト71を前面71A、後面7
1B、上面71Cおよび下面71Dを有し、左,右の側
面のない鋳造体によって形成した場合を例に挙げて説明
したが、この構成を第1ないし第4の実施の形態のよう
に、左,右の側面を有するカウンタウェイトに適用して
もよい。
【0076】一方、第1ないし第4の実施の形態では、
カウンタウェイト17,51,61は左,右の側面を有
する形式のものを例示したが、第1ないし第4の実施の
形態に上記第5の実施の形態と同様に左,右の側面がな
いカウンタウェイトを用いてもよい。
【0077】また、図1ないし図4に示す第1の実施の
形態では、ターボ過給器16をエンジン14の後側に配
置することにより、流出配管29が第1の流体配管とし
て前側(キャブ4側)に配置され、流入配管28が第2
の流体配管として後側(カウンタウェイト17側)に配
置された場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明は
このような配置に限るものではなく、エンジン14の配
置が左,右で入れ替わった場合、即ちターボ過給器16
が前側に配設された場合には、第1の流体配管となる流
入配管28を前側に配置し、第2の流体配管となる流出
配管29を後側に配置する構成とすればよい。なお、こ
の構成は第2ないし第5の実施の形態にも同様に適用す
ることができる。
【0078】さらに、各実施の形態では、建設機械とし
て油圧ショベルを例に挙げて説明したが、本発明はこれ
に限るものではなく、例えばホイールローダ、油圧クレ
ーン、ブルドーザ等の他の建設機械に適用してもよい。
【0079】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、ラジエータ、オイルクーラ等の第1の熱交換器の
幅方向前側を通ってインタクーラ等の第2の熱交換器に
接続された第1の流体配管と、カウンタウェイトを利用
して設けられ、第1の熱交換器の幅方向後側を通って第
2の熱交換器に接続された第2の流体配管とを備え、該
第2の流体配管は、前記カウンタウェイト内を左,右方
向に延びる構成としているので、第2の流体配管を第1
の熱交換器の幅方向後側を通して第2の熱交換器に接続
する場合、第1の熱交換器とカウンタウェイトとの間
には、第2の流体配管を通すためのスペースを設ける
がなくなる。このため、カウンタウェイトを第1の熱
交換器の幅方向後側に近接して配置することができ、建
設機械の車体長さを前記スペース分だけ短くして旋回半
径を小さくできると共に、建設機械の作業性能を向上す
ることができる。
【0080】 また、熱交換器等の配管の取り回し、他
の機器の配置を余裕をもってレイアウトすることができ
るから、組立作業性、メンテナンス作業性を向上でき、
また製造コストを低減することができる。また、請求項
2の発明によると、第1の熱交換器はエンジンからの冷
却水を冷却するラジエータまたは作動油を冷却するオイ
ルクーラとし、第2の熱交換器はエンジンに設けられる
過給器からの圧縮空気を冷却するためのインタクーラと
することができる。
【0081】 請求項3の発明、第2の熱交換器と第
2の流体配管との間、別個の管体を用いて接続してい
るから、組立時には第2の熱交換器と第2の流体配管と
を管体を介して容易に接続することができ、組立作業性
を向上することができる。
【0082】請求項4の発明によれば、カウンタウェイ
トを、中空に形成された箱体と、該箱体内に充填された
重量物とによって構成し、第2の流体配管は前記箱体内
を左,右方向に延びて設けられ、両端側が前記箱体の前
面板に流入側接続口,流出側接続口として開口したパイ
プ部材によって構成しているから、第2の流体配管を形
成するパイプ部材のほぼ全体をカウンタウェイトの箱体
内に収めることができ、該カウンタウェイトを第1の熱
交換器に近接した位置に配設することができる。
【0083】請求項5の発明によれば、カウンタウェイ
トを、中空に形成された箱体と、該箱体内に充填された
重量物とによって構成し、第2の流体配管を、前記箱体
の前面板外面に左,右方向に離間して設けられた流入側
接続口,流出側接続口と、前記箱体内を左,右方向に延
びて設けられ、前面板内面との間に該流入側接続口と流
出側接続口とを連通する連通路を画成した枠部材とによ
って構成しているから、箱体の前面板を利用して枠部材
との間に連通路を画成することができ、第2の流体配管
を容易に形成することができる。また、第2の流体配管
のほぼ全体をカウンタウェイトの箱体内に収めることが
でき、該カウンタウェイトを第1の熱交換器に近接した
位置に配設することができる。
【0084】請求項6の発明によれば、カウンタウェイ
トを、中空に形成された箱体と、該箱体内に充填された
重量物とによって構成し、第2の流体配管は、前記箱体
の上面板と前記重量物の上面との間に画成された空間部
と、前記箱体の前面板外面に左,右方向に離間して設け
られ、該空間部に連通した流入側接続口,流出側接続口
とによって構成しているから、箱体内に重量物を充填し
たときに該重量物の上面と箱体の上面板との間に画成さ
れる空間部を利用して第2の流体配管を形成することが
でき、第2の流体配管を容易に形成することができる。
また、第2の流体配管のほぼ全体をカウンタウェイトの
箱体内に収めることができるから、該カウンタウェイト
を第1の熱交換器に近接した位置に配設することができ
る。
【0085】請求項7の発明によれば、カウンタウェイ
トを少なくとも前面、後面、上面および下面を有する鋳
造体によって形成し、第2の流体配管は鋳造体をなした
カウンタウェイトの内部を中空穴として左,右方向に延
びて形成され、両端側が前記前面に流入側接続口,流出
側接続口として開口した中空通路によって構成している
から、カウンタウェイトを鋳造するときに第2の流体配
管を構成する中空通路を一緒に成形することができ、該
第2の流体配管を容易に設けることができる。また、第
2の流体配管のほぼ全体をカウンタウェイトの外形寸法
内に収めることができ、該カウンタウェイトを第1の熱
交換器に近接した位置に配設することができる。
【0086】 請求項8の発明によれば、カウンタウェ
イトを少なくとも前面、後面、上面および下面を有する
鋳造体によって形成し、第2の流体配管を、前記カウン
タウェイトの前面に左,右方向に延びて凹設された凹陥
溝と、該凹陥溝との間に通路を画成し、左,右方向の両
側に該通路に連通する流入側接続口,流出側接続口が設
けられた閉塞板とによって構成しているから、カウンタ
ウェイトの前面に凹設された凹陥溝を覆うように閉塞板
を固着することにより、第2の流体配管を容易に設ける
ことができる。しかも、第2の流体配管のほぼ全体をカ
ウンタウェイトの外形寸法内に収めることができ、カウ
ンタウェイトを第1の熱交換器に近接した位置に配設す
ることができる。さらに、請求項9の発明によると、第
2の流体配管は、カウンタウェイト内を前面側に位置し
て左,右方向に延びる構成としているので、前述した請
求項1の発明と同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に適用される油圧シ
ョベルを示す正面図である。
【図2】上部旋回体の後部側に位置する建屋カバー内の
要部をエンジンカバーを省略した状態で示す要部平面図
である。
【図3】建屋カバー、カウンタウェイト、ラジエータ、
オイルクーラ、インタクーラ等を図2中の矢示 III−II
I 方向からみた断面図である。
【図4】流入配管とカウンタウェイトを図3中の矢示IV
−IV方向からみた断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態による流入配管をカ
ウンタウェイトと一緒に示す断面図である。
【図6】流入配管とカウンタウェイトを図5中の矢示VI
−VI方向からみた断面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態による流入配管とカ
ウンタウェイトを示す断面図である。
【図8】流入配管とカウンタウェイトを図7中の矢示VI
II−VIII方向からみた断面図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態による流入配管とカ
ウンタウェイトを示す断面図である。
【図10】流入配管とカウンタウェイトを図9中の矢示
X−X方向からみた断面図である。
【図11】本発明の第5の実施の形態による流入配管と
カウンタウェイトを示す断面図である。
【図12】流入配管とカウンタウェイトを図11中の矢
示 XII−XII 方向からみた断面図である。
【符号の説明】
3 旋回フレーム 5 作業装置 14 エンジン 16 ターボ過給器 17,51,61,71 カウンタウェイト 18,52 ウェイトカバー 18A,52A 前面板 18D,52D 上面板 19,53 重量物 20 ラジエータ(第1の熱交換器) 21 オイルクーラ(第1の熱交換器) 24 インタクーラ(第2の熱交換器) 28,41,54,62,72 流入配管(第2の流体
配管) 28A 流入側接続口 28B 流出側接続口 29 流出配管(第1の流体配管) 30 ゴムホース(管体) 42,56,63,76 流入側接続筒(流入側接続
口) 43,57,64,77 流出側接続筒(流出側接続
口) 44 角枠部材(枠部材) 45 連通路 53A 上面 55 空間部 65 中空通路 73 凹陥溝 74 閉塞板 75 空気通路
フロントページの続き (72)発明者 川崎 浩二 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機 株式会社土浦工場内 (56)参考文献 特開 平10−103065(JP,A) 特開 平6−81366(JP,A) 実開 昭55−76269(JP,U) 実開 昭56−125441(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01P 11/10 B60K 5/04 B60K 11/04 F02B 29/04 E02F 9/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前側に作業装置が設けられたフレーム
    と、該フレームの後側に左,右方向に延び横置き状態
    に搭載されたエンジンと、前記作業装置とバランスさせ
    るために前記フレームの後端部に取付けられ前面側が前
    記エンジンと対向した状態で左,右方向に延びたカウン
    タウェイトと、前記エンジンの左,右方向の一方側に位
    置して設けられた第1の熱交換器と、該第1の熱交換器
    を挟んで前記エンジンと反対側に位置し該第1の熱交換
    器の厚さ方向に重ねて設けられた第2の熱交換器とを有
    する建設機械において、 前記第1の熱交換器の幅方向前側を通って前記第2の熱
    交換器に接続された第1の流体配管と 記カウンタウェイトを利用して設けられ、前記第1の
    熱交換器の幅方向後側を通って前記第2の熱交換器に接
    続された第2の流体配管とを備え 該第2の流体配管は、前記カウンタウェイト内を左,右
    方向に延びる構成とし たことを特徴とする建設機械。
  2. 【請求項2】 前記第1の熱交換器は前記エンジンから
    の冷却水を冷却するラジエータまたは作動油を冷却する
    オイルクーラであり、前記第2の熱交換器は前記エンジ
    ンに設けられる過給器からの圧縮空気を冷却するための
    インタクーラである請求項1に記載の建設機械。
  3. 【請求項3】 前記第2の熱交換器と第2の流体配管と
    の間は、別個の管体を用いて接続してなる請求項1また
    は2に記載の建設機械。
  4. 【請求項4】 前記カウンタウェイトは、中空に形成さ
    れた箱体と、該箱体内に充填された重量物とによって構
    成し、前記第2の流体配管は前記箱体内を左,右方向に
    延びて設けられ、両端側が前記箱体の前面板に流入側接
    続口,流出側接続口として開口したパイプ部材によって
    構成してなる請求項1,2または3に記載の建設機械。
  5. 【請求項5】 前記カウンタウェイトは、中空に形成さ
    れた箱体と、該箱体内に充填された重量物とによって構
    成し、前記第2の流体配管は、前記箱体の前面板外面に
    左,右方向に離間して設けられた流入側接続口,流出側
    接続口と、前記箱体内を左,右方向に延びて設けられ、
    前面板内面との間に該流入側接続口と流出側接続口とを
    連通する連通路を画成した枠部材とによって構成してな
    る請求項1,2または3に記載の建設機械。
  6. 【請求項6】 前記カウンタウェイトは、中空に形成さ
    れた箱体と、該箱体内に充填された重量物とによって構
    成し、前記第2の流体配管は、前記箱体の上面板と前記
    重量物の上面との間に画成された空間部と、前記箱体の
    前面板外面に左,右方向に離間して設けられ、該空間部
    に連通した流入側接続口,流出側接続口とによって構成
    してなる請求項1,2または3に記載の建設機械。
  7. 【請求項7】 前記カウンタウェイトは少なくとも前
    面、後面、上面および下面を有する鋳造体によって形成
    し、前記第2の流体配管は鋳造体をなしたカウンタウェ
    イトの内部を中空穴として左,右方向に延びて形成さ
    れ、両端側が前記前面に流入側接続口,流出側接続口と
    して開口した中空通路によって構成してなる請求項1,
    2または3に記載の建設機械。
  8. 【請求項8】 前記カウンタウェイトは少なくとも前
    面、後面、上面および下面を有する鋳造体によって形成
    し、前記第2の流体配管は、前記カウンタウェイトの前
    面に左,右方向に延びて凹設された凹陥溝と、該凹陥溝
    との間に通路を画成し、左,右方向の両側に該通路に連
    通する流入側接続口,流出側接続口が設けられた閉塞板
    とによって構成してなる請求項1,2または3に記載の
    建設機械。 【請求項9前記第2の流体配管は、前記カウンタウ
    ェイト内を前面側に位置して左,右方向に延びる構成と
    してなる請求項1,2,3,4,5,6,7または8に
    記載の建設機械。
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