JP2007109771A - プラズマ処理装置用のトレイ - Google Patents

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尚吾 置田
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浩海 朝倉
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彰三 渡邉
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隆三 宝珍
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Abstract

【課題】 プラズマ処理装置において、基板サセプタに対して基板を高い密着度で保持することによる基板の冷却効率の向上と、外周縁付近を含む基板表面の全領域での処理の均一化を図る。
【解決手段】 トレイ15は、厚み方向に貫通する基板収容孔19A〜19Dが設けられたトレイ本体15aと、基板収容孔19A〜19Dの孔壁15dから突出する基板支持部21を備える。トレイ本体15aの下面側から見ると基板収容孔19A〜19Dにより基板2の下面2aが露出している。
【選択図】図3

Description

本発明は、ドライエッチング装置、CVD装置等のプラズマ処理装置用のトレイに関する。
特許文献1には、基板を収容した有底のトレイを下部電極として機能する基板サセプタ上に配置し、トレイを介して間接的に基板を基板サセプタに対して静電吸着する構成のプラズマ処理装置が開示されている。基板サセプタの冷却機構が設けられており、基板はトレイを介した基板サセプタとの間接的な熱伝導により冷却される。
特許文献2には、基板を収容した有底のトレイを基板サセプタ上に配置すると共に、基板の外周縁付近をクランプリングにより基板サセプタ側に押し付け、それによって基板を基板サセプタに対して固定する構成のプラズマ処理装置が開示されている。トレイを貫通して基板の下面に達する流路が設けられており、この流路を介して供給される冷却ガスにより基板の裏面が冷却される。
しかし、特許文献1に記載のプラズマ処理装置では、基板はトレイを介して間接的に基板サセプタに対して静電吸着され、トレイを介した基板サセプタとの間接的な熱伝導により冷却されるに過ぎないので、効率的に基板を冷却できない。
一方、特許文献2に記載にプラズマ処理装置では、クランプリングが存在する基板の外周縁付近で特にプラズマの状態が不安的となる傾向があり、基板の中央部分と外周縁付近で処理を均一化できない。例えば、ドライエッチングの場合、クランプリングが存在する基板の外周縁付近にはエッチングパターンを形成できない。
さらに、特許文献1及び2に開示されたものを含め、従来提案されている基板を収容したトレイを基板サセプタに配置する方式のプラズマ処理装置では、基板サセプタに対する基板の位置決め精度に充分な考慮がなされていない。しかし、基板サセプタに対する基板の位置決め精度は、特に1つのトレイに収容された複数の基板のバッチ処理を実現する上で重要である。
特開2000−58514号公報 特開2003−197607号公報
本発明は、基板を収容したトレイを基板サセプタ上に配置するプラズマ処理装置において、基板サセプタに対して基板を高い密着度で保持することによる基板の冷却効率の向上、外周縁付近を含む基板表面の全領域での処理の均一化、及び基板サセプタに対する基板の位置決め精度の向上を図ることを課題とする。
本発明は、厚み方向に貫通し、かつ基板が収容される基板収容孔が設けられたトレイ本体と、前記基板収容孔の孔壁から突出し、前記トレイ本体の下面側から見ると前記基板収容孔により下面が露出するように、前記基板収容孔内に収容された基板の外周縁部分を支持する基板支持部とを備えるプラズマ処理装置用のトレイを提供する。
基板収容孔により基板の下面が露出しているので、トレイを介することになくプラズマ処理装置の基板サセプタ上に基板を直接載置できる。従って、静電吸着により基板サセプタに対して高い密着度で基板を保持できる。その結果、基板と基板サセプタとの間の熱伝導性が良好で、高い冷却効率で基板を冷却できると共に、基板温度を高精度で制御できる。
基板は基板サセプタに直接載置されるので、静電吸着により基板サセプタに対して高い密着度で固定できる。従って、基板の上面の外周縁部分を基板サセプタに対して機械的に押圧するためのクランプリング等の部材は不要である。換言すれば、プラズマ処理の対象となる基板の上面には、その中央部分だけでなく外周縁付近にもプラズマの状態が不安定となる原因となる部材が存在しない。従って、外周縁付近を含む基板表面の全領域で均一なプラズマ処理を実現できる。
トレイの基板収容孔内に基板サセプタの一部が進入することにより、基板を基板サセプタ上に直接載置できる。従って、基板サセプタに対する基板の位置決め精度を向上できる。
前記基板支持部は、前記トレイ本体の下面側から上面側に向けて、前記基板収容孔の前記孔壁からの突出量が増大していることが好ましい。基板サセプタの一部をトレイ本体の下面側から基板収容孔に挿入する際に、基板収容孔と基板サセプタ側との間に仮に微細なずれが存在している場合でも、基板載置部は基板収容孔内に円滑かつ確実に挿入されるので、基板サセプタに対する基板の位置決め精度がさらに向上する。
前記トレイの外周面は下面側から上面側に向けて外形寸法が増大していてもよい。この場合、トレイを基板セサプタに載置する際に、トレイの外周面を基板サセプタ側に設けたガイドプレートの内周面で案内できるので、基板サセプタに対する基板の位置決め精度がさらに向上する。
例えば、前記基板支持部は、前記基板収容孔の前記孔壁の全周に設けられた環状である。あるいは、前記基板支持部は、前記基板収容孔の前記孔壁に周方向に間隔を開けて複数個設けられている。
例えば、前記トレイ本体に前記基板収容孔が1個設けられている。この構成は枚葉処理に適する。あるいは、前記トレイ本体に前記基板収容孔が複数個設けられている。この構成はバッチ処理に適する。
本発明によれば、トレイの基板収容孔から基板の下面が露出しているので、トレイを介することになくプラズマ処理装置の基板サセプタ上に基板を直接載置でき、基板サセプタに対して基板を高い密着度で保持することができ、基板の冷却効率を向上すると共に、基板温度を高精度で制御できる。また、基板を基板サセプタに直接載置して静電吸着により高い密着度で固定できるので、基板の上面の外周縁部分を基板サセプタに対して機械的に押圧するためのクランプリング等の部材は不要であり、外周縁付近を含む基板表面の全領域で均一なプラズマ処理を実現できる。さらに、トレイの基板収容孔内に基板サセプタの一部を挿入することにより基板を基板サセプタ上に直接載置できるので、基板サセプタに対する基板の位置決め精度を向上できる。
(第1実施形態)
図1及び図2は、本発明の第1実施形態に係るICP(誘導結合プラズマ)型のドライエッチング装置1を示す。
ドライエッチング装置1は、その内部が基板2にプラズマ処理を行う処理室を構成するチャンバ(真空容器)3を備える。チャンバ3の上端開口は石英等の誘電体からなる天板4により密閉状態で閉鎖されている。天板4上にはICPコイル5が配設されている。ICPコイル5にはマッチング回路6を介して、高周波電源7が電気的に接続されている。天板4と対向するチャンバ3内の底部側には、バイアス電圧が印加される下部電極としての機能及び基板2の保持台としての機能を有する基板サセプタ9が配設されている。チャンバ3には、隣接するロードドック室10(図2参照)と連通する開閉可能な搬入出用のゲート3aが設けられている。また、チャンバ3に設けられたエッチングガス供給口3bには、エッチングガス供給源12が接続されている。エッチングガス供給源12はMFC(マスフローコントローラ)等を備え、エッチングガス供給口3bから所望の流量でエッチングガスを供給できる。さらに、チャンバ3に設けられた排気口3cには、真空ポンプ等を備える真空排気装置13が接続されている。
本実施形態では、図3から図4Bに示す1個のトレイ15に4枚の基板2が収容され、トレイ15はゲート3aを通ってロードドック室10からチャンバ3内(処理室)に搬入される。図2を参照すると、水平方向の直進移動(矢印A参照)と水平面内での回転(矢印B参照)が可能な搬送アーム16が設けられている。また、チャンバ3内には、基板サセプタ9を貫通し、かつ駆動装置17で駆動されて昇降する昇降ピン18が設けられている。トレイ15の搬入時には、トレイ15を支持した搬送アーム16がゲート3aを通ってロードドック室10からチャンバ3内に進入する。この際、図1において二点鎖線で示すように昇降ピン18は上昇位置にあり、チャンバ3内に進入した搬送アーム16から昇降ピン18の上端にトレイ15が移載される。この状態では、トレイ15は基板サセプタ9の上方に間隔をあけて位置している。続いて、昇降ピン18が図1において実線で示す降下位置に降下し、それによってトレイ15と基板2が基板サセプタ9上に載置される。一方、プラズマ処理終了後のトレイ15の搬出時には、昇降ピン18が上昇位置まで上昇し、続いてロードドック室10からチャンバ3内に進入した搬送アーム16にトレイ15が移載される。
次に、図3から図5Bを参照して、トレイ15について説明する。トレイ15は薄板円板状のトレイ本体15aを備える。トレイ15の材質としては、例えばアルミナ(Al2O3)、窒化アルミニウム(AlN)、ジルコニア(ZrO)、イットリア(Y2O3)、窒化シリコン(SiN)、炭化シリコン(SiC)等のセラミクス材や、アルマイトで被覆したアルミニウム、表面にセラミクスを溶射したアルミニウム、樹脂材料で被覆したアルミニウム等の金属がある。Cl系プロセスの場合にはアルミナ、イットリア、炭化シリコン、窒化アルミニウム等、F系プロセスの場合には石英、水晶、イットリア、炭化シリコン、アルマイトを容射したアルミニウム等を採用することが考えられる。
トレイ本体15aには、上面15bから下面15cまで厚み方向に貫通する4個の基板収容孔19A〜19Dが設けられている。基板収容孔19A〜19Dは、上面15b及び下面15cから見てトレイ本体15aの中心に対して等角度間隔で配置されている。図5A及び図5Bに最も明瞭に示すように、基板収容孔19A〜19Dの孔壁15dの下面15c側には、基板収容孔19A〜19Dの中心に向けて突出する基板支持部21が設けられている。本実施形態では、基板支持部21は孔壁15dの全周に設けられており、平面視で円環状である。
個々の基板収容孔19A〜19Bにはそれぞれ1枚の基板2が収容される。図5Aに示すように、基板収容孔19A〜19Bに収容された基板2は、その下面2aの外周縁部分が基板支持部21の上面21aに支持される。また、前述のように基板収容孔19A〜19Dはトレイ本体15aを厚み方向に貫通するように形成されているので、トレイ本体15aの下面15c側から見ると、基板収容孔19A〜19Dにより基板2の下面2aが露出している。
トレイ本体15aには、外周縁を部分的に切り欠いた位置決め切欠15eが設けられている。図2に示すように、前述の搬入出用の搬送アーム16にトレイを載置する際に、位置決め切欠15eに搬送アーム16の位置決め突起16aが嵌め込まれる。位置決め切欠15e及び位置決め突起16aをロードドック室10内に設けられたセンサ22A,22Bで検出することにより、トレイ15の回転角度位置を検出できる。
次に、図1、図3、及び図5Aから図6Bを参照して、基板サセプタ9について説明する。まず、図1を参照すると、基板サセプタ9は、セラミクス等からなる誘電体板(誘電体部材)23、表面にアルマイト被覆を形成したアルミニウム等からなり、本実施形態ではペデスタル電極として機能する金属板(支持部材)24、セラミクス等からなるスペーサ板25、セラミクス等からなるガイド筒体26、及び金属製のアースシールド27を備える。基板サセプタ9の最上部を構成する誘電体板23は、金属板24の上面に固定されている。また、金属板24はスペーサ板25上に固定されている。さらに、誘電体板23と金属板24の外周をガイド筒26が覆い、その外側とスペーサ板25の外周をアースシールド27が覆っている。
図3及び図5Aから図6Bを参照すると、誘電体板23は全体として薄い円板状であり、平面視での外形が円形である。誘電体板23の上端面は、トレイ15の下面15cを支持するトレイ支持面(トレイ支持部)28を構成する。また、それぞれトレイ15の基板収容孔19A〜19Dと対応する短円柱状の4個の基板載置部29A〜29Dがトレイ支持面28から上向きに突出している。
基板載置部29A〜29Dの上端面は、基板2の下面2aが載置される基板載置面31を構成する。また、基板載置部29A〜29Dには、基板載置面31の外周縁から上向きに突出し、その上端面が基板2の下面2aを支持する円環状突出部32が設けられている。また、基板載置面31の円環状突出部32で囲まれた部分には、基板載置面31よりも十分径が小さい円柱状突起33が、均一に分布するように複数個設けられている。円柱状突起33と円環状突出部32の基板載置面31からの突出量は同一であり、円環状突出部32のみでなく円柱状突起33の上端面も基板2の下面2aを支持する。
図5A及び図5Bを参照すると、基板載置部29A〜29Dの外径R1は、基板支持部21の先端面21bで囲まれた円形開口36の径R2よりも小さく設定されている。従って、前述の搬入時にトレイ15が誘電体板23に向けて降下すると、個々の基板載置部29A〜29Dは対応する基板収容孔19A〜19Dにトレイ本体15aの下面15c側から進入し、トレイ15の下面15cは誘電体板23のトレイ支持面28上に載置される。また、トレイ本体15aの下面15cからの基板支持部21の上面21aの高さH1は、トレイ支持面28からの基板載置面31の高さH2よりも低く設定している。従って、トレイ15の下面15cがトレイ支持面28上に載置された状態では、基板載置部29A〜29Dの上端の基板載置面31で押し上げられ、トレイ15の基板支持部21から浮き上がっている。換言すれば、基板収容孔19A〜19Dに基板2を収容しているトレイ15を誘電体板23上に載置すると、基板収容孔19A〜19Dに収容された基板2は基板支持部21の上面21aから浮き上がり、下面2aが基板載置面31上に載置される。
また、図5A及び図5Bに示すように、基板載置部29A〜29Dの外周面38と基板載置面31との接続部分は丸面に面取りしている。従って、基板載置部29A〜29Dの上端側では基板収容孔19A〜19Dの貫通方向から見た外径が、基板載置面31側からトレイ支持面28に向けて増大している。一方、基板載置部29A〜29Dの外周面38の下端側では基板収容孔19A〜19Dの貫通方向から見た外径が一定できる。
図1を参照すると、誘電体板23の個々の基板載置部29A〜29Dの基板載置面31付近には単極型の静電吸着用電極40が内蔵されている。これらの静電吸着用電極40は電気的に互いに絶縁されており、直流電源41と調整用の抵抗42等を備える共通の直流電圧印加機構43から静電吸着用の直流電圧が印加される。
図3、図6A、及び図6Bを参照すると、個々の基板載置部29A〜29Dの基板載置面31には、伝熱ガス(本実施形態ではヘリウム)の供給孔44が設けられている。これらの供給孔44は共通の伝熱ガス供給機構45(図1に図示する)に接続されている。伝熱ガス供給機構45は、伝熱ガス源(本実施形態ではヘリウムガス源)46、伝熱ガス源46から供給孔44に到る供給流路47、供給流路47の伝熱ガス源46側から順に設けられた流量計48、流量制御バルブ49、及び圧力計50を備える。また、伝熱ガス供給機構45は、供給流路47から分岐する排出流路51と、この排出流路51に設けられたカットオフバルブ52を備える。さらに、伝熱ガス供給機構45は、供給流路47の圧力計50よりも供給孔44側と排出流路51を接続するバイパス流路53を備える。個々の基板載置部29A〜29Dの基板載置面31とその上に載置された基板2の下面2aとの間、詳細には基板2の下面2aと円環状突出部32で囲まれた閉鎖された空間に、伝熱ガス供給機構45によって伝熱ガスが供給される。伝熱ガスの供給時にはカットオフバルブ52は閉弁され、伝熱ガス供給源46から供給路47を経て供給孔44へ伝熱ガスが送られる。流量計48と圧力計50で検出される供給流路47の流量及び圧力に基づき、後述するコントローラ63が流量制御バルブ49を制御する。一方、伝熱ガスの排出時にはカットオフバルブ52が開弁され、基板2の下面2aと基板載置面31の間の伝熱ガスは、供給孔44、供給流路47、及び排出流路51を経て排気口54から排気される。
金属板24には、バイアス電圧としての高周波を印加する高周波印加機構56が電気的に接続されている。高周波印加機構56は、高周波電源57とマッチング用の可変容量コンデンサ58とを備える。
また、金属板24を冷却する冷却機構59が設けられている。冷却機構59は金属板24内に形成された冷媒流路60と、温調された冷媒を冷媒流路60中で循環させる冷媒循環装置61とを備える。
図1にのみ模式的に示すコントローラ63は、流量計48及び圧力計50を含む種々のセンサや操作入力に基づいて、高周波電源7、エッチングガス供給源12、搬送アーム16、真空排気装置13、駆動装置17、直流電圧印加機構43、伝熱ガス供給機構45、高周波電圧印加機構56、及び冷却機構59を含むドライエッチング装置1全体の動作を制御する。
次に、本実施形態のドライエッチング装置1を使用したドライエッチング方法を説明する。
まず、トレイ1の基板収容孔19A〜19Dにそれぞれ基板2が収容される。トレイ1の基板支持部21aで支持された基板2は、トレイ本体15aの下面側から見ると基板収容孔19A〜19Dによりトレイ本体15aの下面15cから露出している。
次に、基板収容孔19A〜19Dにそれぞれ基板2が収容されたトレイ15が搬送アーム16で支持され、ロードドック室10からゲート3aを通ってチャンバ3内に搬入される。図1において二点鎖線で示すように、トレイ1は基板サセプタ9の上方に間隔をあけて配置される。
駆動装置7によって駆動された昇降ピン18が上昇し、搬送アーム16から昇降ピン18の上端にトレイ15が移載される。トレイ15の移載後、搬送アーム16はロードロック室10に待避し、ゲート3aが閉鎖される。
上端にトレイ15を支持した昇降ピン18は、図1において二点鎖線で示す上昇位置から基板サセプタ9に向けて降下する。図5A及び図5Bを参照すると、トレイ15は下面15cが基板サセプタ9の誘電体板23のトレイ支持面28まで降下し、トレイ15は誘電体板23のトレイ支持面28によって支持される。トレイ15がトレイ支持面28に向けて降下する際に、誘電体板23の基板載置部29A〜29Dがトレイ15の対応する基板収容孔19A〜19D内にトレイ15の下面15c側から進入する。トレイ15の下面15cがトレイ支持面28に近付くのに伴い、基板載置部29A〜29Dの先端の基板載置面31は基板収容孔19A〜19D内をトレイ15の上面15bに向かって進む。図5Bに示すように、トレイ15の下面15cが誘電体板23のトレイ支持面28に載置されると、個々の基板収容孔19A〜19D内の基板2は基板載置部29A〜29Dによって基板支持部21の上面21aから持ち上げられる。詳細には、基板2はその下面2aが基板載置部29A〜29Dの基板載置面31に載置され、トレイ15の基板支持部21の上面21aに対して間隔をあけて上方に配置される。
このようにトレイ15の基板収容孔19A〜19D内に基板載置部29A〜29Dが進入することにより、基板2は基板載置面31に載置される。従って、トレイ15に収容された4枚の基板2は、いずれも高い位置決め精度で基板載置部29A〜29Dの基板載置面31に載置される。また、前述のように基板載置部29A〜29Dの外周面38と基板載置面31との接続部分は丸面に面取りしているので、仮に基板収容孔19A〜19Dと基板載置部29A〜29Dの平面視での位置に微細なずれが存在している場合でも、基板載置部29A〜29Dの面取りされた部分が基板支持部21の先端面21bと接触する。その結果、基板載置部29A〜29Dが基板収容孔19A〜19D内に円滑かつ確実に挿入される。この点でも基板2は基板載置面31に対して高い位置決め精度で載置される。
次に、誘電体板23に内蔵された静電吸着用電極40に対して直流電圧印加機構43から直流電圧が印加され、個々の基板載置部29A〜29Dの基板載置面31に基板2が静電吸着される。基板2の下面2aはトレイ15を介することなく基板載置面31上に直接載置されている。従って、基板2は基板載置面31に対して高い密着度で保持される。
続いて、個々の基板載置部29A〜29Dの円環状突出部32と基板2の下面2aで囲まれた空間に、供給孔44を通って伝熱ガス供給装置45から伝熱ガスが供給され、この空間に伝熱ガスが充填される。
その後、エッチングガス供給源12からチャンバ3内にエッチングガスが供給され、真空排気装置13によりチャンバ3内は所定圧力に維持される。続いて、高周波電源7からICPコイル5に高周波電圧を印加すると共に、高周波印加機構56により基板サセプタ9の金属板24にバイアス電圧を印加し、チャンバ3内にプラズマを発生させる。このプラズマにより基板2がエッチングされる。1枚のトレイ15で4枚の基板2を基板サセプタ9上に載置できるので、バッチ処理が可能である。
エッチング中は、冷媒循環装置61によって冷媒流路60中で冷媒を循環させて金属板24を冷却し、それによって誘電体板23及び誘電体板23の基板載置面31に保持された基板2を冷却する。前述のように、基板2はその下面2aがトレイ15を介することなく基板載置面31に直接載置され、高い密着度で保持されている。従って、円環状突出部32と基板2の下面2aで囲まれた伝熱ガスが充填されている空間の密閉度が高く、伝熱ガスを介した基板2と基板載置面31との間の熱伝導性が良好である。その結果、個々の基板載置部29A〜29Dの基板載置面31に保持された基板2を高い冷却効率で冷却できると共に、基板2の温度を高精度で制御できる。また、個々の基板2毎に基板載置部29A〜29Dの円環状突出部32と下面2aで囲まれた空間に伝熱ガスが充填される。換言すれば、伝熱ガスが充填される空間は個々の基板2毎に異なる。この点でも個々の基板2と誘電体板23の基板載置面31との熱伝導性が良好であり、高い冷却効率と高精度の温度制御を実現できる。
前述のように、基板2は個々の基板載置部29A〜29Dの基板載置面31に直接載置され、かつ静電吸着されるので、基板載置面31に対する密着度が高い。従って、基板2の上面の外周縁部分を誘電体板23に対して機械的に加熱するためのクランプリング等の部材は不要である。換言すれば、基板2の上面には、その中央部分だけでなく外周縁付近にもプラズマの状態が不安定化する原因となる部材が存在しない。従って、外周縁付近を含む基板2の表面の全領域で均一なプラズマ処理を実現できる。
基板載置面31に対する基板2の位置決め精度を確保しつつ、エッチング処理中にプラズマが基板2の下面2a側に回り込むのを防止するためには、基板2の外周縁とトレイ15の基板収容孔19A〜19Dの孔壁15dとの間の隙間δ1が0.1〜0.2mm程度、基板2の下面2aとトレイ15の基板支持部21の上面21aとの間の隙間δ2が0.2〜0.3mm程度、基板載置部29A〜29Dの側壁と基板支持部21の先端との隙間δ3が0.5mm程度であることが好ましい。
エッチング終了後、高周波電源7からICPコイル5への高周波電圧の印加と、高周波印加機構56から金属板24へのバイアス電圧の印加を停止する。続いて、真空排気装置13によりエッチングガスをチャンバ3内から排気する。また、伝熱ガス供給機構45により基板載置面31と基板2の下面2aから伝熱ガスを排気する。さらに、直流電圧印加機構43から静電吸着用電極40への直流電圧の印加を停止して基板2の静電吸着を解除する。
次に、駆動装置17により昇降ピン18を上昇させる。昇降ピン18が上昇すると、その上端でトレイ15の下面15cが押し上げられ誘電体板23のトレイ支持面28から浮き上がる。昇降ピン18と共にトイレ15がさらに上昇すると、図5Aに示すように、トレイ15の基板支持部21により基板2の下面2cが押し上げられ、基板2は基板載置部29A〜29Dの基板載置面31から浮き上がる。昇降ピン18は図1において二点鎖線で示す上昇位置に上昇する。
その後、ゲート3aを通ってロードドック室10からチャンバ3内に進入した搬送アーム16に、トレイ15が移載される。トレイ15は搬送アーム16によってロードドック室10へ搬出される。
図7から図10は、トレイ15の基板支持部21と誘電体板23の基板載置部4に関する種々の代案を示す。
図7の例では、基板載置部29A〜29Dの外周面38と基板載置面31との接続部分を丸面に面取りしているだけでなく、トレイ15の基板支持部21の先端面21bを、トレイ15の下面15c側から上面15b側に向けて孔壁15dからの突出量が増大するテーパ面としている。基板支持部21の先端面21bをかかるテーパ面とすれば、基板収容孔19A〜19Dと基板載置部29A〜29Dの平面視での位置に微細なずれが存在している場合でも、基板載置部29A〜29Dは基板収容孔19A〜19Dに対してより確実かつ円滑に挿入できる。
図8の例では、基板載置部29A〜29Dの外周面38は、基板載置面31側からトレイ支持部21に向けて外径寸法が拡大するテーパ面である。また、トレイ15の基板支持部21の先端面21bは、トレイ15の下面15c側から上面15b側に向けて孔壁15dからの突出量が増大するテーパ面である。このように基板載置部29A〜29Dの外周面と基板支持部21の先端面21bの両方をテーパ面としても、基板載置部29A〜29Dを基板収容孔19A〜19Dに対してより確実かつ円滑に挿入できる。
図9及び図10の例では、基板載置部29A〜29Dの外周面38と基板載置面31との接続部分を丸面に面取りしているだけでなく、基板支持21の先端面21aをトレイ15の下面15c側から上面15b側に向けて孔壁15dからの突出量が増大する円弧状面としている。図9の例では、先端面21aを構成する円弧の曲率半径を比較的大きく設定し、基板支持部21の下面21cから上面21aまでの高さを大きく設定している。一方、図10の例では、先端面21aを構成する円弧の曲率半径を比較的小さく設定し、基板支持21の高さを小さく設定している。
第1実施形態(図5A及び図5B)や図7から図10に示す種々の代案において、基板支持部21の先端面21bと基板載置部29A〜29Dの外周面38のうちの一方又は両方の表面をイットリアのような比較的硬質な材料で被覆してもよい。かかる被覆を設けることにより、誘電体板23にトレイ15を載置する際や、誘電体板23からトレイ15を降ろす際に、トレイ15の基板支持部21と誘電体板23の基板載置部29A〜29Dとの接触によりダストが発生するのを防止できる。
(第2実施形態)
図11から図13Bに示す本発明の第2実施形態は、トレイ15と基板サセプタ9の誘電体板23の構造が第1実施形態と異なる。
トレイ本体15aに形成された個々の基板収容孔19A〜19Dの孔壁15dの下面15c側には、周方向に間隔をあけて突起状の4個の基板支持部21が設けられている。詳細には、基板収容孔19A〜19Dの貫通方向から見ると、基板収容孔19A〜19Dの中心に対して等角過度間隔(90°間隔)で4個の基板支持部21が設けられている。一方、誘電体板23の個々の基板載置部29A〜29Dの外周面38には、基板載置面31からトレイ支持面28に向けて延びる4個の収容溝65が形成されている。平面視では、個々の基板載置部29A〜29Dの中心に対して等角度間隔で4個の収容溝65が設けられている。収容溝65の平面視での寸法及び形状は、突起状の基板支持部21よりもわずかに大きく設定されている。
図11に示すように誘電体板23の個々の基板載置部29A〜29Dの上方にトレイ15の基板収容孔19A〜19Dのいずれかが位置していれば、トレイ15が誘電体板23に向けて降下すると、個々の基板収容孔19A〜19Dの4個の基板支持部21が対応する基板載置部29A〜29Dの収容溝65に嵌り込む。従って、この場合、トレイ15の下面15cがトレイ支持面28に達し、かつ基板2の下面2aが基板載置面31上に載置されるまでトレイ15を降下させることができる。しかし、図11において矢印C1,C2で示すように、トレイ15のそれ自体の中心周りの角度が比較的大きくずれている場合、基板支持部21と収容溝56の平面視での位置がずれるので、基板支持部21は収容溝65に嵌り込まず、基板載置部29A〜29Dと干渉する。その結果、基板収容孔19A〜19Dに対する基板載置部29A〜29Dの進入が妨げられる。従って、周方向に間隔をあけて配置した突起状の基板支持部21と収容溝65とを設けることにより、誘電体板23の基板載置面31に対する基板2の位置決め精度がさらに向上する。
第2実施形態のその他の構成及び作用は第1実施形態と同様であるので、同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
図14及び図15は、トレイ15に関する種々の代案を示す。図14の例では、トレイ本体15aに、外周縁の一部を直線状に切り欠いたオリエンテーションフラットを備える基板をそれぞれ収容するための7個の基板収容孔19A〜19Gが形成されている。基板収容孔19A〜19Gの孔壁15dは第1実施形態と同様の円筒面であるが、その一部はオリエンテーションフラットと対応して平坦面としている。図15の例では、トレイ本体15aに矩形状の基板を収容するための9個の基板収容孔19A〜19Iが形成されている。これら図14及び図15に限定されず、トレイ15の基板収容孔の形状及び個数は、収容する基板の形状や個数に応じて種々設定することが可能である。また、基板サセプタ9の誘電体板23に設ける基板載置部の形状や個数も、基板収容孔の形状及び個数に応じて種々設定できる。
(第3実施形態)
図16に示す本発明の第3実施形態は、トレイ15を誘電体板23に対して位置決めするための円環状のガイドプレート67を備える。ガイドプレート67はガイド筒体26の上面に固定されており、誘電体板23の4つの基板載置部29A〜29Dの周囲を取り囲んでいる。ガイドプレート67の内周面67aは下面67bから上面67cに向けて拡がるテーパ面である。また、ガイドプレート67の厚みはトレイ15の厚みとほぼ同程度に設定されている。
図17を併せて参照すると、本実施形態では、トレイ15の外周面15fは下面15cから上面15bに向けて外径が拡大するテーパ面である。ガイドプレート67の内周面67aとトレイ15の外周面15fのテーパ度を含む寸法及び形状は、トレイ15の下面15cをトレイ支持面28上に載置する時、ガイドプレート67の内周面67aによりトレイ15の外周面15fが位置決め案内されるように設定されている。
図16において二点鎖線で示す上昇位置からトレイ15が誘電体板23に向けて降下すると、トレイ15の外周面15fがガイドプレート67の内周面67aに案内される。基板載置部29A〜29Dがトレイ15の基板収容孔19A〜19Fに挿入されることにより基板収容孔19A〜19D内の基板2が誘電体板23の基板載置面31に対して位置決めされるだけでなく、基板2を保持したトレイ15自体がガイドプレート67により誘電体板23に対して位置決めされる。その結果、誘電体部材23の基板載置面31に対する基板2の位置決め精度がさらに向上する。
図18A及び図18Bは、トレイ15及びガイドプレート67の代案を示す。図18Aの例では、トレイ15の外周面15fは下面15cから上面15bに向けて外径が拡大するテーパ面であるが、ガイドプレート67の内周面67aは鉛直方向に延びる平坦面であり上面67bとの接続部分を丸面に面取りしている。一方、図18Bの例では、トレイ15の外周面15fは鉛直方向に延びる平坦面であり下面15cとの接続部分を丸面に面取りし、ガイドプレート67の内周面67aは下面67bから上面67aに向けて外径が拡大するテーパ面としている。図18Aや図18Bに示すトレイ15の外周面15fとガイドプレート67の内周面67aの形状の組み合わせを採用しても、トレイ15の誘電体板23に対して位置決め精度をさらに向上できる。なお、トレイ15の外周面15fとガイドプレート67の内周面67aの面取りは丸面に限定されず、角面に面取りしてもよい。
第3実施形態のその他の構成及び作用は第1実施形態と同様であるので、同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
(第4実施形態)
図19に示す本発明の第4実施形態では、ドライエッチング装置1は、誘電体部材4が備える4個の基板載置部29A〜29D毎に伝熱ガス供給機構45A〜45Dを備えている。伝熱ガス供給機構45A〜45Dは、共通の伝熱ガス源46を備える。しかし、供給流路47、流量計48、流量制御バルブ49、圧力計50、排出流路51、カットオフバルブ52、バイパス流路53、及び排気口54は、個々の伝熱ガス供給機構45A〜45D毎に別個に設けられている。従って、個々の伝熱ガス供給機構45A〜45Dは、基板載置面31と基板2の間に対する伝熱ガスの供給と排出を個別に制御可能である。基板載置面31と基板2の間への伝熱ガスの供給を、4個の基板載置部29A〜29Dの基板載置面31に載置された4枚の基板2毎に別個に調整できる。その結果、基板2の冷却効率と基板温度の制御精度をさらに向上し、それによってエッチング精度を向上できる。
また、ドライエッチング装置1は、基板載置部29A〜29Dに内蔵された4個の静電吸着用電極40毎に、個別に制御可能な直流電圧印加機構43A〜43Dを備える。個々の直流電圧印加機構43A〜43Dは、直流電源41と調整用の抵抗42を備える。個々の基板載置部29A〜29Dに内蔵された静電吸着用電極40に印加される直流電圧を個別に制御できるので、4つの基板載置部29A〜29Dの基板載置面31に載置された4枚の基板2間で静電吸着力のばらつきをなくし、均一化できる。
第4実施形態のその他の構成及び作用は第1実施形態と同様であるので、同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
(第5実施形態)
図20に示す本発明の第5実施形態のドライエッチング装置1では、高周波印加機構56は、金属板24ではなく、誘電体部材4の個々の基板載置部29A〜29Dに内蔵された静電吸着用電極40に電気的に接続されている。個々の静電吸着用電極40には、直流電圧印加機構43により印加される静電吸着用の直流電圧に重畳して、バイアス電圧としての高周波が高周波印加機構56により印加される。バイアス電圧を金属板27ではなく静電吸着用電極40に印加することによりトレイ15の消耗を低減できる。また、第4実施形態と同様に、個々の基板載置部29A〜29D毎に、個別に制御可能な伝熱ガス供給機構45A〜45Dが設けられている。
第5実施形態のその他の構成及び作用は第1実施形態と同様であるので、同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
(第6実施形態)
図21に示す本発明の第6実施形態のドライエッチング装置1では、個々の基板載置部29A〜29Dに内蔵された静電吸着用電極40毎に、直流電圧印加機構43により印加される静電吸着用の直流電圧と重畳して、バイアス電圧として高周波を印加するための高周波印加機構56A〜56Dが設けられている。高周波印加機構56A〜56Dはそれぞれ高周波電源57と可変容量コンデンサ58を備え、個別に制御可能である。4つの基板載置部29A〜29Dの基板載置面31に載置された4枚の基板2の特性に応じて、静電吸着用電極40に印加するバイアス電圧として印加される高周波のパワーを調整できるので、4枚の基板2間でばらつきのない均一なエッチング処理を実現できる。
第6実施形態のその他の構成及び作用は第1実施形態と同様であるので、同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
(第7実施形態)
図22に示す本発明の第7実施形態のドライエッチング装置1では、個々の基板載置部29A〜29Dに内蔵された静電吸着用電極40毎に、個別に制御可能な直流電圧印加機構43A〜43Dを備える。また、個々の基板載置部29A〜29Dに内蔵された静電吸着用電極40にバイアス電圧として高周波を印加するための共通の高周波印加機構56が設けられている。個々の基板載置部29A〜29Dに内蔵された静電吸着用電極40に印加される直流電圧を個別に制御できるので、4つの基板載置部29A〜29Dの基板載置面31に載置された4枚の基板2間で静電吸着力のばらつきをなくし、均一化できる。
第7実施形態のその他の構成及び作用は第1実施形態と同様であるので、同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
(第8実施形態)
図23に示す本発明の第8実施形態のドライエッチング装置1では、個々の基板載置部29A〜29Dに静電吸着用電極40が内蔵されている。また、個々の基板載置部29A〜29Dには、静電吸着用電極40よりも金属板24側(図において下側)にバイアス印加用電極68が内蔵されている。バイアス印加用電圧68は静電吸着用電極40とは電気的に絶縁されている。個々の基板載置部29A〜29Dに内蔵されたバイアス印加用電極68には共通の高周波印加機構56からバイアス電圧としての高周波が印加される。
個々の基板載置部29A〜29Dのバイアス電圧用電極68毎に、個別に制御可能な高周波印加機構を設けてもよい。4個の基板載置部29A〜29Dに内蔵されたバイアス電極68毎にバイアス電圧として印加される高周波を個別に調整することで、4つの基板載置部29A〜29Dの基板載置面31に載置された4枚の基板2間でばらつきのない均一なエッチング処理を実現できる。
第8実施形態のその他の構成及び作用は第1実施形態と同様であるので、同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
(第9実施形態)
図24は本発明の第9実施形態のドライエッチング装置1を示す。図25から図26Bに示すように、トレイ15には厚み方向に貫通する単一の基板収容孔19が形成されている。また、基板収容孔19の孔壁15dから円環状の基板支持部21が突出している。この基板収容孔19内に収容された1枚の基板2は、この基板支持部21の上面21aに支持される。また、図25、図27A、及び図27Bに示すように、基板サセプタ9の誘電体板23は、単一の基板載置部29を備える。トレイ15を誘電体板23上に載置すると、基板載置部29がトレイ15の下面15c側から基板収容孔19に進入し、トレイ15の下面が誘電体板23のトレイ支持面28で支持されると共に、基板載置部29の上端の基板載置面31上に基板2が載置される。
基板2を静電吸着する静電吸着用電極は双極型である。具体的には、基板載置部29には2個の静電吸着用電極40A,40Bが内蔵されている。また、個々の静電吸着用電極40A,40B毎に直流電圧印加機構43E,43Fが設けられており、個々の静電吸着用電極40A,40Bには互いに逆極性の直流電圧が印加される。なお、第1から第8実施形態において静電吸着用電極を双極型としてもよい。逆に、本実施形態において静電吸着用電極を単極型としてもよい。
本実施形態のドライエッチング装置1では、トレイ15に収容される基板2は1枚であるので、枚葉処理が可能である。また、比較的面積の大きい基板2の処理に適している。
第9実施形態のその他の構成及び作用は第1実施形態と同様であるので、同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
(実験1)
本発明により基板の冷却効率が向上することを確認するためのシミュレーションを行った。具体的には、実験例、比較例1、及び比較例2についてバイアスパワーの増加と基板温度の上昇の関係をシミュレーションした。
実験例は、本発明の第9実施形態に対応する。基板2は2インチサイズのシリコンウェハとした。トレイ15を厚み方向に貫通した基板収容孔19内に基板2を収容したトレイ15を基板サセプタ9の誘電体板23上に載置し、基板2の下面2aを基板載置面31上に直接載置し、双極型の静電吸着用電極40A,40Bで静電吸着した。個々の静電吸着用電極40A,40Bに印加する直流電圧は±900Vとした。また、基板載置面31と基板2の下面2aとの間に伝熱ガスとしてヘリウムガスを供給し、その圧力は800Paとした。
比較例1は、基板が載置された有底のトレイを基板サセプタ上に配置し、トレイを介して間接的に基板を基板サセプタに対して静電吸着する例である。基板は2インチサイズのシリコンウェハとした。また、静電吸着用電極に印加する直流電圧は±900Vとし、トレイの下面に伝熱ガスとしてヘリウムガスを供給し、その圧力は800Paとした。
比較例2は、基板が載置された有底のトレイを基板サセプタ上に配置すると共に、基板の外周縁付近をクランプリングにより基板サセプタ側に機械的に押し付け、それによって基板を基板サセプタに対して固定する例である。基板は4インチサイズのシリコンウェハとした。また、基板の下面に伝熱ガスとしてヘリウムを供給し、その圧力は600Paとした。
以下の条件は、実験例及び比較例1、2について統一した。エッチングガスは塩素ガス(Cl2)で流量は50sccm、圧力は2Paとした。ICPコイルに投入する高周波パワーは300Wとした。放電時間は60秒とした。また、天板、チャンバ、及び基板サセプタ(電極)の温度をそれぞれ、100℃、100℃、及び20℃とした。
図28にシミュレーション結果を示す。比較例1ではバイアスパワーを約50Wとすると、レジスト焼けが起こる約110℃に基板温度が上昇する。また、比較例2では、バイアスパワーを約200Wとすると、レジスト焼けが起こる約110℃に基板温度が上昇する。これに対して実験例では、バイアスパワーを400Wに設定しても基板温度は、レジスト焼けが起こる約110℃に達しない。このシミュレーション結果は、従来例1及び2と比較して、実験例(本発明)における基板の冷却効率が大幅に高いことを示している。
(実験2)
本発明により基板表面の全領域でのプラズマ処理が均一化されることを確認するためのシミュレーションを行った。前述の実験例と比較例2について基板表面に基板の中心を原点とした直交座標(X−Y座標系)を設定し、これらについてエッチング速度(E/R)の分布をシミュレートした。また、実験例及び比較例2のいずれについても基板の材質はニッケルコバルト(NiCo)とした。
図29に比較例2のシミュレーション結果を示し、図30に実験例のシミュレーション結果を示す。比較例2では、基板の中心付近と比較すると基板の外周縁付近でエッチング速度が低く、基板の外周縁にクランプリングが存在することによりエッチング速度の分布が不均一となっている。詳細には、基板の中心からX方向に5mmとY方向に5mmの位置でのエッチング速度の平均値が42.5nm/minであるのに対して、基板の中心からX方向に10mmとY方向に10mmの位置でのエッチング速度の平均値が43.9nm/minであり、両者の間には1.4nm/minの差がある。これに対して、実験例では、基板の中心付近から外周縁付近にわたる全領域でエッチング速度が均一化されている。詳細には、基板の中心からX方向に5mmとY方向に5mmの位置でのエッチング速度の平均値が44.5nm/min、基板の中心からX方向に10mmとY方向に10mmの位置でのエッチング速度の平均値が43.9nm/minであり、両者の差は0.6nm/minの差に過ぎない。比較例2と比較すると、実験例(本発明)では基板の中心から5mmの位置と10mmの位置におけるエッチング速度の平均値の差が1/2未満に低減されている。
本発明は前記実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、ICP型のドライエッチング処理装置を例に本発明を説明したが、RI(リアクティブイオン)型のドライエッチング、プラズマCVD用プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法に本発明を適用できる。
本発明の第1実施形態に係るドライエッチング装置の模式的な断面図。 本発明の第1実施形態に係るドライエッチング装置の模式的な平面図。 トレイ及び誘電体板を示す斜視図。 トレイの平面図。 図4AのIV−IV線での断面図。 トレイ及び誘電体板の部分拡大断面図(トレイ載置前)。 トレイ及び誘電体板の部分拡大断面図(トレイ載置後)。 誘電体板の平面図。 図6のVI−VI線での断面図。 トレイ及び誘電体板の第1の代案の部分拡大断面図。 トレイ及び誘電体板の第2の代案の部分拡大断面図。 トレイ及び誘電体板の第3の代案の部分拡大断面図。 トレイ及び誘電体板の第4の代案の部分拡大断面図。 本発明の第2実施形態に係るドライエッチング装置が備えるトレイ及び誘電体板を示す断面図。 トレイの平面図。 図12AのXII−XXII線での断面図。 誘電体板の平面図。 図13のXIII−XIII線での断面図。 トレイの第1の代案を示す平面図。 トレイの第2の代案を示す平面図。 本発明の第3実施形態に係るドライエッチング装置を示す模式的な断面図。 図16の部分XVIIの部分拡大図。 トレイ及びガイドプレートの第1の代案を示す部分拡大断面図。 トレイ及びガイドプレートの第2の代案を示す部分拡大断面図。 本発明の第4実施形態に係るドライエッチング装置を示す模式的な断面図。 本発明の第5実施形態に係るドライエッチング装置を示す模式的な断面図。 本発明の第6実施形態に係るドライエッチング装置を示す模式的な断面図。 本発明の第7実施形態に係るドライエッチング装置を示す模式的な断面図。 本発明の第8実施形態に係るドライエッチング装置を示す模式的な断面図。 本発明の第9実施形態に係るドライエッチング装置を示す模式的な断面図。 本発明の第9実施形態に係るドライエッチング装置が備えるトレイ及び誘電体板を示す模式的な斜視図。 本発明の第9実施形態に係るドライエッチング装置が備えるトレイの平面図。 図26AのXXVI−XXVI線での断面図。 誘電体板の平面図。 図27AのXXVII−XXVII線での断面図。 バイアスパワーと基板温度の関係を示すグラフ。 比較例2におけるエッチング速度の分布を示すグラフ。 実験例におけるエッチング速度の分布を示すグラフ。
符号の説明
1 ドライエッチング装置
2 基板
2a 下面
3 チャンバ
3a ゲート
3b エッチングガス供給口
3c 排気口
4 天板
5 ICPコイル
6 マッチング回路
7 高周波電源
9 基板サセプタ
10 ロードドック室
12 エッチングガス供給源
13 真空排気装置
15 トレイ
15a トレイ本体
15b 上面
15c 下面
15d 孔壁
15e 位置決め切欠
15f 外周面
16 搬送アーム
16a 位置決め突起
17 駆動装置
18 昇降ピン
19,19A〜19D 基板収容孔
21 基板支持部
21a 上面
21b 先端面
21c 下面
22A,22B センサ
23 誘電体板
24 金属板
25 スペーサ板
26 ガイド筒体
27 アースシールド
28 トレイ支持面
29,29A〜29D 基板載置部
31 基板載置面
32 円環状突出部
33 円柱状突起
36 円形開口
38 外周面
40,40A,40B 静電吸着用電極
41 直流電源
42 抵抗
43,43A〜43F 直流電圧印加機構
44 供給孔
45,45A〜45D 伝熱ガス供給機構
46 伝熱ガス源
47 供給流路
48 流量計
49 流量制御バルブ
50 圧力計
51 排出流路
52 カットオフバルブ
53 バイパス流路
54 排気口
56,56A〜56D 高周波印加機構
57 高周波電源
58 可変容量コンデンサ
59 冷却機構
60 冷媒流路
61 冷媒循環装置
63 コントローラ
65 収容溝
67 ガイドプレート
67a 内周面
67b 下面
67c 上面
68 バイアス印加用電極

Claims (7)

  1. 厚み方向に貫通し、かつ基板(2)が収容される基板収容孔(19,19A〜19D)が設けられたトレイ本体(15a)と、
    前記基板収容孔の孔壁(15d)から突出し、前記トレイ本体の下面(15c)側から見ると前記基板収容孔により下面(2a)が露出するように、前記基板収容孔内に収容された基板の外周縁部分を支持する基板支持部(21)と
    を備えるプラズマ処理装置用のトレイ。
  2. 前記基板支持部は、前記トレイ本体の下面側から上面側に向けて、前記基板収容孔の前記孔壁からの突出量が増大していることを特徴とする請求項1に記載のトレイ。
  3. 前記基板支持部は、前記基板収容孔の前記孔壁の全周に設けられた環状であることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載のトレイ。
  4. 前記基板支持部は、前記基板収容孔の前記孔壁に周方向に間隔を開けて複数個設けられていることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載のトレイ。
  5. 前記トレイの外周面は下面側から上面側に向けて外径寸法が増大していることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のトレイ。
  6. 前記トレイ本体に前記基板収容孔が1個設けられていることを特徴とする、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のトレイ。
  7. 前記トレイ本体に前記基板収容孔が複数個設けられていることを特徴とする、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のトレイ。
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