JP2011029559A - プラズマ処理装置及びプラズマ処理装置用トレイ - Google Patents

プラズマ処理装置及びプラズマ処理装置用トレイ Download PDF

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Abstract

【課題】ステージに載置される加工用基板の予備加熱効率を上げ生産効率の向上を図ることができるプラズマ処理装置及びプラズマ処理装置用トレイを提供する。
【解決手段】ステージ5の載置面5aに、複数枚の半導体基板Wを位置決め保持する保持用トレイ6のみを没入させるトレイ収容溝10を形成する。そして、保持用トレイ6がトレイ収容溝10内に没入されて行く過程において、ステージ5の載置面5aが、格子空間を貫通し支持桿8に支持されている各半導体基板Wと当接し、各半導体基板Wと保持用トレイ6とを離間させる。各半導体基板Wは、ステージ5の載置面5aに載置される。
【選択図】図1

Description

本発明は、プラズマ処理装置及びプラズマ処理装置用トレイに関する。
マイクロ波にてプラズマを発生させ、この発生させたプラズマに半導体装置を曝すことによって、半導体基板に対してドライエッチング、表面改質、アッシング等を行うプラズマ処理装置が知られている(例えば、特許文献1)。
この種のプラズマ処理装置は、例えば、半導体基板上に形成したレジスト膜を反応性ガスのプラズマを用いてアッシング(灰化)するアッシング処理装置では、プラズマ生成室をチャンバの上側部に設けるとともに、半導体基板を載置したステージを下側部に設けている。そして、プラズマ生成室で発生させたプラズマは下方に設けられたステージに導出する。ステージに載置された半導体基板は、該ステージに設けられた基板加熱手段にて予備加熱されてプラズマ生成室から導出されたプラズマに曝されることによってアッシングされる。
ところで、この種のプラズマ処理装置では、生産効率を高めるために、複数枚の半導体基板をトレイに収容し、その複数枚の半導体基板を収容したトレイをステージに載置する。そして、そのトレイに収容された複数枚の半導体基板を同時にアッシング処理するようにしている。
特開2005−122939号公報
プラズマ処理装置においては、複数の半導体基板は、プラズマ処理が効率よく行われるために、上記したように、ステージに設けられた基板加熱手段にて予備加熱される。しかしながら、複数の半導体基板は、トレイに収容されるため、該トレイを介してステージに設けられた基板加熱手段にて加熱されることになる。
その結果、トレイを介して伝導される熱は、該トレイにて放熱され、各半導体基板への加熱効率が非常に悪く、半導体基板を所定の温度にまで加熱するに時間を要し、生産効率の向上を図る上で問題となる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、ステージに載置される加工用基板の予備加熱効率を上げ生産効率の向上を図ることができるプラズマ処理装置及びプラズマ処理装置用トレイを提供するにある。
請求項1に記載の発明は、保持用トレイに複数枚の加工用基板を収容し、その保持用トレイをチャンバ内のステージに配置し、そのステージ上で、前記保持用トレイに収容した複数枚の加工用基板を同時に加工処理するプラズマ処理装置であって、前記保持用トレイは、外枠と、その外枠の内側に、前記各加工用基板の裏面の一部をそれぞれ支持する複数の支持桿を一定の間隔で延出形成し、前記ステージは、前記保持用トレイの外形形状と同様な形状のトレイ収容溝を載置面に形成し、前記トレイの外枠及び支持桿がそのトレイ収容溝内に収まることによって、前記保持用トレイに収容された各加工用基板が、前記保持用トレイから離間し、前記ステージの載置面に当接載置される。
請求項1に記載の発明によれば、ステージの載置面に形成したトレイ収容溝に、保持用トレイのみを没入させることでき、保持用トレイに収容された複数枚の半導体基板を、同時に、ステージの載置面に載置させることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のプラズマ処理装置において、前記ステージを加熱し、前記ステージを介して前記加工用基板を加熱する加熱手段を備えた。
請求項2に記載の発明によれば、ステージの載置面に載置された複数枚の半導体基板は、ステージの載置面で予備加熱される。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のプラズマ処理装置において、前記加熱手段は、高周波誘導加熱手段であって、前記ステージの外側を巻回した誘導コイルと、前記誘導コイルに高周波電流を供給する高周波電源とからなる。
請求項3に記載の発明によれば、ステージ5は誘導コイルに高周波電流を流すことにより、誘導加熱にて加熱される。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1つに記載のプラズマ処理装置において、前記トレイ収容溝の底面に形成された貫挿穴から出没し、前記保持用トレイの底面を支承するリフト部材と、前記リフト部材を上下動させる昇降手段とを備えた。
請求項4に記載の発明によれば、リフト部材を下動することによって、トレイ収容溝に保持用トレイのみを没入させて、保持用トレイに収容された複数枚の半導体基板をステージの載置面に載置させることができ、リフト部材を上動することによって、ステージの載置面に載置された複数枚の半導体基板を保持用トレイに同時に収容することができる。
請求項5に記載の発明は、チャンバ内に設けられた加熱されたステージに、又は、プラズマ処理が可能なステージに、複数枚の加工用基板を収容して載置するプラズマ処理装置用トレイであって、外枠と、その外枠の内側に一定の間隔で延出形成され、前記各加工用基板の裏面の一部をそれぞれ支持する複数の支持桿とを備えた。
請求項5に記載の発明によれば、複数の加工用基板は、外枠内において複数の支持桿にて支持され底面が開放された状態で収容される。
本発明によれば、ステージに載置される加工用基板の予備加熱効率を上げ生産効率の向上を図ることができるができる。
プラズマアッシング装置の概略断面図。 ステージと保持用トレイを説明するための斜視図。 ステージの平面図。 保持用トレイを支承した状態を示す説明図。 半導体基板が載置された状態を示す説明図。
以下、本発明のプラズマ処理装置の1つであるプラズマアッシング装置に具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は、プラズマ処理装置としてのプラズマアッシング装置1の概略断面図を示す。プラズマアッシング装置1のチャンバ2は、全体形状が直方体をなし、アルミニウム(Al)製で形成されている。チャンバ2の底板3の内底面には、脚部4を介してステージ5が配置固定されている。
ステージ5は、図2及び図3に示すように四角柱形状をなし、側面外周に加熱手段を構成する誘導コイルL(図1参照)が巻回配置されている。そして、誘導コイルLに、高周波電源Gから高周波電流が供給されることによって、即ち、ステージ5は、誘導コイルLと高周波電源Gとかなる誘導加熱手段によって加熱され、ステージ5の載置面5aに載置される複数(本実施形態では4枚)の加工用基板としての半導体基板Wを予備加熱するようになっている。
4枚の半導体基板Wは、保持用トレイ6に収容されて、該保持用トレイ6とともにステージ5に載置される。保持用トレイ6は、図2に示すように、四角枠状の外枠7と、その外枠7の内側が格子状になるように、それぞれ対向する外枠7の辺同士を互いに連結する複数の支持桿8とから形成されている。
外枠7は、その各辺の長さがステージ5の一辺より短く、又、各辺の断面形状が長方形で形成されている。また、各支持桿8は、その断面形状が長方形で形成され、その長辺及び短辺とも外枠7の長辺及び短辺より短くなっている。そして、本実施形態では、外枠7の下面7aと各支持桿8の下面8aは、同一面となっている。従って、外枠7の上面7bは、各支持桿8の上面8bより高い位置にある。
さらに、各支持桿8にて形成された外枠7の内側の各格子空間SPの形状は、前記半導体基板Wの外形より小さくなっている。従って、外枠7内に形成された格子状に配置された各支持桿8の上に4枚の半導体基板Wが、格子空間SPから抜け落ちることなく収容配置される。
また、各支持桿8の上面8bには、4枚の半導体基板Wをそれぞれ位置決め保持するための保持片9が、突出形成されている。従って、それぞれ対応する保持片9間に、各半導体基板Wが嵌合配置されることによって、4枚の半導体基板Wは保持用トレイ6に対して位置決め保持される。
ステージ5は、図2及び図3に示すように、その載置面5aにトレイ収容溝10が形成されている。トレイ収容溝10は、保持用トレイ6を平面視した時の外形形状と同じ形状となるように形成されている。詳述すると、トレイ収容溝10は、保持用トレイ6の外枠7を収容する枠溝部11と、各支持桿8を収容する支持桿溝部12とからなる。枠溝部11と支持桿溝部12からなるトレイ収容溝10の深さは、保持用トレイ6の外枠7の短辺の長さより、深く形成され、図5に示すように、枠溝部11に保持用トレイ6の外枠7が、支持桿溝部12に各支持桿8がそれぞれ没入するようになっている。
従って、載置面5aは、トレイ収容溝10にて、複数に分割され、その分割された各載置面5aは、各支持桿8にて形成された外枠7の内側の各格子空間SPを貫通可能となる。その結果、4枚の半導体基板Wを収容保持した保持用トレイ6をトレイ収容溝10に嵌合させると、保持用トレイ6の外枠7が枠溝部11に没入し、支持桿溝部12に各支持桿8が没入することによって、4枚の半導体基板Wがステージ5の載置面5aに取り残され載置されるようになっている。
分割された各載置面5aには、それぞれ四半円弧状の支持壁13が形成されている。各載置面5aに形成された四半円弧状の支持壁13は、隣合う4つの支持壁13にて、円形の支持壁を形成し、その円形の支持壁内に、ステージ5に載置される各半導体基板Wが収容配置されるようになっている。
トレイ収容溝10の底面10aであって、トレイ収容溝10の四隅には、図3に示すように、貫挿穴10bが形成されている。その各貫挿穴10bには、保持用トレイ6を支承するリフト部材としてのリフトピンLPがそれぞれ貫挿され、各リフトピンLPはそれぞれの昇降手段としての昇降モータM1にて、トレイ収容溝10の底面10aから出没し、保持用トレイ6の底面(外枠7の底面7a)を支承し、同保持用トレイ6を上下動させるようになっている。
そして、各リフトピンLPを各貫挿穴10bに没入させて時、保持用トレイ6は、トレイ収容溝10の底面10aに当接する。即ち、保持用トレイ6は、載置面5aより下方のトレイ収容溝10内に没入する。その結果、図5に示すように、4枚の半導体基板Wは、ステージ5の載置面5aに載置される。そして、ステージ5の載置面5aに載置された4枚の半導体基板Wは、誘導加熱にて加熱されるステージ5にて予備加熱される。
一方、各リフトピンLPを載置面5aより上方位置に上動させた時、トレイ収容溝10内に没入していた保持用トレイ6は、図4に示すように、載置面5aより上方位置に持ち上げられる。
チャンバ2を形成するトッププレート14は、その外側上方に突出した円柱体15が延出形成され、その円柱体15の中央位置にチャンバ2の外側と内側を貫通する貫通穴18が形成されている。
円柱体15の上面15aには、導波管19が連結固定されている。導波管19は、前記貫通穴18に対応する位置に連結穴19aが形成され、その連結穴19aには円板状のマイクロ波透過窓20が、同貫通穴18の上側開口部を閉塞するように配設されている。マイクロ波透過窓20は、セラミックスや石英製などの誘電体透過窓であって、円柱体15の上面15aに対して密着固定されている。そして、導波管19の上流に設けた図示しないマイクロ波発振器からのマイクロ波が導波管19を伝搬しマイクロ波透過窓20を介して前記貫通穴18に導入されるようになっている。
貫通穴18の下側開口部は、貫通穴18の内径より大きな内径に拡開形成された嵌合凹部30が形成されている。
嵌合凹部30が形成された貫通穴18の下側開口部は、円板状の下蓋33にて閉塞されている。下蓋33は、中央に導出穴33aを貫通形成した円板状の下蓋本体34と、その下蓋本体34の下側外周面に延出形成したフランジ部35を有している。下蓋33は、下蓋本体34が貫通穴18に貫挿され、フランジ部35が嵌合凹部30に嵌合するようになっている。
そして、フランジ部35を前記嵌合凹部30の奥面30aにネジ着させることによって、下蓋33(フランジ部35の上面)は、トッププレート14(嵌合凹部30の奥面30a)に対して締結固定される。
これにより、円柱体15に形成した貫通穴18の上下両開口部がマイクロ波透過窓20と下蓋33にて閉塞されて形成された空間に、プラズマ生成室Sが区画形成される。
下蓋本体34の外周面には、環状の環状溝41が形成され、同環状溝41とその環状溝41を塞ぐ貫通穴18の内周面18aとで環状通路を形成している。環状溝41は、前記貫通穴18の内周面18aに形成したガス導入路32の開口部と対向する位置に形成され、ガス導入路32から導入されてくるプラズマ形成用ガス(酸素)が環状通路(環状溝41)に導入されるようになっている。
下蓋本体34の上面外周縁には、プラズマ生成室Sと環状溝41(環状通路)を連通する切り溝42が、切り欠き形成されている。そして、環状溝41に導入されたプラズマ形成用ガス(酸素)は、該切り溝42を介してプラズマ生成室Sに導入される。
プラズマ生成室Sに導入されたプラズマ形成用ガス(酸素)は、同じくマイクロ波透過窓20を介して投入されたマイクロ波によって励起され酸素プラズマとなる。そして、プラズマ生成室Sで生成された酸素プラズマは、下蓋33に形成された導出穴33aを介して下方のステージ5に載置された半導体基板Wに向かって導出される。
下蓋本体34の下側であって前記導出穴33aの開口部と対向する位置に拡散板43が配置されている。拡散板43は、アルミニウム(Al)製よりなり、同じくアルミニウム(Al)製の間隔保持部材44を介してボルト45にて下蓋本体34に対して連結固定されている。拡散板43は、下蓋本体34の導出穴33aから導出された酸素プラズマを分散させて、同酸素プラズマがステージ5の載置面5aに載置された4枚の半導体基板Wに均一に曝されるようにしている。そして、4枚の半導体基板Wは、その半導体基板Wの表面に形成したレジスト膜が酸素プラズマにてアッシングされるようになっている。
また、トッププレート14の内底面には、拡散板43を囲むように円筒形状のスカート46が取着されている。スカート46はアルミニウム(Al)製であって、拡散板43から導出された酸素プラズマが拡散しないように下方に配置された半導体基板Wに導くようにしている。
次に、上記のように構成したプラズマアッシング装置1の作用について説明する。
いま、リフトピンLPを上方位置に配置した状態において、図示しないトレイ受け渡し装置によって、図4に示すように、4枚の半導体基板Wを収容した保持用トレイ6をリフトピンLP上に載せる。リフトピンLP上に保持用トレイ6を配置すると、図5に示すように、リフトピンLPをトレイ収容溝10の底面10aに形成した貫挿穴10bに没入するまで下動させて保持用トレイ6を下降させる。
これによって、保持用トレイ6は、トレイ収容溝10内に没入し、保持用トレイ6の各下面7a,8aは、トレイ収容溝10の底面10aに当接する。このとき、保持用トレイ6は、トレイ収容溝10内に没入されて行く過程において、ステージ5の分割された各載置面5aが、格子空間SPを貫通し支持桿8に支持されている各半導体基板Wと当接し、各半導体基板Wと支持桿8(保持用トレイ6)とを離間させる。そして、図5に示すように、各半導体基板Wを、ステージ5の載置面5aに載置させる。
各半導体基板Wがステージ5の載置面5aに載置されると、ステージ5を誘導加熱にて加熱し、ステージ5を介して載置面5aに載置された半導体基板Wを加熱する。そして、所定の温度まで半導体基板Wが予備加熱されると、プラズマ生成室Sにて生成された酸素プラズマが拡散板43を介して上方から供給される。
これによって、各半導体基板Wの上方から導かれるプラズマにて、半導体基板Wの表面のレジスタ膜がプラズマ処理(アッシング)される。
そして、各半導体基板Wのプラズマ処理(アッシング)が完了すると、リフトピンLPを上動させて保持用トレイ6をステージ5の上方位置まで持ち上げる。
このとき、保持用トレイ6を上動させていく過程において、載置面5aに載置されていた各半導体基板Wは、その裏面が支持桿8と係合して保持用トレイ6に収容されて上動する。
そして、アッシングされた各半導体基板Wを収容した保持用トレイ6は、トレイ受け渡し装置にて回収され、新たな保持用トレイ6が、リフトピンLPに配置され、以後、同様な処理が繰り返されることになる。
以上記述したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)本実施形態によれば、ステージ5の載置面5aに、複数枚の半導体基板Wを位置決め保持する保持用トレイ6のみを没入させるトレイ収容溝10を形成した。そして、保持用トレイ6がトレイ収容溝10内に没入されて行く過程において、ステージ5の載置面5aが、格子空間SPを貫通し支持桿8に支持されている各半導体基板Wと当接し、各半導体基板Wと支持桿8(保持用トレイ6)とを離間させる。そして、各半導体基板Wを、ステージ5の載置面5aに載置させるようにした。
従って、ステージ5を誘導加熱にて加熱することによって、保持用トレイ6を介することなく、直接、各半導体基板Wを加熱することができる。その結果、半導体基板Wに対する予備加熱効率を向上させることができる。
(2)本実施形態によれば、ステージ5を誘導加熱にて加熱したので、効率の良い加熱が行えて加熱温度の制御も容易に行うことができる。
(3)本実施形態によれば、保持用トレイ6をリフトピンLPにて上下動させるだけで、保持用トレイ6の収容保持した4枚の半導体基板Wを、同時に載置面5aに載置することができ、作業効率の向上を図ることができる。
尚、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、保持用トレイ6は、半導体基板Wを支持する底面を格子状に形成したが、これに限定されものではなく、保持用トレイ6は、複数の半導体基板Wを収容支持でき、トレイ収容溝10に自身のみを没入することができる形状であればどんな形状であってもよい。
・上記実施形態では、保持用トレイ6は、外枠7をトレイ収容溝10(枠溝部11)に没入させたが、支持桿8がトレイ収容溝10(支持桿溝部12)が没入すればよいので、外枠7をトレイ収容溝10(枠溝部11)に没入させない構成で実施してもよい。
・上記実施形態では、保持用トレイ6は、4枚の半導体基板Wを収容保持するトレイであったが、これに限定されるものではなく、2枚、3枚、又は5枚以上を収容するトレイに具体化してもよい。
・上記実施形態では、保持用トレイ6は、半導体基板Wを位置決め保持する保持片9を支持桿8の上面8bに形成したが、これを省略して実施してもよい。
・上記実施形態では、ステージ5の分割された載置面5aに支持壁13を形成したが、これを省略して実施してもよい。
・上記実施形態では、誘導加熱にてステージ5を加熱したが、誘導加熱以外に、例えば、抵抗加熱やランプ加熱等のヒータを使った加熱でもよい。
・上記実施形態では、プラズマ処理装置をプラズマアッシング装置1に具体化したが、プラズマを利用して半導体基板Wに対してドライエッチングを行うプラズマ処理装置に応用したり、表面改質を行うプラズマ処理装置に応用してもよい。
1…プラズマアッシング装置、2…チャンバ、5…ステージ、5a…載置面、6…保持用トレイ、7…外枠、7a…下面、7b…上面、8…支持桿、8a…下面、7b…上面、9…保持片、10…トレイ収容溝、10a…底面、10b…貫挿穴、11…枠溝部、12…支持桿溝部、13…支持壁、14…トッププレート、15…円柱体、18…貫通穴、18a…内周面、19…導波管、19a…開口部、20…マイクロ波透過窓、30…嵌合凹部、32…ガス導入路、33…下蓋、33a…導出穴、34…下蓋本体、35…フランジ部、41…環状溝、42…切り溝、G…高周波電源、L…誘導コイル、LP…リフトピン、M1…昇降モータ、S…プラズマ生成室、W…半導体基板。

Claims (5)

  1. 保持用トレイに複数枚の加工用基板を収容し、その保持用トレイをチャンバ内のステージに配置し、そのステージ上で、前記保持用トレイに収容した複数枚の加工用基板を同時に加工処理するプラズマ処理装置であって、
    前記保持用トレイは、外枠と、その外枠の内側に、前記各加工用基板の裏面の一部をそれぞれ支持する複数の支持桿を一定の間隔で延出形成し、
    前記ステージは、前記保持用トレイの外形形状と同様な形状のトレイ収容溝を載置面に形成し、
    前記トレイの外枠及び支持桿がそのトレイ収容溝内に収まることによって、前記保持用トレイに収容された各加工用基板が、前記保持用トレイから離間し、前記ステージの載置面に当接載置されることを特徴とするプラズマ処理装置。
  2. 請求項1に記載のプラズマ処理装置において、
    前記ステージを加熱し、前記ステージを介して前記加工用基板を加熱する加熱手段を備えたことを特徴とするプラズマ処理装置。
  3. 請求項2に記載のプラズマ処理装置において、
    前記加熱手段は、高周波誘導加熱手段であって、前記ステージの外側を巻回した誘導コイルと、前記誘導コイルに高周波電流を供給する高周波電源とからなることを特徴とするプラズマ処理装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載のプラズマ処理装置において、
    前記トレイ収容溝の底面に形成された貫挿穴から出没し、前記保持用トレイの底面を支承するリフト部材と、
    前記リフト部材を上下動させる昇降手段と
    を備えたことを特徴とするプラズマ処理装置。
  5. チャンバ内に設けられた加熱されたステージに、又は、プラズマ処理が可能なステージに、複数枚の加工用基板を収容して載置するプラズマ処理装置用トレイであって、
    外枠と、
    その外枠の内側に一定の間隔で延出形成され、前記各加工用基板の裏面の一部をそれぞれ支持する複数の支持桿と
    を備えたプラズマ処理装置用トレイ。
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