JP5236591B2 - プラズマ処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プラズマ処理装置に関する。
近年、半導体集積回路装置においては、ますますの高集積化が望まれており、その要求に応えるべく、半導体チップの裏面にも集積回路を形成する技術が提案されている。そして、半導体チップの表裏両面に集積回路を形成する際、プラズマ処理装置にて、マイクロ波にて生成したプラズマを半導体基板に曝し、半導体基板に対してアッシング、ドライエッチング、表面改質等が行われることになる(例えば、特許文献1)。
特開2005−122939号公報
このようなプラズマ処理装置においては、ステージに載置された半導体基板(ウェハー)の表裏両面に対して、同時にアッシング、ドライエッチング等の表面加工を行うことができなかった。従って、半導体基板(ウェハー)の各面毎に表面加工しなければならず、生産効率が非常に悪かった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、加工用基板の表裏両面を同時に表面加工できようにし、生産効率の向上を図ることのできるプラズマ処理装置を提供するにある。
求項に記載の発明は、チャンバ内に形成したプラズマ生成室で生成したプラズマを、前記チャンバ内に設けたステージに載置された加工用基板に対して上方から曝して、前記加工用基板の表面をプラズマ処理するプラズマ処理装置であって、前記ステージを加熱し、前記ステージを介して前記加工用基板を加熱する加熱手段と、貫通穴を有し、その貫通穴を閉塞するように前記加工基板を配置して、前記加工用基板とともに前記ステージに配置されるサセプタと、前記サセプタを上下動させ、前記加工用基板を前記ステージに対して上下動させる移動手段とを備え、前記移動手段が前記加工用基板を前記ステージに対して上方に離間させた状態にして、前記加工用基板の表面を曝す前記プラズマの一部を前記加工用基板の裏面に回り込ませて、前記加工用基板の表面及び裏面を同時にプラズマ処理する
請求項に記載の発明によれば、加工用基板を、ステージの上面から離間させることができることから、プラズマの一部を加工用基板の裏面に回り込ませることができ、加工用基板の裏面にプラズマを曝すことができる。従って、加工用基板の表面及び裏面を同時にプラズマ処理することができ、生産効率の向上を図ることができる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載のプラズマ処理装置において、前記ステージの上面に吸引口を形成し、その吸引口を真空ポンプと接続して、前記ステージと前記ステージから上動させて離間させた加工用基板との間を負圧状態にする。
請求項に記載の発明によれば、加工用基板の裏面にプラズマの一部を効率よく回り込ませることができ、ウェーハの裏面にプラズマを曝すことができる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載のプラズマ処理装置において、前記吸引口と前記真空ポンプの間に、前記吸引口に吸引されるプラズマの量を変化させる制御弁を設けた。
請求項に記載の発明によれば、吸引口に吸引されるプラズマの量を変化させることによって、加工用基板とステージとの間に回り込んだプラズマを、その間で乱流させ滞留させることができ、加工用基板の裏面に対してプラズマをより効率よく曝すことができる。
請求項に記載の発明は、請求項のいずれか1に記載のプラズマ処理装置において、前記ステージは、その上面の外周部に、環状の段差面を形成して、その環状の段差面の内側に前記サセプタの貫通穴の内径より小さい内径を有する円柱上の突出部を突出形成し、前記サセプタの貫通穴を前記突出部に貫挿させて、前記サセプタを前記段差面に当接した状態で、前記加工用基板を前記突出部に載置する。
請求項に記載の発明によれば、加工用基板が突出部に載置された状態で、突出部に貫挿され段差面に当接したサセプタを上動させれば、突出部に載置された加工用基板の外周部が、上動途中でサセプタと係合する。そして、加工用基板は、サセプタとともに上動する。
請求項に記載の発明は、請求項のいずれか1に記載のプラズマ処理装置において、前記貫通穴を有したサセプタは、円環状板体であって、前記貫通穴の内周面が表面側から裏面側に向かうほどその内径が縮径する傾斜面を有し、円板状の前記加工用基板の外周縁が前記傾斜面と係合する。
請求項に記載の発明によれば、加工用基板の外周縁が傾斜面と係合することで、サセプタが移動手段にて、ステージから上動すると、円板状の加工用基板も上動して加工用基板は、ステージから離間する。
本発明によれば、加工用基板の表裏両面を同時に表面加工できようにし、生産効率の向上を図ることができる。
プラズマアッシング装置の概略断面図。 ステージとサセプタを説明するための斜視図。 サセプタと半導体基板がステージから離間された状態を説明するための要部断面図。 サセプタに半導体基板が支持された状態を説明するための説明図。 半導体基板がステージに載置された状態を示す説明図。
以下、本発明のプラズマ処理装置の1つであるプラズマアッシング装置に具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は、プラズマ処理装置としてのプラズマアッシング装置1の概略断面図を示す。プラズマアッシング装置1のチャンバ2は、全体形状が直方体をなし、アルミニウム(Al)製で形成されている。チャンバ2の底板3の内底面には、脚部4を介してステージ5が配置固定されている。
ステージ5は、円柱形状をなし、下面に加熱手段としてのヒータHを有し、同ヒータHにて加熱され、加熱された熱にて、ステージ5に載置されたプラズマ処理(アッシング)する加工用基板としての半導体基板Wを加熱するようになっている。ステージ5は、その上面外周縁を切り欠いて円環状の段差面5aを形成している。そして、ステージ5は、円環状の段差面5aの内側の小径の円柱状の突出部5bの上面を載置面5cとしている。
ステージ5の段差面5aには、複数の貫通穴6が形成されている。その各貫通穴6には、環状のサセプタ7を支承する移動手段を構成する昇降ロッドR1が貫挿され、各昇降ロッドR1はそれぞれの移動手段を構成する昇降モータM1にて、段差面5aから出没し、環状のサセプタ7を上下動させるようになっている。そして、各昇降ロッドR1が各貫通穴6に没入した時、サセプタ7は、ステージ5の突出部5bに後記する基板保持穴9を貫挿した状態でステージ5の段差面5aに載置される。
サセプタ7は、図2に示すように円環状板体であって、その内周面8が表面側から裏面側に向かうほどその内径が縮径する傾斜面であって、この傾斜した内周面8を有した貫通穴を基板保持穴9としている。サセプタ7の基板保持穴9の裏面側の開口部の内径は、ステージ5の突出部5bの直径より大きくなるように形成されている。
サセプタ7は、この傾斜した内周面8で円板状の半導体基板Wの裏面Wa外周縁を支持して、半導体基板Wを基板保持穴9内に収容するようになっている。つまり、基板保持穴9内に収容される半導体基板Wは、その直径が縮径した基板保持穴9の裏面側の開口部の内径より大きい半導体基板である。
また、サセプタ7の板厚は、ステージ5の突出部5bの高さと半導体基板Wの厚さを加えた値より、大きな値に設定されている。しかも、本実施形態では、基板保持穴9内に半導体基板Wが収容されているとき、半導体基板Wの裏面Waからサセプタ7の下面までの距離が、ステージ5の突出部5bの高さより短くなるようになっている。
従って、各昇降ロッドR1を各貫通穴6に没入させて、サセプタ7を突出部5bにその基板保持穴9を貫挿させて段差面5aに載置させたとき、ステージ5の突出部5bは、サセプタ7から突出することなく内包されるとともに、突出部5bの上面(載置面5c)は、基板保持穴9の内周面8に当接している半導体基板Wを持ち上げてサセプタ7(基板保持穴9)から離間させる。その結果、図5に示すように、半導体基板Wは、ステージ5の載置面5cに載置される。そして、ステージ5の載置面5cに載置された半導体基板Wは、ステージ5を介してヒータHにて加熱される。
反対に、各昇降ロッドR1を各貫通穴6から突出させて、サセプタ7を段差面5aから上動させたとき、突出部5bの載置面5cに載置されていた半導体基板Wは、図1、図3及び図4に示すように、その裏面Wa外周縁が基板保持穴9の内周面8と係合してサセプタ7とともに上動し載置面5cから離間する。そして、サセプタ7に支持され載置面5cから離間した半導体基板Wは、上方からのプラズマに曝されてプラズマ処理がなされる。
ステージ5の載置面5cには、複数の吸引口11が形成され、各吸引口11は、ステージ5本体に形成された導出通路12(図3参照)を介してステージ5の下面に取着した電磁バルブB1に繋がっている。その電磁バルブB1は、チャンバ2の底板3に形成した排気穴3aを介して真空ポンプP1に繋がっている。
そして、半導体基板Wが載置面5cから離間した状態において、真空ポンプP1を駆動し電磁バルブB1を開くことによって、半導体基板Wと載置面5cとの間の空間を、負圧状態にするようになっている。従って、半導体基板Wの上方から導かれるプラズマは、その一部が半導体基板Wと載置面5cとの間の空間に回り込むようになっている。このとき、電磁バルブB1の開閉を間欠的に繰り返すことによって、半導体基板Wと載置面5cとの間の空間に回り込んだプラズマは、同空間で滞留するようになる。
チャンバ2を形成するトッププレート14は、その外側上方に突出した円柱体15が延出形成され、その円柱体15の中央位置にチャンバ2の外側と内側を貫通する貫通穴18が形成されている。
円柱体15の上面15aには、導波管19が連結固定されている。導波管19は、前記貫通穴18に対応する位置に連結穴19aが形成され、その連結穴19aには円板状のマイクロ波透過窓20が、同貫通穴18の上側開口部を閉塞するように配設されている。マイクロ波透過窓20は、セラミックスや石英製などの誘電体透過窓であって、円柱体15の上面15aに対して密着固定されている。そして、導波管19の上流に設けた図示しないマイクロ波発振器からのマイクロ波が導波管19を伝搬しマイクロ波透過窓20を介して前記貫通穴18に導入されるようになっている。
貫通穴18の下側開口部は、貫通穴18の内径より大きな内径に拡開形成された嵌合凹部30が形成されている。
嵌合凹部30が形成された貫通穴18の下側開口部は、円板状の下蓋33にて閉塞されている。下蓋33は、中央に導出穴33aを貫通形成した円板状の下蓋本体34と、その下蓋本体34の下側外周面に延出形成したフランジ部35を有している。下蓋33は、下蓋本体34が貫通穴18に貫挿され、フランジ部35が嵌合凹部30に嵌合するようになっている。
そして、フランジ部35を前記嵌合凹部30の奥面30aにネジ着させることによって、下蓋33(フランジ部35の上面)は、トッププレート14(嵌合凹部30の奥面30a)に対して締結固定される。
これにより、円柱体15に形成した貫通穴18の上下両開口部がマイクロ波透過窓20と下蓋33にて閉塞されて形成された空間に、プラズマ生成室Sが区画形成される。
下蓋本体34の外周面には、環状の環状溝41が形成され、同環状溝41とその環状溝41を塞ぐ貫通穴18の内周面18aとで環状通路を形成している。環状溝41は、前記貫通穴18の内周面18aに形成したガス導入路32の開口部と対向する位置に形成され、ガス導入路32から導入されてくるプラズマ形成用ガス(酸素)が環状通路(環状溝41)に導入されるようになっている。
下蓋本体34の上面外周縁には、プラズマ生成室Sと環状溝41(環状通路)を連通する切り溝42が、切り欠き形成されている。そして、環状溝41に導入されたプラズマ形成用ガス(酸素)は、該切り溝42を介してプラズマ生成室Sに導入される。
プラズマ生成室Sに導入されたプラズマ形成用ガス(酸素)は、同じくマイクロ波透過窓20を介して投入されたマイクロ波によって励起され酸素プラズマとなる。そして、プラズマ生成室Sで生成された酸素プラズマは、下蓋33に形成された導出穴33aを介して下方のステージ5に載置された半導体基板Wに向かって導出される。
下蓋本体34の下側であって前記導出穴33aの開口部と対向する位置に拡散板43が配置されている。拡散板43は、アルミニウム(Al)製よりなり、同じくアルミニウム(Al)製の間隔保持部材44を介してボルト45にて下蓋本体34に対して連結固定されている。拡散板43は、下蓋本体34の導出穴33aから導出された酸素プラズマを分散させて、同酸素プラズマが前記サセプタ7に支持された半導体基板Wに均一に曝されるようにしている。そして、サセプタ7に支持された半導体基板Wは、その半導体基板Wの表面Wb及び裏面Waに形成したレジスト膜が酸素プラズマにてアッシングされるようになっている。
また、トッププレート14の内底面には、拡散板43を囲むように円筒形状のスカート46が取着されている。スカート46はアルミニウム(Al)製であって、拡散板43から導出された酸素プラズマが拡散しないように下方に配置された半導体基板Wに導くようにしている。
次に、上記のように構成したプラズマアッシング装置1の作用について説明する。
いま、サセプタ7を昇降ロッドR1にて上方位置に配置した状態において、図示しない基板受け渡し装置によって、サセプタ7の基板保持穴9に半導体基板Wが裏面Waを下方にして配置される。これによって、半導体基板Wの裏面Wa外周縁が基板保持穴9の内周面8と当接し、基板保持穴9に収容される。
半導体基板Wが基板保持穴9に収容されると、昇降ロッドR1をステージ5の段差面5aの貫通穴6に没入するまで下動させてサセプタ7を下降させる。
これによって、サセプタ7は、その基板保持穴9にステージ5の突出部5bを貫挿させながら下降し、サセプタ7の下面は、ステージ5の段差面5aに当接する。このとき、ステージ5の突出部5bに貫挿されて行く過程において、突出部5bの載置面5cが、基板保持穴9の内周面8に当接している半導体基板Wを持ち上げて基板保持穴9から離間させる。そして、図5に示すように、半導体基板Wを、ステージ5の載置面5cに載置させる。
半導体基板Wがステージ5の載置面5cに載置させると、ステージ5に設けたヒータHを駆動して、ステージ5を介して載置面5cに載置した半導体基板Wを加熱する。そして、所定の温度まで半導体基板Wが加熱されると、昇降ロッドR1を図3に示す位置まで上動させてサセプタ7をステージ5の段差面5aから離間させる。
このとき、サセプタ7を上動させていく過程において、突出部5bの載置面5cに載置されていた半導体基板Wは、その裏面Wa外周縁が基板保持穴9の内周面8と係合してサセプタ7とともに上動し載置面5cから離間する。その結果、サセプタ7の下面(半導体基板Wの裏面Wa)とステージ5の段差面5a(載置面5c)との間に、空間が形成される。
サセプタ7(半導体基板W)を図3に示す位置に配置すると、プラズマ生成室Sにて生成された酸素プラズマが拡散板43を介して上方から供給される。このとき、真空ポンプP1を駆動し電磁バルブB1を開き、半導体基板Wの裏面Waと載置面5cとの間の空間を、負圧状態にする。
これによって、半導体基板Wの上方から導かれるプラズマは、その一部が半導体基板Wと載置面5cとの間の空間に回り込む。そして、電磁バルブB1の開閉を間欠的に繰り返すことによって、半導体基板Wの裏面Waと載置面5cとの間の空間に回り込んだプラズマは、同空間で滞留する。
その結果、半導体基板Wの裏面Waと載置面5cとの間の空間に回り込んだプラズマによって、半導体基板Wの裏面Waのレジスト膜は、プラズマに曝されてプラズマ処理(アッシング)がなされる。
つまり、半導体基板Wの表面Wbのレジスト膜が上方から導かれるプラズマによってプラズマ処理(アッシング)されている時に、あわせて裏面Waのレジスト膜もプラズマ処理(アッシング)がなされる。
以上記述したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)本実施形態によれば、半導体基板Wをステージ5から離間させることによって、半導体基板Wの表面Wbに曝す酸素プラズマの一部を、同半導体基板Wの裏面Waに回り込ませようにして、半導体基板Wの裏面Waにその回り込んだプラズマを曝すようにした。従って、半導体基板Wの表面Wb及び裏面Waのレジスト膜を同時に、プラズマにてアッシング処理することができる。その結果、半導体チップの高集積化を図るために、半導体基板Wの表面Wb及び裏面Waに集積回路を形成する製造プロセスが短縮でき生産効率の向上を図ることができる。
(2)本実施形態によれば、ステージ5の載置面5cに吸引口11を形成し、その吸引口11を真空ポンプP1と接続し同真空ポンプP1にて吸引して、ステージ5とステージ5から離間させた半導体基板Wとの間の空間を、負圧状態にした。従って、酸素プラズマの一部を効率よく半導体基板Wの裏面Waに回り込ませることができ、半導体基板Wの裏面Waのレジスト膜に酸素プラズマを曝すことができる。
(3)本実施形態によれば、吸引口11と真空ポンプP1の間に設けた電磁バルブB1を間欠的に開閉し、吸引口11に吸引されるプラズマの量を変化させようにした。従って、半導体基板Wとステージ5との間に回り込んだ酸素プラズマを、その間で乱流させ滞留させることができため、半導体基板Wの裏面Waのレジスト膜に対して酸素プラズマをより効率よく曝すことができる。
(4)本実施形態によれば、サセプタ7の傾斜面を有した内周面の基板保持穴9内に半導体基板Wを収容保持するサセプタ7を設けた。また、ステージ5を、その上面に外周部に、環状の段差面5aを形成して、その環状の段差面5aの内側にサセプタ7の基板保持穴9を貫挿する突出部5bを形成した。
そして、基板保持穴9内に半導体基板Wを収容保持した状態でサセプタ7を、段差面5aに当接すように下動させると、基板保持穴9内に収容保持された半導体基板Wは、サセプタ7から離間しステージ5(突出部5b)の載置面5cに載置させることができるようにした。従って、半導体基板WをヒータHにて加熱されたステージ5にて所定の温度まで加熱させることができる。
また、サセプタ7を上動させてステージ5の段差面5aから離間させると、突出部5bの載置面5cに載置されていた半導体基板Wは、その裏面Wa外周縁が基板保持穴9の内周面8と係合してサセプタ7とともに上動し載置面5cから離間する。その結果、半導体基板Wの裏面Waと載置面5cとの間に、空間を形成させることができる。
尚、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、サセプタ7に形成した基板保持穴9の内周面8は、表面側から裏面側に向かうほどその内径が縮径する傾斜面であったが傾斜面でなくてもよい。つまり、内径が一定の基板保持穴9であってもよい。この場合、半導体基板Wは、その基板保持穴9を閉塞するようにサセプタ7の上面に載置される。
・上記実施形態では、ステージ5に吸引口11を設け、真空ポンプP1にてステージ5とステージ5から離間させた半導体基板Wとの間の空間を負圧状態にしたが、ステージ5、真空ポンプP1等を省略して負圧状態にしなくてもよい。
・上記実施形態では、ヒータHを使ってステージ5を加熱し、その加熱されたステージ5にて半導体基板Wを加熱するようにしたが、ヒータHによる加熱以外に、例えば、誘導加熱を使った加熱でもよい。
・上記実施形態では、サセプタ7は、基板保持穴9は円形状であったが、これに限定されず、半導体基板Wの裏面Waが開放される形状であればどんな形状の穴であってもよい。
・上記実施形態では、プラズマ処理装置をプラズマアッシング装置1に具体化したが、プラズマを利用して半導体基板Wに対してドライエッチングを行うプラズマ処理装置に応用したり、表面改質を行うプラズマ処理装置に応用してもよい。
1…プラズマアッシング装置、2…チャンバ、5…ステージ、5a…段差面、5b…突出部、5c…載置面、6…貫通穴、7…サセプタ、8…内周面、9…基板保持穴、11…吸引口、12…導出通路、14…トッププレート、15…円柱体、18…貫通穴、18a…内周面、19…導波管、19a…開口部、20…マイクロ波透過窓、30…嵌合凹部、32…ガス導入路、33…下蓋、33a…導出穴、34…下蓋本体、35…フランジ部、41…環状溝、42…切り溝、B1…電磁バルブ、H…ヒータ、M1…昇降モータ、P1…真空ポンプ、R1…昇降ロッド、S…プラズマ生成室、W…半導体基板、Wa…裏面、Wb…表面。

Claims (5)

  1. チャンバ内に形成したプラズマ生成室で生成したプラズマを、前記チャンバ内に設けたステージに載置された加工用基板に対して上方から曝して、前記加工用基板の表面をプラズマ処理するプラズマ処理装置であって、
    前記ステージを加熱し、前記ステージを介して前記加工用基板を加熱する加熱手段と、
    貫通穴を有し、その貫通穴を閉塞するように前記加工用基板を配置して、前記加工用基板とともに前記ステージに配置されるサセプタと、
    前記サセプタを上下動させ、前記加工用基板を前記ステージに対して上下動させる移動手段と、を備え
    前記移動手段が前記加工用基板を前記ステージに対して上方に離間させた状態にして、前記加工用基板の表面を曝す前記プラズマの一部を前記加工用基板の裏面に回り込ませて、前記加工用基板の表面及び裏面を同時にプラズマ処理することを特徴とするプラズマ処理装置。
  2. 請求項に記載のプラズマ処理装置において、
    前記ステージの上面に吸引口を形成し、その吸引口を真空ポンプと接続して、前記ステージと前記ステージから上動させて離間させた加工用基板との間を負圧状態にすることを特徴とするプラズマ処理装置。
  3. 請求項に記載のプラズマ処理装置において、
    前記吸引口と前記真空ポンプの間に、前記吸引口に吸引されるプラズマの量を変化させる制御弁を設けたことを特徴とするプラズマ処理装置。
  4. 請求項のいずれか1に記載のプラズマ処理装置において、
    前記ステージは、その上面の外周部に、環状の段差面を形成して、その環状の段差面の内側に前記サセプタの貫通穴の内径より小さい内径を有する円柱上の突出部を突出形成し、前記サセプタの貫通穴を前記突出部に貫挿させて、前記サセプタを前記段差面に当接した状態で、前記加工用基板を前記突出部に載置することを特徴とするプラズマ処理装置。
  5. 請求項のいずれか1に記載のプラズマ処理装置において、
    前記貫通穴を有したサセプタは、円環状板体であって、前記貫通穴の内周面が表面側から裏面側に向かうほどその内径が縮径する傾斜面を有し、円板状の前記加工用基板の外周縁が前記傾斜面と係合することを特徴とするプラズマ処理装置。
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