JP2017220591A - プラズマ処理装置、プラズマ処理方法、及びプラズマ処理装置用トレイ - Google Patents

プラズマ処理装置、プラズマ処理方法、及びプラズマ処理装置用トレイ Download PDF

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Abstract

【課題】プラズマ処理において、トレイの割れを防止する。【解決手段】ドライエッチング装置10は、減圧可能なチャンバ11と、チャンバ11内にプラズマを発生させるプラズマ発生源と、基板7を収容する基板収容孔3を有し、チャンバ11内へ搬入搬出可能なトレイ1と、チャンバ11内に設けられ、チャンバ11内に搬入されるトレイ1が載置されるトレイ載置部22Aと、基板7の下面が載置される基板載置部22Cとを備えるESC22と、ESC22に内蔵され、基板7を基板載置部22Cに静電吸着すると共に、トレイ1をトレイ載置部22Aに静電吸着するための静電吸着用電極22Dと、静電吸着用電極22Dに直流電圧を印加する直流電源27と、トレイ載置部22A及び基板載置部22Cを含むESC22を冷却する冷却流路24とを備える。トレイ1の下面2Bは、トレイ1を構成する材料より高い導電性を有する金属層4により部分的に被覆されている。【選択図】図1

Description

本発明は、プラズマ処理装置、プラズマ処理方法、及びプラズマ処理装置用トレイに関する。
トレイ上に複数の基板を載置してバッチ処理を行うプラズマ処理装置が知られている。この種のプラズマ処理装置は、大量生産を行うLED(Light Emitting Diode)及びSAW(Surface Acoustic Wave)デバイス等の製造に使用されている。
特許文献1のプラズマ処理装置では、基板を収容したトレイが、下部電極として機能する基板サセプタ上に載置される。基板及びトレイは、静電吸着により基板サセプタに密着する。基板サセプタには冷却機構が設けられており、基板及びトレイは基板サセプタと面接触し、直接的な熱伝導により冷却される。
特許第5539436号公報
プラズマ処理の際、基板だけでなくトレイにもプラズマが照射される。プラズマが照射されると、トレイの温度が上昇する。トレイの温度上昇により、トレイが熱変形し、トレイの下面の平面度が低下する。平面度の低下に起因してトレイの基板サセプタに対する密着度にばらつきが生じると、トレイの冷却にばらつきが生じる。トレイが均一に冷却されないと、トレイ内で温度差が生じ、この温度差によりトレイに割れ等の損傷が生じるおそれがある。
また、トレイ材質としては、プロセスに応じて、SiC(炭化シリコン)、石英、又はアルミナ等が使用される。SiCのトレイは、割れ難いが高価である。石英のトレイは、割れ易く大径の基板を扱い難い。アルミナのトレイは、安価であるが、熱衝撃に弱く、ハイパワー条件でプラズマ処理を実行すると、上述のようにトレイ内の温度差により割れるおそれがある。
本発明は、プラズマ処理中のトレイの損傷を防止することを課題とする。
本発明の第1の態様のプラズマ処理装置は、減圧可能なチャンバと、前記チャンバ内にプラズマを発生させるプラズマ発生源と、基板を収容する基板収容部を有し、前記チャンバ内へ搬入搬出可能なトレイと、前記チャンバ内に設けられ、前記チャンバ内に搬入される前記トレイの下面が載置されるトレイ載置部と、前記基板が載置される基板載置部とを備える誘電体部材と、前記誘電体部材に内蔵され、前記基板を前記基板載置部に静電吸着すると共に、前記トレイを前記トレイ載置部に静電吸着するための静電吸着用電極と、前記静電吸着用電極に直流電圧を印加する直流電圧印加機構と、前記トレイ載置部及び前記基板載置部を含む前記誘電体部材を冷却する冷却機構とを備え、前記トレイの下面は、前記トレイを構成する材料より高い導電性を有する金属層により部分的に被覆されている。
プラズマ処理装置では、直流電圧印加機構で静電吸着用電極に直流電圧が印加されることにより、静電吸着用電極が内蔵された誘電体部材にトレイが静電吸着される。誘電体部材は冷却機構により冷却されており、トレイは誘電体部材と面接触することで直接的な熱伝導により冷却される。この際、プラズマがトレイに照射され、トレイが熱変形すると、この面接触が精度良く行われず、トレイの冷却にばらつきが生じ、トレイ内に温度差が生じ、トレイに割れ等の損傷が生じるおそれがある。これに対し、上記構成のように、トレイの下面が部分的に金属層により被覆されていることで、被覆された部分の導電性が向上し、その部分をトレイ載置部に強く静電吸着できる。そのため、トレイ内に冷却され易い部分を設けることができる。トレイの冷却ばらつきが存在する場合、冷却され難い箇所に対して上記のように冷却されやすい部分を設けることで、冷却ばらつきを解消し、トレイの温度を均一化できる。従って、この構成によれば、プラズマ処理時のトレイの反りの発生を抑制し、結果としてトレイの割れ等の損傷を防止できる場合がある。
前記トレイの下面の中央部は、外周部に比べて、金属層により被覆されている割合が大きくてもよい。
一般に、トレイに対してプラズマが照射されると、トレイの熱延により、トレイの中央部が外周部に対して上方に膨出する。そのため、トレイの中央部は、外周部に比べてトレイ載置部との距離が増大し、冷却され難い。即ち、相対的に、トレイの中央部は温度が高く、トレイの外周部は温度が低くなり易い。これに対し、上記構成のように、トレイの下面の中央部は、外周部に比べて、金属層により被覆されている割合が大きいことで、トレイ載置部にトレイの中央部を吸着し易くし、即ち冷却し易くしている。従って、トレイの中央部と外周部の温度差が減少し、トレイの膨出(反り)が緩和され、割れ等の損傷を防止できる。
前記トレイの下面の外周部は、外周端の全周にわたって、金属層により被覆されておらず前記トレイの下面が露出していてもよい。
上述のようにトレイの中央部が上方に膨出することから、トレイの外周端はトレイ支持部と最も近接する部分である。即ち、トレイの外周端はトレイ内で最も冷却されやすい部分である。従って、上記構成のように、トレイの外周端に金属層により被覆されておらず前記トレイの下面が露出している領域を有することで、外周部の温度を相対的に上昇させ、中央部と外周部の温度差を一層減少できる。
前記金属層は、前記基板収容部の周囲を囲んでいてもよい。
トレイの基板収容部には、プラズマの照射対象である基板が収容されている。トレイと基板はどちらも、冷却された誘電体部材に静電吸着され、冷却されているが、トレイは基板にくらべて平面度が低いため誘電体部材との熱伝導が悪く、温度が基板よりも高くなる。また、基板の冷却を確実に行うために、仮に基板載置部に冷却用のガス孔を設け、このガス孔から基板と基板載置部との間にヘリウムなどの冷却用ガスを導入して基板を冷却する場合、基板とトレイとの温度差はさらに大きくなりやすい。このように、トレイの温度が基板の温度よりも高いと、基板の外周部は、トレイとの距離が近いため、トレイからの熱輻射の影響を受け、基板の中心部に比べて温度が上昇しやすい。従って、上記構成のように、基板収容部の周囲が、金属層により被覆されていることで、トレイ載置部にトレイの基板収容部を吸着し易くし、即ち冷却し易くし、トレイの輻射熱による基板の外周部の温度上昇を抑制することができる。
前記基板収容部は、厚み方向に貫通する基板収容孔と、前記基板収容孔の孔壁から突出し、前記基板収容孔内に収容された基板の下面の外側縁部分を支持する基板支持部とを備えてもよい。
基板収容部が貫通孔(基板収容孔)である場合、有底穴の場合と比べて強度が低下し、トレイの割れが生じる可能性が高い。従って、特に基板収容部が貫通孔(基板収容孔)である場合に上記のように割れ難いトレイの構造を採用することは有効である。
前記トレイは、アルミナを主成分とするセラミクスからなってもよい。
アルミナのトレイは割れ易いが安価である。従って、特にアルミナのトレイに対して上記のように割れ難いトレイの構造を採用することで、安価で割れ等の問題を克服したプラズマ処理が可能である。ここで、「主成分」とは、全体に占める質量%が98.5%以上、好ましくは99.5%以上であることを指すものとする。
前記金属層は、ニッケルを主成分としてもよい。
ニッケルはプラズマ処理のプロセスで通常よく使用される塩素又はフッ素に対して反応し難いため、金属層の主成分をニッケルとすることで、塩素系のプロセス又はフッ素系のプロセスを有するプラズマ処理においても上記構造のトレイを使用できる。ここで、「主成分」とは、全体に占める質量%が98%以上であることを指すものとする。
本発明の第2の態様のプラズマ処理装置は、減圧可能なチャンバと、前記チャンバ内にプラズマを発生させるプラズマ発生源と、基板を収容する基板収容部を有し、前記チャンバ内へ搬入搬出可能なトレイと、前記チャンバ内に設けられ、前記チャンバ内に搬入される前記トレイの下面が載置されるトレイ載置部と、前記基板が載置される基板載置部とを備える誘電体部材と、前記誘電体部材に内蔵され、前記基板を前記基板載置部に静電吸着すると共に、前記トレイを前記トレイ載置部に静電吸着するための静電吸着用電極と、前記静電吸着用電極に直流電圧を印加する直流電圧印加機構と、前記トレイ載置部および前記基板載置部を含む前記誘電体部材を冷却する冷却機構とを備え、前記トレイの下面の外周部は、中央部に対して凹形状を有する。
この構成により、トレイの下面の外周部が中央部に対して凹形状を有することで、外周部が中央部に比べてトレイ載置部に接触し難くなる。即ち外周部が中央部に比べて冷却され難くなり、トレイの中央部と外周部の温度差が減少し、トレイの割れ等の損傷を防止できる。
本発明の第2の態様のプラズマ処理方法は、トレイの基板収容部に基板を収容し、前記トレイの下面は前記トレイを構成する材料より高い導電性を有する金属層により部分的に被覆されており、前記基板を収容した前記トレイをチャンバ内に配置された誘電体部材へ搬送し、前記トレイを前記誘電体部材が備えるトレイ載置部に載置すると共に、前記基板を前記誘電体部材が備える基板載置部に載置し、前記誘電体部材に内蔵された静電吸着用電極に直流電圧を印加することで、前記基板を前記基板載置部に静電吸着すると共に、前記トレイを前記トレイ載置部に静電吸着し、前記誘電体部材の前記トレイ載置部及び前記基板載置部を冷却すると共に、前記チャンバ内にプラズマを発生させて前記基板にプラズマ処理を施すことを含む、プラズマ処理方法。
本発明の第3の態様のプラズマ処理装置用トレイは、基板を収容する基板収容部を有し、片面の中央部が外周部に比べて金属層により被覆されている割合が大きい。
本発明によれば、プラズマ処理中のトレイ内の温度を均一化できるため、トレイの割れを防止できる。
本発明の第1実施形態に係るプラズマ処理装置の模式的な断面図。 図1のトレイ及び誘電体部材を示す斜視図。 図2のトレイを示す上側平面図。 図2のトレイを示す下側平面図。 図1のトレイを誘電体部材に載置する前の断面図。 図1のトレイを誘電体部材に載置した後の断面図。 第2実施形態に係るプラズマ処理装置のトレイを示す上側平面図。 第2実施形態に係るプラズマ処理装置のトレイを示す下側平面図。 第2実施形態に係るトレイを誘電体部材に載置する前の断面図。 第2実施形態に係るトレイを誘電体部材に載置した後の断面図。 第3実施形態に係るプラズマ処理装置のトレイを示す上側平面図。 第3実施形態に係るプラズマ処理装置のトレイを示す下側平面図。 第3実施形態に係るトレイを誘電体部材に載置する前の断面図。 第3実施形態に係るトレイを誘電体部材に載置した後の断面図。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るドライエッチング装置(プラズマ処理装置)10を示す。本実施形態のドライエッチング装置10は、ICP(誘導結合プラズマ)型であり、トレイ1に収容された基板7をプラズマ処理してドライエッチングする。
まず、ドライエッチング装置10の構成を説明する。
ドライエッチング装置10は、減圧可能なチャンバ11を有する。チャンバ11には、基板7を保持したトレイ1を搬入出するために、開閉可能なゲート12が設けられている。本実施形態におけるトレイ1は、4インチ(直径約100mm)の基板7を7枚保持できる(図2参照)。チャンバ11には、エッチングガス供給源13に接続されたエッチングガス供給口14と、真空排気装置15に接続された排気口16とが設けられている。さらに、チャンバ11内の底部には、バイアス電圧が印加される下部電極としての機能と、基板7及びトレイ1の載置台としての機能とを有する基板サセプタ18が配設されている。基板サセプタ18と対向するチャンバ11の上端開口は、石英等の誘電体からなる天板19で閉鎖されている。天板19の上方にはICPコイル20が配設されており、ICPコイル20は高周波電源21と電気的に接続されている。本実施形態では、これらの複数の要素によりプラズマを発生させており、即ち、これらの複数の要素がプラズマ発生源として機能する。
図2を併せて参照して、基板サセプタ18は、セラミクス等の誘電体からなる静電チャックであるESC(誘電体部材)22と、表面にアルマイト被覆を形成したアルミニウム等からなり本実施形態ではペデスタル電極として機能する金属板24と、セラミクス等の誘電体からなるスペーサ板25とを備える。また、ESC22と、金属板24と、スペーサ板25とを貫通して昇降ピン26が上下動可能に配置されており、昇降ピン26は後述のようにトレイ1をESC22に載置するために使用される。
基板サセプタ18の最上部を構成するESC22は、全体として薄い円板状であり平面視での外形が円形である。ESC22の上部はトレイ載置部22Aを構成し、トレイ載置部22Aの上端面であるトレイ載置面22Bから、トレイ1が保持する基板7の枚数に対応する7個の基板載置部22Cが上向きに突出している。本実施形態では、基板載置部22Cは扁平な短円柱状である。トレイ載置面22Bの中央には1個の基板載置部22Cが配置され、基板載置部22Cの周囲には残りの6個の基板載置部22Cが平面視で等角度間隔に配置されている。
トレイ載置部22A及び個々の基板載置部22Cは、静電吸着用電極22Dを内蔵している。静電吸着用電極22Dは、直流電圧印加機構である直流電源27に接続されている。金属板24は、バイアス電圧としての高周波電圧を印加する高周波電源28と電気的に接続されている。また、金属板24には、冷却機構として、冷媒循環装置29に接続された冷媒流路24Aが設けられている。
トレイ1は、均一な厚みを有する薄い円板状のトレイ本体2を備える。トレイ本体2の上面2Aと下面2Bは、いずれも平坦面である。トレイ本体2には、上面2Aから下面2Bまで厚み方向に貫通する円形孔である7個の基板収容孔3が設けられている。個々の基板収容孔3には、基板7が収容される。トレイ本体2の中心に1個の基板収容孔3が配置され、基板収容孔3の周囲に残り6個の基板収容孔3が平面視で等角度間隔に配置されている。
個々の基板収容孔3の孔壁3Aのトレイ本体2の下面2B側には、基板収容孔3の中心に向けて突出する基板支持部3Bが設けられている。本実施形態では、基板支持部3Bは基板収容孔3の孔壁3Aの全周に設けられており、平面視では幅一定の円環状である。このように本実施形態では、基板収容孔3と基板支持部3Bによって基板収容部が構成されている。基板支持部3Bの上面である基板支持面3Cは、基板収容孔3に収容された基板7の下面2Bの周縁付近を支持する。そのため、トレイ本体2の下面2B側から見ると、基板7の下面が露出している。
本実施形態のトレイ1(トレイ本体2)は、アルミナを主成分とするセラミクスからなる。ただし、アルミナ以外にも、例えば、窒化アルミニウム、ジルコニア、イットリア、窒化シリコン、又は炭化シリコン等のセラミクス材を使用できる。
図3,4に示すように、本実施形態のトレイ1の下面2Bは、トレイ本体2を構成する材料(アルミナ)より高い導電性を有するニッケルを主成分とする金属層4によって部分的に被覆されている。具体的には、金属層4は、各基板収容孔3の周囲に設けられた幅wの被覆領域に形成されている。幅wは基板収容孔3間の距離d1よりも大きく、即ち各基板収容孔3の周囲の被覆領域は互いに重複している。本実施形態では、トレイ1の下面2Bに対し、金属層4で被覆された部分(図4の斜線部分)が中央部5を表し、中央部5の外側部分(図4の非斜線部分)が外周部6を表す。特に、本実施形態では、被覆領域を重複させて中央部5の全面を被覆しているため、中央部5内で被覆漏れが生じず、後述の冷却ばらつきを抑制している。また、幅wは、基板収容孔3と外周端までの距離d2よりも小さい。即ち、トレイ1の下面2Bの外周部6は、外周端の全周にわたって、金属層4により被覆されておらずトレイ1の下面2Bが露出した環状の非被覆領域を有する。金属層4の被覆は、めっき、溶射、又は蒸着等によってなされる。これにより、本実施形態のトレイ1では、金属層4によって被覆された領域(図4の斜線部分)が、金属層4によって被覆されていない領域(図4の非斜線部分)よりも高い導電性を有する。本実施形態では、金属層4の材質としてニッケルを採用しているが、ニッケル以外にもチタン又はアルミニウム等を採用してもよい。
次に、ドライエッチング装置10の作用を説明する。
図5に示すように、トレイ1の個々の基板収容孔3には、トレイ本体2の上面2A側から基板7が予め収容されている。トレイ1への基板7の収容は、作業者の手作業で実行されてもよいし、又は自動移載機により実行されてもよい。基板収容孔3に収容された基板7は、下面2Bの周縁付近が基板支持部3Bの基板支持面3Cによって支持されている。
このように基板収容孔3にそれぞれ基板7が収容された複数のトレイ1は、図示しないカセットに収容され、このカセットがドライエッチング装置10にセットされる。カセットをドライエッチング装置10にセットする作業は、通常は作業者が手作業で実行する。続いて、トレイ1はドライエッチング装置10に並設された搬送装置が備える搬送アーム(図示せず)によって、カセットからゲート12を経てチャンバ11内に搬入され、上昇位置にある昇降ピン26(図1参照)の先端に移載される。このとき昇降ピン26の先端は、基板サセプタ18よりも上方に位置している。次に、昇降ピン26が降下することで、図6に示すように、基板7及びトレイ1は、基板サセプタ18のESC22に向けて降下して載置される。トレイ1の個々の基板収容孔3における基板支持部3Bの先端で囲まれた領域の直径D1は、基板載置部22Cの直径D2よりも大きく設定されている。そのため、トレイ1がトレイ載置面22Bに向けて降下すると、基板載置部22Cが基板収容孔3内へトレイ本体2の下面2B側から進入する。基板収容孔3の基板支持部3Bの厚みTH1は、トレイ載置面22Bから基板載置部22Cの上端までの距離(基板載置部22Cの高さTH2)よりも短い。そのため、トレイ1がトレイ載置面22Bに載置されると、個々の基板収容孔3内の基板7は基板支持面3Cから持ち上げられて基板載置部22Cの上端に載置される。
図1に示すように、チャンバ11内は、真空排気装置15により真空排気された後、エッチングガス供給源13からエッチングガスが供給されて所定圧力で維持される。エッチングガス供給後、静電吸着用電極22Dに対して直流電源27から直流電圧が印加され、個々の基板載置部22Cの上端に基板7が静電吸着される。また、高周波電源21,28からICPコイル20と基板サセプタ18にそれぞれ高周波電圧が印加される。ICPコイル20が発生させる高周波磁界によりチャンバ11内に誘導電界を発生させ、電子を加速してプラズマを発生させ、基板7に照射する。このプラズマ照射により基板7の上面がエッチングされる。エッチング中は、冷媒循環装置29により金属板24の冷媒流路24A中で冷媒を循環させることでESC22を冷却し、基板載置部22Cとの熱伝導により個々の基板7を冷却する。
エッチング終了後は、昇降ピン26が上昇することで、基板7を基板収容孔3に収容したトレイ1が基板サセプタ18から上昇する。その後、図示しない搬送アームにより、基板7を保持したトレイ1がゲート12を通ってチャンバ11からカセットへ搬出される。トレイ1からドライエッチング処理済みの基板7が取り出され、新たな未処理の基板7が基板収容孔3に収容される。以上の手順で、トレイ1はドライエッチング処理に繰り返し使用される。
一般に、トレイ1に対してプラズマが照射されると、トレイ1の熱延により、トレイ1の中央部5が外周部6に対して上方に膨出する。そのため、トレイ1の中央部5は、外周部6に比べてトレイ載置部22Aとの距離が増大し、冷却され難い。即ち、相対的に、トレイ1の中央部5は温度が高く、トレイ1の外周部6は温度が低くなり易い。これに対し、上記構成のように、トレイ1の下面2Bの中央部5は、外周部6に比べて、金属層4により被覆されている割合が大きいことで、トレイ載置部22Aにトレイ1の中央部5を吸着し易くし、即ち冷却し易くしている。従って、トレイ1の中央部5と外周部6の温度差が減少し、トレイ1の膨出(反り)が緩和され、割れ等の損傷を防止できる。
また、トレイ1の中央部5が上方に膨出することから、トレイ1の外周端はトレイ載置部22Aと最も近接する部分である。即ち、トレイ1の外周端はトレイ1内で最も冷却されやすい部分である。従って、上記構成のように、トレイ1の外周端に金属層4により被覆されていない領域を有することで、外周部6の温度を相対的に上昇させ、中央部5と外周部6の温度差を一層減少させている。
また、トレイ1と基板7はどちらも、冷却されたESC22に静電吸着され、冷却されているが、トレイ1は基板7にくらべて平面度が低いためESC22との熱伝導が悪く、温度が基板7よりも高くなる。また、基板7の冷却を確実に行うために、仮に基板載置部22Cに冷却用のガス孔を設け、このガス孔から基板7と基板載置部22Cとの間にヘリウムなどの冷却用ガスを導入して基板7を冷却する場合、基板7とトレイ1との温度差はさらに大きくなりやすい。このように、トレイ1の温度が基板7の温度よりも高いと、基板7の外周部は、トレイ1との距離が近いため、トレイ1からの熱輻射の影響を受け、基板7の中心部に比べて温度が上昇しやすい。従って、上記構成のように、基板収容孔3の周囲が、金属層4により被覆されていることで、トレイ載置部22Aにトレイ1の基板収容孔3の近傍を吸着し易くし、即ち冷却し易くし、トレイ1の輻射熱による基板7の外周部の温度上昇を抑制することができる。
特に、基板収容部が本実施形態のように貫通孔(基板収容孔3)である場合、有底穴の場合と比べて強度が低下し、トレイの割れ等の損傷が生じる可能性が高い。従って、特に基板収容部が貫通孔(基板収容孔3)を有する場合に上記のように割れ難いトレイの構造を採用することは有効である。
また、アルミナのトレイ1は割れ易いが安価である。従って、特にアルミナのトレイ1に対して上記のように割れ難いトレイ1の構造を採用することで、安価で割れ等の損傷の問題を克服したプラズマ処理が可能である。
また、ニッケルはプラズマ処理のプロセスで通常よく使用される塩素又はフッ素に対して反応し難いため、金属層の主成分をニッケルとすることで、塩素系のプロセス又はフッ素系のプロセスを有するプラズマ処理においても上記構造のトレイ1を使用できる。
以下の表1は、これらの効果を定量的に検証すべく、トレイ1の構造を条件1〜3のように変更して実験を行った結果である。共通条件として、アルミナのトレイに対してハイパワーかつ長時間のプラズマ処理を行った場合、具体的にはICPコイル20に約2500(W)及び基板サセプタ18に約1000(W)の電力を与え、720秒間の処理を行った場合を検証した。その他の諸条件はプラズマ処理においておよそ一般的な数値を設定している。
Figure 2017220591
条件1は、トレイに対して、下面を金属層で被覆するようなニッケル処理を行っていない場合である。即ち、条件1のトレイでは、トレイ本体の下面においてアルミナを主成分とするセラミクスが露出している。条件1の場合、トレイは十分な導電性を有しておらず、ESC22に静電吸着され難い。そのため、トレイは、ESC22に対して熱伝導により放熱できず、トレイ全体の温度が上昇する。結果的に、トレイ内の温度が約250〜280℃の高い温度で平衡に達し、トレイの中央部と外周部の温度差が0℃になっている。条件1では、トレイの中央部と外周部に温度差が生じていないため、割れは発生していないが、過熱したトレイ1からの熱輻射により、基板7の外周部の温度が上昇し、基板7の外周部のエッチング形状が悪化するなどの悪影響を及ぼす。
条件2は、トレイに対して、下面の全面を金属層で被覆するようなニッケル処理を行っている場合である。即ち、条件2のトレイでは、トレイ本体の下面のアルミナを主成分とするセラミクスが露出していない。条件2の場合、トレイはニッケル処理により導電性を有し、ESC22に静電吸着される。そのため、トレイは、ESC22に対して熱伝導により放熱でき、トレイの温度上昇が抑制される。しかし、トレイの下面の全面に対してニッケル処理を行っているため、上述のようにトレイの中央部が外周部よりも上方に膨出し、中央部の温度が外周部の温度に比べて高くなる。具体的には、トレイ内の温度が中央部で約170℃、外周部で約100℃になり、トレイの中央部と外周部の温度差が約70℃になっている。結果として、条件2では、トレイ内の温度差により、トレイに割れが発生している。
条件3は、本実施形態の場合である。条件3の場合、トレイ1はニッケル処理され、特に中央部5が高い導電性を有し、中央部5がESC22に静電吸着され易い。そのため、トレイ1の中央部5は、ESC22に対して熱伝導により放熱でき、トレイ1の中央部5の温度上昇が抑制される。トレイ1の中央部5が外周部6よりも冷却される結果、中央部5と外周部6の温度差が減少する。具体的には、トレイ1内の温度が中央部5で約150℃、外周部6で約135℃になり、トレイ1の中央部5と外周部6の温度差が約15℃になっている。また、条件3の場合、トレイ1の外周部6は、ニッケル処理されていないため、ESC22に静電吸着されにくい。そのため、トレイ1の外周部6はESC22に対して熱伝導による放熱がなされにくく、外周部6が過度に冷却されることがない。従って、トレイ1の反りが抑制されるので、トレイ1の中央部5の静電吸着が維持され、中央部5の温度を150℃に抑制するとともに、トレイ1内の温度差を約15℃に抑えることができている。結果として、条件3では、トレイ1に割れが発生せず、また、トレイ1の過熱が抑制されているため、基板7の温度の面内分布が均一化し、エッチング形状の均一性が向上する。
以上より、トレイ1の構造を変えて比較検討した結果、割れ防止及び形状精度改善の観点から、条件3(本実施形態)のトレイ1が最も良好な結果であることが確認できる。トレイ1の構造は条件1〜3の構造に限られないが、種々の変形においても、割れを防止できる程度にトレイ1内の温度差を解消し、かつ、過熱したトレイ1の熱輻射による基板7の温度分布の悪化を防止できる程度にトレイ1を冷却できることが必要である。
また、本実施形態では、金属層4は、トレイ1の下面2Bの中央部5の全面に被覆されているが、被覆方法は全面被覆に限定されない。中央部5が外周部6に比べて、金属層4により被覆されている割合が大きければよく、例えばドット状の被覆領域を外周部6よりも中央部5に対して多く形成するなどしてもよい。
(第2実施形態)
図7〜10に示す本実施形態のドライエッチング装置10は、第1実施形態と異なり、トレイ1の基板収容部が有底穴8である。これに関する構成以外は、図3〜6の第1実施形態のドライエッチング装置10の構成と同様である。従って、第1実施形態の構成と同様の部分については同様の符号を付して説明を省略する。
図7,8に示すように、本実施形態のトレイ1の基板収容部は、7個の有底穴8で構成されている。7個の有底穴8の配置は、第1実施形態の7個の基板収容孔3と同じである。トレイ1の下面には、7個の有底穴8に対応する位置に、例えばニッケルを主成分とする金属層4が設けられている。金属層4の面積は第1実施形態と概ね同様であるが、本実施形態では7個の有底穴8の下面2Bも金属層4で被覆されているため、第1実施形態と比べて金属層4の面積は大きい。
図9,10に示すように、本実施形態のESC22の上面は、平坦面である。ESC22の上面に、直接的に又は間接的に、基板7及びトレイ1を載置するため、本実施形態のESC22の上部は、基板載置部22C及びトレイ載置部22Aの両方を構成している。
このように、トレイ1の構造は、第1実施形態のように貫通孔を有する構造に限らず、本実施形態のように有底穴8を有する構造であってもよい
(第3実施形態)
図11〜14に示す本実施形態のドライエッチング装置10は、第1実施形態と異なり、トレイ1の下面2Bが金属層4で被覆されておらず、トレイ1の下面2Bに部分的に凹凸形状が設けられている。これに関する構成以外は、図3〜6の第1実施形態のドライエッチング装置10の構成と同様である。従って、第1実施形態の構成と同様の部分については同様の符号を付して説明を省略する。
本実施形態のトレイ1の下面2Bは、相対的に、中央部5に凸形状を有し、外周部6に凹形状を有する。平面視における中央部5と外周部6の面積範囲は、第1実施形態と同様である。この凹凸形状の高さ(深さ)は、数十μmから数百μm程度であり、トレイ1の材質や静電吸着用電極22Dに印加する電圧等によって異なる。
本実施形態のトレイ1は、炭化シリコンを主成分とするセラミクスからなる。トレイ1に凹凸形状を設ける場合、加工のしやすさ等の観点から上記材質を使用することが好ましいが、例えば第1実施形態と同様にアルミナを主成分とするセラミクスからなってもよい。
本実施形態の構成のように、トレイ1の下面2Bの外周部6は、中央部5に比べて凹形状を有することで、トレイ載置部22Aにトレイ1の外周部6を接触し難くし、即ち冷却し難くしている。従って、第1,2実施形態と同様に、トレイ1の中央部5と外周部6の温度差が減少し、トレイ1の膨出(反り)が緩和され、割れ等の損傷を防止できる。
また、トレイ1の外周端に凹形状が設けられていることで、外周部6の温度を相対的に上昇させ、中央部5と外周部6の温度差を一層減少させている。
また、基板収容孔3の周囲以外が相対的に凹形状を有することで、トレイ載置部22Aにトレイ1の基板収容孔3の周囲近傍を接触し易くし、即ち冷却し易くし、トレイ1の輻射熱による基板7の外周部6の温度上昇を抑制することができる。
以上より、本発明の具体的な実施形態やその変形例について説明したが、本発明は上記形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。例えば、個々の実施形態の内容を適宜組み合わせたものを、この発明の一実施形態としてもよい。
1 トレイ
2 トレイ本体
2A 上面
2B 下面
3 基板収容孔
3A 孔壁
3B 基板支持部
3C 基板支持面
4 金属層
5 中央部
6 外周部
7 基板
8 有底穴
10 ドライエッチング装置
11 チャンバ
12 ゲート
13 エッチングガス供給源
14 エッチングガス供給口
15 真空排気装置
16 排気口
18 基板サセプタ
19 天板
20 ICPコイル
21 高周波電源
22 ESC(誘電体部材)
22A トレイ載置部
22B トレイ載置面
22C 基板載置部
22D 静電吸着用電極
24 金属板
24A 冷媒流路
25 スペーサ板
26 昇降ピン
27 直流電源(直流電圧印加機構)
28 高周波電源
29 冷媒循環装置

Claims (10)

  1. 減圧可能なチャンバと、
    前記チャンバ内にプラズマを発生させるプラズマ発生源と、
    基板を収容する基板収容部を有し、前記チャンバ内へ搬入搬出可能なトレイと、
    前記チャンバ内に設けられ、前記チャンバ内に搬入される前記トレイの下面が載置されるトレイ載置部と、前記基板が載置される基板載置部とを備える誘電体部材と、
    前記誘電体部材に内蔵され、前記基板を前記基板載置部に静電吸着すると共に、前記トレイを前記トレイ載置部に静電吸着するための静電吸着用電極と、
    前記静電吸着用電極に直流電圧を印加する直流電圧印加機構と、
    前記トレイ載置部及び前記基板載置部を含む前記誘電体部材を冷却する冷却機構と
    を備え、
    前記トレイの下面は、前記トレイを構成する材料より高い導電性を有する金属層により部分的に被覆されている、プラズマ処理装置。
  2. 前記トレイの下面の中央部は、外周部に比べて、金属層により被覆されている割合が大きい、請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  3. 前記トレイの下面の外周部は、外周端の全周にわたって、金属層により被覆されておらず前記トレイの下面が露出している、請求項1又は請求項2に記載のプラズマ処理装置。
  4. 前記金属層は、前記基板収容部の周囲を囲んでいる、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のプラズマ処理装置。
  5. 前記基板収容部は、
    厚み方向に貫通する基板収容孔と、
    前記基板収容孔の孔壁から突出し、前記基板収容孔内に収容された基板の下面の外側縁部分を支持する基板支持部と
    を備える、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のプラズマ処理装置。
  6. 前記トレイは、アルミナを主成分とするセラミクスからなる、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のプラズマ処理装置。
  7. 前記金属層は、ニッケルを主成分とする、請求項1から請求項6のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  8. 減圧可能なチャンバと、
    前記チャンバ内にプラズマを発生させるプラズマ発生源と、
    基板を収容する基板収容部を有し、前記チャンバ内へ搬入搬出可能なトレイと、
    前記チャンバ内に設けられ、前記チャンバ内に搬入される前記トレイの下面が載置されるトレイ載置部と、前記基板が載置される基板載置部とを備える誘電体部材と、
    前記誘電体部材に内蔵され、前記基板を前記基板載置部に静電吸着すると共に、前記トレイを前記トレイ載置部に静電吸着するための静電吸着用電極と、
    前記静電吸着用電極に直流電圧を印加する直流電圧印加機構と、
    前記トレイ載置部及び前記基板載置部を含む前記誘電体部材を冷却する冷却機構と
    を備え、
    前記トレイの下面の外周部は、中央部に対して凹形状を有する、プラズマ処理装置。
  9. トレイの基板収容部に基板を収容し、前記トレイの下面は前記トレイを構成する材料より高い導電性を有する金属層により部分的に被覆されており、
    前記基板を収容した前記トレイをチャンバ内に配置された誘電体部材へ搬送し、
    前記トレイを前記誘電体部材が備えるトレイ載置部に載置すると共に、前記基板を前記誘電体部材が備える基板載置部に載置し、
    前記誘電体部材に内蔵された静電吸着用電極に直流電圧を印加することで、前記基板を前記基板載置部に静電吸着すると共に、前記トレイを前記トレイ載置部に静電吸着し、
    前記誘電体部材の前記トレイ載置部及び前記基板載置部を冷却すると共に、前記チャンバ内にプラズマを発生させて前記基板にプラズマ処理を施す
    ことを含む、プラズマ処理方法。
  10. 基板を収容する基板収容部を有し、片面の中央部が外周部に比べて金属層により被覆されている割合が大きい、プラズマ処理装置用トレイ。
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