JP2003282692A - 基板搬送用トレーおよびこれを用いた基板処理装置 - Google Patents

基板搬送用トレーおよびこれを用いた基板処理装置

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JP2003282692A
JP2003282692A JP2002087860A JP2002087860A JP2003282692A JP 2003282692 A JP2003282692 A JP 2003282692A JP 2002087860 A JP2002087860 A JP 2002087860A JP 2002087860 A JP2002087860 A JP 2002087860A JP 2003282692 A JP2003282692 A JP 2003282692A
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substrate
tray
transfer tray
cooling
processing apparatus
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JP2002087860A
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English (en)
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Hiroyuki Kurotake
弘至 黒竹
Kiyoharu Yamashita
清春 山下
Mitsuhiro Furukawa
光弘 古川
Mamoru Watanabe
衛 渡邉
Hiroyoshi Sekiguchi
大好 関口
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 試料台が基板処理装置に固定されていると、
基板を処理した後基板が冷却するまで次の基板と交換す
ることができず基板の処理効率を高めることができな
い。 【解決手段】 基板処理装置に脱着可能な基板搬送用ト
レーに基板冷却部と静電チャック部と放熱部を設けるこ
とにより、基板の処理効率を高めることのできる基板搬
送用トレーおよびこれを用いた基板処理装置を提供す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種基板に処理を施
す製造装置に用いられる基板搬送用トレーおよびこれを
用いた基板処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、基板をエッチングまたはスパッタ
リングするには小さな径のウエハを一度に多数枚処理す
るバッチ式が用いられていたが、処理効率を上げるため
大口径化が進んでいる。
【0003】大口径の基板を一度に多数枚処理すること
は技術的に極めて困難で処理精度が低下するため、最近
では基板を一枚ずつ処理する枚葉式が主流になってい
る。
【0004】この枚葉式の基板処理方法では、生産性を
上げるために大量のイオンを基板に照射し短時間で処理
する方法が用いられているが、高周波電流が多く流れる
ため基板が発熱しレジストが耐熱劣化するため冷却する
必要があり、その手段として冷却水を流した基板処理装
置本体の試料台に金属などのツメを用いて基板を密着さ
せ放熱性を良くする方法が用いられているが、ツメがプ
ラズマなどのイオンの分布を乱したり、ツメで押さえら
れた部分が影になり処理できなかったり、ツメで機械的
に押さえることにより基板が破損したりする。
【0005】一方この問題を解決する手段として特許第
2680338号公報に記載の方法が知られている。
【0006】すなわち、図6に示したように基板処理装
置本体1に固定された試料台2に絶縁物3に囲まれた電
極4を設け、電極4に電圧を印加することにより静電気
を発生させ基板5を試料台2に静電吸着させるととも
に、試料台2に設けた溝6及び孔7に冷却ガス8を流す
ことにより基板5を冷却し、基板5を固定するためのツ
メを無くすことにより基板5の破損を防止するとともに
基板温度を均一にするという構成が用いられていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように静電吸着により基板を基板処理装置本体に固定さ
せる方式では、静電吸着によって発生した電荷を除電す
る必要がある。仮に基板を除電せずに機械装置により強
制的に取り出しなどの搬送を行おうとすると残存してい
る電荷により静電吸着力が作用し基板が破損し、割れた
基板を取り除き基板処理装置を復旧させるためには一旦
大気中に戻し処理した後再度真空に引く必要があるため
復旧にかなりの時間が必要となる。
【0008】一方、基板を除電するためには例えば真空
中で窒素放電などを行う必要が有り真空下での処理時間
が長くなりいずれにしても基板の処理効率が低いという
課題を有していた。
【0009】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、基板処理装置に脱着可能な基板搬送用トレーに基
板冷却部と静電チャック部と放熱部を設け、基板処理後
は基板搬送用トレーを基板処理装置から取りはずし次の
基板搬送用トレーと交換することにより基板の除電と次
の基板の処理を平行して進めることができ、基板の処理
効率を高めることのできる基板搬送用トレーおよびこれ
を用いた基板処理装置を提供することを目的とするもの
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は以下の構成を有するものである。
【0011】本発明の請求項1に記載の発明は、基板を
処理する装置に脱着可能で、前記基板を載置する凹部を
有する基板搬送用トレーにおいて、前記基板を冷却する
ための冷却部と、前記基板を固定するための静電チャッ
ク部と、前記基板搬送用トレーの放熱部からなり、前記
冷却部は前記基板搬送用トレーの凹部表面に冷却用媒体
を供給する孔および/または溝を有しており、前記静電
チャック部は前記基板搬送用トレーの凹部直下に絶縁層
に囲まれた導電層を有しており、前記放熱部は前記基板
搬送用トレーの前記静電チャック部に接し熱伝導性の良
い層からなる基板搬送用トレーという構成を有してお
り、これにより基板をトレーに固定するためのツメ無し
に静電気力により基板を固定し、冷却用媒体により基板
の温度を冷却し、基板搬送用トレーを基板処理装置と着
脱可能にすることができるため、基板の損傷をなくし、
基板の温度を均一化し、基板処理後は基板が冷却するの
を待つことなく速やかに基板搬送用トレーを基板処理装
置からはずして次の基板搬送用トレーに交換し基板処理
効率を高めることができるという作用効果が得られる。
【0012】本発明の請求項2に記載の発明は、凹部表
面は絶縁層であるという構成を有しており、これにより
凹部表面付近に静電気を帯電させることができるため、
基板を基板搬送用トレーの凹部に静電吸着させることが
できるという作用効果が得られる。
【0013】本発明の請求項3に記載の発明は、静電チ
ャック部に設けた導電層は、複数に分割されるとともに
隣接する前記導電層は異なる極性に帯電しているという
構成を有しており、これにより導電層を分割することに
より基板搬送用トレーに基板突き上げピンなどの加工を
行える領域を設けることができるため基板搬送用トレー
の各種加工が容易にできるとともに、分割され隣接した
導電層を異なる極性に帯電させることにより静電吸着さ
せるとともに基板に帯電する静電気の電荷を調節するこ
とができるため基板に与える静電気の影響を小さくする
ことができるという作用効果が得られる。
【0014】本発明の請求項4に記載の発明は、導電層
は、略均等に分割されているという構成を有しており、
これにより静電吸着力の場所によるバランスを良くする
とともに、基板に帯電する静電気の電荷のバランスを良
くし、基板に与える静電気の影響を小さくすることがで
きるという作用効果が得られる。
【0015】本発明の請求項5に記載の発明は、放熱部
に設けた熱伝導性の良い層は、AlまたはAl合金また
はCuまたはCu合金のうちいずれかで形成されている
という構成を有しており、これにより放熱部の熱伝導性
を良くすることができるため、基板搬送用トレーの上部
などで発生した熱を基板処理装置の下部電極などに効率
良く放熱し基板および基板搬送用トレーの温度を均一に
することができるという作用効果が得られる。
【0016】本発明の請求項6に記載の発明は、基板搬
送用トレーは基板突き上げピン用の孔を有するという構
成を有しており、これにより基板搬送用トレーに設けた
基板突き上げピンを用いて基板を基板搬送用トレーから
突き上げることができるため、基板を簡単に取り出すこ
とができるという作用効果が得られる。
【0017】本発明の請求項7に記載の発明は、冷却部
に設けた冷却用媒体を供給する孔および/または溝は、
凹部中央が大きく、周辺部が小さいという構成を有して
おり、これにより基板搬送用トレーの中央部に冷却用媒
体を効率良く供給することができるため、基板の中央部
を効率良く冷却することができるという作用効果が得ら
れる。
【0018】本発明の請求項8に記載の発明は、冷却部
に設けた冷却用媒体を供給する孔および/または溝は、
凹部中央が小さく、周辺部が大きいという構成を有して
おり、これにより基板搬送用トレーの周辺部に効率良く
冷却用媒体を供給することができるため、基板の周辺部
を効率良く冷却することができるという作用効果が得ら
れる。
【0019】本発明の請求項9に記載の発明は、基板は
圧電基板であるという構成を有しており、これにより圧
電基板を用いた場合でも基板の損傷をなくし、基板の温
度を均一化し、基板処理後は基板が冷却するまで待つこ
となく速やかに基板搬送用トレーを基板処理装置からは
ずして次の基板搬送用トレーに交換し基板処理効率を高
めることができるという作用効果が得られる。
【0020】本発明の請求項10に記載の発明は、下部
電極に基板搬送用トレーを脱着可能にした基板処理装置
において、前記基板搬送用トレーは基板を載置する凹部
を有し、前記基板を冷却するための冷却部と、前記基板
を固定するための静電チャック部と、前記基板搬送用ト
レーの放熱部からなり、前記冷却部は前記基板搬送用ト
レーの凹部表面に冷却用媒体を供給する孔および溝を有
しており、前記静電チャック部は前記基板搬送用トレー
の凹部直下に絶縁層に囲まれた導電層を有しており、前
記放熱部は前記基板搬送用トレーの静電チャック部に接
し熱伝導性の良い層を有してなる基板搬送用トレーと、
前記下部電極に前記基板搬送用トレーを固定する手段
と、前記基板搬送用トレーの冷却部に前記冷却用媒体を
供給する手段と、前記基板搬送用トレーの静電チャック
部に設けた導電層に電力を供給する手段とを備えたとい
う構成を有しており、これにより基板をトレーに固定す
るためのツメを無しに静電気力により基板を固定し、冷
却用媒体により基板の温度を冷却し、基板搬送用トレー
を基板処理装置と着脱可能にすることができるため、基
板の損傷をなくし、基板の温度を均一化し、基板処理後
は基板が冷却するまで待つことなく速やかに基板搬送用
トレーを基板処理装置からはずして次の基板搬送用トレ
ーに交換し基板処理効率を高めることができるという作
用効果が得られる。
【0021】本発明の請求項11に記載の発明は、基板
搬送用トレーを下部電極に固定する手段は、少なくとも
前記基板搬送用トレーの外周部分を押圧することにより
固定するものであるという構成を有しており、これによ
り金属製のツメなどにより基板を直接押圧することがな
いため、基板の損傷をなくすとともにプラズマなどやイ
オンの挙動に影響を与えないようにすることができると
いう作用効果が得られる。
【0022】本発明の請求項12に記載の発明は、下部
電極は前記下部電極と基板搬送用トレーの間を気密接続
する手段を有するという構成を有しており、これにより
下部電極と基板搬送用トレーの間を密閉した状態で接続
することができるため、例えばこの下部電極と基板搬送
用トレーの間に冷却用媒体などを流すことにより基板搬
送用トレーを効率良く冷却することができるという作用
効果が得られる。
【0023】本発明の請求項13に記載の発明は、下部
電極は基板突き上げピンを有しているという構成を有し
ており、これにより基板突き上げピンを用いて基板を突
き上げることにより基板を簡単に取り出すことができる
という作用効果が得られる。
【0024】本発明の請求項14に記載の発明は、下部
電極は基板搬送用トレー突き上げピンを有するという構
成を有しており、これにより下部電極から基板搬送用ト
レー突き上げピンを用いて基板搬送用トレーを持ち上げ
ることができるため、基板搬送用トレー着脱に際しての
移動操作を容易に行うことができるという作用効果が得
られる。
【0025】本発明の請求項15に記載の発明は、基板
は圧電基板であるという構成を有しており、これにより
圧電基板を用いた場合でも基板の損傷をなくし、基板の
温度を均一化し、基板処理後は基板が冷却するのを待つ
ことなく速やかに基板搬送用トレーを基板処理装置から
はずして次の基板搬送用トレーに交換し基板処理効率を
高めることができるという作用効果が得られる。
【0026】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下に本発明の
実施の形態1を用いて、本発明の請求項1、2、5〜1
5について説明する。
【0027】図1〜図3において、図1(a)は本発明
の実施の形態1における基板搬送用トレーおよび固定手
段の正面図、図1(b)は図1(a)に示した本発明の
実施の形態1における基板搬送用トレーおよび固定手段
をA−A´で切断した断面図、図2は図1(a)に示し
た本発明の実施の形態1における基板搬送用トレーをB
−B´で切断したときの領域Xの部分断面図、図3は本
発明の実施の形態1における基板処理装置の断面を示す
概念図である。
【0028】図1〜図3において基板搬送用トレー11
は略円盤状で中央部に基板12を載置するための凹部1
3を有し、LiTaO3などからなる基板12を冷却す
るためのAl23などの第1の絶縁物14からなる冷却
部15と、基板12を固定するための静電チャック部1
6と、放熱部17からなり、冷却部15は基板搬送用ト
レー11の凹部13表面に設けた第1の孔18および第
1の溝19を有し、第1の孔18および第1の溝19は
基板搬送用トレー11を貫く第1の貫通孔20と配管2
2を介して接続されており、第1の貫通孔20を通して
冷却用媒体21を供給することにより冷却用媒体21を
第1の孔18および第1の溝19から基板12の裏面に
接触させ基板12を冷却する構成になっている。
【0029】冷却部15の表面を第1の絶縁物14で構
成することにより冷却部15の表面に静電気を帯電させ
ることができる。
【0030】また、第1の孔18および第1の溝19は
絶縁物14内部に設けた配管22を介して第1の貫通孔
20と接続されており、冷却用媒体21が配管22を通
ることにより絶縁物14全体を効率良く冷却することが
できる。
【0031】なお、冷却部15に用いる第1の絶縁物1
4はAl23以外に珪化モリブデン、窒化アルミニウ
ム、窒化珪素、窒化ホウ素、炭化ジルコニウム、炭化珪
素、セラミックなどを用いることができる。
【0032】図2に示したように、冷却部15に接して
基板搬送用トレー11の凹部13と反対面には、第1の
絶縁物14に囲まれたCuなどの導電性物質からなる導
電層23からなる静電チャック部16を設け、凹部13
と反対方向に第1の絶縁物14の一部および放熱部17
を貫通し、周囲を第2の絶縁物24に囲まれた導電層用
電極25aと接続しており、この導電層用電極25aに
続いてスプリング式導電層用電極25bおよび直流電源
制御装置26を介して直流電源27と接続し他端をグラ
ンド28に接地することにより、静電チャック部16に
静電気を発生させ、凹部13表面に電荷を帯電させるこ
とにより反対の電荷が帯電した基板12を基板搬送用ト
レー11に吸着固定することができる。ここでスプリン
グ式導電層用電極25bは金属製のボールに金属製のス
プリングを接続したもので、加重が加わるとスプリング
が縮まるとともにスプリングの伸縮力により導電層用電
極25aとスプリング式導電層用電極25bを電気的に
接続する構成になっている。
【0033】また、スプリング式導電層用電極25bに
換えてスプリングを有しないその他の形状の電極を用い
てもかまわない。
【0034】このため従来基板12を固定するのに例え
ば金属製のツメなどで基板12を直接機械的に押圧する
必要があったものを非接触で基板12を基板搬送用トレ
ー11に静電吸着することができ、プラズマやイオンな
どの分布を乱すことがなく基板12の処理精度を高める
ことができ、ツメで押さえられた部分の影になり処理で
きなかった場所がなくなるため、基板12の利用できる
領域を広げることができ、さらにツメで機械的に押さえ
ることによる基板の破損をなくすことができる。
【0035】また印加する直流電圧の極性は導電層23
を正に帯電させて静電気力により引き合うようにさせる
ため導電層23を正極に、グランド28を負極になるよ
うに直流電圧を印加して行った。
【0036】静電チャック部16に用いる導電層23は
冷却用媒体21を供給する第1の貫通孔20部分を除い
て連続する一枚の円状のものを用いたが、必要に応じて
複数に分割してもかまわない。
【0037】静電チャック部16に用いる絶縁物は冷却
部15で用いた第1の絶縁物14と一体のものを用いた
が、別の材質の絶縁物であってもまた分割されたものを
用いてもかまわない。
【0038】静電チャック部16で発生する静電気力は
基板12と基板搬送用トレー11表面の距離の2乗およ
び導電層23と基板搬送用トレー11表面の距離の2乗
に反比例し、印加電圧の2乗に比例することから、基板
12と基板搬送用トレー11表面の距離および導電層2
3と基板搬送用トレー11表面の距離および印加電圧を
制御することにより静電気力を制御することができる。
【0039】静電気力を大きくするためには印加電圧を
大きくするとともに、基板12と基板搬送用トレー11
表面の距離および導電層23と基板搬送用トレー11表
面の距離を小さくすることが有効であり、特に基板12
と基板搬送用トレー11表面の間の距離を基板搬送用ト
レー11表面と導電層23の間の距離より小さくするこ
とにより静電気力をさらに大きくすることができる。
【0040】静電チャック部16に接して熱伝導性が良
いAlなどの金属からなる放熱部17を設け、静電チャ
ック部16などで発生した熱を基板処理装置31本体へ
放熱させることにより基板搬送用トレー11および基板
12の温度を均一にすることができる。
【0041】また、必要に応じて基板12および基板搬
送用トレー11を加熱するためのヒータを第1の絶縁物
14内部に設けてもかまわない。
【0042】放熱部17に用いる熱伝導性の良い層はA
l以外にAl合金またはCuまたはCu合金などを用い
てもかまわない。
【0043】また、冷却部15、静電チャック部16、
放熱部17を貫通して基板突き上げピン用の孔30を設
け、基板12を取り出し、挿入する際は基板突き上げピ
ンを基板12の下から突き上げて基板12を基板搬送用
トレー11から突き上げることにより基板12の取り扱
いを容易に行うことができる。
【0044】また、基板突き上げピン用の孔30は基板
突き上げピンを使用していない間は貫通孔として作用
し、冷却用媒体21が基板12の裏面に供給され基板1
2を冷却することができる。
【0045】図3において、このようにして構成された
基板搬送用トレー11に基板12を載置し、例えばドラ
イエッチングなどの基板処理装置31に取り付ける。基
板処理装置31は真空チャンバー32にチャンバー内部
を真空にするための真空ポンプにつながるガス排気口3
3およびプラズマ、イオン、ラジカル、電子などの源と
なる塩素などのガスを導入するためのガス導入口34を
有するとともに、真空チャンバー32の外側にはプラズ
マを発生させるためのコイル35を有し、プラズマ発生
用制御回路38aを介してプラズマ発生用高周波電源3
9aに接続しさらにグランド29に接続されている。
【0046】このようにして構成された基板処理装置3
1の真空チャンバー32内に設けた下部電極36上に基
板搬送用トレー11を位置合わせをして載置し、樹脂製
のOリング37などを介してクランプ40を用いて基板
搬送用トレー11の周辺部上面41部分を押圧すること
により基板搬送用トレー11を下部電極36に固定し、
Oリング37により基板搬送用トレー11と下部電極3
6の隙間を密閉状態としている。
【0047】ここで、Oリング37によって設けられる
放熱部17と下部電極36の間の隙間は、下部電極36
に高周波電圧が印加されても放熱部17と下部電極36
の間で放電などがおこらない範囲であり、場合によって
は放熱部17と下部電極36が電気的に接続され放熱部
17と下部電極36が電気的に一体となって基板搬送用
トレー11自身にバイアス用の高周波電圧が印加される
ようにすることによりプラズマやイオンやラジカルや電
子を効率良く基板搬送用トレー11に引き付けることが
できる。
【0048】これにより冷却用媒体21を効率良く基板
12の裏面に供給することができる。
【0049】また、下部電極36はバイアスを印加させ
るためにバイアス用制御回路38bを介してバイアス用
高周波電源39bが接続され、さらにグランド29に接
続されており、コイル35および下部電極36に高周波
電圧を印加することにより効率良くプラズマやイオンや
ラジカルや電子を発生させることができる。
【0050】このようにOリング37を介してクランプ
40により基板搬送用トレー11を下部電極36に固定
することにより基板搬送用トレー11を簡単に脱着可能
にすることができるため、基板12の処理が終了すると
速やかに基板搬送用トレー11を下部電極36から分離
し次の基板搬送用トレー11に置き換えることにより、
従来のように基板12の除電を行うために時間をかける
必要がないため基板の処理効率を高めることができる。
【0051】また、プラズマやイオンなどにより基板1
2を保持する部分が損傷を受けた場合、従来は基板処理
装置の基板保持部分全体を交換しなければならなかった
ものが、基板搬送用トレー11を下部電極36に脱着可
能とすることにより基板搬送用トレー11のみを交換す
れば良いことから、補修を低コストで短時間で容易に行
うことができる。
【0052】基板搬送用トレー11の第1の貫通孔20
に対応して基板処理装置31に冷却用媒体21を供給す
るための孔42を設け、冷却用媒体源43より弁44お
よび圧力制御装置45を介してHeガスなどの冷却用媒
体21を供給する構成にしている。
【0053】また、Heガスに換えてN2ガスなど、ま
たスパッタリングの場合にはArガスなどを用いること
ができる。
【0054】このような構成にすることにより基板搬送
用トレー11全体を効率良く冷却することができるた
め、従来に比べ基板搬送用トレー11および基板12の
温度均一性を向上させることができ、基板の処理精度を
高めることができる。
【0055】また、下部電極36に接して下部電極36
を冷却するための水冷式の冷却装置を設けることにより
下部電極36を冷却し基板12に与える熱の影響をさら
に小さくすることができる。
【0056】また、基板12の処理が終了した後クラン
プ40により基板搬送用トレー11を下部電極36に押
圧していたものを解除し、下部電極36に設けた基板搬
送用トレー突き上げピン46を突き上げることにより基
板搬送用トレー11を下部電極36から持ち上げ、基板
搬送用トレー11の着脱に伴う基板搬送用トレー11の
保持および搬送を容易に行うことができる。
【0057】また、基板搬送用トレー11を基板処理装
置31から着脱可能にすることにより、真空チャンバー
32内部では基板12を基板搬送用トレー11から取り
出さず基板搬送用トレー11ごと真空チャンバー32か
ら取り出し、大気中で基板12を基板搬送用トレー11
から取り出すことにより真空チャンバー32内部での処
理時間を短くすることができ、基板処理効率を高めるこ
とができる。
【0058】なお、基板12としてはLiTaO3など
の圧電基板を用いたが、これ以外に半導体用の基板例え
ばSi基板やGaAs基板などのようなものにも適用す
ることができる。
【0059】クランプ40の材質としてはセラミックな
どを用いることができる。
【0060】以上のように本発明によれば、冷却部15
と静電チャック部16と放熱部17からなる基板搬送用
トレー11に静電吸着により基板12を吸着固定し、ク
ランプ40により基板搬送用トレー11を基板処理装置
31に着脱可能な状態で固定することにより、基板処理
後は基板搬送用トレー11を基板処理装置31から速や
かに取りはずし次の基板搬送用トレー11と交換できる
ようにすることにより基板の処理効率を高めることので
きる基板搬送用トレーおよび基板処理装置を得ることが
できる。
【0061】(実施の形態2)以下に本発明の実施の形
態2を用いて、本発明の請求項3、4について説明す
る。
【0062】図4および図5において、図4(a)は本
発明の実施の形態2における基板搬送用トレーおよび固
定手段の正面図、図4(b)は本発明の実施の形態2に
おける基板搬送用トレーおよび固定手段の断面図、図5
は本発明の実施の形態2における基板搬送用トレーの導
電層の配置を示す概念図である。
【0063】図4および図5において、実施の形態1の
図1〜図3で説明したものと同一のものは同一番号を付
与し、詳細な説明は省略する。
【0064】本実施の形態2の図4および図5と実施の
形態1の図1〜図3とで相違する点は、基板搬送用トレ
ー11を冷却部15から放熱部17までを貫通する第2
の貫通孔51を設けたこと、第2の貫通孔51および第
1の溝19のうち基板搬送用トレー11の周辺部に配置
されたものの大きさは中央部のものよりも大きくしたこ
と、静電チャック部16に設けた導電層23を複数に分
割するとともに隣り合う導電層に印加する直流電圧の極
性を相互に異ならせたことである。
【0065】すなわち、実施の形態1においては、基板
搬送用トレー11の冷却部15に設けた第1の孔18お
よび第1の溝19は場所によらず同じ大きさであり、静
電チャック部16に設けた導電層23は基板搬送用トレ
ー11中央部の冷却用媒体21を供給する第1の孔1
8、第1の溝19、第1の貫通孔20部分を除いて連続
する一枚の円状のものを用いる構成になっているが、本
実施の形態2においては、基板搬送用トレー11の冷却
部15に設けた第2の孔52、第3の孔53および第2
の溝54、第3の溝55の大きさは基板搬送用トレー1
1の中央部が小さく周辺部を大きくしたものであり、静
電チャック部16に設けた導電層56a,56b,56
c,56dは基板搬送用トレー11中央部の冷却用媒体
21を供給する第1の貫通孔20部分および基板突き上
げピン用孔58部分を除き略扇型で均等に4分割されて
おり、隣接する扇型導電層56a,56b,56c,5
6dは例えば扇型導電層56aおよび56cに正極の直
流電圧を印加し、扇型導電層56bおよび56dには負
極の直流電圧を印加する構成にしたものであり、それ以
外は実施の形態1と同様の構成にした。
【0066】図4および図5において示した基板搬送用
トレー11はプラズマやイオンなどによる基板12の温
度上昇が基板の周辺部が中央部よりも大きい場合に用い
るものであって、冷却部15に設けた第2の孔52、第
3の孔53および第2の溝54、第3の溝55の大きさ
は基板搬送用トレー11の中央部が小さく周辺部を大き
くしたものであり、第2の孔52および第2の溝54は
大きさが小さく、第3の孔53および第3の溝55は大
きさが大きくなっている。
【0067】このようにすることによりプラズマやイオ
ンにより基板12の周辺部が中央部よりも高温になりや
すい場合でも、基板搬送用トレー11の周辺部に冷却用
媒体21がより多く供給されるため、基板12の周辺部
を効率良く冷却することができ基板12の温度分布をさ
らに均一にすることができる。
【0068】またプラズマやイオンの分布などにより逆
に中央部が周辺部よりも高温になりやすい場合、冷却部
15に設けた第2の孔52、第3の孔53および第2の
溝54、第3の溝55の大きさを基板搬送用トレー11
の中央部が大きく周辺部を小さくし、すなわち第2の孔
52および第2の溝54の大きさを大きく、第3の孔5
3および第3の溝55の大きさを小さくすることによ
り、冷却用媒体21を温度の高い中央部に効率良く供給
することができるため基板12の温度分布をさらに均一
にすることができる。
【0069】このように基板搬送用トレー11を基板処
理装置31に着脱可能とすることにより、プラズマやイ
オンの分布などにより基板12の高温部分の位置が変化
したとしても、高温部分に冷却用媒体21をより多く供
給できるように孔および溝の大きさの違う基板搬送用ト
レー11を複数種類予め準備しておけばどのような場合
でも直ぐに簡単に対応することができる。
【0070】基板12を基板搬送用トレー11に静電吸
着させるためには一般に静電気力が強い方が望ましい
が、基板12が例えば圧電基板であって基板自身が電荷
を発生するような場合には単に静電気力が強いだけでは
吸着したまま離れ難くなることがあるが、これを防ぐた
めには静電気力を制御することが重要である。
【0071】静電気力を制御する方法として、静電チャ
ック部16に設けた導電層を略均等の複数に分割するこ
とにより導電層の面積を制御するとともに静電吸着力の
場所によるバランスを均等にし、基板12の静電吸着力
を制御することができる。
【0072】さらに分割した複数の導電層56a,56
b,56c,56dの隣接する導電層に異なる極性の直
流電圧を印加することによっても発生する静電吸着力を
制御することができる。
【0073】このようにして静電気力を制御することに
より、基板12が例えば圧電基板などのように基板自身
が電荷を発生するようなものであっても、基板搬送用ト
レー11に発生させる静電気力を制御することにより基
板12に損傷を与えることなく基板12を静電吸着およ
び脱離を容易に行うことができる。
【0074】また、複数に分割した導電層に印加する直
流電圧は、直流電源27の両端を導電層に接続してもか
まわないし、一方を導電層に接続し他方をグランドに接
続してもかまわない。
【0075】また、基板処理装置31の下部電極36に
基板突き上げピン57および基板搬送用トレー11に基
板突き上げピン用孔58を設けることにより、基板12
を基板搬送用トレー11から容易に取り出すことができ
る。
【0076】また、基板突き上げピン57を電気的負荷
制御装置を介してグランドに接地し、基板突き上げピン
57を介して基板12に貯まった静電気を容易に除電す
ることができる。
【0077】その際、電気的負荷制御装置は例えばクラ
ンプ40とグランドを開閉するためのスイッチと抵抗か
らなり、基板搬送用トレー11を除電する場合は電気的
負荷制御装置のスイッチを閉じ、抵抗を介してグランド
と接続された状態とすることによりグランドと基板搬送
用トレー11の間の電位を調整することができるため静
電気放電などを起こさずに除電することができ、基板お
よび基板上に形成されたデバイスなどに損傷を与えるこ
とがないため例えば圧電基板を用いた場合でも有効に除
電、基板処理を行うことができる。
【0078】従って、実施の形態1と比較すると基板搬
送用トレー11の冷却部15に設けた第1の孔18およ
び第1の溝19のうち基板搬送用トレー11の周辺部に
配置されたものの大きさを中央部のものよりも大きくす
ること、静電チャック部16に設けた導電層23を複数
に分割するとともに隣り合う導電層に印加する直流電圧
の極性を相互に異ならせたことにより、基板12の温度
分布をより均一にし、基板搬送用トレー11に発生する
静電気吸着力を制御することができるため、基板12の
処理精度をより均一にするとともに基板処理効率をさら
に高めることができる。
【0079】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、冷却部と
静電チャック部と放熱部からなり静電吸着により基板を
基板搬送用トレーに吸着固定し、クランプにより基板搬
送用トレーを基板処理装置に着脱可能な状態で固定する
ことにより、基板処理後は基板搬送用トレーを基板処理
装置から速やかに取りはずし次の基板搬送用トレーと交
換できるようにすることにより基板の処理効率を高める
ことのできる基板搬送用トレーおよびこれを用いた基板
処理装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施の形態1における基板搬送
用トレーおよび固定手段の正面図(b)本発明の実施の
形態1における基板搬送用トレーおよび固定手段をA−
A´で切断した断面図
【図2】本発明の実施の形態1における基板搬送用トレ
ーをB−B´で切断したときの領域Xの部分断面図
【図3】本発明の実施の形態1における基板処理装置の
断面を示す概念図
【図4】(a)本発明の実施の形態2における基板搬送
用トレーおよび固定手段の正面図(b)本発明の実施の
形態2における基板搬送用トレーおよび固定手段の断面
【図5】本発明の実施の形態2における基板搬送用トレ
ーの導電層の配置を示す概念図
【図6】従来の基板処理装置の概念図
【符号の説明】
1 基板処理装置本体 2 試料台 3 絶縁物 4 電極 5 基板 6 溝 7 孔 8 冷却ガス 9 冷却水 11 基板搬送用トレー 12 基板 13 凹部 14 第1の絶縁物 15 冷却部 16 静電チャック部 17 放熱部 18 第1の孔 19 第1の溝 20 第1の貫通孔 21 冷却用媒体 22 配管 23 導電層 24 第2の絶縁物 25a 導電層用電極 25b スプリング式導電層用電極 26 直流電源制御装置 27 直流電源 28 グランド 29 グランド 30 基板突き上げピン用孔 31 基板処理装置 32 真空チャンバー 33 ガス排気口 34 ガス導入口 35 コイル 36 下部電極 37 Oリング 38a プラズマ発生用制御回路 38b バイアス用制御回路 39a プラズマ発生用高周波電源 39b バイアス用高周波電源 40 クランプ 41 周辺部上面 42 孔 43 冷却用媒体源 44 弁 45 圧力制御装置 46 基板搬送用トレー突き上げピン 51 第2の貫通孔 52 第2の孔 53 第3の孔 54 第2の溝 55 第3の溝 56a,56b,56c,56d 扇型導電層 57 基板突き上げピン 58 基板突き上げピン用孔
フロントページの続き (72)発明者 古川 光弘 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 渡邉 衛 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 関口 大好 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4K029 CA05 JA01 JA05 KA02 5F031 CA02 HA01 HA02 HA18 HA19 HA33 HA35 HA40 MA29 MA32 NA04 NA05

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を処理する装置に脱着可能で、前記
    基板を載置する凹部を有する基板搬送用トレーにおい
    て、前記基板を冷却するための冷却部と、前記基板を固
    定するための静電チャック部と、前記基板搬送用トレー
    の放熱部からなり、前記冷却部は前記基板搬送用トレー
    の凹部表面に冷却用媒体を供給する孔および/または溝
    を有しており、前記静電チャック部は前記基板搬送用ト
    レーの凹部直下に絶縁層に囲まれた導電層を有してお
    り、前記放熱部は前記基板搬送用トレーの前記静電チャ
    ック部に接し熱伝導性の良い層からなる基板搬送用トレ
    ー。
  2. 【請求項2】 凹部表面は、絶縁層である請求項1に記
    載の基板搬送用トレー。
  3. 【請求項3】 静電チャック部に設けた導電層は、複数
    に分割されるとともに隣接する前記導電層は異なる極性
    に帯電している請求項1に記載の基板搬送用トレー。
  4. 【請求項4】 導電層は、略均等に分割されている請求
    項3に記載の基板搬送用トレー。
  5. 【請求項5】 放熱部に設けた熱伝導性の良い層は、A
    lまたはAl合金またはCuまたはCu合金のうちいず
    れかで形成されている請求項1に記載の基板搬送用トレ
    ー。
  6. 【請求項6】 基板搬送用トレーは、基板突き上げピン
    用の孔を有する請求項1に記載の基板搬送用トレー。
  7. 【請求項7】 冷却部に設けた冷却用媒体を供給する孔
    および/または溝は、凹部中央が大きく、周辺部が小さ
    い請求項1に記載の基板搬送用トレー。
  8. 【請求項8】 冷却部に設けた冷却用媒体を供給する孔
    および/または溝は、凹部中央が小さく、周辺部が大き
    い請求項1に記載の基板搬送用トレー。
  9. 【請求項9】 基板は、圧電基板である請求項1に記載
    の基板搬送用トレー。
  10. 【請求項10】 下部電極に基板搬送用トレーを脱着可
    能にした基板処理装置において、前記基板搬送用トレー
    は基板を載置する凹部を有し、前記基板を冷却するため
    の冷却部と、前記基板を固定するための静電チャック部
    と、前記基板搬送用トレーの放熱部からなり、前記冷却
    部は前記基板搬送用トレーの凹部表面に冷却用媒体を供
    給する孔および/または溝を有しており、前記静電チャ
    ック部は前記基板搬送用トレーの凹部直下に絶縁層に囲
    まれた導電層を有しており、前記放熱部は前記基板搬送
    用トレーの静電チャック部に接し熱伝導性の良い層を有
    してなる基板搬送用トレーと、前記下部電極に前記基板
    搬送用トレーを固定する手段と、前記基板搬送用トレー
    の冷却部に前記冷却用媒体を供給する手段と、前記基板
    搬送用トレーの静電チャック部に設けた導電層に電力を
    供給する手段とを備えた基板処理装置。
  11. 【請求項11】 基板搬送用トレーを下部電極に固定す
    る手段は、少なくとも前記基板搬送用トレーの外周部分
    を押圧することにより固定するものである請求項10に
    記載の基板処理装置。
  12. 【請求項12】 下部電極は、前記下部電極と基板搬送
    用トレーの間を気密接続する手段を有する請求項10に
    記載の基板処理装置。
  13. 【請求項13】 下部電極は、基板突き上げピンを有す
    る請求項10に記載の基板処理装置。
  14. 【請求項14】 下部電極は、基板搬送用トレー突き上
    げピンを有する請求項10に記載の基板処理装置。
  15. 【請求項15】 基板は、圧電基板である請求項10に
    記載の基板処理装置。
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