JP2007084727A - 光学シート形成用紫外線硬化型接着剤および光学シート - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来、液晶ディスプレイやプロジェクションTVの薄型化、映像の微細化に対応して、光学シート用の高屈折率樹脂が開発され薄型化されつつあるが、薄型化によりシート強度が弱くなり大型化が困難となっていることから、接着性、透明性および耐光性に優れる光学シート形成用紫外線硬化型接着剤、および該接着剤を用いた光学シートを提供する。
【解決手段】 特定のウレタン(メタ)アクリレート、脂環構造を有する単官能(メタ)アクリレート、特定の単官能(メタ)アクリレートおよび特定の光重合開始剤からなる、光学シート形成用紫外線硬化型接着剤。
【選択図】 なし

Description

本発明は、光学シートと光学シート形成用紫外線硬化型接着剤に関する。さらに詳しくは、プリズムシート、コリメーターレンズ、フレネルレンズ、レンチキュラーレンズ、光反射レンズ、ホログラム、ARシート、AGシート、LRシート等、表面に微細な突起を有する光学シートと光学シート形成用紫外線硬化型接着剤に関する。
最近、液晶ディスプレイやプロジェクションTVの薄型化、映像の微細化のニーズの増大に伴い、これらに使用される微細な光学構造を有する、プリズムシート、フレネルレンズおよびレンチキュラーレンズ等の光学シート用の樹脂として高屈折率の樹脂が開発され(例えば、特許文献1参照)、薄型化されつつある。しかしながら、薄型化されることでシート強度が弱くなり、大型化が困難となっている。この問題点を解決するため、剛性を付与する透明シートで該光学シートを補強する方法が提案されている。該方法においてこれらのシート同士を接着するための接着剤として、熱可塑性樹脂とポリイソシアネート、熱可塑性樹脂とアクリレート化合物、およびポリイソシアネートとポリエステルからなる樹脂組成物が開示されており(例えば、特許文献2参照)、ここでは硬化速度を高めるために紫外線硬化型樹脂を使用する方法が検討されている。
特開平5−65318号公報 特開平10−158349号公報
しかしながら、これらの紫外線硬化型接着剤では、接着性に劣る(吸湿や温度変化による歪み等)、耐光性に劣る(紫外線による黄変、はがれ発生等)等の問題があった。
本発明の目的は、接着性、透明性および耐光性に優れる光学シート形成用紫外線硬化型接着剤、および該接着剤を用いた光学シートを提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、本発明に到達した。すなわち、本発明は、下記(A)〜(D)からなる、光学シート形成用紫外線硬化型接着剤
(A)ポリエーテルポリオール(a1)、脂環式ポリイソシアネート(a2)および水酸基含有(メタ)アクリレート(a3)から形成されるウレタン(メタ)アクリレート
(B)脂環構造を有する単官能(メタ)アクリレート
(C)下記一般式(1)で示される単官能(メタ)アクリレート
R−Ph−O(CHCHO)COCR’=CH (1)
(式中、RはHまたは炭素数1〜12の1価の脂肪族炭化水素基、R’はHまたはメチル基、Phはフェニレン基、nは1〜4の整数を表す。)
(D)1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシドおよびメチルフェニルグリオキシエステルからなる群から選ばれる1種または2種以上の光重合開始剤
;表面に微細な突起を有する樹脂層(I)、該接着剤を硬化させてなる接着剤中間層(II)および剛性、平滑性を付与する透明基材層(III)の3層からなる光学シート;並びに、剛性、平滑性を付与する透明基材層(III)上に、該接着剤を塗工し、表面に微細な突起を有する樹脂層(I)の裏面をその上に貼り合せ、その後、紫外線照射により該接着剤を硬化させて接着剤中間層(II)を形成させることを特徴とする、(I)、(II)および(III)の3層からなる光学シートの製造方法である。
本発明の光学シート形成用紫外線硬化型接着剤、該接着剤を用いた光学シートおよびその製造方法は下記の効果を奏する。
(1)本発明の接着剤は、接着性、透明性および耐光性に優れる。
(2)該接着剤を用いた光学シートは、強度に優れ、薄型化、大型化が可能であるとともに、透明性、耐光性に優れる。
(3)本発明の光学シートの製造方法は、生産性に優れる。
本発明の光学シート形成用紫外線硬化型接着剤は、下記(A)〜(D)からなるものである。
(A)ポリエーテルポリオール(a1)、脂環式ポリイソシアネート(a2)および水酸基含有(メタ)アクリレート(a3)から形成されるウレタン(メタ)アクリレート
(B)脂環構造を有する単官能(メタ)アクリレート
(C)下記一般式(1)で示される単官能(メタ)アクリレート
R−Ph−O(CHCHO)COCR’=CH (1)
(式中、RはHまたは炭素数1〜12の1価の脂肪族炭化水素基、R’はHまたはメチル基、Phはフェニレン基、nは1〜4の整数を表す。)
(D)1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシドおよびメチルフェニルグリオキシエステルからなる群から選ばれる1種または2種以上の光重合開始剤
本発明における(A)は、ポリエーテルポリオール(a1)、脂環式ポリイソシアネート(a2)および水酸基含有(メタ)アクリレート(a3)から形成されるウレタン(メタ)アクリレートである。
また、(A)のウレタン(メタ)アクリレートは、1種で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
(a1)は、数平均分子量[以下Mnと略記、測定はゲルパーミエイションクロマトグラフィー(GPC)法による。以下同じ。]200〜5,000のポリエーテルポリオールであり、該ポリエーテルポリオールには、2官能のもの[ポリエチレングリコール(以下、PEGと略記)、ポリプロピレングリコール(以下、PPGと略記)、ポリテトラメチレングリコール(以下、PTMGと略記)等]、3官能またはそれ以上のもの(後述する3価またはそれ以上の多価アルコールのAO付加物等)、およびこれらの混合物が挙げられる。
これらのうち、耐光性の観点から好ましいのはポリエチレングリコール、およびさらに好ましいのはポリテトラメチレングリコールである。
ポリオール成分としての(a1)は、必要によりその他の低分子量多価(2価〜8価またはそれ以上)アルコール(a4)(分子量62以上、Mn200未満)を併用してもよい。(a4)としては、2価[エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,3−ペンタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキサンジオール(以下、それぞれEG、DEG、TEG、PG、DPG、BD、PD、NPG、HDと略記)等]、3価[グリセリン、トリメチロールプロパン(以下、それぞれGR、TMPと略記)等]、4価[ペンタエリスリトール、ジグリセリン(以下、それぞれPE、DGRと略記)等]、6価[ジペンタエリスリトール(以下、DPEと略記)等]および8価[ショ糖等]アルコール等が挙げられる。
(a1)の重量に基づく(a4)の使用量は、接着性および樹脂強度の観点から好ましくは20%以下、さらに好ましくは5〜10%である。
(a2)には、炭素数(以下、Cと略記)4〜50の脂環式ポリイソシアネート(以下、PIと略記)、例えばジイソシアネート(以下、DIと略記)、3官能またはそれ以上のPIおよびこれらの混合物が含まれる。
脂環式DIとしては、イソホロンDI(IPDI)、2,4−および/または2,6−メチルシクロヘキサン−DI(水添TDI)、ジシクロヘキシルメタン−4,4’−DI(水添MDI)、シクロヘキシレンDI、メチルシクロヘキシレンDI、ビス(2−イソシアナトエチル)−4−シクロヘキシレン−1,2−ジカルボキシレートおよび2,5−および/または2,6−ノルボルナンDI、ダイマー酸DI(DDI)等;3官能またはそれ以上のPIとしては、ビシクロヘプタントリイソシアネート、前記イソシアネートのビウレット体およびイソシアヌレート体等が挙げられる。これらのうち、接着性の観点から好ましいのはIPDI、水添TDIおよび水添MDIである。
本発明の(a3)には、次のもの、およびこれらの混合物が含まれる。
(a31)(メタ)アクリル酸のアルキレンオキシド(C2〜4、以下AOと略記)付加物(分子量116〜Mn5,000)
(メタ)アクリル酸−2−ヒドロキシ−エチル、−プロピルおよび−ブチル、並びにそれらのAO付加物等
(a32)(a31)のε−カプロラクトン付加物(分子量230〜Mn5,000)
(メタ)アクリル酸−2−ヒドロキシエチル−ε−カプロラクトン2モル付加物等
(a33)エポキシドと(メタ)アクリル酸の反応生成物(分子量222〜Mn4,000)
3−フェノキシ−2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ビフェノキシ−2−ヒドロキシプロプル(メタ)アクリレート等
(a34)3官能またはそれ以上のポリオール(分子量92〜Mn5,000)の(メタ)アクリレート
グリセリンモノ−およびジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンモノ−およびジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールモノ−、ジ−およびトリ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンモノ−、ジ−およびトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールモノ−、ジ−、トリ−、テトラ−およびペンタ(メタ)アクリレート、並びにそれらのAO付加物(付加モル数1〜100)等
これらのうち接着性の観点から好ましいのは(a31)、耐光性の観点からさらに好ましいのは(メタ)アクリル酸−2−ヒドロキシエチルである。
(A)中の(a1)および必要により併用する(a4)の合計割合は、硬化物の伸びの観点から好ましくは40〜85重量%、さらに好ましくは50〜75重量%である。(A)中の(a3)の割合は、硬化速度の観点から好ましくは5〜20重量%、さらに好ましくは6〜15重量%である。また、(a1)および必要により併用する(a4)の合計量と(a3)の重量比〔[(a1)+(a4)]/(a3)〕は、硬化物の強靭性の観点から好ましくは3/1〜22/1、さらに好ましくは4/1〜15/1である。
(A)の製造方法は、特に限定されないが、(1)(a1)、(a2)、(a3)および必要により(a4)を一括して仕込み、40〜100℃でウレタン化反応させる方法、(2)(a1)、(a2)および必要により(a4)を40〜150℃でウレタン化反応させてプレポリマー化した後、(a3)を仕込み、40〜100℃で反応させる方法、および(3)予め(a2)および(a3)を40〜100℃でウレタン化反応させてプレポリマー化した後、(a1)および必要により(a4)を仕込み40〜100℃で反応させる方法、が挙げられる。
(A)の製造において、(a2)のイソシアネート基と、(a1)、(a3)および(a4)の合計の水酸基とのNCO/OH当量比は、通常0.6/1〜1.2/1、強靭性の観点から好ましい下限は0.8/1であり、(A)の保存安定性の観点から好ましい上限は1.1/1である。また、(a2)のイソシアネート基と、(a1)および(a4)の合計の水酸基とのNCO/OH当量比は、通常1.1/1〜2.0/1、伸びの観点から好ましい上限は1.75/1、反応性、透明性の観点から好ましい下限は1.25/1である。
(A)の製造においては、ウレタン化触媒(a5)を使用するのが好ましい。(a5)としては、ウレタン化反応に用いられる種々のもの、例えばアミン触媒〔3級アミン、例えばトリエチレンジアミンおよび1,8−ジアザビシクロ(5,4,0)ウンデセン−7[DBU:サンアプロ(株)の登録商標]〕および金属(錫、鉛、ビスマス等)触媒(スタナスオクトエート、ジブチルチンジラウレート、オクテン酸鉛等)が挙げられる。これらのうち、透明性、反応性、安定性の観点から好ましいのは金属触媒、さらに好ましいのは有機ビスマス化合物である。有機ビスマス化合物としては下記のものが挙げられる。
(a51)有機ビスマスカルボキシレート
一般式 Bi(COORで表され、Rとしては1価の、脂肪族基[C1〜20、例えばアルキル(メチル、エチル、n−およびi−プロピル、n−、i−、sec−およびt−ブチル、オクチル、2−エチルヘキシル、デシルおよびドデシル)基およびアルケニル(1−、2−およびi−プロペニル、1−、2−および3−ブテニル)基]、芳香(脂肪)族(C6〜20、例えばフェニル、トルイル、キシレニル、ベンジル、フェネチルおよびヘキシルフェニル)基および脂環(C3〜10、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルおよびシクロオクチル)基等が挙げられる。
これらのRのうち耐加水分解性の観点から好ましいのはC2〜12の脂肪族基、およびC5〜10の脂環基である。
(a52)有機ビスマスアルコキシド
一般式 Bi(ORで表され、Rは上記と同じで、耐加水分解性の観点から好ましいRも上記と同じである。
(a53)ジカルボニル基を有する化合物とBiのキレート化合物
ジカルボニル基を有する化合物には、C4〜15の化合物、例えばアセチルアセトン、アセチル酢酸、アセトアセトキシエチル(メタ)アクリレートが含まれ、キレート化合物にはこれらとBiのキレート化合物が含まれる。
これらの(a5)のうち、反応速度および安定性の観点から好ましいのは(a51)である。
(a5)の使用量は、(A)の重量に基づいて、反応性および透明性の観点から好ましくは0.001〜0.5%、さらに好ましくは0.005〜0.2%である。
(A)の製造に際しては、必要により溶剤(酢酸エチル、メチルエチルケトン、トルエン等)で希釈して反応させてもよい。溶剤の使用量は、(A)の重量に基づいて、通常5,000%以下、反応速度の観点から好ましい上限は1,000%、(A)の取り扱い性の観点から好ましい下限は10%である。
ウレタン化反応は、常圧、減圧または加圧のいずれでも行うことができる。ウレタン化反応の進行状況は、例えば反応系のNCO%および水酸基価を測定することにより判断することができる。
(A)のMnは、硬化物の強靭性および接着剤の粘度、硬化物の透明性の観点から好ましくは500〜8,000、さらに好ましい下限は1,000、さらに好ましい上限は5,000である。
本発明における脂環構造を有する単官能(メタ)アクリレート(B)としては、C8〜20、例えばイソボルニル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタジエン(メタ)アクリレート、ノルボルネン(メタ)アクリレート、モルホリン(メタ)アクリレート、モルホニルエチレングリコール(メタ)アクリレート、アダマンタン(メタ)アクリレート、およびこれらの混合物等が挙げられる。これらのうち、接着剤の伸びの観点から好ましいのは、イソボルニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタジエン(メタ)アクリレート、ノルボルネン(メタ)アクリレートおよびこれらの混合物である。
また、(B)の脂環構造を有する単官能(メタ)アクリレートは、1種で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
本発明における(C)は、下記一般式(1)で示される単官能(メタ)アクリレートである。
R−Ph−O(CHCHO)COCR’=CH (1)
式中、RはHまたはC1〜12(好ましくはHまたはC1〜9)の1価の脂肪族炭化水素基(メチル、エチル、ブチル、ヘキシル、2−エチルヘキシルおよびドデシル基等)、R’はHまたはメチル基、Phはフェニレン基、nは1〜4(好ましくは1〜2)の整数を表す。
Rが炭化水素基の場合、Cが12を超えると樹脂の強靭性が悪化する。また、nが4を超えると接着性が悪くなる。
また、(C)の一般式(1)で示される単官能(メタ)アクリレートは、1種で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
本発明における光重合開始剤(D)は、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシドおよびメチルフェニルグリオキシエステルからなる群から選ばれる1種または2種以上の光重合開始剤である。
本発明の接着剤において、(A)は硬化物に強靭性と伸び、(B)は硬化物に接着性と伸び、また(C)は硬化物に接着性を付与する成分である。
本発明の接着剤における(A)、(B)、(C)および(D)の重量割合は、(A)〜(D)の合計重量に基づいて、上記各成分の特性の観点から、好ましくは(A)が20〜69%、(B)が10〜50%、(C)が20〜60%、および(D)が0.3〜0.9%(さらに好ましくは0.4〜0.8%、とくに好ましくは0.5〜0.7%)である。
また、本発明の接着剤における(B)/(C)の重量比は、後述の樹脂層(I)および透明基材層(III)との接着性のバランスの観点から、好ましくは0.3/1〜1.5/1、さらに好ましくは0.5/1〜1.2/1である。
本発明の接着剤には、必要により本発明の効果を阻害しない範囲でさらに(A)、(B)および(C)以外のその他の(メタ)アクリレート(E)を含有させてもよい。(E)には下記のものが含まれ、これらは1種単独でも2種以上の併用でもいずれでもよい。
(E1)モノ(メタ)アクリレート
(E11)脂肪族1価アルコール(C1〜30)の(メタ)アクリレート
ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート等
(E12)脂肪族1価アルコール(C1〜30)のAO1〜30モル付加物の(メタ)アクリレート
ラウリルアルコールのエチレンオキシド(以下、EOと略記)2モル付加物の(メタ)アクリレート、ラウリルアルコールのプロピレンオキシド(以下、POと略記)3モル付加物の(メタ)アクリレート等
(E13)[アルキル(C1〜20)]フェノール(C6〜30)のEO5〜30モル付加物の(メタ)アクリレート
フェノールのEO10モル付加物の(メタ)アクリレート、ノニルフェノールのEO6モル付加物の(メタ)アクリレート等
(E14)アリールアルキル(C7〜26)フェノール(C6〜30)のEO1〜10モル付加物の(メタ)アクリレート
パラクミルフェノールのEO1モル付加物の(メタ)アクリレート等
(E2)ジ(メタ)アクリレート
(E21)(ポリ)オキシアルキレン(C2〜4)(分子量62〜Mn3,000)のジ(メタ)アクリレート
PEG(Mn400)、PPG(Mn200)およびPTMG(Mn650)の各ジ(メタ)アクリレート等
(E22)ビスフェノール化合物(C12〜C15)のAO2〜30モル付加物のジ(メタ)アクリレート
ビスフェノールA、−Fおよび−SのEO2モルおよびPO4モル付加物の各ジ(メタ)アクリレート等
(E23)脂肪族2価アルコール(C2〜30)のジ(メタ)アクリレート
NPGおよびHDの各ジ(メタ)アクリレート等
(E24)脂環構造を有する2価アルコール(C6〜30)のジ(メタ)アクリレート
ジメチロールトリシクロデカンジ(メタ)アクリレート、シクロヘキサンジメタノールジ(メタ)アクリレートおよび水素化ビスフェノールAのジ(メタ)アクリレート等
(E3)ポリ(n=3〜6またはそれ以上)(メタ)アクリレート
(E31)多価(3価〜6価またはそれ以上)アルコール(C3〜40)のポリ(メタ)アクリレート
TMPトリ(メタ)アクリレート、GRトリ(メタ)アクリレート、TMPのPO3モル付加物のトリ(メタ)アクリレート、TMPのEO3モル付加物のトリ(メタ)アクリレート、PEのトリ(メタ)アクリレート、PEのテトラ(メタ)アクリレート、PEのEO4モル付加物のテトラ(メタ)アクリレート、DPEのヘキサ(メタ)アクリレート等
(E4)ポリエステル(メタ)アクリレート
多価(2価〜4価またはそれ以上)カルボン酸、多価(2価〜8価またはそれ以上)アルコールおよび(メタ)アクリロイル基含有化合物のエステル化により得られる複数のエステル結合と複数の(メタ)アクリロイル基を有する分子量150〜Mn4,000のポリエステル(メタ)アクリレート
該多価カルボン酸としては、例えば脂肪族多価カルボン酸[C3〜20、例えばマロン酸、マレイン酸(無水物)、アジピン酸、セバシン酸、コハク酸、酸無水物の反応物(ジPEと無水マレイン酸の反応物等)、および芳香族多価カルボン酸[C8〜30、例えばイソフタル酸、テレフタル酸、フタル酸(無水物)およびトリメリット酸(無水物)]が挙げられる。
該多価アルコールとしては、前記(a4)として例示した低分子量多価アルコールが挙げられる。
(メタ)アクリロイル基含有化合物としては、C3〜30、例えば(メタ)アクリル酸およびヒドロキシメチル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
(E5)主鎖および/または側鎖に(メタ)アクリロイル基を有するブタジエン重合体[Mn500〜500,000、例えばポリブタジエンジ(メタ)アクリレート]
(E6)ジメチルポリシロキサンの主鎖および/または側鎖に(メタ)アクリロイル基を有するシロキサン重合体[Mn300〜20,000、例えばジメチルポリシロキサンジ(メタ)アクリレート]
これらのうち硬化物の強靭性の観点から好ましいのは(E2)、(E3)および(E4)である。
(E)の使用量は、(A)〜(C)の合計重量に基づいて、通常50%以下、硬化物の強靭性、接着性および耐光性の観点から、好ましくは2〜20%、さらに好ましくは3〜15%である。
本発明の接着剤には、本発明の効果を阻害しない範囲で必要によりさらに接着剤に使用される種々の添加剤(F)を含有させてもよい。(F)には、無機微粒子(F1)、分散剤(F2)、消泡剤(F3)、レベリング剤(F4)、シランカップリング剤(F5)、チクソトロピー性付与剤(増粘剤)(F6)、スリップ剤(F7)、酸化防止剤(F8)および/または紫外線吸収剤(F9)が含まれる。
(F)の合計の使用量は、本発明の接着剤の全重量(固形分、以下同じ)に基づいて、通常30%以下、好ましくは0.005〜20%である。
(F1)としては、アルミナ[酸化アルミニウム、アルミナホワイト(アルミナ水和物)、シリカアルミナ(アルミナとシリカの融着物、アルミナの表面にシリカをコーティングしたもの等)]、ジルコニア、炭化タングステン、炭化チタン、炭化ケイ素、炭化ホウ素、ダイヤモンド、カーボンブラック(チャンネルブラック、ファーネスブラック、サーマルブラック、アセチレンブラック等)、シリカ(微粉ケイ酸、含水ケイ酸、ケイ藻、コロイダルシリカ等)、ケイ酸塩(微粉ケイ酸マグネシウム、タルク、ソープストーン、ステアライト、ケイ酸カルシウム、アルミノケイ酸マグネシウム、アルミノケイ酸ソーダ等)、炭酸塩[沈降性(活性、乾式、重質または軽質)炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム等]、クレー(カオリン質クレー、セリサイト質クレー、バイロフィライト質クレー、モンモリロナイト質クレー、ベントナイト、酸性白土等)、硫酸塩[硫酸アルミニウム(硫酸バンド、サチンホワイト等)、硫酸バリウム(バライト粉、沈降性硫酸バリウム、リトポン等)、硫酸マグネシウム、硫酸カルシウム(石コウ)(無水石コウ、半水石コウ等)等]、鉛白、雲母粉、亜鉛華、酸化チタン、活性フッ化カルシウム、セメント、石灰、亜硫酸カルシウム、二硫化モリブデン、アスベスト、ガラスファイバー、ロックファイバーおよびマイクロバルーン等が挙げられる。
これらのうち硬化物の耐擦傷性および接着剤と硬化物の着色抑制の観点から好ましいのはアルミナ、シリカ、ケイ酸塩、炭酸塩、硫酸塩および酸化チタン、さらに好ましいのはシリカ、炭酸カルシウム、硫酸バリウムおよび酸化チタンである。
(F1)は、2種以上併用してもよく、また2種以上が複合化(例えばシリカに酸化チタンが融着)されたものでもよい。(F1)の形状は、特に限定されず、例えば不定形状、球状、中空状、多孔質状、花弁状、凝集状および粒状のいずれでもよい。(F1)の使用量は、本発明の接着剤の全重量に基づいて、通常20%以下、硬化物の可撓性の観点から好ましくは15%以下、さらに好ましくは3〜10%である。
(F2)としては、有機分散剤[高分子分散剤(Mn2,000〜500,000)および低分子分散剤(分子量100〜Mn2,000未満)]および無機分散剤が挙げられる。
高分子分散剤としては、ナフタレンスルホン酸塩[アルカリ金属(NaおよびK等)塩、アンモニウム塩等]のホルマリン縮合物、ポリスチレンスルホン酸塩(上記に同じ)、ポリアクリル酸塩(上記に同じ)、ポリ(2〜4)カルボン酸(マレイン酸/グリセリン/モノアリルエーテル共重合体等)塩(上記に同じ)、カルボキシメチルセルロース(Mn1,000〜10,000)およびポリビニルアルコール(Mn1,000〜100,000)等が挙げられる。
低分子分散剤としては、下記のもの等が挙げられる。
(1)ポリオキシアルキレン型
脂肪族アルコール(C4〜30)、[アルキル(C1〜30)]フェノール、脂肪族(C4〜30)アミンおよび脂肪族(C4〜30)アミドのAO(C2〜4)1〜30モル付加物
脂肪族アルコールとしては、n−、i−、sec−およびt−ブタノール、オクタノール、ドデカノール等;(アルキル)フェノールとしては、フェノール、メチルフェノールおよびノニルフェノール等;脂肪族アミンとしては、ラウリルアミンおよびメチルステアリルアミン等;および脂肪族アミドとしては、ステアリン酸アミド等が挙げられる。
(2)多価アルコール型
C4〜30の脂肪酸(ラウリン酸、ステアリン酸等)と多価(2〜6またはそれ以上)アルコール(例えばGR、PE、ソルビトールおよびソルビタン)のモノエステル化合物
(3)カルボン酸塩型
C4〜30の脂肪酸(上記に同じ)のアルカリ金属(上記に同じ)塩
(4)硫酸エステル型
C4〜30の脂肪族アルコール(上記に同じ)および脂肪族アルコールのAO(C2〜4)1〜30モル付加物の硫酸エステルアルカリ金属(上記に同じ)塩等
(5)スルホン酸塩型
[アルキル(C1〜30)]フェノール(上記に同じ)のスルホン酸アルカリ金属(上記に同じ)塩
(6)リン酸エステル型
C4〜30の脂肪族アルコール(上記に同じ)および脂肪族アルコールのAO(C2〜4)1〜30モル付加物のモノまたはジリン酸エステルの塩[アルカリ金属(上記に同じ)塩、4級アンモニウム塩等]
(7)1〜3級アミン塩型
C4〜30の脂肪族アミン[1級(ラウリルアミン等)、2級(ジブチルアミン等)および3級アミン(ジメチルステアリルアミン等)]塩酸塩、トリエタノールアミンとC4〜30の脂肪酸(上記に同じ)のモノエステルの無機酸(塩酸、硫酸、硝酸およびリン酸等)塩
(8)4級アンモニウム塩型
C4〜30の4級アンモニウム(ブチルトリメチルアンモニウム、ジエチルラウリルメチルアンモニウム、ジメチルジステアリルアンモニウム等)の無機酸(上記に同じ)塩等
無機分散剤としては、ポリリン酸のアルカリ金属(上記に同じ)塩およびリン酸系分散剤(リン酸、モノアルキルリン酸エステル、ジアルキルリン酸エステル等)等が挙げられる。
(F2)の使用量は、本発明の接着剤の全重量に基づいて、通常10%以下、好ましくは0.05〜5%である。
(F3)としては、低級アルコール(C1〜6)(メタノール、ブタノール等)、高級アルコール(C8〜18)(オクチルアルコール、ヘキサデシルアルコール等)、高級脂肪酸(C10〜20)(オレイン酸、ステアリン酸等)、高級脂肪酸エステル(C11〜30)(グリセリンモノラウレート等)、リン酸エステル(トリブチルホスフェート等)、金属石けん(ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム等)、ポリエーテル[PEG(Mn200〜10,000)、PPG(Mn200〜10,000)等]、シリコーン(ジメチルシリコーンオイル、アルキル変性シリコーンオイル、フルオロシリコーンオイル等)および鉱物油系(シリカ粉末を鉱物油に分散させたもの)等が挙げられる。
(F3)の使用量は、本発明の接着剤の全重量に基づいて、通常3%以下、好ましくは0.01〜2%である。
(F4)としては、PEG型非イオン界面活性剤(ノニルフェノールEO1〜40モル付加物、ステアリン酸EO1〜40モル付加物等)、多価アルコール型非イオン界面活性剤(ソルビタンパルミチン酸モノエステル、ソルビタンステアリン酸モノエステル、ソルビタンステアリン酸トリエステル等)、フッ素系界面活性剤(パーフルオロアルキルEO1〜50モル付加物、パーフルオロアルキルカルボン酸塩、パーフルオロアルキルベタイン等)、変性シリコーンオイル[(E6)、(F3)および(F7)以外のもの、例えばポリエーテル変性シリコーンオイル]等が挙げられる。
(F4)の使用量は、本発明の接着剤の全重量に基づいて、通常3%以下、好ましくは0.1〜2%である。
(F5)としては、(E6)、(F3)および(F7)以外のもの、例えばアミノ基含有シランカップリング剤(γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−フェニルアミノプロピルトリメトキシシラン等)、ウレイド基含有シランカップリング剤(ウレイドプロピルトリエトキシシラン等)、ビニル基含有シランカップリング剤[ビニルエトキシシラン、ビニルメトキシシラン、ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン等]、メタクリレート基含有シランカップリング剤(γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン等)、エポキシ基含有シランカップリング剤(γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン等)、イソシアネート基含有シランカップリング剤(γ−イソシアネートプロピルトリエトキシシラン等)、ポリマー型シランカップリング剤(ポリエトキシジメチルシロキサン等)、カチオン型シランカップリング剤[N−(N−ベンジル−β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン塩酸塩等]等が挙げられる。
(F5)の使用量は、本発明の接着剤の全重量に基づいて、通常10%以下、好ましくは0.5〜7%である。
(F6)としては、無機チクソトロピー性付与剤(ベントナイト、有機処理ベントナイトおよび極微細表面処理炭酸カルシウム等)および有機チクソトロピー性付与剤(水添ヒマシ油ワックス、ステアリン酸カルシウム、オレイン酸アルミニウム、重合アマニ油等)が挙げられる。
(F6)の使用量は本発明の接着剤の全重量に基づいて、通常20%以下、好ましくは0.5〜10%である。
(F7)としては、高級脂肪酸エステル(ステアリン酸ブチル等)、高級脂肪酸アミド(エチレンビスステアリン酸アミド、オレイン酸アミド等)、金属石けん(ステアリン酸カルシウム、オレイン酸アルミニウム等)、ワックス[パラフィンワックス、ポリオレフィンワックス(ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックス、カルボキシル基含有ポリエチレンワックス等)等]およびシリコーン(例えばジメチルシリコーンオイル、アルキル変性シリコーンオイルおよびフルオロシリコーンオイル)等が挙げられる。
(F7)の使用量は、本発明の接着剤の全重量に基づいて、通常5%以下、好ましくは0.01〜2%である。
(F8)としては、ヒンダードフェノール化合物〔トリエチレングリコール−ビス−[3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、1,6−ヘキサンジオール−ビス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホネートジエチルエステル等〕およびアミン化合物(n−ブチルアミン、トリエチルアミン、ジエチルアミノメチルメタクリレート等)等が挙げられる。
(F8)の使用量は、本発明の接着剤の全重量に基づいて、通常3%以下、好ましくは0.005〜2%である。
(F9)としては、ベンゾトリアゾール化合物[2−(5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3,5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3,5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(3,5−ジ−t−アミル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール等]、トリアジン化合物〔2−(4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン−2−イル)−5−[(ヘキシル)オキシ]−フェノール〕、ベンゾフェノン(2−ヒドロキシ−4−n−オクチルオキシベンゾフェノン等)、シュウ酸アニリド化合物(2−エトキシ−2’−エチルオキサリック酸ビスアニリド等)等が挙げられる。
(F9)の使用量は、本発明の接着剤の全重量に基づいて、通常3%以下、好ましくは0.005〜2%である。
上記(F1)〜(F9)の間で添加剤が同一で重複する場合は、それぞれの添加剤が該当する添加効果を奏する量を他の添加剤としての効果に関わりなく使用するのではなく、他の添加剤としての効果も同時に得られることをも考慮し、使用目的に応じて使用量を調整するものとする。
本発明の接着剤は、本発明の効果を阻害しない範囲で必要により、さらに熱硬化触媒を含有させることができる。熱硬化触媒を加えたものは、紫外線以外に熱でも硬化させることができ、接着性および耐光性に優れた硬化物を得ることができる。熱により硬化させる場合は、通常50〜200℃、好ましくは80〜180℃のオーブンで、1分〜20時間加熱処理される。
熱硬化触媒としては、過酸化物(t−ブチルパーオキシベンゾエート、ベンゾイルパーオキシド、メチルエチルケトンパーオキシド等)およびアゾ化合物(アゾビスイソブチロニトリルおよびアゾビスイソバレロニトリル等)等が挙げられる。これらのうち接着剤の安定性および反応性の観点から好ましいのはt−ブチルパーオキシベンゾエートおよびメチルエチルケトンパーオキシドである。
熱硬化触媒の使用量は、本発明の接着剤の全重量に基づいて、通常5%以下、好ましくは0.1〜3%である。
本発明の接着剤は、塗工の際に、塗工に適した粘度に調整するために、必要に応じて溶剤を含有させた接着剤(塗工液)とすることができる。溶剤の使用量は、接着剤の全重量に基づいて通常2,000%以下、好ましくは10〜500%である。該塗工液の粘度は、使用時の温度(通常5〜60℃)で、通常200〜500,000mPa・s、泡かみのない安定塗工の観点から好ましくは500〜10,000mPa・sである。なお、当該粘度は後述のようにして測定することができる。
該溶剤としては、接着剤中の樹脂分を溶解するものであれば特に限定されない。具体的には、芳香族炭化水素(C7〜10、例えばトルエン、キシレンおよびエチルベンゼン)、エステルまたはエーテルエステル(C4〜10、例えば酢酸エチル、酢酸ブチルおよびメトキシブチルアセテート)、エーテル(C4〜10、例えばジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、EGのモノエチルエーテル、EGのモノブチルエーテル、PGのモノメチルエーテルおよびDEGのモノエチルエーテル)、ケトン(C3〜10、例えばアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジ−n−ブチルケトンおよびシクロヘキサノン)、アルコール(C1〜10、例えばメタノール、エタノール、n−およびi−プロパノール、n−、i−、sec−およびt−ブタノール、2−エチルヘキシルアルコールおよびベンジルアルコール)、アミド(C3〜6、例えばジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン等)、スルホキシド(C2〜4、例えばジメチルスルホキシド)、水、およびこれらの2種以上の混合溶剤が挙げられる。
これらの溶剤のうち好ましいのは沸点が70〜100℃のエステル、ケトンおよびアルコール、さらに好ましいのは酢酸エチル、メチルエチルケトン、i−プロパノールおよびこれらの混合物である。
本発明の接着剤は、上記(A)〜(D)、必要に応じて上述の他の成分[(E)、(F)、熱硬化触媒、溶剤等]を配合することにより作成することができる。
次に、本発明の光学シートは、表面に微細な突起を有する樹脂層(I)、上記本発明の接着剤を硬化させてなる接着剤中間層(II)および剛性、平滑性を付与する透明基材層(III)の3層からなるものである。
また、本発明の光学シートの製造方法は、剛性、平滑性を付与する透明基材層(III)上に、上記接着剤を塗工し、表面に微細な突起を有する樹脂層(I)の裏面をその上に貼り合せ、その後、紫外線照射により前記接着剤を硬化させて接着剤中間層(II)を形成させることを特徴とするものである。
つまり、本発明の接着剤を、必要により溶剤で希釈して、剛性、平滑性を付与する透明基材層(III)上に塗工し、必要により乾燥させた後、その上に表面に微細な突起を有する樹脂層(I)を貼り合せ、その後、紫外線照射により硬化させて接着剤中間層(II)を形成させ、(I)、(II)および(III)の3層からなる光学シートが製造される。
樹脂層(I)の樹脂としては、特に限定されないが、通常Mn100,000〜10,000,000の透明樹脂、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリメチルメタアクリレート、ポリカーボネート、トリアセチルセルロース、プロピル化またはブチル化アセチルセルロース、シクロオレフィン共重合体(エチレン−ノルボルネン共重合体等)およびポリメチルメタクリレート−スチレン共重合樹脂等が挙げられる。
これらの形状は、板状またはフィルム状のいずれでもよいが、生産性の観点から好ましいのは0.05〜5mm厚のフィルム状である。
(I)の形成方法としては、例えば、型の全面に亘って微細凹部を有する金型に上記の樹脂を注入して射出成形または押出成形する方法;微細凹部を有する金型に、例えばUV硬化樹脂(後述の実施例で用いたもの等が挙げられる)を注型した後、その上に上記(I)用の樹脂の透明樹脂フィルムを載せ、その上側からUV照射する方法等が挙げられる。なお、後者の場合は、透明樹脂フィルム側[樹脂層(I)の裏面]を接着剤と貼り合せるのが好ましい。
透明基材層(III)の材質としては、前記(I)の樹脂およびガラス、石英等が挙げられる。(III)の形状は、光学シートに剛性と平滑性を付与するとの観点から好ましいのは1〜50mm厚の板状である。
本発明の接着剤の塗工に際しては、通常用いられる装置、例えば塗工機[バーコーター、グラビアコーター、ロールコーター(サイズプレスロールコーター、ゲートロールコーター等)、エアナイフコーター、スピンコーター、ブレードコーター等]が使用できる。
塗工後膜厚(乾燥後膜厚)は、通常0.5〜300μm、乾燥性、硬化性の観点から好ましい上限は250μm、硬化性、透明性の観点から好ましい下限は1μmである。
本発明の接着剤を溶剤で希釈して使用する場合は、塗工後に乾燥するのが好ましい。乾燥方法としては、例えば熱風乾燥(ドライヤー等)が挙げられる。乾燥温度は、通常10〜200℃、樹脂層(I)の変形の観点から好ましい上限は150℃、乾燥速度の観点から好ましい下限は30℃である。
接着剤を紫外線照射で硬化させるに際しては、公知の紫外線照射装置[例えばアイグランデージ、アイグラフィック(株)製]等を使用することができる。紫外線の照射量は、通常10〜10,000mJ/cm、硬化物の可撓性の観点から好ましい上限は、5,000mJ/cm、組成物の硬化性の観点から好ましい下限は、100mJ/cmである。
本発明の光学シートは、例えば、プリズムシート、コリメーターレンズ、フレネルレンズ、レンチキュラーレンズ、光反射レンズ、ホログラム、ARシート、AGシート、LRシート等に用いることができる。また、本発明の接着剤は、上記光学シートの作製に有用である。
以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明はこれらにより限定されるものではない。
製造例1
撹拌機、冷却管および温度計を備えた反応容器にPTMG[Mn1,000、三菱化学(株)製、商品名:PTMG−1000]100部、IPDI33.3部および触媒としてビスマストリ(2−エチルヘキサノエート)(2−エチルヘキサン酸50%溶液)0.05部を仕込み、100℃で4時間反応させ、その後2−ヒドロキシエチルアクリレート11.6部を加え、100℃で6時間反応させてウレタンアクリレート(A−1)を得た。
製造例2
製造例1と同様の反応容器にPEG[Mn2,000、三洋化成工業(株)製、商品名:ニューポールPEG−2000]100部と水添MDI26.2部を仕込み、110℃で4時間反応させた後、2−ヒドロキシエチルアクリレート11.6部と触媒としてビスマストリス(2,2,6,6−テトラメチル−3,5−ヘプタンジオネート)0.03部を加え、80℃で4時間反応させ、ウレタンアクリレート(A−2)を得た。
製造例3
製造例1と同様の反応容器にPTMG[Mn2,000、三菱化学(株)製、商品名:PTMG−2000]100部、BD4.9部、水添MDI39.3部および2−ヒドロキシエチルアクリレート11.6部を仕込み均一混合後、触媒としてビスマストリス(2,2,6,6−テトラメチル−3,5−ヘプタンジオネート)0.05部を加え、80℃で6時間反応させて、ウレタンアクリレート(A−3)を得た。
比較製造例1
製造例1と同様の反応容器にポリカプロラクトンジオール[Mn2,000、ダイセル化学(株)製、商品名:プラクセルPCL−220]100部、IPDI22.2部および2−ヒドロキシエチルアクリレート11.6部を仕込み均一混合後、触媒としてビスマストリス(2,2,6,6−テトラメチル−3,5−ヘプタンジオネート)0.05部を加え、80℃で6時間反応させて、ウレタンアクリレート(A−4)を得た。
比較製造例2
製造例1と同様の反応容器にポリエステルジオール[Mn1,000、三洋化成工業(株)製、商品名:サンエスターNo.22]100部、ヘキサメチレンジイソシアネート25.2部および2−ヒドロキシエチルアクリレート11.6部を仕込み均一混合後、触媒としてビスマストリス(2,2,6,6−テトラメチル−3,5−ヘプタンジオネート)0.05部を加え、80℃で6時間反応させて、ウレタンアクリレート(A−5)を得た。
上記製造例1〜3、比較製造例1〜2で得られたウレタンアクリレート(A−1)〜(A−5)のMn、色数(ハーゼン)を、以下のようにして測定した。また、その結果を表1に示す。
(1)Mn
GPC測定機器[HLC−8220、東ソー(株)製]、カラム(TSK−gel Super H)を用い、GPC法により測定されるポリスチレン換算の値として求めた。
(2)色数(ハーゼン)
JIS K 0071に準じて測定した。なお、当該値が大きいほど、着色度が大であることを示す。
Figure 2007084727
実施例1〜5、比較例1〜6
(1)接着剤の作成
上記で得られた(A−1)〜(A−5)、および他の成分を表2に示す重量比に従って配合し、接着剤を得た。
(2)光学シートの製造
上記で得られた接着剤を用い、下記の手順で光学シートを製造した。
1)表面に微細な突起を有する樹脂層(I)の製造
撹拌装置を備えた配合容器に、(A−1)50部、3−フェノキシ−2−ヒドロキシプロピルアクリレート[東亞合成(株)製、商品名:アロニックスM−5710]30部、EO変性(付加モル数4)ビスフェノールAジアクリレート[三洋化成工業(株)製、商品名:ネオマーBA−641]17部および2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン[チバ・スペシャリティケミカルズ(株)製、商品名:ダロキュアー1173]3部を仕込み均一混合し、UV硬化樹脂を作成した。これを、微細凹部を有する金型上に塗工し、その上にPETフィルム[厚み75μm、東レ(株)製、商品名:ルミラーU12 #75]を載せ、ニップローラーで挟んで泡を押し出した後、紫外線照射装置[アイグランデージ、アイグラフィック(株)製。照射ランプはメタルハライドランプ。以下同じ。]を用いて、PETフィルム表面側から紫外線を1,000mJ/cm照射した後、金型から離型して、微細な突起を有するPETフィルム[樹脂層(I)]を得た。
2)光学シートの製造
メチルメタクリレート−スチレン共重合板[厚さ2mm、大日本インキ化学工業(株)製、商品名:クリアパクトTI−300][透明基材層(III)]上に、上記で得られた接着剤を塗工後(乾燥後)の厚さが100μmになるように塗工した後、塗工側に1)で製造した微細な突起を有するPETフィルム[樹脂層(I)]を平らな面を接着面として張り合わせ、ニップローラーで挟んで空気を押し出した。その後、紫外線照射装置を用いて、該共重合板側から紫外線を1,000mJ/cm照射して接着剤中間層(II)を形成させて、光学シートを得た。
(試験法)
上記で得られた接着剤および光学シートの物性および性能を次の方法で評価した。また、その結果を表3に示す。
(i)粘度
上記で得られた接着剤の25℃での粘度を、BL型粘度計[東京計器(株)製]を用いて測定した。
(ii)屈折率
上記で得られた接着剤をロールコーターで塗工して厚み50μmの膜を作成し、紫外線を1,000mJ/cm照射して硬化物を得た。当該硬化物の25℃での屈折率を、アッベ屈折計を用いて測定した。
(iii)透過率
上記で得られた接着剤をロールコーターで塗工して厚み50μmの膜を作成し、紫外線を1,000mJ/cm照射して硬化物を得た。当該硬化物の25℃での透過率を、分光光度計[UV−2500PC、(株)島津製作所製]を用いて測定した。
(iv)接着性
硬化した接着剤[接着剤中間層(II)]と、メチルメタクリレート−スチレン共重合板[透明基材層(III)]またはPETフィルム[樹脂層(I)]との接着性を測定するため、上記で得られた光学シートの(III)層の表面側から(I)層の内部にまで達する程度に、ナイフで1mm幅に碁盤目(10×10)を入れ、(III)層の表面側にセロハンテープを貼り付け、90度剥離した。この時、共重合板またはPETフィルムからの硬化物(接着剤樹脂)の剥離状態を下記の基準で評価した。
(評価基準) ○ 碁盤目が全く剥離しない
× 1つ以上の碁盤目が剥離する
(v)泡かみ
上記で得られた光学シート中の気泡の有無を目視にて測定した。
(評価基準) ○ 気泡がない
× 気泡がある
(vi)ヘーズ
上記で得られた光学シートのヘーズを、全光線透過率測定装置[BYK gardner(株)製、商品名:haze−gard dual]で測定した。なお、当該値が大きいほど、透明性が低いことを示す。
(vii)耐光性
上記で得られた光学シートのフェードメーター試験(JIS B 7751)200時間を行い、試験前後の光学シートを用い、測色計〔多光源分光測色計[スガ試験機(株)製、商品名:C2]〕でイエローインデックス(YI)を測定した。なお、当該値が大きいほど、着色度合が大きく、耐光性が低いことを示す。また、試験前後のイエローインデックスの差(ΔYI)を計算により求めた。
Figure 2007084727
Figure 2007084727
上記結果から、本発明の光学シート形成用紫外線硬化型接着剤は、接着性、透明性および耐光性に優れ、従って、該接着剤を用いた光学シートは、同様に優れた特性を有することがわかる。
本発明の接着剤を硬化させてなる接着剤中間層は、透明性が良好で、耐光性に優れ、プラスチック、ガラス等との接着性が良好であることから、透明性および耐光性の要求される光学シート等の用途に好適に用いられる。また、本発明の光学シートの製造法は、硬化が速いことから、生産性に優れ工業的に極めて有用であり、得られる光学シートは、光学特性に優れることから映像の微細化が可能であり、さらに機械強度に優れ強靭であることから液晶ディスプレイやプロジェクションTVの軽量化および薄型化が実現できる。

Claims (6)

  1. 下記(A)〜(D)からなる、光学シート形成用紫外線硬化型接着剤。
    (A)ポリエーテルポリオール(a1)、脂環式ポリイソシアネート(a2)および水酸基含有(メタ)アクリレート(a3)から形成されるウレタン(メタ)アクリレート
    (B)脂環構造を有する単官能(メタ)アクリレート
    (C)下記一般式(1)で示される単官能(メタ)アクリレート
    R−Ph−O(CHCHO)COCR’=CH (1)
    (式中、RはHまたは炭素数1〜12の1価の脂肪族炭化水素基、R’はHまたはメチル基、Phはフェニレン基、nは1〜4の整数を表す。)
    (D)1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシドおよびメチルフェニルグリオキシエステルからなる群から選ばれる1種または2種以上の光重合開始剤
  2. (A)が、有機ビスマスウレタン化触媒を用いて形成されるウレタン(メタ)アクリレートである請求項1記載の接着剤。
  3. (A)〜(D)の合計重量に基づく重量割合が、(A)20〜69%、(B)10〜50%、(C)20〜60%および(D)0.3〜0.9%である請求項1または2記載の接着剤。
  4. (B)/(C)の重量比が0.3/1〜1.5/1である請求項1〜3のいずれか記載の接着剤。
  5. 表面に微細な突起を有する樹脂層(I)、請求項1〜4のいずれか記載の接着剤を硬化させてなる接着剤中間層(II)および剛性、平滑性を付与する透明基材層(III)の3層からなる光学シート。
  6. 剛性、平滑性を付与する透明基材層(III)上に、請求項1〜4のいずれか記載の接着剤を塗工し、表面に微細な突起を有する樹脂層(I)の裏面をその上に貼り合せ、その後、紫外線照射により前記接着剤を硬化させて接着剤中間層(II)を形成させることを特徴とする、(I)、(II)および(III)の3層からなる光学シートの製造方法。
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