JP3544360B2 - コーティング用組成物および被覆物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、耐擦傷性に優れたコーティング用組成物に関する。さらに詳しくは、紙、フィルム、複合シート、又はこれらに印刷を施したものの表面を被覆するオーバーコート剤として用いられるコーティング組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、紙、プラスチック製フィルム等の表面を被覆するオーバーコート剤として熱硬化性樹脂、活性エネルギー線硬化性樹脂等の反応性樹脂が用いられており、被覆表面の耐擦傷性を向上させ、摩擦や引っかきによる傷から保護するために、硬質球状粒子を反応性樹脂に含有するオーバーコート剤等が提唱されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記組成物中における硬質の球状粒子の沈降安定性が不良であり、また安定した塗工を続けることが困難であるという問題点があり、また通常硬質の球状粒子の製造コストが高いために、市販品が高価格となるという問題点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、耐擦傷性のある皮膜が得られ安定した塗工が可能なコーティング剤組成物について鋭意検討した結果、特定の板状の微粒子が塗工時の沈降安定性が良好であると同時に、耐擦傷性を発現することを見出し本発明に到達した。すなわち本発明は、ヌープ硬度1,300〜8,000kg/mm2の板状の無機微粒子(A)と、活性エネルギー線硬化性の反応性樹脂(B)からなり、(B)と(A)の重量比が、100:(3〜70)であることを特徴とするコーティング用組成物である。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明における板状の無機微粒子(A)とは、ヌープ硬度1,300〜8,000kg/mm2で、板状の無機微粒子であれば、特に制限はないが、具体的にはさらに下記3項目を同時に満足する板状の無機微粒子であるのが好ましい。
▲1▼一粒子(結晶)の中に、互いに平行な面を二つ(一組)以上もつ無機微粒子。
ここで述べている「平行」とは、厳密に平行である必要はなく、目視にて平行と判断できるものであればよい。
▲2▼上記平行面の面積が、平行面の垂直方向から見た投影面の面積に対して、60%以上である無機微粒子。
▲3▼上記平行面の対角線で最も長いものの長さと、二つの平行面間の最短距離の長さの比が、20:1〜2:1である無機微粒子。
【0006】
本発明における(A)としては、具体的にはアルミナ類(酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、アルミナホワイト等)、ジルコニア(酸化ジルコニウム)、炭化タングステン、炭化チタン、炭化ケイ素、炭化ホウ素、ダイヤモンド等からなる群から選ばれるものが挙げられる。これらは、2種以上併用してよく、また2種以上が複合化されたものでもよい。アルミナ類とは、アルミナの他にも、シリカアルミナ、アルミナの表面を樹脂コーティングしたアルミナも含むものとする。これらの内好ましいものは、アルミナ類、ジルコニアであり、特に好ましいものはアルミナ類である。
例として、YKK社のセラフ、住友化学社のAC−21、フジミインコーポレーテッド社のPWA、日本軽金属社のA−31、A−11等の市販品が挙げられる。
【0007】
本発明における板状の無機微粒子(A)のヌープ硬度は、通常1,300〜8,000kg/mm2で、好ましくは1,500〜7,000kg/mm2である。ヌープ硬度が1,300kg/mm2未満では、被膜表面の耐擦傷性が不十分となる。ヌープ硬度が8,000kg/mm2を超えるものは自然界に存在しない。ヌープ硬度とは、ヌープ圧子を用いて測定される微小押し込み硬さで、試験面に菱形の圧痕をつけたときの加重を、永久凹みの長い方の対角線の長さより求めた凹みの投影面積で除した商で表される値である。この試験方法は、ASTM
C−849に基づいて行われる。
【0008】
本発明に用いる(A)の平均粒径は、好ましくは1〜30μmであり、さらに好ましくは2〜25μmである。(A)の粒度分布は下記一般式(1)〜(3)をすべて満足するものが好ましい。(A)の平均粒径が1〜30μmの範囲で、(A)の粒度分布が下記一般式(1)〜(3)をすべて満足するとき、皮膜の透明性、耐擦傷性、表面平滑性が良好となる。
平均粒径の測定は、下記の方法で行う。
(平均粒子径測定法)
分散媒に、検査試料を50〜100mg加え、超音波を60秒かけた後、SKレーザー粒度分布測定器(セイシン企業社製)を用いて測定する。
一般式
Dmax < D50×3.0 (1)
D5>D50×0.2 (2)
D95<D50×2.5 (3)
[一般式(1)〜(3)において、Dmax :最大粒子径(μm)、D50:平均粒子径(μm)、D5:累積高さ5%点の粒子径(μm)、D95:累積高さ95%点の粒子径(μm):尚、累積高さは、粒径の小さい方からカウントするものとする。]
【0009】
(B)に用いる活性エネルギー線硬化性樹脂は、紫外線又は電子線を照射することにより硬化する樹脂のことをさし、分子構造中にラジカル重合性二重結合を1〜5またはそれ以上有する化合物が用いられる。樹脂中に含まれるラジカル結合性二重結合当量は、0.5〜15meq/gであり、好ましくは、1〜8meq/gである。ラジカル結合性二重結合当量が0.5〜15meq/gであれば、硬化性良好であり、硬化収縮も小さく、コーティング組成物として問題なく使用できる。活性エネルギー線硬化性樹脂としては公知のものが使用でき、エチレン性不飽和基を含有するものなら特に限定はないが、数平均分子量1,000以下のモノマー類及び数平均分子量1,000を超え30,000以下のオリゴマー類が挙げられる。
【0010】
モノマー類としては具体的には下記のものが挙げられる。
(1)モノ(メタ)アクリレート類
a) 炭素数4〜50のアルキル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート等;
b) 炭素数1〜30のアルキルアルコールのアルキレンオキサイド[以下、AOと略記;炭素数2〜4、例えばエチレンオキサイド(EO)、プロピレンオキサイド(PO)、1,2−、1,3−、2,3−、もしくは1,4−ブチレンオキサイド、ハロゲン置換AO(例えばエピクロルヒドリン)、並びにこれらの2種以上の併用(ランダムまたはブロック)](1〜30モル)付加物の(メタ)アクリレート;
ラウリルアルコールのEO2モル付加物の(メタ)アクリレート、ラウリルアルコールのPO2モル付加物の(メタ)アクリレート等;
c) 炭素数6〜30のフェノールまたはアルキルフェノールのAO(炭素数2〜4)(1〜30モル)付加物の(メタ)アクリレート;
ノニルフェノールのEO1モル付加物の(メタ)アクリレート、フェノールのEO3モル付加物の(メタ)アクリレート等;
d) 炭素数6〜30の脂環式1価アルコールの(メタ)アクリレート;
シクロヘキシル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート等;
【0011】
(2)ジ(メタ)アクリレート類
a)ポリアルキレン(炭素数2〜4)グリコール(分子量3,000以下)のジ(メタ)アクリレート;
ポリエチレングリコール(分子量400)のジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコール(分子量700)のジ(メタ)アクリレート、ポリテトラメチレンエーテルグリコール(分子量2,000)のジ(メタ)アクリレート等;
b)ビスフェノールAのAO(炭素数2〜4)(2〜30モル)付加物のジ(メタ)アクリレート;
ビスフェノールAのEO2モル付加物のジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAのPO4モル付加物のジ(メタ)アクリレート等;
c)炭素数2〜30のアルカンジオールのジ(メタ)アクリレート;
ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート等;
d)炭素数6〜30の脂環式2価アルコールのジ(メタ)アクリレート;
ジメチロールトリシクロデカンジ(メタ)アクリレート、シクロヘキサンジメタノールジ(メタ)アクリレート、水素化ビスフェノールAのジ(メタ)アクリレート等;
【0012】
(3)炭素数3〜40の3〜6価またはそれ以上のポリオールのポリ(メタ)アクリレート類;
トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンPO3モル付加物のトリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンEO3モル付加物のトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールEO4モル付加物のテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等;
これらのうちで好ましいものは、ジ(メタ)アクリレート類、炭素数3〜40の多価(3〜6価またはそれ以上)アルコールのポリ(メタ)アクリレート類である。
【0013】
オリゴマー類としては、具体的には下記のものが挙げられる。
(1)ウレタン(メタ)アクリレート
2〜6価のポリオール(後述する低分子ポリオール及び高分子ポリオール、例えばエチレングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール等)と後述するポリイソシアネート化合物と水酸基含有エチレン性不飽和化合物[例えばヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等]の反応物である数平均分子量30,000以下のウレタン(メタ)アクリレート;
(2)ポリエステル(メタ)アクリレート
多塩基酸(例えばイソフタル酸、テレフタル酸、フマル酸、マレイン酸、アジピン酸等)、2〜6価のポリオール[例えば後述するポリオール等]とアクリル酸からエステル化により得られる複数のエステル結合と複数のエチレン性不飽和基をもつポリエステル(メタ)アクリレート等;
【0014】
(3)エポキシ(メタ)アクリレート
ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、有機ポリイソシアネート[例えば、2,4−及び/又は2,6−トリレンジイソシアネート(TDI)等]変成ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールA型PO付加物の末端グリシジルエーテル等のエポキシ樹脂類と(メタ)アクリル酸の反応物であるエポキシ(メタ)アクリレート等;
(4)主鎖及び側鎖にエチレン性不飽和基を有するブタジエン重合体(例えばポリブタジエン等);
(5)ジメチルポリシロキサンの主鎖及び側鎖にエチレン性不飽和基を有するシロキサン重合体[例えばジメチルシロキサンジ(メタ)アクリレート等];
これらのうちで好ましいものは、ウレタン(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレートである。特に好ましいものは、ポリエステル(メタ)アクリレートである。
これらのモノマー類、オリゴマー類のうち1種または2種以上が使用できる。
【0015】
前記低分子ポリオールとしては、多価アルコール、該多価アルコール、多価フェノール、又はアミンのAO(前記のもの)付加物(分子量500未満)、燐系ポリオール等が挙げられる。
【0016】
多価アルコール類としては、例えば、2価アルコール類[脂肪族ジオール、例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、ネオペンチルグリコール等のアルキレングリコール;環状基を有する低分子ジオール(例えば特公昭45−1474号公報に記載のもの、ビスヒドロキシメチルシクロヘキサン、キシリレングリコール等)];並びに、3〜6価のアルコール類[グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビトール等];多価フェノール類としては、例えば、ピロガロ―ル,カテコール,ハイドロキノン等の単環多価フェノ―ルのほかビスフェノ―ルA,ビスフェノールF,ビスフェノールS等のビスフェノ―ル類等)、フェノール化合物のホルマリン低縮合物(ノボラック樹脂、レゾールの中間体);燐系ポリオールとしては燐酸、亜燐酸、ホスホン酸等のAO付加物(分子量500未満)が挙げられる。
【0017】
前記高分子ポリオールとしては、例えば、ポリアルキレンエーテルポリオール(▲1▼)、ポリエステルポリオール(▲2▼)、重合体ポリオール(▲3▼)、ポリブタジエンポリオール(▲4▼)、ひまし油系ポリオール(▲5▼)、アクリルポリオール(▲6▼)、ウレタン変性ポリオール(▲7▼)及びこれらの2種以上の混合物が挙げられる。
高分子ポリオールの数平均分子量は、好ましくは500〜20,000、さらに好ましくは500〜10,000、特に好ましくは1,000〜3,000である。数平均分子量はGPC法により測定できる。
ポリアルキレンエーテルポリオール▲1▼としては、下記の活性水素を平均して1.5個以上有する化合物(活性水素原子含有多官能化合物)にAOが付加した構造の化合物およびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。
【0018】
活性水素原子含有多官能化合物としては、上記の多価アルコ―ル,多価フェノ―ル類,アミン化合物,リン酸類,及びポリカルボン酸[コハク酸,アジピン酸等の炭素数4〜30の脂肪族ポリカルボン酸、フタル酸,テレフタル酸,トリメリット酸等の炭素数8〜30の芳香族ポリカルボン酸],ポリチオール(グリシジル基含有化合物と硫化水素との反応で得られる多価ポリチオール化合物等)等が挙げられる。活性水素原子含有化合物は2種以上使用することもできる。
活性水素原子含有化合物に付加するアルキレンオキシド(AO)としては上記のアルキレンオキシドが挙げられる。
AOは単独でも2種以上併用してもよく、後者の場合はブロック付加(チップ型、バランス型、活性セカンダリ―型など)でもランダム付加でも両者の混合系〔ランダム付加後にチップしたもの:分子中に任意に分布されたEO鎖を0〜50重量%(好ましくは5〜40重量%)有し、0〜30重量%(好ましくは5〜25重量%)のEO鎖が分子末端にチップされたもの〕でもよい。
これらのAOのうちで好ましいものはEO単独,PO単独,テトラヒドロフラン(THF)単独,POおよびEOの併用,POおよび/またはEOとTHFの併用(併用の場合、ランダム,ブロックおよび両者の混合系)である。
【0019】
活性水素原子含有化合物へのAOの付加は、通常の方法で行うことができ、無触媒でまたは触媒(アルカリ触媒,アミン系触媒,酸性触媒)の存在下(とくにAO付加の後半の段階で)に常圧又は加圧下に1段階または多段階で行なわれる。
ポリアルキレンエ−テルポリオールの当量(水酸基当りの分子量)は、好ましくは100〜10,000、さらに好ましくは250〜5,000、特に好ましくは500〜1,500である。また、該ポリアルキレンエーテルポリオールの官能価は、通常2〜8、好ましくは2〜3、特に好ましくは2である。
ポリアルキレンエーテルポリオールの不飽和度は少ない方が好ましく、好ましくは0.1meq/g以下、さらに好ましくは0.05meq/g以下、特に好ましくは0.02meq/g以下である。
【0020】
また、該ポリアルキレンエーテルポリオールの第1級水酸基含有率は通常0〜100%、好ましくは30〜100%、更に好ましくは50〜100%、最も好ましくは70〜100%である。
ポリエステルポリオール(▲2▼)には、低分子ポリール及び/又は分子量1,000以下のポリアルキレンエーテルポリオールとジカルボン酸若しくはエステル形成性誘導体とを反応させて得られる縮合ポリエステルポリオール、ラクトンの開環重合により得られるポリラクトンポリオール、低分子ポリオールと低級アルコール(メタノールなど)の炭酸ジエステルとを反応させて得られるポリカーボネートポリオール等が含まれる。
また、ジカルボン酸としては上記のジカルボン酸と同じものでよい。
ポリエステル化は、通常の方法、例えば低分子ポリオール及び/又は分子量1、000以下のポリエーテルポリオールを、ジカルボン酸若しくはそのエステル形成性誘導体[例えば無水物(無水マレイン酸、無水フタル酸等)、低級エステル(アジピン酸ジメチル,テレフタル酸ジメチル等)、ハライド等]と、又はその無水物及びAO(例えばEO及び/又はPO)とを反応(縮合)させる、あるいは開始剤(低分子ポリオール及び/又は分子量1,000以下のポリエーテルポリオール)にラクトン(炭素数4〜10、例えばγ−ブチロラクトン等)を付加させることにより製造することができる。低分子ポリエステルとしては上記低分子ポリエステル(特にジオール、ジオールと3価以上のポリオールとの併用)、ポリエステルポリオールとしては上記▲1▼以外のものが使用できる。
【0021】
これらのポリエステルポリオールの具体例としては、ポリエチレンアジペートジオール、ポリブチレンアジペートジオール、ポリヘキサメチレンアジペートジオール、ポリネオペンチルアジペートジオール、ポリエチレンプロピレンアジペートジオール、ポリエチレンブチレンアジペートジオール、ポリブチレンヘキサメチレンアジペートジオール、ポリジエチレンアジペートジオール、ポリ(ポリテトラメチレンエーテル)アジペートジオール、ポリエチレンアゼレートジオール、ポリエチレンセバケートジオール、ポリブチレンアゼレートジオール、ポリブチレンセバケートジオール、ポリカプロラクトンジオールまたはトリオール、ポリヘキサメチレンカーボネートジオールなどが挙げられる。
【0022】
重合体ポリオール(▲3▼)としては、ポリオール(前記ポリアルキレンエーテルポリオール及び/又はポリエステルポリオール)中で、ラジカル重合性モノマー[例えば、スチレン、(メタ)アクリロニトリル、(メタ)アクリル酸エステル、塩化ビニル、これらの2種以上の混合物など]を重合させ、該重合体を微分散させたものが挙げられる。
これらのモノマ―を重合するためには通常重合開始剤が使用される。重合開始剤としては遊離基を生成して重合を開始させるタイプのもの、例えばアゾ化合物[アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)、アゾビスシアノ吉草酸及びその塩、2,2′−アゾビス(2−アミジノプロパン)ハイドロクロライド、2,2′−アゾビス(2−メチル−N−(2−ヒドロキシエチル)プロピオンアミド、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、1,1’−アゾビス(1−シクロヘキサンカルボニトリル)等)、無機過酸化物[過酸化水素、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム等]、有機過酸化物[過酸化ベンゾイル、ジ−t−ブチルパーオキサイド、クメンヒドロパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、コハク酸パーオキサイド、ジ(2−エトキシエチル)パーオキシジカーボネート、ビス(t−ブチルパーオキシ)ジイソプロピルベンゼン、2,5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、t−ブチルクミルパーオキシド、P−メンタンヒドロパーオキシド、2,5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3等]及びレドックス触媒[アルカリ金属の亜硫酸塩もしくは重亜硫酸塩、亜硫酸アンモニウム、重亜硫酸アンモニウム、塩化第2鉄、硫酸第2鉄、アスコルビン酸等の還元剤とアルカリ金属の過硫酸塩、過硫酸アンモニウム、過酸化水素、有機過酸化物等酸化剤との組合せよりなるもの]等が挙げられる。好ましくはアゾ化合物であり、特に好ましくはAIBNである。重合開始剤の使用量は、モノマ―の全量に基づいて0.1〜20質量%、好ましくは0.2〜10質量%である。
【0023】
ポリオール中での重合反応は無溶媒でも行なうことができるが、重合体濃度が高い場合には有機溶媒の存在下に行なうのが好ましい。該有機溶媒としては例えばベンゼン、トルエン、キシレン、アセトニトリル、酢酸エチル、ヘキサン、ヘプタン、ジオキサン、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、イソプロピルアルコ―ル、n−ブタノールなどが挙げられる。
また必要により、アルキルメルカプタン類を除く公知の連鎖移動剤(四塩化炭素、四臭化炭素、クロロホルム、特開昭55−31880号公報記載のエノールエーテル類など)の存在下に重合を行なうことができる。
【0024】
重合はバッチ式でも連続式でも行なうことができる。重合反応は重合開始剤の分解温度以上、通常60〜180℃、好ましくは90〜160℃、特に好ましくは100〜150℃で行なうことができ、大気圧下または加圧下、さらには減圧下においても行なうことができる。
重合反応終了後は、得られる重合体ポリオールは何ら後処理を加えることもなくそのままポリウレタンの製造に使用できるが、反応終了後は有機溶媒、重合開始剤の分解生成物や未反応モノマー等の不純物を、慣用手段により除くのが望ましい。
こうして得られる重合体ポリオ―ルは、通常30〜70%、好ましくは40〜60%、更に好ましくは45〜55%、最も好ましくは50〜55%の重合した全モノマー、すなわち重合体がポリオールに分散した、半透明ないし不透明の白色ないしは黄褐色の分散体である。
該重合体ポリオールの水酸基価は、通常10〜300、好ましくは20〜250、更に好ましくは30〜200である。
【0025】
ポリブタジエンポリオール(▲4▼)としては、1,2−ビニル構造を有するもの、1,2−ビニル構造と1,4−トランス構造とを有するもの、および1,4−トランス構造を有するものが挙げられる。1,2−ビニル構造と1,4−トランス構造の割合は種々にかえることができ、たとえばモル比で100:0〜0:100である。またポリブタジエングリコ―ル(4)にはホモポリマ―およびコポリマ―(スチレンブタジエンコポリマ―、アクリロニトリルブタジエンコポリマ―等)、並びにこれらの水素添加物(水素添加率:例えば20〜100%)が含まれる。
【0026】
該ポリブタジエングリコ―ルの数平均分子量は通常500〜10,000である。
ポリブタジエングリコ―ルの具体例としては下記一般式(4)〜(6)で示されるものが挙げられる。
【0027】
HO−C−C−CV−C−(C−CV)a−C−CV−C−C−OH (4)
HO−[(C−C=C−C)a(C−CV)c(C−C=C−C)b]nOH (5)
HO−(C−C=C−C)a(CX−C)b−OH (6)
[式中、−C−は−CH2−、−C=C−は−CH=CH−、−CV−は
−CH(CH=CH2)−、−CX−は−CH(X)−、Xはフェニル基またはニトリル基を表す。]
【0028】
上記一般式(4)で示されるものとしては、例えばnが15〜80のもの;一般式(5)で示されるものとしては、例えばnが50〜55、aが0.2、bが0.6、cが0.2のもの;一般式(6)で示されるものとしては、例えばnが78〜87、aが0.75、bが0.25のもの;等が挙げられる。
一般式(4)で示される商品としては、NISSO−PB Gシリ―ズ(日本曹達(株)製品)、具体的にはG−1000,G−2000,G−3000等が挙げられる。一般式(5)及び(6)で示される商品としては、Poly Bd(米国ARCO社製品)、具体的にはPoly Bd R−45M、R−45HT、CS−15、CN−15等が挙げられる。
【0029】
ひまし油系ポリオール(▲5▼)としては、ひまし油及び変性ひまし油[低分子ポリオール(前述のもの、例えばトリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等の多価アルコールで変性されたひまし油等)]が挙げられる。
アクリルポリオール(▲6▼)としては、水酸基を導入したアクリル共重合体、例えば水酸基含有ビニルモノマー[例えばヒドロキシエチル(メタ)アクリレート等]と、アルキル(メタ)アクリレート及び必要により他のモノマー(スチレン、アクリルニトリル等)との共重合体が使用できる。
ウレタン変性ポリオール(▲7▼)としては後述するポリイソシアネートと過剰のポリオール(低分子ポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、アクリルポリオール等)を反応させてなる水酸基末端ウレタンプレポリマーが使用できる。該プレポリマー製造の際のOH/NCO当量比は好ましくは1.01〜3/1であり、好ましくは0.2〜2である。
これらのうちで好ましいものは、ポリエステルポリオール(分子量5,000以下)、アクリルポリオール(分子量2,000以上)、ウレタン変性ポリオール(分子量1,000以上)である。
【0030】
ポリイソシアネートを使用する際には、必要により触媒を使用することができる。触媒としては第3級アミン化合物[トリエチルアミン、トリエチレンジアミン、ビス(ジメチルアミノエチル)エーテル、N−メチルモルホリン、ジメチルアミノメチルフェノール、N−メチル−N−ジメチルアミノエチルピペラジン、ピリジンベンジルメチルアミン、2−(ジメチルアミノメチル)フェノール、2,4,6−トリス(ジアミノメチル)フェノール等]やカルボン酸の金属塩(酢酸ナトリウム、オクチル酸鉛、オクチル酸亜鉛、ナフテン酸コバルト、スタナスオクトエート、ジブチルスズジラウレート等);アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属のアルコキシドもしくはフェノキシド(ナトリウムメトキシド、ナトリウムフェノキシド等);4級アンモニウム塩(テトラエチルヒドロキシルアンモニウム等);イミダゾール類(イミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール等);並びに、スズ、アンチモン等の金属を含有する有機金属化合物(テトラフェニルスズ、トリブチルアンチモンオキサイド等)等が使用できる。これらの触媒は、単独または混合して使用することができる。これらのうち好ましいものは、3級アミン類の酸ブロック化合物及びこれらと3級アミン類及び/又は錫を含有するカルボン酸の金属塩との併用である。
【0031】
前記ポリイソシアネートとしては、炭素数(NCO基中の炭素数を除く)6〜20の芳香族ポリイソシアネート[2,4−、2,6−トリレンジイソシアネート(TDI)、粗製TDI、2,4’−、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、粗製MDI、ポリアリールポリイソシアネート(PAPI)等];炭素数2〜18の脂肪族ポリイソシアネート[ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、リジンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート(TMDI)、ダイマー酸ジイソシアネート(DDI)等];炭素数4〜15の脂環式ポリイソシアネート[イソホロンジイソシアネート(IPDI)、ジシクロヘキシルジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート(H−MDI)、水素化トリレンジイソシアネート(HTDI)、等];炭素数8〜15の芳香脂肪族ポリイソシアネート[キシリレンジイソシアネート(XDI)、メタキシレンジイソシアネート(MXDI)等];およびこれらのポリイソシアネートの変性物[ウレタン基、カルボジイミド基、アロファネート基、ウレア基、ビューレット基、ウレトジオン基、ウレトンイミン基、イソシアヌレート基、オキサゾリドン基含有変性物等]が挙げられる。変性物の例としては、例えばポリイソシアネートのポリオール(前記低分子及び/又は高分子ポリオール)アダクト体[NCO/OHのモル比は好ましくは1.01〜10/1、さらに好ましくは1.1〜5/1であり、例えばトリメチロールプロパン1モルと前記のジイソシアネート3モルのアダクト体、ペンタエリスリトールと前記のジイソシアネート4モルのアダクト体等]、NCO末端ウレタンプレポリマー(重量平均分子量が好ましくは1,000〜200、000、さらに好ましくは2,000〜100,000であり、1分子中にNCO基を好ましくは平均1.5個以上、さらに好ましくは1.5〜5個含有し、後記する低分子ポリオールや高分子ポリオールと上記のポリイソシアネートとのウレタン化反応により、それと同じ条件で製造される);ジイソシアネート重合体[前記のポリイソシアネートのイソシアヌレート(三量体、五量体)、前記のジイソシアネートのビューレット(三量体、五量体)等]等が挙げられる。およびこれらの2種以上の併用が挙げられる。これらのうち好ましいものは、TDI、MDI、粗製MDI、カルボジイミド基含有変性MDIおよびこれらの2種以上の併用である。
【0032】
反応性樹脂(B)は、必要に応じて光重合開始剤触媒を併用することにより硬化が促進される。光重合開始剤としては、ベンゾフェノン、オルソベンゾイル安息香酸メチル、4−ベンゾイル−4’−メチルジフェニルサルファイド、イソプロピルチオキサントン、ジエチルチオキサントン、エチル−4−(ジエチルアミノ)ベンゾエート等の水素引き抜き型光重合開始剤;ベンゾインアルキルエーテル、ベンジルジメチルケタール、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、アルキルフェニルグリオキシレート、ジエトキシアセトフェノン等の分子内開裂型光重合開始剤等が挙げられる。
通常、光重合開始剤の配合量は組成物の全体の重量に対して1〜25重量%、好ましくは3〜20重量%である。
【0033】
本発明の組成物中の(B)と(A)の重量比は、100:(3〜70)であり、好ましくは、100:(5〜50)である。(A)の(B)に対する重量比が3以上であると硬化後の塗膜の耐擦傷性が良好となり、70以下であるとコーティング組成物中の微粒子(A)の沈降安定性が良好となり、コーティング組成物として適する。
【0034】
本発明において用いる(C)としては、特に形状、粒径等の制限はなく、艶消し剤、充填剤、顔料として使用できるものであれば問題はない。例えば、板状以外の形態のアルミナ類、ジルコニア、炭化タングステン、炭化チタン、炭化ケイ素、炭化ホウ素、ダイヤモンド;板状を含む形態のシリカ類(微粉ケイ酸、含水ケイ酸、ケイ藻土、コロイダルシリカ等)、炭酸塩類〔沈降性(活性、乾式、重質または軽質)炭酸カルシウム、ケイ酸塩類(微粉ケイ酸マグネシウム、タルク、ソープストーン、ステアライト、ケイ酸カルシウム、アルミノケイ酸マグネシウム、アルミノケイ酸ソーダ等)、カーボンブラック類(チャンネルブラック、ファーネスブラック、サーマルブラック、アセチレンブラック等)、白亜、寒水クレー、胡粉、チョーク、炭酸マグネシウム等〕、クレー類(カオリン質クレー、セリサイト質クレー、バイロフィライト質クレー、モンモリロナイト質クレー、ベントナイト、酸性白土等)、硫酸アルミニウム類(硫酸バンド、硫酸アルミナ、サチンホワイト等)、硫酸バリウム類(バライト粉、沈降性硫酸バリウム、リトポン等)、石膏(無水、半水等)、鉛白、雲母粉、亜鉛華、酸化チタン、活性フッ化カルシウム、ゼオライト、セメント、石灰、亜硫酸カルシウム、二硫化モリブデン、アスベスト、ガラスファイバー、ロックファイバー、マイクロバルーン等が挙げられる。これらは、2種以上併用してよく、また2種以上が複合化されたものでもよい。これらの内好ましいものは、板状以外のアルミナ類、シリカ類、炭酸塩類である。(C)の量は通常、配合量は組成物固形分の全体の重量に対して好ましくは50重量%以下、さらに好ましくは20重量%である。
【0035】
さらに本発明の組成物には、必要により、分散剤、消泡剤、レベリング剤、シランカップリング剤、チクソトロピー性付与剤(増粘剤)、スリップ剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤等の、塗料、インキに通常添加される添加剤を任意に配合することができる。通常、配合量は組成物固形分の全体の重量に対して好ましくは20重量%以下、さらに好ましくは6重量%以下である。
本発明で用いる分散剤としては、塗料、インキに通常用いられるものであれば、特に制限はない。具体例として、高分子(分子量2,000〜500,000)有機系分散剤、低分子(分子量2,000未満)有機系分散剤、無機系分散剤等が挙げられる。
【0036】
高分子(分子量2,000〜500,000)有機系分散剤としては、
ナフタレンスルホン酸塩のホルマリン縮合物、ポリスチレンスルホン酸塩、ポリアクリル酸塩、カルボキシメチルセルロース、ポリカルボン酸塩、ポリビニルアルコール等が挙げられる。
低分子(分子量2,000未満)有機系分散剤としては、
(1)ポリアルキレングリコール型
炭素数4〜30の脂肪族アルコールのAO(炭素数2〜4)(1〜30モル)付加物、炭素数4〜30のアルキルフェノールのAO(炭素数2〜4)(1〜30モル)付加物、炭素数4〜30の脂肪族アミンのAO(炭素数2〜4)(1〜30モル)付加物、炭素数4〜30の脂肪族アミドのAO(炭素数2〜4)(1〜30モル)付加物等;
【0037】
(2)多価アルコール型
炭素数4〜30の脂肪酸とグリセリンのモノエステル、炭素数4〜30の脂肪酸とペンタエリスリトールのモノエステル、炭素数4〜30の脂肪酸とソルビトールのモノエステル、炭素数4〜30の脂肪酸とソルビタンルのモノエステル等;
(3)カルボン酸塩型
セッケン例えば炭素数4〜30の脂肪酸ナトリウム、エーテルカルボン酸例えば炭素数4〜30の脂肪酸アルコール若しくはそのAO(炭素数2〜4)(1〜30モル)付加物のカルボキシメチル化物等;
(4)硫酸エステル型
炭素数4〜30の脂肪族アルコール硫酸エステルナトリウム、炭素数4〜30の脂肪族アルコール硫酸エステルアンモニウム、炭素数4〜30の脂肪族アルコールのAO(炭素数2〜4)(1〜30モル)付加物の硫酸エステルナトリウム等;
【0038】
(5)スルホン酸塩型
炭素数10〜30のアルキルベンゼンのスルホン酸ナトリウム、スルホン酸カルシウム、スルホサクシネート等;
(6)リン酸エステル型
炭素数4〜30の脂肪族アルコールリン酸モノ−及び/又はジエステルのナトリウム塩、炭素数4〜30の脂肪族アルコールリン酸モノエステルの4級アンモニウム塩、アルコールAO付加物のアルコールリン酸モノ−及び/又はジエステルのナトリウム塩等;
(7)第1〜3級アミン塩型
炭素数4〜30の脂肪族(第1級〜第3級)アミン塩酸塩、トリエタノールアミンと炭素数4〜30の脂肪酸のモノエステルの塩酸塩等;
(8)第4級アンモニウム塩型
炭素数7〜30の4級アンモニウムの塩酸塩等;
が挙げられる。
無機系分散剤としては、ポリリン酸塩、リン酸等のリン酸系が挙げられる。
【0039】
消泡剤としては、メタノール、ブタノール等の低級アルコール系消泡剤;オクチルアルコール、ヘキサデシルアルコール等の高級アルコール系消泡剤;オレイン酸、ステアリン酸等の脂肪酸系消泡剤;グリセリンモノラウリレート等の脂肪酸エステル系消泡剤;トリブチルフォスフェート等のリン酸エステル系消泡剤;ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム等の金属石けん系消泡剤;その他鉱物油系消泡剤;ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等のポリエーテル系消泡剤、ジメチルシリコーンオイル、アルキル変性シリコーンオイル、フルオロシリコーンオイル等のシリコーン系消泡剤等が挙げられる。
【0040】
レベリング剤としては、ノニルフェノールEO付加物、ステアリン酸EO付加物等のポリエチレングリコール型非イオン系界面活性剤;ソルビタンパルミチン酸モノエステル、ソルビタンステアリン酸モノエステル、ソルビタンステアリン酸トリエステル等の多価アルコール型非イオン系界面活性剤;パーフルオロアルキルアルコールEO付加物、パーフルオロアルキルカルボン酸塩、パーフルオロアルキルベタイン等のフッ素系界面活性剤;アルキル変性シリコンオイル、ポリエーテル変性シリコンオイル等の変性シリコーンオイル等が挙げられる。
【0041】
シランカップリング剤としては、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−フェニルアミノフロピルトリメトキシシラン等のアミノ系シランカップリング剤;ウレイドプロピルトリエトキシシラン等のウレイド系シランカップリング剤;ビニルエトキシシラン、ビニルメトキシシラン、ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン等のビニル系シランカップリング剤;γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン等のメタクリレート系シランカップリング剤;γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、等のエポキシ系シランカップリング剤;γ−イソシアネートプロピルトリエトキシシラン等のイソシアネート系シランカップリング剤;ポリエトキシジメチルシロキサン、ポリエトキシジメチルシロキサン等のポリマー型シランカップリング剤;N−(N−ベンジル−β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン塩酸塩等のカチオン型シランカップリング剤等が挙げられる。
【0042】
チクソトロピー性付与剤(増粘剤)としては、ベントナイト、有機処理ベントナイト、極微細表面処理炭酸カルシウム等の無機系チクソトロピー性付与剤(増粘剤);水添ヒマシ油ワックス、ステアリン酸カルシウム、オレイン酸アルミニウム、重合アマニ油等の有機系チクソトロピー性付与剤(増粘剤)等が挙げられる。
【0043】
スリップ剤としては、ステアリン酸ブチル等の高級脂肪酸エステル類;エチレンビスステアリン酸アミド、オレイン酸アミド等の高級脂肪酸アミド類;ステアリン酸カルシウム、オレイン酸アルミニウム等の金属石けん類;パラフィンワックス等の高分子量炭化水素類;ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックス、カルボキシル基含有ポリエチレンワックス等のポリオレフィンワックス類;ジメチルシリコーンオイル、アルキル変性シリコーンオイル、フルオロシリコーンオイル等のシリコーン類等が挙げられる。
【0044】
酸化防止剤としては、トリエチレングリコール−ビス−[3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、1,6−ヘキサンジオール−ビス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドトキシフェニルプロピオネート、3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジルフォスフォネート−ジエチルエステル等のヒンダードフェノール系酸化防止剤、アミン系酸化防止剤等が挙げられる。
【0045】
紫外線吸収剤としては、2−(5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3,5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3,5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(3,5−ジ−t−アミル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール等のベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤;2−(4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン−2−イル)−5−[(ヘキシル)オキシ]−フェノール等のトリアジン系紫外線吸収剤;2−ヒドロキシ−4−n−オクチルオキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤;2−エトキシ−2’−エチルオキサリック酸ビスアニリド等の蓚酸アニリド系紫外線吸収剤等が挙げられる。
【0046】
本発明のコーティング組成物は、(A)、(B)及び必要に応じて(C)及びもしくは上記のその他の配合物を均一に混合してなる。混合する方法としては特に限定はないが、好ましくは、該(B)を含む液状物に(A)の粉状の配合物を混合する方法である。混合する際の温度は、通常0〜60℃であり、好ましくは5〜40℃であり、特に好ましくは15〜30℃である。その際(混合時)生じる泡を取り除くため、減圧下(40mmHg以下)で混合を行うのが好ましい。混合する装置としては、減圧可能な万能混合機、プラネタリーミキサーである。
【0047】
本発明の組成物を基材に塗工する際には、塗工に適した粘度に調整するために、必要に応じて1種以上の溶剤で希釈して用いてもよい。塗料中の溶剤含量は、塗工適性の点から好ましくは70重量%以下、より好ましくは60重量%以下である。塗料中の溶剤含量が70%以下のときは、乾燥に時間がかからないので、生産スピードを落とすことなく塗工することができる。
また、塗料の粘度(25℃下)は、通常200〜5,000mPa・s、好ましくは400〜3,000mPa・sである。粘度がこの範囲内にあるときは、しみこみムラや、塗料のレベリング性悪化などの問題が無く、安定して塗工することができる。
【0048】
該溶剤としては、樹脂組成物(無機微粒子を除く)を溶解するものであれば特に限定されない。具体的には、例えばトルエン、キシレン、エチルベンゼン等の芳香族炭化水素系溶剤;酢酸エチル、酢酸ブチル、メトキシブチルアセテート等のエステル系またはエステルエーテル系溶剤;ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル等のエーテル系溶剤;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジ−n−ブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン系溶剤;メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、イソブタノール、t−ブタノール、2−エチルヘキシルアルコール、ベンジルアルコール等のアルコール系溶剤;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン等のアミド系溶剤;ジメチルスルホキシド等のスルホキシド系溶剤、;水;およびこれらの2種以上の混合溶剤等が挙げられる。これらの溶剤のうち好ましいものは沸点が約70〜100℃のエステル系溶剤およびアルコール系溶剤であり、特に好ましいものは、酢酸エチル、イソブロピルアルコールおよびこれらの混合物である。
【0049】
本発明の組成物を塗工する場合、ロールコーター(サイズプレス、ゲートロールコーター等)、バーコーター、グラビアコーター、エアナイフコーター、ブレードコーター等の塗工機を使用できる。塗工量は、乾燥後の重量として、通常1〜50g/m2、好ましくは、3〜30g/m2である。乾燥は、熱風加熱等によって行われる。乾燥温度はドライヤーの種類によって種々変化するがドライヤー内部の温度は通常50〜200℃、好ましくは100〜150℃である。これらの塗工機で本発明の組成物を塗工した場合、膜厚は塗工機によって異なるが、通常3〜50μmであり、好ましくは、5〜30μmである。
【0050】
塗工された本発明の組成物に活性エネルギー線を照射することにより硬化させる際の活性エネルギー線としては、紫外線および電子線が挙げられる。
紫外線で硬化させる場合、高圧水銀灯、メタルハライドランプ等を備えた公知の紫外線照射装置を使用することができる。硬化する際の紫外線の照射量は、好ましくは50〜2,000mJ/cm2である。照射量が50mJ/cm2未満では硬化が不十分となり、2,000mJ/cm2を超えると硬化したコーティング膜が黄変劣化する場合がある。
電子線で硬化させる場合、公知の電子線照射装置を使用することができる。電子線の照射量は好ましくは1〜10Mradである。照射量が1Mrad未満では硬化が不十分となり、10Mradを超えると硬化したコーティング膜あるいは基材(紙、フィルム等)が損傷を受け、劣化する場合がある。
【0051】
硬化させてなる被覆物とは、本発明のコーティング組成物を基材(紙、フィルム等)に塗工し、活性エネルギー線により硬化させたものであり、基材を保護するコーティング層のことを示す。
本発明の組成物からなる塗料が適用される基材としては、特に限定はないが、紙、プラスチック製フィルム、紙とプラスチック製フィルムの複合シート、または、これらに印刷を施したもの等が挙げられるが、具体的に、例えば、薄葉紙、紙間強化紙、チタン紙、ラテックス含浸紙、石膏ボード用原紙などの紙類;塩ビシート、ポリエステルフィルムなどのプラスチック製フィルム類;これらの複合シート及びこれらに印刷を施したもの等が挙げられる。
これらの用途としては内装材(インテリア等)、外装材(住宅壁材、車輌壁材等)、フィルム、包装紙等多くの用途に供せられる。特に建材用途そして住宅内装材(壁材、テーブル・机・本箱・システムキッチン等の家具類)、車輌内装材が適している。
【0052】
耐擦傷性の評価は、JIS K−6902に従って、テーバー摩耗試験を行って評価を行うものとする。
テーバー摩耗試験法;
(1)基材に本発明に用いる組成物を塗工し、活性エネルギー線を照射することにより、基材に被覆物(硬化膜)を作成する。
(2)これを、粘着加工したボール紙に張り付け、10cm×10cmの大きさに切り取る。これを試験サンプルとする。
(3)JIS K−6902に従って、テーバー摩耗試験を行う。試験前に試験サンプルの質量をmg単位まで測定しておき、試験後の試験サンプルの質量を測定し、被覆物の摩耗量を算出する。
【0053】
沈降安定性の評価は、下記の方法によって行うものとする。
(1)本発明に用いる組成物100重量部に、前記希釈溶剤を適量(20〜300重量部)添加して均一にする。
(2)このものを、液深100mmとなるようにガラス製容器に入れ、密封して25℃下で1時間静置した後の上澄み部分の厚さを測定する。
1時間静置後の微粒子沈降による上澄み部分の全体に占める液深の比率が10mm以下であれば、沈降安定性が良好であるものとする。
【0054】
以下に本発明を実施例により説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。実施例中の部は重量部を示す。
【0055】
これらを25℃下、プラネタリーミキサーで60分混合した。このものを液深10cmとなるようにガラス製容器に入れ1時間静置した後の上澄み部分の厚さは2mmであった。さらに、このものを、印刷を施した紙に乾燥厚さ25μmとなるようにコーティングし、紫外線を500mJ/cm2照射した。
このコーティング紙をJIS K−6902に従って、テーバー摩耗試験を行ったところ、回転数200回転での摩耗量は、35mgであった。
【0056】
これらを25℃下、プラネタリーミキサーで60分混合した。このものを液深10cmとなるようにガラス製容器に入れ1時間静置した後の上澄み部分の厚さは3mmであった。さらに、このものを、印刷を施した紙に乾燥厚さ25μmとなるようにコーティングし、電子線を5Mrad照射した。実施例1と同様のテーバー摩耗試験での摩耗量は、30mgであった。
【0057】
これらを25℃下、プラネタリーミキサーで60分混合した。このものを主剤Cとする。該主剤Cを100部に、コロネート[日本ポリウレタン社製、イソシアネート重合体]15部およびトルエン20部を均一に混合した。このものを液深10cmとなるようにガラス製容器に入れ1時間静置した後の上澄み部分の厚さは14mmであり、沈降安定性が不良であった。さらに、このものを、印刷を施した紙に乾燥厚さ25μmとなるようにコーティングし、105℃で60分硬化させた。このコーティング紙をJIS K−6902に従って、テーバー摩耗試験を行ったところ、回転数200回転での摩耗量は、15mgであった。
【0058】
これらを25℃下、プラネタリーミキサーで60分混合した。このものを液深10cmとなるようにガラス製容器に入れ1時間静置した後の上澄み部分の厚さは4mmであった。さらに、このものを、印刷を施した紙に乾燥厚さ25μmとなるようにコーティングし、電子線を5Mrad照射した。実施例1と同様のテーバー摩耗試験では、コーティング層がすべてなくなり基材まで削り取られた。
【0059】
これらを25℃下、プラネタリーミキサーで60分混合した。このものを液深10cmとなるようにガラス製容器に入れ1時間静置した後の上澄み部分の厚さは3mmであった。さらに、このものを、印刷を施した紙に乾燥厚さ25μmとなるようにコーティングし、紫外線を500mJ/cm2照射した。実施例1と同様のテーバー摩耗試験では、コーティング層がすべてなくなり基材まで削り取られた。
【0060】
【発明の効果】
本発明のコーティング組成物は、下記の効果を奏する。
(1)塗工しやすい粘度まで溶剤等で希釈した際に沈降安定性に優れるためコーティング適性に優れ、安定した品質のコーティング皮膜を工業的に得ることができる。
(2)耐擦傷性にすぐれた皮膜を得ることができる。
(3)本発明のコーティング用組成物で被覆された紙、プラスチック製フィルム等の表面は、摩擦や引っ掻きで傷がつきにくく、更に、外観も良好である。
かかる効果を有することから本発明の組成物は、特に印刷されたプラスチック製フィルム、紙等の印刷面を保護するコーティング剤として、きわめて有用である。
Claims (7)
- ヌープ硬度1,300〜8,000kg/mm2の板状の無機微粒子(A)と、活性エネルギー線硬化性の反応性樹脂(B)からなり、(B)と(A)の重量比が、100:(3〜70)であることを特徴とするコーティング用組成物。
- 該(A)の平均粒径が1〜30μmである請求項1記載のコーティング用組成物。
- 該(A)がアルミナ類粒子である請求項1又は2記載の組成物。
- さらにその他の微粒子(C)を配合してなる請求項1〜3の何れか記載のコーティング用組成物。
- 塗工された請求項1〜4の何れか記載のコーティング用組成物に、紫外線または電子線を照射することにより硬化させることを特徴とする硬化方法。
- 請求項1〜4の何れか記載のコーティング用組成物を、紙、プラスチック製フィルム、紙とプラスチック製フィルムの複合シート、またはこれらに印刷を施したものに塗布後、硬化させてなる被覆物。
- 該被覆物の、JIS K−6902に基づくテーバー摩耗試験において、1kg荷重で200回転行った後の摩耗量が50mg以下であることを特徴とする請求項6記載の被覆物。
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