JP2007038933A - 車両走行制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 定速走行制御中において適切に変速を実行してドライバーの運転操作の煩雑化を防止する車両走行制御装置。
【解決手段】 定速走行制御時にエンジンブレーキが機能する状況になった場合、この時のエンジンブレーキ力が、調停部18が選択する定速走行制御側要求制駆動力Fctを満足できなければ、ドライバーは制動操作を行うことになる。AIシフト制御部20は、最大エンジンブレーキ力が選択制駆動力Fstのレベルに達していなければ、シフトダウンによりエンジンブレーキ力を強めて制駆動力を維持させることができる。このため目標車速Vctを維持してドライバーによるブレーキ操作等の煩雑化を防止することができる。又、カーブにおいて定速走行制御の目標車速を制限することによりドライバー操作の煩雑化と制御ハンチングを防止できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、目標車速にて車両を走行させる定速走行制御と、車両走行状態及びドライバーの運転操作状態に基づいて適切な変速を選択する変速制御とを、それぞれ実行する機能を備えた車両における走行制御装置に関する。
定速走行制御、いわゆるクルーズコントロールが実行されている車両においては、内燃機関などの車両用エンジンの出力を走行制御装置が調節することにより、ドライバーがアクセルペダルを戻していても目標車速で走行可能としている(例えば特許文献1参照)。
この特許文献1の技術では、エンジンブレーキ制御と定速走行用のスロットル開度制御とが車両の実加速度を参照しつつ、エンジン出力に基づいて行われている。特に定速走行時には無段変速によるエンジンブレーキ制御は制限しスロットル開度制御にてエンジン目標回転数を実現しようとしている。
特開平11−257477号公報(第4−6頁、図3,4,6)
前記特許文献1では、定速走行制御時とドライバーの運転操作に基づく通常走行時とでの制御の切替は定速走行スイッチの切替のみで行われている。しかし、定速走行制御時にドライバーにより加速操作や制動操作がなされた場合について、車両加減速に対する定速走行制御側の要求とドライバー側の期待との各レベル及びこれらレベル間でどのように調停しているかは開示されていない。
特に車両加減速に対する定速走行制御の要求レベルに対応した変速制御や、ドライバー側の期待レベルとの間での変速制御に対する調停は考慮されていない。このため定速走行制御中に適切に変速がなされないために十分に目標車速を維持できず、ドライバーの操作を待たなければならない場合が生じ、結果としてドライバーの運転操作を煩雑化させるおそれがある。
本発明は、定速走行制御中において適切に変速を実行してドライバーの運転操作の煩雑化を防止することを目的とするものである。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の車両走行制御装置は、目標車速にて車両を走行させる定速走行制御と、車両走行状態及びドライバーの運転操作状態に基づいて適切な変速を選択する変速制御とを、それぞれ実行する機能を備えた車両における走行制御装置であって、前記定速走行制御用の目標車速を実現するための定速走行制御側要求制駆動力を算出する定速走行制御側要求制駆動力算出手段と、前記定速走行制御側要求制駆動力算出手段にて算出された定速走行制御側要求制駆動力に基づき車両用エンジンの出力を調節する定速走行制御時出力調節手段と、車両走行状態及びドライバーの運転操作状態に基づいてドライバーが期待するドライバー側期待制駆動力を算出するドライバー側期待制駆動力算出手段と、前記定速走行制御側要求制駆動力算出手段により算出された定速走行制御側要求制駆動力と、前記ドライバー側期待制駆動力算出手段にて算出されたドライバー側期待制駆動力とのいずれかの制駆動力を、前記定速走行制御側要求制駆動力と前記ドライバー側期待制駆動力との比較結果を含めた車両運転状態に基づいて選択して選択制駆動力として設定し、該選択制駆動力に基づいて変速する調停変速手段とを備えたことを特徴とする。
調停変速手段は、上記定速走行制御側要求制駆動力と上記ドライバー側期待制駆動力とのいずれかを、これら両者の制駆動力の比較結果を含めた車両運転状態に基づいて選択している。そしてこの選択制駆動力に基づいて変速を実行している。
定速走行制御側要求制駆動力算出手段は定速走行制御側の要求値を制駆動力として算出し、同様にドライバー側期待制駆動力算出手段についてもドライバー側の期待値を制駆動力として算出している。すなわち同一次元の制駆動力として算出しており、定速走行制御側の要求レベルとドライバー側の期待レベルとを、同じ制駆動力を用いることにより、容易かつ高精度に比較することができる。
したがって、特に定速走行制御時にドライバーにより加速操作や制動操作がなされた場合には、定速走行制御用の定速走行制御側要求制駆動力とドライバー側期待制駆動力との比較により、変速に対する定速走行制御とドライバーの期待との比較が、容易かつ高精度にできる。このことにより実際の制駆動力が適切な状態となるように変速に対する定速走行制御とドライバーの期待との調停が適切になされる。
更に、ドライバーにより加速操作や制動操作がなされる前においても、定速走行制御側の要求が制駆動力として駆動力のみでなく制動力についても表していることから、定速走行制御側の制動要求を適切に表現できる。このことにより調停変速手段は制駆動力として表された制動要求により変速を実行できる。したがって調停変速手段は、定速走行制御時においてエンジンブレーキ力による制動力を適切に生じさせることが可能となり、ドライバー側の制動操作に頼らなくても定速走行が可能となる頻度が増加する。
こうして定速走行制御中において適切に変速を実行してドライバーの運転操作の煩雑化を防止することができる。
請求項2に記載の車両走行制御装置では、請求項1において、前記調停変速手段は、前記車両運転状態として、前記定速走行制御側要求制駆動力と前記ドライバー側期待制駆動力との比較結果、定速走行制御設定状態、及びドライバーの運転操作状態を用いることを特徴とする。
ここで車両運転状態としては、定速走行制御側要求制駆動力とドライバー側期待制駆動力との比較結果以外に、定速走行制御設定状態及びドライバーの運転操作状態を挙げることができる。
このことにより調停変速手段では、より適切に制駆動力の選択による調停及び変速が可能となる。
請求項3に記載の車両走行制御装置では、請求項1又は2において、前記調停変速手段は、前記定速走行制御時に前記定速走行制御時出力調節手段による出力のみの調節では前記選択制駆動力の実現が困難である時に、変速により前記選択制駆動力を実現することを特徴とする。
このように定速走行制御時出力調節手段による出力のみの調節では制駆動力の実現が困難である時に、変速により選択制駆動力を実現するように構成することで、定速走行制御時において適切に変速を実行してドライバーの運転操作、例えばブレーキ操作等の煩雑化を防止することができる。
請求項4に記載の車両走行制御装置では、請求項3において、前記調停変速手段は、前記定速走行制御時に、前記選択制駆動力が制動側の値であって、前記定速走行制御時出力調節手段による出力のみの調節では前記選択制駆動力の実現が困難である時には、シフトダウンすることを特徴とする。
例えば、定速走行制御時に定速走行制御側要求制駆動力が制動力を表している場合、あるいは近い将来に制動力に変化すると予測される場合などでは、エンジンブレーキが機能する状況になると判断される。更にこの時の変速比のエンジンブレーキによる最大制動力が定速走行制御側要求制駆動力を満足できなければ、ドライバーは制動操作を行うことにより、ドライバー側期待制駆動力に現れることが予想される。
したがって、調停変速手段は、ドライバーの操作がドライバー側期待制駆動力に現れる前に、ドライバー側期待制駆動力に現れることが予想されるような定速走行制御側要求制駆動力の変化があればシフトダウンする。このことによりエンジンブレーキ力を強めて定速走行制御側要求制駆動力に対応した制動力を更に継続して維持させることができる。
このことにより定速走行制御中において適切に変速を実行して目標車速を維持することで、ドライバーの制動操作を不要として定速走行制御を継続させることができ、ドライバーによるブレーキ操作等の煩雑化を防止することができる。
請求項5に記載の車両走行制御装置では、請求項2〜4のいずれかにおいて、前記調停変速手段は、前記定速走行制御時に前記ドライバー側期待制駆動力の値及びドライバーの運転操作状態が加速も減速も共に要求していない場合において、前記定速走行制御側要求制駆動力が制動側の値であることにより前記選択制駆動力として前記定速走行制御側要求制駆動力が選択されていると共に、前記定速走行制御時出力調節手段による出力のみの調節では前記選択制駆動力の実現が困難である時には、シフトダウンすることを特徴とする。
定速走行制御時にドライバー側からは加速も減速も共に要求していない場合に、定速走行制御側要求制駆動力が制動側の値にて選択制駆動力として選択され、更に定速走行制御時出力調節手段による出力のみの調節では選択制駆動力の実現が困難であるとする。このような場合には、この後に、ドライバーが制動操作をして定速走行制御が停止することが予測される。
したがって、このような場合には、調停変速手段は、シフトダウンを行うことにより、選択制駆動力の実現を可能とすることで目標車速を維持する。このことで、ドライバーの制動操作を不要として定速走行制御を継続させることができるので、ドライバーによるブレーキ操作等の煩雑化を防止することができる。
請求項6に記載の車両走行制御装置では、請求項1〜5のいずれかにおいて、道路情報に基づいて車両前方の道路の推奨車速を設定し、該推奨車速に基づいて前記定速走行制御用の目標車速を制限する目標車速制限手段を備えたことを特徴とする。
定速走行制御中において目標車速が実現されていても何らかの道路事情により、安全のためにドライバーは制動操作を実行する場合がある。このような状況が予測される道路情報の場合には、目標車速制限手段が、予め目標車速を、道路情報に基づき上述のごとく推奨車速により制限する。
このことにより進入する道路の推奨車速より高い目標車速にて定速走行制御を行っていた場合にも、エンジン出力低下による減速、あるいは更に変速による減速がなされて定速走行制御による走行を維持することができる。こうしてドライバーによるブレーキ操作等の煩雑化を防止することができ、しかも定速走行制御と減速処理との間での制御ハンチングを防止できる。
請求項7に記載の車両走行制御装置では、請求項6において、前記推奨車速は、カーブにおける目標旋回車速であることを特徴とする。
このように推奨車速としてはカーブにおける目標旋回車速を挙げることができる。したがって、定速走行制御中に車両がカーブにさしかかると、目標車速が目標旋回車速よりも高ければ減速がなされて定速走行制御による走行を維持することができる。このことによりドライバーによるブレーキ操作等の煩雑化を防止することができる。しかも定速走行制御と減速処理との間での制御ハンチングをも防止できる。
請求項8に記載の車両走行制御装置では、請求項1〜7のいずれかにおいて、車両は多段変速機を備えて、該多段変速機に対して前記変速制御が実行されることを特徴とする。
このように変速は、多段変速機による変速制御を挙げることができ、上述したごとく定速走行制御中において適切に変速を実行してドライバーの運転操作の煩雑化を防止することができる。
[実施の形態1]
図1は、ガソリンエンジン(以下エンジンと称する)2、自動変速機4及びこれらの各ECU(電子制御ユニット)6,8を示すブロック図である。本エンジン2は自動車用エンジンとして車両に搭載されているものである。尚、ガソリンエンジンの代わりにディーゼルエンジンを用いても良いし、その他のエンジンでも良い。
エンジン2は、ここでは複数の気筒、例えば4気筒が設けられており、各気筒毎に吸気ポートに燃料噴射弁がそれぞれ設けられている。この燃料噴射弁からはエンジン2に要求される噴射量に対応した燃料が各気筒毎に噴射されている。又、エンジン2には、吸気量センサ、アクセル開度センサ、スロットル開度センサ、エンジン回転数センサ、気筒判別センサ、冷却水温センサ、吸気温センサ等の各種センサ類10が設けられている。これらの出力、及び車両に設けられたブレーキ踏力センサやブレーキスイッチ等により、エンジン用ECU6はエンジン2の運転状態や車両の走行状態を検出している。又、エンジン用ECU6は変速用ECU8とも交信して相互に指令やデータの交換を行っている。そしてエンジン用ECU6は、これらの指令やデータに基づいて、スロットル開度制御、燃料噴射量制御等によりエンジン2の燃焼状態を制御している。
多段変速機である自動変速機4はトルクコンバータ式オートマチックトランスミッションであり、内部の回転部材、すなわちプラネタリーギヤなどの各種ギヤ、クラッチ、ブレーキの作動を制御することにより変速を行う変速機である。各種センサ類10には、自動変速機4に設けられたシフト位置センサや入力軸・出力軸回転数センサも含まれている。変速用ECU8は、アクセル開度ACCP、スロットル開度、エンジン回転数NE、シフト位置、入力軸回転数Ni、出力軸回転数No等のデータにより、ドライバーの操作状態、自動変速機4の内部状態、車両走行状態を検出して、自動変速機4に対する変速制御を実行している。又、前記エンジン用ECU6が検出しているデータの内、冷却水温、ブレーキ状態等も読み込んでいる。又、前述したごとく変速用ECU8はエンジン用ECU6とも交信して相互に指令やデータの交換を行っている。そして変速用ECU8は、これらの指令やデータに基づいて、油圧制御回路4aの電磁弁の切り替えを行うことにより自動変速機4の変速制御を実行している。例えば予め記憶された変速線図から車速SPDと燃料噴射量(あるいはアクセル開度ACCP)とに基づいて自動変速機4のギヤ段を決定し、この決定されたギヤ段を成立させるように油圧制御回路4aの電磁弁を切り替えている。
尚、エンジン用ECU6及び変速用ECU8は、CPU、各種プログラムやマップ等を予め記憶したROM、演算結果を一時記憶するRAM、演算結果や予め記憶されたデータ等を保存する不揮発性メモリ、入出力インターフェース等を備えたマイクロコンピュータを中心として構成されている。
図2は、両ECU6,8により実現されている車両走行制御装置のブロック線図である。図2においては特に実線にて示す部分が変速制御に関係する部分である。
ドライバー期待値算出部12は、車両走行状態及びドライバーの運転操作状態に基づいて、ドライバー期待値であるドライバー側期待制駆動力Fht(単位:N)を算出する。車両走行状態としては車速SPD(ここでは前記出力軸回転数Noにより算出される車輪速から算出)が用いられ、ドライバーの運転操作状態としてはアクセル開度センサが検出するアクセル開度ACCP及びブレーキ踏力センサが検出するブレーキの踏み込み力であるブレーキ踏力BFが用いられる。
例えば、アクセル開度ACCP、ブレーキ踏力BF及び車速SPDをパラメータとするマップから算出される。ここでドライバー側期待制駆動力Fhtは、プラスの場合は駆動力でありマイナスの場合は制動力を表す。したがってドライバーは、プラスの場合には車両加速を、マイナスの場合には車両減速を期待していることになる。
クルーズコントロール要求値算出部14は、車速センサにより検出される車速SPDとドライバーの指示操作により設定される目標車速Vctとに基づいて、目標車速Vctを実現するための定速走行制御側要求制駆動力Fct(単位:N)を算出する。これは車速SPDと目標車速Vctとの偏差に基づいて、マップや数式計算などから算出される。ここで定速走行制御側要求制駆動力Fctはプラスの場合は駆動力でありマイナスの場合は制動力を表す。したがって定速走行制御(クルーズコントロール)は、プラスの場合には車両加速を、マイナスの場合には車両減速をさせようとしていることになる。
エンジン制御については、ドライバー側期待制駆動力Fht、定速走行制御側要求制駆動力Fct、その他、ブレーキ踏力BFや後述するECT制御部22の出力などに基づいて、破線で示すごとく、エンジン制御部16にて処理されて、エンジン2における出力制御が実行される。実際には、スロットル開度や燃料噴射量の調節により、エンジン出力の増減がなされる。
一方、変速制御側では、実線にて示すごとくドライバー側期待制駆動力Fht及び定速走行制御側要求制駆動力Fctは調停部18によりいずれかの制駆動力Fht,Fctが選択されて、選択制駆動力Fst(単位:N)として設定される。ここで調停部18においては次の表1のごとく、制駆動力選択がなされる。
Figure 2007038933
ここで調停部18は、次のごとく選択制駆動力Fstを選択設定する。
(A)ドライバー要求が加速側の場合[アクセルON]、
(a)定速走行制御側の加速要求が有る場合(Fct≧0)、ドライバー側期待制駆動力Fhtと定速走行制御側要求制駆動力Fctとを比較していずれか大きい方を、選択制駆動力Fstとして選択設定する。尚、Max(Fht,Fct)は括弧内のいずれか大きい方(同一ならいずれでも良い)を抽出する演算子を表している。
(b)定速走行制御側の要求が無い場合、ドライバー側期待制駆動力Fhtを選択制駆動力Fstとして選択設定する。
(c)定速走行制御側の減速要求が有る場合(Fct<0)、ドライバー側期待制駆動力Fhtを選択制駆動力Fstとして選択設定する。
(B)ドライバー要求が加減速無しの場合[アクセルOFFで、ブレーキOFF又はFht=クリープ力]、
(a)定速走行制御側の加速要求が有る場合(Fct≧0)、定速走行制御側要求制駆動力Fctを選択制駆動力Fstとして選択設定する。
(b)定速走行制御側の要求が無い場合、ドライバー側期待制駆動力Fht(=クリープ力)を選択制駆動力Fstとして選択設定する。
(c)定速走行制御側の減速要求が有る場合(Fct<0)、定速走行制御側要求制駆動力Fctを選択制駆動力Fstとして選択設定する。
(C)ドライバー要求が減速側の場合[アクセルOFFで、ブレーキON又はFht<クリープ力]、
(a)定速走行制御側の加速要求が有る場合(Fct≧0)、ドライバー側期待制駆動力Fhtを選択制駆動力Fstとして選択設定する。
(b)定速走行制御側の要求が無い場合、ドライバー側期待制駆動力Fhtを選択制駆動力Fstとして選択設定する。
(c)定速走行制御側の減速要求が有る場合(Fct<0)、ドライバー側期待制駆動力Fhtと定速走行制御側要求制駆動力Fctとを比較していずれか小さい方を、選択制駆動力Fstとして選択設定する。尚、Min(Fht,Fct)は括弧内のいずれか小さい方(同一ならいずれでも良い)を抽出する演算子を表している。
このような関係にて、選択制駆動力Fstが選択設定されて、調停部18からAIシフト制御部20に入力される。AIシフト制御部20では選択制駆動力Fstとその他、入力軸回転数Ni及び出力軸回転数Noに基づいて、変速指令をECT(エレクトロニック・コントロールド・トランスミッション)制御部22に出力して、自動変速機4を適切なギヤ段に設定させる。
特に、(B)ドライバー要求が加減速無しの場合で(c)定速走行制御側の減速要求が有る場合(Fct<0)には、定速走行制御側要求制駆動力Fctを選択制駆動力Fstとして選択設定しているが、車両が降坂路にさしかかった場合には、選択制駆動力Fst(<0)は大きく低下する。このことにより現在のエンジンブレーキ力では十分に選択制駆動力Fstを実現させることができなくなるおそれがある。
このためAIシフト制御部20内では図3に示す処理が実行される。本処理は上記(B)の(c)の条件が満足されている限り周期的に繰り返して実行される。
まず現在のギヤ段を含めた車両走行状態で可能な最大エンジンブレーキ力FEBmax[N]が算出される(S102)。この最大エンジンブレーキ力FEBmaxは、スロットル開度を全閉(0%)として燃料カットした場合に現在のギヤ段及びエンジン回転数NEに基づいて得られる最大のエンジンブレーキによる制動力を表している。例えば各ギヤ段毎にエンジン回転数NEをパラメータとしてマップから算出される。尚、最大エンジンブレーキ力FEBmaxは制動力であるのでマイナスの値として設定され、絶対値が大きいほど最大エンジンブレーキ力FEBmaxは大きいものとなる。
次に最大エンジンブレーキ力FEBmaxが選択制駆動力Fstよりも大きいか否かが判定される(S104)。ここでFEBmax≦Fstであれば(S104で「no」)、制動力としては選択制駆動力Fstの方が最大エンジンブレーキ力FEBmax以下であるので、このまま本処理を抜ける。すなわちエンジンブレーキ力が選択制駆動力Fstを実現できる状態に有れば、シフトダウンしない。
一方、FEBmax>Fstであれば(S104で「yes」)、次にエンジンブレーキ力を高めるためのシフトダウンが可能か否かが判定される(S106)。これは例えば現在のシフトよりも下段のシフトが存在するか否かにより判定される。更に、その下段のシフトになったとして計算された最大エンジンブレーキ力FEBmaxがFEBmax>Fstとなるか否かの条件を加えても良い。
ここでシフトダウンが可能であれば(S106で「yes」)、変速指令として該当するシフトダウンを設定して(S108)、本処理を抜ける。
一方、シフトダウンが不可能であれば(S106で「no」)、シフトダウン指令を設定せずに本処理を抜ける。このようにシフトダウンが不可能な場合には、この後に定速走行制御では十分に減速できなくなる。したがって増速に伴ってドライバーによりブレーキが踏み込まれ、このことにより車両が減速されると共に定速走行制御は解除されることになる。
図4のタイミングチャートに、図3に示した処理の一例を示す。ここでは定速走行制御中に降坂路となり次第に制駆動力(定速走行制御側要求制駆動力Fct)が低下してきた状態を示している。制駆動力が駆動力状態(t0前)から0[N]より小さくなって制動力状態となっても(t0後)、最大エンジンブレーキ力FEBmax≦選択制駆動力Fstであれば、エンジンブレーキ力を高めるためのシフトはなされず、シフトは維持されている。ここでは4速に維持されている。
しかし、最大エンジンブレーキ力FEBmax>選択制駆動力Fstとなると、3速にシフトダウンしている(t1)。このことにより最大エンジンブレーキ力FEBmaxは低下して、更に選択制駆動力Fstが低下しても、この選択制駆動力Fstを実際のエンジンブレーキ力として実現できる。
このことにより定速走行制御にて目標車速Vctを維持でき、車両加速に伴うドライバーによるブレーキ操作が実行されないようにできる。
もし定速走行制御にてシフトダウンをしなかった場合には、破線で示すごとく、選択制駆動力Fstが最大エンジンブレーキ力FEBmaxより小さくならず(t1〜)、車両加速が生じる。その後、ドライバーが加速した車速SPDを元に戻そうとして、ブレーキ操作を行う(t2〜)。このことにより4速のままでも減速されて車速SPDは戻される。更にドライバーのブレーキ操作開始(t2)により、定速走行制御は解除されるので、再度、定速走行制御を開始させるためには、ドライバーは再設定操作をしなくてはならない。
請求項との関係は、ドライバー期待値算出部12がドライバー側期待制駆動力算出手段に、クルーズコントロール要求値算出部14が定速走行制御側要求制駆動力算出手段に、エンジン制御部16が定速走行制御時出力調節手段に、調停部18及びAIシフト制御部20が調停変速手段に相当する。
以上説明した本実施の形態1によれば、以下の効果が得られる。
(イ).調停部18は、前記表1に示したごとく、定速走行制御側要求制駆動力Fctとドライバー側期待制駆動力Fhtとのいずれかを、これら両者の制駆動力Fct,Fhtの比較結果を含めた車両運転状態(定速走行制御設定状態及びドライバーの運転操作状態)に基づいて選択している。そしてこの選択制駆動力Fstに基づいて、AIシフト制御部20により変速を実行している。
このように定速走行制御側要求制駆動力Fctとドライバー側期待制駆動力Fhtとは共に、駆動力と制動力とを含んだ同じ次元の制駆動力として算出されており、容易かつ高精度にその比較が可能である。
したがって、特に定速走行制御時にドライバーにより加速操作や制動操作がなされた場合には、定速走行制御側要求制駆動力Fctとドライバー側期待制駆動力Fhtとの比較により、変速に対する定速走行制御とドライバーの期待との比較が、容易かつ高精度にできる。このことにより実際の制駆動力が適切な状態となるように変速に対する定速走行制御とドライバーの期待との調停がなされることになる。
更に、ドライバーにより加速操作や制動操作がなされる前においても、定速走行制御側要求制駆動力Fctは駆動力のみでなく制動力についても表していることから、定速走行制御側の制動要求を適切に表現できる。このことによりAIシフト制御部20は選択制駆動力Fstに表された制動要求により変速を実行できる。したがってAIシフト制御部20は、定速走行制御時においてエンジンブレーキ力による制動力を適切に生じさせることが可能となり、ドライバー側の制動操作に頼らなくても定速走行が可能となる頻度が増加する。
こうして定速走行制御中において適切に変速を実行してドライバーの運転操作の煩雑化を防止することができる。
(ロ).AIシフト制御部20においては、定速走行制御時に定速走行制御側要求制駆動力Fctがマイナスとなれば、エンジンブレーキが機能する状況になると判断される。更にこの時のエンジンブレーキ力が定速走行制御側要求制駆動力Fctを満足できなければ、ドライバーは制動操作を行うことにより、ドライバー側期待制駆動力Fhtに現れることが予想される。
したがって、AIシフト制御部20は、最大エンジンブレーキ力FEBmaxが選択制駆動力Fstのレベルに達していなければ、シフトダウンによりエンジンブレーキ力を強めることで定速走行制御側要求制駆動力Fct通りの制駆動力を維持させることができる。
このように定速走行制御中において適切に変速を実行して目標車速Vctを維持することで、ドライバーの制動操作を不要として定速走行制御を継続させることができ、ドライバーによるブレーキ操作等の煩雑化を防止することができる。
[実施の形態2]
本実施の形態の車両走行制御装置のブロック線図を図5に示す。前記実施の形態1のクルーズコントロール要求値算出部14及びAIシフト制御部20の代わりに、新たなクルーズコントロール要求値算出部114、及びナビAIシフト制御部120が用いられている。他の構成は前記実施の形態1と同じであり、同一の符号にて示している。
ここで車両にはナビゲーションシステムが搭載され、ナビAIシフト制御部120は、ナビゲーションシステム用の地図情報から前方の道路情報を入力している。このことによりナビAIシフト制御部120においては、これから進入する道路の推奨車速を設定し、この推奨車速によりクルーズコントロール要求値算出部114に対して目標車速Vctの制限を行っている。この推奨車速は、例えばカーブに設定されている目標旋回車速を用いる。尚、ナビAIシフト制御部120の他の機能は前記実施の形態1のAIシフト制御部20と同じである。
クルーズコントロール要求値算出部114では、上記推奨車速に基づいて、目標車速Vctを制限している。ここでは定速走行制御にて設定されている目標車速Vctが推奨車速より高ければ、目標車速Vctには推奨車速の値が設定される。目標車速Vctが推奨車速以下であれば、定速走行制御の設定通りとされる。尚、クルーズコントロール要求値算出部114は、ナビAIシフト制御部120からの出力により目標車速Vctを制限する機能以外は、前記実施の形態1のクルーズコントロール要求値算出部14と同じである。
ここで目標車速制限処理を図6のフローチャートに示す。本処理は周期的に繰り返して実行される処理である。本処理が開始されると、まずナビゲーションシステムの地図情報から前方の道路情報が読み込まれる(S202)。そして前方の道路に対して設定されている目標旋回車速が推奨車速として設定される(S204)。尚、前方の道路情報に目標旋回車速が設定されていない場合には、法定上の制限車速を設定しても良く、又、車両が走行可能な最大車速を設定しても良い。
次に現在の目標車速Vctが推奨車速より高いか否かが判定される(S206)。目標車速Vct>推奨車速であれば(S206で「yes」)、目標車速Vctとして推奨車速を設定する(S208)。このことにより目標車速Vctを制限する。
一方、目標車速Vct≦推奨車速であれば(S206で「no」)、目標車速Vctとして定速走行制御による目標車速を設定する(S210)。
図7のタイミングチャートに本実施の形態の処理の一例を示す。ここでは定速走行制御中にカーブを走行した状態を示している。カーブにさしかかる前(t10前)は目標車速Vctは定速走行制御の初期の設定レベルとされている。
車両がカーブにさしかかると(t10)、前方の道路情報に設定されている目標旋回車速によって目標車速Vctが制限される。図7では直前の目標車速Vctが目標旋回車速より高いので、目標車速Vctには目標旋回車速の値が設定され、目標車速Vctは目標旋回車速より高くならないように制限される。
このことにより定速走行制御にて車速SPDを自動的に低下させることになる(t10〜)。したがってカーブにおいて、ドライバーに違和感を与えることがないので、ドライバーによるブレーキ操作を防止できる。
尚、カーブを抜ければ(t12〜)、再度、定速走行制御用の目標車速Vctに戻されて、違和感のない定速走行制御を継続できる。
もし定速走行制御時にカーブにて減速されなかった場合には、破線で示すごとく、カーブ走行時に違和感を覚えたドライバーが制動操作することになる(t11〜)。このことにより車速SPDは低下するが、同時にドライバーのブレーキ操作開始(t11)により、定速走行制御は解除されるので、再度、定速走行制御を開始させるためには、ドライバーは再設定操作をしなくてはならない。
請求項との関係は、ドライバー期待値算出部12がドライバー側期待制駆動力算出手段に、クルーズコントロール要求値算出部114が定速走行制御側要求制駆動力算出手段に相当する。更に、エンジン制御部16が定速走行制御時出力調節手段に、調停部18及びナビAIシフト制御部120が調停変速手段及び目標車速制限手段に相当する。
以上説明した本実施の形態2によれば、以下の効果が得られる。
(イ).前記実施の形態1の効果を生じる。
(ロ).定速走行制御中において目標車速Vctを維持していたとしても、カーブなどの道路事情により、安全のためにドライバーは制動操作を実行する場合がある。このような状況が予測される道路情報の場合に、ナビAIシフト制御部120が、予め目標車速Vctを、道路情報に対応して設定される推奨車速に基づいて制限する。
このことにより進入する道路の推奨車速より高い目標車速Vctにて定速走行制御を行っていた場合にも、エンジン出力低下による減速、あるいは更に変速による減速がなされて定速走行制御による走行を維持することができる。こうしてドライバーによるブレーキ操作等の煩雑化を防止することができ、しかも定速走行制御と減速処理との間での制御ハンチングを防止できる。
[その他の実施の形態]
(a).前記図3のステップS104においては、前記判定条件(FEBmax>Fst)に対して、更に、FEBmax≦Fstであっても選択制駆動力Fstの時間変化に基づいて、近い将来、FEBmax>Fstとなる条件を論理和として加えても良い。この条件を論理和として加えることにより、近い将来にFEBmax>Fstとなるのを予測でき、高応答にシフトダウンによってエンジンブレーキ力を高めることができ、円滑な定速走行制御が可能となる。
実施の形態1の構成を示すブロック図。 実施の形態1の車両走行制御装置のブロック線図。 実施の形態1の調停部とAIシフト制御部との機能の一部を示すフローチャート。 実施の形態1の制御の一例を示すタイミングチャート。 実施の形態2の車両走行制御装置のブロック線図。 実施の形態2の目標車速制限処理のフローチャート。 実施の形態2の制御の一例を示すタイミングチャート。
符号の説明
2…エンジン、4a…油圧制御回路、6…エンジン用ECU、8…変速用ECU、10…各種センサ類、12…ドライバー期待値算出部、14…クルーズコントロール要求値算出部、16…エンジン制御部、18…調停部、20…AIシフト制御部、22…ECT制御部、114…クルーズコントロール要求値算出部、120…ナビAIシフト制御部。

Claims (8)

  1. 目標車速にて車両を走行させる定速走行制御と、車両走行状態及びドライバーの運転操作状態に基づいて適切な変速を選択する変速制御とを、それぞれ実行する機能を備えた車両における走行制御装置であって、
    前記定速走行制御用の目標車速を実現するための定速走行制御側要求制駆動力を算出する定速走行制御側要求制駆動力算出手段と、
    前記定速走行制御側要求制駆動力算出手段にて算出された定速走行制御側要求制駆動力に基づき車両用エンジンの出力を調節する定速走行制御時出力調節手段と、
    車両走行状態及びドライバーの運転操作状態に基づいてドライバーが期待するドライバー側期待制駆動力を算出するドライバー側期待制駆動力算出手段と、
    前記定速走行制御側要求制駆動力算出手段により算出された定速走行制御側要求制駆動力と、前記ドライバー側期待制駆動力算出手段にて算出されたドライバー側期待制駆動力とのいずれかの制駆動力を、前記定速走行制御側要求制駆動力と前記ドライバー側期待制駆動力との比較結果を含めた車両運転状態に基づいて選択して選択制駆動力として設定し、該選択制駆動力に基づいて変速する調停変速手段と、
    を備えたことを特徴とする車両走行制御装置。
  2. 請求項1において、前記調停変速手段は、前記車両運転状態として、前記定速走行制御側要求制駆動力と前記ドライバー側期待制駆動力との比較結果、定速走行制御設定状態、及びドライバーの運転操作状態を用いることを特徴とする車両走行制御装置。
  3. 請求項1又は2において、前記調停変速手段は、前記定速走行制御時に前記定速走行制御時出力調節手段による出力のみの調節では前記選択制駆動力の実現が困難である時に、変速により前記選択制駆動力を実現することを特徴とする車両走行制御装置。
  4. 請求項3において、前記調停変速手段は、前記定速走行制御時に、前記選択制駆動力が制動側の値であって、前記定速走行制御時出力調節手段による出力のみの調節では前記選択制駆動力の実現が困難である時には、シフトダウンすることを特徴とする車両走行制御装置。
  5. 請求項2〜4のいずれかにおいて、前記調停変速手段は、前記定速走行制御時に前記ドライバー側期待制駆動力の値及びドライバーの運転操作状態が加速も減速も共に要求していない場合において、前記定速走行制御側要求制駆動力が制動側の値であることにより前記選択制駆動力として前記定速走行制御側要求制駆動力が選択されていると共に、前記定速走行制御時出力調節手段による出力のみの調節では前記選択制駆動力の実現が困難である時には、シフトダウンすることを特徴とする車両走行制御装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかにおいて、
    道路情報に基づいて車両前方の道路の推奨車速を設定し、該推奨車速に基づいて前記定速走行制御用の目標車速を制限する目標車速制限手段を備えたことを特徴とする車両走行制御装置。
  7. 請求項6において、前記推奨車速は、カーブにおける目標旋回車速であることを特徴とする車両走行制御装置。
  8. 請求項1〜7のいずれかにおいて、車両は多段変速機を備えて、該多段変速機に対して前記変速制御が実行されることを特徴とする車両走行制御装置。
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