JP2006522992A - ディスクカートリッジ - Google Patents

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Abstract

ディスクカートリッジは、カートリッジ本体と、第1および第2のシャッタと、回転部材とを備える。カートリッジ本体は、ディスクを回転可能な状態で収納するディスク収納部と、ディスクを外部からチャッキングするためにディスク収納部の底部に設けられたチャッキング開口部と、情報の記録および/または再生を行うヘッドがディスクへアクセスするためにディスク収納部の底部に設けられたヘッドアクセス開口部11h含む。第1および第2のシャッタは、ディスク収納部内で回転することによって、ヘッドアクセス開口部を外部に対して、開放または閉塞するために設けられている。回転部材もディスク収納部内で回転するよう設けられている。第1および第2のシャッタは、回転部材14と係合し、互いに逆方向にかつ異なる回転速度で回転する。

Description

本発明は、光ディスク、磁気ディスク等のディスク状のデータ記憶媒体を、回転可能な状態で収納するディスクカートリッジに関する。
従来より、片面もしくは両面にデータ記憶面を有するディスク状のデータ記憶媒体(以下、単にディスクと称する)を保持するための種々のディスクカートリッジが提案されている。
たとえば、特開平9−153264号公報は、ディスクをディスク収納部内において完全に覆った状態で収納するディスクカートリッジを開示している。ディスク収納部は上ハーフおよび下ハーフからなるカートリッジ本体の内部に規定される。カートリッジ本体は、チャッキング開口部およびヘッドアクセス開口部を含む。チャッキング開口部は、スピンドルモータのターンテーブルおよびクランパーがディスクをチャッキングするのを許容する。ヘッドアクセス開口部は、ヘッドがディスクに対してデータの再生および記録を行うのを許容する。下方のチャッキング開口部とヘッドアクセス開口部とは連なっている。したがって、カートリッジを携帯して搬送する際、これらの開口部から埃が侵入したりディスクに指紋が付着したりしやすい。このため、これらの開口部を覆うシャッタがディスクカートリッジに形成されている。
しかし、この構造のディスクカートリッジは以下の欠点を有する。第1に、このようなディスクカートリッジは薄くできない。なぜなら、上ハーフと下ハーフとの間に形成されるディスクを収納する空間は、ディスクドライブが、ディスクに対して信号(あるいは情報)の記録、再生を正確に行うために十分に厚くする必要があるからである。ディスクを収納する空間を厚くする理由には、ディスク回転時の面ぶれ、ディスクの反り、およびカートリッジのディスク装置への位置決め誤差が含まれる。
第2に、チャッキング開口部およびヘッドアクセス開口部を同時に覆うシャッタはローコストで形成することは難しい。なぜなら、下ハーフにはスピンドルモータのターンテーブル用の開口部とヘッドアクセス開口部とが設けられ、上ハーフにはクランパー用の開口部が設けられているからである。3つの開口を一度に塞ぐには矩形の底部を有するU字形状を備えている必要があり、このような形状のシャッタは安価で製造できない。
第3に、このようなディスクカートリッジに収納されるディスクは、多くの場合、固定されておらず、粉塵が生じたり、その粉塵がディスクに付着したり、傷がつくという問題点が生じる可能性がある。金属ハブの付いたディスクをディスクカートリッジに収納する場合、磁石などを用いてハブを吸引するように固定することによって、ディスクをがたつきなく保持することが可能である。しかし、CDやDVDといったハブの無い光ディスクを収納する場合、一般にディスクはカートリッジ内で固定されずに自由に移動可能である。このため、ディスクがディスクカートリッジの内壁と接触するようにディスクが揺り動かされると、ガタつきによりディスクのデータ記憶面が傷ついたり、ディスクとカートリッジ内壁との衝突により、粉塵が生じ、その粉塵がディスクに付着するという問題点も有していた。
さらに、シャッタの開閉動作が直線的であることから、カートリッジ本体の外形が収納するディスクより非常に大きくなる。このため、特に小径ディスクを収納するディスクカートリッジを携帯機器やディスクビデオカメラのデータ記憶媒体に用いる場合、携帯機器やディスクビデオカメラ自体の外形も大きくなってしまう。加えて、小型カートリッジと大型カートリッジのヘッドアクセス開口部の大きさは通常異なるため、小型カートリッジおよび大型カートリッジの両方を扱うことのできるディスクドライブ装置を実現することが困難であったり、両方のディスクカートリッジを扱うために、ディスクドライブ装置が複雑になるという問題もあった。
本発明は上記課題の少なくとも1つを解決し、外形を小さくすることのできるディスクカートリッジを提供することを目的とする。
本発明の実施形態によるディスクカートリッジは、カートリッジ本体と、第1および第2のシャッタと、回転部材とを備える。前記カートリッジ本体は、ディスク収納部と、チャッキング開口部とヘッドアクセス開口部とを含む。前記ディスク収納部は、前記ディスクを回転可能なように収納する。前記チャッキング開口部は、前記ディスクを外部からチャッキングするために前記ディスク収納部の底部に設けられる。前記ヘッドアクセス開口部は、情報の記録および/または再生を行うヘッドが前記ディスクへアクセスするために前記ディスク収納部の底部に設けられる。前記第1および第2のシャッタは、ディスク収納部に設けられており、ディスク収納部内で回転することによって、ヘッドアクセス開口部を外部に対して、開放または閉塞する。前記回転部材は、前記ディスク収納部に回転支持され、かつ前記第1および第2のシャッタと係合する。第1および第2のシャッタは前記回転部材と係合し、互いに逆方向にかつ異なる回転速度で回転する。
本発明の他の実施形態によるディスクカートリッジは、カートリッジ本体と、第1および第2のシャッタと、回転部材とディスク保持部とを備える。前記カートリッジ本体は、ディスク収納部と、チャッキング開口部とヘッドアクセス開口部とを含む。前記ディスク収納部は、ディスク開口部および底部を有し、第1および第2の面を有するディスクを回転可能な状態で、かつ、前記ディスク開口部から前記第1の面を外部に露出するように収納する。前記チャッキング開口部は、ディスクを外部からチャッキングするために前記ディスク収納部の底部に設けられる。前記ヘッドアクセス開口部は、情報の記録および/または再生を行うヘッドが前記ディスクへアクセスするために前記ディスク収納部の底部に設けられる。前記第1および第2のシャッタは、前記ディスク収納部に設けられており、ディスク収納部内で回転することによって、前記ヘッドアクセス開口部を外部に対して、開放または閉塞する。前記回転部材は、ディスク収納部に回転支持され、かつ前記第1および第2のシャッタと係合する。前記ディスク保持部は、第1および第2のシャッタが閉塞している際、前記ディスクを前記カートリッジ本体に対して固定するようにディスクを保持する。第1および第2のシャッタは前記回転部材と係合し、互いに逆方向にかつ異なる回転速度で回転する。
ある好ましい実施形態において、前記ディスク保持部は、前記第1または第2のシャッタに係合しており、前記第1または第2のシャッタの閉塞動作に連動して、前記ディスクの保持動作を行う。
ある好ましい実施形態において、前記ディスク保持部は、前記第1および第2のシャッタの開放動作に連動して前記ディスクを解放する。
ある好ましい実施形態において、前記第1のシャッタ、前記第2のシャッタおよび前記ディスク収納部は、前記チャッキング開口部の周囲に設けられた円弧状の第1、第2および第3の凸部をそれぞれ有し、前記第1シャッタまたは前記第2のシャッタはその外周部に設けられた第4の凸部を有し、前記ディスク保持部は、前記ディスクの前記第2の面を前記第1、第2、第3および第4の凸部を当接させて前記ディスクを保持する。
ある好ましい実施形態において、前記第1および第2のシャッタが閉塞している状態において、前記ディスクの第2の面に設けられたデータ記憶領域が前記第1、第2および第3の凸部と前記第4の凸部との間に位置するように前記ディスクが前記カートリッジ本体に対して固定されている。
ある好ましい実施形態において、前記第1もしくは第2のシャッタは、前記第1および第2のシャッタが閉塞した状態にあるときに前記ヘッドアクセス開口部と重なるように設けられた切り欠きを有し、前記ディスク収納部は、その底部の外周に沿って設けられた側壁を有し、前記ディスク保持部は、前記第1および第2のシャッタが閉塞した状態にあるときに、前記切り欠きが位置する領域において、前記ディスク収納部の側壁に前記ディスクの外側面が当接するよう、前記ディスクの中心を前記ディスク収納部の中心に対してオフセットさせた位置において、前記ディスク収納部に対して前記ディスクを固定するようにディスクを保持する。
ある好ましい実施形態において、前記ディスク保持部は、第1のディスク保持部および第2のディスク保持部を含み、前記第1および第2のシャッタが閉塞した状態にあるとき、前記第1のディスク保持部は、前記ディスク収納部の側壁に前記ディスクの外側面が当接するよう前記ディスクを付勢し、前記第2のディスク保持部は前記ディスクを前記ディスク収納部の底部側へ付勢する。
ある好ましい実施形態において、前記第1のシャッタは、その外周部に設けられた側壁を有し、前記第1のシャッタの側壁には切り欠き部が設けられており、前記第1のディスク保持部は前記第1および第2のシャッタが閉塞した状態にあるとき、前記切り欠きを介して前記ディスクを付勢する。
ある好ましい実施形態において、前記第1および第2のシャッタが開放動作を行う際、前記第1のシャッタが回転することにより前記第1のディスク保持部と前記第1のシャッタの側壁とが当接し、前記ディスクの付勢を停止する。
ある好ましい実施形態において、前記第1のシャッタは前記側壁の内側近傍にガイドリブを有し、前記第2のディスク保持部は前記ディスク開口部内に突出するよう弾性部を介して前記カートリッジ本体に設けられており、前記第1および第2のシャッタが開放動作を行う際、前記第2のディスク保持部が前記ガイドリブと当接し、前記第2のディスク保持部を持ち上げることにより、前記ディスクを解放する。
ある好ましい実施形態において、前記ディスク保持部は、逆テーパ状の斜面を含み、前記ディスクの円周方向に沿って複数個配置され、前記斜面を前記ディスクの外周の稜に当接させることにより、前記ディスクを把持して前記カートリッジ本体に固定する。
ある好ましい実施形態において、前記保持部は弾性部を介して前記ディスク開口部内に突出するように前記カートリッジ本体に設けられている。
ある好ましい実施形態において、前記第1のシャッタは、その外周近傍に設けられた側壁と前記側壁の内側近傍に設けられたガイドリブを有し、前記第1および第2のシャッタが開放動作を行う際、前記ディスク保持部が前記ガイドリブと当接し、前記ディスク保持部を持ち上げることにより、前記ディスクを解放する。
ある好ましい実施形態において、前記保持部は前記カートリッジ本体と一体に形成されている。
ある好ましい実施形態において、前記第1および第2のシャッタは、前記ディスク収納部内において少なくとも一部が互いに重なるように保持されている。
ある好ましい実施形態において、前記回転部材は歯車であり、前記第1および第2のシャッタは、前記第1および第2のシャッタの回転中心と一致し、かつ、お互いに異なる半径をもつ円弧状の第1および第2のラック部をそれぞれ有し、前記第1および第2のラック部は前記回転部材と噛み合う。
ある好ましい実施形態において、前記第1および第2のシャッタは、前記回転部材を収納する第1および第2の開口部をそれぞれ有している。
ある好ましい実施形態において、前記第1および第2のシャッタにおいて、前記第1および第2のラック部は前記第1および第2の開口部の一部を規定している。
ある好ましい実施形態において、前記回転部材は、前記第1および第2のシャッタが開放または閉塞する状態において、少なくとも一部が互いに重なっている。
ある好ましい実施形態において、前記第1および第2のシャッタは、前記第1および第2のシャッタの回転中心と前記回転部材の回転中心とを結ぶ直線上において前記回転部材と係合する。
ある好ましい実施形態において、前記第1および第2のシャッタは、約1.2〜3倍の回転速度比で回転する。
ある好ましい実施形態において、前記第1および第2のシャッタは、前記ヘッドアクセス開口部の投影領域で互いにその端部が重なり合うことにより前記ヘッドアクセス開口部を外部に対して閉塞する。
ある好ましい実施形態において、前記回転部材は、前記第1のシャッタの厚さと第2のシャッタの厚さとの合計におおよそ等しい厚さを有する歯車である。
ある好ましい実施形態において、前記第1および第2のシャッタが閉塞している状態において、前記データ記憶領域より前記ディスクの中心側の前記データ記憶領域に近接した点から前記ディスクの中心までの距離をRinとし、前記データ記憶領域より前記ディスクの外側の前記データ記憶領域に近接した点から前記ディスクの中心までの距離をRoutとし、前記第2の面の下方の空間の高さをSとしたとき、前記第2の面上の半径Routの第1の円、前記第2の面から平行に距離0.3Sだけ離れた平面上の半径(Rout−1.2S)の第2の円、および前記第2の面から平行に距離Sだけ離れた平面上の半径(Rout−16.2S)の第3の円としたとき、前記第1の円および前記第2の円を底面および上面とする第1の円錐台の領域、ならびに、前記第2の円および前記第3の円を底面および上面とする第2の円錐台の領域から、前記ディスクの中心から半径Rinの円を底面とし、高さSの円柱の領域を除いた領域に空間を有する。
ある好ましい実施形態において、前記Sは1mmであり、前記Rinは20mmであり、前記Routは39もしくは59mmである。
本発明の実施形態によるデータ記憶媒体は、上記いずれかに規定されるディスクカートリッジと、前記ディスクカートリッジのディスク収納部に収納され、情報を記録することが可能なディスクとを備える。
本発明の実施形態によるディスクドライブ装置は、上記いずれかに規定されるディスクカートリッジを装填し、前記ディスクに対して情報を記録すること、および/または、前記ディスクから情報を再生することを行う。
本発明の他の実施形態によるディスクドライブ装置は、ディスクを回転させるための駆動手段と、前記ディスクに対して情報を記録すること、および/または、前記ディスクから情報を再生することを行うヘッドと、前記ディスクを収納した上記いずれかに規定されるディスクカートリッジを前記駆動手段に対して所定の位置において支持する支持構造と、前記ディスクカートリッジのシャッタを開放し、前記ディスクを前記ディスクカートリッジのディスク収納部内で回転し得るように前記ディスクカートリッジのディスク保持部に前記ディスクの保持動作を解除させるシャッタ開閉機構とを備える。
ある好ましい実施形態において、前記ディスクを駆動手段に固定するためのクランパーを更に備える。
ある好ましい実施形態において、前記支持構造は、前記ディスクカートリッジの位置を決定するための位置決めピンを有する。
本発明のディスクカートリッジは、種々の記録形式のディスク状記録媒体を保持するのに適している。また、防塵性が高いので、記録密度の高い記録媒体を保持するのに適している。また、外形を小さくすることが可能であるため、ディスクビデオカメラ等小型のディスクドライブ装置に使用可能なディスクカートリッジを実現することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明によるディスクカートリッジの第1の実施形態を説明する。図1Aはディスク100を収納したディスクカートリッジ101を上方から見た斜視図であり、図1Bはディスク100を収納しない状態における斜視図である。図2は、ディスクカートリッジ101を裏側から見た斜視図である。図3は、ディスクカートリッジ101の分解斜視図である。また、図4Aおよび図4Bは、カートリッジ上体12を取り除いた残りの部分の構造を示す平面図であって、第1のシャッタ16および第2のシャッタ15が閉じた状態および開いた状態をそれぞれ示している。なお、一般に、ディスク100を収納したディスクカートリッジ101全体を単にディスクあるいはデータ記憶媒体と呼ぶ場合がある。
ディスク100は、第1および第2の面を備えており、図1Aでは、第1の面であり、通常ディスクのラベル等が描かれている面が示されている。ディスク100の第2の面であるデータ記憶面100Aは、図2および図3においては裏面として示されている。
図3に示すように、ディスクカートリッジ101は、カートリッジ下体11、カートリッジ上体12、歯車14、第1のシャッタ16および第2のシャッタ15を含む。
図3に示すように、カートリッジ下体11は、外部からディスク100を回転させるためのスピンドルモータ等のチャッキング部材が侵入できるよう開口したチャッキング開口部11cと、ディスク100のデータ記憶面100Aに対して情報の再生および記録の少なくとも一方を行うヘッドが侵入し、アクセスできるよう開口したヘッドアクセス開口部11hとを有する。チャッキング開口部11cとヘッドアクセス開口部11hとは連続しており、チャッキング開口部11cの周囲には第3の凸部11sが設けられている。ヘッドアクセス開口部11hはカートリッジ下体11の側面に達している。
カートリッジ下体11は、ディスクドライブ装置の一対のカートリッジ位置決めピン17と嵌合してディスクドライブ装置に対するディスクカートリッジ101の位置決めを行う一対の位置決め孔11wを有する。ドライブ装置がディスクカートリッジ101を引き込みローディングする際の、あるいはディスクカートリッジ101がチェンジャに収納された場合の、引き込み用の係止もしくは位置決め用の一対の凹部10cを設けてもよい。カートリッジ下体11は、ディスク100のデータ記憶面100Aと対向する。
カートリッジ上体12は、ディスクの上面を露出するようにディスク100の全投影領域を開口する円形のディスク開口部12wを有する。カートリッジ上体12とカートリッジ下体11とは外縁部で接着もしくは溶着されてカートリッジ本体10を構成している。以下において詳述するように、ディスク開口部12wにはディスク保持部12aが突出している。
カートリッジ下体11のディスク100のデータ記憶面100Aと向かい合う内面11uと、カートリッジ上体12のディスク開口部12wを構成する略円筒状の側壁12iとにより、ディスク100を収納するディスク収納部10dが構成される。これにより、内面11uがディスク収納部10dの底部となる。
ディスク収納部10dにおいて、側壁12iとディスク100との間にはディスク100が回転可能な程度の空間が設けられる。つまり、収納するディスク100の直径より、ディスク開口部12wおよび側壁12iが形成する円の直径のほうが大きい。ディスク収納部10dの上部はディスク開口部12wになっており、ディスク収納部10dに保持されたディスク100の片面全体は、ディスク開口部12wから外部に露出される。
図1Bに示すように、ディスクカートリッジ101は、ヘッドアクセス開口部11hが設けられた側面10eがディスクドライブ装置に対向するよう、矢印1Aで示す方向でディスクドライブ装置に装填される。本実施形態では、側面10eを凸状の曲面によって構成している。これにより、ディスク開口部12w側からみたディスクカートリッジの外形を小さくし、ディスクカートリッジ101が装填されるディスクドライブ装置自体も小型化することができる。また、側面10fおよび他の対向する側面10gおよび10hを平面によって構成することによって、ディスクカートリッジ101の挿入方向1Aをディスクカートリッジ101の外形から容易に判断することが可能となる。このため、操作者がディスクカートリッジ101に記された挿入方向を確認しなくても、誤りなくディスクドライブ装置への挿入することができる。
図3によく示すように、第1のシャッタ16および第2のシャッタ15は、それぞれチャッキング開口部11cを内径とするリングの一部を切り取ったような形状を備えている。具体的には、第1のシャッタ16には、カートリッジ下体に設けられたヘッドアクセス開口部11hとほぼ等しい大きさおよび形状の切り欠き16fが設けられている。第2のシャッタ15は、本実施形態ではリングの半分よりやや大きい形状を有している。これらのシャッタは第2のシャッタ15が第1のシャッタ16とディスク収納部10dの底部との間に挟まれるようにディスク100のデータ記憶面100Aとディスク収納部10dの内面11uとの間に配置される。
第1のシャッタ16および第2のシャッタ15の内周には、円弧状の第1の凸部16sおよび第2の凸部15sがそれぞれ設けられている。また第1のシャッタ16の外周部には、円弧状の第4の凸部16mが設けられている。第1の凸部16sおよび第2の凸部15sは、カートリッジ下体11の第3の凸部11sと干渉しないよう第3の凸部11sより大きな半径の円弧に形成されている。第1の凸部16s、第2の凸部15s、第3の凸部11sおよび第4の凸部16mの高さは、カートリッジ101において等しくなるように構成されており、かつカートリッジ101において、ディスク収納部10dに収納されるディスク100のデータ記憶領域より内周側および外周側に位置している。第1のシャッタ16の外周部には側壁16iが形成されており、側壁の一部に開閉操作部16tが設けられている。また、第4の凸部16m上には複数個のガイドリブ16cが設けられている。
第1のシャッタ16および第2のシャッタ15は、チャッキング開口部11cの周囲に設けられた第3の凸部11sと第1の凸部16sおよび第2の凸部15sとがそれぞれ重なりながら接触し、チャッキング開口部11cの中心であるシャッタ回転中心11qを中心に回転摺動される。図2に示すようにシャッタが閉塞した状態において、第1のシャッタ16および第2のシャッタ15の端部はヘッドアクセス開口部11hに位置し、互いに重なる。これにより、ヘッドアクセス開口部11hが外部に対して閉塞する。なお、第1のシャッタ16および第2のシャッタ15は、シャッタ16の外周部に設けられた側壁11iとそれぞれ接触しながら回転摺動してもよい。
歯車14はカートリッジ下体11に設けられた回転軸11rに対して回転自在に支持される。回転軸11rは、第1のシャッタ16および第2のシャッタ15が外部に対して開放または閉塞している状態においても、お互いに重なり合う投影領域内のカートリッジ下体11に設けられている。歯車14の厚さは、第1のシャッタ16および第2のシャッタ15の厚さの合計の値にほぼ等しくなるよう設定されている。
第1のシャッタ16および第2のシャッタ15には、チャッキング開口部11cの中心であるシャッタ回転中心11qを中心とする円弧状の第1のラック部16rおよび第2のラック15rが設けられており、さらに回転した際に歯車14と干渉しないよう第1の開口部16wと第2の開口部15wとが設けられている。第1のラック部16rおよび第2のラック15rは、それぞれ第1の開口部16wおよび第2の開口部15wの一部を規定している。第1のラック部16rおよび第2のラック15rは、シャッタ回転中心11qと歯車14の回転中心11pとを結ぶ直線上でそれぞれ歯車14と歯合し、お互いに反対方向に回転摺動される。つまり、歯車14は、第1のシャッタ16および第2のシャッタ15と係合する回転部材として機能する。
次に第1のシャッタ16および第2のシャッタ15の動作を説明する。図4Aに示すように、第1のシャッタ16および第2のシャッタ15を閉じてヘッドアクセス開口部11hを外部に対して閉塞する状態では、第1のシャッタ16の切り欠き16fを規定する端部16xおよび16yのうち、端部16xがヘッドアクセス開口部11h内に位置している。したがって、第1のシャッタ16だけでは、第1のシャッタ16の切り欠き16fの一部がヘッドアクセス開口部11hに位置し、ヘッドアクセス開口部11hを完全には閉塞できない。しかし、第2のシャッタ15は、第1のシャッタ16の切り欠き16fを完全に覆うように第1のシャッタ16と重なっている。このため、第1のシャッタ16および第2のシャッタ15が協同してヘッドアクセス開口部11hを閉塞している。このとき、第2のシャッタ15の一端15yはヘッドアクセス開口部11h内に位置している。図4Aに示すように、ヘッドアクセス開口部11h内においては、領域A1で示すように第1のシャッタ16および第2のシャッタ15が比較的広く面積に渡って重なっている。このため、シャッタが閉じた状態においてヘッドアクセス開口部11hから埃などがディスク100のデータ記憶面側へ侵入することを防止している。ヘッドアクセス開口部11hにおけるシャッタの重なりを大きくすることによって、シャッタが閉じた状態においてディスクカートリッジ101全体の剛性を高めている。
このとき、チャッキング開口部11cの周囲では、第3の凸部11s、第2の凸部15sおよび第1の凸部16sが円周方向に分散し、チャッキング開口部11cの外周全体を取り囲んでいる。また、第3の凸部11s、第2の凸部15sおよび第1の凸部16sは領域A2において互いに半径方向に重なっている。
以下において詳細に説明するように、シャッタが閉塞している状態では、ディスク保持部12aのそれぞれはディスク100をその中心方向およびディスク収納部10dの底面の方向へ押し付ける。このため、収納部10d内において、ディスク100はディスク保持部12aによって第1のシャッタ16側に押されながら固定される。ディスク100のデータ記憶面100Aは、外周側において第4の凸部16mと接触し、内周側において第1の凸部16s、第2の凸部15sおよび第3の凸部11sと接触する。これによって、ディスク100のデータ記憶領域は、第4の凸部16mと第1の凸部16s、第2の凸部15sおよび第3の凸部11sとによって挟まれる空間と接する。図3に示すように、第4の凸部16mは切り欠き部16fには形成されないため、この空間は完全な閉空間ではない。しかし、収納部10d内で保持されたディスク100のラベル面から切り欠き部16fを介してデータ記憶面100Aへ回りこむ埃は少ない。また、特に、チャッキング開口部11cの周りには全体に渡って第1の凸部16s、第2の凸部15sおよび第3の凸部11sが位置しているため、埃がチャッキング開口部11cから侵入しディスク100のデータ記憶領域に達することを確実に防止する。また、データ記憶領域は第1のシャッタ16と接触しないため、データ記憶領域に傷などが付く可能性がない。
矢印1Aで示す方向でカートリッジ101をディスクドライブ装置内に挿入した場合、ディスクドライブ装置内に設けられた開閉レバー(図示せず)が、第1のシャッタ16に設けられた開閉操作部16tを矢印16A方向に移動させる。これによって、第1のシャッタ16は矢印16Aで示す方向でチャッキング開口部11cの周りに回転する。第1のシャッタ16の回転によって、ラック16rが歯車14を回転させる。その結果、歯車14とラック15rが噛み合い、歯車14が第2のシャッタ15を駆動する。第2のシャッタは、第1のシャッタ16とは逆の方向である矢印15Aで示す方向でチャッキング開口部11cの周りに回転する。第1のシャッタ16および第2のシャッタ15の回転により、ヘッドアクセス開口部11hが外部に対して開放する。このとき、第1のシャッタ16の欠き16fはカートリッジ下体11のヘッドアクセス開口部11hと一致する位置まで回転する。また、第2のシャッタ15の両端15yおよび15xもヘッドアクセス開口部11hを挟むように位置している。
第1のシャッタ16および第2のシャッタ15の開閉動作における回転速度は同一ではなく、ラック部15rおよび16rと歯車14とが歯合する位置15pおよび16pとシャッタ回転中心11qとのそれぞれの距離に反比例する。したがって、開閉動作において、第1のシャッタ16および第2のシャッタ15が回転する角度は異なる。本実施形態においては、第1のシャッタ16の開閉動作に必要な回転角度に対して第2のシャッタ15の回転角度は1.2倍〜3倍となる。これにより開閉操作部16tの回転角度が40度〜60度という少ない角度で、ヘッドアクセス開口部11hを外部に対して開放または閉塞することができる。
以下において説明するように、閉塞状態にあった2つのシャッタが回転し、開放動作を開始すると、第1のシャッタ16に連動してディスク保持部12aは、ディスク100から離れるように移動する。このため、ディスク100は保持部12aによる保持から解放される。これにより、ディスク100はディスク収納部10d内で回転可能な状態となる。しかし、ディスク保持部12aはディスク開口部12wから突出した状態で移動するため、ディスク100がディスク開口部12wから脱落することはない。
このように、本実施形態によれば、2つのシャッタは互いに連動して逆方向に回転する。このため、一方のシャッタを小さな角度で回転させても、大きな開口を生じさせることができる。このような構造は、特に、大きな直径のディスクを収納する大径ディスクカートリッジと互換性を持たせるため、大径ディスクカートリッジと同じ幅のヘッドアクセス開口部を有し、小さな直径のディスクを収納するディスクカートリッジに好適に採用することができる。
また、本実施形態によれば、2つのシャッタを連動させるための歯車はディスク収納部内に設けられているため、ディスクカートリッジの外形を小さくすることが可能となる。このため、特に、外形を小さくすることが求められる小径のディスクを収納するディスクカートリッジに本発明は適している。
次に開閉操作部16tを説明する。図5Aおよび図5Bは、開閉操作部16t近傍を拡大して示す平面図である。図5Aに示すように、開閉操作部16tは、弾性部16eを介して、第1のシャッタ16の側壁16iに接続されている。開閉操作部16tの先端には係合凸部16gが設けられている。また、カートリッジ下体11には、凹部11gが設けられている。シャッタが閉じている状態では、第1のシャッタ16の係合凸部16gがカートリッジ下体11の凹部11gと係合し、ロックされている。このため、第1のシャッタ16は回転することができない。第1のシャッタ16は歯車14と噛み合い、歯車14は第2のシャッタ15と噛み合っているため、第2のシャッタ15も回転することができない。つまり、シャッタは閉じた状態を維持する。
シャッタを開放させるためには、矢印16Bで示すように開閉操作部16tをディスクの中心方向へ押し下げる。これにより、凹部11gと係合凸部16gとの係合が解消するので、開閉操作部16を引き続き矢印16Bの方向へ移動させる。これにより、第1のシャッタ16を矢印16Aの方向へ移動させることができる。また、歯車14を介して第2のシャッタ15も回転する。
図4Aおよび図4Bに示すように、シャッタが閉じているとき、開閉操作部16tは、ヘッドアクセス開口部11h内に位置している。また、シャッタが開放した状態では、開閉操作部16tはカートリッジ下体11の側壁11iに設けられた切り欠き部11kに収納される。これにより、ヘッドアクセス開口部11hにディスクドライブ装置のヘッドがアクセスしても開閉操作部16tと干渉することがない。
次にディスク100の円周方向に分散配置された複数個のディスク保持部12aによるディスク100の保持動作について図3、図4A、図4B、図6Aおよび図6Bを参照して説明する。図6Aは、第1のシャッタ16および第2のシャッタ15がヘッドアクセス開口部11hを外部に対して閉塞し、かつディスク100を保持している状態におけるディスク保持部12aのディスク半径方向の断面図である。図6Bは、第1のシャッタ16および第2のシャッタ15がチャッキング開口部11cおよびヘッドアクセス開口部11hを外部に対して開放し、かつディスク100をディスクカートリッジ101内で回転可能に開放している状態におけるディスク保持部12aのディスク半径方向の断面図である。
ディスク保持部12aは、ディスク開口部12wにその一部がそれぞれ突出するよう、カートリッジ上体12からスリットにより分割されており、弾性部12eを介してカートリッジ上体12に一体に設けられている。ディスク保持部12aはディスクの円周方向に沿って複数個配置される。本実施形態では、3つのディスク保持部12aが設けられている。図6Aに示すように、ディスク保持部12aの先端には、ディスク投影領域上であってディスク100の外周上方に張り出すように傾斜した斜面12bが設けられている。ディスク保持部12aは斜面12bをディスク100の外周の稜100cもしくはディスク100の第1の面の外周部に当接させ、ディスク100を把持すると共にディスク100を厚み方向の矢印100tへ押圧し、図4Aに示すようにディスク100の第2の面であるデータ記憶面100Aを第1の凸部16s、第2の凸部15s、第3の凸部11sおよび第4の凸部16mに面接触させる。これにより、データ記憶面100Aにおけるデータ記憶領域以外の内周側と外周側とでディスク100が保持固定され、かつディスク100のデータ記憶面100Aのデータ記憶領域は、凹部16bとある一定の空隙を隔てておおよそ密閉されるため、データ記憶面100Aのデータ記憶領域への埃塵の混入あるいは付着が防止できる。図4Aに示すように、このとき、斜線で示すガイドリブ12cはディスク保持部12aから離れた位置にある。
シャッタが閉じ、ディスク100がディスク保持部12aによって保持されているとき、ディスク100の中心はチャッキング開口部11cの中心11qと一致する。チャッキング開口部11cの中心はディスク収納部11dの中心でもある。
図4Bおよび図6Bに示すように、閉塞状態にあった2つのシャッタが回転し、開放動作を開始すると、第1のシャッタ16に設けられたガイドリブ16cがディスク保持部12aの内側面に設けられた凸部12c(図4Bにおいて斜線で示している)と当接することにより、ディスク保持部12aを押し上げる。これにより、ディスク100は斜面12bによる保持固定から開放され、回転自在の状態になる。この時、ディスク保持部12aは依然としてディスク開口部12w内あるいは開口部12wの上方において突出し、ディスク投影領域上であるディスク外周上に張り出している。このため、ディスク100が垂直になるよう構成されたディスクドライブ装置において、ディスクが解放状態になったときでも、ディスクカートリッジ101からディスク100が脱落するのを防止することができる。つまり、ディスク保持部12aは、ディスクカートリッジをディスクドライブ装置に垂直に挿入して使用する場合においてもディスク開口部12wからディスク100が脱落することを防止している。なおディスク保持部12aは、弾性部材を介してカートリッジ下体11に一体に形成される構成でもよい。
上述したように、ディスク保持部12aの凸部12cとガイドリブ16cが当接することにより、ディスク保持部12aを押し上げ、ディスクが解放される。したがって、ディスク保持部12aに対してガイドリブ16cの位置および円周方向の長さを調節することにより、シャッタの開閉動作中の適切なタイミングでディスクを解放し、また、ディスクを把持することができる。ディスク保持部12aの凸部12cとガイドリブ16cとの当接は、3つのディスク保持部12aにおいて同時に生じなくてもよい。
このようにディスク保持部12aは、シャッタ開放時およびシャッタ閉塞時においてディスク開口部12wからディスク100が脱落するのを防止する脱落防止部としても機能する。なお、本実施形態では、ディスク保持部12aはカートリッジ上体12と一体的に形成されているため、ディスクカートリッジ101を組み立てた後、ディスク開口部12wからディスク100を挿入することは困難である。このため、本実施形態では、ディスクカートリッジ101を組み立てる際、ディスク100をディスク収納部に収納することが好ましい。
次に図7から図10を参照して、第1のシャッタ16の凹部16bの構造を説明する。本発明のディスクカートリッジは、従来のディスクカートリッジと異なり、ディスクの片面を露出させてディスクを収納する。このため、ディスクカートリッジの厚さを小さくすることができ、また、ディスクのレーベル面に記された意匠を露出させることによって、ディスクカートリッジ全体のデザインを優れたものにすることができる。
しかし、ディスクの片面が露出しているために、操作者がディスクのレーベルに触れることができ、操作者の使用形態によっては、不注意にレーベル面を押さえつけたりする可能性もある。このような場合でも、ディスクのデータ記憶面に傷がついたり、ディスクが変形したりしないように、ディスクカートリッジはディスクを保持する必要がある。このため、第1のシャッタ16の凹部16bがどのような形状であれば、ディスクのデータ記憶面に傷等をつけることなく、ディスクを保持することができるか検討を行った。
図7は、ディスク100を保持する構造(第1の凸部16s、第2の凸部15s、第3の凸部11sおよび第4の凸部16mからなる)およびディスク100が、操作者によって押し付けられてもディスク100のデータ記憶領域100dが保持構造59に接触して傷が付くことがないようデータ記憶領域100dの下方に設けるべき空間を示している。なお、図7では、空間を規定する保持構造59の特徴が良く分かるように、一部分の寸法を誇張して表している。したがって、図中の縦と横との寸法の比率は実際の比率と異なっている。
ディスク100の下方に空間を十分取ることができる場合には、ディスク100がどのように撓んでも、ディスク100の最大撓み量に対応する空間を確保すればよい。しかし、このようなディスクカートリッジを作製すれば、その厚さは大きくなってしまう。ディスクの下方に設けるべき空間をできるだけ小さくするには、まずディスク100の撓みができるだけ小さくなるよう、ディスク100を保持する必要がある。このためには、データ記憶領域100dにできるだけ近い部分でディスク100を保持することが好ましい。図7に示すように、保持構造59は、ディスク100の中心からRinまでの部分およびディスク100の中心からRoutより外側において、ディスク100のデータ記憶面100Aを保持する。ここでRinは、データ記憶領域100dよりディスク100の中心側のデータ記憶領域100dに近接した点からディスク100の中心までの距離とする。また、Routをデータ記憶領域100dよりディスク100の外側のデータ記憶領域100dに近接した点からディスク100の中心までの距離とする。上述したように、Rinを規定する点およびRoutを規定する点はデータ記憶領域100dにできるだけ近接していることが好ましい。ディスク100の直径が5インチ(半径60mm)である場合、Rinは20mmであり、Routは59mmであることが好ましい。また、ディスク100の直径が80mmである場合、Rinは20mmであり、Routは39mmであることが好ましい。
データ記憶領域100dに傷が付かないよう設けるべき空間69bは以下のように決定される。まず、空間69bの高さ(深さ)をSとする。そして、データ記憶面100A上の半径Routの円周69d、データ記憶面100Aから平行に距離0.3Sだけ離れた平面上の半径(Rout−1.2S)の円周69eおよびデータ記憶面100Aから平行に距離Sだけ離れた平面上の半径(Rout−16.2S)の円周69fを規定する。円周69dおよび円周69eによって規定される円を上面および下面とする円錐台の側面59aとし、円周69eおよび円周69fによって規定される円を上面および下面とする円錐台の側面59bとする。
また、ディスク100の中心から半径Rinの円を底面とし、データ記憶面100Aから高さ(深さ)Sの円柱の側面を59dとする。側面59aおよび59bによって規定される円錐台の領域から側面59dによって規定される円柱の内側の領域を除いた領域が情報記領域100dの下方に設けるべき空間69bである。
Sの値は、空間69bの高さを規定するため、Sの値が大きいほどディスク100が撓んでもデータ記憶領域100dに傷が付きにくくなる。しかし、Sの値を大きくすると、ディスクカートリッジが厚くなってしまう。したがって、薄いディスクカートリッジを作成するためには、Sの値は小さいほど良い。実験結果によれば、ディスク100の直径が5インチである場合、Sの値を0.8mmから1.0mmの範囲に設定することにより、操作者がディスク100を手で押すことによって生じる程度のディスク100の撓みではデータ記憶領域100dに傷がつかないことが分かった。好ましくは、Sの値は1.0mmである。また、ディスク100の直径が80mmである場合には、Sの値を0.5mmから0.8mmの範囲に設定することにより、操作者がディスク100を手で押すことによって生じる程度のディスク100の撓みではデータ記憶領域100dに傷がつかないことが分かった。
図8は、Sの値を1mmとして上述の空間69bを形成し、空間69b上に配置したディスク100に、空間69b側へディスク100を押さえつける力を加えた時のディスク100の変形の様子を模式的に示している。実験の結果から、操作者がディスク100を手で押さえつける力は、3kgを超えることはないことが分かった。また、このときでも、ディスク100の撓みは空間69b内に充分収まる程度あり、側面59aおよび59bに撓んだディスク100が接触することもなかった。
空間69bは、ディスク100のデータ記憶領域100dに傷が付かないための必要最小限度の領域を規定している。したがって、空間69bを含むより大きな領域をディスク100のデータ記憶領域100dの下に形成してもよい。図9および図10に示すように、側面59aおよび59bを超えて空間69bを形成してもよい。しかし、ディスク100を保持する保持構造59のディスク100の外周を保持する部分の強度を補強するために、外周を保持する部分に隣接して補強部分59’または59’’を設けることが好ましい。側面59aおよび59bは、こうした補強部分59’および59’’をどのような形状にすることが許容されるかを判断する上で有用である。
これらの結果から、第1の凸部16s、第2の凸部15s、第3の凸部11sおよび第4の凸部16mおよびこれらにより形成される凹部16bがディスク100の下方に図5に示す空間69bを形成するよう第1のシャッタ16および第2のシャッタ15を構成することにより、ディスクカートリッジ101に収納されたディスク100を操作者が押さえることがあっても、確実にディスクのデータ記憶領域を保護することができる。
なお、本実施形態において、ディスク保持部12aはディスク開口部12wへ突出するよう、カートリッジ本体10と一体に複数形成されていた。しかし、上述したようにディスク開口部12wからのディスクの脱落を防止し、シャッタの閉塞時においてディスクを保持することができる限り、ディスク保持部の形状や位置は本実施形態で示したもの以外のものであってもよい。この場合でも、ディスク保持部は、シャッタの開閉動作に連動して、ディスクの保持あるいは解放の動作を行うことが好ましい。たとえば、ディスク開口部12w内に突出し、第1のシャッタまたは第2のシャッタと係合してディスク収納部10dにおいて上下に移動するリング状のディスク保持部を本発明のディスクカートリッジは備えていてもよい。
(第2の実施形態)
以下、本発明によるディスクカートリッジの第2の実施形態を説明する。図11は、ディスクカートリッジ102を示す分解斜視図である。図12Aおよび図12Bは、カートリッジ上体12を取り除いた残りの部分の構造を示す平面図であって、第1のシャッタ16および第2のシャッタ15が閉じた状態および開いた状態をそれぞれ示している。これらの図において第1の実施形態と同じ構成要素には同じ参照符号を付している。
第1の実施形態のディスクカートリッジ101では、ディスク100の中心とディスク収納部10dの中心が一致するようにディスク保持部12aがディスク100を把持していた。本実施形態では、ディスク100をディスク収納部10dの中心に対してオフセットさせて保持する。このために、ディスクカートリッジ102はディスク保持部18を備えている。また、第1のシャッタ16の側壁16iに切り欠き16kが設けられている。
図12Aに示すように、ディスク保持部18は、金属や樹脂などからなる板状のばねによって構成されており、ディスク保持部18の一端はカートリッジ下体11に固定される。シャッタが閉じているとき、ディスク保持部18は第1のシャッタ16に設けられた切り欠き16kからディスク収納部10dへ侵入し、ディスク収納部10dに収納されるディスク100を矢印1Cの方向へ付勢する。
図12Aに示すように、ディスク収納部10dの側壁12iはディスク収納部10dの点11qを中心とする円と等しい曲率半径r1を有しているが、第1のシャッタ16に設けられた切り欠き16fが位置する領域10rは、ディスク100の外側面と等しい曲率半径r2の曲面により構成される。この曲率半径の中心は点100qと一致する。
図13に示すように、ディスク収納部10dに収納されるディスク100は、ディスク保持部18によって矢印1Cの方向に付勢され、その外側面がディスク収納部10dの側壁12iと領域10rにおいて接触するように、ディスク100の中心がディスク収納部10dの中心から矢印1Cの方向へオフセットされて保持される。このとき、ディスク保持部18は、矢印1Cの方向にのみ付勢するので、ディスク保持部18は、ディスク100を第1のシャッタ16側へ押し付ける機能は有していない。第1のシャッタ16側への押圧は、以下で説明するようにディスク保持部12a’によって行われる。
シャッタを開く場合には、図12Bに示すように、開閉操作部16tを矢印16Aの方向へ移動させ、シャッタを回転させる。第1のシャッタ16が矢印16Aの方向へ回転すると、側壁16iの切り欠き16kも移動し、側壁16iとディスク保持部18とが接触することにより、側壁16iがディスク保持部18を矢印1Cとは逆の方向へ移動させる。これにより、ディスク保持部18がディスク100から離間し、ディスク収納部10d内のディスク100を付勢しなくなる。つまり、ディスク100の矢印1Cの方向への付勢が解除される。
このように、シャッタが閉じた際には、ディスク保持部18がディスク100を第1のシャッタに設けられた切り欠き16fが位置する領域において側壁12iにディスク100の外側面が当接するよう、ディスク100をディスク収納部10dの中心に対してオフセットさせ保持する。つまり、ディスク保持部18は、シャッタ閉塞時において、ディスク100をディスク100と平行な面内の所定の位置に固定して保持するディスク保持部として機能する。
次にディスク保持部12a’によるディスク100の保持動作について図14Aおよび図4Bを参照して説明する。図14Aは、第1のシャッタ16および第2のシャッタ15がヘッドアクセス開口部11hを外部に対して閉塞し、かつディスク100を保持している状態におけるディスク保持部12a’のディスク半径方向の断面図である。図14Bは、第1のシャッタ16および第2のシャッタ15がチャッキング開口部11cおよびヘッドアクセス開口部11hを外部に対して開放し、かつディスク100をディスクカートリッジ102内で回転可能に開放している状態におけるディスク保持部12a’のディスク半径方向の断面図である。
ディスク保持部12a’は、その先端近傍であってディスク100と対向する面に接触部12mを有する。接触部12mはディスク投影領域上であってディスク100の外周上方に張り出している。ディスク保持部12a’は、接触部12mをディスク100のラベル面の外周部に当接させ、ディスク100を厚み方向の矢印100tへ押圧することによって、図14Aに示すようにディスク100の第2の面であるデータ記憶面100Aを第1の凸部16s、第2の凸部15s、第3の凸部11sおよび第4の凸部16mに面接触させる。これにより、ディスク保持部12a’は、厚さ方向においてディスク100を所定の位置で保持・固定する。なお、本実施形態では接触部12mは丸みを有する凸形状を備えているため、ディスク100と点あるいは線接触するが、面接触するように構成してもよい。
図14Bに示すように、閉塞状態にあった2つのシャッタが回転し、開放動作を開始すると、第1のシャッタ16に設けられたガイドリブ16cがディスク保持部12a’の内側面に設けられた凸部12cと当接することにより、ディスク保持部12a’を押し上げる。これにより、ディスク100は接触部12mによる保持固定から開放される。この時、ディスク保持部12aは依然としてディスク投影領域上であるディスク外周上に張り出している。このため、第1の実施形態と同様、ディスクが解放状態になったときでも、ディスクカートリッジ101からディスク100が脱落するのを防止する。
このように本実施形態では、シャッタ閉塞時において、ディスク保持部18が、ディスク100をディスク100と平行な方向において固定し、ディスク保持部12a’がディスク100の厚さ方向に固定する。このため、ディスク100がディスク収納部内の所定の位置に固定・保持される。
このとき、図12に示すように、ディスク100のデータ記憶領域の内側では、第1の凸部16s、第2の凸部15s、第3の凸部11sにより構成されるリング状の連続した凸部とディスク100のデータ記憶面が接触する。また、データ記憶領域の外側では、第4の凸部16mとディスク100のデータ記憶面が接触する。切り欠き16fの位置する領域ではディスク100の外側面がディスク収納部10dの側壁12iと接触する。これらの接触によってディスクのデータ記憶領域が接する空間を完全に密閉することができ、この空間に埃が侵入して、データ記憶領域に埃が付着するのを防止することができる。
なお、本実施形態では、ディスク100をディスク収納部10dの中心に対してオフセットさせて保持・固定するために、ディスク保持部18によってディスク100と平行な方向に固定し、ディスク保持部12a’によってディスク100と垂直な方向に固定した。しかし、第1の実施形態で採用している斜面12bを有するディスク保持部12aを用いてディスク100をディスク収納部10dの中心に対してオフセットさせて保持・固定させてもよい。たとえば、図13に示すように、ディスクカートリッジ102において、位置Mで示す2つのディスク保持部12a’を斜面12bを有するディスク保持部12aに換える。2つのディスク保持部12aの斜面12bは、シャッタが閉塞する際、同時にディスク100と接触するようにし、また、接触によってディスク100を矢印1Cの方向に付勢する合力が生じるように斜面12bの角度を調整する。このようにすることよって、シャッタが閉塞した状態では、位置Mにある2つのディスク保持部12aによってディスク100をディスク収納部10dの側壁12iと領域10rにおいて当接させ、ディスク100と平行な方向に固定するとともに、ディスク保持部12a’および2つのディスク保持部12aによって垂直な方向にも固定することができる。
(第3の実施形態)
以下、本発明によるディスクドライブ装置を説明する。図15は、ディスクドライブ装置900の主要部を模式的に示す斜視図である。ディスクドライブ装置900は、第1の実施形態のディスクカートリッジ101および第2の実施形態のディスクカートリッジ102のいずれを装填(ローディング)することもできる。図15では、第1の実施形態のディスクカートリッジ101を装填した状態を示している。ディスク100をあわせて示すと見にくくなるため、ディスク100の外周のみが破線で示されている。
ディスクドライブ装置900は、ディスクカートリッジ101内に収納されたディスク100を回転させる駆動部902と、ディスク100に対して情報を記録すること、および/またはディスク100から情報を再生することを行うためのヘッド908とを備えている。
駆動部902は、スピンドルモータ904およびスピンドルモータ904の回転軸に取り付けられたターンテーブル906を含み、スピンドルモータ904は、ベース910に支持されている。ヘッド908は、図示しないアクチュエータにより、ガイド912に沿って移動する。
また、ディスクドライブ装置900は、アーム914に支持されたクランパー916を備える。ターンテーブル906およびクランパー916は、例えば磁石および磁性体をそれぞれ含む。後述するように、これらの吸引力によって、クランパー916とターンテーブル906との間にディスク100を挟んで保持し、ディスク100をターンテーブル906に固定する。これによって、スピンドルモータ904の駆動力を確実にディスク100へ伝え、また面振れを生じさせることなくディスク100を回転させる。
ディスクドライブ装置900はさらに、第1のシャッタ16に設けられた開閉操作部16tと係合してシャッタを開閉するためのシャッタ駆動機構918を備えている。シャッタ駆動機構918は、ディスクドライブ装置900に挿入されるディスクカートリッジ101の開閉操作部16tの位置に対応して設けられる。シャッタ駆動機構918は、開閉操作部16tと係合する係合部918aを含む。
ベース910上にはディスクカートリッジ101のベース910からの高さを規定するポスト920が設けられており、ポスト920の上面上にディスクカートリッジ101が保持される。また、ディスクカートリッジ101に設けられた位置決め孔11wに係合する位置決めピン922がベース910に設けられている。
ポスト920および位置決めピン922は、駆動部902に対してディスクカートリッジ101を所定の位置に位置決めして支持する支持構造として機能する。ポスト920および位置決めピン922の代わりに、支持構造としてトレイをディスクドライブ装置900に設け、トレイを排出させて、ディスクカートリッジ101をトレイの上に置き、トレイを収納することによってディスク100をディスク装置900へ挿入するとともに、駆動部902およびヘッド908に対してディスクカートリッジ101を所定の位置に位置決めしてもよい。また、トレイと位置決めピン922とを併用する支持構造を採用してもよい。
以下に、ディスクドライブ装置900の動作を説明する。
まず、ディスク100が収納されたディスクカートリッジ101をディスクドライブ装置900に装着する。ディスクカートリッジ101の装着は、操作者が手動で行ってもよいし、図示しないローディング機構により、ディスクドライブ装置900のディスクカートリッジ挿入孔から図15に示す位置にディスクカートリッジ101を搬送してもよい。この場合には、例えば、図2に示すように、ディスクカートリッジに凹部10cを設け、ローディング機構を凹部10cに係合させてもよい。また、上述したようにトレイを用いてもよい。いずれかの方法により、ディスクカートリッジ101が駆動部902およびヘッド908に対して所定の位置に位置決めされる。
ディスクカートリッジ101が図15に示す位置に装着されると、シャッタ駆動機構918は開閉操作部16tに係合し、矢印20Bの方向に開閉操作部16tをスライドさせる。これに伴って、第1のシャッタ16および第2のシャッタ15が開放動作を始め、ヘッドアクセス開口部11hおよびチャッキング開口部11cが開放される。また、第1の実施形態において説明したように、第1のシャッタ16を介してシャッタ駆動機構918がディスク保持部12aにディスク100の保持動作を解除させる。このため、ディスク100がディスク保持部12aから解放される。続いて、クランパー916を保持しているアーム914が降下して、クランパー916とターンテーブル906との間にディスク100が保持される。これにより、ディスク100はディスクカートリッジ101の収納部内において、回転可能なようにターンテーブル906上に保持される。
その後、スピンドルモータ904がディスク100を回転させながら、ヘッド908がディスク100のデータ記憶領域にアクセスして、ディスク100に情報を記録し、また、ディスク100に記録された情報を再生する。
ディスクカートリッジ101をディスクドライブ装置900から排出(アンローディング)する場合、まず、アーム914を上昇させて、クランパー916をディスク100から脱離させる。続いて、シャッタ駆動機構918を矢印20Bと逆の方向に移動させて、開閉操作部16tをスライドさせる。これに伴って、第1のシャッタ16および第2のシャッタ15が閉塞する。第1のシャッタ16および第2のシャッタ15が閉塞する際、ディスク保持部12aがディスク100を把持し、第1のシャッタ16および第2のシャッタ15が完全に閉塞すると、ディスク保持部12aがディスク100を保持する。その後図示しない、アンローディング機構によってディスクカートリッジ101をディスクドライブ装置900から排出する。
なお、図15においてディスクドライブ装置900は、ディスクカートリッジ101を水平に保持している。しかし、ディスクカートリッジを垂直に保持するようにディスクドライブ装置900を構成してもよい。ディスクカートリッジが垂直にディスクドライブ装置900に装填される場合であっても、ディスク保持部12aがディスク開口部12w内に突出し、ディスク100がディスク開口部12wから脱落するのを防止することができる。
本発明のディスクカートリッジによれば、カートリッジの投影面積を収納するディスクとほぼ等しくでき、かつ2個のシャッタを回転部材と係合させてそれぞれの回転方向を逆転させ、かつどちらか一方の開閉速度を増加させることにより、小型のカートリッジにおいても大きなヘッドアクセス開口部に対してシャッタの閉塞・開放動作を実現することができる。これにより、小型カートリッジに大型カートリッジと同等のヘッドアクセス開口部を設けることができ、ディスクドライブ装置において大型、小型カートリッジの互換性を向上できる。また、本カートリッジは片面のみに記録面を有するディスクを収納するのに適している。カートリッジ本体がディスクのデータ記憶領域のみを覆い、片面を露出させる構造を備えることにより、カートリッジの厚みを小さくできる。
また、シャッタを、ディスクカートリッジの片側のみを覆う形状にすることによって、構造の簡素化を図り、シャッタのコストを低下させることができる。また、ディスク保持部がディスクをシャッタあるいはカートリッジ本体に押し付けて保持するので、カートリッジ本体内においてディスクがガタつくことを防止でき、ディスクのデータ記憶面への埃等の付着も防止できる。加えてディスク開口部に露出したディスクレーベル面を利用することによりデザイン的に優れる。
したがって、本発明によれば、カートリッジ投影面積に対してヘッドアクセス開口部を大きく設計することができ、ディスクドライブ装置におけるカートリッジ互換性を向上し、かつ薄型で、防塵性が高く、さらにデザイン性にも優れ、ディスクビデオカメラを含めた種々のディスクドライブ装置に使用可能なディスクカートリッジが提供される。
本発明のディスクカートリッジは、種々の記録形式のディスク状記録媒体を保持するのに適している。また、防塵性が高いので、記録密度の高い記録媒体を保持するのに適している。また、外形を小さくすることが可能であるため、ディスクビデオカメラ等小型のディスクドライブ装置に使用可能なディスクカートリッジを実現することができる。
Aは、本発明によるディスクカートリッジの第1の実施形態であって、ディスクを収納した状態を示す斜視図であり、Bは、ディスクを収納しない状態を示す斜視図である。 図1のディスクカートリッジを裏側から見た斜視図である。 図1のディスクカートリッジの分解斜視図である。 Aは、図1のディスクカートリッジのカートリッジ上体を取り除いた残りの部分の構造をシャッタが閉じた状態で示す平面図であり、Bは、そのシャッタが開いた状態で示す平面図である。 AおよびBは、それぞれ開閉操作部近傍の構造を拡大して示す平面図である。 AおよびBは、それぞれシャッタの閉塞状態および開放状態におけるディスク保持部のディスク半径方向の断面図である。 ディスクカートリッジにおいて、ディスクの下方に設ける空間を説明する図である。 ディスクの撓みを説明する図である。 ディスクの下方に設ける空間の例を示す図である。 ディスクの下方に設ける空間の他の例を示す図である。 本発明によるディスクカートリッジの第2の実施形態を示す分解斜視図である。 Aは、図11のディスクカートリッジのカートリッジ上体を取り除いた残りの部分の構造をシャッタが閉じた状態で示す平面図であり、Bは、そのシャッタが開いた状態をそれぞれ示す平面図である。 図11のディスクカートリッジにおいてディスクを保持した状態を示す平面図である。 AおよびBは、それぞれシャッタの閉塞状態および開放状態におけるディスク保持部のディスク半径方向の断面図である。 本発明による光ディスク装置の実施形態を示す図である。

Claims (31)

  1. ディスクを回転可能な状態で収納するディスク収納部と、前記ディスクを外部からチャッキングするために前記ディスク収納部の底部に設けられたチャッキング開口部と、情報の記録および/または再生を行うヘッドが前記ディスクへアクセスするために前記ディスク収納部の底部に設けられたヘッドアクセス開口部とを含むカートリッジ本体と、
    前記ディスク収納部に設けられており、前記ディスク収納部内で回転することによって前記ヘッドアクセス開口部を外部に対して、開放または閉塞するための第1および第2のシャッタと、
    前記ディスク収納部に回転支持され、かつ前記第1および第2のシャッタと係合する回転部材と、
    を備え、前記第1および第2のシャッタが前記回転部材と係合することにより、互いに逆方向にかつ異なる回転速度で回転するディスクカートリッジ。
  2. ディスク開口部および底部を有し、第1および第2の面を有するディスクを回転可能な状態で、かつ、前記ディスク開口部から前記第1の面を外部に露出するように収納するディスク収納部と、前記ディスクを外部からチャッキングするために前記ディスク収納部の底部に設けられたチャッキング開口部と、情報の記録および/または再生を行うヘッドが前記ディスクの第2の面へアクセスするために前記ディスク収納部の底部に設けられたヘッドアクセス開口部とを含むカートリッジ本体と、
    前記ディスク収納部に設けられ、前記ディスク収納部内で回転することによって前記ヘッドアクセス開口部を外部に対して、開放または閉塞するための第1および第2のシャッタと、
    前記ディスク収納部の底部に回転可能なように支持され、かつ前記第1および第2のシャッタと係合する回転部材と、
    前記第1および第2のシャッタが閉塞している状態において、前記ディスクが前記カートリッジ本体に対して固定するようにディスクを保持するディスク保持部と、
    を備え、前記第1および第2のシャッタが前記回転部材と係合することにより、互いに逆方向にかつ異なる回転速度で回転するディスクカートリッジ。
  3. 前記ディスク保持部は、前記第1または第2のシャッタに係合しており、前記第1または第2のシャッタの閉塞動作に連動して、前記ディスクの保持動作を行う請求項2に記載のディスクカートリッジ。
  4. 前記ディスク保持部は、前記第1および第2のシャッタの開放動作に連動して前記ディスクを解放する請求項1に記載のディスクカートリッジ。
  5. 前記第1のシャッタ、前記第2のシャッタおよび前記ディスク収納部は、前記チャッキング開口部の周囲に設けられた円弧状の第1、第2および第3の凸部をそれぞれ有し、前記第1シャッタまたは前記第2のシャッタはその外周部に設けられた第4の凸部を有し、
    前記ディスク保持部は、前記ディスクの前記第2の面を前記第1、第2、第3および第4の凸部を当接させて前記ディスクを保持する請求項2に記載のディスクカートリッジ。
  6. 前記第1および第2のシャッタが閉塞している状態において、前記ディスクの第2の面に設けられたデータ記憶領域が前記第1、第2および第3の凸部と前記第4の凸部との間に位置するように前記ディスクが前記カートリッジ本体に対して固定されている請求項5に記載のディスクカートリッジ。
  7. 前記第1もしくは第2のシャッタは、前記第1および第2のシャッタが閉塞した状態にあるときに前記ヘッドアクセス開口部と重なるように設けられた切り欠きを有し、
    前記ディスク収納部は、その底部の外周に沿って設けられた側壁を有し、
    前記ディスク保持部は、前記第1および第2のシャッタが閉塞した状態にあるときに、前記切り欠きが位置する領域において、前記ディスク収納部の側壁に前記ディスクの外側面が当接するよう、前記ディスクの中心を前記ディスク収納部の中心に対してオフセットさせた位置において、前記ディスク収納部に対して前記ディスクを固定するようにディスクを保持する請求項6に記載のディスクカートリッジ。
  8. 前記ディスク保持部は、第1のディスク保持部および第2のディスク保持部を含み、前記第1および第2のシャッタが閉塞した状態にあるとき、前記第1のディスク保持部は、前記ディスク収納部の側壁に前記ディスクの外側面が当接するよう前記ディスクを付勢し、前記第2のディスク保持部は前記ディスクを前記ディスク収納部の底部側へ付勢する請求項7に記載のディスクカートリッジ。
  9. 前記第1のシャッタは、その外周部に設けられた側壁を有し、前記第1のシャッタの側壁には切り欠き部が設けられており、前記第1のディスク保持部は前記第1および第2のシャッタが閉塞した状態にあるとき、前記切り欠きを介して前記ディスクを付勢する請求項7に記載のディスクカートリッジ。
  10. 前記第1および第2のシャッタが開放動作を行う際、前記第1のシャッタが回転することにより前記第1のディスク保持部と前記第1のシャッタの側壁とが当接し、前記ディスクの付勢を停止する請求項9に記載のディスクカートリッジ。
  11. 前記第1のシャッタは前記側壁の内側近傍にガイドリブを有し、
    前記第2のディスク保持部は前記ディスク開口部内に突出するよう弾性部を介して前記カートリッジ本体に設けられており、
    前記第1および第2のシャッタが開放動作を行う際、前記第2のディスク保持部が前記ガイドリブと当接し、前記第2のディスク保持部を持ち上げることにより、前記ディスクを解放する請求項10に記載のディスクカートリッジ。
  12. 前記ディスク保持部は、逆テーパ状の斜面を含み、前記ディスクの円周方向に沿って複数個配置され、前記斜面を前記ディスクの外周の稜に当接させることにより、前記ディスクを把持して前記カートリッジ本体に固定する請求項2に記載のディスクカートリッジ。
  13. 前記保持部は弾性部を介して前記ディスク開口部内に突出するように前記カートリッジ本体に設けられている請求項12に記載のディスクカートリッジ。
  14. 前記第1のシャッタは、その外周近傍に設けられた側壁と前記側壁の内側近傍に設けられたガイドリブを有し、
    前記第1および第2のシャッタが開放動作を行う際、前記ディスク保持部が前記ガイドリブと当接し、前記ディスク保持部を持ち上げることにより、前記ディスクを解放する請求項13に記載のディスクカートリッジ。
  15. 前記保持部は前記カートリッジ本体と一体に形成されている請求項2に記載のディスクカートリッジ。
  16. 前記第1および第2のシャッタは、前記ディスク収納部内において少なくとも一部が互いに重なるように保持されている請求項1または2に記載のディスクカートリッジ。
  17. 前記回転部材は歯車であり、前記第1および第2のシャッタは、前記第1および第2のシャッタの回転中心と一致し、かつ、お互いに異なる半径をもつ円弧状の第1および第2のラック部をそれぞれ有し、前記第1および第2のラック部は前記回転部材と噛み合う請求項1または2に記載のディスクカートリッジ。
  18. 前記第1および第2のシャッタは、前記回転部材を収納する第1および第2の開口部をそれぞれ有している請求項17に記載のディスクカートリッジ。
  19. 前記第1および第2のシャッタにおいて、前記第1および第2のラック部は前記第1および第2の開口部の一部を規定している請求項18に記載のディスクカートリッジ。
  20. 前記回転部材は、前記第1および第2のシャッタが開放または閉塞する状態において、少なくとも一部が互いに重なっている請求項17に記載のディスクカートリッジ。
  21. 前記第1および第2のシャッタは、前記第1および第2のシャッタの回転中心と前記回転部材の回転中心とを結ぶ直線上において前記回転部材と係合する請求項1または2に記載のディスクカートリッジ。
  22. 前記第1および第2のシャッタは、約1.2〜3倍の回転速度比で回転する請求項1または2に記載のディスクカートリッジ。
  23. 前記第1および第2のシャッタは、前記ヘッドアクセス開口部の投影領域で互いにその端部が重なり合うことにより前記ヘッドアクセス開口部を外部に対して閉塞する請求項1または2に記載のディスクカートリッジ。
  24. 前記回転部材は、前記第1のシャッタの厚さと第2のシャッタの厚さとの合計におおよそ等しい厚さを有する歯車である請求項1または2に記載のディスクカートリッジ。
  25. 前記第1および第2のシャッタが閉塞している状態において、前記データ記憶領域より前記ディスクの中心側の前記データ記憶領域に近接した点から前記ディスクの中心までの距離をRinとし、前記データ記憶領域より前記ディスクの外側の前記データ記憶領域に近接した点から前記ディスクの中心までの距離をRoutとし、前記第2の面の下方の空間の高さをSとしたとき、前記第2の面上の半径Routの第1の円、前記第2の面から平行に距離0.3Sだけ離れた平面上の半径(Rout−1.2S)の第2の円、および前記第2の面から平行に距離Sだけ離れた平面上の半径(Rout−16.2S)の第3の円としたとき、前記第1の円および前記第2の円を底面および上面とする第1の円錐台の領域、ならびに、前記第2の円および前記第3の円を底面および上面とする第2の円錐台の領域から、前記ディスクの中心から半径Rinの円を底面とし、高さSの円柱の領域を除いた領域に空間を有する請求項2に記載のディスクカートリッジ。
  26. 前記Sは1mmであり、前記Rinは20mmであり、前記Routは39もしくは59mmである請求項25に記載のディスクカートリッジ。
  27. 請求項1から26のいずれかに記載のディスクカートリッジと、前記ディスクカートリッジのディスク収納部に収納され、情報を記録することが可能なディスクとを備えたデータ記憶媒体。
  28. ディスクを収納した請求項1から26のいずれかに記載のディスクカートリッジを装填し、前記ディスクに対して情報を記録すること、および/または、前記ディスクから情報を再生することを行うディスクドライブ装置。
  29. ディスクを回転させるための駆動手段と、
    前記ディスクに対して情報を記録すること、および/または、前記ディスクから情報を再生することを行うヘッドと、
    前記ディスクを収納した請求項2に記載のディスクカートリッジを前記駆動手段に対して所定の位置において支持する支持構造と、
    前記ディスクカートリッジのシャッタを開放し、前記ディスクを前記ディスクカートリッジのディスク収納部内で回転し得るように前記ディスクカートリッジのディスク保持部に前記ディスクの保持動作を解除させるシャッタ開閉機構と、
    を備えたディスクドライブ装置。
  30. 前記ディスクを駆動手段に固定するためのクランパーを更に備える請求項29に記載のディスクドライブ装置。
  31. 前記支持構造は、前記ディスクカートリッジの位置を決定するための位置決めピンを有する請求項30に記載のディスクドライブ装置。
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