JP2000163914A - ディスクカートリッジ装置 - Google Patents

ディスクカートリッジ装置

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JP2000163914A
JP2000163914A JP10333516A JP33351698A JP2000163914A JP 2000163914 A JP2000163914 A JP 2000163914A JP 10333516 A JP10333516 A JP 10333516A JP 33351698 A JP33351698 A JP 33351698A JP 2000163914 A JP2000163914 A JP 2000163914A
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disk
drive
casing
tongue
disk medium
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Masanori Kataoka
雅則 片岡
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NEC Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2枚のディスク媒体をケーシングに収容させ
た場合であっても、2枚分の収容空間を必要とせず、且
つ、ディスクドライブ装置に供した際の位置決め等や情
報の記録再生時に支障を生じないディスクカートリッジ
装置を提供する。 【解決手段】 シャッタ5を開閉させるスライダ6の摺
動に連動して旋回する環状の駆動リング7をケーシング
2の中央部に配し、その適宜位置に可撓性を備えた駆動
舌片8を駆動リング7の内側に突出させて設け、駆動舌
片8を挟んで2枚のディスク媒体3、4を収容させる。
駆動舌片8の旋回域には舌片駆動部91、92を設け、駆動
舌片8の旋回時には舌片駆動部91、92に案内されて駆動
舌片8が適宜な方向に撓み、駆動舌片8に載置された一
方のディスク媒体3(4)を天上面近傍まで上昇させて、
他方のディスク媒体4(3)の収容空間を確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、単一のケーシン
グに2枚のディスク媒体を収容すると共に、ディスク媒
体をケーシングから取り出すことなく情報の記録再生処
理を行えるようにしたディスクカートリッジ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】オーディオ装置やビデオ装置、コンピュ
ータの外部記録媒体などには、取扱いが簡便であり、ラ
ンダムにアクセスできる有利性から、フレキシブルディ
スク装置や光ディスク装置などのディスクカートリッジ
装置が普及している。この種のディスクカートリッジ装
置は、単一のケーシングに1枚のディスク媒体が収容さ
れて構成してあるのが一般的である。
【0003】ところが、情報量の増大と共に、共通する
区分に分類されるべき情報量も増大し、1枚のディスク
媒体に全ての情報を記録できない状況が生じるおそれが
ある。斯かる状況となった場合には、複数のディスクカ
ートリッジ装置に情報を分割して記録し保存することに
なる。しかし、複数のディスクカートリッジ装置を整理
して保存したり、所望の情報を再生する際などには煩雑
となってしまう。このような煩雑さを回避するため、た
とえば、特開平8−221928号公報で開示されたデ
ィスクカートリッジにあるように、コの字状結合金具を
用いて、複数枚のディスクカートリッジを重ね合わせて
結合させる構造のものがある。しかし、これは1枚のデ
ィスク媒体を収容したケーシングからなるディスクカー
トリッジを複数枚重畳させたものであるため、結合金具
を外した場合には、関連のある情報が記録されたディス
ク媒体が分離されてしまう。
【0004】このため、単一のケーシングに2枚あるい
は3枚以上のディスク媒体を収容し、共通分類の情報は
単一のディスクカートリッジ装置に記録し、保存するこ
とが要望される。2枚のディスク媒体を単一のケーシン
グに収容させたディスクカートリッジ装置として、特開
昭和64−89091号公報に記載されたディスクカー
トリッジがある。このディスクカートリッジ装置では、
ケーシングの内部を仕切壁によって2つの収容空間に分
割し、それぞれの収容空間にディスク媒体を収容させた
構造が採用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
のディスクカートリッジ装置は、ディスク媒体をケーシ
ングに形成されたクランプ用穴を通してディスクドライ
ブ装置のターンテーブル上にセットし、記録再生ヘッド
用穴にディスクドライブ装置の記録再生ヘッドがアクセ
スして記録再生処理を行うから、次のような問題があ
る。すなわち、ケーシングは所定の手段によって位置決
めされるが、位置決めされる際には、ケーシングの寸法
精度やターンテーブルの高さの精度などの部品精度によ
り、ケーシング内部での厚さ方向に対して、ディスク媒
体位置が理想的な位置からズレを生じるおそれがある。
このため、ターンテーブル上にセットされたディスク媒
体がケーシングと接触することなく、記録再生処理を支
障なく行うようにするため、ケーシング内側のディスク
媒体が納められている空間の厚さ方向の寸法をディスク
媒体自身の厚さに比べかなり大きくとる必要があった。
【0006】前述の特開昭64−89091号公報に記
載されたディスクカートリッジでは、2枚のディスク媒
体を仕切壁によって仕切られた収容空間のそれぞれに収
容させた構造であるから、収容空間の厚さ方向の寸法
は、それぞれのディスク媒体に要求される大きさとされ
ており、1枚のディスク媒体を収容したケーシングを2
つ重ねた厚さとほぼ等しい厚さとなっている。このた
め、ディスクカートリッジ装置の取扱性が1枚のディス
ク媒体を収容したものよりも劣り、またディスクカート
リッジ装置を多数集積した場合には嵩ばってしまい、ス
ペースの効率を低下させてしまうことになる。
【0007】そこで、この発明は、2枚のディスク媒体
を単一のケーシングに収容させたディスクカートリッジ
装置であって、極力薄型化を図り、取扱性や保管時など
のスペース効率を低下させることのないディスクカート
リッジ装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めの技術的手段として、この発明に係るディスクカート
リッジ装置は、ディスクドライブ装置に供した状態で、
ケーシングに設けた扉体がケーシングに対して所定の方
向に摺動して、該ケーシングに収容されたディスク媒体
の一部を露呈させ、該露呈した部分にディスクドライブ
装置のヘッド部がアクセスすることになるディスクカー
トリッジ装置において、前記ケーシングの内部であって
厚さ方向のほぼ中央部に厚さ方向に移動自在に設けた駆
動手段と、前記ケーシングの表裏壁のそれぞれに設けた
前記扉体と、前記駆動手段によって分割されたケーシン
グ内のそれぞれの収容室に収容させたディスク媒体とか
らなり、前記扉体の摺動によって前記駆動手段を作動さ
せて、ヘッド部がアクセスしない側のディスク媒体を表
裏壁の一方の壁の近傍まで移動させることを特徴として
いる。
【0009】このディスクカートリッジ装置を使用する
場合には、オーディオ用デッキ装置やビデオ用デッキ装
置、光磁気ディスクドライブ装置などのディスクドライ
ブ装置にケーシングに収容させた状態で該ディスクカー
トリッジ装置を提供する。このケーシング内には2枚の
ディスク媒体が収容されているが、情報などの記録再生
に供するディスク媒体をディスクドライブ装置のヘッド
部側(下側)にしてディスクドライブ装置に挿入する。
このとき、上側のディスク媒体は前記駆動手段に連繋し
た状態となる。ディスクドライブ装置にディスクカート
リッジ装置が提供され、前記扉体が開放されると、該扉
体の摺動に応じて前記駆動手段が作動させられる。この
駆動手段の動作によってアクセスしない側のディスク媒
体が上方に押上げられて、当該時に天井側となった壁の
近傍まで移動する。このため、下側にあってアクセスさ
れることになるディスク媒体が移動できるケーシング内
部の空間の厚さ方向の寸法が大きくなって、該ディスク
媒体がケーシングに接触することなく、記録再生処理な
どを支障なく行うことができる。
【0010】また、請求項2の発明に係るディスクカー
トリッジ装置は、ディスクドライブ装置に供した状態
で、ケーシングに設けた扉体がケーシングに対して所定
の方向に摺動して、該ケーシングに収容されたディスク
媒体の一部を露呈させ、該露呈した部分にディスクドラ
イブ装置のヘッド部がアクセスすることになるディスク
カートリッジ装置において、前記ケーシングの内部であ
って厚さ方向のほぼ中央部に旋回自在に設けた駆動リン
グと、前記ケーシングの表裏壁のそれぞれに設けた前記
扉体と、前記駆動リングで分割されたケーシング内のそ
れぞれの収容室に該駆動リングの内周面よりも内側に位
置させて収容させたディスク媒体と、前記駆動リングの
適宜位置に配し、前記ディスク媒体を載置して支持する
ことができる可撓性を備えた駆動舌片と、前記駆動舌片
を撓ませる舌片操作部とからなり、前記扉体の摺動を前
記駆動リングの旋回に連繋させ、駆動リングの旋回によ
って前記駆動舌片が前記舌片操作部と係合することによ
り該駆動舌片が撓み、該駆動舌片の先端部が、ヘッド部
がアクセスしない側のディスク媒体を表裏壁の一方の壁
の近傍まで移動させることを特徴としている。
【0011】前記扉体を開放させると、その摺動によっ
て前記駆動リングがディスク媒体の中心軸を中心として
旋回する。駆動リングのこの旋回動作によって前記駆動
舌片が前記舌片操作部と係合して適宜な方向に撓み、そ
の先端部がアクセスされない側のディスク媒体を表裏壁
の一方の壁の近傍にまで移動させる。これにより、アク
セスされる側のディスク媒体は、それまでアクセスされ
ない側のディスク媒体が存していた空間まで利用できる
ことになり、該ディスク媒体がケーシングに接触するこ
とがなく、支障なく記録再生処理などを行うことができ
る。
【0012】また、請求項3の発明に係るディスクカー
トリッジ装置は、前記駆動リングに復元力を付勢し、扉
体の閉成時に該復元力によって該駆動リングを、駆動舌
片を撓ませない原位置に復帰させることを特徴してい
る。
【0013】前記扉体の閉成時には、前記駆動リングが
扉体によって開放時とは逆方向に摺動させられて、該駆
動リングが原位置に復帰し、駆動舌片の撓みが解消され
る。このとき、該駆動リングに復元力を付勢することに
よって、該駆動リングの原位置への復帰を円滑に、確実
に行わせることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図示した好ましい実施の形
態に基づいて、この発明に係るディスクカートリッジ装
置を具体的に説明する。
【0015】図1はこの発明に係るディスクカートリッ
ジ装置1を切断して示す平面図で、図2は図1における
A−A線に沿った断面図である。ケーシング2はほぼ方
形の外形をし、中央部に円形の収容部21が形成されてい
る。この収容部21には、図2に示すように、光磁気ディ
スクなどのディスク媒体3、4が2枚収容されており、
ディスク媒体3、4の周囲位置には適宜な間隔でガイド
壁22が設けられて、ディスク媒体3、4の収容位置を安
定させてある。なお、このガイド壁22はケーシング2の
内部の厚さ方向の全体に亙って設けられている。ケーシ
ング2の表裏壁には、図1に示すように、アクセス孔23
が形成されており、図示しないディスクドライブ装置に
このディスクカートリッジ装置1を供した場合に、該デ
ィスクドライブ装置のヘッド部が該アクセス孔23を通し
てディスク媒体3、4にアクセスする。また、ケーシン
グ2の表裏面には、このアクセス孔23に重畳して該アク
セス孔23を閉鎖する扉体としてのシャッタ5が配されて
いる。このシャッタ5はスライダ6に形成されており、
該スライダ6はスライダガイド6aによって案内されてケ
ーシング2の側面に対して摺動自在に支持されており、
このスライダ6の摺動によってシャッタ5がアクセス孔
23を開放する。なお、スライダ6はこのディスクカート
リッジ装置1をディスクドライブ装置に供した際に、該
ディスクドライブ装置が備えた図示しないアクセス機構
によって摺動させられて、シャッタ5がアクセス孔23を
開放するようにしてある。また、スライダ6にはシャッ
タ5を閉成する方向に移動させる復元力が図示しない復
帰機構によって付勢されており、ディスクカートリッジ
装置1をディスクドライブ装置から取り出す際には、こ
の復元力によってアクセス孔5を閉成するようにしてあ
る。
【0016】前記収容部21の周囲の適宜位置には、図1
及び図2に示すように、リング支持部24が形成されてお
り、該リング支持部24に環状で薄肉の駆動リング7が旋
回自在に支持されている。この駆動リング7の適宜位置
には周方向に円弧状のガイド孔71が形成され、他方、前
記リング支持部24にはこのガイド孔71に遊挿されるガイ
ドピン24a が植設され、駆動リング7は、ガイド孔71が
ガイドピン24a に案内されて旋回することになる。な
お、駆動リング7の旋回中心は、ディスク媒体3、4の
回転中心とほぼ一致するようにしてある。
【0017】前記駆動リング7には、ほぼ90度の位置で
4ヵ所に駆動手段としての駆動舌片8が設けられてい
る。この駆動舌片8は、図1に示すように、駆動リング
7の外周部の一部を外側に突出させて突出部72を形成
し、該突出部72の内側適宜位置から駆動リング7の内周
部まで適宜な間隔で形成したスリットで挟まれた部分に
よって形成されており、さらに駆動舌片8の先端部を駆
動リング7の内周部から内側に突出させて、該先端部に
ディスク媒体3、4を載置させて支持することができる
ようにしてある。このため、駆動舌片8は、前記突出部
72に位置した基端部で片持ちの状態となっており、該基
端部からケーシング2の厚さ方向のいずれの方向にも撓
むことができるようにしてある。そして、前記駆動リン
グ7はケーシング2の厚さ方向のほぼ中央部に配され、
このためこの駆動舌片8を境にしてケーシング2の内部
が2つの収容室21a 、21b に分割されている。
【0018】図1はこのディスクカートリッジ装置1が
ディスクドライブ装置に供されずに、前記駆動リング7
が原位置にある状態を示している。駆動リング7が原位
置にある状態における駆動舌片8のそれぞれを挟む位置
には、図1及び図3に示すように、舌片操作部としての
舌片駆動部91、92がケーシング2に設けられている。こ
れら舌片駆動部91、92は、ケーシング2の表裏壁の内側
面の一方ずつに設けられており、図3に示すように、駆
動舌片8を臨む側が傾斜面に形成されて駆動面9aとして
あり、駆動舌片8がこの駆動面9aに係合した場合には、
該駆動舌片8が駆動面9aに案内されて舌片駆動部91、92
の先端側に撓むようにしてある。
【0019】他方、駆動リング7の外周部であって、前
記スライダ6の両端部を臨むそれぞれの位置には、図1
に示すように、入力レバー73、74が設けられている。こ
れら入力レバー73、74はスライダ6の摺動域内に位置し
て、該スライダ6の摺動によって押動されるようにして
ある。
【0020】以上により構成したこの発明の実施形態に
係るディスクカートリッジ装置1の作用を、以下に説明
する。
【0021】情報の記録再生を行おうとするディスク媒
体4を収容したディスクカートリッジ装置1をディスク
ドライブ装置に提供する場合、該当するディスク媒体4
を下側にして提供する。このため、記録再生とは無関係
なディスク媒体3は、ケーシング2の上側となる収容室
21a 内で前記駆動舌片8に載置された状態にある。この
ディスクカートリッジ装置1をディスクドライブ装置に
提供すると、ディスクドライブ装置の図示しないシャッ
タ開放機構によってスライダ6が摺動させられて、シャ
ッタ5がアクセス孔23を開放する。なお、このときスラ
イダ6とシャッタ5は図1に示す位置から同図上左方向
に移動するものとする。
【0022】スライダ6が図1上左方向に移動すると、
その移動途中で前記入力レバー73に当接し、その後は該
入力レバー73を押動しながら移動する。このため、この
入力レバー73が設けられた駆動リング7が図1上反時計
回り方向に旋回する。図3は、駆動リング7の旋回前の
状態を示す図であり、この状態では駆動舌片8は前記舌
片駆動部91、92の間位置にあって該駆動舌片8は撓むこ
となく原位置にある。駆動リング7が旋回すると、駆動
舌片8も旋回して、図3に示す位置から左方向に移動す
る。この移動途中において該駆動舌片8が舌片駆動部91
の駆動面9aに当接し、以後、駆動舌片8はその可撓性に
よりこの駆動面9aの傾斜に沿って先端部を上昇させなが
ら旋回する。そして、駆動舌片8の先端部には上側のデ
ィスク媒体3が載置されているから、図5に示すよう
に、このディスク媒体3が上方に押上げられ、当該時の
状態にあるディスクカートリッジ装置1のケーシング2
の天井面近傍に位置することになる。
【0023】すなわち、情報の記録再生に供されないデ
ィスク媒体3はケーシング2内で上部に退避する。この
ため、情報の記録再生に供される下側のディスク媒体4
を収容する空間が大きくなり、位置決めの際の位置のず
れを許容するのに十分な空間が確保される。
【0024】そして、ディスク媒体3が上方に退避した
状態で、ディスクドライブ装置のクランプ機構がディス
ク媒体4をクランプしてターンテーブルに連繋させ、ヘ
ッド部をアクセスして情報の記録再生が行われる。
【0025】ディスクカートリッジ装置1をディスクド
ライブ装置から取り出す場合には、前記シャッタ開放機
構が解除される。これにより前記復帰機構が作用してス
ライダ6が摺動してアクセス孔23を閉成する方向にシャ
ッタ5が移動する。スライダ6の移動途中で、該スライ
ダ6がそれまで係合していた入力レバー73と反対側にあ
る入力レバー74に係合することになり、以後スライダ6
はこの入力レバー74を押動させながら移動する。このた
め、駆動リング7が、図4に示す位置から時計回り方向
に旋回する。この駆動リング7の旋回によって前記駆動
舌片8が舌片駆動部91の駆動面9aから離脱して原位置に
復帰し、図3に示すように、撓んだ状態が解除される。
このため、該駆動舌片8によって上方に押上げられてい
たディスク媒体3も下降し、ケーシング2の中央部に位
置した状態となる。そして、この状態で、このディスク
カートリッジ装置1をディスクドライブ装置から取り出
す。
【0026】また、ディスク媒体3に対して情報の記録
再生を行う場合には、該ディスク媒体3を下側にして、
このディスクカートリッジ装置1をディスクドライブ装
置に提供すればよい。すなわち、シャッタ5を開放させ
るスライダ6の摺動動作によって駆動リング7が旋回
し、ディスク媒体4を上方に押上げて退避させることに
なる。
【0027】なお、以上説明した実施形態では、復帰機
構の作用によってシャッタ5を閉成させる方向にスライ
ダ6が移動することによって駆動リング7をシャッタ5
の開放時とは逆方向に移動させるものとして説明した
が、該駆動リング7にもばね等の復元力を付勢して、ス
ライダ6のシャッタ5を閉成する方向への移動時に、駆
動リング7がこの復元力を受けて原位置に復帰するよう
にしても構わない。斯かる構造によれば、駆動リング7
を確実に、且つ、円滑に原位置に復帰させることができ
て好ましい。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係るデ
ィスクカートリッジ装置によれば、ケーシングに収容し
た2枚のディスク媒体のうち、情報の記録再生に供され
ない一方のディスク媒体をケーシングの厚さ方向の端部
位置まで退避させた状態で、他方のディスク媒体にディ
スクドライブ装置のヘッド部をアクセスさせることがで
きるから、該他方のディスク媒体の使用時における収容
空間が大きくなり、ディスクドライブ装置のターンテー
ブル上にセットされたディスク媒体がケーシングと接触
することなく、記録再生処理を支障なく行うようにする
ことができる。
【0029】このため、2枚のディスク媒体を収容する
ケーシングであっても、2枚分の厚さを必要とせず、デ
ィスクカートリッジ装置の薄型化を図り、取扱性が良好
となり、嵩ばることもない。
【0030】また、請求項2の発明に係るディスクカー
トリッジ装置によれば、扉体を摺動させることによって
駆動リングを旋回させ、一方のディスク媒体を退避させ
る構造としたから、簡単な構造であり、他方のディスク
媒体の使用時には、確実に一方のディスク媒体を退避さ
せることができる。
【0031】また、請求項3の発明に係るディスクカー
トリッジ装置によれば、扉体の閉成時には、駆動リング
は復元力を受けて確実に原位置に復帰することができ、
情報の記録再生に供されない他方のディスク媒体が確実
に、且つ、円滑に所定の収容位置に戻り、次の使用に支
障を生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るディスクカートリッジ装置の平
面を、一部を切断して示す図で、このディスクカートリ
ッジ装置をディスクドライブ装置に供しない状態を示し
ている。
【図2】図1におけるA−A線に沿って切断した断面図
である。
【図3】図1におけるB−B矢視図である。
【図4】図1と同様に、この発明に係るディスクカート
リッジ装置の平面を、一部を切断して示す図で、このデ
ィスクカートリッジ装置をディスクドライブ装置に供し
た状態を示している。
【図5】図4におけるC−C線に沿って切断した断面図
である。
【符号の説明】
1 ディスクカートリッジ装置 2 ケーシング 21 収容部 22 ガイド壁 23 アクセス孔 24 リング支持部 24a ガイドピン 3 ディスク媒体 4 ディスク媒体 5 シャッタ 6 スライダ 6a スライダガイド 7 駆動リング 71 ガイド孔 72 突出部 73、74 入力レバー 8 駆動舌片 91、92 舌片駆動部(舌片操作部) 9a 駆動面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクドライブ装置に供した状態で、
    ケーシングに設けた扉体がケーシングに対して所定の方
    向に摺動して、該ケーシングに収容されたディスク媒体
    の一部を露呈させ、該露呈した部分にディスクドライブ
    装置のヘッド部がアクセスすることになるディスクカー
    トリッジ装置において、 前記ケーシングの内部であって厚さ方向のほぼ中央部に
    厚さ方向に移動自在に設けた駆動手段と、 前記ケーシングの表裏壁のそれぞれに設けた前記扉体
    と、 前記駆動手段によって分割されたケーシング内のそれぞ
    れの収容室に収容させたディスク媒体とからなり、 前記扉体の摺動によって前記駆動手段を作動させて、ヘ
    ッド部がアクセスしない側のディスク媒体を表裏壁の一
    方の壁の近傍まで移動させることを特徴とするディスク
    カートリッジ装置。
  2. 【請求項2】 ディスクドライブ装置に供した状態で、
    ケーシングに設けた扉体がケーシングに対して所定の方
    向に摺動して、該ケーシングに収容されたディスク媒体
    の一部を露呈させ、該露呈した部分にディスクドライブ
    装置のヘッド部がアクセスすることになるディスクカー
    トリッジ装置において、 前記ケーシングの内部であって厚さ方向のほぼ中央部に
    旋回自在に設けた駆動リングと、 前記ケーシングの表裏壁のそれぞれに設けた前記扉体
    と、 前記駆動リングで分割されたケーシング内のそれぞれの
    収容室に該駆動リングの内周面よりも内側に位置させて
    収容させたディスク媒体と、 前記駆動リングの適宜位置に配し、前記ディスク媒体を
    載置して支持することができる可撓性を備えた駆動舌片
    と、 前記駆動舌片を撓ませる舌片操作部とからなり、 前記扉体の摺動を前記駆動リングの旋回に連繋させ、駆
    動リングの旋回によって前記駆動舌片が前記舌片操作部
    と係合することにより該駆動舌片が撓み、該駆動舌片の
    先端部が、ヘッド部がアクセスしない側のディスク媒体
    を表裏壁の一方の壁の近傍まで移動させることを特徴と
    するディスクカートリッジ装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動リングに復元力を付勢し、扉体
    の閉成時に該復元力によって該駆動リングを、駆動舌片
    を撓ませない原位置に復帰させることを特徴とする請求
    項2に記載のディスクカートリッジ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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