WO2005010886A1 - ディスクカートリッジ及び記録及び/又は再生装置 - Google Patents

ディスクカートリッジ及び記録及び/又は再生装置 Download PDF

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Abstract

 本発明は、光ディスク(2)を収納したディスクカートリッジであり、光ディスクを回転可能に収納するとともに、光ディスクの一部を内外周に亘って外方に臨ませるヘッド部用開口部(13)が設けられたカートリッジ本体(5)と、このカートリッジ本体に移動可能に取り付けられ、ヘッド部用開口部(13)を開閉するシャッタ部材(15)を有し、カートリッジ本体のシャッタ部材が摺動する面側であって、ヘッド部用開口部を挟んでシャッタ部材が移動する領域と対向する領域に、ヘッド部用開口部に連続して記録及び/又は再生装置側のヘッド部の一部を進入させるための有底の凹部(31)が形成されている。

Description

明 細 書
ディスクカートリッジ及び記録及び Z又は再生装置
技術分野
[0001] 本発明は、光ディスク等のディスク状記録媒体を収納したディスクカートリッジ及びこ のディスクカートリッジを記録媒体に用いる記録及び Z又は再生装置に関する。 本出願は、 日本国にぉレ、て 2003年 7月 28日に出願された日本特許出願番号 200 3-281389及び 2003-281392、 2004年 5月 10曰に出願された曰本特許出願番 号 2004-140473及び 2004-140498を基礎として優先権を主張するものであり、 これらの出願は参照することにより、本出願に援用される。
背景技術
[0002] 従来、光ディスク等のディスク状記録媒体を回転可能に収納し、ディスク状記録媒 体を収納したままの状態で記録及び/又は再生装置に装着されるディスクカートリツ ジが広く用いられている。この種のディスクカートリッジは、ディスク状記録媒体をカー トリッジ本体に収納することにより、ディスク状記録媒体の保護を図り、記録及び/又 は再生装置への装脱を容易に行うことを可能としてレ、る。
この種のディスクカートリッジにおいては、矩形状に形成されたカートリッジ本体にデ イスク状記録媒体を回転可能に収納したものが広く用いられている。
ところで、ディスクカートリッジにおいては、収納されるディスク状記録媒体の大きさ に対応してできるだけ小型化を図るようにしている。これは、ディスクカートリッジを用 いるディスク記録及び Z又は再生装置の小型化を図り、更には、ディスクカートリッジ の取り扱いを容易にするためであり、更にまた、カートリッジを構成する材料の削減を 図り、製造コストを削減するためである。
また、ディスクカートリッジにおいては、小型化を実現しながら、高記録容量化も要 求されている。情報信号の高記録容量化を実現するためには、記録密度の向上を図 り、更には、ディスク状記録媒体に設けられる記録領域を拡張することよって実現でき る。
収納されるディスク状記録対に対応して J、型化を図ったディスクカートリッジとして 、特開平 11—353845号公報に記載されたものがある。
特許文献 1に開示されるディスクカートリッジは、記録及び Z又は再生装置への揷 入端側となる一の側面側をほぼ円弧状にすることにより、ディスクカートリッジ自体の 小型化を実現している。
上記公報に開示されるディスクカートリッジは、光ディスクを収納したカートリッジ本 体にシャツタ部材によって開閉される記録及び Z又は再生用開口部を設け、この開 口部を介して光ディスクの一部を外方に臨ませるようにしている。光ディスクに対する 情報信号の記録又は再生は、記録及び/又は再生用開口部を介してカートリッジ本 体の外方に臨まされる光ディスクに記録再生用のヘッド部を構成する光ピックアップ を対向させて行われる。
このディスクカートリッジを記録媒体に用いる記録及び/又は再生装置は、光ピック アップをディスクカートリッジから離間した位置で光ディスクの径方向に移動すること によって、光ディスクの信号記録領域を光ビームにより走査して情報信号の記録又は 再生を行うようにしている。このような方式で光ディスクの記録再生を行う記録及び/ 又は再生装置は、光ピックアップがディスクカートリッジから離間した位置で移動する ため、装置自体の高さを低くして薄型化するには限界がある。
ところで、特開平 11-353845号公報に記載されるディスクカートリッジを含み従来 広く用レ、られているディスクカートリッジは、ディスク状記録媒体の信号記録領域を外 方に臨ませる記録及び Z又は再生用開口部をカートリッジ本体の平面内で形成して いる。このように構成されたディスクカートリッジにあっては、カートリッジ本体の平面内 に形成した記録及び/又は再生用開口部の範囲内で記録及び/又は再生用のへ ッド部を移動操作してディスク状記録媒体の信号記録領域を走查する必要があるの で、ディスク状記録媒体の外周側まで効率よく信号記録領域を拡張することができな レ、。
また、ディスク状記録媒体として、記録密度の向上を図った光ディスクを用いる場合 には、記録又は再生用のヘッド部として、高開口率 (NA)を有する対物レンズを備え た光ピックアップが用いられる。これは、光ディスクの信号記録領域を走查する光ビー ムのビーム径が一層小さくなるようにするためである。このような光ピックアップを用い る場合には、光ピックアップを光ディスクに近接させることが必要となる。光ピックアツ プを光ディスクに近接させるためには、光ピックアップの少なくとも一部をディスクカー トリッジ内に進入させることが必要となる。光ピックアップの一部をディスクカートリッジ 内に進入させた場合、光ピックアップの移動可能領域に制約を受け、ディスク状記録 媒体の外周側まで効率よく信号記録領域を拡張することができない。
このように、従来のディスクカートリッジは、収納するディスク状記録媒体の信号記録 領域を拡張する困難であるので、ディスク状記録媒体の小型化を図りながら、記録容 量の増大を図ることが困難である。
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0003] 本発明の目的は、記録及び Z又は再生装置の薄型を実現可能とするディスクカー トリッジを提供することにある。
本発明の他の目的は、ディスクカートリッジ自体の小型化を実現しながら、記録及 び/又は再生装置の薄型化を実現できるディスクカートリッジを提供することにある。 本発明の更に他の目的は、収納したディスクの確実な保護を実現できるディスク力 ートリッジを提供することにある。
本発明の更に他の目的は、カートリッジ本体に設けた記録及び/又は再生用開口 部を開閉するシャツタ部材の強度を向上し、確実な記録及び/又は再生用開口部の 閉塞を実現できるディスクカートリッジを提供することにある。
本発明の目的は、収納するディスクの小型化を実現しながら記録容量の増大を可 能とするディスクカートリッジを提供することにある。
課題を解決するための手段
[0004] 本発明に係るディスクカートリッジは、ディスクと、このディスクを回転可能に収納す るとともに、ディスクの一部を内外周に亘つて外方に臨ませる記録及び/又は再生用 開口部が設けられたカートリッジ本体とを有し、記録及び/又は再生用開口部に連 続して、記録及び Z又は再生装置側に設けられるヘッド部の少なくとも一部を進入さ せるヘッド部進入部を形成したものである。
本発明に係るディスクカートリッジに設けられるヘッド部進入部は、記録及び/又は 再生用開口部に連続する開口部として形成されている。
また、ヘッド部進入部の一側面は、ヘッド部との当接を防止するための傾斜面部と されている。
本発明にディスクカートリッジは、更に、記録及び Z又は再生用開口部を開閉する シャツタ部材を有し、ヘッド部進入部は、カートリッジ本体のシャツタ部材が摺動する 面側であって、記録及び Z又は再生用開口部を挟んでシャツタ部材が移動する領域 と対向する領域に、記録及び/又は再生用開口部に連続して有底の凹部として形 成されている。
ここで用いられるシャツタ部材の記録及び/又は再生用開口部を閉塞するシャツタ 部の一側には、シャツタ部材が記録及び/又は再生用開口部を閉塞する位置に移 動されたとき、シャツタ部と凹部との間に発生する空間を閉塞する折り曲げ部が形成 されている。
カートリッジ本体のシャツタ部材が摺動する面側のシャツタ部材が摺動する領域に は、凹状のシャツタスライド部が形成され、有底の凹部は、スライド部の深さより深く形 成されている。
本発明は、ディスクと、ディスクを回転可能に収納するとともに、ディスクの一部を内 外周に亘つて外方に臨ませる記録及び/又は再生用開口部が設けられたカートリツ ジ本体と、記録及び/又は再生用開口部に連続する有底の凹部を有するディスク力 ートリッジが装着される記録及び/又は再生装置であり、ディスクカートリッジが装着 されるカートリッジ装着部と、ディスクカートリッジに収納されたディスクに情報を記録 及び Z又は再生する記録及び Z又は再生手段とを備え、記録及び Z又は再生手段 を記録及び/又は再生用開口部に進入させてディスクに情報の記録及び/又は再 生を行う際、記録及び/又は再生手段の一部を有底の凹部に進入させる。
この記録及び Z又は再生装置の記録及び Z又は再生手段は、対物レンズと光学 ブロックと力、らなり、対物レンズを記録及び Z又は再生用開口部に進入させてデイス クに情報の記録及び z又は再生を行う際、光学ブロックを有底の凹部に進入される。 また、本発明に係るディスクカートリッジは、ディスクと、このディスクを回転可能に収 納するとともに、ディスクの一部を内外周に亘つて外方に臨ませる記録及び/又は再 生用開口部が設けられたカートリッジ本体を備える。カートリッジ本体に設けられた記 録及び Z又は再生用開口部のカートリッジ本体の外周縁側部分は、記録及び/又 は再生装置への装着面からディスクの厚さ方向に亘つて切り欠き部が形成されて開 放されている。
カートリッジ本体に形成される切り欠き部は、当該ディスクカートリッジが記録及び/ 又は再生装置に装着され、ディスクが回転駆動手段に位置決めして装着された状態 で、少なくとも記録及び/又は再生装置への装着面からディスクの回転駆動手段へ の載置面側に至る高さをもって形成されている。
このディスクカートリッジにおレ、て、カートリッジ本体の記録及び/又は再生装置へ の挿入端側が、カートリッジ本体に収納されたディスクの中心を中心とするほぼ半円 の円弧状部とされ、記録及び/又は再生用開口部が、カートリッジ本体の円弧状部 とされた側面以外の側面に臨んで形成されている。このカートリッジ本体には、記録 及び/又は再生用開口部を開閉するシャツタ部材が移動可能に取り付けられてレ、る 本発明に係るディスクカートリッジは、記録及び/又は再生装置に装着したとき、デ イスクの記録又は再生を行うヘッド部の一部を記録及び/又は再生用開口部に連続 して形成したヘッド部進入部に位置させることができるので、記録及び/又は再生装 置の薄型化を実現することができる。
そして、ヘッド部進入部の一側面は、ヘッド部との当接を防止するための傾斜面部 とされているので、ヘッド部進入部に進入するヘッド部との当接が回避でき、ヘッド部 の安定した移動が実現でき、ヘッド部によりディスクを正確に走查することができる。 記録及び Z又は再生用開口部を閉塞するシャツタ部材を設けることにより、シャツタ 部材が記録及び/又は再生用開口部を閉塞する位置に移動したとき、シャツタ部の 一側に設けた折り曲げ部により、シャツタ部と凹部との間に発生する空間を閉塞する ことができるので、記録及び Z又は再生用開口部の密閉することができ、記録及び Z又は再生用開口部を介して塵埃等が進入することを防止して、カートリッジ本体に 収納したディスクの確実な保護が実現される。
カートリッジ本体に設けられるヘッド部進入部は、シャツタ部材がスライドするスライド 部の深さより深い有底の凹部として形成されることにより、カートリッジ本体側に進入 するヘッド部の進入量を大きくし、記録及び/又は再生装置の一層の薄型化が実現 できる。
本発明に係る記録及び Z又は再生装置は、記録及び Z又は再生手段を記録及び Z又は再生用開口部に進入させてディスクに情報の記録及び Z又は再生を行う際、 記録及び Z又は再生手段の一部を、ディスクカートリッジに設けた有底の凹部に進 入させるようにしてレ、るので、装置自体の薄型化を図ることができる。
本発明に係るディスクカートリッジは、記録及び/又は再生装置に装着したとき、切 り欠き部を介して、カートリッジ本体の内周側からカートリッジ本体の外方に亘つて記 録又は再生用のヘッド部を位置させることができる。その結果、ディスクの最外周領 域までヘッド部により走査を可能とし、信号記録領域の拡大が図られ、記録容量の向 上が実現される。
また、本発明に係るディスクカートリッジは、記録及び/又は再生装置に装着したと き、記録及び/又は再生装置側に設けられるヘッド部を、カートリッジ本体の内周側 力 カートリッジ本体の外方に亘つて位置させながら、カートリッジ本体内に進入させ ることができる。その結果、ディスクカートリッジに収納した光ディスクにヘッド部を近 接させることができ、ディスクとして光ディスクを用いたとき、ヘッド部として高開口数(
NA)の対物レンズを備えた光ピックアップを用いることができ、光ディスクの高記録密 度化が実現できる。
本発明に係るディスクカートリッジは、ディスクの小型化を実現しながら、記録容量 の増大を図ることができる。
本発明の更に他の目的、本発明によって得られる具体的な利点は、以下において 図面を参照して説明される実施の形態の説明から一層明らかにされるであろう。 図面の簡単な説明
[図 1]図 1は、本発明に係るディスクカートリッジを上ハーフ側から見た斜視図である。
[図 2]図 2は、本発明に係るディスクカートリッジを下ハーフ側から見た斜視図である。
[図 3]図 3は、本発明に係るディスクカートリッジの下ハーフ側から見た平面図である。
[図 4]図 4は、シャツタ部材とこのシャツタ部材が支持されるカートリッジ本体を示す斜 視図である。
園 5]図 5は、本発明に係るディスクカートリッジのシャツタ部材が取り付けられた側の 側面を示す側面図である。
園 6]図 6は、カートリッジ本体にシャツタ部材を取り付けた状態を示す断面図である。 園 7]図 7は、カートリッジ本体に設けたヘッド部用開口部をシャツタ部材により閉塞し た状態を示す断面図である。
園 8]図 8は、本発明に係るディスクカートリッジを記録及び/又は再生装置に装着し た状態を示す断面図である。
[図 9]図 9は、本発明に係るディスク力一トリッジの他の例を上ハーフ側から見た斜視 図である。
[図 10]図 10は、本発明に係るディスクカートリッジの他の例を下ハーフ側から見た斜 視図である。
園 11]図 11は、本発明に係るディスクカートリッジの更に他の例を上ハーフ側から見 た斜視図である。
[図 12]図 12は、本発明に係るディスクカートリッジの更に他の例を下ハーフ側から見 た斜視図である。
[図 13]図 13は、本発明に係るディスクカートリッジの更に他の例を下ハーフ側から見 た平面図である。
[図 14]図 14は、シャツタ部材とこのシャツタ部材が支持されるカートリッジ本体を示す 斜視図である。
[図 15]図 15は、シャツタ部材と、このシャツタ部材に取り付けられるシャツタ部材ロック 機構を示す斜視図である。
[図 16]図 16は、本発明に係るディスクカートリッジのシャツタ部材が取り付けられた側 の側面を示す側面図である。
[図 17]図 17は、カートリッジ本体にシャツタ部材を取り付けた状態を示す断面図であ る。
[図 18]図 18は、シャツタ部材がシャツタ部材ロック機構によりロックされた状態を示す 平面図である。 [図 19]図 19は、シャツタ部材のロックが解除された状態を示す平面図である。
[図 20]図 20は、シャツタ部材がヘッド部用開口部を開放する方向に移動される途中 の状態を示す平面図である。
園 21]図 21は、シャツタ部材がヘッド部用開口部を開放した位置まで移動された状 態を示す平面図である。
園 22]図 22は、ヘッド部用開口部が開放された状態を示すディスクカートリッジの側 面図である。
園 23]図 23は、本発明に係るディスクカートリッジが用いられるディスクドライブ装置 の一例を示す斜視図である。
[図 24]図 24は、ディスクカートリッジがディスクドライブ装置のカートリッジ揷脱口に対 し傾斜して挿入される状態を示す平面図である。
[図 25]図 25は、ディスクカートリッジがディスクドライブ装置のカートリッジ揷脱口に対 し他の方向に傾斜して挿入される状態を示す平面図である。
[図 26]図 26は、ディスクカートリッジが姿勢が制御されてカートリッジホルダに挿入さ れた状態を示す平面図である。
[図 27]図 27は、ディスクカートリッジがカートリッジホルダに挿入され、シャツタ部材の ロックが解除された状態を示す平面図である。
[図 28]図 28は、ディスクカートリッジがカートリッジホルダに揷入され、シャツタ部材が 移動されヘッド部用開口部が開放された状態を示す平面図である。
園 29]図 29は、ディスクカートリッジがカートリッジ装着部に装着され、光ディスクを再 生する状態を示す側断面図である。
園 30]図 30は、カートリッジ装着部に装着されたディスクカートリッジに収納された光 ディスクの外周側に光ピックアップが移動された状態を示す側断面図である。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明に係るディスクカートリッジを図面を参照して具体的に説明する。 本発明に係るディスクカートリッジ 1は、ディスク状記録媒体として、例えば、光デイス ク 2を回転可能に収納したものであって、図 1及び図 2に示すように、上下一対のハー フ 3, 4を突き合わせ結合したカートリッジ本体 5を備え、このカートリッジ本体 5内に光 ディスク 2を回転可能に収納している。
本発明に係るディスクカートリッジ 1は、例えばテレビジョンゲームを実行するプログ ラムデータやビデオデータが記録された光ディスク 2を収納したものであり、しかも、極 めて小型に構成されている。このディスクカートリッジ 1は、例えば、直径を 60mm程 度とする小径の光ディスク 2を収納したものであって、片手の掌に収納し得る程度の 大きさに形成されている。
なお、ここに示すディスクカートリッジ 1は、プログラムデータ等の情報信号が予め記 録された再生専用型の光ディスク 2を収納したものである。
光ディスク 2を収納するカートリッジ本体 5を構成する上下ハーフ 3, 4は、合成樹脂 材料を成形して形成され、外周囲に立ち上がり周壁 3a, 4aが形成されている。上下 ハーフ 3, 4は、各立ち上がり周壁 3a, 4aを突き合わせて結合されることにより、内部 にディスク収納部 6を構成してカートリッジ本体 5を構成する。なお、上下ハーフ 3, 4 は、互いに突き合わせられる各立ち上がり周壁 3a, 4aの突き合わせ面、更に上下ハ ーフ 3, 4の相対向する内面に突設した溶着用突起を超音波溶着法等の溶着法を用 いて結合することによってカートリッジ本体 5を構成する。
本発明に係るディスク力ートリッジ 1を構成する力ートリッジ本体 5は、図 1乃至図 3に 示すように、このディスクカートリッジ 1が装脱されるディスク記録及び/又は再生装 置への揷入端側となる一側面である前面を円弧状部 7として形成している。この円弧 状部 7は、図 3に示すように、カートリッジ本体 5のディスク収納部 6に収納された光デ イスク 2の中心を中心 Pとして半径 Rを一定にしたほぼ半円の円弧状に形成されて
0 1
いる。すなわち、円弧状部 7は、カートリッジ本体 5に収納された光ディスク 2の半円に 相当する部分と対向するような半円として形成されてレ、る。
力ートリッジ本体 5の円弧状部 7に連続する相対向する側面は、互レ、に平行な側面 8, 9として形成され、円弧状部 7と対向する背面は、なだらかに湾曲して連続する湾 曲部 10として形成されている。
本発明に係るディスクカートリッジ 1は、揷入端側となる一の側面である前面を他の 面に比し大きく湾曲したほぼ半円の円弧状部 7としているので、カートリッジ揷脱ロを 介してスロットイン方式により装脱が行われるディスク記録及び/又は再生装置へ揷 入を行う際、記録及び/又は再生装置への挿入方向が容易に判別できる。特に、掌 内に収納できる程度に小型化したディスクカートリッジ 1にあっては、手で握った感覚 でも揷入方向の識別を行うことができるので、誤挿入を防止して正確にディスク記録 及び Z又は再生装置に装着することも可能となる。し力も、このディスクカートリッジ 1 は、後述するように、スロットイン方式のディスク記録及び/又は再生装置へ揷入操 作が容易となるばかりか、確実な揷入操作を実現できる。
更に、本発明に係るディスクカートリッジ 1は、揷入端側をほぼ半円の円弧状部 7と し、更に加えて円弧状部 7と対向する背面も湾曲部 10としているので、収納する光デ イスク 2に対し一層の小型化が実現されている。
カートリッジ本体 5の下面側を構成する下ハーフ 4の中央部には、図 2及び図 3に示 すように、カートリッジ本体 5に収納した光ディスク 2の中心部に形成したセンタ穴 11 及びその周縁を外方に臨ませる円形の中央開口部 12が形成されている。中央開口 部 12には、ディスクカートリッジ 1が装着されるディスク記録及び/又は再生装置側 に設けられたディスク回転駆動機構の一部、例えばターンテーブルが進入する。 カートリッジ本体 5の下面側を構成する下ハーフ 4には、図 2及び図 3に示すように、 記録及び/又は再生用開口部であるヘッド部用開口部 13が形成されている。ヘッド 部用開口部 13は、カートリッジ本体 5の一方の側面 8に位置し、カートリッジ本体 5に 収納された光ディスク 2の信号記録領域の一部を内外周に亘つて外方に臨ませる足 る大きさの矩形状に形成されている。すなわち、ヘッド部用開口部 13は、カートリッジ 本体 5の円弧状部 7が形成された前面以外の直線状の平坦な面とされた側面 8に臨 んで形成されている。
本発明に係るディスクカートリッジ 1には、ヘッド部用開口部 13を開閉するシャツタ 部材 15が移動可能に取り付けられている。シャツタ部材 15は、ヘッド部用開口部 13 を閉塞する足る大きさの矩形状に形成したされ平板状のシャツタ部 16と、シャツタ部 1 6の基板部側に形成された断面コ字状に形成された支持部 17とを備える。
なお、シャツタ部材 15は、薄い金属板を打ち抜き折り曲げて形成され、若しくは合 成樹脂材料を形成して形成されてレ、る。
ところで、シャツタ部材 15は、カートリッジ本体 5を構成する上ハーフ 3側を支持部 1 7により支持し、ヘッド部用開口部 13を開閉する図 1中矢印 A方向及び矢印 B方向に 移動可能に支持されている。すなわち、シャツタ部材 15は、図 4に示すように、上ハ ーフ 3に形成された立ち上がり周壁 3aの一部をもって構成されたスライドガイド部 18 を支持部 17により支持してカートリッジ本体 5に移動可能に取り付けられている。 そして、シャツタ部材 15に設けられた支持部 17は、図 4に示すように、シャツタ部 16 の基端部から垂直に立ち上がり形成され連結片 21を有し、この連結片 21の先端部 にシャツタ部 16側に向かって折り曲げられた第 1の係合片 22が設けられている。連 結片 21の両側には、第 1の係合片 22が形成された部分より一段低い位置で L字状 に折り曲げされた第 2の係合片 23が設けられている。なお、第 2の係合片 23は、先端 部側が第 1の係合片 22側に突出するように L字状に折り曲げられている。
このシャツタ部材 15は、図 2に示すように、シャツタ部 16をヘッド部用開口部 13上 に延在するようにカートリッジ本体 5に配設される。このとき、シャツタ部材 15は、図 5 及び図 6に示すように、支持部 17に設けた第 1の係合片 22をスライドガイド部 18の側 面に形成した係合溝 24に係合し、 L字状の第 2の係合片 23をスライドガイド部 18の 先端側に係合させることにより、第 1及び第 2の係合片 22, 23によって支持部 17を挟 み込みように支持する。このように支持されたシャツタ部材 15は、支持部 17にガイドさ れ、ヘッド部用開口部 13を開閉する図 1中矢印 A方向及び矢印 B方向に移動する。 ところで、カートリッジ本体 5を構成する下ハーフ 4のシャツタ部 16が移動する領域 には、凹状のシャツタスライド部 19が形成されている。シャツタスライド部 19は、図 7に 示すように、シャツタ部材 15のシャツタ部 16の厚さ Dとほぼ等しい深さ Dで形成され
2 1 ている。これは、シャツタ部 16をカートリッジ本体 5の表面から突出させることなぐ力 ートリッジ本体 5の表面に延在させ、カートリッジ本体 5の表面を平坦化するためであ る。
そして、カートリッジ本体 5のシャツタ部材 15が摺動する面である下ハーフ 4の表面 には、更に、ヘッド部用開口部 13の一側に連続するようにして有底の凹部 31が形成 されている。この凹部 31は、記録及び Z又は再生装置側に設けられる記録及び/ 又は再生手段のヘッド部を構成する光ピックアップの少なくとも一部を進入させるへ ッド部進入部として機能するものであって、図 3及び図 7に示すように、ヘッド部用開 口部 13を挟んでシャツタスライド部 19と対向する側に位置して、ヘッド部用開口部 1 3の一側のほぼ全長に亘つて形成されている。
ヘッド部進入部となる凹部 31は、シャツタスライド部 19の深さ Dより大きい深さ Dを
1 3 もって形成されている。これは、後述するように、記録及び/又は再生装置側に配さ れる記録及び/又は再生手段のヘッド部を構成する光ピックアップの進入量を大きく するためである。
また、凹部 31のヘッド部用開口部 13に連続側とは反対側の側面は、図 5に示すよ うに、傾斜面部 32として形成されいる。この傾斜面部 32は、凹部 31に進入する光ピ ックアップの一部、例えば光ピックアップを構成する光学ブロックの一部との当接を防 止するためのものである。
本発明に係るディスクカートリッジ 1に用いられるシャツタ部材 15のヘッド部用開口 部 13を閉塞するシャツタ部 16の一側には、図 7に示すように、シャツタ部材 15がへッ ド部用開口部 13を閉塞する位置に移動されたとき、シャツタ部 16と有底の凹部 31と の間に発生する空間を閉塞する折り曲げ部 34が形成されている。
このように、本発明に係るディスクカートリッジ 1に用いられるシャツタ部材 15は、図 7 に示すように、ヘッド部用開口部 13を閉塞する位置に移動したとき、シャツタ部 16の 一側に設けた折り曲げ部 34により、シャツタ部 16と凹部 31との間に発生する空間を 閉塞することができるので、ヘッド部用開口部 13を密閉することができ、ヘッド部用開 口部 13を介して塵埃等がカートリッジ本体 2内に進入することを防止して、カートリツ ジ本体 5に収納した光ディスク 5の確実な保護を図ることができる。
なお、本発明に係るディスクカートリッジ 1において、下ハーフ 4に形成された立ち上 力 Sり周壁 4aのヘッド部用開口部 13と対向する部分には、図 2及び図 4に示すように、 切り欠き部 25が形成されて開放されている。すなわち、ヘッド部用開口部 13は、カー トリッジ本体 5の内周側から外周縁に亘る領域が開放されて形成されている。
上述のように構成された本発明に係るディスクカートリッジ 1は、記録及び Z又は再 生装置に装着したとき、図 8に示すように、光ディスク 2に記録された情報信号を再生 するために用いるヘッド部を構成する光ピックアップ 51の一部を凹部 31に進入させ ること力 Sできる。 ここで、本発明に係るディスクカートリッジ lが装着される記録及び Z又は再生装置 を説明すると、この記録及び/又は再生装置内には、図示はしないが、ディスクカー トリッジ 1が位置決めして装着されるカートリッジ装着部を備える。更に、装置内には、 カートリッジ装着部に装着されたディスクカートリッジ 1に収納された光ディスク 2を回 転操作するディスク回転駆動機構が設けられるとともに、ディスク回転駆動機構によ つて回転操作される光ディスク 2の信号記録領域を走査して情報信号の再生を行う ヘッド部を構成する光ピックアップ 51が設けられている。この光ピックアップ 51は、光 ディスク 2の信号記録領域を走査する光ビームを出射する光源や、光源から出射され た光ビームを光ディスク 2に導く光学素子、更に、光ディスク 2から反射された戻りの 光ビームを検出して光ディスク 2に記録されたデータを検出する光源変換素子等を 内蔵した光学ブロック 52と、光源から出射された光ビームを光ディスク 2の信号記録 面に集光させる対物レンズ 53を備えたニ軸ァクチユエータ 54とを備える。
この光ピックアップ 51は、記録及び/又は再生装置内に互いに平行に配設された スライドガイド軸 55及びガイド部 56に支持され、カートリッジ装着部に装着されたディ スクカートリッジ 1に収納された光ディスク 2の径方向に移動可能に支持されている。 このとき、光ピックアップ 51は、対物レンズ 53を、ディスクカートリッジ 1に設けたヘッド 部用開口部 13に対向するように位置させ、光学ブロック 52をヘッド部用開口部 13の 側方に位置させて配置されてレ、る。
この記録及び Z又は再生装置は、光ディスク 2を再生する状態とするとき、図 8に示 すように、対物レンズ 53をヘッド部用開口部 13を介してカートリッジ本体 5内に進入 させ、光学ブロック 52の一部をディスクカートリッジ 1側の凹部 31内に進入させること ができる。その結果、光ピックアップ 51の全体をカートリッジ装着部に装着されるディ スクカートリッジ 1に近接させることができるので、装置全体の薄型化を実現できる。 特に、直径を 60mm以下とするような光ディスク 2を収納したディスクカートリッジ 1を 用いる記録及び Z又は再生装置において有効となる。小型のディスクカートリッジ 1 は、ヘッド部用開口部 13も小さくなり、光ピックアップ 51の全体をカートリッジ本体 5内 に進入させることもできなレ、。特に、光学ブロック 52及びニ軸ァクチユエータ 54とかな る光ピックアップ 51は、その構成上から一層の小型化を実現することが困難である。 本発明に係るディスクカートリッジ 1を用いることにより、ディスクカートリッジ 1の小型 化に対応して十分に小型化することが困難な光ピックアップ 51を、カートリッジ装着 部に装着されるディスクカートリッジ 1に対し近接させることができる。すなわち、光学 ブロック 52の一部をディスクカートリッジ 1側の凹部 31内に進入させて、光ピックアツ プ 51を配置することができるためである。
このように、光ピックアップ 51をディスクカートリッジ 1に近接させることができることか ら、このディスクカートリッジ 1を用いる記録及び/又は再生装置の薄型化を達成でき る。
上述したディスクカートリッジ 1は、ヘッド部用開口部 13を閉塞するためのシャツタ部 材 15を備えている力 本発明に係るディスクカートリッジは、シャツタ部材を設けること なくヘッド部用開口部を開放したままにしたものであってもよい。
シャツタ部材を設けることなく構成されたディスクカートリッジ 101は、図 9及び図 10 に示すように構成される。
このディスクカートリッジ 101は、基本的な構成を上述したディスクカートリッジ 1と共 通にするので、共通する部分には共通の符号を付して詳細な説明は省略する。 シャツタ部材を設けることなく構成された本発明に係るディスクカートリッジ 101も前 述したディスクカートリッジ 1と同様に、上下一対のハーフ 3, 4を突き合わせ結合した カートリッジ本体 5を備え、このカートリッジ本体 5内に光ディスク 2を回転可能に収納 している。
このディスクカートリッジ 101を構成するカートリッジ本体 5は、図 9及び図 10に示す ように、このディスクカートリッジ 101が装脱されるディスク記録及び/又は再生装置 への揷入端側となる一側面である前面側を円弧状部 7として形成している。
力ートリッジ本体 5の円弧状部 7に連続する相対向する側面は、互レ、に平行な側面 8, 9として形成され、円弧状部 7と対向する背面側は、なだらかに湾曲して連続した 湾曲部 10として形成されている。すなわち、カートリッジ本体 5の背面側は、カートリツ ジ本体 5の前面側に構成された半円状の円弧状部 7より大きな半径、すなわち、円弧 状部 7より曲率が小さい湾曲部 10とされている。
このディスクカートリッジ 101においても、カートリッジ本体 5の下面側を構成する下 ハーフ 4の中央部には、図 10に示すように、カートリッジ本体 5に収納した光ディスク 2の中心部に形成したセンタ穴 11及びその周縁を外方に臨ませる円形の中央開口 部 12が形成されている。
また、下ハーフ 4には、図 10に示すように、記録及び Z又は再生用開口部を構成 するヘッド部用開口部 113が形成されている。ヘッド部用開口部 113は、カートリッジ 本体 5の一方の側面 8側に位置し、中央開口部 12に近接した位置から側面 8に亘っ て矩形状に形成されている。すなわち、ヘッド部用開口部 113は、カートリッジ本体 5 に収納された光ディスク 2の信号記録領域の一部を内外周に亘つて外方に臨ませる 足る大きさの矩形状に形成されている。
そして、本例のディスクカートリッジ 101に設けられるヘッド部用開口部 113に連続 して記録及び/又は再生装置側に設けられる記録及び/又は再生手段のヘッド部 を構成する光ピックアップの少なくとも一部を進入させるヘッド部進入部となるヘッド 部進入用開口部 131が形成されている。このヘッド部進入用開口部 131は、ヘッド部 用開口部 113のカートリッジ本体 5の記録及び/又は再生装置への挿入端側となる 円弧状部 7側の一側に連続して形成されている。すなわち、本例のディスクカートリツ ジ 101においては、ヘッド部用開口部 113をカートリッジ本体 5の円弧状部 7側を拡 張するようにしてヘッド部進入用開口部 131が形成されてレ、る。
このディスクカートリッジ 101においても、記録及び/又は再生装置側の光ディスク 2を走查する光ピックアップ 51を構成する光学ブロック 52の一部をヘッド部進入用開 口部 131内に進入させることができる。その結果、光ピックアップ 51の全体を記録及 び Z又は再生装置のカートリッジ装着部に装着されるディスクカートリッジ 1に近接さ せることができるので、記録及び/又は再生装置全体の薄型化を図ることができる。 なお、このディスクカートリッジ 101においても、ヘッド部進入用開口部 131の一側 面は、この開口部 131に進入する光ピックアップ 51の一部、例えば光ピックアップ 51 を構成する光学ブロック 52との当接を防止するため傾斜面部 132として形成されて いる。
また、シャツタ部材を設けることなく構成されたディスクカートリッジ 101においても、 ヘッド部進入部は、上述したディスクカートリッジ 1と同様に有底の凹部として形成し たものであってもよレ、。
上述したディスクカートリッジ 1 , 101は、再生専用型の光ディスク 2を収納したものと して構成されているが、本発明に係るディスクカートリッジは、情報信号の再記録を可 能とする記録再生型の光ディスクやその他のディスク状記録媒体を収納したものにも 同様に適用でき、上述したと同様の利点を得ることができる。
なお、本発明に係るディスクカートリッジを用いる記録及び/又は再生装置は、収 納するディスク状記録媒体に対応して用いヘッド部を異にするものである。 次に、 本発明に係るディスク力ートリッジ 201の他の例を図面を参照して説明する。
このディスクカートリッジ 201も、上述したディスクカートリッジと同様に、ディスク状記 録媒体として、例えば、光ディスク 2を回転可能に収納したものであって、図 11及び 図 12に示すように、上下一対のハーフ 3, 4を突き合わせ結合したカートリッジ本体 5 を備え、このカートリッジ本体 5内に光ディスク 2を回転可能に収納している。
なお、前述したディスクカートリッジ 1と共通する構成については共通の符号を付し て以下の説明を行う。
このディスクカートリッジ 201も、テレビジョンゲームを実行するプログラムデータゃビ デォデータが記録された光ディスク 2を収納したものであり、し力も、極めて小型に構 成されている。
本発明に係るディスクカートリッジ 201を構成するカートリッジ本体 5は、図 1乃至図 3に示すように、このディスクカートリッジ 1が装脱されるディスク記録及び Z又は再生 装置への揷入端側となる一側面である前面を円弧状部 7として形成している。この円 弧状部 7は、図 12に示すように、カートリッジ本体 5のディスク収納部 6に収納された 光ディスク 2の中心を中心 Pとして半径 Rを一定にしたほぼ半円の円弧状に形成さ
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れている。すなわち、円弧状部 7は、カートリッジ本体 5に収納された光ディスク 2の半 円に相当する部分と対向するような半円として形成されてレ、る。
力ートリッジ本体 5の円弧状部 7に連続する相対向する側面は、互レ、に平行な側面 8, 9として形成され、円弧状部 7と対向する背面は、円弧状部 7より半径が大きなな だらかに湾曲して連続した湾曲部 10として形成されている。
カートリッジ本体 5の下面側を構成する下ハーフ 4の中央部には、図 2及び図 3に示 すように、カートリッジ本体 5に収納した光ディスク 2の中心部に形成したセンタ穴 11 及びその周縁を外方に臨ませる円形のディスク駆動用開口部 12が形成されてレ、る。 カートリッジ本体 5の下面側を構成する下ハーフ 4には、図 2及び図 3に示すように、 記録及び Z又は再生用開口部であるヘッド部用開口部 13が形成されている。ヘッド 部用開口部 13は、カートリッジ本体 5の一方の側面 8に位置し、カートリッジ本体 5に 収納された光ディスク 2の信号記録領域の一部を内外周に亘つて外方に臨ませる足 る大きさの矩形状に形成されている。すなわち、ヘッド部用開口部 13は、カートリッジ 本体 5の円弧状部 7が形成された前面以外の直線状の平坦な面とされた側面 8に臨 んで形成されている。
本発明に係るディスクカートリッジ 201は、ヘッド部用開口部 13を開閉するシャツタ 部材 215が移動可能に取り付けられている。シャツタ部材 215は、ヘッド部用開口部 13を閉塞する足る大きさの矩形状に形成したされ平板状のシャツタ部 216と、シャツ タ部 216の基板部側に形成された断面コ字状に形成された支持部 17とを備える。 ところで、シャツタ部材 215は、カートリッジ本体 5を構成する上ハーフ 3側を支持部 217により支持し、ヘッド部用開口部 13を開閉する図 12中矢印 A方向及び矢印 B方 向に移動可能に支持されている。すなわち、シャツタ部材 215は、図 14に示すように 、上ハーフ 3に形成された立ち上がり周壁 3aの一部をもって構成されたスライドガイド 部 18を支持部 217により支持してカートリッジ本体 5に移動可能に取り付けられてい る。
そして、シャツタ部材 215に設けられた支持部 217には、図 14及び図 15に示すよう に、シャツタ部 216の基端部から垂直に立ち上がり形成され連結片 221が形成され、 この連結片 221の先端部にシャツタ部 216側に向かって折り曲げられた第 1の係合 片 222が設けられている。連結片 221の両側には、第 1の係合片 222が形成された 部分より一段低い位置で L字状に折り曲げされた第 2の係合片 223が設けられている 。なお、第 2の係合片 223は、先端部側が第 1の係合片 222側に突出するように L字 状に折り曲げられている。
このシャツタ部材 215は、図 12に示すように、シャツタ部 216をヘッド部用開口部 13 上に延在するようにカートリッジ本体 5に配設される。このとき、シャツタ部材 215は、 図 16及び図 17に示すように、支持部 217に設けた第 1の係合片 222をスライドガイド 部 18の側面に形成した係合溝 24に係合し、 L字状の第 2の係合片 223をスライドガ イド部 18の先端側に係合させることにより、第 1及び第 2の係合片 222, 223によって 支持部 17を挟み込みように支持する。このように支持されたシャツタ部材 215は、支 持部 217にガイドされ、ヘッド部用開口部 13を開閉する図 12中矢印 A方向及び矢 印 B方向に移動する。
なお、下ハーフ 4のシャツタ部 216が移動する領域には、凹状のシャツタスライド部 1 9が形成されている。シャツタスライド部 19は、シャツタ部 216をカートリッジ本体 5の 表面から突出させないに足る深さをもって形成されてレ、る。
本発明に係るディスクカートリッジ 201において、下ハーフ 4に形成された立ち上が り周壁 4aのヘッド部用開口部 13と対向する部分には、図 14及び図 17に示すように、 切り欠き部 25が形成されて開放されている。すなわち、ヘッド部用開口部 13は、カー トリッジ本体 5の内周側から外周縁に亘る領域が開放されて形成されている。
また、上ハーフ 3側に形成されたスライドガイド部 18の少なくともヘッド部用開口部 1 3と対向する部分は、ディスク記録及び/又は再生装置内のカートリッジ装着部に高 さ方向の位置決めが図られて装着されたディスク力一トリッジ 1内の光ディスク 2がタ ーンテーブル上に位置決めして装着されたとき、図 17に示すように、この光ディスク 2 の下ハーフ 4と対向する下面 2aから突出しない高さ Hとして形成されている。
このように形成されたディスクカートリッジ 201は、シャツタ部材 215が移動されてへ ッド部用開口部 13が開放されたとき、光ディスク 2に記録された情報信号を読み出す ヘッド部である光ピックアップの全体をカートリッジ本体 5内に位置させるばかりか、光 ピックアップが光ディスク 2の外周側を走查する位置に移動されたとき、後述するよう に、光ディスク 2の信号記録領域を走查する光ビームを集光する対物レンズをカートリ ッジ本体 5内に位置させながら、その他の光学ブロック部分をカートリッジ本体 5の外 方に位置させることができる。
その結果、本発明に係るディスクカートリッジ 201は、光ピックアップを光ディスク 2に 近接させながら、カートリッジ本体 5の内外に亘つて位置させることができるので、光 ディスク 2の外周縁まで信号記録領域を形成することができ、光ディスク 2に記録され る記録容量を増大させることができる。更に、光ピックアップを光ディスク 2に近接させ ることができることから、対物レンズの開口数 (NA)を大きくでき、光ディスク 2の信号 記録領域に集光される光ビームのビームスポットを小さくできるので、光ディスク 2に 記録される情報信号の記録密度を向上できる。更にまた、記録容量の増大とともに記 録密度の向上が実現できることから、一定量の記録容量を必要とする光ディスク 2の 小径化が実現できる。更にまた、光ピックアップをカートリッジ本体 5の内外に亘るよう に位置させて光ディスク 2の走査ができるので、カートリッジ本体 5の小型化を実現で き、このディスクカートリッジ 201を用いるディスク記録及び/又は再生装置の小型化 も実現可能となる。
また、本発明に係るディスクカートリッジ 201は、カートリッジ本体 5のシャツタ部材 1 5が摺動する面である下ハーフ 4の表面には、更に、ヘッド部用開口部 13の一側に 連続するようにして有底の凹部 31が形成されている。この凹部 31は、記録及び/又 は再生装置側に設けられる記録及び/又は再生手段のヘッド部を構成する光ピック アップの少なくとも一部を進入させるヘッド部進入部として機能するものであって、図 12及び図 16に示すように、ヘッド部用開口部 13を挟んでシャツタスライド部 19と対 向する側に位置して、ヘッド部用開口部 13の一側のほぼ全長に亘つて形成されてい る。
このように凹部 31を設けることにより、本発明に係るディスクカートリッジ 201は、記 録及び Z又は再生装置に装着したとき、光ディスク 2に記録された情報信号を再生 するために用いるヘッド部を構成する光ピックアップの一部を凹部 31に進入させるこ とができる。その結果、光ピックアップをディスクカートリッジ 201に近接させることがで きること力ら、このディスクカートリッジ 201を用いる記録及び/又は再生装置の薄型 化を達成できる。
本発明に係るディスクカートリッジ 201において、ヘッド部用開口部 13を開閉するシ ャッタ部材 215は、図 11及び図 12に示すように、カートリッジ本体 5の平坦な側面 8 に沿って移動するように取り付けられている。したがって、シャツタ部材 215は、支持 部 217を平坦な側面 8に沿わせながら直線移動されるので、安定した移動操作が実 現される。 また、ヘッド部用開口部 13は、カートリッジ本体 5の平坦な側面 8に対向する位置に 形成されているので、下ハーフ 4側に形成される切り欠き部 25が形成された部分も直 線状の面とされている。したがって、切り欠き部 25が形成され、カートリッジ本体 5の 外方に臨む側面 8の側が開放されたヘッド部用開口部 13であっても、全体が矩形状 に形成され、直線状の断面コ字状をなす支持部 217を備えたシャツタ部材 215により 確実に閉塞することができる。
本発明に係るディスクカートリッジ 201には、シャツタ部材 215がヘッド部用開口部 1 3を閉塞する位置に移動されたとき、シャツタ部材 215の移動を規制するロック機構 2 27が設けられている。シャツタ部材 215のロック機構 227は、図 15及び図 18に示す ように、シャツタ部材 215に回動可能に取り付けられたロックレバー 228と、このロック レバー 228が係合するカートリッジ本体 5側に設けられた係合部 229とを備える。 ロックレバー 228は、図 15及び図 18に示すように、一端側の側縁に沿って押圧操 作部 230が立ち上がり形成され、他端側に係合部 229に係合する係合片 231が立 ち上がり形成された長尺な板状の部材として形成されてレ、る。このロックレバー 228 は、シャツタ部材 215に設けたロックレバー取付片 232に回動可能に取り付けられる 。ロックレバー取付片 232は、シャツタ部材 215のスライドガイド部 18を構成する連結 片 221の上端縁からシャツタ部 216の側方に突出するように形成されている。
ロックレバー 228は、図 11、図 16及び図 18に示すように、一端側の押圧操作部 23 0を連結片 221のほぼ中央部に穿設した矩形状の窓部 233に臨ませ、ほぼ中央部 に穿設した枢支孔 234をロックレバー取付片 232に直立にした支軸 235に枢支させ 、この支軸 235を中心に回動可能に取り付けられている。このとき、ロックレバー 228 の他端側に設けた係合片 231は、ロックレバー取付片 232に沿ってシャツタ部 216の 側方に突出されている。
なお、シャツタ部材 215の連結片 221に設けた窓部 233は、このディスクカートリツ ジ 201が装着されるディスク記録及び/又は再生装置側に設けられたシャツタ部材 2 15の移動を規制するシャツタ部材移動規制パネが係合する部分となる。
シャツタ部材 215に支持されたロックレバー 228は、支軸 35に卷回された回動付勢 パネ 237により、押圧操作部 230を窓部 233から突出させる図 18中矢印 C方向に回 動付勢されている。回動付勢パネ 237は、捩りコイルパネにより構成され、一方のァ ーム部 237aを押圧操作部 230の係止させ、他方のアーム部 237bをシャツタ部材 21 5側の連結片 221の内面に係止させることによって、ロックレバー 228を図 18中矢印 C方向に回動付勢している。
なお、ロックレバー 228は、押圧操作部 230が形成された一端側を連結片 221に当 接させることにより回動付勢パネ 237による回動付勢位置が規制されている。
上述のようにロックレバー 228を取り付けたシャツタ部材 215は、前述したように、支 持部 217を上ハーフ 3に支持させることによりカートリッジ本体 5に移動可能に取り付 けられる。
ロックレバー 228は、シャツタ部材 215が図 16及び図 18に示すようにヘッド部用開 口部 13を閉塞する位置にあるとき、回動付勢パネ 237の付勢力を受けて図 18中矢 印 C方向に回動され、押圧操作部 230を連結片 221に設けた窓部 233に進入させて いる。このとき、ロックレバー 228は、他端側に形成した係合片 231をカートリッジ本体 5側に設けた係合部 229に係合させ、シャツタ部材 215の移動を規制し、ヘッド部用 開口部 13をシャツタ部 216によって閉塞した状態に保持してレ、る。
カートリッジ本体 5側に設けられる係合部 229は、ディスク収納部 6の領域外の下ハ ーフ 4の内面であって、シャツタ部材 215が閉塞位置にあるときにロックレバー 228の 係合片 231が係合可能な位置に形成されている。係合部 229は、下ハーフ 4と一体 に形成されている。この係合部 229には、一側面を開放した係合凹部 229aが形成さ れ、この係合凹部 229aにロックレバー 228側の係合片 231が係合する。
シャツタ部材 215を閉塞位置にロックしたロックレバー 228は、ディスクカートリッジ 2 01がディスク記録及び Z又は再生装置に揷入されるとき、連結片 221に設けた窓部 233に進入し係合するシャツタ部材移動規制パネにより押圧操作部 230が押圧され 、回動付勢バネ 237の付勢力に抗して図 18中矢印 D方向に回転される。ロックレバ 一 228が図 18中矢印 D方向に回転すると、図 19に示すように、係合片 231が係合 部 229の係合凹部 229aから離脱し、シャツタ部材 215のロックが解除され、シャツタ 部材 215は、ヘッド部用開口部 13を開放する方向の図 12中矢印 A方向に移動可能 となる。 なお、ヘッド部用開口部 13の開閉は、カートリッジ本体 5とシャツタ部材 215とが相 対移動されることによって行われる力 ヘッド部用開口部 13の開閉操作の詳細につ いては後述する。
上述したシャツタ部材ロック機構 27は、シャツタ部材 215を閉塞位置にロックする口 ックレバー 228を、カートリッジ本体 5に対し移動するシャツタ部材 215に取り付けてい るので、ヘッド部用開口部 13の開閉に追随してシャツタ部材 215と一体に移動させる こと力 Sできる。その結果、ロックレバー 228は、シャツタ部材 215がヘッド部用開口部 1 3を閉塞した位置にあるとき、少なくとも押圧操作部 230側をヘッド部用開口部 13上 に位置させて配置できるので、ディスクカートリッジ 201の小型化を実現できる。すな わち、ロックレバー 228をカートリッジ本体 5側に設けたときには、ロックレバー 228の 全体を配置するための空間をカートリッジ本体 5側に設ける必要がある力 本発明に 係るディスクカートリッジ 201は、その必要がなぐカートリッジ本体 5側には、ロックレ バー 228の一部が係合する係合部 229のみを設けるのみで足るので、カートリッジ本 体 5の一層の小型化を達成することができる。
本発明に係るディスクカートリッジ 201は、ヘッド部用開口部 13を開閉するシャツタ 部材 215の確実な移動を実現し、更に、シャツタ部材 215を、ヘッド部用開口部 13を 開放した位置又は閉塞した位置に確実に保持するようにするシャツタ開閉機構 238 を備えるようにしてもよレ、。
このシャツタ開閉機構 238は、シャツタ部材 215を、ヘッド部用開口部 13を開放す る方向及び閉塞する方向の 2方向に選択的に移動付勢する 2方向付勢部材を用い て構成される。 2方向付勢部材には、具体的には、図 18に示すように、捩りコイルバ ネ 39が用いられる。捩りコイノレバネ 239は、シャツタ部材 215とカートリッジ本体 5との 間に懸架される。この捩りコイルバネ 239は、図 18に示すように、シャツタ部材 215が ヘッド部用開口部 13を開放する方向に移動する側に位置して配設され、一方のァー ム部 239aの先端をロックレバー取付片 232の先端に穿設した係合孔 240に係合さ せ、他方のアーム部 239bの先端に設けた環状部 241をカートリッジ本体 5の内面に 突設した支持ピン 242に係合させて取り付けられている。
捩りコイルパネ 239は、シャツタ部材 215がヘッド部用開口部 13を閉塞する位置に あるときには、ヘッド部用開口部 13を閉塞した状態を維持するように図 18中矢印 B方 向に付勢している。この捩りコイルバネ 239は、ディスクカートリッジ 201がディスク記 録及び Z又は再生装置に装着され、シャツタ部材ロック機構 227によるロックが解除 されてシャツタ部材 215がカートリッジ本体 5に対しヘッド部用開口部 13を開放する 方向の図 18中矢印 A方向に相対移動していくと、固定されていない中心部に形成し たコイル部 239cの位置がシャツタ部材 215の移動方向の矢印 A方向に移動していく 。捩りコイノレバネ 239は、コイル部 239cが更に矢印 A方向に移動し、図 20に示すよう に、シャツタ部材 215の移動方向側に位置する支持ピン 242の位置を超えると付勢 方向が反転される。捩りコイルパネ 39は、付勢方向が反転されると、シャツタ部材 21 5を図 20中矢印 A方向に移動するように付勢し、図 21及び図 22に示すように、ヘッド 部用開口部 13を開放する方向の矢印 A方向に移動してヘッド部用開口部 13を開放 した位置に保持する。
シャツタ部材 215がヘッド部用開口部 13を開放した位置に保持されたディスクカー トリッジ 201をディスク記録及び/又は再生装置から取り出すイジェクト操作を行うと、 シャツタ部材 215はカートリッジ本体 5に対し図 20中矢印 B方向に移動していき、中 心のコイル部 239cも同方向の矢印 B方向に移動していく。捩りコイノレバネ 239は、シ ャッタ部材 215が更に矢印 B方向方向に移動し、シャツタ部材 215の移動方向側に 位置する支持ピン 242の位置を超えると付勢方向が反転される。捩りコイルパネ 239 は、付勢方向が反転されると、シャツタ部材 215を図 19中矢印 B方向に移動するよう に付勢し、ヘッド部用開口部 13を閉塞する方向に移動してヘッド部用開口部 13を閉 塞した位置に保持する。
このように 2方向付勢部材を構成する捩りコイルバネ 239により付勢されたシャツタ 部材 215は、ヘッド部用開口部 13を閉塞した位置及び開放した位置のそれぞれの 位置に捩りコイルパネ 239の付勢力を受けて支持されるので、確実にヘッド部用開 口部 13を閉塞し又は開放した状態を維持できる。
本発明が適用されたディスクカートリッジ 201においては、上述したように、シャツタ 部材 215を閉塞位置にロックするシャツタ部材ロック機構 227とともに、シャツタ部材 2 15を 2方向に選択的に移動付勢する 2方向付勢部材を備えたシャツタ開閉機構 238 を備えることにより、シャツタ部材 215をヘッド部用開口部 13の閉塞位置に確実に保 持でき、し力、も、確実なヘッド部用開口部 13の開閉操作が実現できる。
なお、ヘッド部用開口部 13を確実に閉塞するためには、シャツタ部材ロック機構 22 7のみを設けるのみでよい。また、シャツタ部材 215の安定した開閉動作を実現し、へ ッド部用開口部 13を閉塞した状態を維持し、更にヘッド部用開口部 13を開放した状 態を確実に維持するようにするためには、 2方向付勢部材を備えたシャツタ開閉機構 238のみを設けるようにしてもよい。
本発明に係るディスクカートリッジ 201は、シャツタ部材 215が取り付けられたカート リッジ本体 5の一方の側面 8には、図 11、図 16及び図 22に示すように、ディスク記録 及び/又は再生装置側に設けられたシャツタ部材解放操作片が進入するガイド溝 4 9が設けられいる。
カートリッジ本体 5の下面側であって、湾曲部 10とされた背面側の両側には、図 12 及び図 13に示すように、ディスク記録及び/又は再生装置側に設けた位置決めピン が係合する第 1及び第 2の位置決め孔 43, 44が設けられている。なお、第 2の位置 決め孔 44は、位置決めピンの係合位置を調整するため、シャツタ部材 215の移動方 向と直交する幅方向を長径とする長孔として形成されている。
更に、カートリッジ本体 5の円弧状部 7の相対向する側面 8, 9側には、図 11及び図 12に示すように、このディスクカートリッジ 201が装着されるディスク記録及び Z又は 再生装置側に設けられるカートリッジローデイング機構の一部が係合するローデイン グ用の係合凹部 45, 46が設けられている。
更にまた、カートリッジ本体 5の円弧状部 7の他方の側面 9側に位置する部分には、 図 12に示すように、記録及び Z又は再生装置側に設けられるイジェクト機構の一部 が係合するイジ工クト用の係合凹部 47が設けられている。
更にまた、カートリッジ本体 5の側面 8, 9、あるいは底面には、収納される光ディスク 2の種類を識別するための識別孔ゃ識別凹部が必要に応じて設けられる。
次に、本発明に係るディスクカートリッジ 201が用いられるディスク記録及び/又は 再生装置の一例を説明する。
本発明に係るディスクカートリッジ 201は、例えばテレビジョンゲームを実行するプロ グラムデータやビデオデータが記録された光ディスク 2が収納される。そこで、この種 の光ディスク 2を収納した本発明に係るディスクカートリッジ 201を用いるディスク記録 及び Z又は再生装置としては、図 23に示すように、ディスクカートリッジ 201が装着さ れ、少なくとも光ディスク 2に記録されたデータを再生するディスクドライブ部を内蔵し た装置本体 251と、光ディスク 2から再生された画像データや文字データを表示する ディスプレイ部 252を備えたディスクドライブ装置 250が用いられる。
図 23に示すディスクドライブ装置 250は、ディスクドライブ部を内蔵した装置本体 2 51内には、図示はしないが、ディスクカートリッジ 201をディスクドライブ部に装着する ためのカートリッジホルダを備えたカートリッジローデイング機構が設けられている。装 置本体 251の一側面を構成する前面には、カートリッジホルダに対しディスクカートリ ッジ 1を挿入し、カセットホルダに装着されたディスクカートリッジ 201をイジェクトする ためのカートリッジ揷脱ロ 253が設けられている。カートリッジ挿脱口 253は、ディスク カートリッジ 1の装脱を行うに足る大きさの開口部として形成され、ここに挿入されるデ イスクカートリッジ 1の Wよりわずかに大きい幅 Wを有し、ディスクカートリッジ 201の
1 2
厚さ Dよりわずかに大きな高さ Hを有する矩形状に形成されている。装置本体 251
5 2
内には、カートリッジ挿脱口 253に対向してカートリッジホルダ 254が配設されている 装置本体 251の前面側の一側には、カートリッジホルダ 254に保持されたディスク カートリッジ 201をイジヱタト操作するためのイジヱタトボタン 255が設けられている。 装置本体 251の上面の一方の側には、例えばテレビジョンゲームを実行する際に 用いられる制御スィッチの操作ボタン 256, 257が設けられ、他方の側には、ディスプ レイ部 252に表示される画像をスクロールするための制御キー 258が設けられ、更に 、光ディスク 2から再生されるオーディオ信号を放射するスピーカ 259が設けられてい る。
装置本体 251には、図示は省略するが、ディスクドライブ部を制御するための再生 ボタン等の制御ボビンや電源スィッチ操作ボタン等が設けられている。
ディスプレイ部 252は、装置本体 251のカートリッジ揷脱ロ 253が設けられた前面 側とは反対側の背面側に位置して、ヒンジ機構 260を介して装置本体 251に対し回 動可能に取り付けられている。ディスプレイ部 252は、装置本体 251側に回動される ことにより、装置本体 251の上面に重ね合わせられる。ディスプレイ部 252は、液晶表 示パネルを用いて構成されている。
次に、上述のような構成を備えたディスクドライブ装置 250に本発明に係るディスク カートリッジ 201を装着する状態を説明する。
ディスク力ートリッジ 201をディスクドライブ装置 250に装着するには、図 23に示すよ うに、湾曲部 10が形成された先端側を揷入端としてカートリッジ揷脱ロ 253から装置 本体 51内に挿入され、カートリッジホルダ 254に保持される。
ところで、本発明に係るディスクカートリッジ 201は、カートリッジ揷脱ロ 253への挿 入端側がほぼ半円の円弧状部 7として形成されているので、カートリッジ挿脱口 253 の幅方向の中心線 Pに対し幅方向の中心線 Pを大きく傾斜して挿入した場合でも、
1 2
円滑にカートリッジ揷脱ロ 253に挿入し、確実にカートリッジホルダ 254に保持できる すなわち、挿入端がほぼ半円の円弧状部 7とされたディスクカートリッジ 201は、図 2 4又は図 25に示すように、カートリッジ揷脱ロ 53の幅方向の中心線 Pに対し幅方向
1
の中心線 Pを左右のいずれかの方向に 45度程度まで傾斜した状態でカートリッジ挿
2
脱口 253に挿入された場合であっても、半円の円弧状部 7側を大きく装置本体 251 に揷入できる。このとき、ディスクカートリッジ 201は、カートリッジ揷脱ロ 253への揷 入途中にカートリッジ揷脱ロ 253のいずれか一方の側面に当接する円弧状部 7の一 部を中心にして、図 26に示すように、各中心線 P , Pを一致させる方向に回転して
1 2
容易に姿勢を正しくすることができる。このように、本発明に係るディスクカートリッジ 2 01は、カートリッジ揷脱ロ 253に対する揷入方向が大きく変位しても、確実にカートリ ッジホルダ 254への装着が可能となる。
そして、カートリッジホルダ 254に揷入されたディスクカートリッジ 201は、更にカート リッジホルダ 254内に挿入されることにより、シャツタ部材 215がカートリッジ本体 5に 対し相対移動され、ヘッド部用開口部 13が開放される。すなわち、ディスクカートリツ ジ 201力 S、図 27に示すように、カートリッジホルダ 254の途中まで揷入されると、カー トリッジホルダ 254の一方の側に設けた断面 L字状のカートリッジ支持部 61の側壁の 一部を切り起こして形成したシャツタ部材移動規制パネ 62の一部がシャツタ部材 215 の連結片 221に形成した窓部 233に進入して押圧操作部 230を押圧し、ロックレバ 一 228を前述した図 19中矢印 D方向に回転させる。ロックレバー 228は、図 19中矢 印 D方向に回転されると、係合片 231の係合部 229に対する係合が解除されシャツ タ部材 215のカートリッジ本体 5に対するロックを解除する。シャツタ部材 215は、カー トリッジ本体 5に対するロックが解除されると、カートリッジ本体 5に対し相対的に移動 可能な状態となる。
本発明に係るディスクカートリッジ 201が装着されるカートリッジホルダ 254には、更 にシャツタ解放操作片 63が設けられている。シャツタ解放操作片 63は、ディスクカー トリッジ 201がシャツタ部材 215のロックが解除される位置まで挿入されたとき、カート リッジ本体 5の一方の側面 8に形成したガイド溝 49に進入し、シャツタ部材 215の一 側に当接する位置に設けられている。
そして、ディスクカートリッジ 201は、シャツタ部材 215のロックが解除される位置まで カートリッジホルダ 254に挿入されると、図 27に示すように、シャツタ解放操作片 263 がシャツタ部材 215の一側に当接し、シャツタ部材 215のカートリッジ本体 5に対する 移動を規制した状態となる。この図 27に示す位置から更にディスクカートリッジ 201を カートリッジホルダ 254の内方に向力う矢印 E方向に挿入すると、カートリッジ本体 5が 矢印 E方向に移動し、図 28に示すように、ヘッド部用開口部 13が開放される。
ディスクカートリッジ 201は、シャツタ部材 215の移動が規制された状態で、カートリ ッジ本体 5がヘッド部用開口部 13を開放する図 27中矢印 E方向に移動するとき、前 述した図 19及び図 20に示すように、シャツタ開閉機構 238を構成する捩りコイルパネ 239が偏倚される。捩りコイルパネ 239は、カートリッジ本体 5が図 27中矢印 E方向に 移動され、コイル部 239cがシャツタ部材 215の移動方向側に位置する支持ピン 242 の位置を超える位置まで偏倚されると、付勢方向が反転され、シャツタ部材 215を力 ートリッジ本体 5の移動方向とは逆方向の図 27中矢印 F方向に移動させ、前述した 図 11及び図 21、更に図 28に示すように、ヘッド部用開口部 13を開放する。このとき 、シャツタ部材 215は、捩りコイルパネ 239によりヘッド部用開口部 13を開放するよう に付勢されているので、確実にヘッド部用開口部 13を開放した状態に維持する。 上述のような操作をもってヘッド部用開口部 13が開放されてカートリッジホルダ 254 に揷入されたディスクカートリッジ 201は、ディスクドライブ装置 250内に設けられた力 ートリッジ装着部に位置決めして装着される。このとき、光ディスク 2は、ディスクドライ ブ部に位置決めして装着される。ここで、ディスクドライブ部を駆動することによって、 光ディスク 2に記録されたプログラムデータが再生され、プログラムが実行される。 そして、光ディスク 2の再生を行った後、ディスクドライブ装置 250に装着されたディ スクカートリッジ 1をイジェタトするには、イジェクトボタン 255を操作することによって行 われる。イジェクトボタン 255が操作されると、カートリッジ装着部に装着されたデイス クカートリッジ 1のイジェクト操作が実行される。イジェクト操作が実行されると、更なる 詳細な説明は省略するが、上述した動作とは逆の動作をもってシャツタ部材 215が力 ートリッジ本体 5に対し相対移動され、ヘッド部用開口部 13を閉塞し、このヘッド部用 開口部 13を閉塞した位置にロックされる初期状態に復帰する。このシャツタ部材 215 の閉塞位置への復帰動作とともにカートリッジ揷脱ロ 253からの排出が行われ、ディ スクドライブ装置 250に装着されたディスクカートリッジ 201のイジヱタトが完了する。 本発明に係るディスクカートリッジ 201がディスクドライブ装置 250に装着される状態 を更に説明すると、ディスクカートリッジ 201は、図 29に示すように、ディスクドライブ 装置 250に設けたディスク回転駆動機構 65を構成するターンテーブル 66が進入す るディスク駆動用開口部 12が形成され下面側を装着面として装置本体 51内に構成 されたカートリッジ装着部 67に装着される。
なお、カートリッジ装着部 67は、ディスク回転駆動機構 65や、光ディスク 2に記録さ れたデータの再生を行う光ピックアップ 68が配設されるベース 69上に構成されてい る。カートリッジ装着部 67には、ディスクカートリッジ 201の平面方向の位置決めを行 う位置決めピン 70と、図示はしないが高さ方向の位置決め行う位置決め突起が設け られている。ディスクカートリッジ 201は、第 1及び第 2の位置決め孔 43, 44を位置決 めピン 70に係合し、下面側を高方向位置決め突起により支持されることにより、平面 方向及び高さ方向の位置決めが図られてカートリッジ装着部 67に装着される。
ところで、本発明に係るディスクカートリッジ 201は、上述したように、下ハーフ 4に形 成された立ち上がり周壁 4aのヘッド部用開口部 13と対向する部分は、切り欠き部 25 が形成されて開放されてレ、る。
そして、上ハーフ 3側に形成されたシャツタ部材 215を支持するスライドガイド部 18 の少なくともヘッド部用開口部 13と対向する部分は、カートリッジ装着部 67に高さ方 向の位置決めが図られて装着されたディスクカートリッジ 201内の光ディスク 2がター ンテーブル 66上に位置決めして装着されたとき、図 24に示すように、この光ディスク 2の下ハーフ 4と対向する下面 2aから突出しない高さ Hとして形成されている。
このように構成されたディスクカートリッジ 201は、シャツタ部材 215が移動され、へッ ド部用開口部 13が開放されたとき、光ディスク 2に記録された情報信号を読み出す ヘッド部である光ピックアップ 68の全体を、図 29に示すように、カートリッジ本体 5内 に位置させるばかりか、図 20に示すように、光ピックアップ 68が光ディスク 2の外周側 を走査する位置に移動されたとき、光ディスク 2の信号記録領域を走査する光ビーム を集光する対物レンズ 71をカートリッジ本体 5内に位置させながら、その他の光学ブ ロック 72部分を切り欠き部 25を介してカートリッジ本体 5の外方に位置させることがで きる。
そこ結果、本発明に係るディスクカートリッジ 201は、光ピックアップ 68を光ディスク 2に近接させながら、カートリッジ本体 5の内外に亘つて位置させることができるので、 光ディスク 2の外周縁まで信号記録領域を形成することができ、光ディスク 2に記録さ れる記録容量を増大させることができる。更に、光ピックアップ 68を光ディスク 2に近 接させることができることから、対物レンズ 71の開口数 (NA)を大きくでき、光ディスク 2の信号記録領域に集光される光ビームのビームスポットを小さくできるので、光ディ スク 2に記録される情報信号の記録密度を向上できる。更にまた、記録容量の増大と ともに記録密度の向上が実現できることから、一定量の記録容量を必要とする光ディ スク 2の小径化が実現できる。更にまた、光ピックアップ 68をカートリッジ本体 5の内外 に亘るように位置させて光ディスク 2の走査ができるので、カートリッジ本体 5の小型化 を実現でき、このディスクカートリッジ 201を用いるディスク記録及び/又は再生装置 の小型化も実現可能となる。
上述したディスクカートリッジ 201は、ヘッド部用開口部 13を閉塞するためのシャツ タ部材 215を備えている力 本発明に係るディスクカートリッジは、シャツタ部材を設け ることなくヘッド部用開口部を開放したままにしたものであってもよレ、。このディスク力 ートリッジにおいても、下ハーフに形成された立ち上がり周壁のヘッド部用開口部と 対向する部分は、切り欠き部が形成されて開放される。すなわち、ヘッド部用開口部 は、カートリッジ本体 5の内周側から外周縁に亘る領域が開放されて形成されている 。このヘッド部用開口部に連続して形成されたヘッド部進入用開口部に対向する立 ち上がり周壁の部分も切り欠かれた切り欠き部とされる。
このディスクカートリッジは、ディスク記録及び/又は再生装置内のカートリッジ装着 部に高さ方向の位置決めが図られて装着されたとき、上ハーフ側のヘッド部用開口 部及びヘッド部進入用開口部と対向する部分力 前述したディスクカートリッジ 201と 同様に、光ディスク 2の下ハーフ 4と対向する下面 2aから突出しない高さ Hとして形 成されている。
このディスクカートリッジにおいても、光ピックアップを光ディスクに近接させながら、 カートリッジ本体の内外に亘つて位置させることができるので、光ディスクの外周縁ま で信号記録領域を形成することができ、光ディスクに記録される記録容量を増大させ ること力 Sできる。
上述したディスクカートリッジは、レ、ずれも再生専用型の光ディスクを収納した例を 挙げて説明したが、情報信号の再記録を可能とする記録再生型の光ディスクやその 他のディスク状記録媒体を収納したものにも同様に適用し、上述したと同様の利点を 得ること力 Sできる。
産業上の利用可能性
本発明に係るディスクカートリッジは、小型化が図られるので、携帯型の小型化が図 られた記録及び/又は再生装置の記録媒に用いて有用となる。

Claims

請求の範囲
[1] 1.ディスクと、
上記ディスクを回転可能に収納するとともに、上記ディスクの一部を内外周に亘っ て外方に臨ませる記録及び/又は再生用開口部が設けられたカートリッジ本体とを 有し、
上記記録及び/又は再生用開口部に連続して、記録及び/又は再生装置側に設 けられるヘッド部の少なくとも一部を進入させるヘッド部進入部が形成されてレ、ること を特徴とするディスクカートリッジ。
[2] 2.上記ヘッド部進入部は、上記記録及び/又は再生用開口部に連続する開口部 であることを特徴とする請求の範囲第 1項記載のディスクカートリッジ。
[3] 3.上記ヘッド部進入部の一側面は、上記ヘッド部との当接を防止するための傾斜面 部とされていることを特徴とする請求の範囲第 1項記載のディスクカートリッジ。
[4] 4.上記傾斜面部は、上記記録及び/又は再生用開口部に連続する側とは反対側 のに形成されていることを特徴とする請求の範囲第 3項記載のディスクカートリッジ。
[5] 5.上記ヘッド部進入部は、有底の凹部として形成されていることを特徴とする請求の 範囲第 1項記載のディスクカートリッジ。
[6] 6.上記記録及び Z又は再生用開口部を開閉するシャツタ部材を有し、
上記ヘッド部進入部は、上記カートリッジ本体の上記シャツタ部材が摺動する面側 であって、上記記録及び Z又は再生用開口部に連続して形成されていることを特徴 とする請求の範囲第 5項記載のディスクカートリッジ。
[7] 7.上記シャツタ部材の上記記録及び/又は再生用開口部を閉塞するシャツタ部の 一側には、上記シャツタ部材が上記記録及び/又は再生用開口部を閉塞する位置 に移動されたとき、上記シャツタ部と上記ヘッド部進入部との間に発生する空間を閉 塞する折り曲げ部が形成されていることを特徴とする請求の範囲第 6項記載のデイス クカートリッジ。
[8] 8.上記カートリッジ本体の上記シャツタ部材が摺動する面側の上記シャツタ部材が 摺動する領域には、凹状のシャツタスライド部が形成され、上記ヘッド部進入部は、 上記シャツタスライド部の深さより深い有底の凹部として形成されている請求の範囲 第 4項記載のディスクカートリッジ。
[9] 9.ディスクと、上記ディスクを回転可能に収納するとともに、上記ディスクの一部を内 外周に亘つて外方に臨ませる記録及び/又は再生用開口部が設けられたカートリツ ジ本体と、上記記録及び/又は再生用開口部に連続する有底の凹部を有するディ スクカートリッジが装着されるカートリッジ装着部と、
上記ディスクカートリッジに収納されたディスクに情報を記録及び/又は再生する 記録及び Z又は再生手段とを備え、
上記記録及び/又は再生手段を上記記録及び/又は再生用開口部に進入させ て上記ディスクに情報の記録及び/又は再生を行う際、上記記録及び/又は再生 手段の一部を上記有底の凹部に進入させることを特徴とする記録及び/又は再生
[10] 10.上記記録及び/又は再生手段は、対物レンズと光学ブロックとからなり、
上記対物レンズを上記記録及び/又は再生用開口部に進入させて上記ディスクに 情報の記録及び/又は再生を行う際、上記光学ブロックを上記有底の凹部に進入さ せること特徴とする請求の範囲第 9項記載の記録及び/又は再生装置。
[11] 11.ディスクと、
上記ディスクを回転可能に収納するとともに、上記ディスクの一部を内外周に亘っ て外方に臨ませる記録及び Z又は再生用開口部が設けられたカートリッジ本体を有 し、
上記記録及び Z又は再生用開口部の上記カートリッジ本体の外周縁側部分は、記 録及び Z又は再生装置への装着面から上記ディスクの厚さ方向に亘つて切り欠き部 が形成されて開放されていることを特徴とするディスクカートリッジ。
[12] 12.上記切り欠き部は、当該ディスクカートリッジが記録及び Z又は再生装置に装着 されたとき、少なくとも上記記録及び Z又は再生装置への装着面から上記ディスクの 上記回転駆動手段への載置面側に至る高さをもって形成されていることを特徴とす る請求の範囲第 11項記載のディスクカートリッジ。
[13] 13.上記切り欠き部は、上記記録及び/又は再生装置側の記録及び Z又は再生手 段が上記記録及び/又は再生用開口部に進入してディスクの外周付近にて記録及 び Z又は再生する際、上記記録及び Z又は再生手段の一部がカートリッジ本体の外 方に位置されるように形成されていることを特徴とする請求の範囲第 11項記載のディ スクカートリッジ。
[14] 14.上記カートリッジ本体の記録及び Z又は再生装置への揷入端側が、上記カート リッジ本体に収納されたディスクの中心を中心とするほぼ半円の円弧状部とされ、上 記記録及び Z又は再生用開口部は、上記カートリッジ本体の上記円弧状部とされた 側面以外の側面に臨んで形成されていることを特徴とする請求の範囲第 11項記載 のディスクカートリッジ。
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