JP2005222671A - ディスクカートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】 カートリッジ本体に片持ち支持され、カートリッジ本体の一方の面に設けられ
た開口部を開閉するシャッタ部を備えたシャッタ部材の安定した移動を実現する。
【解決手段】 上下一対のハーフ3,4を突き合わせ結合して形成されたカートリッジ本体5に光ディスク2を回転自在に収納している。カートリッジ本体5の一方の面には、光ディスク2を回転駆動するための回転駆動手段を臨ませるための駆動用開口部となる中央開口部12と、記録及び/又は再生手段が臨む記録及び/又は再生用開口部であるヘッド部用開口部13とが形成されている。カートリッジ本体5には、ヘッド部用開口部13をを閉塞するシャッタ部36を有し、基端部側をカートリッジ本体5の一方の面に直交する一側面の範囲内で支持されてヘッド部用開口部13を開閉するように移動するシャッタ部材35が取り付けられている。シャッタ部材35は、中央開口部12とヘッド部用開口部13との間に設けられたシャッタガイド部材38にシャッタ部36の先端部側が支持されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、光ディスク等のディスク状記録媒体を収納したディスクカートリッジに関す
る。
従来、光ディスク等のディスク状記録媒体を回転可能に収納し、ディスク状記録媒体を収納したままの状態で記録及び/又は再生装置に装着されるディスクカートリッジが広く用いられている。この種のディスクカートリッジは、ディスク状記録媒体をカートリッジ本体に収納することにより、ディスク状記録媒体の保護を図り、記録及び/又は再生装置への装脱を容易に行うことを可能としている。
ディスクカートリッジは、ディスク状記録媒体をカートリッジ本体に収納したままの状態で記録及び/又は再生装置に装着可能とすることから、カートリッジ本体には、ディスク状記録媒体を回転操作するためのディスク回転駆動機構を構成するターンテーブルを臨ませるための駆動用開口と、ディスク状記録媒体の信号記録領域の一部を内外周に亘って外方に臨ませる記録及び/又は再生用開口部が設けられている。
駆動用開口部は、カートリッジ本体に収納されたディスク状記録媒体のセンター穴が形成された中央部分を外方の臨ませるように、カートリッジ本体の一方の面のほぼ中央部に位置して円形に形成されている。また、記録及び/又は再生用開口部は、カートリッジ本体の一方の面又は両面に形成されている。カートリッジ本体の一方の面に設けられる記録及び/又は再生用開口部は、駆動用開口部に近接した位置からカートリッジ本体の一側面側に亘って矩形状に形成されている。
ディスクカートリッジに収納されたディスク状記録媒体は、ディスクカートリッジが記録及び/又は再生装置に装着されたとき、駆動用開口部に臨むターンテーブルに装着されて回転操作され、記録及び/又は再生用開口部に臨む光ピックアップ等の記録再生用のヘッド部によって信号記録領域が走査されることにより情報の記録及び/又は再生が行われる。
ところで、カートリッジ本体に設けた記録及び/又は再生用開口部が開放されたままの状態にあると、記録及び/又は再生装置に装着されない保管時等の非使用時にカートリッジ本体内に塵埃等が侵入し、カートリッジ本体に収納されたディスク状記録媒体を汚損してしまうおそれがある。
そこで、ディスク状記録媒体を収納したディスクカートリッジには、少なくとも記録及び/又は再生用開口部を閉塞するためのシャッタ部材が設けられている。このシャッタ部材は、記録及び/又は再生用開口部を閉塞した位置と開放した位置との間に亘って移動可能にディスクカートリッジに取り付けられている。
また、ディスク状記録媒体を収納したディスクカートリッジにあっては、駆動用開口部を設けた一方の面側にのみ記録及び/又は再生用開口部を設けたものがある。この種のディスクカートリッジは、他方の面には開口部が設けられていないので、他方の面の全面をラベル面としたり、デザインを施した印刷面とすることができる。
そこで、他方の面にのみ開口部を設けたディスクカートリッジにあっては、記録及び/又は再生用開口部を開閉するシャッタ部材も、カートリッジ本体の他方の面側にのみシャッタ部が延在するように形成されたシャッタ部材が用いられている。この種のシャッタガイド部材は、記録及び/又は再生用開口部を開閉するシャッタ部をカートリッジ本体の一方の面側に延在させ、シャッタ部の基端部に設けた支持部をカートリッジ本体の一側面に支持させた片持ち支持の状態でカートリッジ本体に取り付けられている。
このように構成されたシャッタ部材は、シャッタ部の基端部側のみがカートリッジ本体に支持されているので、先端側がカートリッジ本体の一方の面から浮き上がってしまうおそれがある。また、シャッタ部材は、ディスクカートリッジが記録及び/又は再生装置に挿入操作される際、基端部側に記録及び/又は再生装置側に設けたシャッタ開閉操作部材の操作力が加わるので、記録及び/又は再生用開口部を開閉する方向に移動する際、基端部側を中心に揺動するように移動し、先端側が大きくカートリッジ本体の一方の面から大きく浮き上がってしまうおそれがある。
このようなシャッタ部材の浮き上がりは、シャッタ部の長さを短くすることにより抑制できる。しかし、シャッタ部を短くしてしまうと、記録及び/又は再生用開口部の長さも小さくなり、カートリッジ本体に収納したディスク状記録媒体の信号記録領域を内外周に亘って大きく開放することができなくなる。その結果、ディスク状記録媒体に形成される信号記録領域が小さくなり、記録容量の大容量化が困難となってしまう。
また、ディスク状記録媒体にあっては、高記録密度化が図られることにより、小径のものでも十分に大量の情報を記録することが可能とされている。このような小径のディスク状記録媒体を収納するディスクカートリッジも小型化が図られる。
収納するディスクカートリッジの小径化に伴い小型化が図られたディスクカートリッジにおいて、信号記録領域を大きくするため、ディスク状記録媒体を内外周に亘って大きく外方に臨ませるようにすると、記録及び/又は再生用開口部は、ディスク状記録媒体の内外周に亘る方向の長さが大きくなる。しかし、シャッタ部材が移動する方向の幅は、長さに比例して大きくすることができない。すなわち、シャッタ部材をカートリッジ本体の領域内で移動させて、記録及び/又は再生用開口部の確実な開放を図るためには、記録及び/又は再生用開口部の幅には制約が生じてしまう。その結果、記録及び/又は再生用開口部を閉塞するシャッタ部は、幅の狭い長尺なものとなってしまう。このような長尺なシャッタ部を備えたシャッタ部材は、シャッタ部の基端部側にのみ操作力が加えられて移動するとき、基端部側を中心に揺動し、先端側が大きくカートリッジ本体の一方の面から大きく浮き上がってしまう。
上記のように、シャッタ部材のカートリッジ本体からの浮上がディスク記録及び/又は再生装置への装着時に発生すると、安定したディスクカートリッジの装脱操作が行えなくなるばかりか、ディスクカートリッジ自体や記録及び/又は再生装置側の機構部を損傷してしまうおそれもある。
更に、小型のディスクカートリッジにおいて、ディスク状記録媒体を内外周に亘って大きく外方に臨ませるように記録及び/又は再生用開口部を形成すると、駆動用開口部を含む開口部の開口面積が大きくなり、カートリッジ本体が脆弱化するおそれもある。
なお、カートリッジ本体の両面に記録再生用の開口部を設け、これらを開閉するシャッタ部材を備えるディスクカートリッジにおいて、カートリッジ本体の一方の面側に設けられた記録及び/又は再生用開口部から駆動用開口部に亘る領域を開閉するシャッタ部の先端側の浮き上がりを防止することを可能とするシャッタガイド部材を設けたものが、特開2001−314号(特許文献1)に記載されている。
特開2001−314号公報
本発明の目的は、カートリッジ本体に片持ち支持され、カートリッジ本体の一方の面に設けられた開口部を開閉するシャッタ部を備えたシャッタ部材の安定した移動を可能としたディスクカートリッジを提供することにある。
本発明の他の目的は、記録及び/又は再生用開口部を大きく開口しながら機械的強度を保証し、耐久性のあるディスクカートリッジを提供することにある。
本発明の更に他の目的は、記録及び/又は再生装置に確実に装脱することができるディスクカートリッジを提供することにある。
本発明の更に他の目的は、大きな面積のラベル貼着領域若しくは印刷領域が得られるディスクカートリッジを提供することにある。
本発明の更に他の目的は、シャッタ部材を備えながら、カートリッジ本体に収納したディスク状記録媒体の全面を目視可能とするディスクカートリッジを提供することにある。
本発明に係るディスクカートリッジは、上下一対のハーフを突き合わせ結合して形成されたカートリッジ本体を備え、このカートリッジ本体にディスク状記録媒体を回転自在に収納している。カートリッジ本体の一方の面には、ディスク状記録媒体を回転駆動するための回転駆動手段を臨ませるための駆動用開口部と、ディスク状記録媒体に情報の記録及び/又は再生を行うための記録及び/又は再生手段が臨む記録及び/又は再生用開口部とが形成されている。カートリッジ本体には、記録及び/又は再生用開口部を閉塞するシャッタ部を有し、基端部側をカートリッジ本体の一方の面に直交する一側面の範囲内で支持されて記録及び/又は再生用開口部を開閉するように移動可能にシャッタ部材が取り付けられている。シャッタ部材は、駆動用開口部と記録及び/又は再生用開口部との間に設けられたシャッタガイド部材にシャッタ部の先端部側が支持されている。
本発明に係るディスクカートリッジは、カートリッジ本体の記録及び/又は再生装置への挿入端側が、カートリッジ本体に収納されたディスク状記録媒体の中心を中心とするほぼ半円の円弧状部とされている。
シャッタガイド部材には、円形に形成された駆動用開口部の周縁に沿った円弧状の切り欠き部が形成されている。
また、シャッタガイド部材は、カートリッジ本体の一方の面に形成された凹部に配置されるとともに、この凹部には、シャッタガイド部材に形成した円弧状の切り欠き部に対応する弧状部が形成されている。このとき、切り欠き部は、弧状部の半径より大きな半径の円弧状に形成することが望ましい。
更に、シャッタガイド部材は、円弧状の切り欠き部が形成されて幅狭となされた部分を除く両端側部分が超音波溶着されてカートリッジ本体に取り付けられている。
シャッタ部材が移動する側面は、シャッタ部材の移動方向と平行な面である。
また、カートリッジ本体の他方の面を構成する上ハーフは、カートリッジ本体の内部を透視可能な材料により形成されている。
本発明に係るディスクカートリッジは、カートリッジ本体の一方の面に設けられた記録及び/又は再生用開口部を開閉するシャッタ部の先端部側がシャッタガイド部材により支持されているので、シャッタ部のカートリッジ本体からの浮き上がりが防止され、シャッタ部材の安定した移動が可能となる。
また、シャッタ部の浮き上がりが防止されるので、記録及び/又は再生装置に対する安定した装脱を実現し、ディスクカートリッジ及びこのディスクカートリッジを用いる記録及び/又は再生装置の保護を図ることができる。
更に、本発明は、駆動用開口部と記録及び/又は再生用開口部との間にシャッタガイド部材を配置するための連結部を有するので、カートリッジ本体の機械的強度を維持することができる。
更にまた、本発明は、ディスク状記録媒体を収納したカートリッジ本体の記録及び/又は再生装置への挿入端側を、カートリッジ本体に収納されたディスク状記録媒体の中心を中心とするほぼ半円の円弧状部としているので、収納するディスク状記録媒体の大きさに合わせ、小型化を図ることができる。
そして、シャッタガイド部材には、円形に形成された駆動用開口部の周縁に沿った円弧状の切り欠き部を設けているので、駆動用開口部と記録及び/又は再生用開口部とを互いに近接させることでき、記録及び/又は再生用開口部を大きく形成することができる。記録及び/又は再生用開口部を大きく形成することにより、ディスク状記録媒体の内外周に亘る信号記録領域を大きくでき、記録容量の増大を実現することも可能となる。
また、シャッタガイド部材は、カートリッジ本体に設けた凹部に配置させるので、カートリッジ本体の表面から突出させることなく取り付けることができ、カートリッジ本体のシャッタガイド部材が取り付けられた面の平坦化が実現される。そして、この凹部にシャッタガイド部材に形成した円弧状の切り欠き部に対応する弧状部を形成し、シャッタガイド部材側の切り欠き部を弧状部の半径より大きな半径の円弧状に形成することにより、駆動用開口部にシャッタガイド部材を干渉させることなく取り付けることができる。
更に、シャッタガイド部材は、円弧状の切り欠き部が形成されて幅狭となされた部分を除く両端側部分が超音波溶着されてカートリッジ本体に取り付けられるので、カートリッジ本体の幅狭の部分に損傷を与えることなく、強固にカートリッジ本体に取り付けることができる。
そして、シャッタ部材が移動する側面がシャッタ部材の移動方向と平行な面とされているので、安定した移動を保証できる。
更に、各開口部が設けられていないカートリッジ本体の他方の面を構成する上ハーフが透視可能な材料により形成されることにより、カートリッジ本体に収納したディスク状記録媒体を外部より目視することができる。
以下、本発明に係るディスクカートリッジを図面を参照して具体的に説明する。
本発明に係るディスクカートリッジ1は、ディスク状記録媒体として、例えば、光ディスク2を回転可能に収納したものであって、図1及び図2に示すように、上下一対のハーフ3,4を突き合わせ結合したカートリッジ本体5を備え、このカートリッジ本体5内に光ディスク2を回転可能に収納している。
本発明に係るディスクカートリッジ1は、例えばテレビジョンゲームを実行するプログラムデータやビデオデータが記録された光ディスク2を収納したものであり、しかも、極めて小型に構成されている。このディスクカートリッジ1は、例えば、直径を60mm程度とする小径の光ディスク2を収納したものであって、片手の掌に収納し得る程度の大きさに形成されている。
このディスクカートリッジ1を構成するカートリッジ本体5は、図1乃至図3に示すように、このディスクカートリッジ1が装脱されるディスク記録及び/又は再生装置への挿入端側となる一側面である前面側を円弧状部7として形成している。この円弧状部7は、図2に示すように、カートリッジ本体5のディスク収納部6に収納された光ディスク2の中心を中心Pとして半径Rを一定にしたほぼ半円の円弧状に形成されている。すなわち、円弧状部7は、カートリッジ本体5に収納された光ディスク2の半円に相当する部分と対向するような半円として形成されている。
カートリッジ本体5の円弧状部7に連続する相対向する側面は、互いに平行な側面8,9として形成され、円弧状部7と対向する背面側は、なだらかに湾曲して連続した湾曲部10として形成されている。すなわち、カートリッジ本体5の背面側は、カートリッジ本体5の前面側に構成された半円状の円弧状部7より大きな半径である円弧状部7より曲率が小さい湾曲部10とされている。
本発明に係るディスクカートリッジ1は、挿入端側となる一の側面である前面を他の面に比し大きく湾曲したほぼ半円の円弧状部7としているので、カートリッジ挿脱口を介してスロットイン方式により装脱が行われるディスク記録及び/又は再生装置へ挿入への挿入を容易に判別できる。特に、掌内に収納できる程度に小型化したディスクカートリッジ1にあっては、手で握った感覚でも挿入方向の識別を行うことができるので、誤挿入を防止して正確にディスク記録及び/又は再生装置に装着することも可能となる。しかも、このディスクカートリッジ1は、後述するように、スロットイン方式のディスク記録及び/又は再生装置へ挿入操作が容易となるばかりか、確実な挿入操作を実現できる。
更に、本発明に係るディスクカートリッジ1は、挿入端側をほぼ半円の円弧状部7とし、更に加えて円弧状部7と対向する背面も湾曲部10としているので、収納する光ディスク2に対し一層の小型化が実現されている。
ここで、互いに突き合わせ結合されてカートリッジ本体5を構成する上下ハーフ3,4を更に具体的に説明する。
ここで用いられる上下ハーフ3,4は、ポリカーボネート樹脂やABS樹脂等の合成樹脂材料をモールド成型して形成される。
カートリッジ本体5の下面側を構成する下ハーフ4の中央部には、図4及び図5に示すように、カートリッジ本体5に収納した光ディスク2の中心部に形成したセンター穴11及びその周縁を外方に臨ませる円形の中央開口部12が形成されている。中央開口部12は、ディスクカートリッジ1が装着されるディスク記録及び/又は再生装置側に設けられたディスク回転駆動機構の一部を構成する例えばターンテーブルが進入する。すなわち、中央開口部12は、光ディスク2を回転駆動させるための機構の一部が進入する駆動用開口部として機能する。
また、下ハーフ4には、図2乃至図5に示すように、記録及び/又は再生用開口部を構成するヘッド部用開口部13が形成されている。ヘッド部用開口部13は、カートリッジ本体5の一方の側面8側に位置し、中央開口部12に近接した位置から側面8に亘って矩形状に形成されている。すなわち、ヘッド部用開口部13は、カートリッジ本体5に収納された光ディスク2の信号記録領域の一部を内外周に亘って外方に臨ませる足る大きさの矩形状に形成されている。ここで、ヘッド部用開口部13は、図4に示すように、一方の側面8に位置する側を開放して形成されている。このように、ヘッド部用開口部13の側面8側が開放されることにより、光ディスク2の最外周位置までヘッド部の走査領域とすることができるので、光ディスク2の信号記録領域を大きくでき、光ディスク2の記録容量を大きくすることができる。また、ヘッド部用開口部13は、中央開口部12に連続することなく、中央開口部12との間に連接部を残して形成されているので、下ハーフ4の機械的強度を維持することができる。
下ハーフ4に突き合わせ結合されてカートリッジ本体5の上面側を構成する上ハーフ3の光ディスク2と対向する面は、図1に示すように、開口部等が設けられることなく平坦な面とされている。
そして、上下ハーフ3,4の突き合わせ面側には、互いに突き合わせ結合されることによってカートリッジ本体5の外周壁15を構成する立ち上がり周壁16,17が形成されている。各立ち上がり周壁16,17は、図5及び図6に示すように、上下ハーフ3,4の外周縁に沿って形成されている。各立ち上がり周壁16,17のうち、上下ハーフ3,4の半円の円弧状部7を構成する領域に位置する部分の突き合わせ面側には、相対係合する複数の係合凹部18と係合突部19とが形成されている。これら係合凹部18及び係合突部19は、円弧状部7の最も突出した左右方向の中央位置に一対設け、これら係合凹部18及び係合突部19を中心にして左右に対称に2組ずつ設けられている。
ここで、係合凹部18は、上ハーフ3側に設けられ、係合突部19は、下ハーフ4側に設けられる。係合凹部18は、図7に示すように、上ハーフ3側の立ち上がり周壁16の内周面側を切り欠くことによって形成されている。また、係合突部19は、下ハーフ4側の立ち上がり周壁17の先端部に突設されている。そして、係合突部19の先端部には、図7に示すように、溶着用リブ20が突設されている。
なお、溶着用リブ20は、下ハーフ4の湾曲部10を構成する領域に位置する立ち上がり周壁17の先端面にも設けられている。湾曲部10側に設けられる溶着用リブ20も、適宜間隔を空けて分散して設けられている。
各立ち上がり周壁16,17は、係合凹部18と係合突部19とを相対係合して突き合わせ、次いで、溶着用リブ20を溶融することにより、この溶着用リブ20を介して、図8に示すように、互いに溶着されてカートリッジ本体5の外周壁15を構成する。立ち上がり周壁16,17の溶着は、溶着用リブ20に超音波を印加し、この溶着用リブ20を溶融することによって行われる。
また、上下ハーフ3,4の相対向する内面側には、図5及び図6に示すように、互いに突き合わされてディスク収納部6を構成する円弧状の収納部規制壁21,22が形成されている。これら収納部規制壁21,22は、カートリッジ本体5の湾曲部10を構成する背面側に位置して形成され、カートリッジ本体5の前面側の円弧状部7を構成する立ち上がり周壁16,17に連続するような円弧状に形成されている。これら収納部規制壁21,22と立ち上がり周壁16,17とは、互いに突き合わせられて円形のディスク収納部6を形成する。これら収納部規制壁21,22と立ち上がり周壁16,17は、ディスク収納部6に収納された光ディスク2の外周囲を囲むように形成されているので、ディスク収納部6に収納された光ディスク2の収納位置を規制するとともに、ディスク収納部6への異物の進入を防止して光ディスク2の保護を図るディスク保護壁としても機能する。
更に、下ハーフ4の上ハーフ3と対向する内面側には、図5に示すように、中央開口部12を囲むようにして、リング状のディスク支持突部23が形成されている。また、上ハーフ3の下ハーフ4と対向する内面側にも、図6に示すように、リング状のディスク支持突部24が形成されている。このディスク支持突部24は、下ハーフ4側のディスク支持突部23に対向する位置に設けられる。これらディスク支持突部23,24は、ディスク収納部6に収納された光ディスク2の内周側の非信号記録領域を支持し、信号記録領域が直接上下ハーフ3,4の内面に接触することを防止し、光ディスク2の保護を図るようにしている。
なお、上ハーフ3側に形成されるディスク支持突部24は、後述する図13に示すように、下ハーフ4側のディスク支持突部23よりやや小径に形成されている。
更に、下ハーフ4には、このディスクカートリッジ1をディスク記録及び/又は再生装置に装着したとき、装置側に設けた位置決めピンが係合する第1及び第2の位置決め孔25,26が設けられている。これら位置決め孔25,26は、図3及び図4に示すように、湾曲部10を構成する背面側の両側に位置して設けられる。すなわち、第1及び第2の位置決め孔25,26は、図5に示すように、収納部形成壁22とカートリッジ本体5の湾曲部10を構成する背面側の立ち上がり周壁17により囲まれた左右の各領域にそれぞれ設けられている。なお、第2の位置決め孔26は、位置決めピンの係合位置を調整するため、図3及び図4に示すように、カートリッジ本体5の各側面8,9に亘る幅方向を長径とする長孔として形成されている。
そして、下ハーフ4の内面側には、図5及び図9に示すように、第1の位置決め孔25を囲むようにして筒状の第1の係合突部27が突設され、第2の位置決め孔26を囲むようにして筒状の突き当て突部28が突設されている。更に、収納部形成壁22と立ち上がり周壁17とに囲まれた領域のうち第2の位置決め孔26が設けられた領域内に位置して第2の係合突部29が突設されている。このとき、第2の係合突部29は、図5に示すように、第2の位置決め孔26が設けられる位置よりカートリッジ本体5の他方の側面9を構成する立ち上がり周壁17側に位置して形成されている。
ここで、第1の係合突部27は、上下ハーフ3,4の突き合わせ位置を位置決めする第1の位置決め部を構成し、第2の係合突部29は、第2の位置決め部を構成する。
一方、上ハーフ3の内面側には、下ハーフ4に設けた第1の係合突部27と相対係合する筒状の第1の係合受け部30が設けられるとともに、突き当て突部28に突き当てられる筒状の支持突部31が設けられ、更に、第2の係合突部29と相対係合する筒状の第2の係合受け部32とが設けられている。
なお、第1及び第2の係合突部27,29は、図9に示すように、立ち上がり周壁17の先端より突出する高さに形成されることにより、各立ち上がり周壁16,17を突き合わせて上下ハーフ3,4を結合したとき、立ち上がり周壁16と等しい高さに形成された第1及び第2の係合受け部30,32に係合される。
ところで、上ハーフ3側に設けられる第1の係合受け部30及び支持突部31は、図6に示すように、収納部形成壁21とカートリッジ本体5の湾曲部10を構成する背面側の立ち上がり周壁16により囲まれた左右の各領域にそれぞれ設けられている。そして、第2の係合受け部32は、支持突部31が設けられた領域内に位置し、図6に示すように、支持突部31が設けられる位置よりカートリッジ本体5の他方の側面9を構成する立ち上がり周壁16側に位置して形成されている。
ここで、第1の係合突部27と第1の係合受け部30は、相対嵌合されたとき、上下ハーフ3,4の突き合わせ基準位置を構成する。すなわち、上ハーフ3は、下ハーフ4に設けた第1の係合突部27を嵌合基準位置として下ハーフ4に結合される。したがって、第1の係合突部27と第1の嵌合受け部30とは、図9に示すように、互いに密嵌するような径をもって形成されている。すなわち、筒状の第1の係合突部27の外径と、第1の係合突部27の先端部が嵌合する第1の嵌合受け部30の内周径とは、ほぼ等しい径とされている。
なお、第1の嵌合受け部30の内部には、第1の係合突部27の先端部が当接する当接段部33が形成されている。第1の係合突部27は、先端部を当接段部33に当接させて第1の嵌合受け部30に嵌合される。
また、第2の係合受け部32は、カートリッジ本体5の各側面8,9に亘る図6中矢印X方向の幅方向を長径とした楕円形に形成され、第1の係合突部27と第1の係合受け部30とを基準として上下ハーフ3,4を突き合わせたとき、第2の係合突部29の幅方向の係合位置を調整可能としている。
上述のように構成された上下ハーフ3,4は、図10に示すように、第1の係合突部27と第1の係合受け部30とを相対係合するとともに、第2の係合突部29と第2の係合受け部32とを相対係合し、更に、複数の係合凹部18と係合突部19をそれぞれ相対係合して互いの立ち上がり周壁16,17が突き合わせられる。
なお、相対係合される複数の係合凹部18及び係合突部19のうち、円弧状部7の最も突出した中央位置に設けられた一対の係合凹部18と係合突部19は、上下ハーフ3,4を突き合わせ結合するとき、円弧状部7の円弧に沿う図10中矢印X方向の位置決めを図る第3の位置決め部として機能するように形成されている。すなわち、第3の位置決め部を構成する一対の係合凹部18と係合突部19は、相対係合したとき、他の係合凹部18と係合突部19とが相対係合したときより間隙が小さくなるように形成されている。このように、相対係合したときの間隙が小さくなるように精度良く形成されることにより、一対の係合凹部18と係合突部19は、相対係合したとき、円弧状部7の円弧に沿う方向の位置決めが実現される。
上述のように、上下ハーフ3,4は、第1の係合突部27と第1の係合受け部30との係合位置を突き合わせ基準位置として突き合わせられる。そして、第2の係合突部29と第2の係合受け部32とが相対係合することにより、図10中矢印X方向の幅方向と直交する矢印Y方向のカートリッジ本体5の前後方向にの位置決めが図られ、更に、第3の位置決め部を構成する一対の係合凹部18と係合突部19が相対係合することにより、記録及び/又は再生装置への挿入端側となる円弧状部7側の突き合わせ位置の位置決めが図られる。
このように互いに位置決めが図られて突き合わせられた上下ハーフ3,4は、超音波溶着装置を用いて、係合突部19及び立ち上がり周壁17の先端部に設けられた溶着用リブ20を溶融することにより、一体的に結合されてカートリッジ本体5を構成する。
ここで得られるカートリッジ本体5は、上下ハーフ3,4が互いに位置決めが図られて突き合わせ結合されてなるので、上下ハーフ3,4の位置ずれを小さくして高精度に形成できるので、このカートリッジ本体5を用いたディスクカートリッジ1は、高精度なものとなり、記録及び/又は再生装置への装脱も円滑に行うことが可能となるばかりか、外観も良好なものとなる。
上述のように構成されたカートリッジ本体5には、図1、図2及び図3に示すように、ヘッド部用開口部13を開閉するシャッタ部材35が取り付けられる。このシャッタ部材35は、薄い金属板を打ち抜き折り曲げて形成され、若しくは合成樹脂材料を形成して形成されたものであって、図2及び図3及びに示すように、ヘッド部用開口部13を閉塞する足るに大きさの矩形状に形成したされ平板状のシャッタ部36と、このシャッタ部36の基板部側に形成された断面コ字状に形成されたカートリッジ支持部37とを備える。シャッタ部36の先端部には、カートリッジ本体5側に取り付けられるシャッタガイド部材38により支持されるガイド支持部39が設けられている。ガイド支持部39は、図11及び図12に示すように、シャッタ部36の先端部をカートリッジ本体5側に向かうように折り曲げて形成されている。
ところで、シャッタ部材35は、カートリッジ本体5を構成する上ハーフ3側に形成されたスライドガイド部41をカートリッジ支持部37により支持することによってヘッド部用開口部13を開閉する図1及び図2中矢印A方向又は矢印B方向に移動可能に支持される。スライドガイド部41は、ヘッド部用開口部13を開閉するシャッタ部材35の移動範囲に亘って上ハーフ3に形成されている。このスライドガイド部41は、上ハーフ3に形成される立ち上がり周壁16の一部に形成されており、シャッタ部材35をカートリッジ本体5の一方の側面8の範囲内で支持するように形成されている。
そして、シャッタ部材35に設けられるカートリッジ支持部37は、図11及び図12に示すように、シャッタ部36の基端部から垂直に立ち上がり形成され連結片42を有し、この連結片42の先端部にシャッタ部36側に向かって折り曲げられた第1の支持片43が設けられている。また、連結片42の一方の側には、第1の支持片43が形成された位置より一段低い位置でL字状に折り曲げされた第2の支持片44が設けられている。第2の支持片44の先端部には、第1の支持片43側に突出するように係合片45が折り曲げ形成されている。また、連結片42の他方の側には、第2の支持片44と同一の高さ位置に位置されて、シャッタ部36側に向かって突出するようにバネ係止片46が形成されている。
このバネ係止片46には、カートリッジ本体5に取り付けられたシャッタ部材35をヘッド部用開口部13を閉塞する方向又は開放する方向に選択的に移動付勢する二方向付勢機構を構成する捩りコイルバネ48の一部が係止される。
そして、バネ係止片46の基端部側には、第1の支持片43側に向かって突出するように係合片49が折り曲げ形成されている。
一方、シャッタ部材35が移動可能に支持されるスライドガイド部41は、図11及び図13に示すように、上ハーフ3に設けられた立ち上がり周壁16の一部に形成されている。このスライドガイド部41は、図11に示すように、シャッタ部材35の移動方向と平行に立ち上がり周壁16の外側面に形成されたガイド溝51と、図13及び図14に示すように、第1及び第2の支持片43,44とによって挟持されるように支持されるガイドレール部52とから構成されている。
そして、ガイドレール部52の外方側に臨む面は、図14に示すように、上ハーフ3の平面に垂直な面とされている。この面は、スライドガイド部41を構成する連結片42の内側面と対向して、シャッタ部材35の移動方向をガイドする第1のガイド壁53を構成している。また、ガイドレール部52の内方側に臨む面は、第1のガイド壁53と平行な面とされている。この面は、第2の支持片44及びバネ係止片46と対向して、シャッタ部材35の移動方向をガイドする第2のガイド壁54を構成している。更に、レール部52の先端面は、第1及び第2のガイド壁53,54に垂直な面とされている。この面は、第2の支持片44及びバネ係止片46と対向して、シャッタ部材35の移動方向をガイドする第3のガイド壁55を構成している。更に、レール部52の第1のガイド壁54から第2のガイド壁55に亘る先端側のコーナ部は傾斜面部56とされている。この傾斜面部56は、シャッタ部材35に設けた係合片45,49をレール部52の第2のガイド壁54側に係合され際の逃げ部として機能する。
このように構成されたスライドガイド部41にシャッタ部材35を支持するには、シャッタ部36を下ハーフ4に設けたヘッド部用開口部13上に延在するように配置し、次いで、カートリッジ支持部37をスライドガイド部41に係合させる。そして、カートリッジ支持部37をスライドガイド部41に支持させるには、まず、第1の支持片43をガイド溝51に係合し、次いで、係合片45,49を傾斜面部56に沿わせながら、ガイドレール部52の第2のガイド壁54側に臨ませる。このように、第1の支持片43をガイド溝51に係合し、係合片45,49を第2のガイド壁54側に臨ませることにより、シャッタ部材35は、図13及び図14に示すように、第1の支持片43と第2の支持片44及びバネ係止片46の一部によりガイドレール部52を挟持するようにして上ハーフ3に移動可能に支持される。
このとき、スライドガイド部41は、連結片42が第1のガイド壁53に対向し、係合片45,49が第2のガイド壁54に対向し、第2の支持片44及びバネ係止片46が第3のガイド壁55に対向するので、シャッタ部材35の移動方向及びこの移動方向と直交するカートリッジ本体5の厚さ方向の移動が規制される。その結果、シャッタ部材35は、大きなガタ付を達成させることなく、スライドガイド部41に安定した状態でガイドされて移動可能となる。
また、シャッタ部材35は、図13及び図14に示すように、上ハーフ3に設けられた立ち上がり周壁16の先端部側に形成したスライドガイド部41に支持されるので、カートリッジ本体5の上面側を構成する上ハーフ3の平面側は、図1に示すように、大きく開放された面することができる。すなわち、シャッタ部材35は、上ハーフ3の平面側にスライドガイド部41等の一部を臨ませることなくカートリッジ本体5に取り付けられている。
このような構成を備えたディスクカートリッジ1にあっては、上ハーフ3を光透過性を有する材料、例えば透明又は半透明のポリカーボネート樹脂等の合成樹脂により形成することにより、カートリッジ本体5に収納した光ディスク2を外部より透視することができる。そこで、光ディスク2の上ハーフ3と対向する面側に記録内容等を示す文字や図柄等の表示部を設けることにより、その表示部をカートリッジ本体5の外部から目視可能とできる。光ディスク2に施された表示部を目視可能とすることにより、光ディスク2が収納されていることを直ちに確認でき、光ディスク2の種別や記録内容を直接確認することができ、ディスクカートリッジ1の一層の利便性を向上できる。
ところで、本発明に係るディスクカートリッジ1において、シャッタ部材35は、カートリッジ本体5の外周面から少なくとも突出しないように取り付けられる。具体的には、シャッタ部材35は、カートリッジ本体5の外周面との面一となるように取り付けられる。そこで、下ハーフ4側のシャッタ部36が移動する領域には、図2及び図3に示すように、凹状のシャッタスライド部58が形成されている。シャッタスライド部58は、シャッタ部36をカートリッジ本体5の表面から突出させないに足る深さを有する有底の凹部として形成されている。また、スライドガイド部41の連結片42が移動するカートリッジ本体5の一方の側面8側にも、シャッタスライド部58に連続するスライド部用凹部59が形成されている。このスライド部用凹部59も、連結片42をカートリッジ本体5の表面から突出させないに足る深さをもって形成されている。
なお、本例のディスクカートリッジ1においては、ヘッド部用開口部13を挟んでシャッタスライド部58と対向する側には、図2及び図3に示すように、ヘッド部用開口部13に連続してヘッド部用凹部61が形成されている。ヘッド部用凹部61は、本発明に係るディスクカートリッジ1が装着されるディスク記録及び/又は再生装置側のヘッド部を光ディスク2に一層近接させるためのものであって、シャッタスライド用凹部59より深く形成されている。このようなヘッド部用凹部61が設けられることにより、シャッタ部材35がヘッド部用開口部13を閉塞した位置に移動したとき、シャッタ部36とヘッド部用凹部61との間に隙間が発生する。そこで、シャッタ部36の一側には、その隙間を閉塞するための閉塞片36aが折り曲げ形成されている。
そして、本発明に係るディスクカートリッジ1においては、上述したように、シャッタ部36の先端部に形成したガイド支持部39を支持し、シャッタ部36のカートリッジ本体5からの浮き上がりを防止し、シャッタ部材35の安定した移動をするシャッタガイド部材38が設けられている。このシャッタガイド部材38は、薄い板状部材を打ち抜いて形成されるものであって、上下ハーフ3,4を構成する材料と同種のポリカーボネート樹脂等の合成樹脂により形成されたものが用いられる。
なお、シャッタガイド部材38は、薄い金属板を打ち抜いて形成したものを用いることもできる。
シャッタガイド部材38は、ヘッド部用開口部13を開閉するシャッタ部36の先端側のスライドガイド部39を支持するものであるので、図3及び図13に示すように、カートリッジ本体5の一方の面を構成する下ハーフ4の外方側の平面であって、円形の中央開口部12とヘッド部用開口部13との間に位置し、少なくともシャッタ部材35の移動範囲に亘ってスライドガイド部39を支持するに足る長さに形成される。
そして、シャッタガイド部材38は、少なくとも下ハーフ4の外方側の平面から突出しないようにほぼ面一となるように取り付けられる。そこで、下ハーフ4側には、図4及び図15に示すように、ガイド部材取付用凹部62が設けられ、シャッタガイド部材38は、このガイド部材取付用凹部62内に埋設するように取り付けられる。
また、ガイド部材取付用凹部62内には、図13及び図15に示すように、少なくともシャッタ部材35の移動範囲に亘って、ガイド部材取付用凹部62を一段低くするようにして、支持部スライド用凹部63が形成されている。このスライド用凹部63は、シャッタ部36の厚さとほぼ同一の深さに形成されている。
シャッタ部材35は、支持部スライド用凹部63内にシャッタ部36の先端側に形成したガイド支持部39を進入させ、このガイド支持部39がガイド部材取付用凹部62内に取り付けられたシャッタガイド部材38により支持されてカートリッジ本体5に取り付けられる。
ところで、本発明に係るディスクカートリッジ1に収納された光ディスク2は、記録容量の増大を図るため、ディスク回転駆動機構により支持される中心部近傍から外周端側に亘る広い領域に記録領域を形成するようにしている。このような記録領域を設けた光ディスク2を収納するディスクカートリッジ1にあっては、光ディスク2の記録領域を外方に臨ませるヘッド部用開口部13も、光ディスク2の中心部近傍から外周端側まで外方に臨ませ得る大きさに形成する必要がある。
そこで、ヘッド部用開口部13は、図2及び図4に示すように、中央開口部12に近接した位置から一方の側面8に亘る領域に形成されている。特に、本例では、ヘッド部用開口部13は、図4に示すように、一方の側面8側は開放した矩形状に形成されている。
ここで、本発明に係るディスクカートリッジ1においては、ヘッド部用開口部13と中央開口部12とを連通させることなく、これらヘッド部用開口部13と中央開口部12との間を連結部64により連結している。これは、カートリッジ本体5、特に下ハーフ4の機械的な強度を保証するためである。
なお、連結部64は、中央開口部12に対向する側を中央開口部12に沿った円弧状とされている。
ところで、ヘッド部用開口部13は、光ディスク2内周側まで確実に外方に臨ませ得るように、中央開口部12に近接した位置にまで形成されているので、ヘッド部用開口部13と中央開口部12との間に構成される連結部64の幅は狭いものになっている。その結果、ヘッド部用開口部13と中央開口部12との間に、シャッタガイド部材38を溶着等の方法により確実に接合するに足る面積を確保することが困難である。
そこで、本発明に係るディスクカートリッジ1においては、ヘッド部用開口部13と中央開口部12との間の幅の狭い連結部64の両側の大きな接合面積を確保できる領域でシャッタガイド部材38を接合するようにしている。このシャッタガイド部材38が取り付けられるガイド部材取付用凹部62は、図4に示すように、シャッタ部材35がヘッド部用開口部13を開放するように移動したときに位置するスライド部用凹部59に対向する領域から、シャッタ部材35がヘッド部用開口部13を閉塞した位置に移動したとき位置するヘッド部用開口部13と中央開口部12とが対向する領域に亘り、更に、ヘッド部用凹部61が設けられた領域に亘って形成されている。すなわち、ガイド部材取付用凹部62は、図4及び図16に示すように、ヘッド部用開口部13と中央開口部12との間の幅の狭い連結部64を挟んで、中央開口部12の両側に延長するように形成されている。この連結部64は、中央開口部12と対向する側を円弧状とした幅狭部とされている。
そして、ガイド部材取付用凹部62は、図16に示すように、連結部64に対応する幅狭部62aを挟んで中央開口部12の両側に延長された部分を、幅狭部62aの幅Wより十分に広い幅Wを有するほぼ矩形状の接合領域部62b,62cとしている。なお、各接合領域部62a,62bの幅狭部62aに連続する中央開口部12に対向する側は、中央開口部12の外周縁に沿う円弧状とされている。
さらに、ガイド部材取付用凹部62は、図2及び図4に示すように、ヘッド部用開口部13の両側に凹部として形成されたシャッタスライド部58及びヘッド部用凹部61の両端から更に両側に突出するように形成されている。すなわち、ガイド部材取付用凹部62は、シャッタスライド部58及びヘッド部用凹部61の両端からディスクカートリッジ1の記録及び/又は再生装置への挿脱方向に突出する長さに形成されている。
幅広の接合領域部62b,62c内には、シャッタガイド部材38を接合するための、微小突起として形成された溶着用リブ67が形成されている。溶着用リブ67は、図16に示すように、マトリックス状に接合領域部62b,62c内に多数形成されている。なお、溶着用リブ67は、中央開口部12の周囲に突設されたリング状のディスク支持突部23の外周側の領域に設けられている。これは、シャッタガイド部材38が溶着される部分を溶着用治具により容易にしかも確実に支持するようにするためである。
なお、本例では、ディスク支持突部23が形成された連結部64に対応する幅狭部62a内には溶着用リブ67が設けられいないが、この部分にも溶着用リブ67を設けるようにしてもよい。この場合、溶着用治具を円弧状に形成された連結部64部分を支持し得る形状に形成しておく。
ガイド部材取付用凹部62内に取り付けられるシャッタガイド部材38は、図2に示すように、ガイド部材取付用凹部62に対応する形状に形成されている。すなわち、シャッタガイド部材38は、幅狭部62aに対応する連結部38aの両側に接合領域部62b,62cに対応する幅広な接合部38b,38cを有している。そして、連結部38a部分の中央開口部12に臨む一方の側には、この中央開口部12の外周縁に沿う円弧状の切り欠き部65が形成されている。
そして、シャッタガイド部材38は、円弧状の切り欠き部65を中央開口部12の外周縁に沿うように位置決めしてガイド部材取付用凹部62内に配置され、両側の接合部38b,38cがそれぞれ接合領域部62b,62cに溶着されることによってガイド部材取付用凹部62内に取り付けられる。
そして、ガイド部材取付用凹部62は、シャッタスライド部58及びヘッド部用凹部61の両端からディスクカートリッジ1の記録及び/又は再生装置への挿脱方向に突出する長さに形成されているので、このガイド部材取付用凹部62に取り付けられるシャッタガイド部材38もシャッタスライド部58及びヘッド部用凹部61の両端から突出する長さに形成される。
シャッタガイド部材38は、シャッタスライド部58からヘッド部用凹部61に至る幅より長尺に形成されるので、両端を全幅に亘って下ハーフ4に溶着することができ確実な取り付けが実現される。
シャッタガイド部材38のガイド部材取付用凹部62への溶着は、次のようにして行われる。まず、下ハーフ4を溶着用治具上に位置決めして配置し、ガイド部材取付用凹部62内にシャッタガイド部材38を配置する。このとき、シャッタガイド部材38は、円弧状の切り欠き部65を中央開口部12の外周縁に沿うように位置決めしてガイド部材取付用凹部62内に配置する。次いで、接合部38b,38cが重ね合わせられた接合領域部62b,62c部分に超音波を印加し、溶着用リブ67を溶融することによって接合部38b,38cを接合領域部62b,62cに溶着する。この溶着により、シャッタガイド部材38は、ガイド部材取付用凹部62内に取り付けられる。このとき、シャッタガイド部材38のヘッド部用開口部13側に臨む一側が支持部スライド用凹部63上に位置し、支持部スライド用凹部63との間に、図13に示すように、シャッタ部36の先端部に形成したガイド支持部39が進入するに足る空間が構成される。
シャッタガイド部材38は、両側に形成した幅広の接合部38b,38cを接合してカートリッジ本体5に取り付けられるので、接合部38b,38c間の幅狭の連結部38aを中央開口部12とヘッド部用開口部13との間に位置させながら、確実にカートリッジ本体5に取り付けことができる。
上述のようにシャッタガイド部材38が取り付けられたカートリッジ本体5に取り付けられたシャッタ部材35は、シャッタ部36の先端部側のガイド支持部39がシャッタガイド部材38により支持されるので、シャッタ部36のカートリッジ本体5のからの浮き上がりが規制される。その結果、シャッタ部材35は、シャッタ部36をシャッタスライド部58内から浮上させることなく、カートリッジ本体5の平面に沿って安定して移動が可能となる。また、シャッタ部36の先端がシャッタガイド部材38により支持されることにより、このディスクカートリッジ1を記録及び/又は再生装置に挿脱する際、シャッタ部36を記録及び/又は再生装置内に設けた各種機構部に衝突させることも防止できるので、安定した争奪が実現でき、ディスクカートリッジ1及びこのディスクカートリッジ1が装着される記録及び/又は再生装置の保護を図ることも可能となる。
ここで、カートリッジ本体5に取り付けられるシャッタガイド部材38は、シャッタ部36を支持する側とは反対側の中央開口部12と対向する側には、円弧状の切り欠き部65が形成されているので、中央開口部12の開口量を制限することもなく、中央開口部12にディスクテーブル等の回転駆動機構が進入することを阻害することもない。特に、円弧状の切り欠き部65が、ガイド部材取付用凹部62の幅狭部62aの一側に形成された中央開口部12に沿う円弧状の部分の半径より大きな半径をもって形成されていることにより、シャッタガイド部材38を確実に中央開口部12に干渉させることなくガイド部材取付用凹部62内に取り付けることができる。
上述した例では、シャッタガイド部材38は、溶着法を用いてカートリッジ本体5に取り付けるようにしているが、両面接着テープ等の接着剤を用いて接合して取り付けるようにしてもよい。また、カートリッジ本体5側にカシメ用のピンを設け、このピンをシャッタガイド部材38に設けた孔に挿通し、その先端を熱変形させる熱カシメ法を用いて取り付けるようにしてもよい。
このように、本発明に係るディスクカートリッジ1のシャッタ部材35は、基端部側に形成したカートリッジ支持部37により上ハーフ3側に設けたスライドガイド部41を挟持するように支持し、先端部側のガイド支持部39をガイド部材38により支持されてなるので、シャッタ部36を含みシャッタ部材35の全体をカートリッジ本体5の外周面に沿わせて安定した状態で移動可能に取り付けられる。
そこ結果、このディスクカートリッジ1のディスク記録及び/又は再生装置への安定した装脱ガイドを実現できるばかりか、シャッタ部材35に不用意な力が加わり損傷を受けるようなことも確実に防止できる。
ところで、本発明が適用されたディスクカートリッジ1においては、ヘッド部用開口部13を開閉するシャッタ部材35の確実な移動を実現し、更に、シャッタ部材35を、ヘッド部用開口部13を開放した位置又は閉塞した位置に確実に保持するようにする二方向付勢機構68が設けられている。この二方向付勢機構68は、シャッタ部材35のカートリッジ本体5に対する移動位置に応じて、シャッタ部材35をヘッド部用開口部13を開放する方向又は閉塞する方向に移動付勢する機能を備え、シャッタ開閉機構を構成する。
この二方向付勢機構68は、シャッタ部材35を、ヘッド部用開口部13を開放する方向及び閉塞する方向の二方向に選択的に移動付勢する二方向付勢部材を用いて構成される。二方向付勢部材には、具体的には、図11、図12及び図17に示すように、捩りコイルバネ48が用いられる。捩りコイルバネ48は、シャッタ部材35とカートリッジ本体5との間に懸架される。この捩りコイルバネ48は、図17に示すように、シャッタ部材35がヘッド部用開口部13を開放する方向に移動する側に位置して配設されている。すなわち、捩りコイルバネ48は、シャッタ部材35がヘッド部用開口部13を閉塞する位置から開放する位置に向かう上流側に位置して配設されている。
二方向付勢機構68を構成する捩りコイルバネ48は、一方のアーム部48aの先端をバネ係止片46の先端部に形成した係合部70に係止させ、他方のアーム部48bの先端に設けた環状部71を下ハーフ4の内面に突設した支持ピン72に係合させて取り付けられている。
なお、上ハーフ3側には、下ハーフ4側の支持ピン72に対向して、この支持ピン72の先端が嵌合する筒状の嵌合部78が設けられている。この嵌合部78は、支持ピン72が嵌合することによって、支持ピン72に係合された捩りコイルバネ48の環状部71の抜け止めを図る。
この捩りコイルバネ48は、シャッタ部材35がヘッド部用開口部13を閉塞する位置にあるときには、ヘッド部用開口部13を閉塞した状態を維持するように図17中矢印B方向に付勢している。この捩りコイルバネ48は、ディスクカートリッジ1がディスク記録及び/又は再生装置に装着され、シャッタ部材35がカートリッジ本体に5に対しヘッド部用開口部13を開放する方向の図17中矢印A方向に相対移動していくと、固定されていない中心部に形成したコイル部48cの位置がシャッタ部材35の移動方向の矢印A方向に移動していく。捩りコイルバネ48は、コイル部48cが更に矢印A方向に移動し、シャッタ部材35の移動方向側に位置する支持ピン72の位置を超えると付勢方向が反転される。捩りコイルバネ48は、付勢方向が反転されると、シャッタ部材35を図17中矢印A方向に移動するように付勢し、図18に示すように、ヘッド部用開口部13を開放するする方向の矢印A方向に移動してヘッド部用開口部13を開放した位置に保持する。
シャッタ部材35がヘッド部用開口部13を開放した位置に保持されたディスクカートリッジ1をディスク記録及び/又は再生装置から取り出すイジェクト操作を行うと、シャッタ部材35はカートリッジ本体5に対し図18中矢印B方向に移動していき、中心のコイル部48cも同方向の矢印B方向に移動していく。捩りコイルバネ48は、シャッタ部材35が更に矢印B方向方向に移動し、コイル部48cがシャッタ部材35の移動方向側に位置する支持ピン72の位置を超えると付勢方向が反転される。捩りコイルバネ48は、付勢方向が反転されると、シャッタ部材35を図17中矢印B方向に移動するように付勢し、ヘッド部用開口部13を閉塞する方向に移動してヘッド部用開口部13を閉塞した位置に保持する。
このように二方向付勢機構68を構成する捩りコイルバネ48により付勢されたシャッタ部材35は、ヘッド部用開口部13を閉塞した位置及び開放した位置のそれぞれの位置に捩りコイルバネ48の付勢力を受けて支持されるので、確実にヘッド部用開口部13を閉塞し又は開放した状態を維持できる。
上述したディスクカートリッジ1は、二方向付勢機構68を構成する捩りコイルバネ48により、シャッタ部材35をヘッド部用開口部13を閉塞した位置に保持するようにしているが、更に、シャッタ部材ロック機構を設けるようにしてもよい、このシャッタロック機構は、シャッタ部材35のバネ係止片46にバネにより回動付勢されたロックレバーを設け、このロックレバーをディスクカートリッジ1のディスク記録及び/又は再生装置への装脱に関連して回動操作することにより、シャッタ部材35をロックし、又はロック解除するように構成される。
また、本発明に係るディスクカートリッジ1は、シャッタ部材35が取り付けられたカートリッジ本体5の一方の側面8には、図1及び図11に示すように、ディスク記録及び/又は再生装置側に設けられたシャッタ部材解放操作片が進入するガイド溝73が設けられいる。
また、カートリッジ本体5の円弧状部7の相対向する側面8,9側には、図1及び図2に示すように、このディスクカートリッジ1が装着されるディスク記録及び/又は再生装置側に設けられるカートリッジローディング機構の一部が係合するローディング用の係合凹部75,76が設けられている。
更にまた、カートリッジ本体5の円弧状部7の他方の側面9側に位置する部分には、図2に示すように、記録及び/又は再生装置側に設けられるイジェクト機構の一部が係合するイジェクト用の係合凹部77が設けられている。
更にまた、カートリッジ本体5の側面8,9、あるいは底面には、収納される光ディスク2の種類を識別するための識別孔や識別凹部が必要に応じて設けられる。
上述した説明では、挿入端側を半円状に形成し、小型化を図ったディスクカートリッジに適用した例を挙げて説明したが、本発明は、上述したディスクカートリッジに限られるものではなく、カートリッジ本体を矩形状に形成されたもの、更に、カートリッジ本体の上下の両面に記録及び/又は再生用の開口部を設けたディスクカートリッジにモータそのまま適用し、上述したディスクカートリッジと同様の利点を得ることができる。
すなわち、本発明は、カートリッジ本体に設けられた記録及び/又は再生用の開口部を開閉するシャッタ部材を備えたディスクカートリッジに広く適用できるものである。
本発明に係るディスクカートリッジを上ハーフ側から見た斜視図である。 本発明に係るディスクカートリッジを下ハーフ側から見た斜視図である。 本発明に係るディスクカートリッジを下ハーフ側から見た平面図である。 カートリッジ本体を構成する下ハーフの外面を示す平面図である。 下ハーフの内面を示す平面図である。 上ハーフの内面を示す平面図である。 上ハーフと下ハーフを突き合わせる状態を示し、上下ハーフの立ち上がり周壁を突き合わせた状態を示す断面図である。 上下ハーフの立ち上がり周壁を突き合わせ、溶着して一体化した状態を示す断面図である。 上下ハーフを突き合わせ結合してカートリッジ本体を構成した状態を示す断面図である。 上下ハーフが突き合わせ結合される状態を示す平面図である。 カートリッジ本体に取り付けられるシャッタ部材をカートリッジ本体と共に示す斜視図である。 シャッタ部材と、このシャッタ部材を付勢する捩りコイルバネとを示す斜視図である。 シャッタ部材をカートリッジ本体に取り付けた状態を示す断面図である。 上ハーフに設けたスライドガイド部にシャッタ部材を支持させた状態を示す断面図である。 下ハーフに設けたガイド部材取付用凹部及び中央開口部の周辺を示す断面図である。 ガイド部材取付用凹部が設けられた中央開口部とヘッド部用開口部との間の連結部を示す平面図である。 二方向付勢機構により開閉方向に付勢されるシャッタ部材を示し、ヘッド部用開口部を閉塞した状態を示す平面図である。 ヘッド部用開口部をシャッタ部材により閉塞した状態を示す平面図である。
符号の説明
1 ディスクカートリッジ、 2 光ディスク、 3 上ハーフ、 4 下ハーフ、 5 カートリッジ本体、 7 円弧状部、 8 シャッタ部材が支持される側の側面、 12 中央開口部、 13 ヘッド部用開口部、 15 シャッタ部材、 16 立ち上がり周壁、 17 立ち上がり周壁、 18 係合凹部、 19 係合突部、 35 シャッタ部材、 36 シャッタ部、 37 カートリッジ支持部、 38 シャッタガイド部材、 39 ガイド支持部、 41 スライドガイド部、 42 連結片、 43 第1の支持片、 44 第2の支持片、 45 係合片、 51 ガイド溝、 52 ガイドレール部、 62 ガイド部材取付用凹部、 63 支持部スライド用凹部、 64 連結部、 65 切り欠き部

Claims (7)

  1. ディスク状記録媒体を回転自在に収容する上下一対のハーフを突き合わせ結合して形成され、一方の面にのみ、上記ディスク状記録媒体を回転駆動するための回転駆動手段を臨ませるための駆動用開口部と上記ディスク状記録媒体に情報の記録及び/又は再生を行うための記録及び/又は再生手段が臨む記録及び/又は再生用開口部とが形成されたカートリッジ本体と、
    上記記録及び/又は再生用開口部を閉塞するシャッタ部を有し、基端部側を上記カートリッジ本体の一方の面に直交する一側面の範囲内で支持されて上記記録及び/又は再生用開口部を開閉するように移動可能に上記カートリッジ本体に取り付けられたシャッタ部材と、
    上記駆動用開口部と上記記録及び/又は再生用開口部との間に設けられ、上記シャッタ部の先端部側を支持するシャッタガイド部材と
    を備えるディスクカートリッジ。
  2. 上記カートリッジ本体は、記録及び/又は再生装置への挿入端側が、上記カートリッジ本体に収納されたディスク状記録媒体の中心を中心とするほぼ半円の円弧状部とされている請求項1記載のディスクカートリッジ。
  3. 上記シャッタガイド部材には、円形に形成された上記駆動用開口部の周縁に沿った円弧状の切り欠き部が形成されている請求項1記載のディスクカートリッジ。
  4. 上記シャッタガイド部材は、上記カートリッジ本体の一方の面に形成された凹部に配置されるとともに、上記凹部には、上記シャッタガイド部材に形成した円弧状の切り欠き部に対応する弧状部が形成され、上記切り欠き部は、上記弧状部の半径より大きな半径の円弧状に形成されている請求項1記載のディスクカートリッジ。
  5. 上記シャッタガイド部材は、上記円弧状の切り欠き部が形成されて幅狭となされた部分を除く両端側部分が超音波溶着されて上記カートリッジ本体に取り付けられている請求項3記載のディスクカートリッジ。
  6. 上記シャッタ部材が移動する側面は、上記シャッタ部材の移動方向と平行な面である請
    求項1記載のディスクカートリッジ。
  7. 上記カートリッジ本体の他方の面を構成する上ハーフは、上記カートリッジ本体の内部
    を透視可能な材料により形成されている請求項1記載のディスクカートリッジ。
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