JP2005063635A - ディスクカートリッジ - Google Patents

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冬希郎 叶田
Kazuhito Kurita
和仁 栗田
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Abstract

【課題】 装着される記録及び/又は再生装置の薄型化を図る。
【解決手段】 光ディスク2を回転可能に収納するとともに、光ディスク2の一部を内外
周に亘って外方に臨ませるヘッド部用開口部13が設けられたカートリッジ本体5と、このカートリッジ本体5に移動可能に取り付けられ、ヘッド部用開口部13を開閉するシャッタ部材15を有し、カートリッジ本体5のシャッタ部材15が摺動する面側であって、ヘッド部用開口部13を挟んでシャッタ部材15が移動する領域と対向する領域に、ヘッド部用開口部13に連続して記録及び/又は再生装置側のヘッド部の一部を進入させるための有底の凹部31が形成されている。
【選択図】 図7





Description

本発明は、光ディスク等のディスク状記録媒体を収納したディスクカートリッジに関する。
従来、光ディスク等のディスク状記録媒体を回転可能に収納し、ディスク状記録媒体を収納したままの状態で記録及び/又は再生装置に装着されるディスクカートリッジが広く用いられている。この種のディスクカートリッジは、ディスク状記録媒体をカートリッジ本体に収納することにより、ディスク状記録媒体の保護を図り、記録及び/又は再生装置への装脱を容易に行うことを可能としている。
この種のディスクカートリッジにおいては、矩形状に形成されたカートリッジ本体にディスク状記録媒体を回転可能に収納したものが広く用いられている。
ところで、ディスクカートリッジにおいては、収納されるディスク状記録媒体の大きさに対応してできるだけ小型化を図るようにしている。これは、ディスクカートリッジを用いるディスク記録及び/又は再生装置の小型化を図り、さらには、ディスクカートリッジの取り扱いを容易にするためであり、さらにまた、カートリッジを構成する材料の削減を図り、製造コストを削減するためである。
収納されるディスク状記録対に対応して、小型化を図ったディスクカートリッジとして、特開平11−353845号公報(特許文献1)に記載されたものがある。
特許文献1に開示されるディスクカートリッジは、記録及び/又は再生装置への挿入端側となる一の側面側をほぼ円弧状にすることにより、ディスクカートリッジ自体の小型化を実現している。
特許文献1に開示されるディスクカートリッジは、光ディスクを収納したカートリッジ本体にシャッタ部材によって開閉される記録及び/又は再生用開口部を設け、この開口部を介して光ディスクの一部を外方に臨ませるようにしている。光ディスクに対する情報信号の記録又は再生は、記録及び/又は再生用開口部を介してカートリッジ本体の外方に臨まされる光ディスクに記録再生用のヘッド部を構成する光ピックアップを対向させて行われる。
このディスクカートリッジを記録媒体に用いる記録及び/又は再生装置は、光ピックアップをディスクカートリッジから離間した位置で光ディスクの径方向に移動することによって、光ディスクの信号記録領域を光ビームにより走査して情報信号の記録又は再生を行うようにしている。このような方式で光ディスクの記録再生を行う記録及び/又は再生装置は、光ピックアップがディスクカートリッジから離間した位置で移動するため、装置自体の高さを低くして薄型化するには限界がある。
特開平11−353845号公報
本発明の目的は、記録及び/又は再生装置の薄型を実現可能とするディスクカートリッジを提供することにある。
本発明の他の目的は、ディスクカートリッジ自体の小型化を実現しながら、記録及び/又は再生装置の薄型化を実現できるディスクカートリッジを提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、収納したディスク状記録媒体の確実な保護を実現できるディスクカートリッジを提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、カートリッジ本体に設けた記録及び/又は再生用開口部を開閉するシャッタ部材の強度を向上し、確実な記録及び/又は再生用開口部の閉塞を実現できるディスクカートリッジを提供することにある。
本発明に係るディスクカートリッジは、ディスク状記録媒体と、このディスク状記録媒体を回転可能に収納するとともに、ディスク状記録媒体の一部を内外周に亘って外方に臨ませる記録及び/又は再生用開口部が設けられたカートリッジ本体とを有し、記録及び/又は再生用開口部に連続して、記録及び/又は再生装置側に設けられるヘッド部の少なくとも一部を進入させるヘッド部進入部を形成したものである。
本発明に係るディスクカートリッジに設けられるヘッド部進入部は、記録及び/又は再生用開口部に連続する開口部として形成されている。
また、ヘッド部進入部の一側面は、ヘッド部との当接を防止するための傾斜面部とされている。
本発明にディスクカートリッジは、さらに、記録及び/又は再生用開口部を開閉するシャッタ部材を有し、ヘッド部進入部は、カートリッジ本体のシャッタ部材が摺動する面側であって、記録及び/又は再生用開口部を挟んでシャッタ部材が移動する領域と対向する領域に、記録及び/又は再生用開口部に連続して有底の凹部として形成されている。
ここで用いられるシャッタ部材の記録及び/又は再生用開口部を閉塞するシャッタ部の一側には、シャッタ部材が記録及び/又は再生用開口部を閉塞する位置に移動されたとき、シャッタ部と凹部との間に発生する空間を閉塞する折り曲げ部が形成されている。
カートリッジ本体のシャッタ部材が摺動する面側のシャッタ部材が摺動する領域には、凹状のシャッタスライド部が形成され、有底の凹部は、スライド部の深さより深く形成されている。
本発明に係るディスクカートリッジは、記録及び/又は再生装置に装着したとき、ディスク状記録媒体の記録又は再生を行うヘッド部の一部を記録及び/又は再生用開口部に連続して形成したヘッド部進入部に位置させることができるので、記録及び/又は再生装置の薄型化を実現することができる。
そして、ヘッド部進入部の一側面は、ヘッド部との当接を防止するための傾斜面部とされているので、ヘッド部進入部に進入するヘッド部との当接が回避でき、ヘッド部の安定した移動が実現でき、ヘッド部によりディスク状記録媒体を正確に走査することができる。
記録及び/又は再生用開口部を閉塞するシャッタ部材を設けることにより、シャッタ部材が記録及び/又は再生用開口部を閉塞する位置に移動したとき、シャッタ部の一側に設けた折り曲げ部により、シャッタ部と凹部との間に発生する空間を閉塞することができるので、記録及び/又は再生用開口部の密閉することができ、記録及び/又は再生用開口部を介して塵埃等が進入することを防止して、カートリッジ本体に収納したディスク状記録媒体の確実な保護が実現される。
カートリッジ本体に設けられるヘッド部進入部は、シャッタ部材がスライドするスライド部の深さより深い有底の凹部として形成されることにより、カートリッジ本体側に進入するヘッド部の進入量を大きくし、記録及び/又は再生装置の一層の薄型化が実現できる。
以下、本発明に係るディスクカートリッジを図面を参照して具体的に説明する。
本発明に係るディスクカートリッジ1は、ディスク状記録媒体として、例えば、光ディスク2を回転可能に収納したものであって、図1及び図2に示すように、上下一対のハーフ3,4を突き合わせ結合したカートリッジ本体5を備え、このカートリッジ本体5内に光ディスク2を回転可能に収納している。
本発明に係るディスクカートリッジ1は、例えばテレビジョンゲームを実行するプログラムデータやビデオデータが記録された光ディスク2を収納したものであり、しかも、極めて小型に構成されている。このディスクカートリッジ1は、例えば、直径を60mm程度とする小径の光ディスク2を収納したものであって、片手の掌に収納し得る程度の大きさに形成されている。
なお、ここに示すディスクカートリッジ1は、プログラムデータ等の情報信号が予め記録された再生専用型の光ディスク2を収納したものである。
光ディスク2を収納するカートリッジ本体5を構成する上下ハーフ3,4は、合成樹脂材料を成形して形成され、外周囲に立ち上がり周壁3a,4aが形成されている。上下ハーフ3,4は、各立ち上がり周壁3a,4aを突き合わせて結合されることにより、内部にディスク収納部6を構成してカートリッジ本体5を構成する。なお、上下ハーフ3,4は、互いに突き合わせられる各立ち上がり周壁3a,4aの突き合わせ面、更に上下ハーフ3,4の相対向する内面に突設した溶着用突起を超音波溶着法等の溶着法を用いて結合することによってカートリッジ本体5を構成する。
本発明に係るディスクカートリッジ1を構成するカートリッジ本体5は、図1乃至図3に示すように、このディスクカートリッジ1が装脱されるディスク記録及び/又は再生装置への挿入端側となる一側面である前面を円弧状部7として形成している。この円弧状部7は、図3に示すように、カートリッジ本体5のディスク収納部6に収納された光ディスク2の中心を中心Pとして半径Rを一定にしたほぼ半円の円弧状に形成されている。すなわち、円弧状部7は、カートリッジ本体5に収納された光ディスク2の半円に相当する部分と対向するような半円として形成されている。
カートリッジ本体5の円弧状部7に連続する相対向する側面は、互いに平行な側面8,9として形成され、円弧状部7と対向する背面は、なだらかに湾曲して連続する湾曲部10として形成されている。
本発明に係るディスクカートリッジ1は、挿入端側となる一の側面である前面を他の面に比し大きく湾曲したほぼ半円の円弧状部7としているので、カートリッジ挿脱口を介してスロットイン方式により装脱が行われるディスク記録及び/又は再生装置へ挿入を行う際、記録及び/又は再生装置への挿入方向が容易に判別できる。特に、掌内に収納できる程度に小型化したディスクカートリッジ1にあっては、手で握った感覚でも挿入方向の識別を行うことができるので、誤挿入を防止して正確にディスク記録及び/又は再生装置に装着することも可能となる。しかも、このディスクカートリッジ1は、後述するように、スロットイン方式のディスク記録及び/又は再生装置へ挿入操作が容易となるばかりか、確実な挿入操作を実現できる。
さらに、本発明に係るディスクカートリッジ1は、挿入端側をほぼ半円の円弧状部7とし、さらに加えて円弧状部7と対向する背面も湾曲部10としているので、収納する光ディスク2に対し一層の小型化が実現されている。
カートリッジ本体5の下面側を構成する下ハーフ4の中央部には、図2及び図3に示すように、カートリッジ本体5に収納した光ディスク2の中心部に形成したセンター穴11及びその周縁を外方に臨ませる円形の中央開口部12が形成されている。中央開口部12には、ディスクカートリッジ1が装着されるディスク記録及び/又は再生装置側に設けられたディスク回転駆動機構の一部、例えばターンテーブルが進入する。
カートリッジ本体5の下面側を構成する下ハーフ4には、図2及び図3に示すように、記録及び/又は再生用開口部であるヘッド部用開口部13が形成されている。ヘッド部用開口部13は、カートリッジ本体5の一方の側面8に位置し、カートリッジ本体5に収納された光ディスク2の信号記録領域の一部を内外周に亘って外方に臨ませる足る大きさの矩形状に形成されている。すなわち、ヘッド部用開口部13は、カートリッジ本体5の円弧状部7が形成された前面以外の直線状の平坦な面とされた側面8に臨んで形成されている。
本発明に係るディスクカートリッジ1には、ヘッド部用開口部13を開閉するシャッタ部材15が移動可能に取り付けられている。シャッタ部材15は、ヘッド部用開口部13を閉塞する足る大きさの矩形状に形成したされ平板状のシャッタ部16と、シャッタ部16の基板部側に形成された断面コ字状に形成された支持部17とを備える。
なお、シャッタ部材15は、薄い金属板を打ち抜き折り曲げて形成され、若しくは合成樹脂材料を形成して形成されている。
ところで、シャッタ部材15は、カートリッジ本体5を構成する上ハーフ3側を支持部17により支持し、ヘッド部用開口部13を開閉する図1中矢印A方向及び矢印B方向に移動可能に支持されている。すなわち、シャッタ部材15は、図4に示すように、上ハーフ3に形成された立ち上がり周壁3aの一部をもって構成されたスライドガイド部18を支持部17により支持してカートリッジ本体5に移動可能に取り付けられている。
そして、シャッタ部材15に設けられた支持部17は、図4に示すように、シャッタ部16の基端部から垂直に立ち上がり形成され連結片21を有し、この連結片21の先端部にシャッタ部16側に向かって折り曲げられた第1の係合片22が設けられている。連結片21の両側には、第1の係合片22が形成された部分より一段低い位置でL字状に折り曲げされた第2の係合片23が設けられている。なお、第2の係合片23は、先端部側が第1の係合片22側に突出するようにL字状に折り曲げられている。
このシャッタ部材15は、図2に示すように、シャッタ部16をヘッド部用開口部13上に延在するようにカートリッジ本体5に配設される。このとき、シャッタ部材15は、図5及び図6に示すように、支持部17に設けた第1の係合片22をスライドガイド部18の側面に形成した係合溝24に係合し、L字状の第2の係合片23をスライドガイド部18の先端側に係合させることにより、第1及び第2の係合片22,23によって支持部17を挟み込みように支持する。このように支持されたシャッタ部材15は、支持部17にガイドされ、ヘッド部用開口部13を開閉する図1中矢印A方向及び矢印B方向に移動する。
ところで、カートリッジ本体5を構成する下ハーフ4のシャッタ部16が移動する領域には、凹状のシャッタスライド部19が形成されている。シャッタスライド部19は、図7に示すように、シャッタ部材15のシャッタ部16の厚さDとほぼ等しい深さDで形成されている。これは、シャッタ部16をカートリッジ本体5の表面から突出させることなく、カートリッジ本体5の表面に延在させ、カートリッジ本体5の表面を平坦化するためである。
そして、カートリッジ本体5のシャッタ部材5が摺動する面である下ハーフ4の表面には、さらに、ヘッド部用開口部13の一側に連続するようにして有底の凹部31が形成されている。この凹部31は、記録及び/又は再生装置側に設けられる記録及び/又は再生手段のヘッド部を構成する光ピックアップの少なくとも一部を進入させるヘッド部進入部として機能するものであって、図3及び図7に示すように、ヘッド部用開口部13を挟んでシャッタスライド部19と対向する側に位置して、ヘッド部用開口部13の一側のほぼ全長に亘って形成されている。
ヘッド部進入部となる凹部31は、シャッタスライド部19の深さDより大きい深さDをもって形成されている。これは、後述するように、記録及び/又は再生装置側に配される記録及び/又は再生手段のヘッド部を構成する光ピックアップの進入量を大きくするためである。
また、凹部31のヘッド部用開口部13に連続側とは反対側の側面は、図5に示すように、傾斜面部32として形成されいる。この傾斜面部32は、凹部31に進入する光ピックアップの一部、例えば光ピックアップを構成する光学ブロックの一部との当接を防止するためのものである。
本発明に係るディスクカートリッジ1に用いられるシャッタ部材15のヘッド部用開口部13を閉塞するシャッタ部16の一側には、図7に示すように、シャッタ部材15がヘッド部用開口部13を閉塞する位置に移動されたとき、シャッタ部16と有底の凹部31との間に発生する空間を閉塞する折り曲げ部34が形成されている。
このように、本発明に係るディスクカートリッジ1に用いられるシャッタ部材15は、図7に示すように、ヘッド部用開口部13を閉塞する位置に移動したとき、シャッタ部16の一側に設けた折り曲げ部34により、シャッタ部16と凹部31との間に発生する空間を閉塞することができるので、ヘッド部用開口部13を密閉することができ、ヘッド部用開口部13を介して塵埃等がカートリッジ本体5内に進入することを防止して、カートリッジ本体5に収納した光ディスク5の確実な保護を図ることができる。
なお、本発明に係るディスクカートリッジ1において、下ハーフ4に形成された立ち上がり周壁4aのヘッド部用開口部13と対向する部分には、図2及び図4に示すように、切り欠き部25が形成されて開放されている。すなわち、ヘッド部用開口部13は、カートリッジ本体5の内周側から外周縁に亘る領域が開放されて形成されている。
上述のように構成された本発明に係るディスクカートリッジ1は、記録及び/又は再生装置に装着したとき、図8に示すように、光ディスク2に記録された情報信号を再生するために用いるヘッド部を構成する光ピックアップ51の一部を凹部31に進入させることができる。
ここで、本発明に係るディスクカートリッジ1が装着される記録及び/又は再生装置を説明すると、この記録及び/又は再生装置内には、図示はしないが、ディスクカートリッジ1が位置決めして装着されるカートリッジ装着部を備える。さらに、装置内には、カートリッジ装着部に装着されたディスクカートリッジ1に収納された光ディスク2を回転操作するディスク回転駆動機構が設けられるとともに、ディスク回転駆動機構によって回転操作される光ディスク2の信号記録領域を走査して情報信号の再生を行うヘッド部を構成する光ピックアップ51が設けられている。この光ピックアップ51は、光ディスク2の信号記録領域を走査する光ビームを出射する光源や、光源から出射された光ビームを光ディスク2に導く光学素子、さらに、光ディスク2から反射された戻りの光ビームを検出して光ディスク2に記録されたデータを検出する光源変換素子等を内蔵した光学ブロック52と、光源から出射された光ビームを光ディスク2の信号記録面に集光させる対物レンズ53を備えた二軸アクチュエータ54とを備える。
この光ピックアップ51は、記録及び/又は再生装置内に互いに平行に配設されたスライドガイド軸55及びガイド部56に支持され、カートリッジ装着部に装着されたディスクカートリッジ1に収納された光ディスク2の径方向に移動可能に支持されている。このとき、光ピックアップ51は、対物レンズ53を、ディスクカートリッジ1に設けたヘッド部用開口部13に対向するように位置させ、光学ブロック52をヘッド部用開口部13の側方に位置させて配置されている。
この記録及び/又は再生装置は、光ディスク2を再生する状態とするとき、図8に示すように、対物レンズ53をヘッド部用開口部13を介してカートリッジ本体5内に進入させ、光学ブロック52の一部をディスクカートリッジ1側の凹部31内に進入させることができる。その結果、光ピックアップ51の全体をカートリッジ装着部に装着されるディスクカートリッジ1に近接させることができるので、装置全体の薄型化を実現できる。
特に、直径を60mm以下とするような光ディスク2を収納したディスクカートリッジ1を用いる記録及び/又は再生装置において有効となる。小型のディスクカートリッジ1は、ヘッド部用開口部13も小さくなり、光ピックアップ51の全体をカートリッジ本体5内に進入させることもできない。特に、光学ブロック52及び二軸アクチュエータ54とかなる光ピックアップ51は、その構成上から一層の小型化を実現することが困難である。
本発明に係るディスクカートリッジ1を用いることにより、ディスクカートリッジ1の小型化に対応して十分に小型化することが困難な光ピックアップ51を、カートリッジ装着部に装着されるディスクカートリッジ1に対し近接させることができる。すなわち、光学ブロック52の一部をディスクカートリッジ1側の凹部31内に進入させて、光ピックアップ51を配置することができるためである。
このように、光ピックアップ51をディスクカートリッジ1に近接させることができることから、このディスクカートリッジ1を用いる記録及び/又は再生装置の薄型化を達成できる。
上述したディスクカートリッジ1は、ヘッド部用開口部13を閉塞するためのシャッタ部材15を備えているが、本発明に係るディスクカートリッジは、シャッタ部材を設けることなくヘッド部用開口部を開放したままにしたものであってもよい。
シャッタ部材を設けることなく構成されたディスクカートリッジ101は、図9及び図10に示すように構成される。
このディスクカートリッジ101は、基本的な構成を上述したディスクカートリッジ1と共通にするので、共通する部分には共通の符号を付して詳細な説明は省略する。
シャッタ部材を設けることなく構成された本発明に係るディスクカートリッジ101も前述したディスクカートリッジ1と同様に、上下一対のハーフ3,4を突き合わせ結合したカートリッジ本体5を備え、このカートリッジ本体5内に光ディスク2を回転可能に収納している。
このディスクカートリッジ101を構成するカートリッジ本体5は、図9及び図10に示すように、このディスクカートリッジ101が装脱されるディスク記録及び/又は再生装置への挿入端側となる一側面である前面側を円弧状部7として形成している。
カートリッジ本体5の円弧状部7に連続する相対向する側面は、互いに平行な側面8,9として形成され、円弧状部7と対向する背面側は、なだらかに湾曲して連続した湾曲部10として形成されている。すなわち、カートリッジ本体5の背面側は、カートリッジ本体5の前面側に構成された半円状の円弧状部7より大きな半径、すなわち、円弧状部7より曲率が小さい湾曲部10とされている。
このディスクカートリッジ101においても、カートリッジ本体5の下面側を構成する下ハーフ4の中央部には、図10に示すように、カートリッジ本体5に収納した光ディスク2の中心部に形成したセンター穴11及びその周縁を外方に臨ませる円形の中央開口部12が形成されている。
また、下ハーフ4には、図10に示すように、記録及び/又は再生用開口部を構成するヘッド部用開口部113が形成されている。ヘッド部用開口部113は、カートリッジ本体5の一方の側面8側に位置し、中央開口部12に近接した位置から側面8に亘って矩形状に形成されている。すなわち、ヘッド部用開口部113は、カートリッジ本体5に収納された光ディスク2の信号記録領域の一部を内外周に亘って外方に臨ませる足る大きさの矩形状に形成されている。
そして、本例のディスクカートリッジ101に設けられるヘッド部用開口部113に連続して記録及び/又は再生装置側に設けられる記録及び/又は再生手段のヘッド部を構成する光ピックアップの少なくとも一部を進入させるヘッド部進入部となるヘッド部進入用開口部131が形成されている。このヘッド部進入用開口部131は、ヘッド部用開口部113のカートリッジ本体5の記録及び/又は再生装置への挿入端側となる円弧状部7側の一側に連続して形成されている。すなわち、本例のディスクカートリッジ101においては、ヘッド部用開口部113をカートリッジ本体5の円弧状部7側を拡張するようにしてヘッド部進入用開口部131が形成されている。
このディスクカートリッジ101においても、記録及び/又は再生装置側の光ディスク2を走査する光ピックアップ51を構成する光学ブロック52の一部をヘッド部進入用開口部131内に進入させることができる。その結果、光ピックアップ51の全体を記録及び/又は再生装置のカートリッジ装着部に装着されるディスクカートリッジ1に近接させることができるので、記録及び/又は再生装置全体の薄型化を図ることができる。
なお、このディスクカートリッジ101においても、ヘッド部進入用開口部131の一側面は、この開口部131に進入する光ピックアップ51の一部、例えば光ピックアップ51を構成する光学ブロック52との当接を防止するため傾斜面部132として形成されている。
また、シャッタ部材を設けることなく構成されたディスクカートリッジ101においても、ヘッド部進入部は、上述したディスクカートリッジ1と同様に有底の凹部として形成したものであってもよい。
上述したディスクカートリッジ1,101は、再生専用型の光ディスク2を収納したものとして構成されているが、本発明に係るディスクカートリッジは、情報信号の再記録を可能とする記録再生型の光ディスクやその他のディスク状記録媒体を収納したものにも同様に適用でき、上述したと同様の利点を得ることができる。
なお、本発明に係るディスクカートリッジを用いる記録及び/又は再生装置は、収納するディスク状記録媒体に対応して用いヘッド部を異にするものである。
本発明に係るディスクカートリッジを上ハーフ側から見た斜視図である。 本発明に係るディスクカートリッジを下ハーフ側から見た斜視図である。 本発明に係るディスクカートリッジの下ハーフ側から見た平面図である。 シャッタ部材とこのシャッタ部材が支持されるカートリッジ本体を示す斜視図である。 本発明に係るディスクカートリッジのシャッタ部材が取り付けられた側の側面を示す側面図である。 カートリッジ本体にシャッタ部材を取り付けた状態を示す断面図である。 カートリッジ本体に設けたヘッド部用開口部をシャッタ部材により閉塞した状態を示す断面図である。 本発明に係るディスクカートリッジを記録及び/又は再生装置に装着した状態を示す断面図である。 本発明に係るディスクカートリッジの他の例を上ハーフ側から見た斜視図である。 本発明に係るディスクカートリッジの他の例を下ハーフ側から見た斜視図である。
符号の説明
1,101 ディスクカートリッジ、 2 光ディスク、 5 カートリッジ本体、 7 円弧状部、 15 シャッタ部材、 16 シャッタ部、 17 支持部、19 シャッタスライド部、 31 凹部、 32 折り曲げ部、 131 ヘッド部進入用開口部

Claims (6)

  1. ディスク状記録媒体と、
    上記ディスク状記録媒体を回転可能に収納するとともに、上記ディスク状記録媒体の一部を内外周に亘って外方に臨ませる記録及び/又は再生用開口部が設けられたカートリッジ本体とを有し、
    上記記録及び/又は再生用開口部に連続して、記録及び/又は再生装置側に設けられるヘッド部の少なくとも一部を進入させるヘッド部進入部が形成されていることを特徴とするディスクカートリッジ。
  2. 上記ヘッド部進入部は、上記記録及び/又は再生用開口部に連続する開口部であることを特徴とする請求項1記載のディスクカートリッジ。
  3. 上記ヘッド部進入部の一側面は、上記ヘッド部との当接を防止するための傾斜面部とされていることを特徴とする請求項1記載のディスクカートリッジ。
  4. 上記記録及び/又は再生用開口部を開閉するシャッタ部材を有し、
    上記ヘッド部進入部は、上記カートリッジ本体の上記シャッタ部材が摺動する面側であって、上記記録及び/又は再生用開口部を挟んで上記シャッタ部材が移動する領域と対向する領域に、上記記録及び/又は再生用開口部に連続して有底の凹部として形成されていることを特徴とする請求項1記載のディスクカートリッジ。
  5. 上記シャッタ部材の上記記録及び/又は再生用開口部を閉塞するシャッタ部の一側には、上記シャッタ部材が上記記録及び/又は再生用開口部を閉塞する位置に移動されたとき、上記シャッタ部と上記ヘッド部進入部との間に発生する空間を閉塞する折り曲げ部が形成されていることを特徴とする請求項4記載のディスクカートリッジ。
  6. 上記カートリッジ本体の上記シャッタ部材が摺動する面側の上記シャッタ部材が摺動する領域には、凹状のシャッタスライド部が形成され、上記ヘッド部進入部は、上記シャッタスライド部の深さより深い有底の凹部として形成されている請求項4記載のディスクカートリッジ。
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