JP2001052462A - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ

Info

Publication number
JP2001052462A
JP2001052462A JP11220384A JP22038499A JP2001052462A JP 2001052462 A JP2001052462 A JP 2001052462A JP 11220384 A JP11220384 A JP 11220384A JP 22038499 A JP22038499 A JP 22038499A JP 2001052462 A JP2001052462 A JP 2001052462A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
shutter
disk cartridge
disk
magnetic head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11220384A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3505443B2 (ja
Inventor
Hideharu Tajima
秀春 田島
Nobuyuki Takamori
信之 高森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP22038499A priority Critical patent/JP3505443B2/ja
Publication of JP2001052462A publication Critical patent/JP2001052462A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3505443B2 publication Critical patent/JP3505443B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケース内に収納される円盤状記録媒体にヘッ
ドをアクセスする際に必要な上昇量を少なくし、シャッ
タの開閉方向をヘッドの導入方向と平行にする。 【解決手段】 ディスクカートリッジ16のケース10
は、上ハーフ11および下ハーフ12で構成され、内部
に光磁気ディスク14を回転可能に収納する。上ハーフ
11には、磁気ヘッド用開口部11aが設けられ、その
一端側の端面には上ハーフ11の厚みが減少する切欠き
19が設けられる。スライドシャッタ13は、シャッタ
スライド辺17に沿って往復移動して、磁気ヘッド用開
口部11aを開閉可能である。磁気ヘッド15は、切欠
き19の部分から磁気ヘッド用開口部11aに導入され
るので、導入の際の上昇量を少なくすることができる。
スライドシャッタ13の移動方向も、磁気ヘッド15の
導入方向と平行となるので、スライドシャッタ13の開
閉機構を簡単な構成とすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクや磁気
ディスクなどの円盤状記録媒体をケースに収納した状態
で情報の記録または再生を行うためのディスクカートリ
ッジに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ミニディスク(MD)、光磁
気ディスク(MO)、コンパクトディスク(CD)、デ
ジタルビデオディスク(DVD)等の各種光ディスク
や、フロッピーディスク等の磁気ディスクは、円盤状の
記録媒体が大略的に矩形の偏平な板状のケース内に収納
されて、傷やごみから保護されている。円盤状記録媒体
は、ケースに収納されたディスクカートリッジの状態で
ディスク駆動装置に装着され、所定の情報信号の記録ま
たは再生が可能となるように構成されている。
【0003】図7および図8は、従来からのディスクカ
ートリッジとして、MDの概略的な構成を示す。図7は
シャッタ開状態、図8はシャッタ閉状態をそれぞれ示
す。図9は、図7の切断面線IX−IXから見た磁気ヘ
ッド用開口部1a付近の断面を示す。ケースは、上ハー
フ1および下ハーフ2の一対のハーフによって形成され
る。上ハーフ1には磁気ヘッド用開口部1aが形成さ
れ、下ハーフ2には光ピックアップ用開口部2aが形成
される。磁気ヘッド用開口部1aおよび光ピックアップ
用開口部2aは、スライドシャッタ3によって開閉可能
である。上ハーフ1および下ハーフ2によって形成され
るケースは、大略的に矩形の板状であり、スラドシャツ
タ3は、その矩形のケースの一辺に沿って摺動変位し、
磁気ヘッド開口部1aおよび光ピックアップ用開口部2
aの開閉を行う。
【0004】上ハーフ1および下ハーフ2の間には、円
盤状の記録媒体として光磁気ディスク4が収納される。
上ハーフ1および下ハーフ2は、光磁気ディスク4の厚
さ方向の両側に配置される。上ハーフ1の磁気ヘッド開
口部1aからは、光磁気ディスク4の表面で情報記録面
4aにアクセスするための磁気ヘッド5が挿入可能であ
る。磁気ヘッド5は、上ハーフ1、下ハーフ2、スライ
ドシャッタ3および光磁気ディスク4を含むディスクカ
ートリッジ6を挿入して情報の記録または再生を行う装
置に備えられ、スライドシャッタ3が磁気ヘッド用開口
部1aを開放状態とするときに情報記録面4aへのアク
セスが可能となる。
【0005】スライドシャッタ3は、ステンレス鋼など
の薄い金属板を折り曲げて形成され、ケースの一端をシ
ャッタスライド辺7として、そのシャッタスライド辺7
に沿って往復移動可能である。スライドシャッタ3が移
動する範囲の上ハーフ1の表面は、スライドシャッタ3
を構成する板材の厚みだけへこんでいるシャッタスライ
ド凹所8として形成され、スライドシャッタ3の上ハー
フ1側の表面が上ハーフ1の表面との間で段差を生じな
いようにされている。
【0006】光磁気ディスク4に対しては、上ハーフ1
側の磁気ヘッド用開口部1aから磁気ヘッド5がアクセ
スし、下ハーフ2側の光ピックアップ用開口部2aから
図示を省略している光ピックアップがアクセスする。磁
気ヘッド5が磁気ヘッド用開口部1aにディスクカート
リッジ6の周囲から移動する際には、破線で示すよう
に、上ハーフ1の表面に接触しないように、上ハーフ1
の表面から浮いた状態としておく必要がある。磁気ヘッ
ド5が情報記録面4aにアクセスする際には、磁気ヘッ
ド用開口部1a内で情報記録面4aに接近した状態とす
る必要がある。このため、磁気ヘッド5は、d1の範囲
で、図9に示すような基準位置に対して磁気ヘッド5を
上昇させる必要がある。
【0007】図10は、ヘッドの上昇量を少なくする先
行技術の構成を示し、図7〜図9に対応する部分には同
一の参照符を付し、説明を省略する。特許第27168
05号公報や実開平3−110670号公報では、図1
0に示すようにな切欠き9を設けて、光ヘッドや磁気ヘ
ッドのアクセスの際に、ヘッドの上昇量を少なくするこ
とができる構成を開示している。磁気ヘッド用開口部1
aは、上ハーフ1側で、シャッタスライド辺7まで達す
るように形成され、シャッタスライド辺7の端面には、
厚さ方向に、シャッタスライド凹所8よりも深い切欠き
9が形成されている。磁気ヘッド開口部1aをスライド
シャッタ3が開いた状態で、切欠き9の部分を通って磁
気ヘッドを情報記録面4aにアクセスするようにすれ
ば、図9に示すような上昇量d1を小さく押えることが
できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図7〜図9に示すよう
な従来のディスクカートリッジ6では、磁気ヘッド5や
光ピックアップがスライドシャッタ3によって開放され
る磁気ヘッド用開口部1aや光ピックアップ用開口部2
aにアクセスするときに、上ハーフ1や下ハーフ2の表
面までの高さ分を乗り越える必要がある。たとえば磁気
ヘッド5の上昇量としては、光磁気ディスク4の表面に
接触しないために必要な量に加えて、上ハーフ1の厚さ
分を余分に必要とする。したがって、光磁気ディスク4
に情報を記録したり、情報を読出したりするディスク駆
動装置の厚さは、上ハーフ1の高さ分だけ余計に必要と
なり、ディスク駆動装置の小形化の妨げになっている。
また、ディスク駆動装置の設計時には、ディスクカート
リッジ6の反りやディスクカートリッジ6が傾斜して挿
入されたりする際に、ディスクカートリッジ6のケース
の表面と磁気ヘッド5とが接触して、磁気ヘッド5など
の破損が生じたり、ディスクカートリッジ6がディスク
駆動装置に装着不可能になるようなことがないように、
余裕を見込む必要がある。
【0009】また、図10に示すように、スライドシャ
ッタ3が磁気ヘッド用開口部1aや光ピックアップ用開
口部2aを開閉する際にスライドするシャッタスライド
辺7に切欠き9を設けて、スライドシャッタ3が開いた
ときにシャッタスライド辺7の厚みを薄くして、ヘッド
が乗り越える必要がある上昇量を少なくすることができ
る構成では、ヘッドが開口部に導入される方向とスライ
ドシャッタ3がスライドする方向とが垂直になってしま
う。一般に、ヘッドを開口部に導入する方向は、ディス
クカートリッジ6のディスク駆動装置への挿入方向であ
り、スライドシャッタ3がこの挿入方向に垂直な方向に
スライドする必要があると、スライドシャッタ3を開く
駆動力は、ディスクカートリッジ6を挿入するときに与
える力から、垂直な方向に変えて連動する機構が必要と
なる。切欠き9を形成することによって、ヘッドの上昇
量を少なくすることができても、スライドシャッタ3を
開く力をディスクカートリッジ6の挿入力から方向を変
えて伝達する機構を設けることは、ディスク駆動装置の
小形化の妨げになっている。
【0010】本発明の目的は、ケースの開口部にヘッド
を導入する際の上昇量を少なくし、かつ導入方向とシャ
ッタのスライド方向とを平行にすることができるディス
クカートリッジを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、大略的に矩形
板状の形状を有して円盤状記録媒体を回転可能に収納す
るケースに、円盤状記録媒体の表面に接近して情報を記
録または再生するヘッド用の開口部が形成され、該開口
部を開閉するシャッタを備えるディスクカートリッジに
おいて、該開口部は、該矩形形状の一辺からその対辺に
向かって延びる形状に形成され、該ケースの該一辺側の
端面には、該開口部の範囲内の少なくとも一部に、厚み
が減少する切欠きが設けられ、該シャッタは、該一辺に
垂直な方向に往復移動して、該開口部の開閉を行うこと
を特徴とするディスクカートリッジである。
【0012】本発明に従えば、大略的に矩形板状の形状
を有するケース内には、円盤状記録媒体が回転可能に収
納される。ケースには、円盤状記録媒体の表面に接近し
て情報を記録または再生するヘッド用の開口部が形成さ
れ、開口部を開閉するシャッタが備えられる。開口部
は、矩形形状の一辺からその対辺に向かって延びる形状
に形成され、ケースでその一辺側の端面には、厚みが減
少する切欠きが開口部の範囲内の少なくとも一部に設け
られるので、ヘッドを開口部に導入する際には、切欠き
部分を通過させることによって、上昇量を小さくするこ
とができる。シャッタは、その一辺に垂直な方向に往復
移動して開口部の開閉を行うので、その一辺に垂直な方
向にディスクカートリッジを挿入するようにすれば、挿
入力を利用して容易に開閉させることができる。また、
ヘッドを導入する方向にシャッタが往復移動するので、
ヘッドを導入する機構に連動してシャッタを移動するよ
うに構成することも容易であり、シャッタの往復移動に
必要な機構を簡略化して小形化することができる。
【0013】また本発明で前記シャッタは、前記開口部
を閉止する状態で、前記一辺側の先端が前記端面で前記
切欠きを覆う形状を有することを特徴とする。
【0014】本発明に従えば、シャッタが開口部を閉止
する状態では、一辺側の先端が端面の切欠きを覆うこと
ができるので、外部からのダスト侵入などを防止するこ
とができる。
【0015】また本発明で前記ケースおよび前記シャッ
タは、シャッタが前記開口部を閉止する状態で、前記一
辺側の端面に、段差が生じないような形状を有すること
を特徴とする。
【0016】本発明に従えば、シャッタが開口部を閉止
する状態で、一辺側の端面には段差が生じないので、ハ
ンドリング性に優れ、ディスクカートリッジの取扱いが
容易となり、ラックケースなどにも収納しやすくするこ
とができる。
【0017】また本発明で前記開口部は、前記一辺に垂
直な隣辺に予め定める間隔まで接近して、矩形形状に形
成され、該一辺方向に平行な方向には、前記ヘッドが前
記記録媒体の記録領域を半径方向に走査可能な長さを有
することを特徴とする。
【0018】本発明に従えば、矩形形状の開口部に切欠
きを設けてある一辺側の端面から導入されるヘッドが、
記録媒体の記録領域を半径方向に走査して、走査範囲の
どの位置に対しても、そのまま開口部と外部との間で上
昇量を少なくして移動可能であるので、ディスクカート
リッジを着脱する際に、ヘッドの位置が切欠きの位置に
移動するまで待つ必要がなく、迅速な挿入や排出を行う
ことができる。
【0019】また本発明で前記切欠きが設けられる矩形
形状の一辺は、ディスクカートリッジを記録または再生
する装置に挿入する方向と垂直であることを特徴とす
る。
【0020】本発明に従えば、ヘッドを開口部に導入す
る際の上昇量を低くするための切欠きは、ディスクカー
トリッジの挿入方向に垂直な端面に設けられ、シャッタ
の移動方向は挿入方向に平行とすることができるので、
ディスクカートリッジの挿入に連動してシャッタを開放
状態に移動させる機構を簡略に構成し、情報の記録や再
生を行う装置を小形化することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1および図2は、本発明の実施
の一形態のディスクカートリッジで、シャッタ開状態お
よびシャッタ閉状態をそれぞれ示す。ケース10は、薄
い矩形板状の筺体であり、上ハーフ11および下ハーフ
12を組合せて構成される。上ハーフ11には磁気ヘッ
ド用開口部11aが大略的に矩形の形状となるように形
成され、下ハーフ12には光ピックアップ用開口部12
aが大略的に矩形の形状となるように形成される。磁気
ヘッド用開口部11aおよび光ピックアップ用開口部1
2aは、スライドシャッタ13が往復移動して、図1に
示す開放状態と図2に示す閉止状態とを切換えることが
できる。上ハーフ11および下ハーフ12は、円盤状記
録媒体である光磁気ディスク14の厚み方向の両側に配
置され、光磁気ディスク14の表面の情報記録面14a
に磁気ヘッド用開口部11aから磁気ヘッド15が接近
して情報にアクセス可能である。ケース10内に光磁気
ディスク14が回転可能に収納されているディスクカー
トリッジ16は、たとえば画像や音声等の情報信号を、
光磁気ディスク14の情報記録面14aに同心円状に形
成される記録トラックに記録し、またこの記録された情
報を再生するディスク記録再生装置の記録媒体として用
いられる。ディスクカートリッジ16の大きさは、たと
えば手の平に入る程度に形成されている。
【0022】ディスクカートリッジ16の上ハーフ11
に形成される磁気ヘッド用開口部11aは、光磁気ディ
スク14の情報記録面14aを半径方向にわたって部分
的に外方に臨ませるように形成される。下ハーフ12に
設けられる光ピックアップ用開口部12aは、光磁気デ
ィスク14の情報記録面14aの反対側を半径方向にわ
たって部分的に外方に臨ませるように形成される。な
お、ディスクカートリッジ16で、上ハーフ11や下ハ
ーフ12のような上下の区別は、説明の便宜上であり、
実際にディスクカートリッジ16を記録再生装置などに
装着するときの方向とは必ずしも同一とはならないこと
は勿論である。
【0023】光磁気ディスク14は、透明基板に記録膜
が形成されており、その上に保護膜が形成されている。
光磁気ディスク14を回転可能に収納しているケース1
0は、上ハーフ11と下ハーフ12とを重ね合わせてこ
れらを一体的に接合し、開口部を開閉させるスライドシ
ャッタ13を嵌め込むことによって形成される。上ハー
フ11と下ハーフ12とは、射出成形等によってプラス
チック材料で薄板状に形成され、その外径寸法は大略的
に同一形状となるように形成されている。また、スライ
ドシャッタ13は、ステンレス鋼等の薄板金属材料やポ
リカーボネート等の樹脂材料で形成される。
【0024】スライドシャッタ13は、図示を省略して
いるばねによって、通常は図2に示す閉止状態となるよ
うに付勢される。本実施形態のスライドシャッタ13
は、ディスクカートリッジ16の挿入/排出方向と平行
な方向にスライドさせ、ディスクカートリッジ16の開
口部を開閉させることができる。開口部の開閉の際に
は、スライドシャッタ13はシャッタスライド辺17に
沿って往復移動し、往復移動する範囲は上ハーフ11に
スライドシャッタ13の厚みに相当するシャッタスライ
ド凹所18が形成され、スライドシャッタ13の表面と
上ハーフ11の表面とが面一となって段差が生じないよ
うにされている。
【0025】以上のようなディスクカートリッジ16の
構成の中で、上ハーフ11には、特にディスクカートリ
ッジ16の挿入時に磁気ヘッド15の挿入方向と垂直な
辺、すなわちシャッタスライド辺17に隣接して垂直な
辺に、切欠き19が設けられている。切欠き19は、デ
ィスクカートリッジ16を再生または記録装置に挿入す
る方向に垂直な端面に設けられて、上ハーフ11の高さ
をその他の部分より低くしているので、磁気ヘッド15
が磁気ヘッド用開口部11aに導入される際に、乗り越
えなければならないケース10の厚みHを減少させてい
る。この切欠き19の長さLは、磁気ヘッド15が光磁
気ディスク14の情報記録面14aの記録領域上を半径
方向に走査することができる長さとなるように設定され
ている。
【0026】また、図1からも明らかなように、ディス
クカートリッジ16の上ハーフ11および下ハーフ12
の連結部は、ディスクカートリッジ16の厚さ方向の大
略的に中心となるように、上ハーフ11および下ハーフ
12が形成されている。光磁気ディスク14は、磁気ヘ
ッド用開口部11aおよび光ピックアップ用開口部12
aの部分においてのみケース10の外方に臨み、これら
の開口部に挿入される磁気ヘッド15および光ピックア
ップにそれぞれ対接され得るようにケース10内に収納
されている。図2に示すように、スライドシャッタ13
によって開口部を閉止している状態では、切欠き19が
形成されている端面側で、上ハーフ11とスライドシャ
ッタ13とが段差なく連続的に嵌合した状態となり、連
続的な直方体形状をなすようになっている。これによっ
て、ディスクカートリッジ16のハンドリング性を良好
にし、ラックケースなどに収納しやすいようにすること
ができる。
【0027】図3は、ディスクカートリッジ16を下ハ
ーフ12側から見た状態を示す。図3(a)は光ピック
アップ用開口部12aを開放している状態、図3(b)
は閉止している状態を示す。光ピックアップ用開口部1
2aは、図7に示す磁気ヘッド用開口部1aと同様に形
成される。光ピックアップは、必ずしも光磁気ディスク
14の表面まで接近させる必要はないからである。しか
しながら、記録媒体の表面に接近させる必要があるヘッ
ドを使用する際には、上ハーフ11側の磁気ヘッド用開
口部11aと同様に切欠き19を設けて形成すればよ
い。
【0028】図4は、図1の切断面線IV−IVから見
た磁気ヘッド用開口部11a付近の断面を示す。本実施
形態では、磁気ヘッド用開口部11aに磁気ヘッド15
を導入する側の端面に切欠き19が設けられているの
で、図9に示す上昇量d1に比較して、磁気ヘッド15
に必要とする上昇量d2を小さくすることができる。こ
れによって、ディスクカートリッジ16に情報を記録し
たり再生したりするディスク駆動装置として必要な高さ
を小さくし、小形化を図ることができる。また、切欠き
19は、図4の紙面に垂直な方向に、磁気ヘッド15の
走査範囲にわたって形成されるので、磁気ヘッド15が
どの走査位置にあっても磁気ヘッド用開口部11aと外
部との間の移動が可能である。ただし、磁気ヘッド15
の磁気ヘッド用開口部11aへの導入を、光磁気ディス
ク14の半径方向最外方の位置に限って行うようにすれ
ば、切欠き19を設ける範囲も狭くすることができる。
【0029】図5は、本実施形態のスライドシャッタ1
3の形状を示す。前述のように、スライドシャッタ13
は、ステンレス鋼などの薄板金属材料を折り曲げて形成
されるか、あるいは、ポリカーボネート等の樹脂材料を
用いた成形により形成される。スライドシャッタ13に
は、図2に示すような開口部の閉止時に切欠き19の部
分を遮蔽する遮蔽部21を有する。遮蔽部21は、図2
に示すように、切欠き19が設けられる端面を段差なく
面一の状態で覆うことができる。スライドシャッタ13
でケース10のシャッタスライド辺17に接する部分の
一部には、シャッタロックの解除およびシャッタを開閉
するシャッタロック解除ピン用の侵入孔22を有する。
図3に示すように、下ハーフ12には、シャッタスライ
ド辺17寄りに溝部20が形成されており、スライドシ
ャッタ13には溝部20内に挿入される爪23を有して
いる。爪23が溝部20内に挿入されているので、スラ
イドシャッタ13は溝部20に沿って案内され、シャッ
タスライド辺17に平行に往復移動することができる。
図1に示すように、シャッタスライド辺17には、溝部
17aが形成され、侵入孔22に挿入されるシャッタロ
ック解除ピンが、スライドシャッタ13をディスクカー
トリッジ16の挿入/排出方向と同方向にスライドさ
せ、ディスクカートリッジ16の開口部を開閉させるこ
とができる。スライドシャッタ13には、上ハーフ11
側に上ハーフ側閉止部24が形成され、下ハーフ12側
に下ハーフ側閉止部25が形成され、磁気ヘッド用開口
部11aおよび光ピックアップ用開口部12aをそれぞ
れ閉止することができる。
【0030】図6は、本発明の実施の他の形態のディス
クカートリッジの構成を示す。図6(a)はシャッタ開
状態を示し、図6(b)はシャッタ閉状態を示す。本実
施形態で、図1〜図5の実施形態に対応する部分には同
一の参照符を付し、重複する説明を省略する。本実施形
態のケース30は、上ハーフ31および下ハーフ32を
組合せて形成される点は図1〜図5のケース10と同様
であるけれども、本実施形態のディスクカートリッジ3
6のシャッタスライド辺37の長さは、図1の実施形態
のディスクカートリッジ16のシャッタスライド辺17
の長さよりも短くなっている。このため図6(a)に示
すように、シャッタ開状態では、スライドシャッタ13
の一部はケース30から外方に突出する。また、奥行き
を少なくするためには、磁気ヘッド15を磁気ヘッド用
開口部11aに導入した後、走査する方向をディスクカ
ートリッジの挿入方向と垂直ではなく、傾斜した方向と
することも考えられる。
【0031】以上説明した実施形態では、本発明を光磁
気ディスクに適用する場合について説明しているけれど
も、磁気ディスクや光ディスクなど、他の円盤状記録媒
体にも同様に適用することができる。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、開口部が
矩形板状形状のケースの一辺から対向する辺に向かって
形成されるその一辺側に切欠きを設けておくので、ヘッ
ドを開口部に導入する際に切欠きの部分を通過するよう
にすれば、ケースを乗り越える上昇量を少なくして、記
録媒体に情報を記録したり記録媒体から情報を再生した
りする装置で必要な厚み方向の大きさを小さくすること
ができる。また、開口部を開閉するシャッタは、切欠き
が形成されている辺に対して垂直な方向に往復移動する
ので、ヘッドを開口部に導入する際にシャッタを移動さ
せて開口部を開閉させる機構を、簡単かつ小形に構成す
ることができる。
【0033】また本発明によれば、シャッタが開口部を
閉止する状態では、切欠きの部分もシャッタの先端で覆
われるので、外部から切欠きの部分を通って内部にダス
トなどが侵入することを防ぎ、記録媒体の情報記録面を
有効に保護することができる。
【0034】また本発明によれば、シャッタが開口部を
閉止している状態では、切欠きが設けられる一辺側の端
面に段差が生じないので、ディスクカートリッジはハン
ドリング性が良好となり、ラックケースなどにも容易に
収納することができる。
【0035】また本発明によれば、矩形形状の開口部
が、記録媒体の記録領域を半径方向にヘッドが走査可能
な長さで形成され、端面に形成される切欠きもその長さ
を有するので、ヘッドの位置が走査範囲のどの位置であ
っても、そのまま開口部と外部との間で切欠きの部分を
通って移動することができ、ディスクカートリッジの情
報記録や情報再生の準備のために必要な時間を短縮する
ことができる。
【0036】また本発明によれば、ディスクカートリッ
ジを記録または再生する装置に挿入する方向と切欠きが
設けられる矩形形状の一辺は垂直であるので、シャッタ
が開口部を開閉するために移動する方向はディスクカー
トリッジの挿入方向と平行となり、挿入力を利用してシ
ャッタの挿入や排出の際の力を利用してシャッタの開閉
を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態のディスクカートリッジ
16のシャッタ開状態を示す斜視図である。
【図2】図1のディスクカートリッジ16のシャッタ閉
状態を示す斜視図である。
【図3】図1のディスクカートリッジ16の裏面側での
シャッタ開状態およびシャッタ閉状態を示す斜視図であ
る。
【図4】図1の切断面線IV−IVから見た断面図であ
る。
【図5】図1の実施形態のスライドシャッタ13の形状
を示す斜視図である。
【図6】本発明の実施の他の形態のディスクカートリッ
ジ36で、シャッタ開状態およびシャッタ閉状態を示す
斜視図である。
【図7】従来のディスクカートリッジ6でシャッタ開状
態を示す斜視図である。
【図8】従来のディスクカートリッジ6でシャッタ閉状
態を示す斜視図である。
【図9】図7の切断面線IX−IXから見た断面図であ
る。
【図10】先行技術のディスクカートリッジの構成を示
すシャッタ開状態の斜視図である。
【符号の説明】
10,30 ケース 11,31 上ハーフ 11a 磁気ヘッド用開口部 12,32 下ハーフ 12a 光ピックアップ用開口部 13 スライドシャッタ 14 光磁気ディスク 14a 情報記録面 15 磁気ヘッド 16,36 ディスクカートリッジ 17,37 シャッタスライド辺 18,38 シャッタスライド凹所 19 切欠き 21 遮蔽部 24 上ハーフ側閉止部 25 下ハーフ側閉止部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大略的に矩形板状の形状を有して円盤状
    記録媒体を回転可能に収納するケースに、円盤状記録媒
    体の表面に接近して情報を記録または再生するヘッド用
    の開口部が形成され、該開口部を開閉するシャッタを備
    えるディスクカートリッジにおいて、 該開口部は、該矩形形状の一辺からその対辺に向かって
    延びる形状に形成され、 該ケースの該一辺側の端面には、該開口部の範囲内の少
    なくとも一部に、厚みが減少する切欠きが設けられ、 該シャッタは、該一辺に垂直な方向に往復移動して、該
    開口部の開閉を行うことを特徴とするディスクカートリ
    ッジ。
  2. 【請求項2】 前記シャッタは、前記開口部を閉止する
    状態で、前記一辺側の先端が前記端面で前記切欠きを覆
    う形状を有することを特徴とする請求項1記載のディス
    クカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記ケースおよび前記シャッタは、シャ
    ッタが前記開口部を閉止する状態で、前記一辺側の端面
    に、段差が生じないような形状を有することを特徴とす
    る請求項1または2記載のディスクカートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記開口部は、前記一辺に垂直な隣辺に
    予め定める間隔まで接近して、矩形形状に形成され、該
    一辺方向に平行な方向には、前記ヘッドが前記記録媒体
    の記録領域を半径方向に走査可能な長さを有することを
    特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のディスクカ
    ートリッジ。
  5. 【請求項5】 前記切欠きが設けられる矩形形状の一辺
    は、ディスクカートリッジを記録または再生する装置に
    挿入する方向と垂直であることを特徴とする請求項1〜
    4のいずれかに記載のディスクカートリッジ。
JP22038499A 1999-08-03 1999-08-03 ディスクカートリッジ Expired - Fee Related JP3505443B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22038499A JP3505443B2 (ja) 1999-08-03 1999-08-03 ディスクカートリッジ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22038499A JP3505443B2 (ja) 1999-08-03 1999-08-03 ディスクカートリッジ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001052462A true JP2001052462A (ja) 2001-02-23
JP3505443B2 JP3505443B2 (ja) 2004-03-08

Family

ID=16750289

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22038499A Expired - Fee Related JP3505443B2 (ja) 1999-08-03 1999-08-03 ディスクカートリッジ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3505443B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005050427A (ja) * 2003-07-28 2005-02-24 Sony Corp ディスクカートリッジ
JP2005063635A (ja) * 2003-07-28 2005-03-10 Sony Corp ディスクカートリッジ
JP2005063639A (ja) * 2003-07-28 2005-03-10 Sony Corp ディスクカートリッジ
JP2005190638A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Sony Corp ディスクカートリッジ
KR101058544B1 (ko) 2003-07-28 2011-08-23 소니 가부시키가이샤 디스크 카트리지와 기록 및/또는 재생장치

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4706185B2 (ja) * 2003-07-28 2011-06-22 ソニー株式会社 ディスクカートリッジ
JP2005063635A (ja) * 2003-07-28 2005-03-10 Sony Corp ディスクカートリッジ
JP2005063639A (ja) * 2003-07-28 2005-03-10 Sony Corp ディスクカートリッジ
JP2005050427A (ja) * 2003-07-28 2005-02-24 Sony Corp ディスクカートリッジ
KR101058544B1 (ko) 2003-07-28 2011-08-23 소니 가부시키가이샤 디스크 카트리지와 기록 및/또는 재생장치
JP4706169B2 (ja) * 2003-07-28 2011-06-22 ソニー株式会社 ディスクカートリッジ
JP2005190638A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Sony Corp ディスクカートリッジ
US7512961B2 (en) 2003-12-26 2009-03-31 Sony Corporation Disk cartridge, and recording and/or reproducing device
JP4682515B2 (ja) * 2003-12-26 2011-05-11 ソニー株式会社 ディスクカートリッジ
EP1699050A4 (en) * 2003-12-26 2007-09-05 Sony Corp DATA CARRIER CASSETTE AND RECORDING AND / OR PLAYING DEVICE
EP1699050A1 (en) * 2003-12-26 2006-09-06 Sony Corporation Disk cartridge, and recording and/or reproducing device
WO2005066956A1 (ja) * 2003-12-26 2005-07-21 Sony Corporation ディスクカートリッジ及び記録及び/又は再生装置
KR101058853B1 (ko) * 2003-12-26 2011-08-23 소니 주식회사 디스크 카트리지

Also Published As

Publication number Publication date
JP3505443B2 (ja) 2004-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5610789A (en) Tape cartridge with a gate member slidably mounted an access door
EP0421775B1 (en) Disc cartridge
JPH0528607Y2 (ja)
JP3505443B2 (ja) ディスクカートリッジ
US7730504B2 (en) Disc cartridge
KR20010089229A (ko) 디스크 카트리지
KR20010089798A (ko) 디스크 카트리지 장치 및 디스크 카트리지
EP1699050B1 (en) Disk cartridge, and recording and/or reproducing device
EP0918329B1 (en) Magnetic disk cartridge
JPH0355185Y2 (ja)
US7188351B2 (en) Disc cartridge
JP2001135058A (ja) ディスクカートリッジ
JP3485761B2 (ja) ディスクカートリッジ
JP3532357B2 (ja) 磁気ディスクカートリッジ
JP3030894B2 (ja) ディスクカートリッジ
JP3257557B2 (ja) 記録及び/又は再生装置
JP3309456B2 (ja) ディスクカートリッジ
RU2301462C2 (ru) Картридж для диска
JPH0732732U (ja) 記録媒体の挿入装置
JP2722814B2 (ja) 光ディスク用カートリッジ
JP3499192B2 (ja) ディスクカートリッジ及びこれを用いた光磁気記録再生装置
JPH0515174U (ja) デイスクカートリツジ
JPH10302431A (ja) 磁気ディスクカートリッジおよび磁気ディスクドライブ装置
JPH04103369U (ja) 堅いデイスクカートリツジ
JPH10283749A (ja) 磁気ディスクカートリッジ

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20031020

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20031209

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20031215

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071219

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081219

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091219

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091219

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101219

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101219

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees