JP2722814B2 - 光ディスク用カートリッジ - Google Patents

光ディスク用カートリッジ

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JP2722814B2
JP2722814B2 JP31951690A JP31951690A JP2722814B2 JP 2722814 B2 JP2722814 B2 JP 2722814B2 JP 31951690 A JP31951690 A JP 31951690A JP 31951690 A JP31951690 A JP 31951690A JP 2722814 B2 JP2722814 B2 JP 2722814B2
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孝次郎 益田
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Mitsubishi Materials Corp
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、光学的に情報の記憶若しくは再生を行う光
ディスクを収納するための光ディスク用カートリッジに
関し、特にそのケースの開口部端縁並びにシャッター開
閉用摺動体の構成に改良を施した光ディスク用カートリ
ッジに関する。
[従来の技術] 近年においては画像、情報記憶検索装置や音楽あるい
は映像再生装置の膨大な情報量を扱う装置の記憶媒体と
して、光学的手段を用いて情報を記憶する光ディスクが
広く用いられている。この光ディスクは通常光ディスク
を外力や埃から保護するために、樹脂製のカートリッジ
に収容した形態で使用されている。このような光ディス
クを収容したカートリッジを記憶再生装置としての光デ
ィスク装置に挿入すると、この装置内でカートリッジに
開閉自在に設けられているシャッターが機械的に移動さ
れて光ディスクの一部が露出され、この露出部分に光ヘ
ッドを介して光を照射し、かつ磁気ヘッドを介して磁界
を与えることで光学的に情報の記憶が行われ、また光ヘ
ッドを介して光を照射し、この反射光の偏光面または反
射率を光検出器によって検出することにより光学的に情
報の再生を行い得るようになっている。
このような光ディスク用カートリッジは第5図に示す
ように正方形または矩形状をなし基本的に上下対称な構
造を有する樹脂製の上ケース1と下ケース2とを端辺部
で重ね合わせてねじ3または接着剤により固定してお
り、内部には光ディスク4が回転可能に収納されてい
る。前記上ケース1と下ケース2からなるケース5は厚
さ数mmの中空、平板状をなし、その一面には矩形ホール
6とセンターホール7とが連続形成された第1の開口部
8が形成されていると共に、その他面には前記矩形ホー
ル6と対向する矩形状の第2の開口部9が形成されてい
る。前記第1の開口部8は光ヘッド(図示せず)をアク
セスするためのものであり、その幅及び長さは光ヘッド
が光ディスク4をアクセスできる大きさとなっている。
前記第2の開口部9は光ディスク4の最内周のトラック
を磁気ヘッド(図示せず)がアクセスできる長さで開口
している。またカートリッジには前記第1,第2の開口部
8,9を開閉するシャッター10がケース5の一端縁つまり
記憶再生装置(図示せず)への挿入側の端縁部11に沿っ
て移動可能に設けられている。前記シャッター10は金属
薄板をコ字状に折り曲げて形成されており、ケース5の
端縁部11から両面を挟むように取り付けられ、通常はス
プリング(図示せず)により第1,第2の開口部8,9を遮
蔽する位置に付勢されている。前記端縁部11は全横幅に
わたり同一の厚さを有し、一部にレール12が形成され、
このレール12に摺動可能に配設された合成樹脂製の摺動
体13に前記シャッター10がねじ14により固定されてい
る。前記光ディスク用カートリッジを記憶再生装置に挿
入すると、装置内にてシャッター10がスプリングの付勢
力に抗して開放され第1,第2の開口部8,9を介して光デ
ィスク4の一部が露出され、さらにセンターホール7よ
りスピンドル(図示せず)が挿入されて光ディスク4が
回転可能に保持されると共に、光ヘッド、磁気ヘッドが
光ディスク4に対し垂直方向に移動して第1,第2の開口
部8,9に挿入されて設定間隔に保持され、この状態で光
ディスク4上をアクセスして情報の記憶、再生を行うよ
うになっている。このように第5図に示す光ディスク用
カートリッジにおいては、光ヘッドおよび磁気ヘッドを
光ディスク4に対し垂直方向に相対移動させて第1,第2
の開口部8,9内に挿入しかつ設定間隔で保持するように
構成しているため、光ヘッドおよび磁気ヘッドを移動す
る機構が複雑になり装置が大型化する上、ヘッドの位置
精度が低くなるという問題がある。
ところで、このような問題を解決するものとして、第
6図乃至第8図に示す光ディスク用カートリッジが知ら
れている。この光ディスク用カートリッジには上ケース
1と下ケース2における前記端縁部11の開口部8,9と対
応する位置に段部15を介して上,下部の横桟16A,16Bを
一体形成し、この上部横桟16Aと下部横桟16Bとを重ね合
わせて、予め設定間隔で配設された光ヘッドと磁気ヘッ
ドを挿通可能にする薄肉部16を形成している。摺動体13
Aはシャッター10の横幅と略等しい長さを有する取付部1
7と、前記薄肉部16と等しい厚さでかつ前記開口部8,9の
横幅と略等しい長さを有する薄肉部18とが一体に連設し
ており、前記取付部17に取付けられたシャッター10が開
放された場合にケース5の薄肉部16の端面に摺動体13A
の薄肉部18が整合するようになっている。そして、上記
の光ディスク用カートリッジを記憶再生装置に挿入する
と、装置内にてシャッター10が開放されて摺動体13の薄
肉部18がケース5の薄肉部16の位置まで移動し、スピン
ドルによって光ディスク4が保持された状態で予め設定
間隔に配置された光ヘッド、磁気ヘッドが水平移動して
前記薄肉部16,18部分から開口部8,9内に挿入され、情報
の記録、再生が行われるものである。このように第6図
乃至第8図に示す光ディスク用カートリッジにおいて
は、光ヘッド及び磁気ヘッドを設定間隔に配設した状態
で薄肉部16,18を通して開口部8,9に挿入できるため、第
6図に示した光ディスク用カートリッジを用いる際に必
要とした光ディスクおよび磁気ディスクを光ディスク4
に対し垂直方向に相対移動させる機構を省略することが
でき装置の小型化を図り、光ヘッドと磁気ヘッドの位置
精度も高めようとする提案がなされている。
[発明が解決しようとする課題] 前述した従来技術においては、光ディスク用カートリ
ッジは、第6図乃至第8図に示すように上ケース1の端
縁部11に形成された上部横桟16Aと下ケース2の端縁部1
1に形成された下部横桟16Bとを重ね合せて設定間隔で配
設された光ヘッドと磁気ヘッドを挿通可能な薄肉部16を
形成しているため、上部横桟16Aと下部横桟16Bは1mm以
下の非常に薄い部分となり上,下ケース1,2と一体に成
形し難い上、この横機16A,16Bは強度的に弱く外力によ
り変形し易く変形した場合には光ヘッドと磁気ヘッドの
挿通に支障を来たすという問題点があった。
本発明は、前記従来の問題点を解決するもので、光ヘ
ッドと磁気ヘッドを挿通可能な薄肉部構造の強度を高め
るとともに製造も容易にすることが可能な光ディスク用
カートリッジを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するために本発明は開口部を有する上
ケースと下ケースの間に光ディスクを回転可能に収納
し、前記両ケースの一端縁に形成されたレールに沿って
摺動体を移動可能に設け、この摺動体に前記開口部を開
閉するシャッターを設け、前記摺動体にはシャッター開
放時に前記開口部と対応する箇所に、設定間隔で配置さ
れた光ヘッドおよび磁気ヘッドが挿通可能な薄肉部を段
部を介して形成してなる光ディスク用カートリッジにお
いて、前記両ケースには前記一端縁側の開口部と対応す
る箇所にその開口部に連通する開放部を形成するととも
に、前記摺動体を水平方向に幅広に形成して前記開放部
を補強するように構成したものである。
[作用] 本発明の光ディスク用カートリッジにおいては、光ヘ
ッドと磁気ヘッドを水平に挿通可能な薄肉部構造をシャ
ッター開閉用の摺動体のみで構成するので従来の横機を
省略できることにより製造を容易にできるとともに、薄
肉部構造の強度も水平方向に幅広な摺動体によって十分
確保することができ、この摺動体によって開放部も補強
される。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図面を用いて具体的に説明
する。尚第6図乃至第8図と同一部分に同一符号を付し
同一箇所の詳細な説明は省略する。
第1図乃至第4図は本発明の実施例を示しており、上
ケース1と下ケース2とで、第1,第2の開口部8,9を有
するケース5を形成している点、ケース5内には光ディ
スク4が回転可能に収納されている点、およびシャッタ
ー10がケース5の端縁部11に沿って移動自在に設けられ
ている点、並びに摺動体13Bはシャッター10の横幅と略
等しい長さを有する取付部17Aと、予め設定間隔で配設
された光ヘッドと磁気ヘッドを水平に挿通可能とする厚
みで形成された薄肉部18Aを有している点は第6図乃至
第8図で示したものと同一である。また、第1図におい
て端縁部11の一側端側に設けられている凹部19は誤挿入
防止用であり、端縁部11の開口部8,9一側に設けられて
いる凹部20はシャッター検知用である。
本実施例においては、上ケース1における端縁部11の
開口部8と対応する箇所にその開口部8に連通する開放
部21を形成しているとともに、下ケース2における端縁
部11の開口部9と対応する箇所にその開口部9に連通す
る開放部21Aを形成している。さらに摺動体13Bは第2図
乃至第4図に示すように取付部17Aと薄肉部18Aとが段部
22を介して連設されており、この全長にわたり水平方向
に広幅に形成されている。これは摺動体13Bの水平方向
の幅を第6図に示す従来のケース5の薄肉部16の幅A1
摺動体13Aの薄肉部18の幅A2とを合わせた広幅Aとして
形成することで開放部21,21Aの補強をなすように構成し
ている。取付部17Aの外端にはケース5の内面に形成さ
れた凹状レール23に挿入されこの凹状レール23に沿って
移動する突起24が上下に設けられ、薄肉部18Aの外端に
はケース5の内面に形成された凸状レール25を挟んで配
置されこの凸状レール25に沿って移動する二股状の突起
26が上下に設けられている。そして第1図乃至第4図に
示す光ディスク用カートリッジを記憶再生装置に挿入す
ると、装置内にてシャッター10が開放され、シャッター
10と同体的に摺動体13Bが凹状レール23、凸状レール25
および突起24,26を介して摺動して摺動体13Bの薄肉部18
Aがケース5の開放部21,21Aの位置まで移動して整合
し、スピンドルによって光ディスク4が保持された状態
で設定間隔に配置された光ヘッド、磁気ヘッドが水平移
動して摺動体13Bの薄肉部18A部分から開口部8,9内に水
平に挿入されて、情報の記憶、再生が行われるものであ
る。
以上の光ディスク用カートリッジによれば、光ヘッド
および磁気ヘッドを設定間隔に配置した状態で摺動体13
Bの薄肉部18A部分を通して開口部8,9に挿入できるので
光ヘッドおよび磁気ヘッドを光ディスク4に対し垂直方
向に相対移動させる機構を省略することができ装置の小
型化を図ることができると共に光ヘッドおよび磁気ヘッ
ドの位置精度の向上も図ることができる。さらに上記光
ディスク用カートリッジによれば、上,下ケース1,2の
端縁部11の開口部8,9と対応する箇所にその開口部8,9と
連通する開放部21,21Aを形成し、その端縁部11にレール
23,25を介してシャッター開閉用の摺動体13Bを設けてい
るため、従来のように1mm以下の非常に薄い横桟を形成
する必要がなく製造が容易である上、水平方向に広幅A
に形成した摺動体13Bによって薄肉部構造の強度が高め
られ外力による変形を防止することができ、この変形に
よって光ヘッドと磁気ヘッドの挿通に支障を来たす心配
がなく、さらにまた、このような摺動体13Bによって開
放部21,21Aを十分に補強できるため開放部21,21A周囲の
撓みの発生を防止することもできる。
尚、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、
本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
例えば薄肉部18Aの厚さは設定間隔に配置された記憶再
生ヘッドが挿入可能な範囲で適宜選定すればよい。ま
た、摺動体の水平方向の広幅寸法は開放部を補強できる
範囲で適宜選定すればよい。さらに、光磁気用において
は第1の開口部8に磁気ヘッドを第2の開口部9に光ヘ
ッドを挿入すればよい。
[発明の効果] 以上詳述したように、本発明は両ケースにおける一端
縁の開口部と対応する箇所にその開口部と連通する開放
部を形成するとともにシャッター開閉用の摺動体を水平
方向に幅広に形成して前記開放部を補強するように構成
することにより、装置の小型化およびヘッドの位置精度
の向上を図るとともに、記憶再生ヘッドを挿入可能にす
る薄肉部構造の強度が高められ製造も容易にすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本発明の実施例を示し、第1図は光
ディスク用カートリッジの分解斜視図、第2図は摺動体
の斜視図、第3図はシャッター開放状態における摺動体
と下ケースの関係を示す平断面図、第4図はシャッター
遮蔽状態における摺動体と下ケースの関係を示す平断面
図、第5図乃至第8図は従来例を示し、第5図および第
6図は光ディスク用カートリッジの全体斜視図、第7図
は第6図で示した光ディスク用カートリッジの分解斜視
図、第8図は薄肉部を示す要部の正面図である。 1……上ケース 2……下ケース 4……光ディスク 5……ケース 8……第1の開口部 9……第2の開口部 10……シャッター 11……端縁部(一端縁) 13B……摺動体 18A……薄肉部 23,25……レール

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口部を有する上ケースと下ケースの間に
    光ディスクを回転可能に収納し、前記両ケースの一端縁
    に形成されたレールに沿って摺動体を移動可能に設け、
    この摺動体に前記開口部を開閉するシャッターを設け、
    前記摺動体にはシャッター開放時に前記開口部と対応す
    る箇所に、設定間隔で配置された光ヘッドおよび磁気ヘ
    ッドが挿通可能な薄肉部を段部を介して形成してなる光
    ディスク用カートリッジにおいて、前記両ケースには前
    記一端縁側の開口部と対応する箇所にその開口部に連通
    する開放部を形成するとともに、前記摺動体を水平方向
    に幅広に形成して前記開放部を補強するように構成した
    ことを特徴とする光ディスク用カートリッジ。
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