JPH0459703B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はデイスクカートリツジに係り、特に、
カートリツジケースの両面に開設したスピンドル
孔とヘツド挿入孔を共に開閉するシヤツターの自
動開閉機構に関するものである。

磁気デイスクや光デイスク等のデイスク状記録
媒体は、カートリツジケースに収納された状態で
記録再生装置のデイスクドライブに把持されて回
転し、この回転するデイスク状記録媒体に、磁気
または光学ヘツド等のヘツドで情報を記録再生す
るようになつている。このため、デイスク状記録
媒体を収納するデイスクカートリツジには、ヘツ
ド挿入用のヘツド挿入孔と記録媒体駆動用のスピ
ンドル孔とが開設されている。

ところで、上記ヘツド挿入孔が常時開口してい
ると、デイスクカートリツジの取り扱い時などに
おいて、デイスク状記録媒体の記録面に指等が触
れ、適切な記録再生が不可能になる場合があり、
このため、従来より、記録媒体保護用のシヤツタ
をカートリツジケースに設けたものが提供されて
いる。第１図は、この種のシヤツタ付きデイスク
カートリツジの従来例を示すものであり、１は上
ケース２と下ケース３とから成るカートリツジケ
ース、４はカートリツジケース１内に回転可能に
収納されたデイスク状記録媒体、５はカートリツ
ジケース１の中央に開設されたスピンドル孔、６
はこのスピンドル孔５の近傍に開設されたヘツド
挿入孔、７はシヤツタ、８はシヤツタ５に開設さ
れた開口である。前記シヤツタ７は、通常の非動
作状態では、ヘツド挿入孔６を閉鎖する位置で停
止しているが、デイスクカートリツジが記録再生
装置に装填された状態では、記録再生装置に内蔵
してシヤツタ移動機構（図示せず）によつて矢印
Ａ方向に移動され、これにより、ヘツド挿入孔６
と開口８が一致してヘツド挿入孔６を開口状態に
する。

しかしながら、上述の如き従来構造では、シヤ
ツタ７の開口方向が一方向であるため、第１図の
デイスクカートリツジを裏返して記録再生装置に
装填した場合は、第２図に示す如く、前記シヤツ
タ７は矢印Ａと反対方向の矢印Ｂ方向に移動され
ることによりヘツド挿入孔６を開口状態とする。
従つて、このような両面使用タイプのデイスクカ
ートリツジの場合は、記録再生装置に、互い反対
方向（Ａ，Ｂ方向）にシヤツタ７を移動させるた
めの２組のシヤツタ移動機構が必要となり、記録
再生装置の構造が複雑になるという欠点があつ
た。

さらに、上述した従来構造では、記録媒体駆動
用のスピンドル孔５が常時開放状態にあるため、
このスピンドル孔５からごみやほこり等が浸入す
る惧れがある。このごみやほこり対策は、記録密
度の高い光デイスクや垂直記録用デイスク等にお
いては大きな問題となつており、このため、スピ
ンドル孔５とヘツド挿入孔６を一体とした大きな
孔を開設したデイスクカートリツジも提案されて
いるが、この場合は、カートリツジケース全体に
対する孔の占める面積が広くなるので、強度の点
で不充分なものであつた。

本発明の目的は、上述した従来技術の有する欠
点をなくし、記録再生装置のシヤツタ移動機構を
簡単にでき、しかもデイスク状記録媒体を確実に
保護することが可能なデイスクカートリツジを提
供するにある。

この目的を達成するために、本発明は、スピン
ドル孔とヘツド挿入孔を１つのシヤツタで開閉す
ると共に、該シヤツタをデイスクカートリツジの
挿入方向と直交する左右方向に移動可能とし、こ
のシヤツタと当接可能なスライダを、前記スピン
ドル孔とヘツド挿入孔の中心を結ぶ直線の両側に
それぞれが互いに独立して移動可能に設け、これ
らスライダにシヤツタを閉鎖位置方向へ付勢する
ばね部材をそれぞれ設けたことを特徴とするもの
である。

以下、本発明の実施例を第３図乃至第１５図に
基づいて説明する。

まず、第３図及び第４図により、本発明のデイ
スクカートリツジの概略構成について説明する
と、デイスクカートリツジは、合成樹脂製のカー
トリツジケース１と、このカートリツジケース１
内に回転可能に収納されたデイスク状記録媒体４
と、金属薄板をコ字状に折り曲げて形成したシヤ
ツタ７とで基本的に構成されている。

前記カートリツジケース１は、上ケース２と下
ケース３から成り、これら両ケース２，３を複数
本のネジ（図示せず）を用いて接合することによ
り、記録媒体４やその他の所要構成部品を収容す
る空間が形成される。

第５図は前記下ケース３を内面から見た平面図
であるが、下ケース３の前面と右側下方の一部を
除く周縁には接合用壁９が立設されている。下ケ
ース３の中央部には円形のスピンドル孔５が開設
され、このスピンドル孔５と下ケース３の前面と
の間にはトラツク形状のヘツド挿入孔６が開設さ
れている。下ケース３の前面には、前記接合用壁
９よりも高さが低い案内突部１０が直線状に立設
されており、この案内突部１０の中央には接合用
壁９と同じ高さのストツパ１１が形成されてい
る。さらに、下ケース３の前面の右隅には半円形
のＡ，Ｂ面識別用の切欠部１２が設けてあり、こ
の切欠部１２の左斜め下方には円形の基準ピン挿
入孔１３が開設され、また下ケース３の上方左隅
には、前記基準ピン挿入孔１３と対称位置にトラ
ツク形状の基準ピン挿入孔１４が開設されてい
る。下ケース３の内部には、前記接合用壁９と同
じ高さの隔壁１５が前記スピンドル孔５を中心と
した略円形状に立設され、この隔壁１５の内側に
デイスク状記録媒体４が収納されるようになつて
いる。この隔壁１５の周縁上には複数本のローラ
支軸１６が立設され、また隔壁１５の外側には、
上ケース２と下ケース３を接合するためのネジ孔
１７が複数個設けてある。前記接合用壁９の右側
下方には案内用凹部１８が形成され、この案内用
凹部１８の内側には支持挿入用凹部１９と後述す
る複数本のピンとが立設され、下方左隅の対称位
置にも、これら支軸挿入用凹部１９と複数本のピ
ンが立設されている。

一方、上ケース２は、前記切欠部１２と案内用
凹部１８の位置が下ケース３の場合の対称位置に
設けられているという点を除いて、下ケース３と
同じ形状であり、このため、上ケース２と下ケー
ス３は同じ金型を用いて成形することができる。
すなわち、取り外し可能な中子を金型の左側部分
にはめ込むことにより、左側に切欠部１２と案内
用凹部１８を有する上ケース２を成形でき、反対
に中子を金型の右側部分にはめ込むことにより、
右側に切欠部１２と案内用凹部１８を有する下ケ
ース３を成形でき、このように、本実施例では、
同じ金型を用いて上ケース２と下ケース３を成型
することにより、カートリツジケース１の金型費
を低減している。

前記デイスク状記録媒体４は、両面に光学的情
報を記録した光デイスクから成り、前記両ケース
２，３の隔壁１５の内側に、使用時のみ回転でき
るよう収納されている。すなわち、第７図及び第
８図に示すように、前記案内用凹部１８近傍の支
軸挿入用凹部１９には、くの字状の回転レバー２
０が支軸２１によつて回動自在に支承され、この
回転レバー２０は戻しばね２２によつて図中反時
計回り方向に付勢されている。この戻しばね２２
は、前記支軸挿入用凹部１９近傍の大径のピン２
３に巻設され、その両端が小径のピン２４と前記
回転レバー２０とにそれぞれ弾接されている。前
記回転レバー２０の一端は、前記案内用凹部１８
に摺動自在に嵌合された摺動子２５の下端と当接
しており、また、その他端には回動自在のローラ
２６が設けてある。このローラ２６は前記デイス
ク状記録媒体４の周縁と当接可能であり、一方、
このローラ２６の対角線側に位置する前記２個の
ローラ支軸１６にも、デイスク状記録媒体４の周
縁と当接するローラ２７を支承してある。従つ
て、第７図に示すデイスクカートリツジの非使用
状態においては、デイスク状記録媒体４は、戻し
ばね２２によつて弾性付勢されたローラ２６と、
このローラ２６の対角線側に位置する両ローラ２
７との３点支持により、その動きを規制され回転
しないようになつている。しかしながら、第８図
に示すデイスクカートリツジの使用状態において
は、摺動子２５が記録再生装置内の係合爪部（図
示せず）によつて矢印Ｃ方向へ移動されるので、
回転レバー２０は戻しばね２２の弾発力に抗して
時計回り方向へ回転する。このため、回転レバー
２０に設けたローラ２６はデイスク状記録媒体４
の周縁から離反し、デイスク状記録媒体４は自由
に回転できるようになる。

前記シヤツタ７は、第９図に示すように、ステ
ンレス等の金属薄板をコ字状に折り曲げて形成し
たものであり、このシヤツタ７の前面には挿入孔
２８を開設すると共に、この挿入孔２８の両側を
内方へ折り曲げて、第１の当接部２９と第２の当
接部３０を形成してある。シヤツタ７の上面と下
面は、前記カートリツジケース１のスピンドル孔
５とヘツド挿入孔６を同時に覆うことができる長
さを有しており、これら上下両面には、爪部３１
を折り返し形成すると共に透孔３２を開設してあ
る。

第９図及び第１０図に示すように、前記カート
リツジケース１を構成する上ケース２と下ケース
３の表面には、前記案内突部１０と平行に延びる
ガイド溝３３が設けてある。さらに、両ケース
２，３の外面には、前記ガイド溝３３からカート
リツジケース１の前面に向かつて次第に肉薄とな
る挿入用テーパ部３４が設けてある。前記シヤツ
タ７の爪部３１をこの挿入用テーパ部３４から前
記ガイド溝３３内に挿入することによつて、シヤ
ツタ７はカートリツジケース１に移動可能に取り
付けられ、カートリツジケース１のスピンドル孔
５とヘツド挿入孔６を開閉する。シヤツタ７をカ
ートリツジケース１に取り付けた後、カートリツ
ジケース１の表裏両面には、シヤツタ７の後端の
一部を覆うように細長い押え板３５が貼着される
（第４図及び第９図参照）。この押え板３５によ
り、シヤツタ７の後端側の開きが防止されるた
め、シヤツタ７はカートリツジケース１から外れ
ないよう取り付けられる。

第１１図はシヤツタ７を取り付けたカートリツ
ジケース１の内部構造を示すものであり、前記カ
ートリツジケース１の案内突部１０には、第１の
スライダ３６と第２のスライダ３７がそれぞれ摺
動自在に嵌合されている。これら両スライダ３
６，３７はいずれも滑性の良い合成樹脂材から成
り、第１のスライダ３６は前記ストツパ１１の右
側の案内突部１０上を水平方向に移動し、また第
２のスライダ３７はストツパ１１の左側の案内突
部１０上を水平方向に移動する。また、両スライ
ダ３６，３７の互いの対向面は、前記シヤツタ７
の両当接部２９，３０にそれぞれ当接できるよう
になつており、さらに、両スライダ３６，３７
は、それぞればね部材３８，３８によつてストツ
パ１１と両当接部２９，３０に当接する方向へ付
勢されている。これら、ばね部材３８，３８の一
端は両スライダ３６，３７にそれぞれ掛合され、
他端は、前記案内突部１０の左右両側に設けた支
軸３９，３９にそれぞれ巻設されている。これら
支軸３９，３９には、前記基準ピン挿入孔１３，
１４を開閉するための扇形の開閉板４０，４０が
それぞれ回動自在に支承されており、これら開閉
板４０，４０は、支軸３９，３９に巻設されたば
ね４１，４１によつて基準ピン挿入孔１３，１４
を閉鎖する方向へ付勢されている。また、両開閉
板４０，４０には、前記ばね部材３８，３８の一
部と当接可能な係合突部４２，４２が折り曲げ形
成してある。

デイスクカートリツジの非使用状態において
は、第１１図に示すように、両スライダ３６，３
７がそれぞればね部材３８，３８によつてストツ
パ１１と当接する位置に付勢されているので、シ
ヤツタ７は、スピンドル孔５とヘツド挿入孔６を
閉鎖する位置で停止している。この時、右側の開
閉板４０は、ばね４１に付勢されて基準ピン挿入
孔１３を閉鎖しており、同様に、図示しないが左
側の開閉板４０も基準ピン挿入孔１４を閉鎖して
いる。このように、シヤツタ７は、非使用時はス
ピンドル孔５とヘツド挿入孔６を閉鎖する位置に
保持されているが、スピンドル孔５とヘツド挿入
孔６の中心を結ぶ直線に対して、左右いずれの方
向へも移動可能な構造を有しているため、一方向
への移動機構を有するシヤツタ移動機構でデイス
ク状記録媒体４のＡ，Ｂ両面使用が可能となる。
以下、これを第１２図及び第１３図に基づいて説
明する。

第１３図は記録再生装置に設置したシヤツタ移
動機構の一実施例を示すものであり、デイスクカ
ートリツジの挿入方向に延びる枠体４３には、カ
ム孔４４を開設したカム板４５が斜めに固定され
ている。前記枠体４３には、ガイドレール４６が
枠体４３に沿つて移動可能に取り付けられてお
り、このガイドレール４６には突出部４７を有す
る移動子４８が摺動自在に嵌合され、さらに、こ
の移動子４８に植設したピン４９が前記カム孔４
４内に突出している。

いま、デイスク状記録媒体４のＡ面を使用する
場合に、第１３図に示す如く、デイスクカートリ
ツジが矢印Ｄ方向に移動しつつ記録再生装置に装
填されると、記録再生装置側の移動子４８の突出
部４７が前記シヤツタ７の挿入孔２８に嵌合す
る。この状態で、デイスクカートリツジを矢印Ｄ
方向へさらに移動すると、移動子４８はカム孔４
４に沿つて移動する方向の力を受けるが、この方
向への動きはガイドレール４６によつて拘束され
るので、移動子４８は矢印Ｄと直交する矢印Ｅ方
向に移動する。移動子４８が矢印Ｅ方向へ移動す
ると、第１２図に示すように、移動子４８の突出
部４７と嵌合するシヤツタ７も矢印Ｅ方向へ移動
し、このため、第１のスライダ３６はシヤツタ７
の第１の当接部２９に押されて、案内突部１０上
を矢印Ｅ方向へ移動し、スピンドル孔５とヘツド
挿入孔６を共に開口する。第１のスライダ３６が
矢印Ｅ方向へ移動すると、この第１のスライダ３
６と支軸３９間に掛合されているばね部材３８
は、第１のスライダ３６によつて押圧されて弾性
変形し、この変形過程中に開閉板４０，４０の係
合突部４２と当接して開閉板４０を反時計回り方
向に回転し、基準ピン挿入孔１３を開口する。基
準ピン挿入孔１３が開口すると、この基準ピン挿
入孔１３内に記録再生装置側の基準ピン（図示せ
ず）が挿入され、デイスクカートリツジは所定個
所に位置決めされ、ロード状態に備えられる。こ
の時、ばね部材３８は挿入される基準ピンの右側
まで移動するので、シヤツタ７と開閉板４０の復
帰動作は、ばね部材３８が基準ピンに当接するこ
とによつて阻止され、ロード中にシヤツタ７等が
過つて復帰しないようになつている。

デイスク状記録媒体４のＢ面を使用する場合
は、デイスクカートリツジを裏返して、記録再生
装置に装填する。デイスクカートリツジを裏返す
と、各部材の位置関係は、第１１図に示すＡ面使
用の場合と左右反対になるが、この場合は、前述
したシヤツタ移動機構によつてシヤツタ７が第１
３図の矢印Ｅ方向へ移動すると、第２のスライダ
３７がシヤツタ７の第２の当接部３０に押圧され
て移動し、スピンドル孔５とヘツド挿入孔６を開
口する。第２のスライダ３７を付勢するばね部材
３８や開閉板４０等の動作は、第１２図に示すＡ
面使用時の場合と同じである。このように、デイ
スク状記録媒体４のＡ，Ｂ両面を使用する場合で
も、記録再生装置に設置されたシヤツタ移動機構
は、一方向への移動機構を有するのみでよいた
め、記録再生装置側の構造を簡単にできる。

第１４図及び第１５図は、シヤツタ７と両スラ
イダ３６，３７の係合手段の他の実施例を示すも
のであり、第１４図はその斜視図、第１５図はそ
の平面図である。本実施例では、シヤツタ７の前
面の中央に挿入孔２８を開設し、この挿入孔２８
の両側に第１の当接部５０と第２の当接部５１を
Ｕ字状に切り欠いて形成してある。一方、第１の
スライダ３６と第２のスライダ３７には、カート
リツジケース１の前面に向けて突出するピン５
２，５３をそれぞれ設け、これらピン５２，５３
は前記シヤツタ７の両当接部５０，５１にそれぞ
れ当接できるようになつている。その他の構造
は、前述した第１の実施例と同じである。従つ
て、シヤツタ７が第１５図の右方向に移動する
と、第１のスライダ３６のピン５２がシヤツタ７
によつて押され、案内突部１０上を右方向へ移動
し、反対に、シヤツタ７が左方向に移動すると、
第２のスライダ３７が案内突部１０上を左方向へ
移動する。

なお、上述した各実施例では、デイスク状記録
媒体として光デイスクを用いたものについて説明
したが、本発明は、デイスク状記録媒体として、
ベースフイルムの両面にそれぞれ磁性層を形成し
た磁気デイスクを用いたものにも適用できる。

以上説明したように、本発明によれば、一対の
スライダとこれらスライダを付勢するばね部材と
を利用して、シヤツタを左右いずれの方向へも自
動開閉できるようにしたため、デイスク状記録媒
体の両面を使用する場合でも、記録再生装置側の
シヤツタ移動機構は一方向への移動機構を有する
のみで良く、シヤツタ移動機構の構造を簡単にす
ることができる。また、デイスクカートリツジの
非使用状態においては、シヤツタによつてスピン
ドル孔とヘツド挿入孔が共に閉鎖される構造にな
つているため、カートリツジケース内にごみやほ
こりが浸入しにくくなり、デイスク状記録媒体の
保護に対する信頼性が向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は従来のデイスクカートリツ
ジの正面図と背面図、第３図乃至第１５図は本発
明の実施例を示し、第３図はデイスクカートリツ
ジの正面図、第４図はデイスクカートリツジの平
面図、第５図は下ケースを内面から見た平面図、
第６図はデイスクカートリツジの分解斜視図、第
７図はデイスク状記録媒体とローラの接触状態を
示す拡大平面図、第８図はその非接触状態を示す
拡大平面図、第９図はカートリツジケースにシヤ
ツタを組み込む状態を説明するための斜視図、第
１０図はその断面図、第１１図はシヤツタの閉鎖
状態における拡大平面図、第１２図はシヤツタの
開放状態における拡大平面図、第１３図は記録再
生装置に設置したシヤツタ移動機構の概略平面
図、第１４図は本発明の他の実施例を示すデイス
クカートリツジの部分斜視図、第１５図はその要
部拡大平面図である。 １……カートリツジケース、２……上ケース、
３……下ケース、４……デイスク状記録媒体、５
……スピンドル孔、６……ヘツド挿入孔、７……
シヤツタ、１０……案内突部、１１……ストツ
パ、２８……挿入孔、２９，３０，５０，５１…
…当接部、３３……ガイド溝、３６，３７……ス
ライダ、３８……ばね部材。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 上ケースと下ケースから成り、両面にスピン
   ドル孔とヘツド挿入孔を設けたカートリツジケー
   スと、このカートリツジケースの内部に回転可能
   に収納されたデイスク状記録媒体と、前記スピン
   ドル孔とヘツド挿入孔を共に開閉するシヤツタと
   を備えたデイスクカートリツジにおいて、前記ス
   ピンドル孔とヘツド挿入孔を１つのシヤツタで開
   閉すると共に、該シヤツタをデイスクカートリツ
   ジの挿入方向と直交する左右方向に移動可能と
   し、このシヤツタと当接可能なスライダを、前記
   スピンドル孔とヘツド挿入孔の中心を結ぶ直線の
   両側にそれぞれが互いに独立して移動可能に設
   け、これらスライダにシヤツタを閉鎖位置方向へ
   付勢するばね部材をそれぞれ設けたことを特徴と
   するデイスクカートリツジ。 ２ 特許請求の範囲第１項記載において、前記ス
   ピンドル孔とヘツド挿入孔の中心を結ぶ直線上
   に、前記両スライダと当接可能なストツパを設け
   たことを特徴とするデイスクカートリツジ。 ３ 特許請求の範囲第１項記載において、前記シ
   ヤツタの前面に一対の当接部をカートリツジケー
   スの内方へ折り曲げ形成し、これら当接部と前記
   両スライダを当接可能としたことを特徴とするデ
   イスクカートリツジ。 ４ 特許請求の範囲第１項記載において、前記両
   スライダに突出部をそれぞれ設け、これら突出部
   と前記シヤツタの前面を当接可能としたことを特
   徴とするデイスクカートリツジ。