JP2000090628A - ディスクカ―トリッジ - Google Patents

ディスクカ―トリッジ

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JP2000090628A
JP2000090628A JP11195044A JP19504499A JP2000090628A JP 2000090628 A JP2000090628 A JP 2000090628A JP 11195044 A JP11195044 A JP 11195044A JP 19504499 A JP19504499 A JP 19504499A JP 2000090628 A JP2000090628 A JP 2000090628A
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JP
Japan
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shutter
cartridge
opening
recording
disk
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Pending
Application number
JP11195044A
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English (en)
Inventor
Tetsuhiro Shiomi
鉄洋 塩見
Takuya Niitsu
琢也 新津
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大きな面積を有する領域にカートリッジ支持
部を設け、記録再生装置への安定した装着を図る。 【解決手段】 光ディスク2を収納する媒体収納部11
と光ディスク2の一部を外方に臨ませる開口部15,1
6が設けられたカートリッジ本体5と、媒体収納部11
が設けられた領域内でカートリッジ本体5の主面に沿っ
て回動されて開口部15,16を開閉するシャッタ機構
23と、カートリッジ本体5の媒体収納部11設けられ
た領域外の複数のコーナ部に位置して設けられた記録再
生装置側の位置決め手段によって支持される複数のカー
トリッジ支持部9,40とを備える。カートリッジ本体
11の媒体収納部11が設けられた領域外の複数のコー
ナ部には、比較的大きな領域が確保でき、この領域にカ
ートリッジ支持部が設けられることにより、安定した状
態で記録再生装置への装着が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクや光磁
気ディスク等のディスク状記録媒体を収納し、ディスク
状記録媒体とともに記録及び/又は再生装置に装着され
るディスクカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスクや光磁気ディスク、あ
るいは磁気ディスクを収納し、これらでとともに記録及
び/又は再生装置に装着されるディスクカートリッジが
広く用いられている。
【0003】この種のディスクカートリッジとして、米
国特許第4,510,546号明細書に記載されるよう
なものが知られている。
【0004】この明細書に記載されるディスクカートリ
ッジは、矩形状をなすカートリッジ本体内に情報記録媒
体となるディスクを回転可能に収納している。カートリ
ッジ本体には、収納したディスクの一部を内外周に亘っ
て外方に臨ませる記録及び/又は再生用の開口部が設け
られている。このカートリッジ本体には、カートリッジ
本体の前面に沿って移動して記録及び/又は再生用の開
口部を開閉する断面コ字状をなすシャッタ部材が取り付
けられている。このシャッタ部材は、前面側の両側を除
く中央部分で上記一辺に平行に移動して記録及び/又は
再生用の開口部を開閉するように取り付けられているの
で、矩形状のカートリッジ本体の各コーナ部には、シャ
ッタ部材により覆われることがなく、磁気ディスクも対
向しない領域が設けられる。そこで、この領域に、ディ
スクカートリッジを記録及び/又は再生装置に装着した
とき、記録及び/又は再生装置側に設けられる位置決め
ピンが係合し、あるいは位置決めピンにより支持される
カートリッジ支持部が設けられている。
【0005】また、情報記録媒体としてディスクを収納
したディスクカートリッジとして、米国特許第4,61
4,990号明細書に記載されるようなものが知られて
いる。
【0006】この明細書に記載されるディスクカートリ
ッジも、矩形状をなすカートリッジ本体内にディスクを
回転可能に収納している。カートリッジ本体には、収納
した磁気ディスクの一部を内外周に亘って外方に臨ませ
る記録及び/又は再生用の開口部が設けられている。こ
のディスクカートリッジは、カートリッジ本体の大きさ
に比し大きな記録及び/又は再生用の開口部が設けられ
ている。
【0007】更に、情報記録媒体としてのディスクを収
納したディスクカートリッジとして、米国特許第5,5
70,252号明細書に記載されるようなものが知られ
ている。この明細書に記載されるディスクカートリッジ
は、磁気ディスクを収納したカートリッジ本体の一の側
面に開口部を設け、この開口部を介して磁気ヘッドをカ
ートリッジ内に進入させて磁気ディスクの信号記録領域
が形成された主面に摺設するようにしている。このディ
スクカートリッジにあっては、開口部を開閉するシャッ
タ部材は、カートリッジ本体の側面に沿って移動するよ
うに取り付けられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記米国特
許第4,510,546号明細書に記載されるディスク
カートリッジは、シャッタ部材がカートリッジ本体の前
面に沿って平行に移動して記録及び/又は再生用の開口
部を開閉するものであるので、シャッタ部材が移動する
カートリッジ本体の前面側の両側に、ディスクカートリ
ッジを安定して支持するに足る大きな面積のカートリッ
ジ支持部を設けることが困難であり、安定した状態で記
録及び/又は再生装置に装着することが困難である。
【0009】また、米国特許第4,614,990号明
細書に記載されるディスクカートリッジは、カートリッ
ジ本体の大きさに比し大きな記録及び/又は再生用の開
口部を設けているので、記録及び/又は再生用の開口部
を開閉するシャッタ部材も大型なものとなり、シャッタ
部材は、カートリッジ本体の中央部から一方の側面の近
傍の範囲にまで亘って移動するようにカートリッジ本体
の前面側に取り付けられている。そのため、カートリッ
ジ本体のシャッタ部材が移動する前面側の一方のコーナ
部に、記録及び/又は再生装置側に設けられる位置決め
ピンが係合し、あるいは位置決めピンにより支持される
カートリッジ支持部を設けることができないため、記録
及び/又は再生装置に安定した状態で装着することが困
難である。
【0010】さらに、米国特許第5,570,252号
明細書に記載されるものは、カートリッジ本体の側面に
設けた幅の狭い開口部を介して磁気ヘッドをカートリッ
ジ本体内に挿入するようにしているので、用いる記録及
び/又は再生機構に制約を受けてしまう。このディスク
カートリッジは、光ピックアップ装置を用いる光ディス
クを収納するものに適用することは極めて困難である。
また、シャッタ部材も、幅が狭く、幅に比し長い開口部
を開閉するように構成されているため、幅狭で長尺に形
成されるため、安定した移動操作を行うことが困難であ
る。
【0011】本発明の目的は、大きな面積を有する領域
にカートリッジ支持部を設けることにより、記録及び/
又は再生装置に安定して装着することができるディスク
カートリッジを提供することにある。
【0012】本発明の他の目的は、ディスク状記録媒体
を外方に臨ませる開口部を大きく形成しながら、この開
口部を確実に開閉でき、しかも安定して記録及び/又は
再生装置に装着することができるディスクカートリッジ
を提供することにある。
【0013】本発明の更に他の目的は、記録及び/又は
再生装置への挿入を容易に行うことができるディスクカ
ートリッジを提供することにある。
【0014】本発明の更に他の目的は、カートリッジ本
体に設けられた開口部を開閉するシャッタ部材を安定し
て移動させ、且つシャッタ部材の確実な保護を図ること
ができるディスクカートリッジを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述したような目的を達
成するため、本発明に係るディスクカートリッジは、デ
ィスク状記録媒体を回転可能に収納する円形をなす媒体
収納部とディスク状記録媒体の少なくとも一部を外方に
臨ませる記録及び/又は再生用の開口部とディスク状記
録媒体を回転駆動する回転駆動手段を進入させるための
駆動用開口部とが設けられたカートリッジ本体と、媒体
収納部が設けられた領域内でカートリッジ本体の主面に
沿って回動されて少なくとも記録及び/又は再生用開口
部を開閉するシャッタ部を備えたシャッタ機構と、カー
トリッジ本体の媒体収納部が設けられた領域外の複数の
コーナ部に位置して設けられた記録及び/又は再生装置
側に設けられる位置決め手段によって支持される複数の
カートリッジ支持部とを備える。
【0016】カートリッジ本体の媒体収納部が設けられ
た領域外の複数のコーナ部には、比較的大きな領域が確
保でき、この領域にカートリッジ支持部が設けられるこ
とにより、ディスクカートリッジは、安定した状態で記
録及び/又は再生装置に装着することが可能となる。
【0017】本発明に係るディスクカートリッジを構成
するカートリッジ本体の記録及び/又は再生装置への挿
入側の前面部は、媒体収納部の円弧より大きな半径を有
する一連の円弧状に形成されることにより、前面部の両
側にカートリッジ支持部を設ける大きな領域が確保で
き、しかも、円弧状の前面部を挿入端とすることによ
り、容易に記録及び/又は再生装置に挿入することがで
きる。
【0018】また、カートリッジ本体内の媒体収納部と
カートリッジ本体の前面部により囲まれた領域内にシャ
ッタ機構の開放を規制するロック機構が配設されること
により、シャッタ機構を確実に閉塞位置に保持できる。
媒体収納部とカートリッジ本体の前面部により囲まれた
領域は、比較的大きな空間を構成できるので、シャッタ
機構を確実に保持できるロック機構を容易に構成するこ
とができる。
【0019】更に、本発明に係るディスクカートリッジ
は、シャッタ部材が回動する領域に内壁と外壁が相対向
して配設されてシャッタ部材の進入を許容する空間が設
けられている。シャッタ部材は、カートリッジ本体に設
けた記録及び/又は再生用開口部を開放する位置に回動
されたとき、少なくとも一部が内壁と外壁との間の空間
に収納される。
【0020】更にまた、本発明に係るディスクカートリ
ッジは、ディスク状記録媒体を回転可能に収納する円形
をなす媒体収納部とディスク状記録媒体の少なくとも一
部を外方に臨ませる記録及び/又は再生用の開口部とデ
ィスク状記録媒体を回転駆動する回転駆動手段を進入さ
せるための駆動用開口部とが設けられたカートリッジ本
体と、媒体収納部が設けられた領域内でカートリッジ本
体の主面に沿って回動されて少なくとも記録及び/又は
再生用開口部を開閉する第1のシャッタ部と上記駆動用
開口部を開閉する第2のシャッタ部とを備えたシャッタ
機構と、シャッタ機構の移動する領域に設けれたシャッ
タ機構の少なくとも一部を収納する相対向する内壁と外
壁とから構成されたシャッタ収納部と、このシャッタ収
納部の領域外の位置して設けられた記録及び/又は再生
装置側に設けられる位置決め手段によって支持される複
数のカートリッジ支持部とを備えてる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るディスクカー
トリッジを図面を参照して説明する。
【0022】このディスクカートリッジ1は、ディスク
状記録媒体として、オーディオ情報やビデオ情報などの
情報の再記録を可能となす記録可能型、あるいはオーデ
ィオ情報やビデオ情報などの情報が予め記録された再生
専用型の光ディスク2を収納したものであり、図1及び
図2に示すように、上ハーフ3と下ハーフ4とにより構
成されるカートリッジ本体5内に光ディスク2を回転可
能に収納している。
【0023】カートリッジ本体5に収納される光ディス
ク2は、中心部にセンター孔6が設けられ、このセンタ
ー孔6を閉塞するようにして金属板などの磁性材料で形
成されたハブ7が取り付けられている。この光ディスク
2は、記録及び/又は再生装置側に設けられる回転駆動
機構のディスクテーブルに載置され、ディスクテーブル
側に設けられたマグネットによりハブ7が吸引されるこ
とにより、ディスクテーブルと一体に回転するように装
着される。光ディスク2は、ディスクテーブルに装着さ
れたとき、ディスクテーブルの中心に設けたセンタリン
グ部がセンター孔6に係合することによって、ディスク
テーブルの回転中心に回転中心を一致させるセンタリン
グが図られる。
【0024】光ディスク2を回転可能に収納するカート
リッジ本体5は、図3に示すように、合成樹脂を成形し
て形成した略矩形状に形成された上ハーフ3と下ハーフ
4とを突き合わせ結合して形成される。
【0025】カートリッジ本体5を構成する上ハーフ3
は、周囲にカートリッジ本体5の周壁を構成する立ち上
がり周壁8が形成されている。上ハーフ3の記録及び/
又は再生装置への挿入端とされる前面部3aは、一連に
連続して湾曲された円弧状に形成されている。円弧状に
形成された前面部3aには、略中央に切り欠き部3bが
形成される。この切り欠き部3bは、記録及び/又は再
生装置に設けられた記録再生機構が進入する。上ハーフ
3のの前面部3aは、カートリッジ本体5の前面部とも
なる。上ハーフ3の前面部3aに直交する相対向する側
面は、互いに平行な面とされ、前面部3aに対向する背
面側は、平坦な面として形成されている。このように、
上ハーフ3の記録及び/又は再生装置への挿入端となる
前面部3aが円弧状に形成され、他の面と平坦な面とし
て形成されることにより、記録及び/又は再生装置への
挿入端を外観上容易に認識することができる。また、各
側面を平坦な面とし、全体で矩形状とされた従来広く用
いられているディスクカートリッジとの識別を容易に行
うことができる。
【0026】このディスクカートリッジ1は、図1及び
図2に示すように、カートリッジ本体5の前面部を構成
する上ハーフ3の前面部3aのみを円弧状の面として形
成し、この前面部3aに直交する相対向する側面を直線
的で互いに平行な平坦な面としているので、これら側面
を記録及び/又は再生装置に対する装脱時の挿入ガイド
面とすることができ、安定した記録及び/又は再生装置
側面を実現できる。
【0027】なお、カートリッジ本体5の円弧状の前面
部に対向する背面部も円弧状の面とするようにしてもよ
い。この場合、背面部の円弧は、前面部3aの円弧より
大きくするようにして、ディスクカートリッジ1の前面
側と背面側の識別を行うようにすることが望ましい。
【0028】ディスクカートリッジ1は、記録及び/又
は再生装置への挿入端となる前面部3aのみを円弧状の
面としているので、ディスクカートリッジ1の平面形状
を小さくでき、収納される光ディスク2の大きさに比し
小型化を図ることができ、このディスクカートリッジ1
を用いる記録及び/又は再生装置の小型化を図ることが
できる。
【0029】上ハーフ3の円弧状に形成された前面部3
aと対向する背面側の各コーナ部には、図2及び図3に
示すように、記録及び/又は再生装置側に設けられる位
置決め手段を構成する位置決めピンが係合する筒状に形
成された位置決め部9が設けられている。この位置決め
部9は、先端側を開放端とし、基端部側を上ハーフ3に
よって閉塞された構造とされている。
【0030】上ハーフ3に突き合わせられてカートリッ
ジ本体5を構成する下ハーフ4は、図3に示すように、
記録及び/又は再生装置への挿入端側の前面部4aが上
ハーフ3の前面部3aに比して大きな曲率の円弧状であ
る上ハーフ3の前面部3aを構成する円弧の半径に比し
小さな半径の円弧状に形成されている。なお、下ハーフ
4の前面部4a以外の部分は、上ハーフ3に対応する形
状に形成されている。すなわち、下ハーフ4の前面部4
aに直交する相対向する側面は、互いに平行な面とさ
れ、前面部4aに対向する背面側は、平坦な面として形
成されている。
【0031】下ハーフ4の内方側の主面には、光ディス
ク2を収納する円形のディスク収納部11を構成する円
弧状の収納部形成壁10が一体に立ち上がり形成されて
いる。この収納部形成壁10は、前面部4aと同一の曲
率をもって形成されている。この下ハーフ4の外周囲に
は、上ハーフ3の外周囲に立ち上がり形成したカートリ
ッジ本体5の周壁を構成する立ち上がり周壁8に突き合
わせられる立ち上がり周壁12が形成されている。ま
た、下ハーフ4の背面側の立ち上がり周壁12と収納部
形成壁10とによって囲まれた略三角形状の領域には、
上ハーフ3に設けられた位置決め部9が嵌合する嵌合孔
14が穿設されている。
【0032】この下ハーフ4には、図2及び図3に示す
ように、ディスク収納部11に収納された光ディスク2
の信号記録領域の一部を内外周に亘って外方に臨ませる
とともに光ピックアップ装置などの記録及び/又は再生
手段を臨ませる記録及び/又は再生用の開口部15と、
光ディスク2の中心部に設けたセンター孔6を外方に臨
ませるとともに記録及び/又は再生装置側の回転駆動機
構のターンテーブルを進入させるための駆動用開口部1
6とが形成されている。このディスクカートリッジ1に
あっては、記録及び/又は再生用の開口部15と駆動用
開口部16は、一連に連続して形成されている。
【0033】なお、記録及び/又は再生用の開口部15
と駆動用開口部16とを独立して設けるようにしてもよ
いが、この場合には、各開口部15,16に仕切となる
連結部が設けられることになる。このような連結部が設
けられると、光ディスク2の信号記録領域を走査する光
ピックアップ装置等の記録及び/又は再生機構を光ディ
スク2内周側まで移動させることができなくなり、光デ
ィスク2の記録容量を十分に確保することができなくな
ってしまうので、記録及び/又は再生用の開口部15と
駆動用開口部16は、一連に連続して形成することが望
ましい。
【0034】記録及び/又は再生用の開口部15は、図
3に示すように、ディスク収納部11の中央部近傍から
下ハーフ4の前面部4aに亘って略矩形状に形成されて
いる。この開口部15は、駆動用開口部16に連続さ
れ、下ハーフ4の前面部4a側を開放して形成されてい
る。また、駆動用開口部16は、ディスク収納部11の
中央部に位置して略円形に形成されている。この駆動用
開口部16の内周面側の周囲には、ディスク収納部11
に収納される光ディスク2のセンター孔6の周囲を支持
するディスク支持部16aが形成される。
【0035】カートリッジ本体5は、上述したように下
ハーフ4の前面部3aが上ハーフ3の前面部3aの曲率
より大きな曲率で形成されているため、これら上下ハー
フ3,4を互いに突き合わせたとき、図4に示すよう
に、前面部側のコーナ部に上ハーフ3の前面側のコーナ
部が突出する。上ハーフ3の下ハーフ4から突出した部
分に形成される立ち上がり周壁8は、カートリッジ本体
5の厚さ分に相当する高さに形成されている。
【0036】カートリッジ本体5の前面部に直交する一
方の側面には、図2に示すように、シャッタ開閉部材係
合溝17が設けられている。シャッタ開閉部材係合溝1
7は、上ハーフ3と下ハーフ4とが突き合わされること
により、上ハーフ3の立ち上がり周壁8に形成した溝部
17aと下ハーフ4の立ち上がり周壁12に形成した凹
部17bと突き合わせられて一本の溝として形成され
る。シャッタ開閉部材係合溝17は、ディスクカートリ
ッジ1が記録及び/又は再生装置に挿入された際、記録
及び/又は再生装置側に設けられるシャッタ開閉機構を
構成するシャッタ開閉部材が係合して移動する。シャッ
タ開閉部材係合溝17には、後述するロック部材30の
一部が突出する貫通孔18が穿設されている。
【0037】また、カートリッジ本体5を構成する上ハ
ーフ3の前面部3a側には、下ハーフ4の前面部4aと
同一曲率の内壁19が形成されている。この内壁19
は、上下ハーフ3,4を突き合わせたとき、図4及び図
5に示すように、下ハーフ4側に設けられた円弧状の収
納部形成壁10の外周側に沿って下ハーフ4の内面に突
き合わせられる。そして、上ハーフ3の内壁19と下ハ
ーフ4の周壁10との間には、図4及び図5に示すよう
に、後述するシャッタ機構23の第1のシャッタ部材2
5の開閉動作をガイドするシャッタガイド溝20が形成
される。
【0038】そして、カートリッジ本体5の前面部側の
コーナ部には、図4に示すように、上ハーフ3の立ち上
がり周壁8と内壁19とに囲まれた一対の略三角形状を
なす領域が形成される。カートリッジ本体5に設けられ
るシャッタ開閉部材係合溝17が位置する側の領域に
は、図4に示すように、ロック部材30を回動自在に支
持するための支軸21が突設され、他方の領域には、カ
バー部材38を支持するカバー部材支持突起22が形成
される。
【0039】カートリッジ本体5を構成する下ハーフ4
の底面側には、図4及び図5に示すように、記録及び/
又は再生用の開口部15と駆動用開口部16を開閉する
シャッタ機構23が配置される凹状をなすシャッタ配置
部24が設けられている。シャッタ配置部24は、シャ
ッタ機構23が記録及び/又は再生用の開口部15と駆
動用開口部16を開閉する際に摺動する範囲に亘って形
成されている。
【0040】シャッタ配置部24に配置されるシャッタ
機構23は、記録及び/又は再生用の開口部15を開閉
する第1のシャッタ部材25と、駆動用開口部16を開
閉する第2のシャッタ部材26とにより構成されてい
る。第1のシャッタ部材25と第2のシャッタ部材26
とは、シャッタ配置部24内において同一平面上に配置
されている。なお、シャッタ機構23は、第1のシャッ
タ部材25が主に記録及び/又は再生用の開口部15を
開閉し、第2のシャッタ部材26が主に駆動用開口部1
6を開閉する、例えばいずれか一方のシャッタ部材が、
他方のシャッタ部材が開閉する開口部の一部にかかるよ
うに進入して記録及び/又は再生用の開口部15と駆動
用開口部16とを開閉するものであってもよい。
【0041】第1のシャッタ部材25は、合成樹脂や金
属板によって形成され、図3に示すように、平板状に形
成されたシャッタ部25aと、このシャッタ部25aの
一側に垂直に立ち上がり形成された移動ガイド部25b
と、移動ガイド部25bの一端側から突設された操作部
25cとにより構成されている。第1のシャッタ部材2
5は、図4及び図5に示すように、シャッタ部25aが
下ハーフ4に形成されたシャッタ配置部24に位置さ
せ、移動ガイド部25bと操作部25cとをシャッタガ
イド溝20に位置させてカートリッジ本体5に取り付け
られる。シャッタ部25aは、記録及び/又は再生用の
開口部15を閉塞するに足る大きさを有する略台形状に
形成され、一側に下ハーフ4の前面部4aと同一の曲率
の円弧状部が形成されている。このシャッタ部25a
は、ディスク収納部11の中心を仮想の中心として図4
中矢印A1方向及び矢印A2方向に回動して記録及び/又
は再生用の開口部15を開閉する。
【0042】シャッタ部25aは、円弧状部となされた
一側と対向する側縁が第2のシャッタ部材26と当接す
る。この第2のシャッタ部材26と当接する側縁には、
第2のシャッタ部26の一側と互いに重なり合うオーバ
ーラップ部25eが設けられている。なお、このオーバ
ーラップ部25eは、第2のシャッタ部材26側に設け
てもよい。このシャッタ部25aには、その主面、すな
わちシャッタ配置部24と対向する面側に、シャッタ部
25aの移動位置を規制する軸状のガイド突起27が突
設されている。このガイド突起27は、第2のシャッタ
部材26と当接する一側に面して設けられ、シャッタ部
25aの一部に一定の厚みを保持することによって、第
1のシャッタ部材25と第2のシャッタ部材26とが開
閉動作された際にずれて重なり合わないようにする。
【0043】移動ガイド部25bは、シャッタ部25a
の一側に形成した円弧状部に沿ってシャッタ部25aに
対して略垂直に立ち上がり形成されている。この移動ガ
イド部25bは、シャッタガイド溝20と同一曲率の円
弧状に形成され、シャッタガイド溝20内を図4中矢印
1方向及び矢印A2方向に移動可能に配設される。移動
ガイド部25bは、図2に示すように、シャッタ部25
aの円弧状部よりさらに長くシャッタガイド溝20の一
端近くまで達する長さに形成され、第1のシャッタ部材
25が一定以上図4中矢印A2方向に移動しないように
移動を規制する。また、移動ガイド部25bには、シャ
ッタ機構23が開放された際に、光ピックアップ等の記
録再生機構が進入する凹部25dが設けられる。
【0044】移動ガイド部25bは、図1に示すように
シャッタ機構23が閉塞されている際にはカートリッジ
本体5の前面部に形成された切り欠き部3bを閉塞し、
図8に示すようにシャッタ機構23が開放された際には
凹部25dが切り欠き部3dの位置まで移動して、光デ
ィスク2を外方に対して臨ませる開口を前面部に形成す
る。すなわち、ディスクカートリッジ1は、シャッタ機
構23が閉塞している場合の図2示す高さH1に比し
て、シャッタ機構23が開放された場合の図8に示す高
さH2が低くなるように構成される。ディスクカートリ
ッジ1は、凹部25dを設けることにより、記録及び/
又は再生装置に設けられた記録再生機構を光ディスク2
に対して近接させて移動させることができ、このように
光ディスク2と記録再生機構との距離を縮めることによ
り、このディスクカートリッジ1を用いる記録及び/又
は再生装置の薄型化を達成することができる。
【0045】また、第1のシャッタ部材25に設けられ
る操作部25cは、弾性を有するあるいは可撓性を有す
る部材により形成され、移動ガイド部25bに比して薄
く形成される。この操作部25cは、図4に示すよう
に、移動ガイド部25bと同様にシャッタガイド溝20
内に配設されるとともに、先端部分がシャッタ開閉部材
係合溝17内に突出している。操作部25cは、シャッ
タ開閉部材係合溝17に露出している先端部分に操作用
突部28が形成されている。操作部25cは、操作用突
部28がシャッタ開閉部材係合溝17を移動する記録及
び/又は再生装置側に設けられるシャッタ操作機構のシ
ャッタ開閉部材に係合し、このシャッタ開閉部材により
図4中矢印C1方向に押圧されることにより、シャッタ
開閉部材係合溝17内に引き出される。この操作部25
cの中途部には、シャッタ係止孔29が穿設される。シ
ャッタ係止孔29には、上ハーフ3の立ち上がり周壁8
と内壁19との間に構成された領域に構成された略三角
形状の凹部に配設され支軸21に回動自在に支持された
ロック部材30のロック爪30aが係合する。第1のシ
ャッタ部材25は、操作部25cのシャッタ係止孔29
にロック部材30のロック爪30aが係合することによ
り開閉動作が規制される。
【0046】操作部25cは、弾性を有するあるいは可
撓性を有する部材によって形成されていることにより、
図4に示すように直線及び曲線を組み合わせた形状の導
路を有するシャッタガイド溝20に沿って、変形しなが
ら円滑に移動することができる。
【0047】ロック部材30は、ロック爪30aと、シ
ャッタ開閉部材係合溝17に設けられた貫通孔18から
一部が突出するロック解除レバー30bと、ロック部材
30を図4中矢印D方向、すなわちロック爪30aの先
端をシャッタ係止孔29に係合させる方向に付勢する板
バネ等の弾性体30cとを備えている。
【0048】第2のシャッタ部材26は、図3及び図4
に示すように、第1のシャッタ部材25と同様に、合成
樹脂や薄い金属板によって駆動用開口部16を閉塞する
に大きさを有する略扇形に形成されている。第2のシャ
ッタ部材26は、第1のシャッタ部材25のガイド突起
27が当接し且つ移動する範囲に亘って補強部31が形
成されている。この補強部31は、第1のシャッタ部材
25との接触面積を大きくすることにより、確実に第2
のシャッタ部材26の開閉動作を行えるようにする。第
2のシャッタ部材26には、一端近傍に下ハーフ4に穿
設された係合孔32に係合する係合ピン33が設けられ
ている。第2のシャッタ部材26は、係合ピン33を中
心として図4中矢印B1及び矢印B2方向に移動して駆動
用開口部16を開閉する。
【0049】第2のシャッタ部材26は、図4に示すよ
うに、下ハーフ4の凹部に配設された捻りコイルバネ3
4によって図4中矢印B2方向に回動付勢されている。
捻りコイルバネ34は、係合孔32に挿通され下ハーフ
4の略三角形状の凹部内に突出する係合ピン33が係合
する環状のコイル部34aと、コイル部34aから延長
され且つ弾性を有する第1のアーム部34bとこのアー
ム部34bより長い第2のアーム部34cとにより構成
されている。捻りコイルバネ34は、第2のアーム34
cの先端が下ハーフ4に固定されるとともに、第1のア
ーム部34bが第2のシャッタ部材26の係合ピン33
に隣接して設けられ且つ下ハーフ4に形成された扇型の
長孔35に挿通されて下ハーフ4の略三角形状の凹部内
に突出するコイルバネ押圧ピン36に当接している。
【0050】シャッタ機構23は、図4及び図6に示す
ように、第1のシャッタ部材25と第2のシャッタ部材
26との開閉動作が行われると、シャッタ機構23の表
面に突出されたガイド突起27及び補強部31の位置が
それぞれ変位するので、カートリッジ本体5には、下ハ
ーフ4のガイド突起27と補強部31との位置が変位す
る範囲に亘ってシャッタガイド孔37が形成されてい
る。
【0051】上ハーフ3と下ハーフ4とが突き合わされ
熱溶着法あるいは接着剤を用いて接合されカートリッジ
本体5を形成し、カートリッジ本体5に設けたシャッタ
配置部24にシャッタ機構23が配設されると、カート
リッジ本体5の底面側、すなわち下ハーフ4のシャッタ
配置部24が形成された側にカバー部材38が取り付け
られる。カバー部材38は、記録及び/又は再生用の開
口部15と駆動用開口部16とに該当する部分が切り欠
かれているとともに、上ハーフ3に設けられた位置決め
部9に対応する位置に位置決め部9の開口端を外方に臨
ませる孔部39が形成されている。カバー部材38は、
シャッタ配置部24に配設されたシャッタ機構23を保
持し且つカートリッジ本体5内に塵埃等が侵入すること
を防止する。なお、カバー部材38は、カートリッジ本
体5に接着剤等を用いて取り付けられる。ディスクカー
トリッジ1では、第1の開口として下ハーフ4に記録及
び/又は再生用の開口部15及び駆動用開口部16を、
第2の開口としてカバー部材38に切り欠きを設けて、
光ディスク2の記録領域センター孔6を外方に臨ませる
開口部とされる。
【0052】ところで、従来、広く用いられているディ
スクカートリッジに設けられるシャッタ部材は、カート
リッジ本体の外方側に取り付けられ、カートリッジ本体
の外方側の面に沿って移動するので、シャッタ部材の移
動時に、カートリッジ本体の外方側の面に付着された塵
埃をシャッタ部材の裏面に付着させ、ディスク収納部内
に落としてしまう。
【0053】これに対し、本発明に係るディスクカート
リッジ1は、カートリッジ本体5を構成する下ハーフ4
の外方側の面によって構成させる内壁とこの内壁に重ね
合わせるように配設される外壁を構成するカバー部材3
8との間に構成される収納空間内に第1及び第2のシャ
ッタ部材25,26を配置しているので、これらシャッ
タ部材25,26が移動する際に、カートリッジ本体5
の外方側の面に付着する塵埃をシャッタ部材25,26
に付着させることがない。すなわち、第1及び第2のシ
ャッタ部材25,26は、塵埃が付着しやすいカートリ
ッジ本体5の外方側の面を移動することがなく、実質的
にカートリッジ本体5の内部を移動するので、カートリ
ッジ本体5の外方側の面に付着する塵埃を光ディスク2
が収納されるカートリッジ収納部11内に侵入すること
を確実に防止し、カートリッジ本体5に収納した光ディ
スク2の確実な保護を図ることができる。
【0054】なお、第1及び第2のシャッタ部材25,
26が配置される部分は、カートリッジ本体5の下方側
の主面を構成するので、下ハーフ4とカバー部材38に
よって構成される空間を大きくすることができない。こ
の空間を大きくすると、カートリッジ本体5が厚くなっ
てしまう。本発明に係るディスクカートリッジ1は、上
ハーフ3の内壁19と下ハーフ4の周壁10との間に構
成されるシャッタガイド溝20に沿って移動ガイド部2
5bを移動させてシャッタ部25aを回動するようにし
ているので、シャッタ部25aの回動中心に支軸を設け
る必要がなくなるので、カートリッジ本体5の底部にシ
ャッタ部材25,26を収納する空間を設けてもカート
リッジ本体5の底部を薄くでき、カートリッジ本体5の
厚さを厚くすることもない。
【0055】本発明に係るディスクカートリッジ1は、
図7に示すように、シャッタ配置部24の外側、すなわ
ちシャッタ機構23の移動領域外で且つカートリッジ本
体5の4つのコーナ部に、記録及び/又は再生装置側に
設けられる位置決め手機構を構成する高さ方向と水平方
向の位置決めを図る位置決めピン及び高さ方向の位置決
めを図る高さ位置決めピンによって支持されるカートリ
ッジ支持部40が構成されている。そして、カートリッ
ジ本体5の背面側のコーナ部に構成されたカートリッジ
支持部40には、前述したように、位置決めピンが係合
する位置決め部9が設けられ、カートリッジ本体5の前
面側のコーナ部に設けられたカートリッジ支持部40
は、平坦な面のままとされ、高さ位置決めピンによって
支持される部分となされている。特に、本発明に係るデ
ィスクカートリッジ1は、カートリッジ本体5の記録及
び/又は再生装置への挿入側となる前面部が、下ハーフ
4側に設けられるディスク収納部11の円弧より大きな
半径を有する一連の円弧状に形成されているので、ディ
スク収納部11とカートリッジ本体5の前面部により囲
まれた領域を大きくすることができるので、この大きな
領域を記録及び/又は再生装置側に設けた位置決め支持
機構を構成する高さ位置決めピンによって支持されるカ
ートリッジ支持部40とすることにより、記録及び/又
は再生装置内に設けた高さ位置決めピンによって安定し
た状態で確実に位置決めして支持することができる。
【0056】なお、本発明に係るディスクカートリッジ
1は、光ディスク2を収納するディスク収納部11が構
成される部分にシャッタ部材25,26を収納するため
の空間を構成している。この空間を構成するため、下ハ
ーフ5及びカバー部材38のディスク収納部11に対応
する部分は肉薄に形成されている。また、シャッタ部材
25,26を収納するための空間を構成する部分が押圧
変形されると、この空間が狭められ円滑なシャッタ部材
25,26の移動を保証することができない。
【0057】本発明に係るディスクカートリッジ1は、
カートリッジ本体5の前面部のコーナ部にディスク収納
部11が構成されることがなく、しかも、シャッタ部材
25,26の移動する領域ともならない大きな領域を構
成し、この部分をカートリッジ支持部40としているの
で、シャッタ部材25,26をカートリッジ本体5の底
部に沿って移動するように構成し、更にカートリッジ本
体5の底部にシャッタ部材25,26を収納する空間を
設けても、シャッタ部材25,26の円滑な移動を保証
しながら、記録及び/又は再生装置内に設けた高さ位置
決めピンによって安定した状態で確実に高さ方向の位置
決めを図って支持することができる。
【0058】上述のように構成されたディスクカートリ
ッジ1を記録及び/又は再生装置に挿入され、その後、
記録及び/又は再生装置から排出される場合の動作を図
面を参照して説明する。
【0059】ディスクカートリッジ1は、非使用状態、
すなわち記録及び/又は再生装置内に装着されない保管
状態においては、図4に示すように第1のシャッタ部材
25は主に記録及び/又は再生用の開口部15を閉塞し
た位置に置かれ、第2のシャッタ部材26は主に駆動用
開口部16を閉塞した位置に置かれている。このディス
クカートリッジ1は、ロック部材30のロック爪30a
がシャッタ係止孔29に係合することにより開閉動作が
規制された第1のシャッタ部材25に当接しているた
め、第1及び第2のシャッタ部材25,26は、このロ
ックを解除しない限り移動が規制された状態にある。ま
た、ディスクカートリッジ1は、非使用状態において
は、図2に示すように、第1のシャッタ部材25の移動
ガイド部25bにより、前面部3aに形成された切り欠
き部3bが閉塞されている。
【0060】ディスクカートリッジ1は、記録及び/又
は再生装置に装着された状態において、記録及び/又は
再生装置内に配設された位置決め機構を構成する水平方
向及び高さ方向の装着位置を位置決めする位置決めピン
が位置決め部9に設けた係合孔に係合するとともにこの
位置決め部9の周部を支持し、さらに、高さ位置決めピ
ンがカートリッジ本体5の前面部側の両側のコーナ部に
設けた平坦なカートリッジ支持部40,40を支持する
ことにより、水平方向及び高さ方向の位置決めが図られ
て記録及び/又は再生装置内に装着される。
【0061】ディスクカートリッジ1が記録及び/又は
再生装置に挿入されると、記録及び/又は再生装置側に
設けたシャッタ操作機構のシャッタ開閉部材がカートリ
ッジ本体5の一側に設けたシャッタ開閉部材係合溝17
に係合し、貫通孔18を介してシャッタ開閉部材係合溝
17に突出したロック部材30のロック解除レバー30
bが図4中矢印C1方向に押圧される。ロック部材30
は、支軸21に回動自在に支持されているため、ロック
解除レバー30bが図4中矢印C1方向に押圧されると
ロック爪30aの先端が図4中反矢印D方向に回動して
シャッタ係止孔29から外れる。第1のシャッタ部材2
5は、ロック爪30aの先端がシャッタ係止孔29から
外れると係止状態が解除される。
【0062】ディスクカートリッジ1が更に記録及び/
又は再生装置内に挿入されると、シャッタ開閉部材がシ
ャッタ開閉部材係合溝17を図4中矢印C1方向に更に
移動し、シャッタ開閉部材係合溝17内に突出した第1
のシャッタ部材25の操作部25cに設けた操作用突部
28にシャッタ開閉部材が係合する。操作用突部28が
シャッタ開閉部材に係合されると、操作部25cがシャ
ッタ開閉部材係合溝17内に引き出される。図4に示す
ように、操作部25cがシャッタ開閉部材係合溝17内
に引き出されると、図6及び図8に示すように、第1の
シャッタ部材25が回動されて記録及び/又は再生用の
開口部15が開放される。また、ディスクカートリッジ
1においては、図8に示すように、記録及び/又は再生
用の開口部15が開放されると、移動ガイド部25bに
設けられた凹部15dが記録及び/又は再生装置に設け
られる光ピックアップ等の記録再生機構が進入する切欠
き部3bに位置して、カートリッジ本体5の前面部を開
放する。ディスクカートリッジ1は、切り欠き部3bを
開放することにより光ディスク2に対して記録及び/又
は再生装置の記録再生機構を近接させて進入させること
ができる。
【0063】上述したように、第1のシャッタ部材25
が記録及び/又は再生用の開口部15を開放する方向に
回動されると、第1のシャッタ部材25の回動に伴って
位置を変位させるガイド突起27によって第2のシャッ
タ部材26が捻りコイルバネ34の付勢力に抗して図6
中矢印B1方向に係合ピン33を中心として回動する。
第2のシャッタ部材26は、第1のシャッタ部材25の
回動が規制される位置まで回動されると、図6及び図8
に示すように、駆動用開口部16を開放する。
【0064】ディスクカートリッジ1は、記録及び/又
は再生用の開口部15及び駆動用開口部16が開放され
る位置まで記録及び/又は再生装置内に挿入されると、
上述したように、位置決め機構によって位置決め支持さ
れて記録及び/又は再生装置内のカートリッジ装着部に
装着され、光ディスク2を回転駆動機構のディスクテー
ブル上に装着される。ここで、回転駆動機構を駆動し、
光ディスク2を回転駆動するとともに光ピピックアップ
装置等の記録再生機構を駆動させることによって、光デ
ィスクへの情報信号の記録が行われ、又は光ディスク2
に記録された情報信号の再生が行われる。
【0065】光ディスク2への情報信号の記録が終了
し、あるいは光ディスクに記録された情報信号の再生が
終了した後、ディスクカートリッジ1を記録及び/又は
再生装置からイジェクトするには、イジェクト機構を操
作してシャッタ操作機構のシャッタ開閉部材を図6中矢
印C2方向に移動させると、操作用突部28がシャッタ
開閉部材に押圧操作されて同方向に移動され、第1のシ
ャッタ部材25が記録及び/又は再生用の開口部15を
閉塞する図6中矢印A2方向に回動される。第1のシャ
ッタ部材25が開口部15を閉塞する方向に回動される
と、第2のシャッタ部材26も捻りコイルバネ34の付
勢力を受けて図6中矢印B2方向に回動して駆動用開口
部16を閉塞する。
【0066】第1のシャッタ部材25が図4に示す初期
位置に復帰すると、操作部25cに形成されたシャッタ
係止孔29内にロック部材30のロック爪30aが再度
係合し、記録及び/又は再生用の開口部15を閉塞した
図2及び図4に示す位置に保持される。第1のシャッタ
部材25が開口部15を閉塞した位置に回動されると、
第1のシャッタ部材25に当接する第2のシャッタ部材
26も捻りコイルバネ34の付勢力に抗して係止状態と
なり記録及び/又は再生用の開口部15及び駆動用開口
部16が閉塞状態となる。
【0067】ところで、本発明に係るディスクカートリ
ッジ1に設けられるシャッタ機構23は、第1及び第2
のシャッタ部材25,26により記録及び/又は再生用
の開口部15及び駆動用開口部16を開閉する構成とさ
れている。第1及び第2のシャッタ部材25,26は、
開口部15及び駆動用開口部16を閉塞する位置に回動
されたとき、突き当て部に隙間が発生しないようにオー
バーラップするように構成されている。この例では、第
1のシャッタ部25の一側に、図8に示すように段差部
25aが設けられ、第1及び第2のシャッタ部材25,
26が開口部15及び駆動用開口部16を閉塞する位置
に回動されたとき、図2に示すように、段差部25a上
に第2のシャッタ部材26の一部が重ね合わせられ、開
口部15及び駆動用開口部16を完全に閉塞する。この
ように第1及び第2のシャッタ部材25,26の一部が
オーバーラップして開口部15及び駆動用開口部16が
閉塞されるので、第1及び第2のシャッタ部材25,2
6の突き当て部を介して塵埃がカートリッジ本体5内に
侵入することを確実に防止することができる。
【0068】このディスクカートリッジ1は、記録及び
/又は再生用の開口部15及び駆動用開口部16は、分
割されカートリッジ本体5に主面を構成する底部に沿っ
て回動する第1及び第2のシャッタ部材25,26によ
り開閉されるので、カートリッジ本体5の大きさに比し
大きく形成することができる。すなわち、記録及び/又
は再生用の開口部15及び駆動用開口部16は、カート
リッジ本体の一側面に沿って移動するシャッタ部材によ
り開閉される従来のディスクカートリッジに設けられる
開口部よりも大きなものとすることができるので、対物
レンズを複数備えるような大型の光ピックアップ装置を
備えた記録及び/又は再生装置の記録媒体と用いること
ができる。
【0069】さらに、記録及び/又は再生用の開口部1
5及び駆動用開口部16は、ディスクカートリッジ1の
記録及び/又は再生装置への挿入方向に沿って設けられ
ているので、ディスクカートリッジの挿入方向に沿って
回転駆動機構及び光ピックアップ装置等の記録及び/又
は再生手段を直列に配置した記録及び/又は再生装置に
容易に装着可能な構成とすることがでる。
【0070】また、本発明に係るディスクカートリッジ
1は、記録及び/又は再生装置に対して着脱される方向
に操作部25cが操作されることによって、第1及び第
2のシャッタ部材25,26が連携して開閉動作する。
したがって、記録及び/又は再生装置は、ディスクカー
トリッジ1のシャッタ機構23を開放するためのシャッ
タ開閉部材として、例えば棒状のピンを着脱口に向けて
備えるだけでよく、ディスクカートリッジ1のためのロ
ーディング機構を簡略化することができる。
【0071】さらに、本発明に係るディスクカートリッ
ジ1は、カートリッジ本体5の側面に延設された操作部
25cによってシャッタ機構23の開閉操作が行われる
ので、カートリッジ本体5の前面部の形状がシャッタ機
構23によって制限を受けることがない。したがって、
上述した説明ではカートリッジ本体5の前面部が円弧状
に形成されているとしたが、このカートリッジ本体5の
前面部は、収納する光ディスク2に干渉しない範囲で自
由な形状で形成することができる。
【0072】なお、本発明に係るディスクカートリッジ
1においては、第1のシャッタ部材25のシャッタ部2
5a、移動ガイド部25b及び操作部25cを同一の材
料により一体に形成してもよいし、それぞれを別の材料
によって形成して組み合わせてもよい。また、例えば、
シャッタ部25aと移動ガイド部25bとを同一の材料
により一体に形成し、操作部25cを別の材料によって
形成して組み合わせてもよい。すなわち、第1のシャッ
タ部材25は、シャッタ部25a、移動ガイド部25b
及び操作25cを、それぞれに要求される可撓性や耐久
性等の物理的特性に応じて、適切な材料によって形成す
ることができる。
【0073】さらに、本発明に係るディスクカートリッ
ジ1は、下ハーフ4に記録及び/又は再生開口部15と
駆動用開口部16とが形成されるとしたが、例えば、上
ハーフ3にも同様な開口部を形成し、シャッタ機構23
を上ハーフ3にも設けるようにしてもよい。
【0074】次に、本発明に係るディスクカートリッジ
の他の例を説明する。
【0075】このディスクカートリッジ50は、図9に
示すように、上ハーフ52と下ハーフ53とにより構成
されるカートリッジ本体54内に光ディスク51を回転
可能に収納している。
【0076】カートリッジ本体54に収納される光ディ
スク51は、中心部にセンター孔55が設けられ、この
センター孔55を閉塞するようにして金属板などの磁性
材料で形成されたハブ51aが取り付けられている。こ
の光ディスク51は、記録及び/又は再生装置側に設け
られる回転駆動機構のディスクテーブルに載置され、デ
ィスクテーブル側に設けられたマグネットによりハブ5
1aが吸引されることにより、ディスクテーブルと一体
に回転するように装着される。光ディスク51は、ディ
スクテーブルに装着されたとき、ディスクテーブルの中
心に設けたセンタリング部がセンター孔55に係合する
ことによって、ディスクテーブルの回転中心に回転中心
を一致させるセンタリングが図られる。
【0077】光ディスク51を回転可能に収納するカー
トリッジ本体54は、図9に示すように、合成樹脂を成
形して形成した略矩形状に形成された上ハーフ52と下
ハーフ53とを突き合わせ結合して形成される。
【0078】カートリッジ本体54を構成する上ハーフ
52は、周囲にカートリッジ本体54の周壁を構成する
立ち上がり周壁56が形成されている。上ハーフ52の
記録及び/又は再生装置への挿入端とされる前面部52
aは、一連に連続して湾曲された円弧状に形成されてい
る。この前面部52aは、カートリッジ本体54の前面
部ともなる。上ハーフ52の前面部52aに直交する相
対向する側面は、互いに平行な面とされ、前面部52a
に対向する背面側は、平坦な面として形成されている。
このように、上ハーフ52の記録及び/又は再生装置へ
の挿入端となる前面部52aが円弧状に形成され、他の
面と平坦な面として形成されることにより、記録及び/
又は再生装置への挿入端を外観上容易に認識することが
できる。また、各側面を平坦な面とし、全体で矩形状と
された従来広く用いられているディスクカートリッジと
の識別を容易に行うことができる。
【0079】このディスクカートリッジ50は、カート
リッジ本体54の前面部を構成する上ハーフ52の前面
部52aのみを円弧状の面として形成し、この前面部5
2aに直交する相対向する側面を直線的で互いに平行な
平坦な面としているので、これら側面を記録及び/又は
再生装置に対する装脱時の挿入ガイド面とすることがで
き、安定した記録及び/又は再生装置側面を実現でき
る。
【0080】ディスクカートリッジ50は、記録及び/
又は再生装置への挿入端となる前面部52aのみを円弧
状の面としているので、ディスクカートリッジ50の平
面形状を小さくでき、収納される光ディスク52の大き
さに比し小型化を図ることができ、このディスクカート
リッジ50を用いる記録及び/又は再生装置の小型化を
図ることができる。
【0081】上ハーフ52の円弧状に形成された前面部
52aと対向する背面側の各コーナ部には、図9に示す
ように、記録及び/又は再生装置側に設けられる位置決
め手段を構成する位置決めピンが係合する筒状に形成さ
れた位置決め部57が設けられている。この位置決め部
57は、先端側を開放端とし、基端部側を上ハーフ52
によって閉塞された構造とされている。
【0082】上ハーフ52に突き合わせられてカートリ
ッジ本体54を構成する下ハーフ53は、図9に示すよ
うに、記録及び/又は再生装置への挿入端側の前面部5
3aが上ハーフ52の前面部53aに比して大きな曲率
の円弧状である上ハーフ52aの前面部52aを構成す
る円弧の半径に比し小さな半径の円弧状に形成されてい
る。なお、下ハーフ53の前面部53a以外の部分は、
上ハーフ52に対応する形状に形成されている。すなわ
ち、下ハーフ53の前面部53aに直交する相対向する
側面は、互いに平行な面とされ、前面部53aに対向す
る背面側は、平坦な面として形成されている。
【0083】下ハーフ53にの内方側の主面には、光デ
ィスク51を収納する円形のディスク収納部59を構成
する円弧状の収納部形成壁58が一体に立ち上がり形成
されている。この立ち上がり周壁58は、前面部53a
と同一の曲率をもって形成されている。この下ハーフ5
3の外周囲には、上ハーフ52の外周囲に立ち上がり形
成したカートリッジ本体54の周壁を構成する立ち上が
り周壁56に突き合わせられる立ち上がり周壁60が形
成されている。また、下ハーフ53の背面側の立ち上が
り周壁60と収納部形成壁58とによって囲まれた略三
角形状の領域には、上ハーフ3に設けられた位置決め部
57が嵌合する嵌合孔61が穿設されている。
【0084】この下ハーフ53には、図9に示すよう
に、ディスク収納部59に収納された光ディスク51の
信号記録領域の一部を内外周に亘って外方に臨ませると
ともに光ピックアップ装置などの記録及び/又は再生手
段を臨ませる記録及び/又は再生用の開口部62と、光
ディスク51の中心部に設けたセンター孔55を外方に
臨ませるとともに記録及び/又は再生装置側の回転駆動
機構のターンテーブルを進入させるための駆動用開口部
63とが形成されている。このディスクカートリッジ5
0にあっては、記録及び/又は再生用の開口部62と駆
動用開口部63は、一連に連続して形成されている。
【0085】記録及び/又は再生用の開口部62は、図
9に示すように、ディスク収納部59の中央部近傍から
下ハーフ53前面部53aに亘って略矩形状に形成され
ている。この開口部52は、駆動用開口部63に連続さ
れ、下ハーフ53の前面部53a側を開放して形成され
ている。また、駆動用開口部63は、ディスク収納部5
9の中央部に位置して略円形に形成されている。この駆
動用開口部63の内周面側の周囲には、ディスク収納部
59に収納される光ディスク51のセンター孔55の周
囲を支持するディスク支持部63aが形成される。
【0086】カートリッジ本体54は、上述したように
下ハーフ53の前面部53aが上ハーフ52の前面部5
2aの曲率より大きな曲率で形成されているため、これ
ら上下ハーフ52,53を互いに突き合わせたとき、図
10に示すように、前面部側のコーナ部に上ハーフ52
の前面側のコーナ部が突出する。上ハーフ52の下ハー
フ53から突出した部分に形成される立ち上がり周壁5
6は、カートリッジ本体54の厚さ分に相当する高さに
形成されている。
【0087】カートリッジ本体54の前面部に直交する
一方の側面には、シャッタ開閉部材係合溝64が設けら
れている。シャッタ開閉部材係合溝64は、上ハーフ5
2と下ハーフ53とが突き合わされることにより、上ハ
ーフ52の立ち上がり周壁56に形成した溝部64aと
下ハーフ53の立ち上がり周壁60に形成した凹部64
bと突き合わせられて一本の溝として形成される。シャ
ッタ開閉部材係合溝64は、ディスクカートリッジ50
が記録及び/又は再生装置に挿入された際、記録及び/
又は再生装置側に設けられるシャッタ開閉機構を構成す
るシャッタ開閉部材が係合して移動する。シャッタ開閉
部材係合溝64には、後述するロック部材77の一部が
突出する貫通孔65が穿設されている。
【0088】また、カートリッジ本体54を構成する上
ハーフ52の前面部52a側には、下ハーフ53の前面
部53aと同一曲率の内壁66が形成されている。この
内壁66は、上下ハーフ52,53を突き合わせたと
き、図10及び図11に示すように、下ハーフ53側に
設けられた円弧状の収納部形成壁58の外周側に沿って
下ハーフ53の内面に突き合わせられる。そして、上ハ
ーフ52の内壁66と下ハーフ4の収納部形成周壁58
の間には、図10及び図11に示すように、後述するシ
ャッタ機構69の第1のシャッタ部材71の開閉動作を
ガイドするシャッタガイド溝67が形成される。
【0089】そして、カートリッジ本体54の前面部側
のコーナ部には、図10に示すように、上ハーフ52の
立ち上がり周壁56と内壁66とに囲まれた一対の略三
角形状をなす領域が形成される。カートリッジ本体54
に設けられるシャッタ開閉部材係合溝64が位置する側
の領域には、図10に示すように、ロック部材77を回
動自在に支持するための支軸68が突設される。
【0090】カートリッジ本体54を構成する下ハーフ
53の底面側には、記録及び/又は再生用の開口部62
と駆動用開口部63を開閉するシャッタ機構69が配置
される凹状をなすシャッタ配置部70が設けられてい
る。シャッタ配置部70は、シャッタ機構69が記録及
び/又は再生用の開口部62と駆動用開口部63を開閉
する際に摺動する範囲に亘って形成されている。
【0091】シャッタ配置部70に配置されるシャッタ
機構69は、記録及び/又は再生用の開口部62を開閉
する第1のシャッタ部材71と、駆動用開口部63を開
閉する第2のシャッタ部材72とにより構成されてい
る。第1のシャッタ部材71と第2のシャッタ部材72
とは、回動中心となる端部において重ねられて配設され
るとともに、他の部分がシャッタ配置部70内において
同一平面上に配置される。
【0092】第1のシャッタ部材71は、合成樹脂や金
属板によって形成され、図9に示すように、平板状に形
成されたシャッタ部71aと、このシャッタ部25aの
一側に垂直に立ち上がり形成された移動ガイド部71b
と、移動ガイド部71bの一端側から突設された操作部
71cとにより構成されている。第1のシャッタ部材7
1は、図9及び図10に示すように、シャッタ部71a
が下ハーフ53に形成されたシャッタ配置部70に位置
させ、移動ガイド部71bと操作部71cとをシャッタ
ガイド溝67に位置させてカートリッジ本体54に取り
付けられる。シャッタ部71aは、記録及び/又は再生
用の開口部62を閉塞するに足る大きさを有する略台形
状に形成され、一側に下ハーフ53の前面部53aと同
一の曲率の円弧状部が形成されている。このシャッタ部
71aは、ディスク収納部59の中心を仮想の中心とし
て図10中矢印E1方向及び矢印E2方向に回動して記録
及び/又は再生用の開口部62を開閉する。シャッタ部
71aは、円弧状部となされた一側と対向する側縁にお
いて第2のシャッタ部材72と当接する。
【0093】移動ガイド部71bは、円弧状に形成され
たシャッタ部71aの一側に形成した円弧状部に沿って
シャッタ部71aに対して垂直に立ち上がり形成されて
いる。移動ガイド部71bは、第1のシャッタガイド溝
67と同一曲率の円弧状に形成され、シャッタガイド溝
67内を図10中矢印E1及びE2方向に摺動可能に配設
される。移動ガイド部71bは、図10に示すように、
シャッタ部71aの円弧状部よりもさらに長くシャッタ
ガイド溝67の一端近くまで達する長さに形成され、第
1のシャッタ部材71が一定以上図10中矢印E2方向
に摺動しないように移動を規制する。また、移動ガイド
部71bには、シャッタ機構69が解放された際に、光
ピックアップ等の記録再生機構が進入する凹部71dが
設けられる。
【0094】移動ガイド部71bは、シャッタ機構69
が閉塞されている際にはカートリッジ本体54の前面部
に形成された切り欠き部を閉塞し、シャッタ機構69が
開放された際には凹部71dが切り欠き部の位置まで移
動して、光ディスク51を外方に対して臨ませる開口を
前面部に形成する。ディスクカートリッジ1は、凹部2
5dを設けることにより、記録及び/又は再生装置に設
けられた記録再生機構を光ディスク2に対して近接させ
て移動させることができ、このように光ディスク2と記
録再生機構との距離を縮めることにより、記録及び/又
は再生装置の薄型化を達成することができる。
【0095】また、第1のシャッタ部材71に設けられ
る操作部71cは、弾性を有するあるいは可撓性を有す
る部材により形成され、移動ガイド部71bに比して薄
く形成される。操作部71cは、図10に示すように、
移動ガイド部71bと同様にシャッタガイド溝67に配
設されるとともに、先端部分がシャッタ開閉部材係合溝
64に露出している。操作部71cは、シャッタ開閉部
材係合溝64に露出している先端部分に操作用突部75
が形成されている。操作部71cは、操作用突部75が
シャッタ開閉部材係合溝64を摺動する記録及び/又は
再生装置側に設けられるシャッタ操作機構のシャッタ開
閉部材に係合し、このシャッタ開閉部材により図10中
矢印G1方向に押圧されることにより、シャッタ開閉部
材係合溝64に引き出される。この操作部71cの中途
部には、シャッタ係止孔76が穿設される。シャッタ係
止孔76には、上ハーフ52の立ち上がり周壁56と内
壁66との間に構成された領域に構成された略三角形状
の凹部に配設され支軸68に回動自在に支持されたロッ
ク部材77のロック爪77aが係合する。第1のシャッ
タ部材71は、操作部71cのシャッタ係止孔76にロ
ック部材77のロック爪77aが嵌入されることにより
開閉動作が規制される。
【0096】ロック部材77は、ロック爪77aと、シ
ャッタ開閉部材係合溝64に設けられた貫通孔65から
一部が突出するロック解除レバー77bと、ロック部材
77を図10中矢印H方向、すなわちロック爪77aの
先端をシャッタ係止孔76に嵌入させる方向に付勢する
板バネ等の弾性体77cとを備えている。
【0097】第2のシャッタ部材72は、例えば合成樹
脂や金属材料によって形成されるとともに、駆動用開口
部63を閉塞するに足る幅を有する形状に形成されてい
る。第2のシャッタ部材72は、その主面に、開閉動作
の軌道を案内する動作ガイド溝80に嵌入され、シャッ
タの開閉動作の軌道を規制するピン78が2個形成され
る。
【0098】シャッタ機構69は、第1のシャッタ部材
71と第2のシャッタ部材72とが第1のシャッタ部材
71に設けられた回動用支軸73が、第2のシャッタ部
材72に設けられた回動用長孔74に嵌入されることに
より、一方の動作に他方の動作が連動して開閉可能とさ
れる。また、シャッタ機構69は、回動用孔76が形成
された第2のシャッタ部材72の部分が段差状に形成さ
れている。このため、シャッタ機構69は、シャッタ配
置部70がさらに凹状に形成された摺動部79内に第2
のシャッタ部材72の段差状の部分が配置される。
【0099】上ハーフ52と下ハーフ53とが突き合わ
され熱溶着法あるいは接着剤を用いて接合されカートリ
ッジ本体54を形成し、カートリッジ本体54に設けた
シャッタ配置部70にシャッタ機構69が配設される
と、カートリッジ本体54の底面側、すなわち下ハーフ
53のシャッタ配置部70が形成された側にカバー部材
81が取り付けられる。カバー部材81は、記録及び/
又は再生用の開口部62と駆動用開口部63とに該当す
る部分が切り欠かれているとともに、上ハーフ52に設
けられた位置決め部57に対応する位置に位置決め部5
7の開口端を外方に臨ませる切欠き部81aが形成され
ている。カバー部材81は、シャッタ配置部70に配設
されたシャッタ機構69を保持し且つカートリッジ本体
54内に塵埃等が侵入することを防止する。なお、カバ
ー部材81は、カートリッジ本体54に接着剤等を用い
て取り付けられる。ディスクカートリッジ50では、第
1の開口として下ハーフ53に記録及び/又は再生用の
開口部62及び駆動用開口部63を、第2の開口として
カバー部材81に切り欠きを設けて、光ディスク51の
記録領域センター孔55を外方に臨ませる開口部とされ
る。
【0100】ところで、従来、広く用いられているディ
スクカートリッジに設けられるシャッタ部材は、カート
リッジ本体の外方側に取り付けられ、カートリッジ本体
の外方側の面に沿って移動するので、シャッタ部材の移
動時に、カートリッジ本体の外方側の面に付着された塵
埃をシャッタ部材の裏面に付着させ、ディスク収納部内
に落としてしまう。
【0101】これに対し、本発明に係るディスクカート
リッジ1は、カートリッジ本体54を構成する下ハーフ
53の外方側の面によって構成させる内壁とこの内壁に
重ね合わせるように配設される外壁を構成するカバー部
材81との間に構成される収納空間内に第1及び第2の
シャッタ部材71,72を配置しているので、これらシ
ャッタ部材71,72が移動する際に、カートリッジ本
体5の外方側の面に付着する塵埃をシャッタ部材71,
72に付着させることがない。すなわち、第1及び第2
のシャッタ部材71,72は、塵埃が付着しやすいカー
トリッジ本体54の外方側の面を移動することがなく、
実質的にカートリッジ本体54の内部を移動するので、
カートリッジ本体54の外方側の面に付着する塵埃を光
ディスク51が収納されるカートリッジ収納部59内に
侵入することを確実に防止し、カートリッジ本体54に
収納した光ディスク51の確実な保護を図ることができ
る。
【0102】本発明に係るディスクカートリッジ50
は、図13に示すように、シャッタ配置部70の外側、
すなわちシャッタ機構69の移動領域外で且つカートリ
ッジ本体54の4つのコーナ部に、記録及び/又は再生
装置側に設けられる位置決め手機構を構成する高さ方向
と水平方向の位置決めを図る位置決めピン及び高さ方向
の位置決めを図る高さ位置決めピンによって支持される
カートリッジ支持部82が構成されている。そして、カ
ートリッジ本体54の背面側のコーナ部に構成されたカ
ートリッジ支持部82には、前述したように、位置決め
ピンが係合する位置決め部57が設けられ、カートリッ
ジ本体54の前面側のコーナ部に設けられたカートリッ
ジ支持部82は、平坦な面のままとされ、高さ位置決め
ピンによって支持される部分となされている。特に、本
発明に係るディスクカートリッジ50は、カートリッジ
本体54の記録及び/又は再生装置への挿入側となる前
面部が、下ハーフ53側に設けられるディスク収納部5
9の円弧より大きな半径を有する一連の円弧状に形成さ
れているので、ディスク収納部59とカートリッジ本体
54の前面部により囲まれた領域を大きくすることがで
きるので、この大きな領域を記録及び/又は再生装置側
に設けた位置決め支持機構を構成する高さ位置決めピン
によって支持されるカートリッジ支持部82とすること
により、記録及び/又は再生装置内に設けた高さ位置決
めピンによって安定した状態で確実に位置決めして支持
することができる。
【0103】本発明に係るディスクカートリッジ50
は、カートリッジ本体54の前面部のコーナ部にディス
ク収納部59が構成されることがなく、しかも、シャッ
タ部材71,72の移動する領域ともならない大きな領
域を構成し、この部分をカートリッジ支持部82として
いるので、シャッタ部材71,72をカートリッジ本体
54の底部に沿って移動するように構成し、更にカート
リッジ本体54の底部にシャッタ部材71,72を収納
する空間を設けても、シャッタ部材71,72の円滑な
移動を保証しながら、記録及び/又は再生装置内に設け
た高さ位置決めピンによって安定した状態で確実に高さ
方向の位置決めを図って支持することができる。
【0104】上述のように構成されたディスクカートリ
ッジ50を記録及び/又は再生装置に挿入され、その
後、記録及び/又は再生装置から排出される場合の動作
を図面を参照して説明する。
【0105】ディスクカートリッジ50は、非使用状
態、すなわち記録及び/又は再生装置内に装着されない
保管状態においては、図10に示すように第1のシャッ
タ部材71は主に記録及び/又は再生用の開口部62を
閉塞した位置に置かれ、第2のシャッタ部材72は主に
駆動用開口部63を閉塞した位置に置かれている。この
ディスクカートリッジ50は、ロック部材77のロック
爪77aがシャッタ係止孔76に係合することにより開
閉動作が規制された第1のシャッタ部材71に当接して
いるため、第1及び第2のシャッタ部材71,72は、
このロックを解除しない限り移動が規制された状態にあ
る。
【0106】ディスクカートリッジ50は、記録及び/
又は再生装置に装着された状態において、記録及び/又
は再生装置内に配設された位置決め機構を構成する水平
方向及び高さ方向の装着位置を位置決めする位置決めピ
ンが位置決め部57に設けた係合孔に係合するとともに
この位置決め部57の周部を支持し、さらに、高さ位置
決めピンがカートリッジ本体54の前面部側の両側のコ
ーナ部に設けた平坦なカートリッジ支持部82,82を
支持することにより、水平方向及び高さ方向の位置決め
が図られて記録及び/又は再生装置内に装着される。
【0107】ディスクカートリッジ50は、非使用状
態、すなわち記録及び/又は再生装置内に装填されてい
ない保管状態においては、図10に示すように第1のシ
ャッタ部材71は主に記録及び/又は再生用の開口部6
2を閉塞した位置に置かれ、第2のシャッタ部材72は
主に駆動用開口部63を閉塞した位置に置かれている。
このディスクカートリッジ50は、ロック部材77のロ
ック爪77aがシャッタ係止孔76係合することにより
開閉動作が規制された第1のシャッタ部材71に当接し
ているため、第1及び第2のシャッタ部材71,72
は、このロックを解除しない限り移動が規制された状態
にある。
【0108】ディスクカートリッジ50は、記録及び/
又は再生装置内に挿入された状態において、記録及び/
又は再生装置内に配設された位置決め機構を構成する水
平方向及び高さ方向の装着位置位置決めする位置決めピ
ンが位置決め部57に設けた係合孔に嵌合するととも
に、この位置決め部57の周部を支持し、さらに高さ位
置決めピンがカートリッジ本体54の前面部側の両側の
コーナー部に設けた平坦なカートリッジ支持部82,8
2を支持することにより、水平方向及び高さ方向の位置
決めが図られて記録及び/又は再生装置内に装着され
る。
【0109】記録及び/又は再生装置内に設けたシャッ
タ操作機構のシャッタ開閉部材がカートリッジ本体54
の一側に形成されたシャッタ開閉部材係合溝64に係合
し、貫通孔65を介してロック部材77のロック解除レ
バー77bが図10中矢印G方向に押圧される。ロッ
ク部材77は、支軸68によって回動自在に支持されて
いるため、ロック解除レバー77bが図7中矢印G
向に押圧されるとロック爪77aの先端が図7中反矢印
H方向に回動してシャッタ係止孔76から外れる。第1
のシャッタ部材71は、ロック爪77aの先端がシャッ
タ係止孔76から外れると第1のシャッタ部材71の係
止状態が解除される。
【0110】ディスクカートリッジ50が更に記録及び
/又は再生装置内に挿入されると、シャッタ開閉部材が
シャッタ開閉部材係合溝64を図10中矢印G1方向に
更に移動し、シャッタ開閉部材係合溝64内に突出した
第1のシャッタ部材71の操作部71cに設けた操作用
突部75にシャッタ開閉部材が係合する。操作用突部7
5がシャッタ開閉部材に係合されると、操作部77cが
シャッタ開閉部材係合溝64内に引き出される。図12
に示すように、操作部71cがシャッタ開閉部材係合溝
64に引き出されれると、シャッタ部71aと移動ガイ
ド部71bと回動されて記録及び/又は再生用の開口部
62が開放される。
【0111】ディスクカートリッジ50においては、第
1のシャッタ部材71と第2のシャッタ部材72が、回
動用長孔74に嵌入した回動用支軸73の動きに連動し
て図7中矢印F1方向に回動して駆動用開口部63が開
放される。
【0112】ディスクカートリッジ50は、記録及び/
又は再生用の開口部62及び駆動用開口部63が解放さ
れる位置まで記録及び/又は再生装置内に挿入される
と、上述したように、位置決め機構によって位置決め支
持されて記録及び/又は再生装置内のカートリッジ装着
部に装着され、光ディスク51を回転駆動機構のディス
クテーブル上の装着される。ここで、回転駆動機構を駆
動し、光ディスク51を回転駆動するとともに、光ピッ
クアップ装置等の記録再生機構を駆動させることによっ
て、光ディスク51への情報信号の記録が行われ、又は
光ディスク51に記録された情報信号の再生が行われ
る。
【0113】光ディスク51への情報信号の記録が終了
し、あるいは光ディスク51に記録された情報信号の再
生が終了した後、ディスクカートリッジ50を記録及び
/又は再生装置からイジェクトするには、イジェクト機
構を操作してシャッタ操作機構のシャッタ開閉部材を図
12中矢印G2方向に移動させると、操作用突部75が
シャッタ開閉部材に押圧操作されて同方向に移動され、
第1のシャッタ部材71が記録及び/又は再生用の開口
部62を閉塞する図12中矢印E2方向に回動される。
第1のシャッタ部材71が開口部62を閉塞する方向に
回動されると、第2のシャッタ部材72も回動用長孔7
4嵌入した回動用支軸73に引っ張っられてその動作に
連動して図12中矢印F2方向に回動して駆動用開口部
63を閉塞する。
【0114】第1のシャッタ部材71が図10に示す初
期位置に復帰すると、操作部71cに形成されたシャッ
タ係止孔76内にロック部材77のロック爪77aが再
度係合し、記録及び/又は再生用の開口部62を閉塞し
た図10に示す位置に保持される。第1のシャッタ部材
71が開口部62を閉塞した位置に回動されると、第1
のシャッタ部材25と連動して回動動作する第2のシャ
ッタ部材72も駆動用開口部63を閉塞した位置に保持
され、記録及び/又は再生用の開口部15及び駆動用開
口部16がともに閉塞状態となる。
【0115】
【発明の効果】上述したように、本発明に係るディスク
カートリッジは、カートリッジ本体に設けられた記録媒
体が収納される媒体収納部の領域内でカートリッジ本体
の主面に沿って回動されて少なくとも記録及び/又は再
生用開口部を開閉するシャッタ部を設けながら、カート
リッジ本体の媒体収納部が設けられた領域外の複数のコ
ーナ部に位置して記録及び/又は再生装置側に設けられ
る位置決め手段によって支持される複数のカートリッジ
支持部を設けるようにしているので、シャッタ部の円滑
な移動を保証しながら、安定した状態で正確な位置決め
を図って記録及び/又は再生装置に装着することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスクカートリッジを示す斜視
図である。
【図2】本発明に係るディスクカートリッジをシャッタ
機構が設けられた底面部側から見た斜視図であって、記
録及び/又は再生用の開口及び駆動用開口部がシャッタ
機構によって閉塞された状態を示す。
【図3】上記ディスクカートリッジの分解斜視図であ
る。
【図4】記録及び/又は再生用の開口及び駆動用開口部
が閉塞されている状態を示す上記ディスクカートリッジ
の平面図である。
【図5】上記ディスクカートリッジの縦断面図である。
【図6】記録及び/又は再生用の開口及び駆動用開口部
が開放された状態を示すディスクカートリッジの平面図
である。
【図7】記録及び/又は再生用の開口及び駆動用開口部
が閉塞された状態を示す上記ディスクカートリッジの底
面図である。
【図8】記録及び/又は再生用の開口及び駆動用開口部
が開放された状態を底面側から見た上記ディスクカート
リッジの斜視図である。
【図9】本発明に係るディスクカートリッジの他の例を
示す分解斜視図である。
【図10】記録及び/又は再生用の開口及び駆動用開口
部が閉塞されている状態を示す上記ディスクカートリッ
ジの平面図である。
【図11】上記ディスクカートリッジの縦断面図であ
る。
【図12】記録及び/又は再生用の開口及び駆動用開口
部が開放された状態を示すディスクカートリッジの平面
図である。
【図13】記録及び/又は再生用の開口及び駆動用開口
部が閉塞された状態を示す上記ディスクカートリッジの
底面図である。
【符号の説明】
1 ディスクカートリッジ、 2 光磁気ディスク、
3 上ハーフ、 4下ハーフ、 5 カートリッジ本
体、 11 ディスク収納部、 15 記録及び/又は
再生用の開口部、 16 駆動用開口部、 23 シャ
ッタ機構、 24、 シャッタ配置部、 25 第1の
シャッタ部材、 26 第2のシャッタ部材、 38
カバー部材、 40 カートリッジ支持部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク状記録媒体と、 上記ディスク状記録媒体を回転可能に収納する円形をな
    す媒体収納部と上記ディスク状記録媒体の少なくとも一
    部を外方に臨ませる記録及び/又は再生用の開口部と上
    記ディスク状記録媒体を回転駆動する回転駆動手段を進
    入させるための駆動用開口部とが設けられたカートリッ
    ジ本体と、 上記媒体収納部が設けられた領域内で上記カートリッジ
    本体の主面に沿って回動されて少なくとも上記記録及び
    /又は再生用開口部を開閉するシャッタ部材を備えたシ
    ャッタ機構と、 上記カートリッジ本体の上記媒体収納部が設けられた領
    域外の複数のコーナ部に位置して設けられた記録及び/
    又は再生装置側に設けられる位置決め手段によって支持
    される複数のカートリッジ支持部とを備えてなるディス
    クカートリッジ。
  2. 【請求項2】 上記カートリッジ本体の記録及び/又は
    再生装置への挿入側の前面部が、上記媒体収納部の円弧
    より大きな半径を有する一連の円弧状に形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載のディスクカートリッ
    ジ。
  3. 【請求項3】 上記媒体収納部と上記前面部により囲ま
    れた領域内に位置して上記カートリッジ支持部が設けら
    れたことを特徴とする請求項2記載のディスクカートリ
    ッジ。
  4. 【請求項4】 上記シャッタ機構の開放を規制するロッ
    ク手段が、上記媒体収納部と上記前面部により囲まれた
    領域内に配設されたことを特徴とする請求項2記載のデ
    ィスクカートリッジ。
  5. 【請求項5】 上記媒体収納部の上記シャッタ部材が回
    動する領域は、上記シャッタ部材の進入を許容する空間
    を設けて相対向する内壁と外壁とから構成され、上記シ
    ャッタ部材は、上記記録及び/又は再生用開口部を開放
    する位置に回動されたとき、少なくとも一部が上記内壁
    と外壁との間に収納されることを特徴とする請求項1記
    載のディスクカートリッジ。
  6. 【請求項6】 ディスク状記録媒体と、 上記ディスク状記録媒体を回転可能に収納する円形をな
    す媒体収納部と上記ディスク状記録媒体の少なくとも一
    部を外方に臨ませる記録及び/又は再生用の開口部と上
    記ディスク状記録媒体を回転駆動する回転駆動手段を進
    入させるための駆動用開口部とが設けられたカートリッ
    ジ本体と、 上記媒体収納部が設けられた領域内で上記カートリッジ
    本体の主面に沿って回動されて少なくとも上記記録及び
    /又は再生用開口部を開閉する第1のシャッタ部材と上
    記駆動用開口部を開閉する第2のシャッタ部材とを備え
    たシャッタ機構と、 上記シャッタ機構の移動する領域に設けられた上記シャ
    ッタ機構の少なくとも一部を収納する相対向する内壁と
    外壁とから構成されたシャッタ収納部と、 上記シャッタ収納部の領域外の位置して設けられた記録
    及び/又は再生装置側に設けられる位置決め手段によっ
    て支持される複数のカートリッジ支持部とを備えてなる
    ディスクカートリッジ。
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